ウクライナ戦況

ウクライナメディア、犠牲ばかりで得られるものがなく兵士も士気が低下

KYIV POST紙は22日「夏攻勢で達成した成果と支払った代償が釣り合っておらず、犠牲ばかり増えて得られるものがない状況が兵士の士気低下を招いている」と報じており、ウクライナ人も反攻作戦の進捗に不満があるのかもしれない。

参考:«Кожні 100 метрів коштують 4-5 піхотинців»: українські бійці на передовій розповідають про криваві бої та зниження морального духу

立場の違いが反攻作戦の見通しに反映されているいう点で非常に興味深い

KYIV POST紙の取材に応じた下士官は「予告された反攻作戦に備える時間を敵に与えすぎたんだ。攻勢方向の一つがザポリージャであるのは明白だったが、まさか全ての土地を地雷で埋め尽くしてくるとは予想もしていなかったため、我々は地雷原に頭をぶつけながらのろのろ進むしかなく本当に多くの工兵を失ってしまった。さらにブービートラップ、無人機と連携してくる砲撃、丘の向こうから発砲してくる戦車、航空攻撃によっても兵士が削られていく。仲間の犠牲ばかり増えて得られるものがない状況が兵士の士気を低下させている」と訴えた。

出典:GoogleMap ザポリージャ州オレホボ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

別の衛生兵も「1ヶ月間で1km半しか前進できておらず、費やした人的資源と物資に見合うとは思えない」と述べているが、戦闘経験が豊富な少佐は「航空支援もなく砲弾も使用量が限られ、上からは可能な限り兵士の命を守れと厳命されているため戦術的な選択肢が殆ど残されておらず、犠牲を承知でロシア軍の陣地に接近して近距離攻撃を仕掛けるしか手がない」と指摘。

この接近戦の意図について少佐は「負担を強いる戦闘を繰り返し仕掛け、敵が機能できなくなるまで疲弊させる。そうすれば三重の防衛ライン攻略は塹壕に座っている敵を相手にするだけで済む。これまでのところロシア軍を骨抜きする戦略は上手くいっており、我々の部隊は前進している」と説明し、立場の違いが反攻作戦の見通しに反映されているいう点で非常に興味深いが、別の兵士は「占領した陣地を守る方法を教えられていない」と主張した。

出典:Сухопутні війська ЗС України

ウクライナ軍は反攻作戦に向けて兵士に「陣地の占領方法」を熱心に教え込み、この兵士の部隊も成果を発揮してロシア軍陣地を次々と奪い「一定範囲の領土解放」に成功したものの、ロシア軍の逆襲が始まると「敵陣地を占領するということは自分達が敵砲兵部隊の標的になる」と初めて気づいたらしい。

この兵士は「砲撃の中を100mも進めば4~5人の犠牲者が出る。この数字は戦場における平均的な数値で1kmも進めば部隊の半数が失われるという意味だ。その場で踏みとどまる限り犠牲は発生しないが、少しでも動けば大きな犠牲を強いられるため、この1kmを保持し続けられるか分からない。前線で戦う兵士の間では生き残ること自体を諦めつつある」と述べたものの、この兵士自体は「戦場での死亡率は30%で負傷率は40%だ。だから生き残る確立はそこで悪くないし、普通に生活していても頭にレンガが落ちてくることもあるだろ」と付け加えている。

出典:Сухопутні війська ЗС України

因みにKYIV POST紙は「前線で戦う兵士の士気が低下している問題について国防省にコメントを求めたが、代わりに対応した参謀本部は『味方が前線で成功を収めつつある』『味方の大砲が敵の大砲を破壊した』と述べただけで、これまでの公式発表がそうであったように自軍の損失や前線部隊の士気について何も言及しなかった」と辛辣に批判しており、恐らく「前線から漏れ伝わってくる兵士の声」と「軍の公式発表」が一致しなくなっていることに不満が溜まっているのだろう。

追記:オデーサでは「力ずくで動員対象者を連れ去る違法動員」が多発して問題視されていたが、この動員を管轄する軍事委員会のボリソフ委員長(解任済み)に関する不正=申告された収入や資産を大幅に超える計1億5,100万フリヴニャ=約6億円で高級車やスペインの不動産の購入した容疑、動員免除のホワイトチケット販売容疑、戦時中にも関わらず嘘の申告で海外旅行(モルドバ、トルコ、セーシェル、スペイン)に出かけた容疑などが次々と明るみになり、容疑の通知を受けたボリソフ委員長は逃亡したため指名手配されたと報じられている。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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コメント

    • パセリ
    • 2023年 7月 23日

    この膠着した戦局を打開出来るような兵器はもう存在しないし、兵力差は言わずもがな
    追記の汚職見たいな士気を挫くようなニュースも目立つようになって来たし、いよいよ朝鮮戦争化が見えてきたな

    48
      • 匿名11号
      • 2023年 7月 24日

      さてさて、そううまくいくものですかね。

      朝鮮戦争の場合は主戦力たる米国が、これ以上自国の青年が血を流すのではを嫌がりましたが、この戦争で欧米は兵を送っていないですからね。ロシア軍がウクライナ国内を占拠する限り戦争は続くんでは。

      5
    • ななし
    • 2023年 7月 23日

    常識では考えられないくらい地雷をここぞとばかりに埋め込んであるんだろうな、本当に状況がクルスクじみてきたような…
    よその土地だからってロシアの防衛が傍若無人すぎる、東部防衛線もこんな状況と考えると暗澹たる気持ちになるな

    それはそうと容疑の通知を受けたら逃亡って、そこで逮捕するもんじゃないのかと

    26
      •  
      • 2023年 7月 23日

      南部にしろ西ドネツクにしろロシア軍が果敢に反撃してきてることはここでも何度も記事になってる話だし、全土を地雷で埋め尽くしてるなんていうのはさすがに誇張
      反撃ルートがあるということはちゃんと地雷原になってない場所もあるという証拠なわけで、当然そこの陣地は十字砲火を受ける死地になっていて奪取しても釘付けにされてそこから進むことは出来ず、この記事で語られているように反撃を受けたら維持できないのは当然のこと
      マカリフカ周辺なんかはまさにそれがわかりやすい戦いだった
      これを防ぐためには工兵が地雷原に突破口を開ける必要があるわけだけど、結局それが全く機能してないから「全土が地雷原に埋め尽くされてる」ように感じるだけだろう

      40
    • 拓也県
    • 2023年 7月 23日

    「普通に生活していても頭にレンガが落ちてくることもあるだろ」いやないだろ。東欧というか世界じゃ割と日常茶飯事なんですかね? それとも皮肉と言うか諦めを含んだ冗談なのか。死傷率30%なら日本人義勇兵の方は運が良いというか教育の賜物なのか高い生存率ですね(自分の知りうる範囲でですが)。あとウクライナの腐敗は改めてエグイな…

    23
      • ih33
      • 2023年 7月 23日

      どうも正規軍の精鋭や外国人義勇兵部隊は最前線の塹壕戦の担当にはあまりまわされないみたいですね
      最近も前線の動員兵が逃げてしまって敵が突破してきて大変な目にあったとか言う話もありましたし

      11
        • 匿名
        • 2023年 7月 23日

        原文を翻訳機に通すと「飛行機事故の乗客は助かる見込みが無い」なる旨を述べており、その後に管理人様の記述が続きます。
        私にはこれが楽観的なユーモアではなく、寧ろ悲観的なポリアンナ症候群に陥っている様に思います。

        19
    • KNOB CREEK
    • 2023年 7月 23日

    ウクライナ国内のメディアからこういった真っ当な批判が展開されているのを見るにやっぱりロシアと雲泥の差があるなと思うと同時に、やっぱりソ連仕草が抜け切ってないという事実も明るみになってやるせなさを覚えてしまいますね…。

    46
      • 古銭
      • 2023年 7月 23日

      露国内にも西側や民主派を支持し対腐敗に力を入れて圧力を受けたとされるメディアは存在しますし、ウ国内にもKyiv Independentのように西側・民主主義支持かつ対腐敗報道を続けて現政権から圧力を受けた(結果誕生した)とされるメディアは存在します。
      その母体となったKyiv Postも以前と比べれば与党で影響力を持つ人物に関わる批判や対腐敗報道は激減しましたね。

      18
      •  
      • 2023年 7月 23日

      そもそも動員してないロシアとウクライナじゃ状況が違うんで

      19
        • 2023年 7月 23日

        >動員していないロシア

        え???

        5
          •  
          • 2023年 7月 24日

          ロシアが行っているのは予備役の部分招集だけだよ?

          35
            • 2023年 7月 24日

            囚人部隊があんなに有名なのに ?
            それにワグネルの囚人募集が廃止された後は国軍がストームZ部隊用に大々的に徴収してるのに。
            ワグネルと違い成果がでなくて目立たないけど。

            • Artillery
            • 2023年 7月 24日

            (ロシア大統領府のURLを貼ったせいか弾かれてしまったので再投稿)
            予備役を召集して戦時編制に組み込むことは動員と言います。
            プーチンが署名した法令も「ロシア連邦における部分的動員の発表について」という名前で、мобилизации(動員)と書いてあります。

              • ポンポコ
              • 2023年 7月 25日

              それは、動員という言葉の定義や使い方の問題だと思います。

              実質的な議論の内容は、一般人を動員、徴集、強制しているかなんです。それを、すでにしているとか、していないとかを前提にした議論です。(最初のコメントの方や反論の方も)

              ちなみに予備役とは、階級(少佐とか軍曹とか一等兵とか)や兵種(砲兵とか工兵とか歩兵とか通信兵とか)があり、定期的に訓練(多少の手当もでる)も受けている人たちのことです。そして、召集の可能性を承知している人たちです。

              そういう一般的な意味での動員(軍に関係ない一般人に対して)があるかないかと言えば、

              ・ロシアはない、
              ・ウクライナはある(しかもホワイトパスを持ってなければ広場や道路で拘束されて戦場に送られる場合もあるとか、割に厳しい)

              一般的に、動員の実態についての話は、現状でこういう意味での動員(一般人)があるかないか、という議論です。

              4
            • ポンポコ
            • 2023年 7月 24日

            ロシア軍は、ウクライナ軍と違って一般の動員をしていないのです。

            ワグネルの囚人兵とは、志願者が少ないので、刑務所で志願を募集したのです。志願すれば刑を軽くして期間満了で解放する、お金を渡すと。

            それと突撃中隊の創設は、ロシア軍の基本の大隊は車輌や火砲は多いが、歩兵は極端に少なかったのです。それで大隊内に歩兵中隊を創設したのです。特別に徴兵で集めたとかではないのです。兵の職種の問題なんです。

            7
              • 2023年 7月 24日

              囚人兵は志願兵かもしれないけれど、予備役ではないような気がする。

              後、ある1人の人の例だけど街中のデモで刑務所行きになったリベラル派が、ウクライナの戦場で死んだとありました。
              両腕、両足を掴まれて連行されているので、動画の印象では強制動員された格好に見えました。
              それに反戦運動しているリベラル派が志願するとは思えない。
              1人の例だからロシア政府が大々的にしているとは断定できませんが。

              1
                •  
                • 2023年 7月 24日

                >反戦運動しているリベラル派が志願するとは思えない。

                反戦運動してるリベラル派を動員するとは思えない。
                囚人兵の応募資格は政治犯、性犯罪者はアウトなのよ。
                40万人も受刑者がいるんだからわざわざ反体制のリベラルというスパイ予備軍を動員するメリットなんかない

                5
      • 名無し
      • 2023年 7月 23日

      こういうニュースが出てくるのはかえって健全だと思う。

      13
        •   
        • 2023年 7月 24日

        ロシアやウクライナのような東側の国で政権や軍批判の話題が出るのは内部抗争権力闘争の側面もあると考えたほうがいいよ。

        9
    • 幽霊
    • 2023年 7月 23日

    まあ前線で命を張る兵士が不満に思うのは当然ですね
    同じ国でもロシアに近いところの住民と離れている住民ではロシアに対する考え方も違ってくるでしょうし
    戦争継続にはウクライナ政府が兵士や国民の不満をうまく解消もしくは抑える事ができるかにかかってくるでしょう。

    14
    • ポンポコ
    • 2023年 7月 23日

    一国の実際や歴史は光と影の両面があります。もともと、ウクライナは汚職大国で、違法兵器や違法薬物や人身売買や臓器売買の世界のセンターの一つでした。

    それが、ロシア軍が侵攻したからといって、突然に理想国家になるわけはないのです。それはメディアの洗脳です。しかし、国を守るために真面目に戦っているウクライナの軍人や庶民や指導者もいます。

    強引な動員は、オデッサの軍事委員会のトップだけでなく、ウクライナ各地でそうなんです。オデッサは、救急車を拘束に使っていたのが話題になり、動画の統制ができなくなり、それから動員関係から始まり色々と出てきてしまったのです。目立ったとか、運が悪かったと言えばそうです。

    また、CIAは汚職閣僚らの証拠をゼレンスキーに渡しているようですが、ゼレンスキーはそれを自分を批判する閣僚の追い落としに使っているようです。 

    ゼレンスキー自身も、海外のリゾート地や高級住宅街にいくつもの不動産を所有しています。両親もイスラエルの高級住宅地域に家を建てて住んでいます。

    ウクライナ戦争は、そういう個々の善悪の追及でなく、地球の安定や日本の安全保障のために、という視点から考える方がいいと思います。
    (私は、正直に言うと、早期停戦に賛成です。ロシアを絶対の悪だとも考えていません)

    55
      • ポンポコ
      • 2023年 7月 23日

      すみません。後で気になったので追記します。

      ゼレンスキーの両親がイスラエルに住んでいると言いましたが、政治的批判もあり、以前にウクライナに戻っているかもしれません。

      ついでに、ゼレンスキーの海外の不動産については、虚実の情報があります。ヤフーニュースでも、リゾート地の家を日本円で月に数百万円で貸しているというニュースがありましたが、これはたまたま借りていたのがロシア人だったので話題になったものです。ロシアの侵攻があった後で、ロシア人のお金持ちが借りていたということで。

      11
      • ロス
      • 2023年 7月 24日

      ウクライナに問題があるのは百も承知。だからといってロシアの侵略が正当化される訳ではない。
      逆に、汚職が一切ない国があると思うのですか?
      そもそも腐敗認識指数の調査によればロシアの方が汚職は酷いのですがね。

      1
        • 名無し
        • 2023年 7月 25日

        ロシアの侵略が正当化される訳ではなくとも、ウクライナを支援する義務も義理もない

        7
    • TA
    • 2023年 7月 23日

    もう反抗作戦もおしまいかな
    国境は固められたし朝鮮戦争コース
    F-16が支援されても大勢は変わらんだろう

    27
    • 古銭
    • 2023年 7月 23日

    勘違いであれば申し訳ないのですが、今回の引用元はキエフ・インディペンデントではなくキエフ・ポストでは。
    前者の構成員は後者の元メンバーではありますが、設立経緯が経緯ですし。

    27
      • 航空万能論GF管理人
      • 2023年 7月 23日

      完璧に間違えました。ご指摘ありがとうございます。

      30
    • TKT
    • 2023年 7月 23日

    ロシア軍の逆襲が始まると
    「敵陣地を占領するということは自分達が敵砲兵部隊の標的になる」
    と初めて気づいたらしい、というのはウクライナ軍兵士や、下士官、あるいは参謀や指揮官に、
    「浸透戦術を阻止するための縦深陣地」
    とか、
    「反斜面陣地」
    とか、
    「馬乗り攻撃を一掃するためのまな板戦術」
    というような知識や、概念がない、NATO軍に教育されていない、あるいは教育されてもロシア軍に対する強い先入観や偏見があるためか、なかなか理解できないということでしょう。

    丘の向こうから発砲してくる戦車、というのはまさに反斜面陣地でしょう。

    前哨陣地とか、主抵抗陣地とか、予備陣地とか、偽陣地とか、囮陣地とか、そういう区別や判別もできていない、そもそもやっていないのかもしれません。第一次世界大戦以前のレベルです。

    もともとウクライナ軍には、旧・ソ連軍、赤軍の戦術、戦史を教育された参謀や指揮官がたくさんいたはずですが、今のウクライナ軍にはすでにそういう知識のある参謀や指揮官は少ないのかもしれません。戦史から学ぶことを全く軽視しているようにも見えます。

    せめてパックフロントととか、カトゥコフくらい知っていれば、縦深陣地の仕組みや、意図くらい少しは理解できそうですが、歴史から学習することができないのでしょう。

    おそらく今のウクライナ軍は
    「総合火力演習」
    のような訓練、演習をほとんどしていない、知識自体がほとんどないために、味方の砲撃や、爆撃と連携した攻撃が難しく、歩兵だけで勝手に、それぞれバラバラに目の前の塹壕に突撃するしかないのでしょう。イギリスで受けた訓練はたったの一か月です。

    個人装備だけ最新でも、知識や概念、理解がないと、前哨陣地を占領して、なぜ丘の向こうから集中砲撃されるのかが理解できず、よく分からないまま次々と戦死してしまうのです。

    36
      • hiroさん
      • 2023年 7月 24日

      「らしい」「かもしれない」「でしょう」の積み重ねから独善的な断定をする手法は現在ですね。

      29
        • 第十軍団
        • 2023年 7月 24日

        TKT氏バフムトでワグネルが押してた時は囚人兵を肉壁として突っ込ませる戦法評価してたような…

        14
    • gepard
    • 2023年 7月 23日

    戦争解説Youtuber「History Legend」氏は彼の動画で、ウクライナ軍第35海兵旅団所属、工兵指揮官「ヴィクター」氏の経験を紹介した。ヴィクターは現在52歳で赤軍時代より30年工兵としての勤務を経験、孫のためロシア侵攻3日後の2/27に軍に志願、反攻作戦においては地雷原を切り開く任務にあたった。
    ヴィクターによると、「工兵は限られた時間内に任務を遂行し、歩兵の攻撃や偵察のための進路を確保しなければならない。」「通常は土をつついて地雷を接触で探知するツールを使用する。金属片が大量に埋まっているため地雷探知機はほとんど使用しない。」「巨大な工兵車両を地雷除去に使用することはない。何故なら敵砲火化では容易に被弾しスクラップの山と化す」とのことだ。

    このような方法は高度な専門的訓練を受けた規律正しく極めて勇敢な工兵部隊が必要になる。ウクライナ軍に不足しているのは装備の問題だけではない模様だ。

    31
      • Easy
      • 2023年 7月 23日

      戦闘工兵は現代戦では極めて重要な職種ですが、給料に見合ってない仕事の一つですね。大抵下士官なのであまり出世せず、その意見が上級司令部に反映されにくいというのもよく見られる光景ですね。

      25
      • nachteule
      • 2023年 7月 25日

       そりゃ最前線で動く事になる工兵は必要でしょうよ、装備も工兵もそこまでの比率じゃないから大分消耗しているし。結局の所、砲撃代わりに地雷啓開の装備すらロシア攻撃に使用しているって言う本来の目的とは違う事に使用したのを諌めるべきだったし攻撃だけに偏重したウクライナ軍の歪さが目に見えてきた感じ。

    • BBQ
    • 2023年 7月 23日

    いやいや士気が低くても軍隊である以上命令は絶対なのでそういった声は封殺して前線に兵士を送り続けるのが最適解だろう。軍隊はソ連仕草なのにメディアの姿勢だけ今更西側仕草になっても困る。組織風土の改革なんて戦時中は無理だろう。士気が高かろうが低かろうがワグネル式の人海戦術を続ければ結果が出ることは証明されている。ウクライナは人的資源で優位性があるのだからそれを活かしてロシアを消耗させるべきだ。

    7
      • zeema4
      • 2023年 7月 23日

      それは無茶苦茶だと思う。
      ウクライナはロシアより人口が少ないので、ロシアが追加動員したらすぐに兵士の数で負け始めてしまう。
      動員可能人口で劣るウクライナは出来るだけ兵士の命を大切にして(バフムト防衛みたいな本当に必要な場合は消耗の覚悟も必要だが)ワグネル流の突撃なんかは普段一番避けるべき戦い方だと思う。

      64
      • 朴秀
      • 2023年 7月 23日

      自分が行かないからって無責任すぎる

      55
      • 牛丼チーズ
      • 2023年 7月 23日

      いやなに言ってるんだ?それは一番やっては駄目なことでしょう。ウクライナは人口でロシアに負けるし、犠牲者を大量に出したら国力や戦後復興に致命的な打撃があるのはソ連が証明している。

      43
    • bbcorn
    • 2023年 7月 23日

    数日前に大爆発のあったクリミア。
    今日もまた大爆発。
    まだ燃えてるらしい。
    クリミア大橋はまた通行止め。
    クリミアマジでやばいよね。

    6
      • 名無し
      • 2023年 7月 23日

      ウクライナ応援なのはいいが、ここでクリミア関係無いし、ウクライナ軍の負の側面に目を背けても状況は改善しないよ

      22
        • 第十軍団
        • 2023年 7月 24日

        いや別に「こんなニュース有ったよ」的なのは良いんじゃ?(管理人さんが既に記事作ってるならともかく)
        というか親宇がどうの~親露がどうの~みたいなコメントは控えてほしいって管理人さん言ってたよね…

        5
      • 2023年 7月 24日

      ところで仮にウクライナがクリミアまで到達できたとして
      親露住民が大半で平和なクリミアを地獄の廃墟にしたあと統治できるの?

      7
        • のー
        • 2023年 7月 24日

        西側が援助するんじゃないですか?
        クリミアを押さえてNATO軍を駐留させることができれば、ロシアの黒海艦隊は無いも同然になりますので。

        2
          • 名無し
          • 2023年 7月 24日

          核戦争不可避だね

          3
        • ホテルラウンジ
        • 2023年 7月 24日

        ソースが無くて申し訳ないですが、2012年のクリミア侵攻前の
        アンケート調査では親露派はクリミアでも3割程度しか居なかった記事を見た記憶ありますね。
        あと、大陸の人間は歴史を見ても所属国が変わり得る土地柄なんで、その辺は冷静に新しい所属国に従う人が大半なんじゃないかと思います。ロシアに
        所属国が変わる事は大陸の人々にとっては日本人にとっての大震災みたいな感じで滅多に怒らないが起こり得るものとしてその宿命を受け入れた達観したものだろうと想像します。
        だからその過程で自分たちの故郷が破壊の限りを尽くされたとしてもそれを以てウクライナを恨むという発想ではなく、不幸にも自分たちの住んでる所が歴史の波に揉まれてしまったという捉え方になると思います。
        実際ウクライナ人と話したことも無い癖に思います思いますやったら書くなっちゅうねんなw

        1
          • ポンポコ
          • 2023年 7月 24日

          その3割というのは、どういうアンケート内容の3割なんでしょうか?

          1
            • ポンポコ
            • 2023年 7月 24日

            ごめんなさい。
            問い詰めるような言い方をしました。
            すみません。

            そもそも、たぶんその3割というのは、ロシアが好きか、ウクライナが好きか、というアンケートではないと思います。

            ソ連にからめたアンケートのことだと思います。

            いつのどのアンケートか、明示してぐだされば、きちんとした話になると思います。

    • 朴秀
    • 2023年 7月 23日

    汚職まみれのため…
    ➡️西側が警戒して装備を出さない
    ➡️人海戦術を取らざるを得ない
    ➡️大損害を受ける
    ➡️やる気が無くなる

    ウクライナ自身にやる気が無くなると
    西側の兵器供与も止まるけどな

    25
    • たむごん
    • 2023年 7月 23日

    ウクライナ軍は、ドイツ軍のクルスク戦の失敗のように、部隊増援に期待して時間をかけすぎたのではないでしょうか。

    戦車は、歩兵随伴が基本戦術ですから、何とかして援護していくのでしょうが。
    ロシア軍の多連装ロケット砲が、空中発射地雷を突破部に大量投下して、ウクライナ軍歩兵が動けなくなっている映像を拝見しました。

    ウクライナ軍が、どこまでの犠牲を許容して南部作戦を計画しているのか注目しています。
    とても残酷な話ですが、ウクライナ軍上層部は、前線兵士の損失を大きく許容する作戦計画なのかもしれません。

    13
    • 名無し
    • 2023年 7月 23日

    こういうのは後からいくらでも言える事だよ。
    バフムトの時はあれだけ「早く反抗しろ」って言ってたくせに、いざ始まって失敗したら叩き出す。
    何とも無責任なことか。

    5
      • 名無しさん
      • 2023年 7月 23日

      西側の戦車支援の決定自体が遅く、さらにそこから供与までも時間がかかったのは、ウクライナではどうしようもない要素でしたからね。
      今、苦戦しているからと言って、F-16が配備されるまでさらに待ち続ければ、防御は更に固くなり、さらに苦戦する可能性の方が高いでしょう。
      ウクライナにせよ、NATOにせよ、今できることを粛々と継続するしかないという話になりますね。

      21
      •  
      • 2023年 7月 24日

      古来より巧遅は拙速に如かずと言ってね
      こんな敵が準備万端待ち構えてるところに突っ込んだらそりゃあ失敗するよ
      西側戦車をゲームチェンジャーなんてもてはやして延期に延期を重ねた結果がこれじゃ批判された当然
      まんまクルスクの再現だ

      12
    • 鼻毛
    • 2023年 7月 23日

    キーウ防衛、ハルキウ電撃戦、ヘルソン撤退と華々しかったですが、ウクライナ軍がロシア軍を無限にフルボッコできるって前提がそもそもおかしいというか、戦争プロパガンダ上手く行き過ぎだったって事なんかもしれないですね。ウクライナ軍の敢闘とゼレンスキー大統領の演出にはつくづく魅せられました。

    ただ、侵略してるロシアは戦争で「儲け」を出さないといけません。開戦当初から言われていたように、瞬殺できなくてベトナム戦争状態になっていくだけで、政治的にめちゃくちゃまずいです。兵士の命と軍事費を消耗し続ける不毛な戦いが続くなら、いずれ勝つのは防衛側のウクライナと高みの見物で支援している西側諸国だと思います。犠牲者は増え続けますが…贅沢言わなければウクライナ軍は十分勝っていますよ

    30
      • bbcorn
      • 2023年 7月 23日

      アフガンで崩壊したソ連より
      今のロシアのほうがよほど大損してるからね。
      人的損失も比べ物にならない。
      ぼけ老人のノスタルジーにいつまで付き合うのかね ロシア人は。
      そもそも親戚同士でここまでどろどろにつぶしあいをしてる時点で頭おかしいわ。

      28
      • Easy
      • 2023年 7月 23日

      ロシアが冷戦構造で敗北し、西側諸国が勝つのはほとんど既定コースですが。
      問題は,その「西側諸国」にウクライナは含まれているだろうか?という点ですね。
      このままウクライナ戦争を長引かせ、ウクライナ人に正面戦争ではなくテロ攻撃による非対称戦を挑ませれば完全に西側諸国は勝ち確です。
      ただ。そこにウクライナとしての利益は何もないんですね。
      分断された国土と終わりのない戦いだけが残される。
      果たして、西側諸国はウクライナのために低コストで実現できる泥沼化戦略ではなく、ウクライナ国土の完全回復まで付き合ってくれるだろうか?
      その後,完全回復したウクライナに50兆円を超える莫大な復興費用をプレゼントしてくれるだろうか?
      もはや、ウクライナ人がどこまで西側諸国を信頼できるか、そういうゲームが始まっているとも言えますね。

      18
        • リック
        • 2023年 7月 24日

        Easy氏の「マクロ的な視点ではロシアの敗北は避けられない」という見方にはほぼ私も賛同しますけど
        ただ、西欧諸国がウクライナを切り捨て勝者のポジションに立てるかどうかに関してはかなり懐疑的な見方を持ってますね
        中東でビンラディンを切り捨てた時とは位置も規模も訳が違いますよ
        ウクライナの処理を一つ間違えば東欧に巨大な爆弾が誕生することになります
        それはヨーロッパの経済安保に致命的な打撃を与えることになるでしょう
        そう考えれば、出血多量を覚悟の上で支援を続けざるを得ないのではないかなと思います

        12
      •  
      • 2023年 7月 24日

      まあその華々しい戦果の内情が土地を奪い返しただけで野戦軍の撃滅という大目標に全く寄与出来ていなかった結果が現在のロシア軍の戦力密度の高まりと攻勢の失敗に繋がってるんだが

      18
        • 匿名
        • 2023年 7月 24日

        イギリスの分析でも、ロシア正規軍死傷者は、10万人こえていないから、たてなおせる被害しかなかったですからね。
        ワグネル6万以上動員兵8万人以上の死傷者出しているみたいですからね。
        動員兵は予備役だけでなく、勝手に予備役に登録もありなので、兵役経験ない人を前線におくり、予備役は大事に訓練していたみたいだから、訓練が終わり兵士として最低限は動ける動員兵を投入してきているのもロシアが強くなった感じがありそう。

        5
        • ポンポコ
        • 2023年 7月 24日

        まさにまさに、おっしゃる通りです。

        ハリコフ方面では、ウクライナ軍の攻勢兵力はロシア軍の10倍くらいだったので、ロシア軍は最初から撤退命令が出て、ほぼ戦闘もなくどんどん逃げましたね。ウクライナ軍がどんどん追って、追いついたのはリマンあたりでしたね。大部分を取り逃がしました。

        へルソン西岸では、3、4万のロシア軍がいて、渡河を含む撤退作戦をしましたが、こちらは、ほぼ無傷で撤退してしまいましたね。

        ロシア軍が撤退したのは、橋の破壊による冬季の補給困難予測と、ウクライナ軍が時折ダム攻撃をしていたからです。

        ここでウクライナ軍が全く追撃作戦ができなかったのは、へルソン市正面のウクライナ軍の攻勢等が一方的なウクライナ兵の虐殺になっていたためです。今は火力差は2、3倍ですが、当時は数倍でしたから、ある程度の密度のロシア軍の防御対する攻勢は無理だったのです。その影響がありました。

        とにかく、おっしゃるように、両方ともロシア軍の野戦軍を取り逃がしてしまったわけです。

        当時のロシア軍の兵士の数はウクライナ軍の数分の1でしたから、特にへルソン西岸の4万を無傷で逃したのは惜しいことでした。ロシア軍として土地や装備よりと、とにかく兵士の損害を増やさないことを第一にしていましたね。

        14
      • ooyama
      • 2023年 7月 25日

      無茶苦茶な理論ですな。

    • HORI
    • 2023年 7月 23日

    う~ん、軍が悪いという記事が出てきたのは、裏で何が動いているのか気になりますね。ウクライナ軍ではどうしようもないので、外国の軍隊が入ろうとしているのか、逆に援助を打ち切る口実にしたいのか?NATOはスカンジナビア半島に東進出来たし、ロシア製兵器も一掃し旧型兵器の廃棄も終了、ダブついた弾薬も処理終了なのでソロソロ潮時と考えているのか?アメリカも渡す弾薬がなくてクラスター弾薬というショボい状態なので供給した物資の横流しが酷く監視も危なくて十分出来ないという話がメディアに出てきてる。
    ソロソロEUが手を引きそうな感じがします。

    9
    • フラット
    • 2023年 7月 23日

    キーウ撤退後の主戦線はヘルソン右岸・ハルキウ・ハンシク&ドンバス(東部)・ザポリージャ&南ドネツク(南部)の4つありました。
    その中で戦略的に重要なのは海岸に面した南部方面であるというのは前々から言われていました。ヘルソンとドンバス地方を結ぶ回廊を形成しているし、欧州最大のザポリージャ原発もある。そして何よりアゾフ海に面している。

    しかしここが1番後回しにされてしまった。セベロドネツクとリシチャンスクの陥落でどこか厭戦感が漂ってた当時、欧米からの関心と支援を途絶えさせない為に一刻も早く戦果を上げる必要があったのは分かりますが、そのために「攻めやすい場所」から攻めて行った。結果、もっとも重要な場所を敵に万全の準備をさせた状態で挑まなければならなくなってしまった。

    12
    • AAA
    • 2023年 7月 23日

    誇示できる軍事的成果が出しにくくなって
    むやみやたらと突撃させて装備と命を損なったり
    リスキーな行動をとるようになってる

    10
    •  
    • 2023年 7月 24日

    全員ではないでしょうが汚職自体は相当深刻で、そうでなければ汚職撲滅を掲げるゼレンスキー政権が誕生することはなかった。結果はうまく進まずその中での開戦であったわけで、流石の汚職軍人も国がなくったら汚職どころではないので緒戦では大人しくしていたのかもしれないが戦線が定着してくればまぁ…。ゼレンスキー政権はこれを改善しないとNATOからの援助にも影響するがかといって現在の戦況でその余裕があるわけでもないというジレンマに陥っている。

    13
    • 折口
    • 2023年 7月 24日

    夏季攻勢が発動した時、延期に延期を重ねた結果準備に半年以上費やしてしまった部分は確かに気になったんですよね。クルスクのようにならなければいいと思っていましたし、今も思っていますが、ウクライナの人々も同じ懸念を抱いているのかもしれないですね。

    とはいえ戦車も装甲車もない状態のウクライナ軍にはロシアの防衛陣地や機械化部隊に対して決戦を挑む機会すら無かった訳ですから、この方針が間違っていなかったことを祈るしか無いですね。

    10
    • たら
    • 2023年 7月 24日

    死亡率30パーセントとなると、軍が崩壊しそうですが、どうやって組織を保っているんだろう?

    2
      • 2023年 7月 24日

      「たら」さん、ミスリードしてない ?
      機械翻訳だけど原文を見ると、ロシア空軍が絶え間なくウクライナ軍を攻撃しているのが問題だが、墜落したパイロットの死者は30%で負傷者が40%で生き残るチャンスがなく、自分たちウクライナ軍は生き残るチャンスがあるので我々の方がましという話みたいです。
      ウクライナ軍の損害が酷いがロシア軍の損害は大きいこと、そして士気は低くないという意見も併記されています。
      =>管理人さんの視点は、ウクライナの損害が出ていることに関する視点ですね。
        それ以外を解釈しようとしたから齟齬が出たのかもしれません。

      以下原文の機械翻訳抜粋
      【同氏によれば、問題は空軍が空を支配し、人口がウクライナの4倍で、ウクライナ軍が占領しそうな要塞に即座に砲兵が砲撃を向ける敵に対して行われなければならないことだという。同氏によると、前線にいるウクライナ軍は、ほぼ絶え間なく敵の攻撃を受けることは避けられないことを徐々に認識し始めているという。

      「私は次のように推論します。墜落した飛行機に乗っている人には生き残るチャンスはありません。統計によると、死者の30%、負傷者の40%がいるから、私たちには生き残るチャンスがありますが、飛行機に乗っている人には生き残るチャンスがありません。」したがって、すべてがそれほど悪くはありません。普段の生活でも、レンガが頭の上に落ちることもあります」と軍人は語った。】
      【第3強襲旅団の1つの部隊の指揮官は、最後の襲撃中に彼の部隊が1.8km前進したことを確認し(これはウクライナ国軍報道官の最近のまとめと完全に一致する)、旅団の戦闘員が襲撃中に死亡した40人以上のロシア兵の遺体を発見し、ロシア人の武器と6人の捕虜を捕獲し、旅団自体は損失を出さなかったと報告した。彼によれば、第3突撃師団の士気は高いという。】

      7
        • ポンポコ
        • 2023年 7月 24日

        個人的な少数意見ですが、第3突撃旅団の動画は、プロモーション動画のような感じが強いと私は思います。幾つか見てみて下さい。

        それで、クリシチェフカは兵力差が大きいのでウクライナ軍が占領するかもしれめせんが、多くのことから、実はこの第3突撃旅団はかなりの損耗を受けているのではないかと思います。

        来月くらいになるとはっきりしてくると思うので、(私は航空万能論は客観的で有用だと思ってよく見てコメントも書きますので)、私が違っていたとコメントしてくださればありがたいです、

        3
    • VIVA
    • 2023年 7月 24日

    みんなウクライナに釘付けになってるけど、アメリカの兵器の在庫も切れ始めて一番割食ってるのは日本と台湾ですよね。アメリカは衰退国家ロシアごときにモタモタせずに、さっさとウクライナ紛争決着させて東アジアにリソース割けよと言いたいです。

    12
      • 匿名
      • 2023年 7月 24日

      衰退国家にモタモタして、このままだと中国どころではないと認識することがようやくスタートラインな気がする…
      そう考えるともうスタートしたのかもしれないけど
      防衛予算増は確かな流れだし

      1
    • 58式素人
    • 2023年 7月 24日

    他所の記事も併せて読むと。
    南部では、ロシア軍は地雷と障害物と火力によってウクライナ軍を堰き止めている印象ですね。
    濃密な地雷原を設置し、ウクライナの工兵車両を優先的に破壊する。
    ウクライナ工兵が夜なべで地雷撤去をすると、翌朝に地雷散布機で急速に地雷原を復旧する。
    いよいよウクライナ軍が進んでくると、今度は対人地雷を散布する。
    これの繰り返し。その間も砲兵による火力戦。それから塹壕戦でしょうか。
    ウクライナ側にしてみれば、兵員/資材を極力無傷で塹壕戦に臨みたいでしょうね。
    素人の勝手な思いですが。砲兵戦を除けば、これは面制圧の火力が必要なのでは。
    移動弾幕射撃の弾数が足らないのなら、前にも書きましたが、短射程のMRL
    (信管は着発/VT両方、炸薬は榴弾及びサーモバリック)を装備に付け加えてみては。
    ロケットは、砲弾よりずっと簡易に低コストで製造できるでしょう。
    ですから、弾も大量に付けて。短射程MRLは東部でも有効と思います。

    4
      • VIVA
      • 2023年 7月 24日

      その話を聞けば、ウクライナは進撃すればするほど損して全然メリットがないような…

      1
        • 58式素人
        • 2023年 7月 25日

        ロシアは上記の地雷作戦(?)の効果を大体正確に計算しているのだと思います。
        南部からバフムトに兵力を転用しているのはそうした計算を基にしているのだと思います。
        一種の内戦作戦ですね。時間稼ぎでしょう。
        いつかは破られることも想定内でしょう。
        その時まで、バフムト付近の戦闘に目処をつけ、再度南部に戦力を移動させるつもりと想像します。
        ウクライナのすることは、ロシア側の見積もりを上回る速さで南部を突破することでしょう。
        そのためには火力の集中が必要と想像します。

      • 千葉の猫
      • 2023年 7月 25日

      MRLと大砲ですが同クラスだとランチャー/大砲のコストは大砲のが上でロケット弾/砲弾だとロケット弾の方がお高かったかと…
      なんせ弾頭は似たような物ですがそこまで飛ばすのを砲身+装薬でやるか自分がやるかなのでそらロケット弾の方が高くなるよねって

      といいますかBM-21なら既にウクライナ側で投入されたってAFPで流れてましたがもっと短射程?それなら120mm迫でいいんじゃなかろうか

        • 58式素人
        • 2023年 7月 26日

        弾の炸薬量(TNT)を基に考えるのが良いと思います。
        155mm榴弾砲M107の炸薬量は6.6kgです。
        120mmRTのPR14は4.5kgです。少ないですね。
        122mmBM21は軽量のもので6.35kgでほぼ同じ、
        重いものなら25kgです。
        発射速度はM777(2発/分)、RT(6発/分)、BN21(2.7発/分)
        発射速度を加味すると、大まかに、毎分1門あたりで、
        M777:RT:BM21=13.2kg:27kg:84.6kg(重〜軽平均)です。
        面制圧ならばMRLが優位と思います。
        他所の記事を読むと、ウクライナの郷土防衛旅団には
        クロアチア製、128mm12連装、射程8750m、1分20秒/斉射
        のものが配備されたとのこと。歩兵用面制圧火器ですね。
        BM21や重迫も良いのですが、多分、これが良いと思います。

          • 千葉の猫
          • 2023年 7月 26日

          砲弾一般のお話しとして爆風による被害より断片による被害の方が多いというのがあるため、そもそも炸薬量基準とするべきなの?というのが一つ
          次にその発射速度って持続射撃ですがウクライナ前提の話で適切?というのが二つ目
          弾あたりのコストという視点がないのが三つ目、一般的な砲弾の数十倍すると聞いたことも。あとロケット部分が嵩張るのもあり輸送や保管も大変よ?
          面制圧には車載MRLは確かに適してますが閃光・発煙のひどさなどで発射地点がばれやすいので運用に制限がつきやすい(迫なら最悪手掘りの壕からも撃てる)のも問題よね
          そしてお勧めのクロアチア製MRL射程短すぎない?ww2のBM-13級でソヴィエトがその後BM-14/21と射程を伸ばしたのはやはり射程に不足があったからなのでは?

            • 58式素人
            • 2023年 7月 26日

            発射速後は持続射撃です(WIKIの知識ですが)。
            品物ですが、これは、歩兵支援火器として考えています。
            実際に、名前を挙げたものは、郷土防衛旅団に配置され始めている物だそうです。
            攻勢に出ている正規軍には、おそらく、有りません。
            現地の状況は、正規軍は地雷原に阻まれ、或いは
            ロシア突撃部隊の浸透攻撃に押されているようです。
            面制圧の短射程MRLはどちらにも対処ができると思います。
            重迫は砲兵装備なので、最前線にはいないでしょう。
            BM21も砲兵装備で威力がありますが、後方にいるでしょう。射程が長いですから。
            155mm榴弾砲はさらに後ろでしょう。
            いずれの場合も、即時に対応はしてはくれないでしょう。
            歩兵の持つ軽迫や無反動砲、擲弾は有効と思いますが、面制圧には時間がかかります。
            時間切れとなる場合が多いと想像できます。
            短時間に面制圧をする装備が必要でしょう。

              • 千葉の猫
              • 2023年 7月 27日

              一点目の炸薬量基準が適切かどうかはいかがでしょう?
              二点目の発射速度に関しましても3分で対砲兵射撃が来るとか言われてるウクライナにおいては持続でなく最大の射撃速度が適用されるべきでは?
              三点目のタマのコストについてもいかがでしょうか
              あと「重迫は砲兵装備」とおっしゃってますが通常の自動車化大隊で使われてますのでやはり歩兵装備にも分類されるべきでしょう

                • 58式素人
                • 2023年 7月 27日

                炸薬量基準としたのは、地雷原の啓開ためには、
                地雷の誘爆を誘う誘衝撃波が必要と思うからです。
                最大発射速度ですと、1分あたりで(BM21は1斉射)、
                M777:120mmRT:BM21=5発:20発:40発
                でしょうか。炸薬量に直せば、
                M777:120mmRT:BM21=33.0:90.0:627.0
                でしょうか。MRLの優位は変わらないと思います。
                コストですが、炸薬1kgあたりの単価として(単位ドル)、
                M777:120mmRT:BM21=157.6:644.4:566.1
                くらいでしょうか。
                短射程MRLも大隊編成に入ると良いなと思います。

                  • 千葉の猫
                  • 2023年 7月 27日

                  地雷啓開用途なら92式地雷原処理車みたいにちゃんと前後繋がるやつでないと通路にできないでしょうに
                  そういうものが一切ない戦場では代替措置として砲撃することもあるけど専用装備にするならMRLなんぞでなく地雷啓開用のロケット使いましょう
                  でかい弾を少数うちこむより導爆索をちゃんと展開するほうがよほど効率的です

                    • 58式素人
                    • 2023年 7月 27日

                    もちろん、地雷原の啓開は副次的な目的と思います。
                    あちこちの記事によると、ロシア軍は地雷原啓開機材
                    を優先的に破壊しているとのこと。
                    かつ、ウクライナ軍に地雷啓開機材が不足している
                    とのことなので書いてみました。
                    他に、WW1の再現となっている現状の打開には、
                    移動弾幕射撃に代わるものも必要でしょうし、
                    散開して突撃してくるロシアの突撃部隊を
                    止めるためにも面制圧は必要でしょう。

                  • 千葉の猫
                  • 2023年 7月 27日

                  追記
                  炸薬量当たりの単価って意味ないです
                  でかい弾のほうがそりゃ破壊力は大きいですが炸薬量10倍でも面積比で5倍も差がない位なんで

    • 停戦
    • 2023年 7月 25日

    ウクライナが負けを認めたくないのは分かるがバイデンも終わりだしゼレンスキーも終焉が見えてきた。
    腐っても大国ロシアさすがに懐が深かったな。
    それよりも日本の立ち位置が心配だな。

    3
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    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
  3. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  4. 中東アフリカ関連

    アラブ首長国連邦のEDGE、IDEX2023で無人戦闘機「Jeniah」を披露
  5. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
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