ノルウェー軍の最高司令官を務めるエイリック・クリストファーセン陸軍大将は22日、ウクライナ軍とロシア軍の死傷者数について「ロシア軍は18万人に近づきつつあり、恐らくウクライナ軍も10万人以上だ」と明かした。
参考:Forsvarssjefen: Så mange liv har gått tapt i Ukraina-krigen
ここまで関係者の発言が積み上がると「両軍の人的損害に10倍近い差がついている」という話はおとぎ話に近い
ドイツ連邦情報局は「バフムート方面の戦いでウクライナ軍は毎日3桁台の兵士を失っている」と安全保障関係の連邦議員に報告、米軍のミリー統合参謀本部議長も「ロシア軍の死傷者数は10万人を大幅に上回っている」と明かし、ウクライナ軍の死傷者数については具体的な数字の提示を拒否したが「この戦いは非常に血なまぐさい戦争で双方にかなりの死傷者が出ている」と述べていたが、もっと具体的な数字が出てきた。
現地メディアTV2の取材に応じたノルウェー軍のエイリック・クリストファーセン陸軍大将は22日、ウクライナ軍とロシア軍での戦いで生じた死傷者数について「ロシア軍の死傷者数は18万人に近づきつつあり、ウクライナ軍の死傷者数も恐らく10万人以上だ。さらにウクライナ側には民間人に約3万人の死傷者がいる」と明かし、これだけの損失を被ってもロシア軍は「武器生産の加速と動員によってウクライナとの戦争を長期間維持できる」と付け加えている。
ミリー議長も「ロシア軍は20万人~25万人の兵力を動員で確保できたため人的損耗分はカバー出来ている」と述べていたので、クリストファーセン陸軍大将の見解とほぼ一致していると言ってよく、最近立て続けに出てきた両軍の損失とロシア軍の戦争遂行能力に関する評価はNATO加盟国で共有されている情報なのだろう。
レズニコフ国防相は未だに「ロシア軍は毎日500人~600人の戦死者を出しているが我々はその1/10だ(BBCの13日付記事)」と主張しているが、ここまで関係者の発言が積み上がると「両軍の人的損害に10倍近い差がついている」という話はおとぎ話に近く、昨年11月末に欧州委員会のフォンデアライエン委員長が「2万人以上の民間人と10万人のウクライナ兵士が死亡(死傷者のこと)したと推定される」と口を滑らせた内容は事実に即した数字だった可能性が高い。
因みに戦時中の国が「自軍の損失を小さく見せる」というのは常套手段なので「ウクライナが嘘をついていた」という訳ではないが、人的被害の比率が1対10で「ウクライナ軍の損失はロシア軍に比べて極端に少ない」という主張は戦況との食い違いが大きくなっているため修正する時期が来ているのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
18万は凄いですね……。
想像を上回る数字ですが、当事国以外から出て来た数字ですしそれ以前のニュースとも矛盾しないので恐らく正確な数字に近いんでしょうね。
ウクライナの死傷者数についてはハッキリさせずぼかすように西側各国で方針を一致させたんでしょうか。
ロシアよりは少ないかもしれませんがこちらも心臓に悪そうな数字になってそうな予感しかしません。
死者が18万人なら負傷者は……
死傷者18万人って書いてるあるが、、、
この話になると毎回「死傷者」と「死者」の区別がつかない文盲さんが出て来るのは何故なんだぜ。
まあよくある話よ。
わが社の上司も休日と平日の区別がついてないし(泣)
ベトナム戦争(1960-1975) アメリカ+南ベトナム 約285,000人 北ベトナム 約1,177,000人
アフガニスタン紛争(1978-1989) ソ連+アフガン軍 約32,000人 ムジャーヒディーン 約90.000人
アフガニスタン紛争(2001-2021) アメリカ中心の多国籍軍 約3,600人 ターリバーン約53000人
現地側が超大国を撤退させて勝ったとされる戦争で、現地側の死者数は3から20倍にもなってる
現地側が負けたロシア絡みの例だと
第一次チェチェン紛争(1994-1996) ロシア 約5,700人 チェチェン約15,000人
第二次チェチェン紛争(1999-2009) ロシア 約7000人 チェチェン 約16000人
南オセチア紛争(8月7日から8月16日のたった数日) ロシア 64人 ジョージア 169人
これもだいたい現地側が3倍くらい死者が出てる
こういう前例からするとロシアの3倍の50万から60万くらい死者出てても不思議な数字ではない
仮にロシアと同等の20万前後で抑えられてるとしたらウクライナ強すぎと称賛する結果だよ
その数字を出すことでそんなに負けてるならさっさと降伏しろって西側世論が傾くのを
ウクライナや西側各国政府は恐れているのでしょう
被害が甚大という理由で降伏してたらベトナムやアフガンも現地側が降伏して超大国の勝利で終わってたよ
被害状況では圧勝してても根気が続かなくて撤退ってのが超大国を敗北に追い込む唯一の方法
もちろん対等以上の軍事力で追い返すって方法もあるけどロシアと対等以上ってどれだけ供与すればいいんだが
去年11月に米軍のミリー統合参謀本部議長がロ軍の死傷者数10万以上と発表した時はウクライナ軍も同程度という発言をしていたと思います。
ロシアは実質NATOと戦っているようなものですし、ウクライナ自身も小国とは呼べない規模なので健闘できているのでしょうね。
逆の話で戦争初期にロシアの特殊部隊20人ほどにウクライナ軍500人の部隊が皆殺しになった。
このように戦争初期はロシア鍛え上げられた優秀な軍人とウクライナのこれまで民間人だった動員兵との戦いのために戦争初期はロシアのほうが兵の数は20万人しかいなかったために死傷者は少なかっただろうが、優秀な軍人が、死んでいき徴兵や動員で人だけ埋めていったためにロシアの死傷者が急増しているでしょうね。
戦争初期はロシアはウクライナのロシアの5倍の兵をおしまくっていましたからね。
20人で500人って情報ソースは何ですか?
「Fury」の様なお伽話かな?
まだハルキウ反撃のセベロドネツクで戦ってた頃だったと思うけど、ロシア軍の戦争慣れした感じの特殊部隊?とウクライナ軍の偵察小隊?が遭遇戦
ロシア軍が先にウクライナ軍を見つけて、速攻で土手の上みたいな有利なポジションを取ってウクライナ軍を捕虜一人以外を全滅させていた動画がありましたよ
それのことを言ってるんじゃないですかね?
ソ連は超大国だけどロシアは地域大国に過ぎない。ムジャーヒディーンや北ベトナムとウクライナでは装備や医療インフラに雲泥の差があるし、作戦運用においても人命の重視度が違う。比べるには条件が違い過ぎると思う。
なんで20万?
最近はウクライナ苦戦の映像出てきたけど、大量死の映像はロシアばかりだったからアメリカが言うように10万じゃ。
20万の出所がわからん。
ロシアまた訳分からんこと言ってる。
まだ供与もされてないエイブラハムをウクライナで破壊したそうな?
ロシア軍の死傷者数は18万人
戦死者の割合が多いのでは?
ウクライナ軍の死傷者数は10万人以上
負傷兵は後方に移送されているのでは?
生存率を議論するなら意味があるけど、戦力の喪失を議論するなら戦死者と戦死者の比率をあーだこーだとこねくり回してもさほど意味はないかと。
戦死しなければ回復して再び軍務に復帰する可能性がありますし、死傷者の内訳で戦死が多ければ生き残った兵士の士気がガタ落ちになるのでは?
士気低下も立派な戦力喪失だと思います。
死ななくても…手足失ったり、失明したらもう戦えないから…ゲームの様にはいかないのが現実の戦争だから…欧米は戦争やテロ被害で手足無い人多いけど…日本では先天性か事故でしか手足失うことがないですからね…まあ、幸せなことなんですけどね。
亡命したロシア兵の話だとロシアの負傷兵はまともな治療を受けていない兵士が多いと言う話ですし、
同じ死傷者と言ってもロシアとウクライナでは死亡率はかなり差があると思います。
まあ、ウクライナ兵も十分な治療を受けられていない可能性もありますが、
単純な死者で比較した場合は、これ以上の差がある可能性もありますね。
ジョージア軍団みたいな外国人軍団の比較的外に話が出やすい部類の人達もかなりホイホイ亡くなってたのでさもありなんといった数字。双方塹壕に砲弾放り込み合って頭数すり潰して陣地奪い合うWW2みたいな戦争ですからプロパガンダみたいにお気楽な戦争とは行かないです。
死傷10万だと現時点で死者3万前後、露も同比率で6万ぐらいになるのかな。
現時点でアフガン紛争数回やってお釣りが来る損害出してるのにこれでなお2~3年続いて大規模動員で拡大予定となると終戦時一体どうなってるのやら皆目検討つかないですし、戦時増産に移って底の見えない砲身と砲弾の供給が続くロシアの不気味さもありますから今の支援の形でどこまで追従出来るのかかなり不安に感じます。西側もそろそろ歩調合わせて欲しい所。
戦いに大義があるウクライナ兵は仲間が死んでも戦意が沸き立つでしょうが、ロシア兵は逆にめちゃくちゃ下がりますよね。士気の面ではロシア軍は仮に1:1交換でも相当厳しいのでは。上のほうのコメントで指摘されてる通り、攻める側はゲリラを数倍~数十倍倒しててもそのうち根負けするのが普通です。
18万って尋常じゃないですね。このうち何割かは怪我を治癒させて戦線に復帰させるんでしょうけど、単純計算で1ヶ月に1.5万人ペースで兵士が戦線を離脱してきた訳ですよね。特別作戦だのテロ鎮圧だのと言っても中身は正規軍どうしの衝突ですから、損害数もえげつないですね。
個人的には、ウクライナ側も10万やそこらで済んでるとは到底思えないんですよね。市民の被害が集計出来ていないとか郷土防衛義勇軍が数に入ってないとか別にしても、正規軍どうしで見ても両軍は火力に大きな差があります。戦場でのキルレシオでウクライナが勝る要素が無いとは言いませんが、全体としてウクライナ側のほうが死傷者問題は深刻ではないか。ロシアが18万とありましたから、ウクライナ側では30~40万近く死亡していても驚きはしないです。
この戦争全体を見てロシアが攻勢を仕掛けている期間の方が長いのでロシア側の死傷者が多いのは納得できると思うけど
火力優勢故に損害比2倍程度で済んでいると考えられる
ウクライナ軍の死傷者は今回の追加動員の規模で分かるんじゃないかな?
部隊の補充の為と言ってるし追加動員数は死傷者に近い数字になるはず。
ウクライナ国防省の発表だとロシア軍兵士の損失数は約12万人ですね。
12万人の数字が正しかったら負傷者は約6万人になりますがはてさて。
しかし、ロシア軍の死傷者は来月に20万人を超えそう。
1年間で約20万人が死傷するのか(ウクライナも含めたら30万人以上)。
人口は
ロシア:1億4600万
ウクライナ:4300万
1対2の交換でも負ける
勿論侵略側と防衛側では事情が違うが
ロシアの国益とプーチンの利益は別物だからなあ
ロシアさえ何とかすればNATOの庇護下に入れるウクライナと、中東方面で第二ラウンドが確定しているロシアとでは許容できる損害度が違いますし。
戦後まで見据えて、ウクライナは損耗抑制してロシアをスタミナ切れにすれば十分に勝ち目はあるよ。
記事英文の「loss」は戦士死者とも死傷者とも解釈できますが、記事後半に負傷者の記載もあるので、死傷者数でしょう。Warmapper、ピロホドロネから渡河して西進してしまいましたか。バフムト西側回り込みは、てこづりそうで、既にバフムト南西のロシア軍は突出状態になって挟撃反撃受けていそうです。クレミンナも、ウクライナが攻めるにしても東側包囲は難しいですが、川があるので半包囲には持ち込めるかもしれません。今話題のレオパルト2は、ポーランドが許可無提供する可能性もありますが、「ドイツ自身も供与」に持ち込むにはドイツ承認が必要でしょう。レオパルト2を最も多く所有しているのは製造元たるドイツなので、ドイツが提供に参加するかどうかは大きいです。
死傷者数が2倍程度の差だとして
ロシア軍の一番の問題は、負傷者でも重傷者はそのまま死亡するケースが多いのが
復数観測されてることですね
最低限の装備すら足りてないなら、そりゃ戦場に衛生兵すらまともに居ないわけで、重傷の応急処置すら難しく
軽傷ですら感染症とかの処置が必要でも、必要な物資と人員が居なければできない
ウクライナ軍はこの点は戦場物資は潤沢に支援を受けてますし、
欧米式訓練を長年やって戦場の応急処置訓練も浸透してるのは大きいのでしょう
コロナで死亡の兵数は如何程かも気になる。
よく戦場がWW1の様相とあるがWW1では戦闘以上にスペインかぜで死亡した兵士の方が多い位だとも言われているので18万より更に多く死亡しているんでないかぬ。