ロシア軍はウクライナ軍をセベロドネツク防衛に集中させないためハルキウ州、ルハーンシク州、ドネツィク州、ザポリージャ州、ヘルソン州での攻勢を活性化させた可能性が高く、中々厳しい展開になってきた。
ポパスナを失って以降のウクライナ軍は後退を繰り返しており、ロシア軍はポパスナに増援部隊を送り込み続けている
ドンバス戦線におけるロシア軍は引き継ぎ利益を収めており、ポパスナから南に進軍したロシア軍はTroits’keとMyronivs’kyiを占領、ウクライナ軍が放棄したSvitlodars’kにも進軍して占領したことが確認された。
ポパスナを失ったウクライナ軍は後退続きで、ロシア軍は起点となるポパスナに増援部隊をどんどん送り込んでいるらしい。
さらにスラビャンスクに接近するロシア軍をドネツ川の対岸で食い止めているリマンへの本格的な砲撃が始まり、TOS-1を使用したサーモバリック爆薬弾頭ロケット弾による攻撃で多くの火災が発生、恐らく他の街と同じように全ての建築物を破壊してウクライナ軍に後退を強いるつもりだ。
これまで動きが見られなかったザポリージャ州でもロシア軍が3個の戦術大隊を集結させており、州都ザポリージャへの進軍を再開させるのではないかと噂されている。
追記:ロシア軍はクリヴィー・リフへの砲撃も再開、ロシア軍はウクライナ軍をセベロドネツク防衛に集中させないためハルキウ州、ルハーンシク州、ドネツィク州、ザポリージャ州、ヘルソン州で攻勢を活性化させた可能性が高く、ウクライナ軍にとっては非常に苦しい展開だ。
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ウクライナ郡が数万規模で包囲の危機とのこと
殲滅は免れても重装備を失ったらまた戦局は一段とロシア有利になりますね
やっぱロシアの力押しが強い。この間も渡河作戦を失敗したようですが、それも1部隊を囮にしてウクライナの戦力を分散させる策略なんじゃないかと。
ウクライナは正念場というより、相当ピンチといった方が良いのでは。そしてウクライナにどれくらい余力はあるんだろうか。
チカラ押しというか、狙い澄ました華麗な一撃を加えたのに、倒れない。トドメでズッポリ確実に刺したのに、死なない。クビを切り落としたのに、なんでまだ動いてのしかかって来るんだよ。みたいな、ホラー映画的な強さがある。ロシア軍。
人口ピラミッドやら国力やらロシアという国を腐らせながらもなお足を止めないという、まさにゾンビみたいなことをしていますからね
あはは
盛っても撃っても死なないのなら、川に蹴り落とせばよいのです(ユスポフ公爵)
ウクライナは西側からの支援待ち何だろうけど、時間がないよな。
やっぱ平地での正面戦闘ではロシアが強いか。
ゲリラ戦で何とか耐えて欲しいが。
言われてた通り再編成した部隊とかも投入してるのかしら。
キーウから完全撤退してハルキウも落とすのやめた以上こっちは全力でくるのはわかっていたこではあるが。
当分はロシアが押してくるでしょうね、ええ
ただこの全戦域での一斉攻撃の消費が気になりますねぇ! 補給の問題はある程度改善されたのでしょうか?
ロシアはルハーンシクを占領して特殊作戦(大嘘)の終了を宣言するのか、それともドネツクも得るために作戦を継続するのか…
ただ長期的な視点で見ればウクライナも不利とはいえないので負けんなよ…負けんなよ… それには西側の軍事支援が必要不可欠だけど
双方共に疲弊してドローンやミサイルが枯渇して、最終的には大砲と銃剣突撃が攻撃手段のww1に逆戻り、なんてことにならなきゃいいけど
これ指揮官変わったって散々言われてますね(これまでの数々の大失敗を思い出しながら
ウクライナは泥濘の時期が過ぎてロシア軍の主力である機甲部隊の機動力が充分に発揮される時期が来た上、ウクライナ軍が優勢だった砲兵戦でもロシア軍が民間用ドローンを大量投入する事で劣勢を挽回したとの話が有る為、最早ウクライナ軍は死刑宣告を受けたに等しいと言わざるを得ません。
更に、ウクライナ軍はSAMや空軍機が枯渇したのではと見られる話も出てきている(最近ウクライナ軍の勢力範囲で同空軍のSu-25が撃墜されたとの話有り)ので、これが事実ならウクライナ軍はロシア軍から「1943年の第三次ハリコフ攻防戦の様なバックハンドブロー」を喰らったのと同じ状態になった可能性が有ります。
今にして思えば、ウクライナ軍はルビージェネが占領された時点でセベロドネツクを放棄してドネツ川を防御ラインにすべきでしたが、今後の反攻の為の渡河ポイントを確保したいとの思惑が邪魔をして結果的にロシア軍の罠(防御し辛いが反撃の為には押さえたい要衝をウクライナ軍に守らせる様に仕向けた上で、圧倒的な戦力を集中して撃破する)にハマった印象が有ります。
只、ここで一つ謎が。
今まで戦力不足に喘いでいたロシア軍が何故ここへ来て多正面同時攻撃が出来る戦力を捻出する事が出来たのでしょうか?
実は、我々が知らない所でロシア軍が本土から新たな部隊を送り込む事が出来たのか、それともロシア軍に第三次ハリコフ攻防戦で巧みな戦力運用をしたマンシュタインの様な「戦争の天才」が居るのか?
ロシア軍の戦術・戦技にかなり改善が見られるのは事実で、
戦闘は困難を増しているでしょう。
まだ進行テンポは遅滞と言えるレベルですが、
ぎりぎりに所で頑張っている感触にはなってきました。
>今まで戦力不足に喘いでいたロシア軍が何故ここへ来て
>多正面同時攻撃が出来る戦力を捻出する事が出来たのでしょうか?
基本ドンバス以外は全部陽動・拘束ですから従来からそこにいた部隊で充分なわけです。
兵力が足りないから攻撃規模が今回の範囲~セベロドネツク小包囲~になったわけ
ですから。ドンバスの事ならずっと続いているキーウ北から撤退した部隊の再投入ですかね。
ウクライナにとっては厳しい戦況だけど、ロシアが当初から東部に絞って開戦しなかったおかげで同じ状況に至るまで約3ヶ月稼げた、と思いたい。
欧米の武器支援が一刻も早く届くことを祈ってる。
当初の予測よりロシアの兵力増強が上手くいってるのか
そうなるとやはり基礎国力で劣り他国の支援ありきのウクライナ軍の継戦力がどこまで持つか
ロシアは幾千の死体を廃墟に積み上げ、跡が荒地となっても土地が欲しいのか。
日本軍は満州を日露戦争の英霊の血で確保した利権とみなし
当時の国民もその方向で同調したため、その後の外交交渉に重大な困難をきたしたが
ロシアもその方向で進むつもりなのかな。
やはり航空支援とMLRSの差が出てきているような気がします。
強力な面攻撃の差はキツい。
アメリカはためらっている場合ではない。
政治的な理由からルハンシク州から完全撤退したくないのは解る。
ただ、このままだと同地に展開する4個旅団(@Militarylandnetなどによる)が包囲撃滅されかねない。
特に第17戦車旅団の戦車兵らを多数失うようなことになれば、反攻作戦のための戦力の建て直しにも打撃になる。
すぐにでも後退を開始するべきように思うのだが、政治的理由以外で後退できない理由などがあるのだろうか?
楽観的かもしれないが、むしろ反攻作戦のための戦力立て直しにウクライナが最も必要としてるのは西側の装備到着と部隊編成にかかる時間であり、その時間を少しでも稼ぐためにすぐに後退をしないのでは?
もしくは相手が攻勢に出たときはすぐに後退するのではなく相手の攻勢を勢いをそぎつつ攻められてない都市や戦線は維持、疲弊・手薄になったら反攻に出るのがウクライナ軍の戦術であるとも考えられそう
キーウに迫ったロシア軍は疲弊して叩かれたし、イジューム方面が危機に陥ったときも戦線を自ら後退させたり無理に押し戻したりせず手薄なハリコフ方面で反撃してるし
すぐに撤退を決定したとしても、包囲の閉鎖を実行するロシア軍の進行速度が速すぎて難しいのではないだろうか。
まず、撤退するには撤退するA部隊をB部隊が支援し、ある程度後退したA部隊がB部隊の後退を支援する「後退の交代」を行わなければならないので、進行側よりも後退側の速度は遅くなるのではないだろうか
ウクライナ軍が後退する事を悟ったロシア軍は猛追をかけるはずので、急速な後退をすると抵抗を続けながら後退するよりも大きな打撃を受けるのではないだろうか
もしくは都市部に立てこもり、大規模反抗による包囲解除を目論見ているのか?(さすがにそんな事は考えてないだろうけど)
すぐに撤退できないのは軍事的な理由と政治的な理由があると思います。
軍事的な理由は河を超えて撤退するのは非常に難易度が高いということ。
通過点が分かりやすいし、一旦後ろを向いて動き出した軍隊は途中で攻撃されても反撃しづらい。
政治的な理由は地方分権の強いウクライナでは、それぞれの地域の軍が簡単には撤退に同意しないこと。
一旦撤退するとロシアは町を完全に破壊してしまうので、心情的にも撤退しづらいものだあると思います。
ロシアの補給、再編成が終わったんだろう。
1週間は戦えるが2週間はお休み。
ロシア軍の陸上戦力1/3が損失したという話もあるが、逆を言えばまだ2/3が残っているし、いくらウクライナが他国からの支援を受けようと、そもそもの人口と経済的軍事的規模が違いすぎるわな
戦場には霧はあっても魔術はない。
どこからともなく現れる最後の大隊なんぞ存在しない。
大規模な部隊を動かせたならば、必ず、それはどこかにいた部隊を持って来たはずだ。
そして、衛星と航空機とドローンと通信諜報が発達した現代では、戦場の霧なんてのはごく限られた範囲のごく限られた時間しか存在し得ない。
ならば、この規模のロシアの動きは当然掴めていたはずだ。
したがって、これにウクライナが対応できない状況にあると見えるなら、ウクライナの戦力が枯渇したか、ロシアの残余の野戦軍を一気に撃滅するための罠を仕掛けたか、どちらかだと思う。
そして、戦力が枯渇したのなら、東部の広範囲の住民に避難命令が出るはずだと思うんだが。
ウクライナがそんな人道的な国だろうか
陥落したマリウポリだって包囲されるまで何日もあったのに住民の避難は行われず、包囲されてからロシアの認めない人道回廊を一方的に宣言して強行された避難で多くの民間人の犠牲が出た
ロシアが避難民を攻撃したという絵は撮れて支援を引き出す宣伝にはなったが、そのために大勢死んだ
戦線崩壊の危機にあったとしても避難命令なんて出るわけありませんよ
ウクライナ政府はこうでしょう
「民間人も国のために戦え、かなわなければ死んで敵を食い止める足しになれ」
彼らはどこまで行っても東側の国です、西側の価値観で図るのは無意味です
マリウポリに関しては避難命令が出す暇もなく包囲されましたから避難は無理です。
マリウポリは開戦直下にクリミア方面から近郊まで迫られて一時撃退し、少し押し返した後にドネツク方面からも再び圧迫を受け、その後包囲されました
2週間ありましたよ
>マリウポリは開戦直下にクリミア方面から近郊まで迫られて一時撃退し、少し押し返した後にドネツク方面からも再び圧迫を受け、その後包囲されました
ご自身が言われているように一時的に少し撃退しただけであって、民間人が安全に脱出できるルートを確保できるほど大きく押し返せたわけではないですよ
完全に包囲されていなかったことと、民間人を安全に脱出させられることは全く違います
無差別なロシア軍の攻撃がある中を長距離民間人だけで脱出させた場合、相応の被害者が出ることは想像に難くなく、かと言ってマリウポリの部隊を護衛につけて退避させようものなら防衛線が一気に崩れてさらに酷いことになっていたのは間違いありませんし
セベロドネツク、隣接するリシチャンシクを失ったとしても、西側がウクライナ人に飲めないような停戦条件を強制してくるとは、私は思わない。ルハンシク州を全部奪われるということは政治的精神的ダメージが大きいだろうけど、激戦を経験しているベテラン兵を大事にしてもらいたい。「玉砕」は止めてもらいたい。
重装備を置いてくる、都市を奪われ略奪され破壊されるのは忍び難いものがあるだろう。けれども、来るべき反攻の日に、投入された新兵に混じって、困難な戦いを経験した兵士たちが混じっているというのは、心強いことなのではないだろうか?
古来より撤退は困難なものだと知られている。とりわけ敗勢が明らかになってから撤退するのは困難だろう。しんがりを務める部隊は熟練した兵士の役目だとか。
状況は最悪で徹底抗戦の玉砕の方がマシなレベルまで悪化しているようです
未封鎖地点は荒れ地で戦車と歩兵戦闘車以外の通行は不可、さらにロシア砲兵の射程内に入っている場所を数万人が徒歩での移動を強いられます
撤退のタイミングを逸しているという訳ですか。どれくらいの兵力が取り残されているのでしょうか? 民間人も何万人も取り残されて?
ここで多大な兵力や多くの人命を失ったとしたら、司令官や参謀の責任は問われないのでしょうか?
ここの管理人さんが示してくださった地図では、退路は20キロほどしか開いてなかったですね。確かに、のこのこ撤退などしたら、ロシアの砲兵部隊の餌食ですね。十字砲火を浴びてボロボロに。冷静に考えれば素人でも分かるか。
瓦礫と化した都市に「籠城」するとしたら、2~3か月くらい持ちこたえられないとダメなのでは? 助けが来るには時間がかかりそう。食料、弾薬、その他諸々‥大丈夫だろうか? 無理・・・
レスをありがとう。
ウクライナ正規軍と郷土防衛隊をあわせたら4万人くらい
強い郷土愛は分からないでもないけれど、4万人の将兵の損失はあまりに大きいと思う。なんとかならないものか。
ヒットラーは、スターリングラードで撤退を許さず、その結果10万人の将兵が降伏することになった。この損失は致命傷となりベルリン陥落に至る。捕虜となった兵士で生きて祖国に帰れたのは6000人だったとか。ウクライナとは、いろいろ状況がかなり異なりますが。
今日の進展はポパスナ突出の南翼ですか。
スヴェトロダルスクは無事後退して橋とダムを爆破、上手く行っていれば
ウクライナ常用の洪水戦術で近傍の進行は以後落ち着くところですね。
どの道南翼は側面掩護の助攻&行政区画ドネツク州の範囲の勘定作戦の感もありますし。
焦点はやはりポパスナ北翼の進行です。前面に郷土防衛軍一個旅団が増援されたという
話もあるようですが、さてここからどこまでロシア軍を削りつつ遅滞・阻止できるか?
NATOが関特演をする。
これしかない。