ウクライナ戦況

バフムートの戦い、ロシア軍がイワニフスキー北郊外で支配地域を拡大

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは13日、バフムート方面について「ロシア軍が墓場や森林地帯の南を占領した」と報告、RYBARが主張する「イワニフスキー東郊外での前進」が事実だった場合、ロシア軍は北と東からイワニフスキーに迫っている格好だ。

参考:Мапу оновлено!
参考:Командувач Тарнавський

もしRYBARの主張が事実ならロシア軍は北と東からイワニフスキーに迫っている格好だ

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは10日「ロシア軍が墓地を占領した」「ロシア軍は墓地の先にある森林地帯を占領した(ロシア軍がウクライナ軍陣地を襲撃する様子を視覚的に確認)」「この成功を更に拡張するためロシア軍は新たな戦力を移動中だ」と報告して「停滞していたチャシブ・ヤールへの攻勢再開」を示唆していたが、13日に更新した戦況マップの中で新たなロシア軍の前進を報告している。

出典:管理人作成 バフムート周辺の戦況(クリックで拡大可能)

DEEP STATEは「ロシア軍が墓場や森林地帯の南を占領した」「イワニフスキーの北までグレーゾーンが広がった」と報告、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARが主張する「イワニフスキー東郊外での前進」をDEEP STATEは認めていないものの、これを否定する視覚的証拠もなく、もしRYBARの主張が事実ならロシア軍は北と東からイワニフスキーに迫っている格好だ。

因みにタブリア作戦軍司令官のタルナフスキー准将は13日「敵対行為の激しさが増している」「12日に担当する作戦地域(ザポリージャ~アウディーイウカ)で1,267回の敵砲撃が記録された」「この数字は今年最多で空爆も67回を記録した」と述べ、恐らく「アウディーイウカ方面におけるロシア軍の攻撃が増している」と言いたいのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України 

アウディーイウカにウクライナ軍の予備戦力が到着、第110旅団の一部と交代前のページ

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コメント

    • 名無し
    • 2024年 2月 13日

    ここ最近の双方の情報の出方を見みると、ロシア側ブロガーの発表が事実である可能性は高いと感じますね…

    33
      • nanashi
      • 2024年 2月 14日

      勝っている側の情報が正確、戦争あるあるですよね。
      日本人なら良く知っているハズです…。

      34
        • 名無しの悪夢
        • 2024年 2月 14日

        ここってよく知らない人が今見たらロシアのプロパガンダサイトみたいに見えるんだろうなぁ
        まあ実際、BS1のワールドニュースでは「インターネットではロシアのプロパガンダが活発で、政府当局は注意を呼びかけ監視を行っています」って話が週1で流れてるくらいにはピリピリしてるようで
        最近管理人さんも漁師のテレグラム引用減ってるから警告はされてそう。

        9
          • 名無し
          • 2024年 2月 14日

          実際一部ではそんな扱いですよ
          いつかここに応援団と思われる酷いが乗り込んで来たくらいには有名らしいです

          6
    • fusa
    • 2024年 2月 13日

    私の毛量も順調に拡大しております

    15
      • D-day
      • 2024年 2月 13日

      後方の密度がスカスカに…

      18
        • とある帝國臣民
        • 2024年 2月 14日

        前線が崩れたらハリコフ攻勢の様に一気に・・・

        4
        • ぱあ
        • 2024年 2月 14日

        流石にすぐ下がりまくってたらキエフ着いちゃいますからね

          • ぱあ
          • 2024年 2月 14日

          返信場所間違えました

      • 第一育毛工兵中隊
      • 2024年 2月 13日

      貴官の反転攻勢の成功を祈ります

      18
        • 匿名
        • 2024年 2月 13日

        前線でスカルプDでもバラ撒いてるのか…?

        20
          • 紫電改
          • 2024年 2月 14日

          新製品のスカルプEGをお試しください。
          毛髪がストームシャドー!

          3
            • さっちゃん
            • 2024年 2月 14日

            我が髪も 嵐の前に 吹き散りて 影と儚き ストームシャドー

            5
        • ぱあ
        • 2024年 2月 14日

        流石にすぐ下がりまくってたらキエフ着いちゃいますからね

      • たむごん
      • 2024年 2月 14日

      頭部戦線、異常なし

      31
    • Easy
    • 2024年 2月 13日

    この空爆って、いわゆる250キロ/500キロの滑空爆弾でしょうかね。
    毎日何十発も滑空爆弾を撃てるほど増産が軌道に乗っていて、かつ、それを毎日延べ何十機の戦闘爆撃機を飛ばして発射できる整備能力があるということになり。なかなか凄まじいですね。
    アメリカ軍の規模には遠く及ばないとしても、局地的には空爆による地上制圧が十分可能なレベルにあると言えます。

    28
      • みい
      • 2024年 2月 14日

      500kg爆弾は弾道ミサイルと同程度の威力だけど、それでもビル1件倒壊するのがやっとだからな
      命中率もイマイチだから焦土化させるには毎日数十発ではまだまだ足りない
      弾頭を燃料気化爆弾にできれば威力が上がりそうだが逆に量産性下がるのかな

      5
        • 名無し
        • 2024年 2月 14日

        燃料気化爆弾、そんなに強くないから。
        建物を十分に破壊できないから、撃ってもすぐ次の兵士が建物に入ってきて、味方が攻撃され続ける。
        そんなに無敵だったら、重い爆弾をわざわざ運用し続けてない。

        8
      • nachteule
      • 2024年 2月 14日

       Su–25を普通に使っているだろうし滑空爆弾だけの話じゃない筈。流石にパトリオットで大量にやられたSu–30/34ばかりは使ってないんじゃないか?普通にハイローでレーザー誘導や光学誘導の爆弾は使っていると思うけど細かいデータってどっかにあったかな。

       量産体制はともかくパトリオットがあろうが関係無く空爆出来ている体制も重要ではないだろうか。前にパトリオットでの撃墜後は明らかに空爆の質が落ちていた筈だし。

      8
    • D-day
    • 2024年 2月 13日

    後方の密度がスカスカに…

    3
    • 名無し
    • 2024年 2月 13日

    バフムートで損害を一切顧みない無謀な反攻を指揮し、クリシチーウカでも高台陣地への突撃を強行させ死体の山を築いた結果、前線の兵士たちから嫌われた挙句「肉屋」の蔑称を付けられたのがシルスキーなのですが、以前この米欄で視聴者が話題に上げていたとっさん何某曰く、シルスキーが兵士の命を顧みない将軍でゾンビ突撃をやらせるというのは旧ソ連で軍事教育を受けてきたことによって発生した「噂」であり、ユーロマイダン以降10年に渡ってウクライナのために命を捧げてきた方なのだから多分この噂には該当しないとか言ってましたね

    ワシントン・ポストやポリティコといった米メディアですらシルスキーは損害を顧みない将軍でウクライナ兵から死ぬほど嫌われていると書いているにも関わらずこの認識なので、やはり応援団の面々は未だに自分の都合の良い様に解釈するか、ウクライナに不利な情報は全てロシアのプロパガンダであると信じているんでしょうな

    ウクライナを支持するからこそ、劣勢の状況下や駄目な部分、どうしようもない部分を直視して指摘・批判すべきでしょうに(この期に及んで政争や汚職に明け暮れるキエフや軍部が聞き入れるかは別)

    35
      • たむごん
      • 2024年 2月 14日

      ウクライナの摘発された汚職、汚職の何%くらいなのでしょうかね?

      戦後復興に向けて、汚職文化が改善される事を願っています。

      5
      • NHG
      • 2024年 2月 14日

      でもキーウ防衛戦やらハルキウでの電撃戦を成功させた面もあり、日本でいう乃木希典のような役回りな気がしないでもない
      応援団と言われそうだけど、シルスキーの評価はアウディーイウカはじめ東部の戦況推移や軍制改革のお手並みを拝見してからでもいいと思う。総司令官の役目はそれだし。

      22
        •  
        • 2024年 2月 14日

        デバルツェボで包囲殲滅されかかってミンスク2を招いた愚将なのは既に評価の固まった引っくり返しようのない事実だから今さら持ち上げようとそれこそ応援団以外騙せないよ

        23
          • NHG
          • 2024年 2月 14日

          ウクライナ戦争前のことはよく知らないから調べたら、ウクライナ軍が弱すてロシアがあきれた2015年の衝突なのでノーカンで

          3
      • 無名
      • 2024年 2月 14日

      シルスキー大将が指揮したとされる作戦を見る限り、
      ・攻撃は得意だけど防衛戦は苦手。
      ・兵士達の命より領土。って感じはします。
      なので総司令官交代のタイミングが最悪だった気はします。
      大規模な反転攻勢のタイミングなら真価を発揮したでしょう。

      8
        • 2024年 2月 14日

        昨年の大規模反攻ではあまり振るわなかったようですが、今年はどうなるかみものですね。ここでまた失敗すると第3のバフムトがどこかで起こり得ると考える。個人的には大人しくゼレンスキーラインの構築に勤しむ方がいいと思いますが、政治が許さないのかな。

        2
    • ぱあ
    • 2024年 2月 13日

    イワニフスキー北の高台が取られたらもう詰み。撤退した方がいいでしょう。

    しないんだろうなあ。

    13
      • ぱあ
      • 2024年 2月 13日

      今撤退しろってことではないです。あくまでも北の高台が取られたら。

      6
        • ( ゚Д゚)
        • 2024年 2月 13日

        最終的に撤退するなら今の内に撤退しちゃうんじゃダメなんですか?

        6
          • sada
          • 2024年 2月 14日

          ダメです
          ロシア軍に失血してもらわないとダメだからです

          8
    • らっく
    • 2024年 2月 13日

    ここでもお得意の両翼包囲。
    それほどまでに陣地攻略に有効な戦術なのかそれともなにか別の理由からなのか。

    13
      • ak
      • 2024年 2月 14日

      有効だからよく使われ、よく使われるからお得意の戦術と呼ばれる。

      実際に機動防御ではなく固定の陣地だと、一方向からよりも複数方面から攻めた方が攻撃にも反撃に対しての防御にも有効という事でしょう。
      それだけの戦力と相互の連携が必要なので、一朝一夕にマネできるモノでは無いんでしょうけど。

      9
    • たむごん
    • 2024年 2月 14日

    バフムート~クラマトリシク・スラビャンスクの防衛線、複線になっているとされていますが。
    砲撃・空爆が、重点地域に、もの凄い激しいですね。

    アウディーイウカ周辺が、ロシア軍の火力を引き付けているように見えますが、アウディーイウカが陥落すれば別の都市攻略にこの火力が向かう可能性もありそうですね。

    8
    •  
    • 2024年 2月 14日

    イワニフスキー自体は守りにくい低地にあり陥落したとてさしたる意味はありません
    ロシア軍の意図はイワニフスキーそのものよりもその前面に展開する部隊への戦術的な包囲攻撃でしょう
    墓地周辺とT0504沿いでの突破→突破口の連結と繋げるのは東側の定石通りの動きです
    ただしこの方面で突破口を拡大出来たとしてイワニフスキーからの西進は困難を極めますから、そこからどうするのかは少し見えにくいですね

    19
    • 名無し
    • 2024年 2月 14日

    去年ほ秋ごろにもやってたから頑張ったほうかなと

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