英国防省は25日、軽量で安価な新型戦闘機「LANCA」をコンセプトを発展させ有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機を開発するため、2023年までに技術実証機を開発して本格的な飛行テストを行うと明らかにした。
参考:£30-million injection for UK’s first uncrewed fighter aircraft
遂に無人戦闘機の技術実証機製造へ進む英国、早ければ2030年までに量産機が空を飛ぶ?
英国防省は25日、無人戦闘機「Lancaa(ランカ)」の技術実証機モスキートを製造するため3,000万ポンドを投資すると発表した。
英国の無人戦闘機プログラム「Lancaa(ランカ)」はボーイング、カレン・レンツが率いるチーム・ブラックドーン、ブルーベアが率いるチーム・アベンジャーが受注を争う形で開発(概念設計に相当するフェーズ1)が始まっていたのだが、英国防省は各社から提出された提案の中からチーム・ブラックドーン(英企業カレン・レンツとバンボルディアのコンソーシアム)案を採用することに決定した。
補足:各社がどんな提案を行なったのかは明かされていないため謎に包まれているが、技術実証機開発フェーズに進めなかったボーイングはロイヤル・ウィングマンに関する設計資料を英国に開示する許可を豪州から取得したと明かしていたので、ロイヤル・ウィングマンの派生型を提案したのではないかと噂されている。
今後チーム・アベンジャーは「Project Mosquito:プロジェクト・モスキート」と呼ばれる技術実証機開発フェーズに進み、2023年までに技術実証機「モスキート」を開発して本格的な飛行テストに乗り出す予定で、英国防省は「有人戦闘機に随伴可能なパワー、空対空ミサイル、空対地ミサイル、自己防衛用の電子戦システムを備えたプラットフォームは過酷な戦場でも生存可能で順調に作業が進めば量産機が2030年までに空を飛んでいるかもしれない」とプレスリリースの中で述べている。
因みに同プログラムの主要パートナーであるノースロップ・グラマンUKはチーム・ブラックドーン(現在はチーム・モスキート)に協力して、技術実証機開発に不可欠なシステムエンジニアリングとアジャイルエンジニアリングの専門知識を提供する予定だ。
因みに英空軍は「無人戦闘機を導入して有人戦闘機を操縦するパイロットを段階的に削減していく」と主張しており非常に興味深い。
恐らく英空軍は無人戦闘機を実用化すれば1任務にあたりに必要な有人戦闘機が減り、人件費も訓練コストも高価なパイロットを削減することができると見込んでいるのだろう。
一般的にパイロットの数は保有する航空機の2倍以上(実際にはパイロット不足で実現困難)が理想と言われており、有人戦闘機の出番が減れば1機あたりの戦闘機に確保しておくパイロットの数を減らしても問題ないのかもしれないが、未知数な技術に過度な期待をかけるのは危険なので英空軍の発想を後追いするのは時期尚早かもしれない。
関連記事:爆速で完成する米空軍の無人戦闘機、プロトタイプ引き渡しは5ヶ月以内
※アイキャッチ画像の出典:英国空軍
将来の国防を担う無人機に「蚊」って名付けるイギリスのセンスは相変わらず謎だ…
過去にモスキートという大戦で活躍した飛行機の命名があってるから、あやかりじゃないの。
成功したらそのままモスキートとして配備されたりして
つまりイギリスのセンスは昔から相変わらずということですなー
スピットファイアという意味もなかなかです。
マクダネルにはヴードゥーなんて名前もありました。
アングロサクソンのネーミングセンスがぶっ飛んでいるのかと思います。
木製の人工衛星も開発中だし、木製の無人航空機がいても不思議じゃないな
エンジン熱、摩擦熱をクリアできたら木製にはかなり強度もステルス性もあるから面白いけど、
実現はかなり遠い遠いw
イギリス機にはハリケーンって名前つけけど、失敗作ってのありますからねえ。
モスキートは成功した機種だし
かっこよくはないけど、UAVの存在を的確に表してるのでは
外部要因がめまぐるしく変わる戦場で完全に自立した無人機は難しいので随伴機なんだろうけど1人のパイロットが自機と随伴機の両方の面倒を見切れるのかね?それとも複座にして随伴機の面倒を見る役を別に用意するのか?おそらく似たようなことを考えているF3もどうなるのでしょうか?
前に出てレーダーやセンサーで敵を発見してミサイルを撃つか、囮として敵のミサイルを消費させる弾除け以上の役割は期待していないと思います
それだけやってくれたら充分すぎる
完全な無人戦闘機が成立するならむしろF3の存在意義が問われるが、そんな飛躍は無理ですから
おそらく日本の随伴無人機がF-3配備時点で目指す
「チーミング」も似た様な機能・運用で
妥当な技術レベルかつ十分な実用性があると思うんだけど、
何故か(読み違いとしか思えない)批判されるんですよね。
「有人戦闘機に随伴可能なパワー、空対空ミサイル、空対地ミサイル、自己防衛用の電子戦システムを備えたプラットフォーム」
という文言からして一緒に飛んでくミサイルキャリア、自分の身は自分で守る、程度に見えるので、
有人機パイロットは事前のミッション設定と都度の「いのちだいじに」「まほうつかうな」的なモード切り替えと射撃指示とか帰還指示くらいしかしないんじゃない?
まず、パイロットの頭部に端末を埋め込みます、
基本は自律制御でパイロットの負担は最低限でしょう。
ただ、交戦規定の問題もあるので今は空飛ぶウェポンベイと母機に先行して情報収集するセンサーの役割がメインで航空戦対応にはまだまだ先でしょうね。
単座機はワークロード過多でパイロットの負担も増えているので、機体自体のアビオニクスに人工知能的な支援を強化する必要がありそうです。
パイロット1人が空中戦の最中に無人機からくる情報すべて処理して指揮できると思えないので
無人機のAIがある程度情報処理して音声で報告、それに対して音声指示になるんだろうな
無人機側の声優は誰がするのか、というのが問題になりそう。
そのうち、世界の無人機声優音声聞き比べとかできるのかな。
また有人機の指示で無人機が敵機を5期撃墜し有人機は撃墜しなかった場合、
彼はエースと呼べるのかという問題が発生しそう。
無人機とはデータリンクだけで会話はないんじゃないかな。
喋るのはF-3のAIだろう。
個人的には原えり子を推したいが、機体が危なくなると自衛のために制御乗っ取って暴走しそうなのが難点か。
ユーロファイタータイフーンが音声入力指示機能を持っていますが、騒音やノイズの多い航空機内では有効性が低い、ということでオプション扱いになってたと思います。
UAVとのデータリンクはUAVのセンサー情報(各種映像含む)で帯域を使いまくる関係で音声そのものをやり取りするケースは少ないでしょうね。
有人機のUAVリンクアビオニクスで必要なら音声案内でしょうが、単座はワークロード過負荷気味なので有人機の制御も含めて支援が入らないと厳しそうです。
無人機AIに広域偵察や無人機自己防衛、敵機絶対阻止、指定有人機絶対防御とかいくつかのモード設定して
喋り方やトーンで無人機がどのモードにあるかすぐにわかるといいな。
敵機絶対阻止だと「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ…」
指定有人機絶対防御だと「あなたは死なないわ、私が守るもの」
パイロットが戦後にものすごくトラウマになるかもしれないが。
ホントどこでもこういう空気読めない発言するよな…
アニヲタは自身が発言している場のTPOを少しは考えてくれ
敵に制御をを奪われたら?
日本は敵無人機をジャックする技術を持つべき。
早いねぇ。
日本も頑張ろう
機体は木製で燃料は紅茶、串型デルタ翼にSABRE3発、VTOLで最高速度マッハ5.5、メインメンテナンスハッチは機首下、ウェポンベイ内に自走式無誘導爆弾、AIはボンドgo、作戦は二枚舌で暗号化。こんなところでどうでしょう?
ミサイルと言う名のエアロパーツも追加で
>ウェポンベイ内に自走式無誘導爆弾
♪~(何処からともなく響く英国擲弾兵)
ランカちゃん、だと?
本邦のF-3も随伴無人機作るみたいだけど予算もそんなに出てる訳でもないしなんかやる気が見えないというかなんというか、どうせならロイヤルウィングマンかこのモスキート買っちゃえば良いんじゃないの。
普通に技術提携先の公募かけていたり、基礎技術の研究をコツコツやっていたりと、見えないだけで結構本気で取り組んでいると思いますよ。
でも無人機分野って日本が一番苦手な分野だと思いますし下手な機体作るよりは海外から輸入した方が良いと思うんですよね(FFOSとかいう空飛ぶゴミを見つつ)
農業用無人ヘリとか作り始めるのは早かったんだけどねぇ。
おそらく提携先になるロッキード・マーチンを信じろ(震え声
その逆、
無人機分野は古くから日本の得意分野であり世界の中でいち早く無人機を産業に利用したのは日本だ。
というかFFOSってそれほど悪いのかね?
偵察ヘリよりも小型で使い勝手もよさそうだし災害派遣にも使えるしそれなりにいい装備ではないか?
現状の数維持しつつ無人機投入で頭数増やしていくぜ!じゃなくて無人機でパイロット削減とか悲しいね
木製なんだろうか?
無人機の試作機なら、パンジャンドラムの方が相応しい。
失敗したけど。
モスキートキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
テンペストと合わせて二次大戦コンビや!
自衛隊が機体を隼だの疾風って命名したら、軍国主義の復活だの騒ぐ国もあるのかね、いずもに因縁つけたのもいたけどな
騒ぐのはいつも内部…(ボソッ
Typhoonも忘れないで入れてあげて!
※そういやドイツ軍はEF2000が正式名称でTyphoonの愛称は使ってないとか。理由はまあボコされたからねえ。
F-35もライトニングだから先代は山本五十六撃ち落した機体(P-38)だけどね
ファントム(F-4)イーグル(F-15)ラプター(F-22)は相性が定着してるけどF-16(ファイティング・ファルコン)も隼とは呼んでもらえない
ファルコンだけならまだしもファイティングまで付けると長すぎるし
ダッソーのファルコンがあるからね。
最初はスピットファイアって名前にしようとしてたらしいですぜ
なにか面白機能はないのだろうか?英国製と言うだけで変な期待をもってしまうのは仕方ないよね。ロックとかライトニングなど数多の全科持ちだし、先代モスキートも木製とかなりアレだよね。
そういえば本邦の随伴無人機は戦闘機定数に含まれるのかね?まあ財務省次第になりそうだけど。戦闘機定数から外れるんだったら100機ぐらいは欲しいけどもしかしてF-3の配備機数って無人機込みだったりして()
まあ無人機なので含まれないのでは?
パイロット維持しつつ無人機増やして頭数大きくしますじゃないのが悲しすぎる
民主主義国家と企業群で役割特化の無人機を個別に作って輸出入しまくれば面白いと思う。
技術は悪用する場合にこそ爆発的に普及する
まっとうな無人測量などができないところでもUAVは使える
技術なんてそんなものだ
いいたくはないがUAVで自国の雇用を底上げできんのかよ、と
Me162とV-1号を足して2で割った感じ
流石の変態紳士たちといえども、英国面の見本デファイアントやスクアの名前を物置きから引っ張り出してくる度胸はなかったかw
先代モスキートをマラヤ共産党叩きで持ってきたり払い下げで国民党に売っ払った時みたいに「空母QEに積んで気温も湿度も高いアジア方面に持ってきたらキノコ生えた!」とかやらかしてくれたら全裸ネクタイ姿で紅茶飲むわw