ウクライナ戦況

ロシア軍が成功を収める東部戦線、ウクライナ軍は各戦線で後退が続く

侵攻から713日が経過、リマン方面のロシア軍はテルニーまで1.5kmの位置に到達、バフムート方面ではイワニフスキーがピンチで、アウディーイウカ方面では本格的な市街戦が始まり、ドネツク西郊外方面ではノボミハイリフカ周辺の状況が悪化している。

参考:Бахмутское направление: позиционные бои у Часов Яра обстановка по состоянию на 9.00 6 февраля
参考:Хроника специальной военной операции за 5 февраля 2024 года
参考:Мапу оновлено!
参考:Погіршилася ситуація і у Білогорівці (Л)
参考:Ворог активізувався й біля Новомихайлівки
参考:Черговий вкрай тяжкий день на півночі Авдіївки

リマン・クレミンナ方面

リマン・クレミンナ方面では先月10日頃「ウクライナ軍がシロカ・バルカ渓谷方向でロシア軍を押し戻した」と報告されていたが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは28日「敵の強い抵抗に関わらずテルニー方向へ前進した」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも1日「ロシア軍がシロカ・バルカ渓谷方向で前進した」と報告。

出典:リマン・クレミンナ方面の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

さらにDEEP STATEは6日「ロシア軍はテルニー東1.5kmの位置まで前進した」と、RYBARも同様の内容を報告しており、ロシア軍はシロカ・バルカ渓谷沿いにテルニーとヤンポリフカに近づいている。

因みにDEEP STATEは「ビロホリウカの状況も悪化した」「一部の敵を撃退できたが残りの敵が集落への攻撃を続けている」「集落の被害状況を収めた映像が近日中に公開される予定だ」とも報告している。

バフムート方面

RYBARは先月26日「アウディーイウカ方面での戦闘の影響を受けてチャシブ・ヤールに対するロシア軍の攻勢はやや勢いを失っている。ロシア軍はボタニフカの中心部まで前進したものの現在は後退している。但し、ロシア軍はボタニフカ北東郊外を支配し、ボランティア部隊、第200自動車化狙撃旅団、第98空挺師団が攻撃再開の準備を進めている」と報告。

出典:管理人作成 バフムート周辺の戦況(クリックで拡大可能)

さらに「第68戦車連隊、第150自動車化狙撃師団、第4自動車化狙撃師団はクリシェイフカ方向から畑を迂回してイワニフスキーのサドバヤ通りとT-0504が交差する周辺(青丸)に足場を築くことが出来た。イワニフスキーに対する攻勢が成功すれば『隣接する高地』を占領してチャシブ・ヤールへの道を切り開ける。イワニフスキー自体は低地に位置するため戦術的価値は低い」と主張していたが、6日に前線位置を更新した戦況マップを公開。

この中でRYBARは「ボタニフカ方面」と「墓場周辺」の前線位置を後退させ「DEEP STATEが主張する前線位置」とほぼ一致、視覚的に確認されていたロシア軍の前線位置(上記マップの)についても「ウクライナ軍の反撃が成功した」「但し、ウクライナ軍は足場を築くことが出来なかったためグレーゾーンだ」と報告し、ダーチャ付近の支配地域をイワニフスキー方向に広げたロシア軍が「T-0504を越えて北に足場を広げた」と主張している。

出典:管理人作成 バフムート周辺の戦況(クリックで拡大可能)

RYBARの主張は視覚的な証拠によって裏付けられておらず、DEEP STATEもイワニフスキー方面について何も言及していない。そのためRYBARの主張が事実かどうかは今のところ不明だ。

因みにロシア軍がウクライナ軍陣地=を攻撃する様子が登場、そのため「ウクライナ軍がクリシェイフカ方向の線路を越えて西に進んだ」と評価できる。

アウディーイウカ方面

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは5日、危機的なアウディーイウカ方面について「ロシア軍が市内北東部で前進している」「ピソチヌイ・カールヤー湖までウクライナ軍が押し込まれた」「ピソチヌイ・カールヤー湖の東でロシア軍が前進した」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

市内北東部ではロシア軍の足場が目に見える形で拡大、ダーチャとカムヤムカの間のスペースは完全に失われてピソチヌイ・カールヤー湖までロシア軍が南下、ピソチヌイ・カールヤー湖の東でも500mほどロシア軍が前進しており、街を守るウクライナ軍にとっては厳しすぎる結果と言える。

DEEP STATEは6日「軍当局者の発表にも関わらず街の状況は悪化の一途を辿っている。ロシア軍は防衛ラインの亀裂から押し寄せ、コークス工場近くのダーチャに侵入して線路に架かる橋を奪おうとした。現在も戦闘は続いており、敵が前進した場所もあれば我が軍が攻撃を撃退した場所もある。より正確な状況は今後明らかになるだろう。市街地周辺と市内の防衛体制に関する準備については多くの疑問がある。この話題は後ほど取り上げる予定だ」と述べ、実際の状況は現在判明しているものより悪いかもしれない。

ドネツク西郊外方面

ドネツク西郊外方面についてDEEP STATEは「マリンカ周辺でロシア軍が前進した」「ノボミハイリフカ周辺で敵の活動が活発になった」「少なくとノボミハイリフカ南郊外の数ヶ所で攻撃があった」と報告、視覚的にもマリンカの北西=でウクライナ軍がロシア軍戦車を無人機で攻撃する様子、ノボミハイリフカの南西=でロシア軍の装甲部隊を無人機で攻撃する様子が確認された。

出典:ドネツク西郊外周辺の戦況(クリックで拡大可能)

同方面についてRYBARも「マリカンからヘオリフカ方向への前進は困難を極めている」「これは地形の問題と集落の要塞化(2014年~2015年に建設された防御陣地のこと)を考えれば驚くべきことではない」「この方面のロシア軍にとって有望なのはクラスノホリフカ方向とポブジェダ方向への前進だろう」と報告したが、ポブジェダ方向にあるウクライナ軍の陣地を占領した主張。

ノボミハイリフカ周辺、ヴォロディミリフカの北にある採石場、マイキルスキーの北地域でも「ロシア軍の支配地域(黄色斜線の範囲)」を主張し続けているが、これについてはDEEP STATEと主張が食い違っており、視覚的にも主張を裏付ける証拠は登場していない。

関連記事:アウディーイウカは危機的状況、北東市内に侵入したロシア軍が足場を築く
関連記事:ウクライナ侵攻708日目、ロシア軍がリマン方面やドネツク西郊外方面で前進
関連記事:シルスキー大将、東部戦線のシヴェルシク方面とバフムート方面が厳しい

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • kame
    • 2024年 2月 06日

     ジリジリとした攻防が続いてますが、ロシア隣国であるジョージア経由でウクライナ人がC4爆薬を含めた爆発物をロシア国内へと持ち込もうとして逮捕されました。ロシア国内での行動のためだとは思いますが、航空便が再開したりとロシアとの関係が修復しつつあるジョージアにとっては良い迷惑であり、戦争するなら自国でやってくれという感想でしょう。
     ウクライナにとっては悲劇でしょうが、戦争の火種を他国経由で持ち込むような事をしていると、ロシア人と同様に厄介者扱いされると理解したほうが良いでしょうね。
     

    51
      • 匿名
      • 2024年 2月 06日

      非対称戦になってでも継戦の意思がある場合、その手の飛び火は今後避けられないでしょうね。
      またNATO諸国のフォローアップが失敗し、排斥により逆恨みを買う事態になれば、最悪過激派が台頭し、ユーラシア中にテロが波及する可能性があるかも分かりませんね。

      23
      • たむごん
      • 2024年 2月 07日

      情報ありがとうございます、勉強になります。
      こういう事案があれば、在邦ウクライナ人(もちろんロシア人も)に対すしても、一定の警戒は必要になりますね。

      日本国内で、両国の方々(他国の外国人も)が揉めるような事案もあれば、速やかな強制送還を行う事も視野にいれておく必要があります。

      11
        • TKT
        • 2024年 2月 07日

        もともと日本の公安調査庁はアゾフ連隊を過激派のテロリスト団体と紹介していましたから、アメリカからの政治的圧力がなくなれば、すぐに元の体制に戻るかもしれません。

        18
          • たむごん
          • 2024年 2月 07日

          仰る通りと思います。

          3
    • 愛国戦線
    • 2024年 2月 06日

    アウディーイウカ方面が厳しさを増してきた。
    ウ軍の拠点になっていると思われるコークス工場が取られれば、市街地への包囲が完成する。
    開戦以来防衛に尽力してきた精鋭達とはいえ、逃走経路を失ってしまえば他の要衝への転戦は臨むべくもない。また兵器類がまとめて鹵獲される恐れもある。

    22
    • 傍観者
    • 2024年 2月 06日

    ВОЕНКОР МАРАТ ХАЙРУЛЛИН 6日付によると。

    アヴデエフスキー戦線に言及する価値があります。最も重要なことが今日ここで起こっています。
    北東から、第114旅団(これはDPRの前第11連隊である)と第30(サマラ)旅団の戦闘機がアヴデエフスキー採石場(ブルーレイクスとも呼ばれる)から敵の防御を突破し、その地域の市境に入った。ジェレズノドロジニ通りの。私たちはサプロノヴァ通りに到着し、それを北からドネツカヤ通りまでたどり、ジェレズノドロジヌイ橋の位置に到着しました。
    電動ライフルと同時に、ロシア警備隊の第115特殊部隊旅団が市内に入った。これらは市街戦に特化した特殊部隊である。
    全体として見ると、ロシア軍のこの予期せぬ作戦は、アヴデーエフカをその最も狭い地点、つまり鉄道橋から南部戦線に塹壕に陣取った大規模部隊に補給するアヴデーエフカの主要輸送動脈まで事実上遮断したことになる。ヤシノヴァタヤ側)。
    前線の推定によると、10,000人の強力な敵グループがここに定住しました。今、彼女はすでに大釜の中にいる。

    だそうだ。110旅団が包囲されたのかな?

    22
      • kitty
      • 2024年 2月 07日

      翻訳の問題なのかもしれませんが、「電動ライフル」ってなんですかね。
      チェーンガンは確かに電動ですが。

        • 伊怜
        • 2024年 2月 07日

        自動車化ライフル兵が正しい訳で、伝統的な訳は自動車狙撃兵になります。諸外国で言えば機械化歩兵に相当します。
        複雑なロシア語事情による誤訳はよくありそれが根付いているので、どう表記すべきか悩みますね。

        1
          • 伊怜
          • 2024年 2月 07日

          失礼、自動車狙撃兵→自動車化狙撃兵です。
          ついでに追記すると電動ライフル旅団は英訳のMotor Rifle Brigadeを機械翻訳したものですので、英字ソースのものが多いですね。

          1
    • 歴史と貧困
    • 2024年 2月 06日

    12月から続く前線の後退もさることながら、予備兵力の枯渇も、弾薬砲弾の不足も、何一つ改善の目処が立っていないのがウクライナ軍の根本的な問題。
    前線の兵士は生き残りたければ、上官に銃を向けるしかなくなるのではないだろうか。

    27
      • たむごん
      • 2024年 2月 07日

      ベトナムの米軍でも、問題になりましたね。

      ウクライナ軍の前線歩兵の状況は、2年もローテーションなく・ほぼ無給な訳ですから、究極的に考えれば有り得ると思います。

      『自分がやってみろ・お前が行け』社会人の方々ならば、仰るような考え方を、上司に持った経験はあるかと思います。

      12
    • ぱあ
    • 2024年 2月 06日

    宿題と仕事と撤退は計画的に。

    19
    • たむごん
    • 2024年 2月 06日

    (1)アウディーイウカは都市攻略・要塞攻略
    (2)他方面は拠点の無力化と前進

    現状は、上記の違いがあると、雑ですが大まかに解釈しました。
    セオリーで考えれば、ロシア軍の砲火力・弾薬は、アウディーイウカに優先されていると考えています(裏付けのない個人的な意見です)。

    アウディーイウカの攻防戦が一巡した後に、ロシア軍がどこに重点を置くのか注目したいと思います。

    ウクライナ軍が後方に防衛線を構築するのであれば、彼我の兵力差・兵器差によっては、優先的に陣地整備する地域を選ぶ必要があるのではないでしょうか。

    9
    • paxai
    • 2024年 2月 06日

    ロシアは豊富な火力資源を今一つ活かし切れてないように見えるのがなあ。
    砲弾差を活かせる遠距離消耗戦よりも多少無理してでもアウディーイフカを制圧したいのかな?

    2
    • 名無し
    • 2024年 2月 06日

    ウクライナが追加動員で揺れている中淡々とロシアの攻勢が続いている、か…
    もしかしてロシアの被った損害ってそんなに無いのか?ここ最近はずっと攻勢を仕掛けていて消耗していると思うんだけど特に追加の動員の話は聞こえてこないし…
    ウクライナ方面に投入している兵力はウクライナのそれより少なかった記憶があるんだけどな…

    20
      • 無名
      • 2024年 2月 06日

      最初の頃にスペツナズの精鋭とか溶かした話あったけど、東部のの守りやすいとこまで退いたから戦力の大部分はそのままじゃなかったでした?
      ちゃんとローテーションとかしてるそうなんで、経験やらはフィードバック出来てそうですし。

      総兵力はウクライナの方が多いけど、ウクライナは損害言わないんで既に戦線によっては兵力の逆転起きてそうなんですよね。
      まあ、航空優勢無くて、武器も砲弾もロシアのが数十倍って話が出てる時点で推して知るべしでしょうけど。

      24
        • kitty
        • 2024年 2月 07日

        ロシアは特殊部隊が必要になるような精密な戦術はもう使っていませんよね。
        最初こそ「敵国首都に外科的攻撃キリッ」とか華麗な作戦を企図して大コケしましたが、以降は愚直で堅実な作戦行動。

        8
        • 伊怜
        • 2024年 2月 07日

        よく言われるアントノフ空港でも、第45独立親衛特殊任務旅団は損害こそあれど撤退しているので壊滅はしてませんね。
        また最精鋭の特殊作戦軍と第22独立親衛特殊任務旅団は現在進行形で活躍中です。
        大きな損害を受けたのはリマンでの第3独立親衛特殊任務旅団ですかね?

        3
    • ユーリ・レズスキー
    • 2024年 2月 06日

    ウクライナは南部反攻作戦で最初の衝撃力を喪失して陣地戦に移行したあとは数ヶ月でギブアップしましたが、一方ロシアはなんだかんだでジリジリとが押し込み続けてますね。
    なんというかロシアの戦い方はウクライナのゲームチェンジャーのような派手さはありませんが、奇策に頼らず堅実に戦ってますね、とても手強い相手です。

    44
      • 歴史と貧困
      • 2024年 2月 06日

      国力に勝る側は、派手に勝ちたくなるのが普通でしょうが、「手堅く負けない戦い」に徹されれば、国力に劣る側は付け入る隙もないですね。
      メディアの関心惹くための作戦しか出来なかったウクライナ軍と、嘲笑われても愚直に撤退と戦線整理と野戦築城から積み上げていったロシア軍の違いが出ています。
      アリとキリギリスの童話の通りに、夏に無意味な反転攻勢に興じたキリギリスは厳しい冬に力尽き倒れている。冬支度を疎かにしてはいけないのですね。

      44
    • 黒丸
    • 2024年 2月 06日

    ウクライナが保有する大砲の主力は旧ソ連の152㎜?それとも西側援助の155㎜?
    制空権が確保できず砲撃主体になっている状況で砲弾の補給混在と補給不足
    改善はアメリカの大統領選挙結果の影響を受けるとなると
    ウクライナの砲弾補給担当者はすごくつらいだろうなと、同情します。

    アメリカの次の大統領が日米安全保障条約の第5条を守るか明言できるで
    日本の取る国家戦略もだいぶ選択肢が増えてしまうかもしれません

    7
    • 朴秀
    • 2024年 2月 07日

    ここまで包囲されてるのに撤退も降伏もしないんですかね
    素人考えだとこの状況下で粘れる部隊を捨てるのは勿体ない気がしますがウクライナ軍部の考えは違うんですかね

    20
      • Easy
      • 2024年 2月 07日

      ゼレンスキー大統領の命令によりウクライナ国軍に無人機の専門部隊を新たに創設することが発表されました。50万人動員を主張したザルジニーとの差別化ですね。旧ソ連式の人海戦術ではなく、高度な無人機戦術の開発により新たな戦場のゲームチェンジャーとなるそうです。
      なんというか「それが不可能だという欠点を除けば、最高のアイデア」というフレーズが頭をよぎりましたが、とりあえずウクライナはそういう方向で行くようです。

      25
        • TKT
        • 2024年 2月 07日

        ただいくら無人機を増やしても、ロシア軍の妨害電波次第では、無人機からの返事や報告もなくなる、無人機からも無視されるかもしれません。無人機だから人間を信頼できないゼレンスキ―大統領のいう通りに動くとも限らないのです。

        後考えられるのは、AIを搭載した自動運転戦車とか、自動運転装甲車とか、AIに指揮官の人事をさせる、AIやチャットGPTをウクライナ軍の司令官や参謀総長にするとかかもしれませんが、何でもAIに頼ったからと言って、ゼレンスキー大統領の言う通りに動くとも限らないのです。

        AIを搭載した自動運転戦車でもGPSの電波が妨害されれば、突然で止まる可能性があり、AIの参謀総長や司令官でも、聞かれた質問に
        「無理」
        と答える可能性があります。

        9
    • 58式素人
    • 2024年 2月 07日

    ウクライナは砲弾の不足を、当面、ドローンで代用するのでしょう。
    上手く誘導できれば、命中精度の問題はある程度クリアされるのかな。
    そうすると、数も大事ですが、個々のドローンの持ち運ぶ威力も問題では。
    炸薬に限れば、155mm砲弾は6〜7kgだそうです。これくらいは運ばないとですね。
    今時点で多いらしい2.5kgは105mm砲弾相当ですね。もっと威力が必要では。
    砲弾の威力には、弾殻破片の殺傷威力もありますから、適当な入れ物も。
    ロシアのTM-46対戦車地雷が炸薬5.7kgだそうなので、これで代用でしょうか。
    多分、たくさん回収しているでしょうし、実際のところはどうしているのでしょう。
    TM-46の再利用はどこかで記事を見たような憶えもありますが。

    1
    • 桃太郎
    • 2024年 2月 07日

    Newsweekで、端折りますと、アフリカでウクライナがドローン攻撃だってさ。3両の車両を撃破だと。
    あれ、本土はどうなってるんですかね、無敵のウクライナ、全世界にロシア憎しで、やり始めましたね〜

    7
      • kitty
      • 2024年 2月 07日

      見てきましたが、スーダンからの金でロシアの戦費調達を妨害する作戦だとか。
      まー、渡河作戦にブチこまれるよりはマシな作戦ですわな>ウクライナ特殊部隊

      しかし、NewsweekとForbes見てると、まるで東側のマスコミの鏡写しを見ているようです。

      6
        • 桃太郎
        • 2024年 2月 07日

        戦争中の相手国内なら、まぁ分かりますが、アフリカまで手を広げて、でも、それが認められるなら、ロシアもヨーロッパ、アメリカでも、ウクライナに喜捨してる国、全般に攻撃出来ますよね?

        4
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