ドイツ政府のシュテファン・ヘベストライト首席報道官は3日「レオパルト1をウクライナに輸出する許可を与えた」と明かしたが、オーバーホールに時間がかかるため納品は2024年までかかる見込みらしい。
参考:Bundesregierung genehmigt Ausfuhr von Leopard-1-Panzern
諸問題の解決は時間の問題とも言えるが、春に予定されているウクライナ軍の攻勢には間に合いそうもない
ハンデルスブラット紙は業界関係者の話として「独防衛産業界はオマーンが保有するチャレンジャー1を購入(50輌以上)し、アップグレードを施した上でウクライナに提供する準備を進めている。英国から受け取るチャレンジャー2と同じ主砲を搭載しているため弾薬供給や保守面で利点で、上手く行けば年内に引き渡される可能性もある。ショルツ首相が戦車提供を決断すればレオパルト2だけなく保管中のレオパルト1もアップグレードしてウクライナに引き渡す」と先月報じていた。

出典:270862 / CC BY-ND 2.0 Leopard 1
レオパルト1をウクライナに引き渡す計画はラインメタルとFFGの提案で、この計画にドイツ政府が承認を与えたという意味だが計画の詳細は明かされておらず、首席報道官は「数週間以内に具体的な話が出てくるだろう」と述べるに留まっている。
この計画についてSpiegel誌は「レオパルト1が使用する105mm砲弾の供給に問題があり、レオパルト1のオーバーホールにも時間がかかるので納品は来年までかかるかもしれない」と指摘、実際ドイツはレオパルト1を運用中のブラジルに105mm砲弾を譲って欲しいと持ちかけたが拒否されており、まだまだレオパルト1のウクライナ提供には解決しなければならない問題が残っている格好だ。

出典:Hans-Hermann Bühling / CC BY-SA 3.0
まぁゲパルトも同じような問題を乗り越えてウクライナ提供が実現しているので「時間の問題」とも言えるが、春に予定されているウクライナ軍の攻勢には間に合いそうもない。
関連記事:独産業界の奇抜な計画、オマーン保有のチャレンジャー1をウクライナに提供
関連記事:ベルギー企業の倉庫に眠るレオパルト1やSK-105、適正な価格で売却したい
※アイキャッチ画像の出典:Rainer Lippert / CC BY-SA 4.0
2024まで耐えれればウクライナ勝ちそう
そこまで耐えられるかは別問題だけど
東京麻布にあるロシア大使館敷地内のリヒャルトゾルゲ記念中学校の生徒を引き連れた東京多摩霊園にあるゾルゲ墓へのロシア外交官による墓参を間近で見た経験があるのですが、とても異様な姿でした。明らかな日本への敵対的態度剥き出しで、私はその時に明確にロシアは永遠に敵国であると悟りました。
ロシアを甘く見るべきでは無い。ロシアの本質を過小評価すれば民族は抹殺されます。
駐日大使館がデマと虚言、恫喝を振り撒く様はリアルタイムで見てて個人的に嫌悪感、いや世界観の認識が異なってて異質なモノと感じました。
120mm砲に換装して増加装甲付けて、Leopard1A6に改修しよう。
Leopard1C2とかASとかも残ってないのか?
AMX30も、その辺に落ちていないのか?
こいつも、120mm砲に換装出来るが。
ドイツの時間の流れだと、改造してから供与するまで50年くらい掛かりそう。
技術的問題というより、いやいややっているから遅いのではという印象。
ドイツ工業力は優秀なはずで、こんなものではないはず。
ドイツ「アメリカの技術力ならエイブラムス送るのに1年もかからないはず・・・」
幾ら工業力があっても生産ラインが無ければ対応できませんよ。
決定が遅いのは問題ですが、精神論に原因を求めるのは正しい論理とは言えません。
現役運用のレオ2A6よりも後にレオ1を送るの誰がどう考えても異常!
この結果の過程にドイツ政府の過ちが無かったはずはない!
って海外サイトで言うとじゃあおめーの国はいつになったら74式くれるんだってキレられたわ!
戦車どころか銃弾1発送ってませんわな、ここのサイトではその事を忘れてドイツ、アメリカ批判をする人が多い事多い事、その癖にウクライナ侵攻が成功すれば今度は台湾有事だ、だからウクライナを応援しなくてはなどと知った風な口を叩く
最近は政治的決断からは逃げ他力本願な癖に傲慢な物言いをする人が随分増えたなぁと感じる。
日本とドイツでウクライナ戦争における立ち位置が違うのだから支援に差が出て当然です。
ましてや、「政治的決断から逃げ」など政府と市民を混同してネットで発言を遮り配慮を強要されるいわれは全くありません。それこそ傲慢というものです。
欧州の問題は欧州の国が頑張るべきでアジアの国が非協力的なのは立ち位置が違うから当然というのなら
アジアの問題もアジアの国が頑張るべきで欧州の国が非協力的でも文句言えなくなりますな
欧州と違ってアジアは団結力に欠けてるからアジアの国だけで頑張れと言われるとなかなか辛いことになるでしょうね
欧州の危機に協力してやったんだからこっちの危機も協力しろよって空気を作るための下準備が
日本も支援するほうがいいといえる唯一にして最大の理由
日本と欧州の関係って友好国だけど防衛義務のある同盟国ではないから支援は好意なんですよね
恩を与えなきゃ恩返しは期待できないよ
アメリカ以外とも防衛義務のある安全保障条約を結ぶのが最善なんですけどね
条約を結べば同盟国になって好意の支援ではなく義務になるのだから
好意ってのはあまりにも不安定で期待できない
まさかアジアの問題、特に台湾有事でヨーロッパの支援をあてにしているのですか?
今のところ日本とアメリカだけで対処するしかないでしょう。
コロナのアジア人差別を見ても、根っこのところヨーロッパ全般はアジアを下に見ています。
武器供与自体は否定しませんが、ご指摘の通り好意は当てにしてはいけません。
政府が何とかイギリスと手を結ぼうとしていますが、このような個別の防衛・外交努力を積み重ねていく事がより重要でしょう。
クウェートは地理的にはアジア、かつ当時クウェート産原油の最大の輸出先は日本という関係でした
「立ち位置」的には日本が最も積極的に取り組まなければならない立場でしたが、結局金を出すだけに終わりました
将来の台湾有事の際も同じことになるんじゃないですかね
>英国から受け取るチャレンジャー2と同じ主砲を搭載しているため弾薬供給や保守面で利点で、上手く行けば年内に引き渡される可能性もある。
英国原産なライフル砲だけど、105mm↔120mmの口径などの相違点諸々を無視しているような?
それは、チャレンジャー1の話。
105mm戦車砲の徹甲弾は、イスラエルの技術だから、面倒なんでしょう。
レオパルド1と間違えていない?
チャレンジャーは1から120mmライフル砲を搭載していますよ。
英国はチーフテンで120mm砲を採用しているし。
中古車ですから近代化改修以前に検査やレストアでも時間をとられるんでしょうね。レオパルト1は64年から生産されているので、万が一初期バッチが混じっていたら博物館級の骨董ですし。
しかし105ミリ砲弾の在庫不足というのは思い至りませんでした。考えてみれば105ミリ砲弾、それも低圧砲用じゃないL7用の徹甲弾やなんかを大量に使っている国というとかなり限られますもんね。強いて挙げるなら主砲105ミリ口径の装輪戦車を大量に装備しているイタリアとフランス、そして日本ですが…
実は、イスラエルが噛んでいるからでは?
イスラエルもM48/60系用に在庫を抱えていそうな気がしますが、兵器類の提供は拒否でしたしね・・・
K-1、M48を装備している韓国も在庫おおありかと。しかし74式も足回りが限界で退役していると聞いているのに、冷戦期に訓練で酷使されたであろうレオ1ってマトモに走れるのだろうか?
Leopard1は、トーションバーを変えれば大丈夫。
それよりパワーパックのオーバーホールが大変かな。
レオパルト1って、現在の基準で言えばペラペラの装甲じゃないかな。
相当防御力を強化しないとただの走る棺桶にしかならないのでは。
という訳で、Leopard1A6VT2仕様がお勧め。
ビックリ箱T72戦車さえ供与されて助かるウクライナですから、無いよりは有ると役立つはずです。
びっくり箱になるのは何もT-72だけの問題ではありません。
車体側弾薬庫に対策を施していないのはレオ2も同じですし、実際中東でびっくり箱になっています。
大丈夫ですよ、今じゃT-80Uが装甲ペラペラの豆タンなので、レオパルド1だと10cm砲搭載装甲車扱いですよ、あれ?じゃあ今時の戦車っていったい‥
参考
戦車(ソ連)も徹甲弾(アメリカ)も旧式ですよ
爆発反応装甲付き
リンク
爆発反応装甲無し
リンク
歩兵部隊所属での直援用でしょうか?
ATM対策に極振り改修して
まあそういう用途であれば、八九式中戦車でも今でも使えるかもしれませんね。
コマツのブルドーザーを改造して、装甲車として使っている国もあると言われます。昔の陸上自衛隊の自走無反動砲もそんな感じでした。
コストや整備、消耗戦を考えれば、いざとなればⅢ号突撃砲のような方が簡単でいいのかもしれません。戦後の西ドイツ陸軍でもヘッツアーのような突撃砲、駆逐戦車がありました。
WIKIで読む限りは。
レオ1の装甲は74式よりもやや薄いみたいですね。
車体前面上部で、レオ1が70mm、74式が80mmとあります。
記事を読む限りでは、シュルツ首相の決断はまだのようですが、
もし出すなら、先日のM55SのようにERAは取り付けないとですね。
あと、他所の記事では、チャレンジャー1の出どころは、
オマーンではなく、ヨルダンとあったのだけれど、どちらが正でしょうか。
素人の記憶では、オマーンのチャレンジャーは、たしか、
チャレンジャー2(ユーロパックのデザートチャレンジャー)
だったので、出来れば正確に知りたいところです。
ヨルダンには、400輌近くのチャレンジャー1があったと思います。
ロシア側の陣地突破して領土奪還するのに戦車は必要だからレオ1でも沢山欲しいくらいだと思います
とにかく数揃える必要があります
この話が出たときに
”無能ロシア人が運用する戦車なんてレオパルド1でも余裕で勝てる。むしろ第三世代戦車なんて不要なレベル。第一世代戦車でも余裕”
という意見が出てて流石に相手を過小評価し過ぎじゃないかなと。
西側に生きる人間にとってロシアを嘲笑するのが政治的義務とはいえ、やりすぎて現状認識がバグり始めてるような。。。。