ウクライナ侵攻から380日目を経過、露ワグネルはバフムート北西に位置するドゥボヴォ・ヴァシリフカを解放したと発表、バフムート市内では北地区から中心部に侵入を試みるワグネルとウクライナ軍が激しく交戦しているらしい。
参考:Враг не оставляет попыток окружить Бахмут – сводка
バフムート市内の戦いに関する情報は少なく戦況は不明だが、市内で激しい戦闘が起きていると言われている
露ワグネルはバフムート北西に位置するドゥボヴォ・ヴァシリフカを解放(リンク)したと発表、市内の戦いは「北地区から中心部に侵入を試みるワグネルとウクライナ軍が激しく交戦している」と報告されており、ロシア軍に破壊されたクロモヴェ南の橋は機能を回復して再び通行が可能(リンク)になった。
但し、チャシブ・ヤールから00506ルートで直接バフムートには移動するのは難しく、迂回してクロモヴェに向かう必要がある。
ウクライナ参謀本部は「ザリズニャンスキー、オリホヴォ・ヴァシリフカ、ドゥボヴォ・ヴァシリフカ、イワニフスキー、バフムートでロシア軍の攻撃を撃退した。敵はバフムートを包囲する試みを諦めない」と発表しており、ドゥボヴォ・ヴァシリフカを失ったとは認めていない。
因みに大損害を被った第155海軍歩兵旅団と交換される可能性が高い第136独立親衛自動車化狙撃旅団が「もっと弾薬が欲しい」と訴えており、戦争研究所(ISW)は「ロシア軍が再びヴーレダーを攻撃する準備を進めている」と指摘しているが、ロシア軍はバフムートへの砲弾供給を優先しているので「仮に攻撃を再開しても成功する可能性は低い」とも述べている。
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※アイキャッチ画像の出典:Оркестр Вагнера | Wagner
ロシア軍がバフムトの川の渡河作戦に成功して、川沿いのバフムトの第5小学校辺りでウクライナ軍と激突しているのは気がかりだ。川が一番防衛ラインとしてはよいですからね。この防衛ライン突破されるとこれ以上の防衛ラインは引けない。
ロシア軍は破損した歩道橋を渡ってきたみたいなので、渡れても少数の歩兵部隊かと思います。
解放おめでとうございます。直接戦闘でも時間の問題でしょうが、兵糧攻めでも良いのではないでしょうか。
おそらく今、ボダ二フカやオリホヴォ・ヴァシリフカ、ドゥボヴォ・ヴァシリフカのあたりで行われている戦闘が、ウクライナ軍の戦略予備の部隊、旅団を投入した救出作戦、解囲作戦なのかもしれません。
もちろんロシア軍や、ワグネル社の部隊は、それを全力で阻止しようとして、この方面に兵力を集中させているわけです。精鋭と呼ばれるのは、偵察隊、ラズヴェートカを集めた部隊とも言われます。
またバフムト中心市街の東側、バトムツカ川の東岸にもやはり精鋭と呼ばれる空挺軍の部隊、それを支援すると思われる機械化旅団を移動させているとも言われます。おそらく第5小学校だとかのあたりから、中心市街、そして地下坑道陣地に対する最後の突入制圧作戦、太平洋戦争のアメリカ海兵隊でいう
「ブロートーチと栓抜き戦法」
日本軍がいう
「馬乗り作戦」
を準備しているのかもしれません。
クロモヴェの橋は応急的に修理されたとはいっても、すぐ北にすでにロシア軍が迫っていて、橋を通ろうとすればロシア軍から猛烈な銃撃や砲撃を受けるのは必至です。
ワグナーとか言うなろう系組織