バフムート包囲に向けたロシア軍(ワグナー)の前進は鈍っているように見えるが、バフムト川東部を制圧した露ワグナーは街の北部と南部で攻勢に出ており、アルテモフスキー金属工場とMiG-17モニュメント付近で両軍が激しく交戦しているらしい。
イワニフスキー方面は20日以上も前線に変化がなく、バフムート包囲はまだまだ先の話か?
ゼレンスキー大統領が増援を送り防衛を強化するよう指示したバフムートの状況は一進一退で、バフムート包囲に目立った進展が見られないが、アルテモフスキー金属工場とMiG-17モニュメント付近で両軍が激しく交戦しているらしい。

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
露ワグナーはバフムート北西に位置するドゥボヴォ・ヴァシリフカを解放したと主張したが「包囲網を閉じるための前進」が停滞しており、イワニフスキー方面に至っては2月中旬頃の反撃で押し戻されてから動きがなく、クロモヴェもウクライナ軍が保持出来ているのでバフムートへのアクセスは確保されている。
但し、バフムト川東部を制圧した露ワグナーは市街戦で攻勢に出ており、北部のアルテモフスキー金属工場と南部のMiG-17モニュメント付近で両軍が激しく交戦しているらしい。
特に露ワグナーはアルテモフスキー金属工場の敷地内に侵入したと報告されており、再び血なまぐさい超接近が展開されている可能性が高いが、包囲を閉じるのではなく市街戦でバフムートを制圧する気ならウクライナ軍は敵に相当の出血を強いることが出来るだろう。
兎に角、包囲に不可欠なクロモヴェとイワニフスキーへのワグナー接近をウクライナ軍は阻止し続けており、まだまだバフムートで敵を消耗させ反攻準備のための時間を稼ぐことが出来そうだ。

出典:Сухопутні війська ЗС України
追記:Economist紙は6日「ザルジュニー総司令官が6個旅団で構成された軍団(2万人以上)を3つ編成中だ」と報じ、ポドリャク大統領府顧問も「2ヶ月以内に再編成が完了する」と明かしたたが、シルスキー陸軍司令官も「今は予備戦力を蓄えて反攻を開始するための時間を稼ぐ必要がある」と述べており、反攻時期についても「そう遠くない」と言及した。
関連記事:ウクライナ侵攻380日の戦況、露ワグナーがバフムート北西の拠点解放を発表
関連記事:ウクライナ軍がバフムートに踏みとどまる理由、2ヶ月以内に反攻開始か
※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
バフムト攻略みたいな「もう少しで達成できそうに見えて意外と遠い目標」は人間を駆り立てるんですよね
増してやロシアはここに莫大な犠牲を払っているので尚更という訳ですね
思考回路がパチンカスと相似系なんですよね
あと1万突っ込めば確変引けるッ!状態
こっちで突っ込んだのは万単位の国民ですが
バフムト市街戦で、この状況下で使用が想定されていたクレイモア地雷の餌食になるわけですね。
ウクライナ軍が大量の対人地雷を搬入していた意味が理解できました。
囲んで包囲殲滅するはずが、蟻地獄の地雷原にロシア兵は自殺しに行くのか。顔面穴だらけになって死ぬんだろう。
包囲はできないと判断して血みどろの市街戦ですか。
本当にスターリングラード攻防戦みたくなってきましたね。
ワグナーが国防省とうまくいってないだとか、武器がないだとかって確かな情報なんだろうか。プリゴジンの喋り見てるとプーチン重病説の時の氏のあのわざとらしい机の掴み方とかのあの感じを思い出すし、相当喰えない人間だなという印象が段々強くなってきた。
残念なことに弾薬もらえない問題解決したみたい。
弾薬もらえて感謝の発言があった。
あのままイジメが続いてワグネルがバフムト撤退になったら
バフムトのロシア前線崩壊してプリゴジンの言う通り
ロシア敗退したかもしれないのに残念。
まだまだバフムートには1万超の兵力がいて増援も来るから包囲殲滅は難しいでしょうね。
とはいえ補給と地形の都合上ロシア優位の展開が覆るとは思いませんが。
包囲できずにもたもたしてるうちに、クリミアの方で敵の大攻勢。そっちへの対処のために包囲作戦は中止、ってなったらほんとにクルスクだな。
完全に包囲出来るほどの手駒がないと言うところかね?
余裕があれば完全に二重包囲して連絡線を切れば大きな戦闘をしなくても根を上げる。
結局どちらも余裕がないと言うところだろう。
敢えてひとつだけ逃げ道を残したままにするのも包囲戦のセオリーですから包囲を諦めたわけではないかもしれません。
退路を完全に断ってもウ軍兵士が頑強に抵抗を続けるのはマリウポリなどでロ軍も思い知っているでしょうし。
包囲網を開けておくのは一つの常套手段ですが、ロシアの誤算は包囲を開けてもリマンのロシア軍のように、そこからウクライナ軍が逃走して崩壊する可能性が低い事でしょうね。
だからと言って閉じるのも難しいとなれば、マリウポリの犠牲は、あの時の時間稼ぎだけでなく、ここでも生きてきたことになりますね。
地図上では道はなくても、結構地図に描かれていない農道だらけみたいですから、大砲の射程にはいった場所はそこだけ大砲射程外の農道とおりウクライナ軍は怪我人をバフムトから安全に退避させていますから、地図だけの道封鎖だけだと包囲は無理でしょうね。
マリウポリでも、農道から最終局面のときに徒歩か自転車でマリウポリから逃げたウクライナ軍の四割はロシア軍に見つからずに脱出出来たらしいですから、ロシア軍も完全包囲するのはなかなか大変でしょうね。
超接近戦の市街戦となると、最早両軍にとって地獄でキルゾーン、キルレートといった概念は意味をなさないでしょう。どれだけ出血に耐えられるか、補給が続くかの極限消耗戦ですね。
バハムートの包囲は既に9割方終わっています。マリウポリ・リシチャンシク
と違うのはキエフ中央政府が大量の増援を送り込んでいることで、チャシブ・
ヤールの要塞化と4月以降の攻勢のためでしょう。バハムート周辺の有利な
ポジションは全てロシアが抑えており、補給路も砲撃管制下に入っているので
有利なトレードとは到底思えないのですがね。
ロシアは既にバハムート以降を見据えており、バハムート北西に向けて進軍
しています。何度か言及していますが、次の目標はシベルスク包囲なので、
補給路であるライ・オレクサンドリヴィカ(バハムートの北北西)奪取と、
リマンの最奪還が最優先ですね。
ロシアの冬の大攻勢がなかった(というか欧米が勝手に騒いでいただけ)のは、
単純に30万人の動員兵・7万人の志願兵・数万人のワグネル囚人兵の軍事物資
の充当が間に合っていないのでしょう。いくら工場を24時間フル稼働させても
これだけの人員に完全に軍事物資を行き渡らせるのには、半年以上かかります。
全戦線に充当した部隊から順次投入し、ジワジワ攻勢を強めているのでしょう。
ウクライナの6万人の再編成と、ロシアの動員兵投入が完了する4月〜7月が
CIA のウィリアム・バーンズが言ったように、決戦の時なのかもしれません。
動員兵は訓練せずにそのまま使っているよ
ロシアは現在進行形で既に大攻勢を仕掛けている
それでもこの有様なんよ
訓練せず動員兵を使っている?さすがにそれはありえないでしょう。
大攻勢?どこら辺ででしょうか?管理人さんの戦況図を見ても、
少なくともここ3ヵ月は、ロシアが一貫してジワジワ制圧地域を
広げているのが現実です。
メモリアルデーにあわせた攻勢などよく言われますが、全て欧米が
勝手に予測して、勝手に外しまくっています。
他にも経済制裁でロシアが破綻する、砲弾薬枯渇、半導体枯渇など
全部外しまくってますね。
英国防総省の予測など、もはやロシア憎しのバイアスが
かかり過ぎなのか単なるプロパガンダか、あるいはただのギャグか?
と思ってしまうくらいです。
だから
大攻勢をかけても少ししか進撃できてないじゃん
ほとんど損失しまくってるし
いくつかの地域の攻勢を指してるなら基本的には軍人と囚人兵がメインで大量の動員兵を突撃させてるという話は聞かない
そして完全に失敗してるのはヴレダルくらいで、クレミンナの防衛の成功、クピャンスク方面とバフムートの前進と大体の戦線では失敗してない訳だが、殆ど損失しまくってるというのはどういう意味だ?
たぶんコム氏はバフムトのことを言っているんだと。
少なくとも囚人兵5万の半分が溶けてなくなり
もう半分の囚人兵もどうなっていることやらで損失は甚大。
それに付き合っているロシア軍も芳しくない。
それで進撃はしているけどパットしない眠たい進撃。
ということなんじゃないですかね。
損失についてはわからないが、
少なくとも、ロシア軍がバフムトの攻略に手間取っているということについては間違いないでしょう。
両軍にとって、バフムトの掌握は手段であって目的ではない。
ドンバスの「解放」とやらがロシアにとっての開戦事由であり、
そのドンバス独立勃興の地であるスリャピャンスク攻略のためにはドンバスの突破はロシア軍にとって最低条件。
その最低条件を未だ得られていない時点で、ロシア側の大攻勢は半ば失敗しているとも取れる。
(イジュームを失陥している時点で失敗しているという点は置いておいて)
1日に500人〜1000人損失しています
欧米の予想で外れているものはたくさんありますが、それは未来の不確実性ゆえです。他方でプーチンなどのロシアの言うことは予想ではなくポジショントークばかりです。こういう姿勢が未来を共有したい人類とは思えまえんね。
流石にその理屈じゃ何とでも言えるからどうかと・・・
NATOの事務総長やアメリカ国防省からは1月最終週からロシアの攻勢は始まってたとか。
それらしく見えないのは尽く前身を阻まれて殆ど戦線を動かせなかったからでは。
ロシアが勝ったわ。風呂入ってくると思ったのは1月の末ごろ。多くの屍と共にロシアが前進しているがもう3月の中旬である。
もうそろそろ雪解けが始まり、またぬかるんでくるだろう。
ロシアのワグナーはヘルソン周辺でもタフさを見せたし、今度は補給のボトルネックがない(ついでを言えばロシアでの立場も危うい)ので、ウクライナ軍はワグナーの部隊を後退させるにも大きな労力が必要だろう。
バフムトの戦いは、月末までに両軍ともにプッシュをかけまくってより激しい戦いになるのではないか。
ワグナーは数でゴリ押し兵士使い捨てだけど
そろそろ限界だろ
ワグナーは兵力を頼りにされてるんだろうけど、バフムートで相当の損失を出してしかも囚人兵募集やめましたとか言ってるけど、
今後大して影響力なくなってしまうんでないの
結局後方連絡線が脅かされてる=軍事学上の包囲が成立してる状態だからロシア側がこれ以上両翼を押し上げる意味は薄いし市街の制圧に乗り出してきたのはまあ妥当か
もちろん完全な遮断が出来ればその方がよかっただろうけどね
半年続いたバフムートもいよいよ最終局面だなあ
そんなことを言いつつもう半月経ちました。
あれ、ドツボにはまってね…?
時間をかけて包囲を閉じるにも水浸しの地面では機甲部隊も歩兵も動けないし、このままだと4月まで「補給のあるマリウポリ」と戦う事になってしまうぞ…?
そうですね。
でもヤヒドネあたりでは泥に這いつくばってワグネル歩兵が
頑張って攻勢をかけているそうですよ。
攻勢成功の報はないですけど。
出来ないんじゃない、やらないんだ(ドヤ
包囲中に後背を脅かされてはたまりませんからな。市内に支配地域を広げてそこを防衛線としたいのでしよう。
ロシアとしてはクレミンナ保持とバフムト奪取はセットでなければ意味がなく、ウクライナの予備戦力が実はクレミンナを指向するのではないかという疑いに備えて
ての行動かも。
ウクライナ軍参謀本部はバフムトの死守が可能と主張していますが、NATO軍の方はすでに数日以内に陥落の可能性があると予想していたわけで、ロシア軍の方ももはや道路を遮断して包囲しなくても、バフムトを完全占領できると判断しているのでしょう。
バフムト川は第5小学校だかですでに渡河に成功し、橋頭堡になっているといわれ、北はすでにアルテモフスキー工場内の銃撃戦、白兵戦、クロース・クウォーター・コンバットCQCで、ウクライナ軍は味方の誤射の恐れのある砲撃も難しいでしょう。南はMiG-17の記念碑だとか、給油所で戦闘中ということは、イワニフスキーへ続くT0504号線道路も使えないということです。
MiG-17の記念碑付近を制圧した後は、おそらくT0504号線道路沿いに北上して、北の団地の集合住宅へ向かうでしょう。バフムト川東岸には精鋭であるロシア空挺軍の部隊と機械化旅団が集合していると言います。おそらくとどめのダメ押しのための予備ではないでしょうか。
ウクライナ軍は18個旅団を編成中といいますが、イギリスのウォレス国防相は、NATOの首脳が自国の戦車の保管状況を把握していないといっており、ウクライナ軍の部隊編成はNATOに支援が頼りであり、NATOの支援が計画通り、予定通りにいかなければ、ウクライナ軍の部隊編成、反撃作戦も結局計画通り、予定通りにはいかなくなるのです。
あーはいはいw
ロシア優勢ではあるけど、これが2月大攻勢の結果だとしたら、ウクライナ側も踏ん張ったと言えるかも。
問題は、ウクライナの反撃が本当に計画通りに行くのかどうか。
NATOの足並みも揃っていない気がします。
補給遮断されて数日で落ちるとずっと言われてるあと少しの包囲をいつまでも閉じられないって、実はロシアはかなり厳しいのでは
全力で走らせてバテてる馬にさらに鞭入れようとしてる
ロシアが攻勢を続けられるのは弾薬使いまくってるおかげで、
その弾薬もイラン北朝鮮の備蓄余剰分が尽きれば純粋に生産分だけしか使えなくなるだろうし
バフムトは地下要塞化してるっていうし、地上の連絡路だけじゃなく、郊外との地下連絡路はおそらく健在。
補給をしゃだんしていた地下に潜伏したマリウポリですら、落とすのに、ロシアは相当苦労している。
包囲しただけでは攻略をできないとロシア軍は判断したのでは?
休坑道だと記録にはほとんど残ってないだろうから、その追跡は困難を極めるだろうし
郊外の農道からウクライナ軍兵士脱出させているのを映像にだしているから、農作業用の耕運機運搬するように農民がつくったでかい舗装されていない地図には存在しない道がいくつもあるでしょ。
バフムトの一番の包囲されていない場所あたりはバフムトの墓場地帯ですし、地図には乗っていない遺体搬送するための道はあるはずですしね。
あれっ?今日のブログ更新はお休み?