ウクライナ軍の損傷した戦車や装甲車両の修理問題について「チェコ共和国が受け入れを表明した」と英BBCが報じている。
参考:Czechs offer Ukrainian tank repair shop
このまま戦いを支援する体制が作りが進めばロシア軍をウクライナから追い払うことも夢ではない
ロシア軍と戦っているウクライナでは戦闘で損傷した戦車や装甲車両を修理する国内施設が破壊されてしまい、チェコとウクライナが損傷した車輌の修理について協議を行っていると報じていたが、英BBCは19日「チェコ共和国が受け入れを表明した」と報じている。
英BBCの説明によれば「最初に受け入れるのは損傷したウクライナ軍のT-64で、歩兵戦闘車を含む他の車輌も順次受け入れる」とチェコのチェルノホヴァ国防相が表明、さらにチェコメディアは「スロバキアでも車輌の修理が予定されている」と報じているらしい。
因みに米国のバイデン大統領は「もっと多くの大砲をウクライナに送る」と述べ、オランダのルッテ首相も「装甲車両を含む重装備を提供する予定だ」とTwitterで明かし、フィンランドのサウリニーニスト大統領も「追加の軍事支援を送る」と発表、ルーマニアは「ウクライナへの武器提供を行うのに必要な法改正を急いでいる」と報じられており、英国では「スターストリークを搭載したストーマー装甲車を提供する」という噂まで浮上している
📞: In a call with @ZelenskyyUa the @DefensieMin and I expressed our support as Russia begins a renewed offensive. 🇳🇱 will be sending heavier materiel to 🇺🇦, including armoured vehicles. Along with allies, we are looking into supplying additional heavy materiel.
— Mark Rutte (@MinPres) April 19, 2022
まだウクライナの要求を全てカバーできた訳では無いが、このまま戦いを支援する体制が作りが進めばロシア軍をウクライナから追い払うことも夢ではない。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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T72を修理したらなぜかレオパルド2みたいになって帰ってきたりしてw
チェコもスロバキアもT-72の独自改修型がありますからね。
頼めば爆発反応装甲の追加とFCSの改良位はやってくれそうですが。
ウクライナとチェコ(とフランス)が共同開発したT-72MPがあるから、これに準じた改修なら比較的容易にチェコでできるかも。
鹵獲戦車の簡単な再生はウクライナ国内でできているみたいなので、深刻な損傷だけど修理可能な車両をチェコやスロバキアに送ることになるのではないでしょうか。
修理した車両に供与する車両を混ぜて送り返すこともできますし。
MiG-29の修理もやってくれればと思いますが、スロバキアはロシア人技術者が引き上げてメンテに不安があるらしいので、可能性があるとしたらポーランドでしょうか。
ウクライナ機がポーランドに移動すると問題になりそうなので、ポーランドの人員と予備パーツをウクライナに持ち込めれば…
独メーカーさんは支援の実績欲しくて自社製品の宣伝も望むのでその国外修理で近代化用の物品を支出して輸出用の付加装甲や反応装甲やAPSやRWSを追加して送り返す可能性はゼロではないような気がする
とは言え火砲と射撃統制はどうにもならず根本的には変わらんが防護面はラインメタルのAPS付加するだけでワンチャンが3チャンにはなる
何故か車内ドイツ語表記で重量も60tで、ラインメタル砲になってて、
それでもこれは修理しすぎたT64だと
レオパルド2のようになるはずが、
レオパレス21のようになってしまうという落ちがありませんように・・・
山田くーん、座布団全部下げて。
T-72ならイスラエル製などの近代化キットがありますがT-64はウクライナ製しか無さそうですね。ウクライナにT-64が多いのはウクライナで製造していたからだそうで。T-64の戦闘シーンの動画がありましたが近距離でめちゃめちゃ外してたので、古いものはFCSを更新したいところですが。
書いてから気づいたのですが、T-64の近代化改修はハルキウでやっており、でも今はハルキウでは作業できません。改修のためのパーツや技術者をスロバキアに送って修理という名目で改修をやるのではと思いました。
NATO諸国で修理するのは移送経路が伸びる反面、攻撃のリスクがほぼ無くなるからこれは朗報。
逆にここまでの支援してなぜ戦闘機が供与されないのか不思議だが、やっぱり米報道官が匂わせたように非公式には供与されているんだろうか。
ロシアもチェコ攻撃するわけにいかんしウクライナとしてはかなり助かるのでは。
ロシア側はほとんど直せないと見ていいし、ウクライナ軍が有利?なのかな…チェコはNATO加盟国だっけ?それなら攻撃もできないし
NATOをたてに攻撃出来ないなら流石に支援国に条件が有利過ぎだろうし、チェコが戦争吹っ掛けたような状態でNATOは動かないんじゃないの?
NATOの自動参戦が有効なら巻き込まれたくない国が支援自体反対だって有るだろうし、自国責任の範囲内での活動じゃないかな。NATOの約定みたいなのは見てないけど。
勝手な心配ですが、
T64の水平対向ピストン型式のエンジンは、
世界中で、ハルキウのKMDBでのみ作っているので、
主機の修理はどうするのだろう。ハルキウはまだ半ば囲まれた状態だし。
丸ごと、T72のものと入れ替えになるのかな。
旧ソ連の戦車は、小型化のために機関部が窮屈にできているから、
大変な作業と思うけど、チェコは一級の工業国だし、なんとかなるのかな。
自分も開発国のウクライナ以外は持て余したT-64を修理できるのかちょっと不安に思いました。
まあ修理できるまでの代車で同じ数のT-72を送って、修理が長引きそうだからお詫びにもう一両ずつT-72送りますとかすれば、軍事供与じゃないよとロシアに言い張れますし。
爆発反応装甲はサービスにしておきますね、とか。
第二次大戦のようにハリコフ工場ごと疎開できたら、なんて思いました。
ただ、どこに逃げても巡航ミサイルが飛んで来るご時世なので、旧式戦車のために労力を割く価値があるのかはよくわかりませんが。
2個1で直すのでは?
破損した車両から部材を盛ってくる。
チーフテンも水平対向6気筒エンジン。
よし、イギリスに持っていこう。
ただし、形式が同じだけ、だけど。
そのうち戦車の修理だけでなく、ウクライナ国内で破壊された弾薬等の製造工場を労働者とセットでNATO加盟国内に移転させるといった話が出てくるかもですね。
前にも一度書いたことがあるけれども。
ハルキウのKMDBと旧ハリコフ機関車工場とキーウのアントノフは、
英国のスコットランド辺りに疎開或いは移転した方が良いのでは、と思います。
今後、最悪を考えるとポーランドでは近すぎるとも思えます。
もちろん、工場設備と下請けさん一式及び工場作業員とその家族共で。
また聞きですが、昔ロシア革命の時もウクライナ出身の技術者が英国に多数逃げたとのこと。
捕虜の管理も他国に任せるとか出来ないものか
それこそ日本の役目かと。
えっ?いかなる根拠で?
全く理解出来ない。
ロシアとの隣国なんでせめてカナダかインドあたりだよな
ウクライナの戦車製造・修理の拠点はハリコフのマリシェフ工場だし修理やってる余裕ないよなあ
チェコって戦車の初提供もチェコだしめちゃめちゃやる気あるな
以前の記事にも誰かが書かれていたと思いますけどチェコはプラハの春の一件以降ソ連・ロシアに対して非常に大きな不信感を抱いているのでしょう。
ウクライナが落ちれば明日は我が身に、と思うと流石に支援には積極的になるのでは?
>まだウクライナの要求を全てカバーできた訳では無いが、このまま戦いを支援する体制が作りが進めばロシア軍をウクライナから追い払うことも夢ではない。
少し消極的な結論となっていますが、私にはロシアには負けはあっても、どうあがこうが勝ちはないと考えています。今後しばらく、5/9あたりを目標に激戦が予想されますが、ロシアの兵員数は多くはなく(80個戦術大隊ほど7万5千~8万)、今後、プーチンは本格的に参戦してロシアの銃後で青少年の団体まで大量徴兵しようと躍起になっています。ロシアでは下手に街に出ると、強制徴兵として連れていかれるために、戦々恐々している若者も多いようです。ロシア軍の兵員の士気は高くなく、プーチン支持83%というのもロシア人の本心ではないでしょう。
ルーブル相場が元の水準に戻ったとかで、プーチンが強気で自国の経済力をアピールしていますが、経済無知な大言壮語から来るどうしようもない発言です。いきなり20%の利上げ、今後の国債のデフォルト認定、SWIFTからの排除、海外の資産凍結などはロシア経済を確実に蝕み、外貨は手に入らず徐々に底をついてきます。また戦車、航空機、ミサイルなどの兵器は壊れても、半導体、パーツが手に入らず生産も修理すらおぼつかない状態です。
天王山と呼ばれる激戦の後も戦いは続くでしょうが、ロシアは目に見えて疲弊してくるのは明らかです。その過程で核の恫喝、脅迫もくりかえすでしょうが、ロシアの兵力は規模も衰えて来て、プーチンはもはや聞く耳を持たぬ狂気の独裁者となり果てるでしょう。(要するにイエスマンの側近しか近づけなくなる)あげくプーチンは暗殺されるのではないでしょうか?
ルーブルの対ドルが、開戦前水準に戻ったのは、石油、ガス代金をルーブル払にしたため、ルーブル買い=ドル等外貨がロシアに入る思惑に依るものと言われています。そうであれば、この戦いは長くなるのは必至かと。
やはりメーカーが担うような重整備拠点は隣国にアウトソースする方式に落ち着きましたね。あとは輸送経路を確保できるかという問題ですが(リヴィウ=ブルノ間は500km、キエフ=プラハ間でだいたい1,100kmとそれなりに距離がある)、破損車両が迅速に戦線復帰できる体制が整うといいですね。
MTUだレンクだラインメタルとかのドイツメーカーが出張ってガチャガチャにいじくりまわして
T-72 ドイツ改修型
とかでユーロパワーパックに120mm砲、FCSも増加装甲も・・・