ウクライナ戦況

侵攻836日目、ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区中心で軍旗を掲げる

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは8日夜「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区(カナル地区)の修理工場一帯と南のアパート群を占領した」と、RYBARも「ロシア軍がカナル地区で大きく前進した」「ロシア軍が修理工場に隣接したアパートに軍旗を掲げた」と報告した。

参考:Мапу оновлено!
参考:Бахмутское направление: продвижение в Часовом Яре обстановка по состоянию на 16:00 8 июня 2024 года

チャシブ・ヤール市内(カナル地区)に取り付いたロシア軍は足場を拡大させている

DEEP STATEは7日夜に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がカナル地区の東と南で支配地域を広げた」と報告、視覚的にもウクライナ軍がカナル地区の東=でロシア軍を攻撃する様子が登場したため、DEEP STATEの主張を裏付けている格好だが、カナル地区の修理工場付近=の建物に侵入するロシア軍の様子も登場。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ロシア軍兵士は抵抗を受けることなくの建物に東方向のアパートから侵入しており、周辺で戦闘が起こっている様子もないため、カナル地区の前線位置はDEEP STATEやRYBARが報告しているよりも西に移動している可能性が高いと予想された。

DEEP STATEは8日夜に更新された戦況マップの中で「ロシア軍がカナル地区の修理工場一帯を占領した」「ロシア軍がカナル地区の南のアパート群を占領した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「数ヶ月間に渡る激しい戦闘を経てロシア軍はカナル地区で大きく前進した」「ロシア軍が修理工場に隣接したアパートに軍旗を掲げる様子も確認されたため、この一帯をロシア軍が制圧していると推測される」と報告し、修理工場の一帯をロシア軍支配地域として主張している。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ロシア軍が軍旗を掲げた場所は「8日に言及した視覚的証拠」に関連したアパート=のことで、他にも「ウクライナ軍は幾つか部隊をカナル地区からシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河によって隔てられたチャシブ・ヤール市内(ノヴィ地区)に撤退させている」「ロシア軍はカリーニンでも攻勢を続けており、この集落内でブラッドレーを破壊した」と報告している。

追記:管理人が作成する戦況マップは「ウクライナ人が運営するDEEP STATE」と「ロシア人ミルブロガーが運営するRYBAR」の報告に基づいたのもで、基本的にロシア軍の前進範囲はRYBARの方が先行するため、DEEP STATEが主張するロシア軍の前進範囲から先行した範囲を「黄色」で表示しているが、仮にDEEP STATEがRYBARよりもロシア軍の前進範囲で先行しても「特別な処置」なく戦況マップに反映している。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)戦況マップの例

赤色で示したロシア軍支配地域は「2024年2月24日までに占領した範囲」を、ピンク色で示したロシア軍支配地域は「それ以降に占領した範囲」を示しており、この2つは「DEEP STATEとRYBARがロシア軍が占領したという評価で一致した範囲」を意味し、黄色で示した範囲は「RYBARのみが占領したと主張部分=DEEP STATEが認めていない部分」で、薄黒色のグレーゾーンに関してはDEEP STATEとRYBARが主張するグレーゾーンを合わせたもので、DEEP STATEはRYBARよりもグレーゾーンは広めに設定する傾向が強い。

両者は両軍の前進・後退についての根拠(視覚的証拠や前線兵士の証言など)を毎回提示する訳ではなく、管理人が見つけた視覚的証拠で両者の主張を補強しているものの、全ての主張を視覚的証拠とリンクさせるのは不可能で、さらに両者が報告していない「視覚的証拠に基づいたロシア軍の前進範囲」まで戦況マップに反映するとぐちゃぐちゃになるため、現在の前線位置はDEEP STATEとRYBARの報告のみを反映し、視覚的証拠に基づいたロシア軍の前進はマップ内の言及にとどめている。

以前はSuriyakmapsの戦況マップも参考にしていたが、恐らくDEEP STATE、RYBAR、НгП раZVедка、Military Summary、War Zoneなどの報告に加え、登場した視覚的証拠も前進位置に反映している可能性が高い=各要素の最大値を線で結んだもので、しかも「なぜ前進したのか」「それを誰が報告したのか」「その根拠は何なのか」を明かさないため、個人的には「両軍の前進・後退の範囲が過剰気味」「大きく取ってしまった前線位置の修正を『反撃による奪還』で処理することが多い」と感じている。

正確に数を数えた訳ではなく感覚な思い込みで、Suriyakmapsの戦況マップに信頼が置けないという意味ではないが、個人的に「DEEP STATEとRYBARの評価に視覚的証拠を重ね合わせた結果が一番無難」「それでも正確ではない」「DEEP STATEとRYBARの報告にもプロパガンダ的な要素が含まれている」と思っており、最終的に何を信じるかは個々の判断に委ねられている。

関連記事:侵攻835日目、ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区の中心部に到達した可能性
関連記事:侵攻834日目、ロシア軍がクピャンスク方面でイヴェニフカを占領
関連記事:侵攻833日目、アウディーイウカ方面におけるロシア軍の前進が顕著
関連記事:侵攻832日目、ロシア軍がドネツク西郊外方面とアウディーイウカ方面で前進

 

※アイキャッチ画像の出典:98 гвардейская ВДД

ロシアでも部分的動員の解除を求める声、当局は外国の工作員と認定前のページ

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コメント

    • しゅら
    • 2024年 6月 09日

    チャシブヤールも近く陥落しそうになってきましたね…

    35
      • Easy
      • 2024年 6月 09日

      とはいえ,これから難題の運河越えが残っています。
      幅20メートル程度ですので、日本で言えば神田川よりちょっと狭いくらいの幅ですが。
      逆に言えばあれくらいはあるので、木板をパッと渡して歩けるサイズではなく。
      また、両岸が切り立っているので渡河装備の装甲車でも渡れません。そしてこの戦場では架橋車両なんて持ってこようものならドローンの格好の的ですから、なかなか難題ですよ。
      水があるのでアウディーウカみたいに坑道作戦も使えませんし。

      31
        • 黒酢
        • 2024年 6月 09日

        素朴な疑問ですが、カリーニンとカナル地区の間にある森林っぽいとこから進軍って可能なんですかね?

        3
          • Easy
          • 2024年 6月 09日

          もちろん可能ですが、もちろん可能なのでウクライナ軍はそこに重点的に地雷やら鉄条網やらの障壁を作り,砲火力の照準を合わせて各種ドローンを飛ばしてきます。
          その一番硬い陣地に突っ込むのか,それとも謎のロシア的解決を図るのか。
          戦術的には非常に興味深い戦場ですね。ドローン管制下のシンプルな水濠が高い防御力を持つなら,先々の両軍の防御線の作り方が変わってくるかと。

          22
            • 黒酢
            • 2024年 6月 09日

            なるほどですね。
            ではイワニフスキーとカナル地区の間にある森林っぽいとこから進軍って可能なんですかね?
            このサイトの6/3の投稿においても、すでにイワニフスキー方面ではロシア軍がイワニフスキー西郊外の高台を制圧して運河に到達したとあり、カリーニンとカナル地区の間にある森林っぽいとこ以上に攻め込まれているようですが・・・

            6
              • Easy
              • 2024年 6月 09日

              歩兵が浸透することは可能でしょうが、その先で拠点を作れないんだと思いますよ。森林なので装甲車両も入り込めないでしょうから、歩兵火力で敵のまちかまえる塹壕線を突破しなければならず。
              しかもウクライナ軍は死守するつもりで1000人単位の部隊を貼り付けているでしょうから、いかなロシア側は火力優勢とはいえ、ここを力押しするのは多大な損害を覚悟せねばならないでしょう。
              というわけで既存の戦術的観点からは膠着状況に見えますね。

              18
              • 落ち着け
              • 2024年 6月 10日

              両方とも基本的に谷。
              谷底を進むとパイプラインの設置してある土手にぶち当たる。
              上から丸見えの状況で、南北の尾根に登るのも西の土手を登るのもハードルが高い。
              森林と斜面で装輪車両の進行も困難。
              絶対ではないけど、尾根沿いの進軍が王道。

              2
          • なな氏
          • 2024年 6月 09日

          森林地帯なら最近ロシア軍が多用しているODAB-1500(1500kg燃料気化爆弾)や
          TOSー1やTOSー2等の重火炎放射システムの集中投入でどうにかなりそうなんですがどうなんでしょう。

          12
        • 無名
        • 2024年 6月 09日

        運河が地下を通ってる地点では、ロシア兵がその地下水路に入ってて、ウクライナ軍が定期的に水路内に爆弾を落としてます。
        地下水路がチャシフヤールの排水設備とかと繋がってたら、アウディーイウカみたいに地下からいきなりロシア軍が出てくるかも。

        9
          • 落ち着け
          • 2024年 6月 09日

          地下水路ではなく地上設置のパイプライン。
          Google MAPでも確認可能です。

          9
        • ミカ
        • 2024年 6月 09日

        ウクライナ軍はダンプ使って土砂で埋めてたからロシア軍も同じことやるんじゃないかな。
        たぶんそれが一番手っ取り早い。

        18
          • Easy
          • 2024年 6月 09日

          となると、もしかしたら「巨大無人装甲ダンプトラック」とかのMADMAX味のある新/珍兵器が登場するかもですね!
          旧式戦車3両くらいを繋げて、その上に土砂を詰めた20メートルコンテナを載っけて、リモコンで運河に突撃させる・・・夢が広がりまくりです!

          16
            • たむごん
            • 2024年 6月 09日

            リモコン車輛をそのまま沈めたり、瓦礫の塊で嵩上げして、最後だけ土砂を入れて強引にいく可能性…。
            両岸を爆破して、傾斜をなだらかにする方法も少し考えました(個人的な妄想です)。

            幅20mは長いため、ロシア軍がどういった対処をして、ウクライナ軍どう防ぐのか、非常に興味深いですね。

            8
    • カリアゲ
    • 2024年 6月 09日

    カナル地区の趨勢は決まりましたね。
    ウ軍は運河沿いで防衛。ロ軍はカナル地区掃討戦でしょうか。
    次は北のカリーニンで運河か506号線の攻防戦。南のイワニフスキは、運河までロシアが抑えてるので、カリーニンの506号線を抑え次第チャシブヤール市街に手薄箇所を狙い侵攻する流れ?

    25
      • カリアゲ
      • 2024年 6月 09日

      毎日、戦況記事を素人軍師気取りで妄想して楽しんでます。追記文を目にし、色々なお声があるかとお察し致します。が今後も変わらず楽しませて頂ければと思います。
      どうぞご自愛くださいませ。

      18
    • nk
    • 2024年 6月 09日

    運河埋設されている北と南の箇所から包囲していく様に進むと思われるがどうなるか、あと2ヶ月位はかかる感じだろうか。
    ウクライナはハルキウで反撃してるとは思うがが恐らく膠着しているんだろうと推測されるが、主要国の来ない平和会議までに結果を出すことは出来るのだろうか。
    平和会議といっても主要国各国来ない時点でなんの意味も無いと思うのだが、間違っても日本は意味不明な支援の約束はするべきでなく支援する資金あるなら国内へ廻して頂きたい。

    53
      • 無名
      • 2024年 6月 09日

      日本もウクライナと二国間協定結ぶ方向。
      結ぶ前に国民に内容知らせておいて欲しい、

      32
        • F-117A
        • 2024年 6月 09日

        報道はされてる。
        インテリジェンス分野での協力も記載されているのだけど、日本がウクライナに協力できるインテリジェンスってあれしかないよね。

        5
        • ak
        • 2024年 6月 09日

        いつでも引っ込められるポーズだけにして欲しいものです。
        泥船に自ら乗り込んで、必要も無いロシアからのヘイトを稼いでも日本にとって良い事は一つも無いのに。
        もっとヨーロッパ的な姑息なやり方を学ぶべき。

        71
          • 匿名11号
          • 2024年 6月 09日

          いや話は逆で台湾有事を控えた日本が、侵略行為に加担するとみられる行為をしてどうします。

          中露がつるんで出席しない平和会議なんだから、日本としては自国のスタンスを示すべきだし、そのためのメッセージとして判りやすくすることにつながるなら、資金提供も必要でしょう。

          6
            • ドムドム
            • 2024年 6月 09日

            台湾有事っても、中国が今回やった軍事演習で結果は出てんじゃないの?海上封鎖して物流止めれば台湾、干あがっちゃう。なんも、台湾の土地に無理に上陸しなくても良いんじゃないの。

            16
              • F-117A
              • 2024年 6月 09日

              中国としては制海権が取れればそれでいいんだけど、アメリカ相手にそれは苦しいから、アメリカが台湾に艦隊を派遣する前に、台湾に大部隊を上陸させて台湾政府を降伏させるのもプランの一つなんじゃないの?

              2
              • 匿名11号
              • 2024年 6月 10日

              そうは問屋が上手く卸せるかどうかは別にして、

              まさに中国に対してそういう、「力の前に世界はひれ伏す」と思わせない行動が求めらるということで。次のターゲットは本邦かもしれんしねえ。

              つるんでいるロシアにへ諂ったところで逆効果ですな。

              3
          • NHG
          • 2024年 6月 09日

          日本にとってウクライナはどうやっても沈みようのない泥船だからもっとコミットしていい(自衛隊員を送って参戦とかしない限り)
          ぶっちゃけロシアという大きな泥船に乗るより西側の小船群の隅っこに浮かんでたほうが安全よ?

          6
      • 落ち着け
      • 2024年 6月 09日

      埋設や暗渠ではなく、パイプライン。
      運河が谷を越えるためにサイフォンの原理を利用している。
      谷を半分ほど埋めて土手を作り谷を浅くして、土手の天端に道路を斜面にパイプラインを設置している。
      水のパイプラインは、「飲料水の施設及び供給設備」と「灌漑設備」としてジュネーブ条約第一追加議定書により攻撃が禁止されているため、通常であればこの周囲を積極的に攻撃することは避けられ、結果的に緩衝地帯になりがち。

      まあ、ダムすら攻撃する状況にあってはどこまで普通の想定が通用するかはわからないが、見晴らしの良い土手の斜面を登り、斜面途中の障害となるパイプライン2本を乗り越えるか破壊しなければならない上に、パイプラインが損傷したらこのパイプラインを利用しているロシア占領地への給水が途絶えるので、それなりの抑止力にはなっているのではないかと。。。

      19
      • 落ち着け
      • 2024年 6月 09日

      埋設や暗渠ではなく、地上設置のパイプライン。
      運河が谷を越えるためにサイフォンの原理を利用している。
      谷を半分ほど埋めて土手を作り谷を浅くして、土手の天端に道路を斜面にパイプラインを設置している。
      水のパイプラインは、「飲料水の施設及び供給設備」と「灌漑設備」としてジュネーブ条約第一追加議定書により攻撃が禁止されているため、通常であればこの周囲を積極的に攻撃することは避けられ、結果的に緩衝地帯になりがち。

      まあ、ダムすら攻撃する状況にあってはどこまで普通の想定が通用するかはわからないが、見晴らしの良い土手の斜面を登り、斜面途中の障害となるパイプライン2本を乗り越えるか破壊しなければならない上に、パイプラインが損傷したらこのパイプラインを利用しているロシア占領地への給水が途絶えるので、それなりの抑止力にはなっているのではないかと。。。

      1
      • 落ち着け
      • 2024年 6月 09日

      埋設や暗渠ではなく、パイプライン。
      運河が谷を越えるためにサイフォンの原理を利用している。
      谷を半分ほど埋めて土手を作り谷を浅くして、土手の天端に道路を斜面にパイプラインを設置している。
      水のパイプラインは、「飲料水の施設及び供給設備」と「灌漑設備」としてジュネーブ条約第一追加議定書により攻撃が禁止されているため、通常であればこの周囲を積極的に攻撃することは避けられ、結果的に緩衝地帯になりがち。
      まあ、ダムすら攻撃する状況にあってはどこまで普通の想定が通用するかはわからないが、見晴らしの良い土手の斜面を登り、斜面途中の障害となるパイプライン2本を乗り越えるか破壊しなければならない上に、パイプラインが損傷したらこのパイプラインを利用しているロシア占領地への給水が途絶えるので、それなりの抑止力にはなっているのではないかと。。。

    • 分析
    • 2024年 6月 09日

    管理人さんの、各陣営からの戦況マップ統合、動画データの収集努力には本当に頭が上がりません。
    良質な情報が母国語で、しかも無料で読める価値は計り知れないと思います。
    広告クリックすれば管理人さんにお金いくんですかね?いくならむしろクリックしまくりますが

    73
      • 空飛ぶバタフライ
      • 2024年 6月 09日

      カチカチカチ…(クリック音)

      12
      • たむごん
      • 2024年 6月 09日

      昔からのネットマナーとして、そこに細かく触れるとペナルティーの可能性があるんですよね。

      (管理人様に不利益の可能性があるため)暗黙の了解を、この機会にお伝えしときます。

      19
    • マミー
    • 2024年 6月 09日

    管理人さんが、きちんと両国のプロパガンダである事を認識し。
    ブログ内でそれを主張して、見る人にも注意を促す、とても良いブログだと思うので、今後ともウクライナ関連だけで無く、兵器類全般の更新も楽しみにさせて貰います。

    66
    • M
    • 2024年 6月 09日

    ここで戦ってる98空挺もソ連崩壊時にウクライナ人が多くいた部隊みたいだね。
    ウクライナへの忠誠を拒否してロシアに移ったのだとか。

    26
      • F-117A
      • 2024年 6月 09日

      そのときウクライナへの忠誠を拒否した元ウクライナ人現ロシア人が今も残ってるかというと、30年たっているから幹部に残ってるぐらいな気がする。

      14
    • 名無し
    • 2024年 6月 09日

    手遅れになっても知らんぞ

    4
    • gepard
    • 2024年 6月 09日

    公開された映像から位置や損失を推定する作業は、生々しい無修正の残虐映像を毎日毎日繰り返し見るので相当メンタルをやられる作業ということは忘れられがちです。
    例えば今日ロシア側から、M113APCをFPVで攻撃するというごくありふれた映像が流れてきたのですが、乗員のウ兵士が身体が燃えながら脱出してしばらく逃げるが力尽きる映像も付いてました。(見たい人は,RVvoenkorのテレグラムにあります)

    レポートや戦況データの背後にはこうした膨大な死や悲劇を直視する管理人氏の様な人々の献身があることは忘れないようにしています。

    56
    • 2024年 6月 09日

    停滞しがちだったチャシブヤール戦線は一気に動いたね
    ウクライナ側は1度引いて運河の防衛線で仕切り直しかな

    12
    • 傍観者
    • 2024年 6月 09日

    戦況地図はとても参考になります。多少のズレはいわゆる「戦場の霧」ということで当事者の両軍でも陥ることでレポートを元に作成している以上ある意味当然のことかと思料されます。管理人殿の思いは時に吐露されるが分析の客観性は担保されておりプロパガンダにはなっていない。
    翻ってテレビ番組などでは英国王立××研究所とかウクライナ経済××所属とか歴然と当事者側から収入を得ている人が存在する。また自衛隊系の解説者の中にも米軍の指揮統制化にあることを髣髴とさせるような解説を平気で繰り返す人物がいる。各種の学者も情報収集力に大きな欠陥があり米国・英国のシンクタンクのプロパガンダに近い分析の焼き直し程度しかできていない。客観的・冷徹な分析とは言い難く、一方の当事者側のプロパガンダに加担してきたと思わざるを得ない。
    当初から日本の主流メディアで流布されたウクライナ戦争の見通しは的外れであったが、みんなで間違えれば怖くなく全く反省はない。
    ウクライナ戦争の推移は現在の日本の外交政策・防衛政策の方向性に大きな疑念を抱かせる結果となっている。

    59
      • たむごん
      • 2024年 6月 09日

      まさに仰る通りです。
      管理人様のように、戦場の分析を拾う事が一般的であれば、政策決定・世論形成が歪むようなこともなかったかもしれません。

      マスコミ出演者の中に、(単純に能力的な問題なのかもしれませんが)世論を歪ませるような行為を繰り返す事は、罪が重いなと感じています。

      29
      • 勇者ヨシノリ
      • 2024年 6月 09日

      因みにチャンネル桜の討論番組に今回のロシアのウクライナ侵攻当初から出演し続けている用田元陸将と矢野元陸将補
      それからモスクワ在住でロシアの現地情報と戦況解説の動画を配信し続けているニキータ伝のニキータ氏
      この辺は大枠で正しい見透しを発信しつづけておられることもお忘れなく。

      4
    • 名無し
    • 2024年 6月 09日

    上でも述べてる人がいますが管理人さん資料整理ほんとにご苦労さまです

    27
    • FAB
    • 2024年 6月 09日

    VDVの旗と一緒にロシア帝国旗が掲揚されてるのでVDVの傘下に入ってる極右フーリガンの義勇兵かもしれんね。
    アウディーイウカ方面はソ連旗が多いから左翼が多そうだけど

    6
    • たむごん
    • 2024年 6月 09日

    管理人様、いつもお疲れ様です。
    一目でわかる視覚的に整理されたMAP、どんな言葉の情報よりも、分かりやすく勉強になります。

    ウクライナ軍の粘り、超人的なものがありますね。
    兵卒は勿論ですが、現場の指揮官・下士官かなり有能な人物がいるのだろうなと、個人的に考えていました。

    14
    • Mr.R
    • 2024年 6月 09日

    ウクライナ軍のドローン攻撃を受けたアフトゥビンスク空軍基地でSu-57が撃破されたとかしないとか……
    事実なら防空担当者は前線送りだな

    6
      • paxai
      • 2024年 6月 09日

      衛星写真見るに微妙な感じだけどそれはそれとしてロシア軍は露天駐機にこだわってるんだ?隠したら死ぬ病気にでもかかってるのか?フレームっぽいのが見えるから今から作るつもりなのかあれは金網で完成形なのか・・・

      9
        • kitty
        • 2024年 6月 09日

        衛星写真に写るようなのはダミーかも。

        28
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 6月 09日

      出回っている画像からは直撃したようには見受けられませんが、航空機それも超音速戦闘機ともなると微細な傷でも交換整備が必要なので、直撃でなくとも大損害でしょう
      ロシア軍側の防空体制に穴が空いているのか、ウクライナ軍によるドローン攻撃の質・量が向上しているのかはわかりませんが、このような戦果が続くようであれば戦況が変わる可能性もありますね

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        • jimama
        • 2024年 6月 09日

        この手の長距離ドローンは落とすのは割と簡単でも発見と妨害がえらく難しい、らしいです
        話によるとAI搭載型でGPSや電波に頼らないで超低空を長距離飛行してくるので、ロシア自慢の電子戦装備での妨害やレーダー探知に引っ掛かりにくいと
        実際ぶつかってる映像でも曲芸飛行でもないとやらんぐらい低く飛んでましたし、目視とかカメラでカバーできてるエリア越えられると再発見&追跡はかなり辛そう
        製油工場とかにぶつかってるのもこのタイプだとか

        9
    • 名無し
    • 2024年 6月 09日

    反撃して取り返したとかいう話をみたけどダメだったのかな?

    3
      • 名無し
      • 2024年 6月 09日

      架空戦姫の一部じゃね?
      奉じているメディアも1系統くらいしかなかったはず。

      18
    • ホテルラウンジ
    • 2024年 6月 09日

    この辺りの戦況図を今年の元旦と比べてみると半年経て本当に殆ど全く動いていないですよね
    今回の記事で最大2.5km動いたかもしれませんが、元旦から見ても半年で2.5kmですからね
    マジで東部で動いたのはアウディーイウカを取れただけ
    5月からハルキウに戦線開いたのは何の目的やったんでしょうね?
    ハルキウにウクライナの予備部隊全部集めて陽動してたのは東部の防衛線を食い破って今頃はドニプロに迫る所まで戦線を押し上げる事では無いんですかね?
    弾薬も150mm級砲弾では今後西側に生産力で負ける見込みで、経済ではブリンケンの脅しが効いて中国に切られ始めて、ガスプロムは赤字、S400は順調に潰されて行っててF16進出の下地作りをされて、おまけにロシア軍の強さである人集めすら出来なくなりつつあることが先の記事でも出てましたが、このウクライナのジリ下げ中でもウクライナ軍FPVによって大量に削られてるでしょうからね
    結局アウディーイウカでの平押しの成功が逆にロシア軍の仇になりつつあるんじゃないですかね
    平押しし続けたらいつかウクライナ軍は大崩壊して一気に動かすつもりやったんでしょうし、実際アメリカが支援再開しなければそうなってたと思いますし、私も戦々恐々で見てました。
    ただ、アメリカが支援再開しても同じ事をし続けてるというのはそれでもいつかウクライナ側は音を上げて崩壊するはずという成功体験にすがってるからでしょう。
    ウクライナは土地に執着して犠牲を出す事は間違いと切り替えてジリジリ下がりながら相手を削る事に注力してると思います。
    相手を削って人と車輛不足を深刻化させる事を狙いつつ、ハイマースとアタクムスで後ろの補給を叩けるようになりましたから、勝ち筋としては先に反転攻勢でロシア側の頑強な防衛線を華々しく食い破って勝利ではなく、ウクライナ領内のロシア軍が補給切れでの衰弱崩壊を狙ってるんと思います。その後にS400を叩きつくしたらF16が出張ってきてロシアがやってたのと同じように片っ端から前線のロシア防御陣地を滑空弾で潰していってから初めて反抗作戦開始して最終的に勝利という筋書きで動いてるんじゃないでしょうか

    7
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 6月 09日

      >ハルキウにウクライナの予備部隊全部集めて陽動してたのは東部の防衛線を食い破って今頃はドニプロに迫る所まで戦線を押し上げる事
      誰がそんな事を言ったので?ISWですらそんな主張はしてなかったと思いますが…高々5万人しか投入されていないとされるハルキウ戦線でそんな無茶苦茶な前進なんて出来ないでしょう
      何度かここで記事にされていますが、ウクライナ軍の兵力・予備兵力の誘引が主目的だと思いますよ

      >相手を削って人と車輛不足を深刻化させる事を狙いつつ、ハイマースとアタクムスで後ろの補給を叩けるようになりましたから、勝ち筋としては先に反転攻勢でロシア側の頑強な防衛線を華々しく食い破って勝利ではなく、ウクライナ領内のロシア軍が補給切れでの衰弱崩壊を狙ってるんと思います
      兵站を崩壊させるには、少なくとも電車による補給網と末端に届ける前のデポを叩く必要がありますが、それが現状できているかというと疑問です
      補給切れを狙うのであればロシア本土の軍需生産施設を片っ端から潰すような事をしないと無理なのでは?

      48
      • 納豆菌
      • 2024年 6月 09日

      戦況が膠着状態であり、お互いに華々しい電撃戦での勝利が難しい。については同意します。
      仰るウクライナの勝ち筋とは、経済制裁、外交圧迫、兵站攻撃による経済と経戦能力の破壊。対空戦力の破壊、F16等の航空戦力の強化による航空優勢確保と爆撃強化により戦線崩壊と占領地奪還。と解釈しております。
      但し、ロシアも指をくわえて静観する理由も無く、同じ様に行って来ると思います。軍の建直しと戦時体制へも移行してます。
      両陣営共にの為、現在膠着しているのかと。
      ウクライナの弱点は、支援ありき次第な所にあり、常に受動的で思い通りには動けない事です。
      当然支援ですので各国の思惑や政治動向、経済合理性が働くはずです。
      よって仰る結果は難しく、被害大で実現する期間も数年以上掛るのでは無いでしょうか。お互い早めの妥協が必要と考えます。

      私見ですが、勝ち筋はNATOの直接参戦と考えており、現在の状況では参戦は無さそうに感じます。

      14
      • kitty
      • 2024年 6月 09日

      F-16来たとしてロシアの滑空爆弾みたいな使い方できる兵器が無いと思われ。
      コスト無視してGBU-39を湯水のように使えるとは思えません。
      JDAMは航空優勢取れる米軍が使う分には十分いい兵器なんでしょうがこの戦争の環境では芋引きながら放り投げるには飛距離が物足りないですし。

      3
      • 匿名
      • 2024年 6月 09日

      あんたの仮想戦記()は見てるこっちが恥ずかしくなるよ。Twitterでフルボッコにされたから逃げてきたの?

      14
      • 舎人
      • 2024年 6月 10日

      色々ありますがHIMARSなどによる長距離攻撃で補給切れを起こさせることはほぼ不可能です。それができるなら昨年の反転攻勢は必要ありませんでした。
      補給を途絶させるには陸上戦力が間に割って入るしかありませんが、そうならないようにロシア軍は面の支配の拡大を続けておりウクライナ軍にはロシア軍の補給の途絶を目指すのは困難でしょう。
      F-16は最近の記事で今年中に一個編隊すら組むのは困難とありました。記事をどこまで信用するかという問題はありますが、現時点でゼレンスキー大統領ですら数が少なすぎると言っているF-16にそんな期待をしてもと思います。

      総じてウクライナに有利に判断されているようでウクライナにとって不安要素である兵員不足やアメリカ大統領選などは完全に無視されているように思えます。

      アメリカもフランスもウクライナ勝利の筋書きはもう考えていないと思いますよ。ロシアがよほどのミスをしない限りウクライナがロシアを破ってウクライナの勝利条件であるクリミア半島の奪還等は不可能かと思います。

      19
    • nk
    • 2024年 6月 09日

    勝ち筋として最終的にはロシア軍兵站崩壊からの撤退もあり得るというお考えなのですね。私は戦場でロシアに勝つというのはもはやほぼ不可能に近いと思っておりますが、ロシアが撤退するとなると政争での撤退は将来的にはゼロではないかなと思う次第です。
    人海戦術にしても両国共に行っているでしょうが、ウクライナ側のほうが多用している印象を持ちますし現状ではまだウクライナは土地に拘って死守している様に見受けられます、またロシアの方が土地よりも兵員を削りに行っている様な印象を受けております。
    遠くない未来に答え合わせは出来るとは思いますが、落とし所はどの辺りか興味深い所です。

    43
    • ヒュー
    • 2024年 6月 09日

    巷の仮想戦記を見た方がぼくの知ってる戦況とは違うとクレームを付けてるんだろうなあ。
    コメントでも稀にそういう人いるしメールだのDMだと日常茶飯事なんだろうなと管理人さんに同情する。

    48
    • 空飛ぶバタフライ
    • 2024年 6月 09日

    いよいよ陥落まで秒読みでしょうか。
    考えてみると侵攻開始からもう約2年半。マリウポリ、バフムト、マリンカ、アウディーイウカなどを見ているとロシア軍がどんどん現代戦に適用し、着々とノウハウを蓄積していっているのが分かりますね。近いうちに今あげた街の中にチャシヤブールの名が入っていってしまうのか…
    果たして他のヨーロッパの国々が2年間以上損害を出しつつ強化に強化を重ねられ、戦いの知恵袋と化した軍隊に太刀打ちできるのどうか疑問です

    37
    • baka
    • 2024年 6月 09日

    第43機械化旅団が訓練センターで訓練を受けてるんですが
    その写真を観ると、若くても40以上の年齢で初老と見られる人も
    見えます、ウクライナ軍の現状は大変厳しいのでは?

    3
    • たむごん
    • 2024年 6月 10日

    マクロン大統領、ヨーロッパ議会選挙で、右派に2倍以上の票差で負けていますね…。
    ボコボコに負けすぎて、国民議会(下院)の解散を発表しており、結果によってはフランス現政府も解体かもしれません。

    独仏の左派政権が欧州議会選挙に敗退、イギリス現政権も国内選挙敗退が確定的ですから、外交的に動きがでてくるかもしれませんね。

    >国民議会のみが有する権限 政府の信任・不信任の手続き

    (2024年6月10日 フランス マクロン大統領 議会下院の国民議会解散し選挙を発表 NHK)
    (国民議会 (フランス) wikipedia)

    14
      • たむごん
      • 2024年 6月 10日

      追記です。
      ベルギー首相が辞任したようですね…

      F16支援、どうなるのか注目したいと思います。

      (2024.05.28 ベルギーがウクライナへのF-16提供を表明、2028年までに30機提供 航空万能論)

      5
      • jimama
      • 2024年 6月 10日

      唐突にミラージュの提供やら教官派遣やら言い出したのはそれ見越してかもと邪推してみたり
      ・次期政権が支援を続行(勝利)→決めた自分の手柄
      ・次期政権が支援を中止(敗北)→中止した連中のせい(自分に責任はない)
      とどちらに転んでも攻撃材料にできる(かもしれない)

      5
        • たむごん
        • 2024年 6月 10日

        右派が本命の対立政党でしたし、仰るような、色々な意図があったのでしょう。
        イギリス首相も、今際の際に、徴兵制復活を政策として掲げましたからね…

        与党になると支持を失いやすく、仰るように退任間際に仕掛けて早めに解散選挙、野党として攻撃の準備をするのも政治なのでしょうね。
        岸田首相は、衆議院解散の先送りを続けて足下(地方組織)がガタガタになっていますが、色々なやり方があるのだと感じてしまいます。

        1
    • カニカマ
    • 2024年 6月 10日

    ガチ勢では無いので管理人さんを信じるのみ。

    運河は…横の森の木を切ってそれで埋めるとか?

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