フランスのマクロン大統領は8日、空母シャルル・ド・ゴールの後継艦が「原子力推進になる」と言及することで次世代空母プログラムの存在を公式に発表した。
参考:Here’s France’s Plan For Its New Nuclear Powered Supercarrier
フランスの次世代空母は再び原子力推進を採用して7万5,000トンクラスになる
そもそもフランスの次世代空母プログラム(Porte Avion Nouvelle Generation:PANG)は7月14日のフランス革命記念日に発表される予定だったのだが、6月に実施された統一地方選挙で新型コロナウイルスへの対応や年金改革に批判が集中して与党「共和国前進」が惨敗、その対応に時間を取られて次世代空母プログラムを発表するための準備が間に合わなかったらしい。
それでも10月末にパルリ国防大臣が次世代空母プログラムについて議会の公聴会で「年内に次世代空母プログラムの推進が発表され2021年に2億6,100万ユーロの研究開発費が投じられる」と語り注目を集めていたため、そろそろ発表されるとは思っていたが予想よりも控えめな発表だったので驚いている。
マクロン大統領は原子炉製造現場を視察する名目で訪問したフラマトムで「シャルル・ド・ゴールは2038年に寿命を迎える、だからこそ次世代空母にシャルル・ド・ゴールと同じ原子力推進を採用した」と語り、この選択はフランスの戦略的自律性を維持するのに重要だと強調した。
パルリ国防大臣はマクロン大統領の演説後に次世代空母プログラムに関する詳細をTwitterで公表、それによれば次世代空母の全長は約984フィート(約300m)で約7万5,000トンの大きさになり、2基のK22原子炉(220MWth)により生み出された電力によって次世代空母は最大27ノットを発揮することが可能で、約30機の戦闘機(ラファールまたは第6世代戦闘機FCAS)を収容することができ約2,000名(航空要員が含まれた数字なのは不明)の乗組員で運行することが可能だと明かした。
さらにパルリ国防大臣はマクロン大統領の演説内容を補足する形で「原子力推進を採用したのは燃料補給が不要で航空燃料の備蓄量を増やすのに有利で、国内の原子力産業基盤を維持するのにも役立つ」と述べており、事実上フランスに原子力推進以外の選択肢はなかったのかもしれない。
ただ今回の発表には噂されていた米国製の電磁式カタパルトや電子制御の制動システム採用が含まれておらず、恐らく米仏間で進められている調達協議が最終合意に達していないからだろうと推測される。
公開されたフランスの次世代空母はシャルル・ド・ゴール比べて艦橋が後部に下げられており、米海軍のジェラルド・R・フォード級空母に似たレイアウトだが艦橋のデザインは統合マストっぽいものの影響で独特な形状(特に前後から見ると)をしている。
正式な発表前に予想されていた次世代空母の仕様は大きさ7万トン~7万5,000トン、全長285m~295m、原子力(K22原子炉:220MWth×2基)推進で最高速度26~27ノット、操艦要員900人~1080人、航空要員550人~620人、デッキサイド式昇降機2基、電磁式カタパルト3基、搭載航空機はFCASを32機、E-2Dを2~3機、数量不明のUAVを搭載というものだったので「ほぼ予想通り」だが、管理人としては次世代空母の排水量がシャルル・ド・ゴールと比較して大きく増えたにも関わらず省力化技術の採用で運行に必要な乗組員数がほぼ変わっていない点に注目したい。
米海軍のジェラルド・R・フォード級空母(約10万トン:4,500人)と比較しても7.5万トンで約2,000人というレベルは相当なものだろう。
因みにフランスは次世代空母を2038年までに就役させると言っており、今後の動向にも注目したい。
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※アイキャッチ画像の出典:Ministère des Armées
FCASやっぱり艦上戦闘機にするのか、これ絶対ドイツと揉める未来が見える
2機種作るとしてコスト高くなりそうだな
ラファールの時は小型化するため喧嘩別れしたけど、FCASは大型で性能上の妥協点がなく揉める理由がない。
ラファールの例見ても陸上・艦載型の共通性は高いはずだから、艦載型の分生産数が増えるので単価は安くなる。
艦載機が陸上機より優秀だった例は幾らでもある。
逆にラファールは小型で軽量だから艦載型と陸上型が無理なく共通化できてると思うんだけどな。
「陸上機を超える艦載機」についてもジェット戦闘機の完成度がまだまだ低い頃の話でしょ。
飛行機としてほぼ完成の域に達した第4世代以降で「単純に戦闘機として同国同時期同級の陸上機を超える艦載機」ってある?
↑×2のコメに最初「他ならぬラファールvsタイフーンみたいに」って入れたけど、自明過ぎると思って削除しました(笑)。ラファMはCに6%の重量増とハードポイント1減以外能力差はないし。同国も入れるならラファールMvsミラージュ2000。
F-14もF-15に総合力で互角、遠距離戦なら優位でした。3世代も入れるならF-4の例も。
艦載機か否かより空力他の設計の方が性能に影響大だし、現代ではアビオとかステルスとかの重量・運動性とは別の要素が強さを決めますから。
> ラファMはCに6%の重量増とハードポイント1減以外能力差はない
まず戦闘機の重量「6%」って全然小さく無いでしょ。
そしてラファCは最初からMへの派生やパーツ共通化のための「本来陸上機に不要な重量」を抱えてるんですよ。
FCASにおいてドイツ視点で問題になるのはMとCの差じゃなくてむしろこの「最初からMへの派生やパーツ共通化を一切考慮せずに設計したC」と「現実のC」の差です。
もちろん前者は実在しませんので文字通り「机上の空論」でしか無い訳ですが、ドイツの脳内にはこの幻想が燻り続け、
後で「ある部品の共通化への反対」や「(艦載型を考慮して妥協した)性能の再要求」という形で事ある毎に顔を出す訳です。
「艦載型を作るな」とは言えなくとも、こうやって様々な形で足を引っ張る事は十分に起こり得ます。
というかタイフーンやここまでのFCASやMBTの顛末を見た上で「そうはならない」と考えられる理由が分かりません。
F-14は可変翼とAIM-54という強みを発揮できる領域ではF-15に勝てる、ってだけでしょ?
陸上機としての総合力ではF-15の方が断然上なのは後の展開を見れば明らかです。
F-14は大好きな機体なのであんまり悲しい事をわざわざ明言させないでいただきたい。
F/A-18はかつてF-18Lというより高性能な陸上型をノースロップが提案しました。しかし各国は机上の高性能陸上型より、現物のある艦載型を陸上機として採用しました。
艦載化による性能低下は使用側にとって大きな問題ではない、ということですね。
いやF-18LはF/A-18A比で艦載機基準では必要とされた機構を大胆に
簡略化して、陸上機として軽量化と低価格化を図った機体です。
軽戦闘機YF-17を発展拡大して開発された艦載戦闘攻撃機F/A-18Aを
基にYF-17の方へ寄せ直したモデルともいえるでしょう。
ノースロップとしてはF-5Eに替わる商材にしたかったようなのですが
営業中にマクダネル・ダグラスが横からかっさらうような営業攻勢を
かけられたりして訴訟になったりもしました。そしてノースロップが
F-18Lを諦めて開発したのがF-5G/F-20です。
ですので陸上機に不要な機構を省いて、上の人(あなた?)の言う「最初からMへの派生やパーツ共通化を一切考慮せずに設計したC」のホーネット版がLで、軽量化した分運動性能が相当上がってます。でもそれは採用国にとってそれ程魅力はなかった、という事ですよね。
「上の人(notあなた)」です。
> 軽量化した分運動性能が相当上がってます。
「艦載機が陸上機より優秀だった例」の話ですよね?
少なくとも性能的にはそうじゃない、と自分で明言しちゃってるじゃ無いですか。
F-18Lが売れずF/A-18が売れたのは実績が十分で部品の供給等にも不安のない米海軍運用機だからであって性能の問題ではありません。
同一機種内で艦載型が陸上型を上回るとは言ってませんが。
>F-18Lが売れずF/A-18が売れたのは実績が十分で部品の供給等にも不安のない米海軍運用機だからであって性能の問題ではありません。
ですから艦載化による多少の性能劣化より、性能以外の問題の方が採用する側には重要だと、あなた自身も認めてらっしゃる訳です。
「あなた(not上の人)」です。
F-18Lは廉価版であって強化版ではない
ということが言いたかっただけです。
軽量化などによってドッグファイター
としては強化されましたが、電子装備を
廉価版にすることなどで政治的・技術的
・経済的な観点から販売可能国(市場)の
制限を緩めることを狙った自社開発モデルです。
F/A-18の採用国を見ると中距離AAMの
運用能力が評価ポイントの1つだったと
思われます(F-18Lでは多分オミット予定)
もちろん米海軍・海兵隊で正式採用された
実績やマクダネル・ダグラスの営業力も
大きかったでしょうが…
それは外の顧客が2択で選択する場合の話でしょ?
無限に選択肢のある中で共同開発相手に「お前は性能的に割りを食うけどスケールメリットがちょっぴりあるからこの案で我慢しろ」と言われて素直に我慢できるか(それもあのドイツが)とは全然別の問題ですよ。
それは艦載機と陸上機というより「米海軍その他が絶賛使用中の機体」と「(ある程度設計・部品の流用は出来るとはいえ)新規に開発する機体」という要素が大き過ぎます。
そりゃ多少の性能差なら実績もあり部品の供給も保証され、スケールメリットの分コスト面でも有利な既存機選ぶでしょう。
でもシャルル・ド・ゴールの時は、建造施設や港湾施設などの運用上の制限で
あの大きさになったんだが、その辺の不都合より小さすぎたことから発生する諸問題の
対処に手を焼いたということなのかな?
シャルル・ド・ゴールのときも予定より遅れまくり
高度なノウハウの必要な空母建造が数十年に一回程度じゃ、すんなりいくはずもない
やはりフランスも緊張感がないのが欧州の現状だな
フランスも核戦力の維持してるせいで通常兵器へ回せるお金が少ないのだよ。
すでにフランス陸軍の重装備の稼働率がかなり落ち込むという影響も出てるし、
海軍も機動部隊を編成しても平常時は護衛艦艇減らしたりと結構厳しい状況。
まあ、隣のじゃがいも国よりかは遥かにマシだけど。
本心では2隻体制を望んでるみたいだけどね、無い袖は振れない。
日本も原子力推進の研究を再開したほうがいいと思うな。
むつで失敗したからもうやめるってのは、あまりに勿体ない。
でも、ライフルコストのことを考えたら通常動力で十分か
失敗原因のデータを獲得することも大事なこと。
化石燃料の利用を減らしたいという日本政府の目的にも合致するし良い事業だと思うんだけどなあ。
アショア見りゃ分かるだろうに。。。。
「むつ」は技術的な問題よりも母港を準備できなかったからやめたのよ。政治の問題だから「もったいない」ってのは少々的外れ。どこかの自治体が手を上げるまで原子力推進はお金と時間の無駄だね。
それこそ原発を受け入れている自治体こそ受け入れて欲しいものだなあ。。
どうせ補助金ありきの財政なんだから今更だろうし。
FCASが先か空母が先か両方ポシャるか。
原子力の正規空母と艦載可能な第六世代機って、ムリゲーの二連続ノーミスクリア並みニムズイぞ。
しかも艦載機の方は「艦載機欲しくない隣人達との協力プレイ」w
とはいえ開発主導権はフランスに有る。
降ってわいたように艦載機にする、と計画を変更したのではなく計画立案段階からの要求事項。
それを理解して飛び付いてきた以上、隣人にそれは止めろと口を出す権利はなかろ。
そんな理屈がすんなり通じる相手かね?
てか別に「隣人との協調は絶対不可能だ」と言ってるだけじゃなく
「隣人の存在が無理ゲーの難易度を一段上げる要因になる」と
言ってるだけだよ?
いや、理屈が通じる相手も糞も(笑)
計画立案段階から明らかになってる要求仕様をオブザーバーの出資国が駄々こねるだけでねじ曲げる事は不可能でしょ(笑)
F-3で例えりゃ開発パートナーの米英が開発主導国である日本を棚に置いてアレコレ勝手に仕様を盛ったり、差し引いたりするくらいありえん話や(笑)
まずその例え笑えないから冗談でもやめてくれ。
んで仕様をねじ曲げる事は出来なくても仕様にケチつけて出資を渋る事は出来る。というかもうやった。
そもそも俺は「仕様をねじ曲げられる」とか言ってんじゃなくて「第6世代機という元々難しいゲームの難易度がさらに一段上がる」と言ってるだけ。艦載機云々はその「火種の一つ」に過ぎない。
貴方が返信すべきコメントは下の方にあるからそっち行く事をオススメする。
既にドイツが文句言ってなかなか次のステップに進めないと関連企業が愚痴ってたし、現状だと厳しく感じる
フランスは世界有数の原子力立国で現に原子力空母も原潜も持ってるから、空母の開発に技術的な問題は少ないでしょう、予算以外は。
第6世代機もダッソーには開発力も技術力もある上、障害となったら共同開発から離脱する決断力もあるので、テンペストより実現性は高いのではと思う、予算が足りるなら。
「地中海をウロつくだけの鈍足お飾り空母」の図体がデカくなるだけやん
現状では、フランスが原子力空母を造ると発表するよりも、
トルコがいよいよ空母を造る、というほうが遥かにインパクトがある。
(いまある強襲揚陸艦アナドルは、F-35Bが入手できず宝の持ち腐れに?)
アナドルは、k国に売却か?
姉妹艦のトラキヤの建造は中止だろうけど、アナドル自体は揚陸・輸送作戦の要でもあるから持ち腐れということはない。ヘリ揚陸、対潜プラットフォーム、UAV母艦としても使えるしね。
ファン・カルロスの同型艦は肝心のF-35Bから避けられる呪いでもかかってるのだろうか
せっかくのスキージャンプカタパルトがお飾りになってしまっている
基本的な話だが、予定、つまり最短で2038年って、
難しいプロジェクトとは言え、遅すぎなのではないか
2040年代にずれれば、1世代先の話って事になる・・
ツイッタで話題になってたダックテール付き空母ですねw
ダックテールの効用って何なんですか?
ロシアといいフランスといい1隻だけの空母なんて飾りでしょ
ドックでメンテナンスしてるタイミングで戦争しかけられたら役立たず
本気で運用目指す国は性能妥協してでも数をとる
世界警察としてのアメリカや日本みたいな特殊な理由で空母を防御兵器として常時展開して使うなら最低に2隻必要だけど(損失した場合の即応を考慮すると予備を1隻以上追加)。攻撃兵器として考えるなら、使えるときに期間を前提に作戦計画を立案するか、作戦に合わせて整備のタイミングを調整するとか、戦略上で運用計画するから1隻でも別にいい。
遠征先で航空兵力を使うための兵器が空母なので、本国に仕掛けられたら艦載機より強力な陸上機で対抗すればいいだけ。
シャルルドゴールのように国際的にフランスの勢力と見栄と核抑止力を保ち遠方で雑魚狩りが出来ればいいんだから十分では
大国との正面戦争に常に備えておく必要性なんて今の西ヨーロッパはどこも考えてないでしょ
それの何が問題なのかよく分からないかなあ。
別に本国の防衛が主目的なわけでもないし。
いや、イカンでしょ。例えば、
アメリカ「アサドが無茶してるから、イギリス君、フランス君、1ヶ月以内にシリア爆撃しに行くで」
フランス「いや、今はちょっとメンテ中で・・・」
イギリス「プークスクス。ワイ2隻持ってるもんねー」
それでなんでダメなんだ?
主権国家として何が協力できる、何ができないと決めるだけの話だろ。その為のオプションB(クロスデッキやNATO基地の使用)はいくらでもある。
べき論と体裁だけで語るとソ連みたいに破産するだけ。
シャルルドゴールの前回の整備(修理込み)に18ヶ月掛かったのご存知の上で言ってます?
そんな長大かつ不自由なサイクルに合わせて国家戦略を調整するなんて器用な事できるとお思いですか?
FCASが艦載機、FCASの失敗フラグが立ったような気がしたんだが気のせいか・・
艦橋の形が完全に仏塔ですなあ、
最近の欧州の艦艇は艦橋の奇抜さでも競っているのですかねえ?
改装前のエンタープライズも同じような仏塔で、それこそパゴダ型マストって呼ばれてた
ありがたく合掌しろってさw
今度も1隻建造なのかな?
原子炉の出力ってこれで足りるものなの?
・シャルル・ド・ゴール 3.8万t、150 MW*2 ラファール
・これ 7.5万t、220MW*2 次期・FCASの海軍版
・ニミッツ級 7.3万t、550MW*2 F-18E/F、F-35C、EA-18G、E-2D、H-60(ヘリ)、C-2A(輸送機)、V-22
・ジェラルド・R・フォード 10.1万t 700MW*2 F-18E/F、F-35C、EA-18G、E-2D、H-60(ヘリ)、C-2A(輸送機)、V-22
フランスの原潜の原子炉は低濃縮ウラン型じゃなかったっけ、空母はどうなのか知らんが。
必要な能力を少ない出力で実現できるなら、高効率で設計が優秀ということでしょう。
これはクイーンエリザベスと軸馬力は同じでより大型なのに、最大速度は1ノット速いから推進システムが非常に高効率なはず。
満載排水量の比較だと排水量あたりの熱出力は12%減ですね。
・シャルル・ド・ゴール: 4.5万t / K15(150MWth) x 2 / 軸出力61MW / 27ノット / 261m
・フランス次世代空母: 7.5万t / 220MWth x 2 / 軸出力未定 / 速力未定 /300m
・前エンタープライズ(CVN-65) 9.3万t / A2W(熱出力不明) x 8 / 軸出力210MW / 33.6ノット / 342m
・ニミッツ級 約10万t / A4W(550MWth) x 2 / 軸出力194MW / 30ノット以上 / 332m
・ジェラルド・R・フォード級 約10万t / A1B(700MWth) x 2 / 軸出力不明 / 30ノット以上 / 337m
CVN-65はA2W原子炉の熱出力が不明ですが、軸出力がニミッツ級より若干高いので140-150MWth程度と見込まれます。
シャルル・ド・ゴールのK15原子炉はフランスの原子力潜水艦に転用しているので、次世代空母の原子炉も次世代戦略原潜や次々世代攻撃型原潜に転用する想定とすることや、シャルル・ド・ゴールは原子炉以外の電源用に大型のディーゼル発電機も積んでいるので次世代空母もガスタービン発電機を積んで電源を補う可能性はありそうです。
お隣の空母よりは可能性が高いから…(震え声
なお更にお隣の大陸の空母のほうが可能性は高い模様(白目
ソ連の未成空母ウリヤノスクですね、8万tの原子力空母でカタパルト方式のですね、設計図に問題が有るのでは?時間掛かるかも知れない。
艦名は何になるのだろうか
まさかの、マカロン?
クレマンソーかフォシュだろ、継承
ここはどーんと「ナポレオン・ボナパルト」でいこうや
ドゴール級2番艦に付け損なったリシュリューとか
ミッテランの可能性も…
フォード級はニミッツ級と余り変わり映えしない保守的設計に対し、バルバスバウじゃない艦首形状、ダックテール式の艦尾、徹底した省人化など新機軸を導入してきたのがフランスらしい。
個人的には推進効率の高い3軸推進に萌える。特に推進器をほぼ横一線に配置し、かつ中央軸を下げ、スケグの上部を切り欠いた配置にどういう効果があるのか興味深い。
大和は15万馬力で27ノットだったが、より大きい本艦が11万馬力弱で同速度とか相当推進効率を追求してそう。ノルマンディー(客船)が効率的な船体形状で、馬力に勝るクイーン・メリー相手にブルーリボン競争で善戦したのを思い出す。
QE級って水線幅が妙にデブいんですよね。
(QE級39m、シャルルドゴール31.5m)
STOVL機運用限定だからそれほど速度を求めてないんですかね?
原子力空母のエンタープライズを連想させるような独特の艦橋形状だなぁ。
フランスが空母を所有する国家的戦略ってどのような戦略なのだろうか?
今のフランスに所有する合理的理由ってあるのかな?
石油大手のトタルを国策として保有してるから、やはり産油国に影響力を行使したいのと、あとはアフリカ一帯の旧植民地をフランス語圏として保持したい、そのために基地も置いてるし空母という国威は必要なんだろ
原子力大国でもあるからね
なるほど。日本に居るので見えづらいですが、海外に基地を置くぐらい旧植民地諸国との繋がりがフランスの利益になっているということですね。
この関係の保持に空母が必要というわけですね。
湾岸戦争のときにフランスは中立を決め込んだが、実は直前までは空母(前級)と陸軍を連合軍に参加させる方針だったと後年に露見してる
空母を戦力というよりも、政治的発言力として扱ってるね
結果論だけど、今の地域情勢見ても参加しなかったのは英断だったように思います。
参戦したところで掛けるコストにリターンが伴わなかったでしょう。
旧植民地に加えて現在も統治している海外県がインド洋やら太平洋やらにも多数ありますからね。
その広大な勢力圏を保持するためにも空母が必要なのでしょう。
その勢力圏を維持するほどの利益をもたらしているのかどうかなのではないでしょうか?
特に南太平洋のニューカレドニアは現状どのような利益を本国にもたらしているのか謎です。
ギャン搭載型