ウクライナ戦況

ショルツ独首相、ウクライナが要請したマルダー歩兵戦闘車の提供に難色

ウクライナ政府はマルダー歩兵戦闘車×100輌を提供して欲しいとドイツに打診したが、緑の党が推進する歩兵戦闘車の供給計画にショルツ首相が難色を示しているらしい。

参考:Ukraine möchte 100 Marder der Bundeswehr
参考:Scholz holds up German tank deliveries to Ukraine

マルダー歩兵戦闘車の件もハーベック経済相が関わっているので非常に怪しい、、、

退役済みのマルダー歩兵戦闘車を保管しているラインメタルは2月28日「マルダー歩兵戦闘車を整備してウクライナに提供してはどうか」と政府に提案、これに関心を示したのが緑の党のハーベック経済相やバーボック外相で、この話を聞きつけたウクライナが先週末に「マルダー歩兵戦闘車×100輌を提供して欲しい」とドイツに打診したが、緑の党が推進する歩兵戦闘車の供給計画にショルツ首相が難色を示しているらしい。

出典:Hans-Hermann Bühling / CC BY-SA 3.0

ロシアとウクライナの戦いは長期化する可能性が高く、緑の党はマルダーだけでなくラインメタルが保管しているレオパルドやゲパルトも提供できないか検討しており、ウクライナの駐独大使も「ドイツ政府からの連絡に期待している」と述べているが、ショルツ首相は「このような重装備の提供はNATOやEUと調整しないといけない」と主張して供給に関する決断を保留している。

さらにラインメタルが保管しているマルダー歩兵戦闘車を使用可能な状態に戻すにはオーバーホールに1年程度必要で、一先ずドイツ陸軍が保有するマルダー歩兵戦闘車をウクライナに引き渡す案(オーバーホール分で不足分をカバー)も検討されているらしいのだが、緊迫した欧州の安全保障を考えると「一時的」とは自国の国防力を損なう支援は難しいという声もあり、ウクライナへの重装備提供は中々難しいらしい。

勿論、ウクライナ軍の兵士が扱ったこともない兵器を理解して使用出来るようになるためには時間がかかり、マルダー歩兵戦闘車を運用するためのロジスティクスも構築する必要があるので、よく考えてから決断を下さないと「ストレラ2」の二の舞いになるかもしれない。

出典:Bundeswehr / CC BY 2.0

ハーベック経済相は国防省に相談なく在庫リストから見つけた携帯式防空ミサイル「ストレラ2」×2,700発のウクライナ供与を発表、しかしストレラ2は廃棄予定で保管状態が悪く直ぐに引き渡すの難しい=きちんと作動するか確認しなければならず、この後日談を知らないウクライナメディアは2,700発引き渡されるはずのストレラ2が500発(26日1,000発到着)しか届かなかったと失望している。

マルダー歩兵戦闘車の件もハーベック経済相が関わっているので非常に怪しい、、、

関連記事:ドイツが発表した防空ミサイルのウクライナ供与、安全上の問題が浮上

 

※アイキャッチ画像の出典:Sonaz / CC BY-SA 2.0 DE

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コメント

    • や、やめろー
    • 2022年 4月 08日

    もういろんな物渡してんだから今渋っても意味ないって。ここまできたら、徹底的にやったほうがいい。(アメリカ、お前のことだぞ、MIG29の件さっさとしろよ

    36
    • 鼻毛
    • 2022年 4月 08日

    軍事に興味ない人ってインテリでも細かいとこめちゃくちゃ適当ですよね
    いったい何故なのか…

    28
      • 匿名
      • 2022年 4月 08日

      軍事なんて、インテリ層からすれば「触れたら死を呼ぶ黒死病」みたいな認識なんでしょ
      ある意味徴兵制無くなって一般市民が軍から開放された結果とも言えるかも

      21
    • ブルーピーコック
    • 2022年 4月 08日

    どさくさに紛れてウクライナを廃棄物処理場にするんじゃない

    17
    • ナナシ
    • 2022年 4月 08日

    アメリカもレンドリース法を復活させるようですし、徐々にウクライナ軍は西側装備に転換していくのは目に見えてわかっているし、ただでさえウクライナ兵士の西側装備の教育には時間がかかるので一刻を争うのに、提供を渋るドイツが理解できないのですが。。このままでは歴史上2度も虐殺を許した最悪の国として烙印を押されてしまう。

    20
      • hiroさん
      • 2022年 4月 08日

      記事にちゃんと書いていますよ。
      ラインメタル保管分は、使用するのに1年のオーバーホールが必要。
      ドイツ陸軍から供給すると、その分は1年は戦力ダウンとなる。
      ロシアが暴発した時に、ドイツはただでさえ不足している装備が更に欠けた状態で対処することになる。
      これは、ショルツ首相の方が現実的な判断をしている様に見えますよ。
      ウクライナを救援するにしても、自国を犠牲にするのならドイツ国民への背信行為でしょう。

      78
        • G
        • 2022年 4月 08日

        ドイツはつい数年前まで軍事費と人員を削りすぎて軍がほぼ壊滅状態でしたからね
        今のドイツは軍事費を大幅に上げて再建中とはいえ、陸空海すべての戦力が国力相応と言うにはまだまだ程遠い状態ですし

        20
        • perorin
        • 2022年 4月 09日

        でも1年というのは
        1両2週間×同時5ライン=1ヶ月10両くらいの見積もりで、大急ぎ、簡略化なら1ヶ月2-30両とか納品できるのでは

        1
          • けい2020
          • 2022年 4月 09日

          それができる工業力がドイツにないかもしれない
          ドイツは重工業軽工業の国って思われてるけど、今は一部の企業だけで成り立ってるありさまなので

          9
          • 匿名
          • 2022年 4月 10日

          札束攻勢を仕掛けて納期短縮出来るものと出来ないものがあるけど、今回のは出来ないケースなのでしょうね。
          他の枝を参考にすると、単なる整備というより、レストアな領域に足を踏み込む可能性すらありそうな案件っぽいし。

          2
    • 2022年 4月 08日

    保管だけではなく、スクラップ予定のマルダーが結構あると海外ニュースで見ました
    即応性があろうとなかろうと、今のウクライナはなんでも欲しいでしょうね

    7
      • 月虹
      • 2022年 4月 09日

      ドイツ・テューリンゲン州の「テューリンゲンの森」近くのロッケンズスラという町には「ヨーロッパ通常戦力条約(CFE条約)」によって削減対象となった戦車や装甲車を解体処理場があります。ここはNATOが認定する唯一の施設ということでドイツを含めヨーロッパ中の国から装甲戦闘車両が集められ順次、解体されていきます。普段から軍事施設同様にミリタリーポリスが巡回し軍事衛星によって24時間監視対象にあり、解体予定日以外に敷地内の車両を移動するにも都度NATOの許可が必要となるほどの厳重警備が行われているので民間人でも安易に近寄れない施設です。

      ドイツのマルダー歩兵戦闘車やレオパルト1戦車はここに運び込まれて解体待ちという車両も少なくないのですが装備が取り外されたり雨ざらしの野外保管状態なのでウクライナへ譲渡するには大規模なオーバーホールと近代化が必要となる為、直ぐにというのは難しいと思います。長期戦を見越して重装備も西側の兵器体系に変更していくというのはヨーロッパ諸国からの補給や支援のし易さといった観点からありだと思いますが。

      2
    • トーリスガーリン
    • 2022年 4月 08日

    保管状態の奴ってそんな簡単に復帰できるの?って思ったら案の定一年単位かそらそうだわな
    開戦から今日まで色んな装備の提供速報があったけど速報過ぎてその後撤回されるパターンがわりとあった気がする
    景気のいい話は結構だけどちゃんと合意取って実現性確かめてから発表した方がいいのではって思ったわ

    19
    • 匿名
    • 2022年 4月 08日

    メーカー保管とは名ばかりで車体と砲塔のフレームが野積みされてるだけで砲塔はオーバーホール時にリング異常の個体の中身を移設するためのものだろしあれらの再戦力化とか近代化改装のを新規発注するのに同じでは?
    では独軍はそれ欲しがるかというとプーマあるしプーマ買うから運用中の供与するならいいか知らんが12億のIFV新造して玉突き供与とかコスパ悪すぎだし何よりもプーマ来るの待ってからでは来年でも無理っぽいような?
    そもそもラインメタルは欧州全域で納期せかされて新規発注分とか捌ききれてないはずなのに工場に余裕あるわけないだろし活性化するの独軍向けが最優先だろにそんな事本当に言うか?言うなら戦後再軍備に向けての話だよね

    7
      • 匿名
      • 2022年 4月 08日

      なんか、ピューマってトラブル続出でまともに運用出来ないって過去記事ありませんでした?
      だったら尚の事マルダー手放したくはないでしょうね

      6
      • けい2020
      • 2022年 4月 08日

      そもそもプーマ歩兵戦闘車ですら導入中なのに、稼働率維持できてない訳で
      マルダー歩兵戦闘車とか部品取りで共食い整備しまくりで、まともに動くやつが有るわけがね、、

      6
    • えぞ
    • 2022年 4月 08日

    レオ2やゲパルトは知りませんが、マルダーについては難しいでしょうね。
    モスポールではなくスクラップ処理待ちなので、もう機関砲、無線機、エンジンなど取り外されており、赤錆が浮いている状態です……。

    レンドリース法成立次第、アメリカからエイブラムス、パトリオット、F-16Vなどを引き渡す方が話が速いかもですね。

    19
      • 匿名
      • 2022年 4月 08日

      米軍の前方備蓄は運用人員だけ送ると数日で戦力化されるものだが欧州内には2個の重旅団戦闘団が眠ってるはずだしRORO船につみっぱで停泊中のもあるしドイツ産のとか何のアテにもしてないはずでウ側も
      そんなん当然知ってるはずで嫌味込めてリビルドのマルダーよこせ言っただけかもだがドイツさんの立ち位置が如何に微妙か独大統領が対露政策の完全な過ちを認めた談話出してるし戦後はイビられる事だろうね

      28
        • 匿名
        • 2022年 4月 09日

        読み難いので、句読点の使用をお願いします。
        句読点には句点と読点がありますが、特に読点の方をお願いします。

        句点は「。」のことです。
        原則として文章の終わりに付けます。
        読点は「、」のことです。
        読点の場合、﹙重文などで﹚文の区切り箇所に入れたりしますが、明確なルールが無く書き手のセンスに委ねられています。

        書き手のセンス依存なので、読点の使いこなしは難しです。
        その為、読点の使用を避けたくなるかもしれません。

        読点使用を避ける場合は、重文や重複文などを止めて、単文を心掛けると良いと思います。

        17
      • てつ
      • 2022年 4月 08日

      PAC-2はアメリカではもう作ってなかった様な気がするし、PAC-3はMSEだと高いし機密的に難しそう。
      スロバキアのS-300を引き渡す方が先かな。
      F-16Vも生産遅れていて、台湾とかが待たされているからね。
      墓場行きになりかけている米軍のBlock30あたりを回す方が早いと思う。

      8
        • てつ
        • 2022年 4月 08日

        ↑とか書き込んだ後ですが、ついにスロバキアからウクライナにS-300が引き渡されたようですね。

        リンク
        先日、ロシア軍が放棄したS-300PMUの捜索レーダーを鹵獲したと発表していましたから、丁度良かった。
        ブークも鹵獲しているけど、調べるとウクライナのブークはミサイル本体もレーダーも結構イジっているみたいだから、鹵獲機は鹵獲機だけで使うしかないかな。

        3
    • ナニガシ
    • 2022年 4月 08日

    ドイツ軍の惨状を考えれば、さもあらん。
    使えないポンコツ送られてもね。
    中古のウルフでも送ったほうがマシか。

    2
    • ♂♂♂
    • 2022年 4月 08日

    >「一時的」とは自国の国防力を損なう支援は難しいという声もあり
    10年近く国防力が損なわれた状態なのではなくて。今更寝言をおっしゃってるのですかねw

    15
      • 匿名
      • 2022年 4月 08日

      ただでさえ損なわれているのだから、これ以上損なうわけにはいかない、ということでは?

      23
      • G
      • 2022年 4月 08日

      平和な時期と、打倒ナチを名目に西へ西へと侵攻してくるロシア軍を目にしている現状とでは、ドイツ政府も国民も自国兵力に対する見方が大きく違っているのは当然かと

      11
    • zerotester
    • 2022年 4月 08日

    保管中のものを掘り出すのは筋が悪いのではないでしょうか。ジャベリンとかバリバリの現用品だから役に立ってるわけで。
    ウニモグをかき集めて送るのはどうでしょう。走破性が高いしPTOが付いてるからいろいろ使えそう。
    東日本震災のときはショールームにあったものを集めて送ってくれたんですよね。

    4
    • 黒丸
    • 2022年 4月 08日

    言語の違いは日本国内だとテプラで何とかしろ、というところだが
    海外だと、ダイモ(DYMO)になるらしい。

    5
    • ダヴー
    • 2022年 4月 08日

    一方、スロバキアからS-300が送られた模様
    リンク

    2
    • AAA
    • 2022年 4月 08日

    マルダー歩兵戦闘車は廃棄予定で戦力化に時間かかりすぎるのに焦って提供しようとか先走るやつばかりとは浮足立ってるなドイツ政府
    48時間でなくなる国に支援は不要発言が世界に流れたせいかなwww

    9
    • 58式素人
    • 2022年 4月 08日

    仮に、近々あるかも知れない、ロシアの機甲部隊との野戦に備えたいならば、
    おそらく慣熟訓練の時間がないので、既存と同じものを探してもらうのが現実的と思う。
    ここで俎上に上がっているのは、MICVのマルダーとSPAAGのゲパルトだけれども、
    引き渡し前の整備の手間暇は置いておいても、本当に ”あれば、なんでも欲しい” のかな。
    ゲパルトを例にとれば、KDA35mm連装で、射高4000m、射程5000mです。
    素人が思うに、ヘリコプターを撃つには十分ですが、仮にバイラクタルT2Bが、高度5000mを飛べば届かないし、
    自爆型URVが超低空で来れば、おそらく間に合わない。
    ヘリコプターならば、現在装備している、スティンガーやスターストリークで十分でもある。
    超低空の敵は、また別のものが良いのではないだろうか。(例、ZU23-2)
    この記事の報道を鵜呑みにするのもどうかと思うけれども、
    約1ヶ月の実戦経験があるのだから、もっと適切な依頼を出すべきと思う。
    ウクライナ自身の経験から、実戦のドクトリンはできているものと想像する。教えて欲しいものです。
    それに、今までのウクライナ軍の動きを見ていると、失敗は少ない。

      • 匿名
      • 2022年 4月 08日

      ゲパルト、対空用としては出番ないかもですが歩兵相手の水平射撃なら役に立つんじゃないでしょうか。タダでもらえるならコストパフォーマンスは度外視ですし。

      3
    • ザコ
    • 2022年 4月 08日

    ドイツは自国の歩兵戦闘車にも不自由してる有様じゃなかったっけ。それで自国の分から差し出してまで提供ってのはさすがに無理筋と思う。

    7
    • 折口
    • 2022年 4月 08日

    まぁ、一時は稼働率3割とか言われてた軍隊の言う「予備保管」なので、どういう状態で放ったらかされてたかは想像つきますね…。

    ウクライナもシリア自由軍みたいに供与車両やぶんどった兵器を集めて再生する車両廠あるんですかね(鹵獲車両の再生やってる工場はいくつもあるし、集約されてないだけでありそうな)。そういうのが機能してるならボロでもエンジンかからなくてもとりあえず鉄道で運び込んでしまえば、共食い整備でも改造でもしていくらか戦力になりそうなもんですが。

    6
    • 名無し
    • 2022年 4月 08日

    2年前のここに上がってたけどプーマが色んな意味で使い物にならなくて乗用車で訓練させられてたくらいだからウクライナに貸す余裕なんかとっくにないだろう。
    リンク

    1
    • なや
    • 2022年 4月 08日

    ほんそれ
    スロバキアがせっかくS-300くれたのに…

    5
    • hoge
    • 2022年 4月 08日

    いきなり一度も使ったことがない、多分車内の計器類やマニュアル類も、そもそも言語の違いで読めないような車両を渡されても困るだけなので、ウクライナが使っているT-72, T-80, BMP-1/2等を渡すほうがよいでしょうね。

    2
    • 無無
    • 2022年 4月 09日

    いろいろ言い訳を並べてるだけで、要はショルツ政権はロシアとこれ以上事を荒立てたくないのが本音
    それに、戦力化するまで1年以上かかりそうな武器の供与は、まるでドイツ政府が戦争の長期化を確信してるかのように映るでしょう、
    それが嫌なんですよ

    1
    • makumaku
    • 2022年 4月 09日

    ドイツ政府が重火器供与を行うにしても、国防省・軍部の頭越しはいけませんね。
    他方で、国民はハ―ベック氏やベアボック氏の判断を支持しており、両氏の支持率
    が上がり、ショルツ首相の支持率は下がったそうです。
    緑の党のスタンドプレーが目立ちますね。

    6
      • 匿名
      • 2022年 4月 09日

      結果として前政権を含めて今まで行ってきたドイツの方針の誤りが赤裸々に世界中に公開・自分たちにも突き付けられるわけで、転換と前進は激しいものとなるような気がします(一方我が国…

      2
    • おわふ
    • 2022年 4月 09日

    一言で言うと、そもそもドイツ軍の装備がまともに稼働してないって事ですね。

    • 黒丸
    • 2022年 4月 09日

    これからいろんな旧東側兵器がNATO側よりウクライナへ渡ると思うが
    状態が良い現役に近いものほど、万一に備えて外さなければならない機器も多いかと。
    そのほとんどが通信機器や電装品だと思うが、機器を外した後の再結線が
    ワイヤーハーネス不足の影響受けて遅延してくる気がする。

    • ネコ先生
    • 2022年 4月 11日

    これは兵器だけの問題ではありません。ドイツには120万人のロシア系住民がいて、AFPニュースによればロシア支持の大規模なデモを行ったそうです。
    【4月11日 AFP】ドイツ各地で先週末にかけ、親ロシア派によるデモが行われた。ドイツ国内のロシア語話者は、同国によるウクライナ侵攻以来、差別に直面していると訴えている。
    リンク

    これは台湾にも当てはまり、中国本土に本籍のある台湾人は84万人、また軍関係者は歴史的に国民党支持者が多く台湾独立に反対の勢力が強いのです。

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