ドイツのベアボック外相は「承認なしにポーランドがレオパルト2をウクライナに送っても邪魔しない」と発言、フランスのマクロン大統領はショルツ首相との会談後「ルクレールのウクライナ提供を検討するよう国防相に指示した」と明かした。
参考:Germany won’t keep Poland from sending tanks to Ukraine
参考:Макрон на пресс-конференции с Шольцем не исключил поставки Украине танков Leclerc
この発言がドイツ政府の総意なのか、外相の私的な見解なのかは不明なので、暫く様子を見なければならない
ポーランドは正式に「保有するレオパルト2をウクライナに移転したい」とドイツに要請していると推定(英国のウォレス国防相が遠回し示唆)されているが、RMF-FMの番組に出演したポーランドのパヴェル・ヤブロンスキー外務次官は「もしドイツがレオパルト2の移転に強く抵抗するようなら非正規なアプローチを採用する用意があると思う、、、結果を予測するのは止めておこう」と述べたため、最終使用者の変更に関する承認手続きを無視して「戦車提供に踏み切る用意がある」とロイターが報じていた。
L’Allemagne franchit un seuil inédit sur @LCI par la voix de la ministre A.Baerbock. Elle «ne s’opposerait pas» si la Pologne envoie les Léopards.
-J’ai bien entendu, vous avez dit, si les Polonais l’envoient, vous ne vous y opposeriez pas?
-A.Baerbock: Vous m’avez bien compris. pic.twitter.com/HGykBGhocL— Darius Rochebin (@DariusRochebin) January 22, 2023
仏メディア(LCI)の取材に応じたドイツのベアボック外相は「もしポーランドが承認なしにレオパルト2を送ったらどうなるのか?」という問いについて「我々は邪魔しないだろう。この戦車がどれだけ重要かを知っており、だからこそ我々は同問題をパートナーと協議している」と述べたたため注目を集めている。
ベアボック外相の発言を額面通りに受け取れば「ポーランドが直ぐにでもレオパルト2のウクライナ提供」を発表しそうな勢いだが、この発言がドイツ政府の総意なのか、外相の私的な見解なのかは不明なので暫く様子を見なければならない。

出典:Pierre-Yves Beaudouin/CC BY-SA 4.0
因みにフランスのマクロン大統領はショルツ首相との首脳会談後「ルクレールのウクライナ提供を検討するよう国防相に指示した。(戦車提供について)何も除外するものはなく総合的に評価が行われている」と述べている。
関連記事:ポーランド、ドイツが反対してもレオパルト2提供に踏み切る可能性を言及
関連記事:ウクライナへの戦車提供、英国に続きフランスもルクレール提供を検討か
※アイキャッチ画像の出典:Mateusz Włodarczyk/CC BY-SA 4.0
未承認移転を容認…政治修辞の極致ですね(笑)
まぁ、ドイツも「もう各国のレオパルト提供を止めようとしても無理」と分かっているのでしょう。
で、無断提供した国に何か制裁措置を取れるかと言ったら、取れるわけがない。今ですら針のむしろなのに、そんなことをしてもますます自分のクビを締めるだけ。
だから「私は認めてないけど関知しませんよ」と問題をぶん投げた、と。
ひたすらに決断から逃げに逃げた挙句の言い逃れそのものなんですけど、結果的にウクライナにレオパルトが渡るなら何でもいいでしょう。
この後のドイツの立場がどうなるかは、まぁ…
ドイツは非難されていますが、私はドイツの気持ちも分かります。ドイツはロシアの核攻撃を真剣に警戒しているのではないでしょうか。
ドイツはイギリスやフランスと違って核兵器を保有していません。また、ウクライナやポーランドなどと違って民族的人種的に近いわけでもなく、かつてソ連として同じ国家だったこともない。むしろ過去の大戦でロシアはドイツにとんでもない被害を受けています。
以上の理由から、仮に今回のウクライナ侵攻が核兵器の撃ち合いに発展した場合、ドイツがロシアの核攻撃の対象になる可能性は十分に考えられます。少なくともドイツ国民は過去の遺恨からロシアに狙われる可能性があることに不安を感じているでしょう。
もともと旧東ドイツ出身者など親ロシア派も多い国みたいですし、核兵器に狙われる恐怖も考慮するとドイツのこれまでの対応も仕方ないように思いますね。
ドイツの理屈としては、そういうこともあるでしょうね。それは理解できます。
しかし、たとい本人にどのような事情があろうとも「いざという時に決断をしないリーダー」は次第にアテにされなくなるのが世の習いです。
周りから頼られないリーダーなんて、有名無実ですよね。ロシアもそうなりかかってますけど。
だから、今回のことはドイツが欧州の盟主の座から降りる遠因になると思っています。
もちろん今日明日にどうにかなる訳ではありませんが、中長期的に「この後のドイツの立場」はそのような経過を辿ることになるのではないでしょうか。
ドイツが核攻撃を恐れている可能性はあると思いますが、私はロシアがウクライナやポーランドを飛び越してドイツに核攻撃を仕掛ける可能性は極めて少ないと思います。また、核シェアリングの取り決めもあることですし。
それより、ドイツ国内の旧東ドイツ国民がロシアに同情的で(西側の価値観からすると)足を引っ張っているんだと思います。
ここでフランスがアメリカ・イギリスに続いてドイツより先にMTBを供給すると、EUでの主導権が奪われるかもしれないですね。
知らんけど。
ロシアに同情的ってところで東ドイツの左派の話ばかりでるけど
韓国の反日、ポーランドの反独、ウクライナの反露
こういう部分でロシア側に共感を感じる右派こそが
最大の親露勢力なんじゃないかとおもうけどね
日本国内でも韓国嫌いを公言してる右派の人がウクライナ嫌いでロシアを応援
その一方で中国や北朝鮮好きな左派もロシアを応援してるでしょう
アジアでいうなら中国が韓国を侵略したって状況で
どっちも嫌いだけど韓国のほうが不快だから中国の応援しますみたいな人がいるって感じかな
Fさん、すいませんが嫌韓だからロシアを応援する人ってどんな感じなのでしょうか?
私は韓国があんまり好きではないですが、さすがに中国に侵略されたら助けるのが日本としては普通だと思います。
おっしゃられているような人って具体的にどのくらい(ざっくり何%程度)いてるのでしょうか?そんな人たちのコミュニティーって実際あるんですか?
(単純な左派なら分かるんですが。)
反米、反グロ、大日本主義、アジア主義な民族主義者辺りでしょうか。
その中でも穏健な参政党ですら殆ど議席を持って無いので右派の中でも極少数派だと思います。
ムタさん、ありがとうございます。
参政党の得票数が32.5万票なので、その1割くらいの3万人ってとこでしょうかね。日本の人口の0.025%程度。左派の方が圧倒的に多いですね。
大日本帝国懐古主義者で基本的に右派なので反韓反中ですが反米独立を目指すという意味で敵の敵であるロシアに傾倒しているイメージで、元エリート自衛官の方などにそういった発言をされる方がいらっしゃった気がします。
ロシアがドイツに先制核攻撃=NATO加盟国への先制核攻撃ですから、プーチンとてロシア本土への核報復(=核戦争へのエスカレーション)を覚悟した上でないとその決断は出来ませんよ。
NATOとロシアの間に相互確証破壊の概念は現在も有効でしょう。
ドイツメディア人曰く、戦後のドイツ国民はナチスの戦争責任を強く意識し続けることがアイデンティティになっているそうです。最大の人的損害を与えたロシアに対し特にその意識が強く、西側諸国首脳が出席をボイコットした後も対独戦勝記念日に代表者を送り謝罪の意を示してきた(さすがに昨年はキャンセル)のはその表れなんだとか。
結果的に誤りでしたが、これが冷戦終結後に積極的経済相互依存親露融和政策を取ってきた動機の一部だったそうです。ドイツ人はロシアとの戦争に主導的立場をとることに強い忌避感があるのかもしれません。
ロシアが通常戦力で敗戦に追い込まれることで
NBC兵器の使用による戦況打開やWW3への戦線拡大などが発生した場合に
西側民意からドイツが悪いと責任を押し付けられること
独露関係が致命的に悪化して終戦後も再起不能な国交断交に陥ること
ドイツとしては全力で反対したし契約違反だって批判してるんですよって
表向きの態度を用意できればこの二つの問題に関しては回避可能なんだよね
この場合エスカレーションの責任やロシアから更なる敵意を向けられるのはドイツではなく提供した当事国だけで済むからドイツとしてはそうなってほしい
ドイツと当事国の契約問題に関しては別にどうでもいいってのが本音だろう
ドイツが言いたいのは「契約違反だぞ」じゃなくて「責任は一切負いません」
ドイツ政府が公式に許可したら責任を伴うんですよ
論理性は理解出来ますが、EUの盟主として振る舞って何かあったら逃げるてムーブは流石ドイツだなと感心してます。、
対空兵器もセットじゃないとまずいじゃないの
野戦防空ならアベンジャーが供与されているし追加供与される予定だったと思います
ウクライナではゲパルトがアイドル的人気だそうですよ
日本にはそのOEM生産された対空機関砲車たくさんあるんだけど さっさと中古品として送れ。
戦車については、問題が終わりつつあるのかもですが。
次(?)は、戦闘機/攻撃機で続くのでしょうか。
地上戦力だけでロシアを短期間に押し返せるとも思いません。
元々、西側は東側の圧倒的な地上戦力に対し、航空機を
含めた戦力で対抗することを考えていたわけですし。
攻撃ヘリは、もう、ほとんど価値がない様ですが。
フランスの中古やイスラエルの中古の提供じゃあないかなー
ミラージュ2000やクフィールの近代化仕様あたりならまだ使えると思うし。
オランダにF-16の提供予定があるようです。
なんだかですが。
上のコメントで書かれている、”未承認移転を容認” の概念は
流行りそうな(笑)気がします。もちろん、悪い意味で。
WW2後、湾岸戦争を除いて、戦争でない戦争が多数起こったように、
事実上、無制限の”武器援助でない武器援助” が流行りそうな。
ドイツは、また、ロクでもないことをしでかしたのでは?。
当面、ウクライナを助けることにはなる、とは思うのですが。
もしもフランスがEUに対して強い指導力を発揮しその波及効果でルクレールの採用国が増えてたら戦車供与を巡って大騒動にならないで済んだのかもしれない
ただ自国中心主義の傾向が強いフランスがEUにおいてドイツ並みの影響力が持ているかとかルクレールがレオ2のシェアを奪い取れるほど力があったのか知らんけど
ルクレールはパワーバックあたりのメンテ面倒というのが散見されるのでメーカーの供給体制整わないと難しいところもありそうです。
なし崩し的に強力な戦車供与の流れになったのは、それだけウクライナ側の戦況が芳しくないからかという不安が先立つ
ロシアが二月攻勢に出たときに戦線を持ちこたえられるのか
とはいえ、ロシアの進軍がバフムートあたりのみという中々笑える結果ですし、ウクライナ側は意図的に苦戦を誇張してハードル下げを狙っている部分もあるでしょう。
ロシア側の苦戦は人員補充だけで解決出来ない問題もありそうなので戦線瓦解はないと思います。
ドイツは、Leopard2を買い戻したいのではないのかな。
ドイツ軍自身1000輌程は確保したいのでしょう。
現在、NATO諸国で戦車を新造していないので、A7Vへの改修ベースとして必要なのでしょう。
まずは、ドイツ手持ちのLeopard1をA6に改修して送り、C2やASも確保出来ればベストなんだが。
もう、T-72系列のストックは、枯渇したのかな?
末尾No.がイスラエルのマガフみたいになってきたなと…
いえ、T-72系列を装備した新たな旅団を編成しているとの事なので枯渇したと言う事はないと思います
戦車って運用する為に意外とマンパワー必要
いくらスペック高い戦車でも慣れない寄せ集めの車両だとあちこち乗り捨てられそう
鹵獲されてもいいのかな
供与されるのは恐らくLeopard2はA4,A5のような80年代〜90年代の骨董品で博物館にいるようなやつだから技術的に問題なく、Challenger2も90年代から更新していない骨董品で当時から装甲以外の性能不足が叫ばれていた。
Leclercも多分旧モデル。
逆に言うと、ロシアのアップグレードが適用されていない旧モデルの戦車(T-72A/B, T-80BV, T-62M)相手にしか性能の優位性はなく、言われているようなゲームチェンジャーにならない可能性が高いのでは。
現時点のドイツのスタンス
①レオパルト2を供与する方向で関係各国と詳細条件の詰めを行っている
②一部の国が先走ってレオパルト2を供与しても黙認する
こんな感じなのかな
現時点では両方並行してやってる感じです。
ドイツ内の見解見てても割れてるので、ラインメタル社を表にしてリスクヘッジやってる状態です。
レオ2の能力実証出来ればその後の戦車開発もやり易くなるとは思うのですが、ドイツ内は親ロシアや共産主義者多いです。
東ドイツに親ロが多いというのがそれこそ解せん
旧共産圏はほぼほぼ反ロなのになぜ旧東ドイツだけ?
大戦後の反米感情が残っているのではないでしょうか。
敵の敵は必ずしも味方ではないのに・・・。
親露が多いわけではなく、反宇(ウクライナというより現体制)が多いだけです。
元々アメリカが入れ込んで成立させたマイダン革命というものについて、ドイツはロシアにケンカを売る行為で周辺を不安定化させるとして懸念しており、このリスクをウクライナを封じ込めることでヘッジするためにミンスク合意などでも大きな役割を果たしてきました。
そしてドイツが再三ミンスク合意違反についてロシアを刺激するなとウクライナに警告していたにも関わらず、このドイツの懸念が現実に武力衝突として起こったのが今回のウクライナ戦争です。
(ロシアのミンスク合意違反についてはドイツから見て重要ではないのでここでは触れません)
ドイツ国民からして見れば自分達の言うことを聞かずに事態を悪化させ何の得にもならない戦争を起こしておいて……という感情が大きいです。
その感情の矛先は主にアメリカとウクライナに向けられています。
アメリカから言えば、再三ロシアにエネルギー供給を依存するなと警告してたのにこのざまか、って感じじゃないですかね。
再生可能エネルギーというリベラル思想と、安いエネルギーが欲しかったドイツ産業界の思惑が一致した結果が今の有様かと思いますね。
正直、戦争開始のずいぶん前から、私なんかは個人的には、ドイツのロシアからのエネルギー依存の大きさは、民主主義国家が独裁国家に依存する限度をはるかに超えてると思ってましたので、正直、愚の骨頂じゃないかと思っていましたね。
リンク
こうなるとドイツと中国の親密ぶりが非常に気になりますね。
台湾有事の際に,ドイツはどんな立ち位置にいるのでしょうか?
追記で。
NATO側に無責任な拡大志向があったのはこれもいなめませんが、しかしドイツ側にも、今の自分達のおかれた現況の責任がないとも、これはまったく思えないほどの体たらくぶりはあるんじゃないかとは思いますね・・。
レオ2譲渡が始まるのは評価するけどさ。
契約変更じゃなくて契約無視を黙認って法治国家的にどーなのよ?
ロシアのウクライナ侵攻を国際法違反って批判してたの忘れた?
所有権移転に伴う売買契約書の詳細が不明なので、正確な判断はできませんが、ドイツ製戦車の第三国移転について製造国の同意が必要との国際法?とは何なのか知りたいです。調べても見つかりませんでした。
2国間での契約内容の履行義務違反と国際法違反とでは問題の性質が異なりますし、ドイツ外相が第三国移転を黙認すると公で発言した故に契約変更を受け入れたと受け取られても仕方ないと思います。
国際法?で規制があったとしても、罰則規定が無く契約義務の強制執行が出来なければ、法とは無力です。
誤解を招いたようで申し訳ありません。
単純な売買ではなく最終使用者規定がある国家間の契約ということで、条約に近い性質を持つものの、国際法と同一視しているわけではありません。
我々は(2国家間の)契約は無視するけどお前は(多数の国家間での合意に基づく)国際法は守れ、では正当性を主張しにくい、だから契約変更という正式な手続きを取れという話です。
管理人殿のおっしゃる通りで、この「妨害しないだろう」というのは透明な注釈が何枚もついた言葉に見えますね…。
国防相が個人の見解として述べた事は連邦軍の見解とは限りませんし(やらかした大臣のはしごを軍が外した事件から1ヶ月と経ってない)、戦車の運用に必要な部品や弾薬の供給でドイツ国内企業のお世話になる以上はどっちみち国家としての最終承認は必要でしょう。また、長期的にはKMWやラインメタルが持つパテントの問題もあるので、やはり「見てないから今のうちに送っちゃえば」は厳しいですよ。第一次中東戦争のクロムウェル巡航戦車のような事は今じゃなかなか出来ませんよね。
「こっそり他国に転売して大金をせしめる」という話ならともかく、数カ国で国際協力の枠組みでまとまった数を提供した場合、そうとも言えんのでは。
必要な部品や弾薬の提供をしないことは結果的に被侵略国の主要戦闘装備を運用不能にするわけだから、いくら契約やパテントの逸失利益の可能性を盾にとったところで、批判が集中するのは避けられない。妨害しようにもできないのでは。
「赤信号みんなで渡られればしょうがない」ですよ。
まあ、じきに承認されると思います。
ロシアが陸軍の全てが崩壊するまでやる姿勢(あくまで意気込みですが)を見せている限り、ロシア陸軍を崩壊させるぐらいの勢いで支援しなければ勝ち目はないでしょう。
ここまで支援した以上、欧米も負けて引き下がるのは難しいですね。
近いうちに、戦車と航空機の提供が始まるんじゃないでしょうか。
となると、結局、兵站が勝敗を分けそうです。
装備はともかく、西側が充分な燃料、弾薬を提供できるかどうか?
元々、ベアボック外相が所属する緑の党はウクライナ支援に積極的で、ベアボック外相も昨年の春からずっと大型兵器の供与を主張し続けてきた人です。
緑の党は昨年、ドイツ国内の石炭発電と原子力発電の両方を廃止するという、党としての悲願を達成する目前で、ロシアによるエネルギー危機が起きたために断念させられた経緯があり、この戦争では一番ウクライナ支援に積極的な立場にあります。
そしてドイツの世論も「悲願達成目前で断念させられた緑の党はプーチンの被害者」という認識で、緑の党の支持率は高まる一方です。
それとは逆に、旧東ドイツを中心にロシアに親和的なAFDの支持率も上がっており、ドイツは右と左の世論が支持され、中庸(を標榜する)与党のSPD、FDPが支持率を失いつつあるのが現状です。
極端な世論が伸びる中、どっちつかずのショルツ首相が判断を先送りにしているせいで、ドイツ全体の方針が見えにくくなっているのが、この戦車供与問題の要点だと思います。