ウクライナ軍の反撃はザポリージャ州とドネツク州にまたがる約140kmの前線で行われており、ロシア側情報源はオレホボ周辺の状況について「両陣営とも1時間辺り数百発もの砲弾を打ち込む激しい砲撃戦が進行中」と報告している。
カムヤンスキー周辺の入植地(ロブコベ)は再びグレーゾーンに
ザポリージャ州オレホボ周辺の反撃は現在も続いており、ロシア側情報源の話ではカムヤンスキー~オレホボ~フリアイポレの範囲で激しい砲撃戦が進行中で、両陣営とも1時間辺り数百発もの砲弾を撃ち込んでいるらしい。
さらにロシア側情報源は「前線近くに集結するウクライナ軍を精密誘導爆弾「KAB-500」で攻撃し、夜にはKa-52やMi-28で敵を狩っている。敵はフリアイポレ周辺に部隊を配備して攻撃を仕掛ける仕草を演出している。敵はHIMARSでザポリージャ戦線の後方地域を攻撃する準備を進めている」と指摘し、ウクライナ側情報源は「カムヤンスキー周辺の入植地(ロブコベ)が再びグレーゾーン=交戦地域になった」と主張している。
新たに登場した視覚的証拠はロシア軍の徘徊型弾薬がレオパルト2を攻撃するⒶⒷⒸ、 ウクライナ軍がロシア軍陣地を攻撃するⒹ、ウクライナ軍がロシア軍陣地を攻撃するⒺ、ロシア軍がウクライナ軍のD-20を破壊するⒻだけで、これまで登場した視覚的な証拠はマラ・トクマチカからノボポクロフカに集中しているため、オレホボからロボタインに向けて南下していると言うより「オレホボから東に向けてT0815とT0803の間を前進している」といった感じだ。
ウクライナ軍はロシア軍が用意した塹壕・龍の歯・防御陣地のラインに到達していないため、反攻作戦の進行段階はまだ「序の口」といったところで、これを(何度も)力技で押し切る必要がある。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
ウクライナの砲弾不足についての報道がこれまで何回も出てた気がような
ケチる余裕ないんだろうけど在庫使い切る覚悟なんだろうか
ケチったところで温存できる保証も有りませんしねぇ
もう防空がカツカツで、弾薬庫たびたび焼かれてるので
思い切って弾薬使うのは正解でしょう
問題はそれ以前、ケチらず全力投入したところで勝てる戦力なのかって部分ですね
以前書いた通りやはり狙いはポロヒーだった
フリアイポレ方面から仕掛けるものと思っていたから左翼の右端を担当する衝撃グループがほとんど中央に近いポジションから仕掛ける点については予想外だったが
とにかくこれから数日間でポロヒーの突破口形成が上手くいくのかどうかがこの攻勢の鍵を握るだろう
仮に戦闘がウクライナ有利になって押しても、ロシアのダム破壊のように、原発への攻撃によるウクライナ汚染からの撤退も考えられるし、不安な日々が続くな・・・。
情報統制のおかげで出てくる情報が本当にロシア側からのしかないから何が起きてるかが全く分からんな…。
ウクライナ軍は徐々に一部突破する箇所も出てきたっぽいし頑張ってほしい。
現時点で損害が出過ぎてるって言う人もいるけど、ハルキウとかヘルソン奪還であまりにもロシアが大きな失態犯したおかげで奪還作戦は元々大きな犠牲の上に成り立つというのを忘れてしまっている気がする。
バフムトとか一つの都市を取るために10万とか死傷者出すのは論外だが…。
ウクライナ軍はヴェリカ・ノボシルカ方面のブラホダトネの解放を公式に発表しましたね。
ウクライナ軍はまだ主力を投入していませんし主攻がどこなのかまだ分かりません。
南ドネツク・ザポリージャ方面に注意が向いている間に、ウクライナ軍はバフムト北方のブラホダットネ Blahodatne 村を解放したらしい。激戦区は容易にロシア防衛陣を突破できないでしょうが、他の地域では領土奪還が進んでいるのかもしれませんね。どこが陽動でどこが主攻なのか、わかりにくい状況がしばらく続きそう。
もう右や左にロシア軍の意識を振って、徐々に崩して行くしかないんじゃないでしょうか。明確な主攻勢を作らずに。
自己訂正レスです。
バフムト北方のブラホダットネではなく、南ドネツクのブラホダットネだったようです。
レオパルド2とブラッドレーを装備した先鋒を撃破した事実はロシア軍の士気を大いに高めた。警戒線に配置されたロシア軍は攻勢圧力の強い地域では事前に定められた防御ポイントまで秩序だって後退し、ハリコフの時に見られた士気崩壊と壊走は見られない。
攻勢のクライマックスは未だ訪れていない。ゼレンスキーは攻勢の開始を認めたため後戻りも出来ない。今後一週間から二週間の期間はウクライナとロシアの運命を決める戦いが続くだろう。
一点突破ではなく、平押しになっているのが気になる。
目的が ロシア軍削りだからでしょ。
削った後で別の部隊が突破。
現状、どっちが削られてるかと言うとウクライナだけどなぁ
龍の歯の当たりを抜ける前にあの損害はちょっと多い
ロシア兵はたくさん死んじゃいけないんですよ。
陣地があっても兵がいないと何にもならないので。
バフムト攻防戦は露戦力の削減に効果が有ったと思われますが今回は宇が攻勢ですので寧ろ宇の戦力が削減されているのではと思います
1:1の交換レートでは継戦は難しいので何とか隠し玉があると期待したい所です
本来なら冬の前にいかばくかの領土を回復し,その勢いで来年のF16が来てからの本格反攻が本戦だろう、と。
今年のこれは一種の威力偵察として、ほどほどのところで膠着させておくのがウクライナとしての今年の合理的な中期目標だと思うのですが。
なんかチップがうず高く積み上がって突然のるかそるかの大勝負が始まってしまった感じです。
このままウクライナが予備戦力も全部投入したら戦史に残る大決戦になりそうですが、その戦略的意味を解説するのに後世の歴史家は苦労しそうです。
訓練を考えるとF16はどうやっても9月末のアメリカ議会でのウクライナ追加支援予算審議に間に合いません。それまでに目立った成果が無ければ確実にウクライナ予算は削られます。この様な政治日程を考えると遅くても7月には攻勢を発動せねばなりませんでした。
最精鋭のはずの33旅団(レオパルド2)と47旅団(ブラッドレーIFV)が先鋒として投入されたのは技術的に優位な西側装備の利を出さなければ突破するのは厳しいと理解していたためでしょう。
ザルジニー更迭説が本当なら政治主導の作戦であり、軍事的合理性に基づいた作戦かは疑問です。とはいえNATO訓練を受けた攻勢用旅団9個旅団のうち3分の2が未だ投入されていないので経過を見守る必要があります。
これ やっぱりウクライナの罠じゃないか?
ロシア軍はこんな前に出ちゃだめでしょ。
前に出たロシア軍を削る作戦じゃないか。
もっとウクライナ軍を引き込んで戦わないと
被害が大きくなりすぎでしょ。
ウクライナは まだどこに行く変わらない部隊がかなりいるのに。
地図の上の黒いドットが竜の歯の位置だと思うんですが、これがすなわちロシア軍が「ここまで下がってもいい」と考えているラインですね。逆に言えばここより上はウクライナ軍が来たら下がる予定のバッファです。
割とこの地域の突出部は捨ててかかってるように見えます。
ロシア軍の車両被害の低さが全てを物語ってるよね、ウクライナがやった事をそのままそっくりやり返してる感じ
ウクライナ軍の戦果発表ではそれなりに装甲車両が撃破されているようですけどね。
少ないのは既にまとまった数の装甲車両を各戦線に配備できない状況なのかもしれません。
最前線まで飛び出したロシア軍はウクライナの地雷で戻れないみたい。
地雷でかなりの死傷者が出てるから。
竜の歯は歩戦分離を図るための装置で死守ラインじゃないよ
徘徊型弾薬に対するレオパルト2の防御力はどうなんだ
車両にはAPSが必須の時代になりそうですね。
イスラエルのトロフィーほどではないにせよ自爆ドローンに対処できないなら装甲車もピックアップトラックと同じ使い捨て。
徘徊型ドローンが持てる程度の炸薬では戦車の装甲は抜けない
でもアンテナなどの非装甲部は被害を受けるので戦車の有効性が低下する
将来の戦いではネットワークの戦いと言われるように通信が重要になっていくだろうから
徘徊型ドローンによるアンテナへの攻撃は重要になっていくかも