ドニエプル川右岸地域からのロシア軍撤退に呼応してウクライナ軍は次々と拠点を解放しており、新たにブラスキンズキー、ボロゼンスキー、カイセリフカに入ったことが視覚的に確認された。
カイセリフカはヘルソン市郊外まで約10kmの地点にあり、ここウクライナ軍が入ったということはヘルソン市で何かが起きているという意味だ
ロシア軍のスロビキン総司令官は「ドニエプル川右岸地域での防衛は難しい」と判断してヘルソン市の放棄=ドニエプル川左岸地域への撤退を進言、これに同意したショイグ国防相は部隊の撤退を進めるよう指示していたが、ウクライナ軍の第131独立偵察大隊がムィコラーイウ州のスニフリフカ解放に成功。
さらにブラスキンズキーやボロゼンスキーを解放したことも視覚的に確認、両軍が激しく支配権を争っていたカイセリフカもウクライナ軍が到達しており、ドニエプル川右岸地域からロシア軍撤退が始まったことを裏付けている格好だ。
特にカイセリフカはヘルソン市郊外まで約10kmの地点にあり、ここにウクライナ軍が入ったということはロシア軍の砲撃が弱まった=ヘルソン市で何かが起きているという意味なので非常に興味深い。
追記:信じられない速度で戦線崩壊が進んでいる、、、
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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
ロシアがやっとマトモに戦争をする気になったわけね。
此れからどうなるやら。
ロシア軍は今まで馬鹿の一つ覚えで、絶対不利のヘルソン保持に固執していたが、
それをきっぱり放棄して戦線整理、ドニエプル川を盾にした防衛線を張るわけだから、
川を超えるのは極めて困難。
少なくとも言えることは、ロシア軍指揮官は馬鹿ではなくなったことだけは確か。
極めて困難な戦いにウクライナ軍が置かれるのは間違いない
今までも指揮官がバカだったわけではない。
より上のバカが口出ししてこなくなっただけ、って感じがするかな。
戦術的に言えばヘルソンは守りやすい方
完全撤退となればウクライナの粘り勝ちって印象がな
何度か突破失敗してるのは確かっぽいし
年内にヘルソンを奪還すると言われていましたが、
まさかこんなにも早く達成するなんて驚きました
ウクライナに栄光あれ!
戦線整理だよねこれ ヘルソン近郊のロシア軍を壊走させた訳じゃ無いんだし
領土の解放は喜ばしいがこの後が大変になりそう
その通りですね。
ウクライナ軍は有利なヘルソンで、ロシア動員兵を「間引き」することで、動員兵の被害拡大により動揺したロシア国内の厭戦気分を高めたかったという戦略をもっていたはずですが、
少なくともその戦略は大幅な見直しが必要になった形です。
それでも露助はまともな補給が困難なのは事実だろうし、宇軍も慎重に進軍すると宣言もしてるので左岸に関しては大丈夫だと思われる。
それよりもここから少なくともクリミヤに押し戻さないといけないが、この攻略はかなりの準備が必要だと思われる。
ザポリージャ方面からの攻略が王道と予想されるがかなりテクニカルな作戦が必要であると予想される。
困難であるが成功すれば本当の終りが見えてくるのでぜひとも露助共を粉砕して欲しい。
T-90の鹵獲がそこそこあり、人が撤退できても装備までは撤退しきれないという様子ですね。もちろんBMPシリーズのようにフロートで自力渡河している装備もありますが。ウクライナ側としては、鹵獲品を得たこと、冬までに有利な防衛ラインを引けて休息しやすくなったこと、ロシア国内のタカ派の間で政治的ショックが広がっているのがウクライナ側の得たものでしょう。
国際世論を気にしながら戦わなくてはならないウクライナにとって、市民に犠牲を出しながらのヘルソン奪還作戦は司令部の頭を悩ませていたはずだ
ロシア側にとってヘルソンの保持は政治的な理由以外になく、唯一制圧した州都をロシアが手放す意味は大きい
ここから膠着状態になったとしてもロシア側の補給線が改善される要素はなく、本格的な冬の睨みあいはアウトレンジで兵站を破壊し続けられるウクライナのほうが有利
ヘルソン市の平均気温を調べたら、この時期の明け方の最低気温は0℃前後、最高気温は10℃に達しない。東京の最も寒い時期、大寒の頃の最低気温は氷点下になることは滅多にない。最高気温は10℃を少し下回るくらい。今のヘルソン市は、東京の大寒の頃より寒いようだ。
最も寒い時期、私は東京の街を歩きたいとは思わない。家にこもっていたい。寒さに慣れたロシア兵も、これからさらに寒くなるのに、補給がままならないところに留まっている気にはなれないようだね。ロシアも戦後を考えているのかな。戦争の結果が不本意に終わったとしても、最悪、精鋭部隊の損耗は避けたほうがいいと。
待てば海路の日和あり。ウクライナ軍の健闘を祈願します。
ウクライナ軍には、西側の防寒装備が少しずつ届いていますが、
ロシア軍には、元々が乏しい上に、トルコには断られ、
北朝鮮に依頼したとも断られたらしいとも言われていますね。