ウクライナ戦況

ウクライナ人ジャーナリスト、ロシア軍はワグネルの哲学と戦術を統合した

ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は1日「現在のロシア軍が採用している戦術」について興味深い考察を披露しており、同氏によれば「2022年や2023年初期とは完全に別もの」で「複数の攻撃グループを素早くローテーションさせ新鮮さを保ちながら前進してくる」と指摘した。

参考:Російський наступ на Донбасі: тактика ЗС та протидія

消耗戦に不可欠な動員において民主主義的なアプローチはすこぶる不利なのだろう

ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「ロシア軍が採用する現在の戦術は2022年や2023年初期とは全く別ものだ」「ロシア軍はワグネルの哲学と戦術を分析して全軍に適用させてきた」と興味深い考察を披露しており、非常に長い考察内容を要約すると以下のようになる。

出典:Оркестр Вагнера | Wagner

“ロシア軍が採用する現在の戦術は2022年や2023年初期とは全く別もので、もはやヴーレダーで見せたような大軍による集中攻撃を仕掛けてくることはない。現在のロシア軍は作戦運用にDeep Echelonを導入して常に新鮮な攻撃グループを供給してくる。例えば1つの目標=ある陣地奪取に「複数の攻撃グループ」を割り当てても一度に全戦力を投入することはなく、複数の攻撃グループを素早くローテーションさせながら損失を補充し、新鮮さを保ちながら前進してくる”

“つまり現在のロシア軍は「大規模な攻撃部隊による短期的な集中攻撃」ではなく「少人数の攻撃グループを素早くローテーション(攻撃→交代→補充→攻撃の繰り返し)させながら毎日攻撃してくる」という意味で、これは過去のロシア軍との大きな違いとなっている。恐らくロシア軍はワグネルの哲学や戦術を分析して全軍に適用させてきた可能性が高く、この哲学とは「悪い歩兵はいない」「怪我、病気、言語、訓練などに関係なく誰でも要塞を攻撃することができる」というものだ”

出典:Оркестр Вагнера | Wagner

“ロシア軍は小規模の部隊で威力偵察を毎日実行し、さらに少人数の攻撃グループには明確な前進距離(200m~500m)が与えられる。もはや世界的な大躍進を要求する指揮官らはおらず、1日の目標は設定された前進距離の半分か新しい足場を確保することで「キロ単位の突破」から「メートル単位の前進」に移行した。ワグネルのように部隊のDeep Echelon化と指揮統制能力の向上に務め、これを支援する砲撃や空爆の計画を立案しドローンも活用してくる”

“少人数の攻撃グループは「設定された距離まで前進して敵を全員殺すか」「足場を確保するか」のどちらかだが、ロシア軍は補充兵が沢山いるため攻撃グループが何個壊滅しても、設定された距離を前進出来なくても大した問題にはならない。ロシア軍が最も期待している効果はローテーションがないまま戦い続けるウクライナ軍部隊の疲弊だ。敵は一定のペースで攻撃をしかけ途切れることのないプレッシャーを与え続けており、このような攻撃は1週間も2週間も続くことがある”

出典:Генеральний штаб ЗСУ

“このような攻撃は準備された陣地、豊富な弾薬、十分な補充があれば撃退可能だが、これが不十分だと消耗して当該陣地がロシア軍に占領され、これが積み重なった結果が現在の状況を招いているのだ”

他にも「ロシア軍は歩兵に分隊レベルの戦術と個人射撃を最大1ヶ月間叩き込むだけで、小隊レベルや中隊レベルの戦術、装甲車両を伴った攻撃戦術、基本的な止血技術や捕虜の取り扱い方などは何も教えていないが、大量の弾薬を与えて射撃訓練だけは十二分に行われるため戦場での自信に繋がっている」「ロシア軍には憲兵や軍事検察の加えて全旅団と全連隊に懲罰部隊があり、指揮官には規律を破った者や問題を起こした兵士を懲罰部隊に移動させ突撃を命じる権限がある」「ロシア軍は規律を維持するため時間を一切無駄にしない」と指摘し、これも少人数の攻撃グループを補充する原資になっていると指摘しているのが興味深い。

出典:Сухопутні війська ЗС України

アウディーイウカで戦っていた大統領旅団の司令官は昨年末「命令を無視した兵士が刑事責任を問われるまでどれくらい時間がかかるか知っているか? 早くて2週間から1ヶ月ほどの時間が必要で、その間に指揮官達は沢山の書類を用意し、幾つものビデオも撮影しなければならない。更に刑事責任を問うには私の報告書だけでは不十分で60ページに及ぶ関係書類も集めなければならず、そんな時間はどこにも存在しない。事実上、我が国の刑法は命令を無視した兵士に刑事責任を問える体制ではない」と明かし、命令の不履行や戦場から逃亡に苦慮していると吐露したことがある。

この点についてブトゥソフ氏も「ウクライナ軍には憲兵、軍事検察庁、軍事法廷もないので規律維持の責任は指揮官や司令官に押し付けられている。この問題について殆どの人は関心がなく、裁判を起こすことも可能だが時間がどれだけかかるのか分からない。一方のロシア軍は憲兵、軍事検察、軍事法廷があるため即座に判決を下すことができ時間を無駄にすることがない。だから絶え間ない攻撃が可能なのだ」と指摘しており、消耗戦に不可欠な動員において民主主義的なアプローチはすこぶる不利なのだろう。

ウクライナ軍に憲兵、軍事検察庁、軍事法廷が存在しない理由

憲兵に関してはユシチェンコ大統領が刑事司法改革の一貫として創設(軍法執行機関を格上げする形)を提案したものの不発、2015年に最高議会に提出された憲兵創設法案も否決され、ゼレンスキー大統領が2019年「憲兵法草案を2020年4月までに提出しろ」と指示したが、これを実行するホンチャルク内閣が倒れたため現在まで憲兵創設は実現していない。

出典:Спеціалізована прокуратура у сфері оборони Західного регіону 検察庁の国防分野に特化した部署による摘発の様子

軍事検察庁に関してウクライナは特別検察として機能を維持してきたものの、2012年の刑事訴訟法改正時に廃止、ドンバス戦争が勃発した2014年に再設置したが、これもゼレンスキー大統領の検察改革時(2019年)によって廃止されてしまった。

軍事法廷に関してヤヌコビッチ大統領は「欧州の基準を満たしていない」という理由で廃止して権限を民事法廷に移管したが、ドンバス戦争の勃発を受けて軍事法廷の必要性が叫ばれたものの未だに実現していない。

関連記事:ウクライナ軍がアウディーイウカで苦戦する理由、陣地を守る兵士がいない

 

※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России

驚くほど脆弱なウクライナ軍の防衛陣地、要塞要素が欠けた初歩的な塹壕のみ前のページ

アウディーイウカ西郊外、ロシア軍が国旗を掲げるも3集落の運命は不明次のページ

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コメント

    • もへもへ
    • 2024年 3月 03日

    ブトゥソフ氏は本当に真面目に考察してて本気を感じますね。
    それに比べてウ軍とか西側ではひたすらゾンビアタックとかバンザイ突撃しかしていないって評価してるのが、対照的ですね。

    この差は一体どこから来るのでしょうか。
    相手を侮りがたいと考えている者と西側が本気になれば瞬殺できると信じてる者の慢心でしょうか。

    49
      • 琥珀
      • 2024年 3月 03日

      それを認めると今までの自分達を否定する事になるから、認めないとかでは?
      責任追及されたり、キャリア傷ついたり、プライド的にも認められないとかよくある事ですし。

      まあ、敵対してる側からすれば、侮ってくれてた方が楽でしょうけど。

      34
      • たむごん
      • 2024年 3月 03日

      ウクライナ政府・軍は、『認知的不協和』が強く、改善が苦手なのかもしれません。

      歴史の浅い国が(旧ソ連崩壊後)、東西にぶれ続けている訳でですから、なかなか難しいものがありますね。

      15
      • NHG
      • 2024年 3月 03日

      時系列を考えないといけないと思う
      ロシア軍がこの記事にあるような戦法を使うようになったのは去年の暮ぐらいからで(11月ぐらいまでは防戦に入ってたので表面化せず)そこからの軌道修正に時間がかかるのは当たり前かと
      ウクライナ軍は士気が高いってのも同じ

      9
        • 歴史と貧困
        • 2024年 3月 03日

        >そこからの軌道修正に時間がかかるのは当たり前かと
        それは、平時の会社の考え方でしょうね。時間がかかっている間に、どんどんロシア軍に前線陣地が取られているわけで。

        11
    • MASA
    • 2024年 3月 03日

    >大量の弾薬を与えて射撃訓練だけは十二分に行われるため戦場での自信に繋がっている

    ロシア兵はシャベルで突撃してくるんじゃなかったの?

    36
      • 名無し
      • 2024年 3月 03日

      ウクライナ軍兵士を油断させるフェイクだぞ。
      ホラ話を真に受けて、やられるウクライナ兵多数。

      17
        • 2024年 3月 03日

        スコップを馬鹿にする者はスコップにより敗北する。

        32
          • Easy
          • 2024年 3月 03日

          ウクライナ軍:「指示された場所に行ったら陣地がなく、穴が掘ってあっただけだった!」と文句を言う
          ロシア軍:何も無いところに送り込まれるがどうせ何も無いだろうと分かってるので、すぐに自分の命を守るために必死で穴を掘り始める
          この差は大きい・・・

          55
        • 名無し
        • 2024年 3月 03日

        敵を油断させてそこを突くってなら分かるんですが何で自分の陣営で勝手に油断して自爆してるんですかね…

        24
      • ぱんぱーす
      • 2024年 3月 03日

      ロシアに兵士に与える装備が足りない、弾も無い、ミサイルも尽きる、1年目から言われ続けてきましたが2年が経ってなんだか逆になっちゃってますね。
      士気を高めるため、ウ軍優勢に見せ支援の機運を高めるためにロ軍の実力を過小に評価し続けてきたのだと思いますが、今となっては裏目に出ているように思えてなりません。

      18
    • つぐみ
    • 2024年 3月 03日

    ロシア崩壊論を嬉々として吹聴してたやつらは取り敢えずこの筆者の爪を煎じて飲むに限るよね

    52
      • 朴秀
      • 2024年 3月 03日

      これを見て反省できるような人は
      そもそもプロパガンダに乗らないから飲むだけ無駄でしょうね

      相手をバカにして油断する➡️必要な対策を怠って大惨事
      こればっかです

      32
    • 拓也さん
    • 2024年 3月 03日

    プリゴジンのワグネルは強力ではあるものの不安要素でもあったので、技術と精兵を遺して乱を口実に潰せたのは、実に都合の良い展開と存在でしたね。加えて、どうもロシア軍はこの特別軍事作戦を便利な実験場と見ているようで、底知れないの資源、戦争向きの政治体制、すり潰しても問題ない人員の確保が可能など、ほんと恐ろしい国だなあとしみじみ感じます。

    50
    • ロシアの狙いは
    • 2024年 3月 03日

    ロシア軍には今でもシャベル格闘術がありますよ。塹壕や屋内で今でも普通に使ってます。特に夜間や少人数で浸透するとき音を立てずに済むなどメリットがあり訓練されてます。

    30
    • 名無しの悪夢
    • 2024年 3月 03日

    >ウクライナ軍に憲兵、軍事検察庁、軍事法廷が存在しない理由

    ああ、うん、なるほど、それで…という納得の事実ですね。

    24
      • ras
      • 2024年 3月 03日

      マイダンで倒れたヤヌーコヴィチ政権が行った欧州基準のための改革が今足を引っ張っているという何とも皮肉な…

      23
    • 一般通過OSINT
    • 2024年 3月 03日

    >ロシア軍は歩兵に分隊レベルの戦術と個人射撃を最大1ヶ月間叩き込むだけで、小隊レベルや中隊レベルの戦術、装甲車両を伴った攻撃戦術、基本的な止血技術や捕虜の取り扱い方などは何も教えていない

    もう二年も戦っていたのに未だにこんなような自家中毒以後他ならないプロパガンダそろそろやめないか?
    ここまで劣勢に強いられたのにまだ反省しない、「相手はチートだけら勝てない」「こっちは民主主義だから無理です」って本当に国を守る気があるんのでしょうか?仮に本当にそのような都合のいい低コストでそこそこ戦える兵士を量産できる育成コースが存在するならば今相対的人員不足とローテーション難に悩まされるウクライナ軍にとっては最適のでは?
    そんの文句を言っているうちに国が滅ぼされたらもう元の子もないぞオイ

    35
      • 名無し
      • 2024年 3月 03日

      1ヶ月の訓練で、都合の良い低コストでそこそこ戦える兵士を量産できるけど、たぶんシュトルムZ要員のことだから、代償として戦場での平均余命は2週間とかになるかと思われますが、果たしてウクライナ軍にとって最適ですかね。。。?

      7
        •  
        • 2024年 3月 03日

        さすがに2週間ってことはないやろ
        長かったバフムト戦でも半分は生き残ってたんだし

        13
        • 一般通過OSINT
        • 2024年 3月 03日

        > 代償として戦場での平均余命は2週間とかになるかと思われます

        でも実際深刻な人員不足の状況に陥ているのはロシアでもないし、例え「平均余命は2週間」とか「練度超絶低い」など検証もできていないのに事実のように語られることを不問にしても、そもそも実際問題としてシュトルムZって現在ウクライナ東部戦線で全部カバーできるほどの規模があるんのでしょうか?シュトルムZいない所も押されていますがどう説明するつもりですか?
        ロシア人もみんなさんと同じ18年の歳月で成人になる生物だと思いますが捨て駒として使われても人的資源とメンタルも限りがあることを忘れてない?
        これ学校の遠足ではなく実弾武器を支給するような組織として2年間もそのような粗い扱いでよくも「組織」として保たれるとは、もしかしてロシア人って本当に地球人ではないかもしれないね。

        23
      • 名無し
      • 2024年 3月 03日

      そんな低レベルな戦闘スキルしか持ち合わせてない敵に押され後退を繰り返し、失地を奪還する展望も見通せないウクライナ軍というものは一体全体何なんだ、という話にしかなりませんからね…

      33
        • タチコマ
        • 2024年 3月 03日

        いや、その低レベルの兵士に押される理由は記事に書いてある通りですが……
        人命気にせず最低限の訓練で戦場に送り出してひたすらウクライナ側の疲弊を待っている、そして最初に投入する幾つかのグループは全滅しても構わない、代わりをどんどん投入するし運良く戻って来たグループは補充してまた投入する
        物量と人命の消耗を許容出来るから出来る戦法です

        9
          •  
          • 2024年 3月 03日

          結果的にそれが最小の損害で済み、最大限の損害をウクライナ軍に与えてるからウクライナ軍の人的資源のほうが先に枯渇し始めてるんじゃないの?
          両軍の投入兵力はほぼ互角なんだから単純な算数でしょ。

          33
          • 名無し
          • 2024年 3月 03日

          アウディーイウカ攻防戦ではウクライナ軍の現場の声で即席新兵が増援として送られて来るが使い物にならない、といったインタビューが掲載されていたし、そもそもウクライナ軍も基礎の基礎を覚えるのに数ヶ月要する訓練を4週間?だったかに無理やり短縮して戦場に送り出しているようじゃないですか
          これで敵は練度低いがウチは全然違いまっせはそりゃあー通らないでしょう

          18
        • たむごん
        • 2024年 3月 03日

        仰る通りです。
        相手は精悍、我々の前線兵は英雄的に戦い出血を強いている。

        ロシアは世界2位の軍事大国・陸軍国としては世界1位、ウクライナも旧ソ連の軍事技術・科学技術の中心を担っきた国の1つです。
        スポーツではないですが、個人的には、こっちの方がいいと思うんですよね。

        ロシアが弱い弱いを繰り返していては、国外・国内に期待感を抱かせた分、現実を知った落差に打ちひしがれる事になるだろうなあと。
        (軍事ブログの読者の方には少ないと思うのですが)人によっては、騙されたとさえ感じるでしょうね。

        25
      • リック
      • 2024年 3月 03日

      そもそもとして軍事に限った話ではないですけど、どの組織も、設備投資であれ教育であれ、注ぎ込めるリソースには常に限りがあるわけですよ
      今の自衛隊も、現在の少ない人員ですら全ての隊員に高等な教育を行えているわけではありません。そんな時間も資源もありませんからね。
      そんな自衛隊が有事に人員増強を図るとなれば当然、必要最小最低限の時間と設備で最大限の結果を見込める運用を行う必要があります。

      何が言いたいかって言えば、ロシア軍は最小最低限の時間と資源で最大限の結果を出せる兵士運用をしているだけに過ぎません
      もしそれが西側の軍隊にできないというのなら、ハナからロシア軍に正面から勝てる道理は無いでしょう。

      29
      •    
      • 2024年 3月 04日

       ローテーションで前線から下がっている時、座学とかしないのかな。仲間内で止血の方法ぐらい教えそうな気がするけど。

       そもそも、ローテーションをきっちりしている組織で、人命の使い捨てというのが、イマイチ分からない。
       有給が取れるブラック企業のような違和感を受ける。

       側面を取りづらくなったので、突撃は避けられない。みたいな話を聞いたことはあるが。

      7
    • 匿名
    • 2024年 3月 03日

    率直に言えば、西洋的な価値観に縛られないリソースの活用方法ですが、部隊運用として十分に機能している以上、ゾンビアタックだのバンザイ突撃だので馬鹿にすべきでは無さそうですね。
    特に軍事資源が枯渇しかかり補給の見込みも無い軍隊に、この波状攻撃は有効でしょう。

    33
    •  
    • 2024年 3月 03日

    戦車の場合、一箇所に留まればすぐに敵に位置が露見し反撃が飛んでくるから5発撃ったら最大速度で500m以上移動しろ、なんていう戦訓が共有されたりしていましたが歩兵でも同じことなんでしょうね
    大部隊を集中運用すれば敵の偵察資源がすぐに大量に差し向けられ、位置が露見した部隊が一瞬で殲滅されてしまう
    小規模突撃を正面を変えて繰り返すことで敵の偵察資源は分散を強いられ、位置の露見が避けられる
    ……方法論としてはブルシロフ攻勢ですね

    28
      •  
      • 2024年 3月 03日

      浸透戦術はこっそりと司令部を落としにいくのに
      堂々と攻め続けてるならバグラチオン作戦の方が近そう

      3
    • kame
    • 2024年 3月 03日

     最前線で戦闘を行っていたワグネルのやり方を吸収し、数十万もの軍全体に反映させるまでの早さは流石はロシアというべきなのでしょうね。ロシア帝国からソ連、ロシアという国々の大きな特徴は最初は鈍重で、尻上がりに加速してくるという印象でしたが、プーチン大統領の元でもその点は変わっていなかった。
     ロシアが特殊部隊を再編、今回の戦争での経験を活かした現代的な部隊へとアップデートするという発言の後に、アメリカ陸軍も特殊部隊の所属人数を削減し、ドローン戦力も含めた部隊にするという発表をしてましたし、当然、中国・欧州も続いていく事になるでしょう。
     ロシア軍の新たな攻め方について読んだ時、上杉謙信の車懸りの陣が頭に浮かびました。車懸りの陣自体は本当にやっていたのか怪しまれてる逸話ですし、厳密に言えば同じではないのでしょうが、切れ目なく攻める部隊を交代するという点では発想は同じのように感じられますね。

    23
      • NHG
      • 2024年 3月 03日

      いうほどワグネル要素はない印象
      悪名高いスコップ持たせて~という一方通行で非効率的な戦法を多用したのがワグネルで、今の人命→戦力の変換を最大化させる戦法の下敷きにはなってるとは思えない
      あえて言えば『「悪い歩兵はいない」「怪我、病気、言語、訓練などに関係なく誰でも要塞を攻撃することができる」』という烏合の衆でも先頭集団に変えれるっていう哲学ぐらいの話だと思う

      13
    • 2024年 3月 03日

    憲兵、軍事検察、軍事法廷が無い理由の廃止したりを見てると、何だか欧米に色々言われてる為に汚職改善の為に徴兵担当者とか排除したら、徴兵すらまともにできなくなったみたいなの思い出しますね。

    そういえばウクライナってマスメディアは取材やらは一部だけに制限してるけど、今では前線取材の許可減ってるんでしたっけ。
    ウクライナのテレビなんかは24時間民放6局が、リレー形式で戦争報道してるけど、テレビ局の人間は軍の報道官の発言をチェックしたりするのに、前線取材出来てないから何も出来ず軍の報道官が言いたい放題って話ありましたし。

    22
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 3月 03日

    あくまでウクライナ側から見た戦術検証なので本当に合っているかは疑問の余地がありますが、結局は銃弾が無ければ何も出来ないしその弱みを最大限に突かれているのが現状だという事です
    防衛陣地が崩壊すれば残るのは生身の人間なので、現代兵器の前ではバタバタ死んでしまいます
    このような状況下で人員すら不足しているというのはやはり致命的だとしか言いようが無いと思います

    毎度恒例のフレーズですが「戦いは数だよ」ですね

    25
    • general
    • 2024年 3月 03日

    民主主義的アプローチが不利って言われてもじゃあ有事の際にそれを捨てられますか?って言われたら絶対無理だろうな
    一回捨てたら基本的に取り返しがつかないし

    13
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 3月 03日

      かつて共和制ローマには有事の際にほぼ全権委任になる独裁官があり、それによって外敵との戦いには勝利してきました
      しかし、独裁官が軍を解散せずに軍権を掌握して政治の全権を握るようになり帝政ローマへと移行していきました

      現代でも民主主義を有事の際にどこまで捨てられるのか、捨てたとして元に戻せるのかはわからないのですよね
      アメリカの大統領でも有事下であっても議会の承認が必要であり「民主的プロセス」の呪縛(と言うと怒られそうですが)からは逃れられないですし

      19
    • Easy
    • 2024年 3月 03日

    いうまでもなく、これはウクライナ軍内部の汚職が減らない最大の理由でもありますね。
    もはやソ連と西側の悪いとこどりのシステムになってしまっています。

    19
      • Whiskey Dick
      • 2024年 3月 03日

      ・西側(特に米英):政治的に自由、個人は自由に競争できるがこれによって格差が生じる→自由で交易が多い社会では品質が向上し、革新的な発見が生まれやすい。しかし競争から落ちぶれた人間にとって自由は悪い方向に作用する(アルコールや薬物の依存、賭博、性的逸脱、反社会的集団の形成)→自由で豊かな一方、犯罪率が比較的高い。
      ・共産主義(ロシア):政治は権威主義、個人を抑圧、経済は統制され(建前上は)平等→教育の普及やある程度の工業化は可能だが、自由な発想が必要な第三次産業は育たず、品質は向上しない。政府の強力な統制により犯罪は少ない。→最低レベルの生活と安全は確保できるが、それ以上の進歩がない。王権が強い農奴制社会のロシア人には向いている。
      ・米英とロシアの悪しき部分を融合したのが1990年代のロシアであり、現在までのウクライナだ。政府権力が大きい一方、人々は「自由」に競争できるので、公的機関に賄賂を贈る競争が生じた。権力に寵愛されれば商売も有利になるので、権力者と結託した違法成金(オルガルヒ)が蔓延る。→社会の品質が向上せず、格差のみ拡大する。悪い意味で「自由」な社会であり、汚職や違法ビジネスが横行する。中南米にそっくり。
      ・エリツィンの後を継いだプーチンは公共性の高いエネルギー産業のオルガルヒを司法の力で追放し、国家による独占とした。石油や天然ガスの収益を国家で独占する一方、その収益で所得税と法人税を減税した。→減税によって個人消費が拡大し、外資もロシアに参入するようになる。消費と交易の拡大によって品質は向上する。運が良いことに新興国の経済成長によってエネルギー価格が上昇し、国家財政を軍事に充てる余裕ができた。→強い権威と自由経済の組み合わせという中国やイスラム圏にそっくりの社会がロシアに誕生した。これらの社会に共通する点は強い王権、大家族制、伝統を重んじることだ。こいつらは強い経済と軍事力、我々に理解不能な価値観によって西側諸国の面倒なライバルとなった。

      21
        • ras
        • 2024年 3月 03日

        木とは関係ないですが、おっしゃる通り今のロシアは、帝国時代の有力貴族に右往左往してきたツァーリ体制と比べてもよりアジア的な封建制ですね。帝政時代の貴族は国外に逃げ、プーチン体制がオリガルヒを制圧した結果で歴史的な反権力が抑えられていることから、理想的と専制主義的な右派から称されました。
        現在のウクライナはオリガルヒ体制から脱却できず幾度の政変で混乱の中で外資に簒奪されてしまった結果、ソ連時代の人重視の汚職に加えて19世紀的な西欧的な企業汚職が蔓延した社会のままだったのが、企業的なそれぞれの旅団の独立性と汚職だったりに表れてるように思います。

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        • 歴史と貧困
        • 2024年 3月 03日

        >我々に理解不能な価値観によって西側諸国の面倒なライバルとなった。
        いえ、昭和天皇を国家元首としていた大日本帝国の民にとっては、「強い王権、大家族制、伝統を重んじること」は非常に理解しやすい価値観だと思いますよ。

        60年程度前までは日本にも普通に、当たり前にあった、アジアの伝統的文化の一つですから、日本人が【理解不能】なはずはありません。少なくとも、父が満州国奉天生まれだった私には、理解できる価値観です。満州での日本人は、大家族的に結束していなければ生存が厳しかったそうですから。

        今の欧米の核家族的な文化を悪いとは言いません。外から異文化を学ぶことは良いことです。それぞれの文化には、それぞれの良さがあり、悪さがあります。長所と短所は基本的表裏一体ですから。

        ですが、“理解不能”なものではないと思います。そう思う人は、“理解したくない”のではないかと。

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        • 名無しの悪夢
        • 2024年 3月 04日

        私は社会主義にせよ自由主義にせよ、社会の仕組みとしての格差=富の集中の問題は変わらないと思ってます。
        共産主義は社会主義と同等の物と扱っていいのかもしれませんが、共産主義はマルクスの思想を崇拝する物として置いておきます。

        社会主義はご存知のように富や財産は平等の物とする一方、権力を持つ人間が富の振り分けを行うので権威主義によって不正を行い易い傾向があります。

        自由主義=資本主義においては、詳細な説明は不要でしょうから私なりの砕けた言い方をすれば
        「金持ちはもっと金持ちになる、人が多いほうが金になる、よって金と人は少ない方から多い方に流れる」という点で問題が生じているように思います。
        これは日本や韓国で起きてる、大都市への人口の集中による過疎地の発生、大都市から首都への一極集中を見ればなんとなく理解してもらえると思いますが、もちろんこれは誰かに強制されてるわけでもなく、社会主義とは違う方法で富の集中による権力の集中が起きてるわけです。

        ここから思いっ切り話を省略させていただきますが、ウクライナやイスラエルの報道を見るに、そういった権力を監視するはずだったジャーナリズムも、結局は権力の言いなりとなってプロパガンダ紛いの情報を吐き出し権力を増大させてる現状が伺えます。

        こう言うと社会主義で起きてることの方がもっと酷いと思われるかもしれませんが、私の見解では自由主義でもこの傾向が極致まで達すると、大した違いはないように考えています。

        3
      • general
      • 2024年 3月 04日

      全権を政府に委任して敵に勝ったところで
      次は無制限に肥大化した権力を振りかざす自国政府や既得権益層が民衆にとっての次の敵になるのはまさに歴史が証明していますね
      平時ですら裏金だ何だと腐敗が著しいのに緊急権なんて与えるのは怖すぎます

      5
    • たむごん
    • 2024年 3月 03日

    波状攻撃が、PDCAを高速で回すようになっていますね。

    国・軍・会社など、どの規模の組織もそうですが、今ある組織の資源を上手に使う事が大事です。

    どこの組織でもヒト・モノ・カネが足りないというのですから、ロシアは今出来る範囲で適応しているように見えます。

    20
    • 名無し
    • 2024年 3月 03日

    このロシアの戦術ははるか昔、日本の武士が元寇のときにやったことに似てると感じた
    私は軍事にあまり詳しくないけど、元寇についてYouTubeで拝見した際に昼と夜襲で交代して絶え間なく攻めてきて、それも命を惜しまず攻撃してくるから補給が限られる蒙古軍は恐怖したそうだ
    加えて、疫病発生を狙って腐った動物の死体を投げ入れたりしたみたいね。
    (原始的なバイオ兵器)
    ロシアは欧米の西進(NATOの拡大)を約束が違うと批判しつつ、ロシアの隣にまでNATOが来る事を想定してこの日のためにずーと準備をしてたから簡単には倒せないでしょう。
    愚かなのは欧米のプロパガンダを鵜呑みにして実態を見ない人達、この状態を望んで長く謀略を繰り広げた欧米の諜報機関葉非常に邪悪に見える。
    ロシアもクリミア半島を国際情報戦でなく、いきなり武力で取ったのは愚かだけどね。
    ウクライナのカラー革命やロシア系住民問題もあるから複雑だけど、クリミア半島は地政学的に海に抜ける要所であるから、実効支配したいという本音はあると思われる

    14
      • 歴史と貧困
      • 2024年 3月 03日

      >この日のためにずーと準備をしてたから簡単には倒せないでしょう。
      >ロシアもクリミア半島を国際情報戦でなく、いきなり武力で取ったのは愚かだけどね。
      2022年のウクライナ特別軍事作戦が、“この日のためにずっと準備していたもの”であるならば、2014年のクリミア併合もまた、“その日のために水面下で準備していたもの”でしょう。

      『いきなり武力で取った』という認識もまた、貴方のおっしゃる“鵜呑みにして実態を見ない人達”の共通認識に基づいているのでは?
      相手を愚かと侮る考え方は、油断を生むだけなので謹んだ方が良いかと思われます。さもなくばゼレンスキー政権の二の舞いです。

      12
    • 774
    • 2024年 3月 03日

    ローテーション戦法は銀英伝のアムリッツァでのキルヒアイス艦ヤン隊vs艦隊の戦闘を思い出しますね
    あれも数に勝る帝国(キルヒアイス)艦隊が3,4つのグループに分かれ、同盟(ヤン)艦隊に絶え間ない攻撃を浴びせ、疲弊と消耗を強いていました

    7
    • ななしびと
    • 2024年 3月 03日

    開戦直後からの大隊戦術群から始まり、ロシアの失敗を限りなく西側が報道してきたが、そのたびに改良し乗り越えて優位な戦いを続けられているのは流石としか言いようがないね。
    逆に西側としては貶すわけにもいかないウクライナ軍は散々褒められてきたものの改革改良のひとつも話が聞こえてこない。
    それどころか期待されていた総司令官すら交代させ(しかも前線からの評判も悪い)、ちぐはぐさばかりが際立ってきている。
    これでなぜ無敵ウクライナ軍と惰弱ロシア軍という構図が成り立ってきたのか不思議でならない…

    28
    • ras
    • 2024年 3月 03日

    タンクカルーセルなども併せて、近年のロシアの陸軍戦術は高周期のローテーションで常に補給しながら交代で絶え間を作らないことに注力してます。
    今回のも考え方的には同じでそれを歩兵のごく少数戦闘集団に適応したということでしょう。ワグネルはローテーションしてたかと言うとそうではないのでワグネルの戦術というと疑問符ですね。

    12
      • Easy
      • 2024年 3月 03日

      ワグネル戦術と似ている部分もあるんですよ。
      その少数歩兵の突撃を、上空から砲撃部隊のドローンと空挺部隊のFPVドローンが観察していて。敵の火点を見つけては砲撃をかけたりFPVドローンで攻撃して潰しています。歩兵を砲弾のエサにしてるのはコンセプトとしては一緒です。
      ところが,このドローンによるエアカバーと火力投射が一種の小さい諸兵科連合作戦として機能していて。大砲しか無かったワグネルと違い,火力投射の効率と速度が段違いなので、歩兵の前方の敵をバンバン制圧していくんですね。
      結果としては歩兵の犠牲を大きく減らすことに成功し、成果はワグネル戦術から大きく向上しています。
      必要は発明の母と言いますが、さすがに色々考えるもんだと感心しますね。

      24
    • nanashi
    • 2024年 3月 03日

    ウクライナが良く使うコトバ「民主主義のせいで負けた」。
    民主主義というのは怠惰や汚職や不正の免罪符では無いんですよ?
    このまま戦争に負けても「民主主義のせいで負けた」と言うでしょうね、この国は。

    20
      • NHG
      • 2024年 3月 03日

      >ウクライナが良く使うコトバ「民主主義のせいで負けた」。

      いままで聞いたことないんですけど、ウクライナの誰が言ったの

      5
    • クル
    • 2024年 3月 03日

    軍隊というのは民主主義的に運営されたらまともに動かないんですよね
    誰だって死にたかないんですからみんなで仲良く生き延びようってなったらケツ捲って逃げるしか選択肢が無い
    ここで死んでくれって命令が出せる。そしてそれに従う兵士
    これが軍隊の組織としての強靭さです
    これに兵器の性能と数が揃うと更なる脅威となるわけです
    ロシアという国家はそういう組織への変貌を遂げつつあると思います
    経済指標で勝ってるからその気になれば簡単に捻り潰せるだろうという楽観は各国捨ててもらいたい

    18
    • ルイ16世
    • 2024年 3月 04日

    フランスは民主主義になり無双しました。何せ今まで無数の貴族や聖職者に分散していた権力が革命により議会に集中されたので効率的に戦争を遂行出来る様になったからです。大切なのは中央集権体制の確立であり、ロシアはプーチンの下でオルガリヒの粛清を行い出来ましたが、ウクライナはオルガリヒの排除に失敗し、出来ていないわけです。おそらく、ウクライナが独裁、ロシアが民主主義になったとしても、同じ結果が待っていると思うので民主主義は関係無いと思います。
    大体、民主主義にさえなれば日本と同じ国になれるなら今頃イラク車がアメリカ中で売れて貿易摩擦が起こり、アフガンのマンガがアメコミを本屋の隅に追いやっているはずですが、イラク車もアフコミも見た事がありません

    15
      • AM
      • 2024年 3月 04日

      イラク車はともかくアフコミは全く想像できませんね笑

      民主主義を旗印に不自由の中とはいえ安定していた国体を破壊、収奪した結果、かえって一般人の生活が立ち行かなくなってしまいましたね。
      原油高でオイルマネーが飛び交う中、世界4位の産油国のイラクはなぜ豊かになれないのか。英米の介入戦争に疑問を感じずにはいられません。

      日本は冷戦開始時に防共の最前線であったことが結果的に幸いだったこと、また収奪する資源はなく、高度教育を受けた人口こそが財産であったことが戦後の発展を支えていたんですよね。

      6
    • 2024年 3月 04日

    今回の記事を色々と面白い

    ・分隊戦術と射撃訓練に1ヶ月使えば最低限度の戦力になる
    ・こうして養成・編成された兵隊は分隊規模のチームで運用され数チームを同一攻勢点に五月雨的に投入する
    各分隊の仕事は敵軍の火点の暴露と地歩の確保(早い話が行けるところまで行かせる)
    ・暴露された敵火点をドローンなどの機材で正確に位置特定をして砲火力あるいは滑空爆弾で殲滅・排除
    ・先行した分隊がボロボロになって士気が低くなったら別の分隊と交代

    以下繰り返し。というわけでワグネル戦術の延長線上にあるやりかたですな。
    この投入される分隊群には囚人兵だったり懲罰部隊から優先的に補充されるわけで、前線兵士を恐怖で支配できる効果もあります。
    まあ、西側じゃとても真似できませんね

    ソ連軍の戦術教本だと大隊規模の部隊に意図的にボロボロになるまで強攻させて、後方から将校が状況を観察して威力偵察と成すのが定番でしたがそれとは全く違いますね。

    次にウクライナ軍に憲兵組織が無いというのには驚きました。驚いたというか呆れたというか。
    そりゃあ上手くいきませんよ。軍隊は殺し合いをさせる組織ですし普通の人ならばそんなの御免ですからね。
    憲兵が目を光らせているから兵隊に殺し合いという仕事をやらせる事ができるのですよ
    何をやってんですかね
    逆に言えば憲兵もいないしょっぱい軍隊相手に苦戦しているロシア軍も相当に駄目ですね

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