欧州関連

155日を迎えたウクライナでの戦い、HIMARS用弾薬の供給問題が浮上

ウクライナ軍はロシア軍の前進を2ヶ月間も阻止してきたルハンスキーを放棄して後退、一方でスラビャンスク方面のロシア軍を包囲するため反撃に出ているが、HIMARSで使用するGMLRS弾(GPS誘導のロケット弾)供給問題が浮上してきた。

参考:Зеленский об ударах по мосту в Херсоне: сломаем все планы россиян
参考:Are There Enough Guided Rockets For HIMARS To Keep Up With Ukraine War Demand?

米軍備蓄や製造能力の問題でHIMARSで使用するGMLRS弾の供給が怪しくなってきた

ロシア軍は守りの固いゴルロフカ→T0513→バフムートではなく、ルハンスキーから迂回してバフムートに向かおうとしたのだが、ルート上の火力発電所で抵抗するウクライナ軍に前進を約2ヶ月間も阻止されていた。

出典:GoogleMap 大まかなドンバス地域の状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

しかしロシア軍は火力発電所の敷地内まで前進することに成功、さらにVershynaとDolomitneからも敵が迫ってきたためウクライナ軍はルハンスキーを放棄してセミーヒルジャに後退したが、ロシア軍の前進を長らく阻止してきたパポスナやToshkivkaを失った際、防衛ラインが崩壊して戦線が大きく後退してきためセミーヒルジャで防衛ラインを再構築できるかが注目すべきポイントだ。

但し、防戦一方だったスラビャンスク方面でウクライナ軍が反撃、Bohorodychne攻略に張り付くロシア軍を包囲するように突出部を作り出しており、上手く行けばドネツ川沿いのロシア軍部隊は川を泳いで対岸に逃げ出すかもしれない。

出典:GoogleMap 大まかなヘルソン周辺の状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ヘルソン周辺の輸送ルートに対する攻撃は現在も続いており、今度はアントノフスキー橋と鉄道橋がウクライナ軍の砲撃を受けたという報告があるが、今のところ損傷具合については情報がない。

ただウクライナ軍参謀本部はアントノフスキー橋について「破壊して輸送に使用できない状況にある」と述べており、ノーバ・カホフカの水力発電所を経由するルートが陸路でヘルソンに向かう唯一の手段で、ドニエプル川やインガレット川でロシア軍が舟橋の建設を進めている。

出典:U.S. Marine Corps photo by Pfc. Sarah Pysher

当然、HIMARSの射程範囲なので正確な場所さえ特定できれば直ぐに破壊可能なのだが、HIMARSで使用するGMLRS弾(GPS誘導のロケット弾)供給問題が浮上しており、南部戦線の反攻でHIMARSの役割は限定的になる可能性が出てきた。

米軍備蓄にGMLRS弾が幾らあるのか不明だが、2021会計年度以前に米軍は計5万発のHIMARS用弾薬(訓練弾のM28、GPS誘導のM31、射程拡張タイプのERを含むGMLRS弾+ATACMS弾の合計)を購入していることだけは確認されており、2022会計年度以降は年間3,000発~5,000発の調達しか予定(2027会計年度までに約2万発)されておらず、仮にウクライナ軍が16輌のHIMARSで1日2回攻撃を実施すれば1ヶ月で5,760発(1輌6発×2回=12発×16輌=192発×30日=5,760発)のGMLRS弾を消費する。

この量は今後5年間に米軍が調達するHIMARS用弾薬の約29%に相当、さらに2021会計年度以前に受け取った計5万発のHIMARS用弾薬のうち約2万発をイラクとアフガニスタンで消費したという指摘もあり、このままのペースでウクライナ軍がGMLRS弾を消費すると中国など他の脅威に備えることが難しく、1日あたり消費量を48発(1輌のHIMARSが3発×16輌)に抑えれば「2023年までは弾薬不足に陥らない」と米ディフェンスメディアが試算している。

因みにGMLRS弾の年間最大生産量は約1万発で、ロッキード・マーティンは「要請さえあれば増産に対応する」と述べているものの直ぐに増産体制を整えるのは不可能(生産整備だけでなく構成部品の調達も課題)だと見られており、ウクライナが要求している100輌のHIMARS提供はランチャーの問題ではなくGMLRS弾の問題で(当面は)実現不可能なのだろう。

関連記事:ウクライナ軍がアントノフスキー橋の橋桁を破壊、徒歩以外の通行が不可能
関連記事:東部戦線、バフムートへの前進を阻止してきた防衛拠点にロシア軍が侵入

 

※アイキャッチ画像の出典:Photo by Lance Cpl. Nicholas Guevara

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コメント

    • STIH
    • 2022年 7月 28日

    ロシアの内情mは悲惨でしょうけど、西側は西側で戦争準備ができてないから、供給能力不足はどうしようもないでしょう。
    しかし西側は生産能力を上げることはできるでしょうから、時間をかけて供給能力を上げるしかない。そしてウクライナは我慢するしかない。
    しかしこう言うと、アメリカ黒幕説が盛り上がるんだろうなあ。最近出てきたウクライナ兵サイボーグ化説は流石に笑いましたが。

    15
      • G
      • 2022年 7月 28日

      それにしてもこういう記事を見るたびに、自衛隊のミサイル・砲弾等の消防品の備蓄量の少なさが心配になってしまいますね
      今回のウクライナ侵攻をきっかけに非戦争時から華々しい新規兵器の開発だけではなく、各種ミサイル・砲弾・メンテパーツの生産体制や備蓄(継戦能力)の重要性を再認識してほしいところです

      53
        • 匿名
        • 2022年 7月 28日

        ぶっちゃけ、ウクライナへ弾薬支援してる場合じゃないんですよね…
        現状のか細い調達体制では「支援=備蓄の切り崩し」前提なので

        4
          • samo
          • 2022年 7月 28日

          間違ってますよ。
          日本の問題にあるのは、弾薬庫を含めた保管倉庫の不足です。
          弾薬庫を作る予算がないから、弾薬が増やせない、だから弾薬の生産するための予算もつかない

          備蓄の切り崩しもなにも、生産体制自体はある程度余力があるので、予算さえつければ生産量そのものは増やせます。
          つまり、飽和した破棄弾薬を提供したところで、日本の備蓄弾薬量には良くも悪くも影響しません。
          倉庫を増築するまで、備蓄は増やせないのだから

          3
            • 2022年 7月 29日

            自衛隊の保有弾薬量は、元々は20日分の強烈度の戦闘ができる弾薬の予算だったのが、インフレやオイルショックで10日分の値切られ、その後低列度の戦闘に書き換えている。
            そもそも戦争をしない(想定しない)国だから生産者も言うほど余力はないし、国内には材料そのものがない。
            飽和というか訓練で使う量を回すわけで、訓練そのものが出来なくなるわけで人に渡すほどの余裕は全くないよ。

            16
            • 成層圏
            • 2022年 7月 29日

            先の補正予算で弾薬や機雷を調達したはず。
            つまり、弾薬庫は空に近いんじゃないの?
            出なければ、わざわざ補正予算で弾薬調達しないと思うけど。

            5
    • 鼻毛
    • 2022年 7月 28日

    大丈夫かなって心配してたんですけどやっぱりですかー
    来年にはF-16供与とかになってくるんですかねぇ

    5
    • あばばばば
    • 2022年 7月 28日

    いつかは直面する問題だった。HIMARSだけではなく、155mmりゅう弾砲等の供給もいずれは苦しくなるだろう。だが、ロシアにも同じ事が言える。生産量より使用量の方が劇的に大きいと。
    しかし、ロシア軍の底が見えないのはとても恐ろしい。8月にはロシアは極東で大規模演習を行うという話もある。日本は一層気を引き締めなければならないだろう。

    16
      • ミリオタの猫(やっぱり、アンツィオ…いや、ロシア軍は強い!)
      • 2022年 7月 28日

      この問題は、先日行われた第4回ラムシュタイン会議の席上でも「ウクライナ軍のHIMARSやMLRS用のロケット弾の消費率を検討して生産量と供給量が需要をカバー出来るか」と言う議題で話し合われた様なので、既に対応策が取られている可能性が有る(単純な増産以外にも他国の装備分や発注分から弾薬を回して貰う方法が有る)と思いますから、今後流れて来る情報を精査する必要が有ると思います。
      もしかすると、可能性は非常に低いですが陸自が保有するMLRS用の弾薬を送って欲しいと米国から要請されるかも知れないですね。
      それとロシア軍の方ですが、西欧側と違って関連工場は戦時体制に入ったとの情報がある他、裏で中国・インド・北朝鮮・イラン辺りから砲弾を供給して貰っている疑いも有るので、今後その辺りの情報が流れて来るかどうかに注目したいと思います。

      8
      • NATTO
      • 2022年 7月 28日

      砲弾は自衛隊向けのラインだと平時は最大生産数の半分位だとか。コマツが止めたから、現状はどの程度かはわかりませんが。
      MAXで生産すれば、材料が入手出来る範囲でかなりの量は作れるのでは。

      3
        • 匿名
        • 2022年 7月 28日

        フル生産への切り替えだって、直ちに出来る訳じゃないですけどね

        生産現場への要員確保や業務シフト変更の問題、原材料や諸部品の調達問題、生産設備の保守整備等の問題、それらを実現する為の資金調達の問題、そもそも増産要請受けて採算取れるの?という問題…

        有無を言わさず戦時体制へ移行できる国なら話は早いのですが

        9
      • ぱんぱーす
      • 2022年 7月 29日

      ロシアは旧ソ時代からの備蓄が大量にあるので弾薬に関しては相当数を確保しているようですね。
      ウクライナ国防省が先月「ロシアは今のペースで1年戦争を継続出来る」と発言していて驚いた覚えがあります。
      その頃は東部戦線で猛攻撃を続けていて毎日ウクライナの10倍に相当する弾薬を消費していたはずなので、ロシア軍の弾切れには期待出来ないかもしれません。
      逆にウクライナ軍は西側兵器が次々届いているとはいえ、現在主力の153mm砲弾も底をつきそうでそこらへんも心配です。

      6
        • 匿名
        • 2022年 7月 29日

        装備を失い弾薬備蓄も失い経済もボロボロになったら、
        いよいよアメリカが望んでた侵略戦争できない状態になりそう
        途中で撤退なんてロシアは絶対しないだろうし、自分から抜け出すことはできない泥沼

        4
    • 名無しさん。
    • 2022年 7月 28日

    そりゃそうだろうとしか、俺のようなド素人でさえ予想してたことだし
    逆算して在庫を計算しつつ効率よく攻撃することでしょうな

    7
    • 2022年 7月 28日

    M31なら日本君も持ってるよねぇ・・・?

    4
      • カディロフ
      • 2022年 7月 28日

      貸与するのはいいがその場合は誰が補填してくれるの
      ポーランドと違って海峡のすぐ先にロシア軍がいるんだよ
      米軍があてにならない以上わざわざ自国の防衛力を下げてまで支援する価値がウクライナにはあるの?

      12
        • samo
        • 2022年 7月 28日

        破棄弾薬を少数でもいいからあげてもいいでしょ
        どうせ補完するための倉庫がないから、飽和した弾薬は棄てる以外にない

        備蓄量増やせと連呼するのは結構ですが、その備蓄弾薬を補完する倉庫がないということを無視しすぎです。
        いわば、補完上限に制限をかけている状況なので、上限を今超えたものは提供するべきです。
        補完上限を上げるための倉庫の増築には数年かかるので、それができるまでは備蓄は増やせない

        1
    • 黒丸
    • 2022年 7月 28日

    ウクライナ専用HIMARS用弾薬として戦時急造品がでてくるのかな
    長期保存性や命中精度・対電子妨害能力を犠牲にして、その代わり民生品多用で生産速度は速いと

    7
    • 58式素人
    • 2022年 7月 28日

    M31ロケット弾の供給問題もそうですが。
    仮に、米国が代わりに戦闘機の供給に踏み切ったとして、
    F16などは、はたして数があるのでしょうか。
    今でさえ、F16Vは順番待ちであり、旧型からの改修も
    遅々として進んでいないように見えます。
    こうした場合、代わりとなる機体はあるのでしょうか。

    4
      • POP
      • 2022年 7月 28日

      何年か前にA/B型はドローンで使い切ってC/D型初期ブロックも使っているようですし、
      保管中のBlock40も近代化改修をしていないものが保管中ですが、性能もウクライナが持っている近代化改修前Mig-29より対地攻撃性能が少しマシという物しか残っていないでしょうね。
      Block30辺りは機体の消耗が酷いので出せないでしょうから、渡せても能力の落ちる旧型虎るでしょうからどうなる事やら・・・

      3
        • 58式素人
        • 2022年 7月 29日

        全部、ロッキードマーティンのせい(笑)ですね。
        今は非常時ではないので、国防生産法の発動はできませんね。
        そうなると、他のメーカーの出番かなと思います。
        デビスモンサン基地の写真を眺めていたら、
        モスボール中のF15CとA10の写真がありました。
        極端な組み合わせ(笑)ですが、こんなのがありそうな気が(笑)。
        ボーイングにお金を渡してモスボールの解除をお願いし、
        ウクライナ領空外にAEW機を置いておいて、管制するとか。

    • perorin
    • 2022年 7月 28日

    > 16輌のHIMARSで1日2回攻撃を実施すれば1ヶ月で5,760発

    この時点で既に、ロシア軍が動員している戦車と火砲の総数を上回っているような気がする。
    30両でも本気出したらロシアの戦闘車両全滅シナリオもあるんじゃないかな。

    長引けば戦費もかかるし原油高による経済損失も甚大なわけで、出し惜しみせず早く戦争終わらせてほしい。

    1
      • 匿名
      • 2022年 7月 28日

      ゲームじゃあるめーし撃った弾がそんなに当たるわけないだろ…
      いやゲームでも当たらんが…

      16
        • 鳥刺
        • 2022年 7月 28日

        ゲームで、橋の片側一車線だけ6発のGPS誘導ロケットで飛ばせたら…
        ゲーマーのコミュニティの反応は微妙でしょうね(笑)

        まぁ、HIMARSのロケット弾が移動目標を一発一両で潰せるようなものじゃないのはみんな知ってます(笑)

        14
        • perorin
        • 2022年 7月 28日

        攻撃に適した目標の座標が手に入らず発射できない可能性はあるけど、
        発射したら指定の場所に落ちるわけで…
        リンク

          • 匿名
          • 2022年 7月 29日

          着弾誤差もあるしまして車両相手に一発必中なんて不可能な事くらい分かりそうなもんだが…
          本気で言ってるならミリオタなのか勘繰るレベルだが

          2
            • perorin
            • 2022年 7月 29日

            市街戦で戦車に命中させるのは無理だけど、
            榴弾砲が陣地変換しているのかは疑わしく、
            その他の車両も、燃料や乗員の疲労を考えれば実際のところ一日のうち大半はいずこかへ停車してるのでドローン観測等でリアルタイムに座標が獲得できるなら狙えるのでは。
            ていうか座標がないと撃てないし、敵の陣地も限りがあるので、今の攻撃が一巡したらひたすら車両の座標取りの作業になると思うけど。
            それでどれくらい当たるかは知らんけど、弾頭は155mm砲弾の約2倍なので軽装甲車両なら至近弾でも大破が期待できます。

            あと前にCSのミリタリー番組で迫撃砲を「ついげきほう」て読んでるの見て世間一般ではこういう男の子の方が好感持たれるよなぁ…としみじみ思ったのでミリオタ認定はなくて結構です!!。

            1
      • paxai
      • 2022年 7月 28日

      ダミーに吸われる分もあるからね。
      レーダーにも対応した風船戦車とかもあるからねえ。

      3
        • tarota
        • 2022年 7月 28日

        今のはそこまで進化してるんだ

    • 鳥刺
    • 2022年 7月 28日

    >守りの固いゴルロフカ→T0513→バフムートではなく、ルハンスキーから迂回
    まぁ、スヴェトロダルスク~ルハンスキーも人工湖が障害になる地域で、攻撃の進展はポパスナ方向からの側撃を待つ形になりましたが。南からの経路は橋が爆破されてますし。部隊の指揮系統どうなっているんでしょう?

    あそこ担当のウクライナ第30旅団も連戦部隊ですし、退却時の態制未成に乗じられると少しやっかいですが、ロシア軍も幸運な状況下でも最大15km強前進すると先頭部隊の消耗と砲兵の前方への推進の問題で、攻撃衝力が続かない感触。

    それにしても、ゴルロフカ以南のウクライナ防御線の堅牢さとロシア側の努力の少なさも異様な印象。これではロシア側の「9月までにドネツク州全域平定が目標」の噂も微妙ですね。達成に向けた真剣さが感じられません。

    >スラビャンスク方面でウクライナ軍が反撃、
    >Bohorodychne攻略に張り付くロシア軍を包囲するように突出部を作り出し

    ええ? あの正面で?? 報道通りならそれこそロシア軍の砲兵火力に捕捉されそうな戦線ですが…
    成算と結果はちょっと注目です。

    >ヘルソン周辺の輸送ルート
    創造的に痛い所を衝くウクライナ用兵の冴えは相変わらずです。ロシア軍、後方連絡線を脅威されてもうクリヴィー・リフへの攻勢どころではありませんし、補給品を渡河させた後も、もうヘルソン橋頭保全域は射程内。補給品の分散と管理が追いつくでしょうかね?

    まあ、最悪舟艇か門橋でフェリー輸送が可能なので橋が落ちても完全に補給途絶という事にはならないのですが、橋の向こうのロシア軍三個師団相当、維持するだけでも相当量が要りますし、掻き集めた火砲も弾薬が無ければ意味をなしませんからね。

    3
      • TKT
      • 2022年 7月 28日

      そのブフレヒルだか、ボホレヒルスクだか、ウグレゴレスクだとかいう石炭火力発電所は、でっかいと言われるわりに詳しい戦況はあまりわかりませんが、その第30旅団とか言う部隊は、果たしてどれくらいの兵力が残存しているのか?

      下手するとその第30旅団とかはすでに壊滅していてもおかしくない状況といえます。

      セミ―ヒルジャとかいう後方の場所に第30旅団の主力は上手く退却できたのか?それとも主力は壊滅したり、降伏したりして、一部だけが退却できたのか?

      ウクライナ軍寄りの希望的観測としては、第30旅団を中心とする主力は上手くセミヒルジャに退却したいと考えたいところだが、そのへんはよくわからず、ロシア軍の兵力もよくわからず、次々と部隊、大隊戦術群を交替させて、追撃をさらに続けてくる可能性もある。

      もちろん最後の切り札であるハイマースが弾切れとなれば、これはロシア軍が探し出して撃破するまでもなく、ウクライナ軍にとって万事休すということになるかもしれない。

      ポーランドから供与されたT-72A戦車は、おそらくヘルソン州の方に回されているのかもしれないが、ロシア軍の方は確かに舟橋や、船で輸送が可能であり、また制空権を掌握していればヘリコプターや、落下傘投下による補給もできるだろう。

      ロシア軍の3個大隊戦術群が包囲されたという話もあり、続報がないので実際どうだったのかよくわからないが、あるいはロシア軍の反撃で包囲していたウクライナ軍が退却したのかもしれない。

      もちろんハイマースの砲撃でロシア軍が大きな損害を蒙っているのは事実だと思うが、これで弾切れ、打ち止めということにになれば、ただの最後っ屁だったのかなあ、という感じになってしまうだろう。

        • O
        • 2022年 7月 28日

        状況を整理すれば、やはりウクライナの勝利はありえない
        本国のロシア人に直接打撃を与えられない上に、厭戦気分がロシアより遥かに膨らむ西側、無意味な制裁、中国との連携、未だ底知れない物量をもつロシア軍と、これで勝つのはどう考えても無理
        ロシア圧勝西側惨敗の日は刻一刻と迫っている

        2
          • ミリオタの猫(やっぱり、アンツィオ…いや、ロシア軍は強い!)
          • 2022年 7月 28日

          じゃあ伺いますが、だったらロシア軍は何でウクライナ相手に戦力の逐次投入をやったり、大慌てでアチコチから兵士を集め続けている体たらくを繰り返しているんですかね…。

          2
            • カディロフ
            • 2022年 7月 28日

            戦前の見積もりが甘かったからしゃーない
            適当な報告で作戦を混乱させたFSBは粛清して
            装備品は冷戦時代の備蓄をかき集めたが、兵隊だけはそうもいかない
            ロシア軍は国外遠征できるのは正規兵だけで徴収兵は駄目という法律があってその縛りを律儀に守ってるからどうしても戦時動員したり民兵部隊を組織してるウクライナに対して兵力が足りなくなるのは仕方ない

            3
              • TKT
              • 2022年 7月 29日

              今や粛清されているのは、ウクライナの検事総長のベネディクトワだとか、SBU長官であったイワン・バカノフ、あるいはコロモイスキーの方かも知れないが、それ以上にイギリス首相のボリス・ジョンソン自身が辞任決定で、イギリス国防省の方もこれからどうなるのかわからない。

              そもそもただのテレビ局の番組スタッフが検事総長だとか、SBUの長官をしていた時点で何だからなあという気もする。

              ウクライナ軍の方も、外国人義勇兵で国際旅団を編成していたはずだが、すでにセヴェロドネツクやリシチャンスクで壊滅しているのか、その後の続報はほとんどまったくない。

              一般市民で編成した領土防衛隊の方は70年前の日本製迫撃砲弾が支給されているとかそんな有様だ。

          • カディロフ
          • 2022年 7月 28日

          ロシア軍はチェチェン紛争のときも2年くらいかけてたし今回のウクライナ戦争もそれぐらいの期間でスケジュール組んでるかもしれないね
          G7が制裁しても中国・インド・イランといった地域大国が支援してるからイマイチ効果が出てないし
          アメリカの今までのやらかしのせいで世界に反米国家が多すぎて逆にアメリカのほうが経済にダメージ受けてるから長期戦になった場合どこまでアメリカはウクライナに掛け金を積み上げることが出来るんだろう

          4
            • ミリオタの猫(やっぱり、アンツィオ…いや、ロシア軍は強い!)
            • 2022年 7月 28日

            そう言えば、チェチェン紛争は第一次と二次があって、2年位だったのはエリツィンが主導した第一次の方で、プーチンが主導した第二次は10年以上(1999~2009年、残党の掃討戦も加えると2017年まで掛かったとの見方もある)掛けているんですよね…幾ら中国・インド・イランに北朝鮮等が裏で支援していたとしても、プーチンはそこまで考えて戦争指導をしているのかと言われると疑問が湧きます(滝汗)。

            1
    • 13代目
    • 2022年 7月 28日

    自衛隊には2000発以上備蓄が有るだろう!

      • M270
      • 2022年 7月 29日

      自衛隊のM270の配備数は、99両だったと思うので、99両が一斉射すると792発を消費する。

      なので、2,000発あるのなら、2.5斉射しかできない。

      2,000発なんて1日で無くなるんじゃないかな。

      6
    • 名無し
    • 2022年 7月 28日

    すくなくとも台湾有事前に製造ラインの欠点やらが見えたり
    各国軍拡エンジンが掛かり始めた事は上々。

    ガンガン生産してくれれば例え余ったとしてもいざとなった際に日本も台湾も最悪アメリカ通してでも武器弾薬調達ができる

    9
    • ナイトアウル
    • 2022年 7月 29日

     ここいらで国産でMLRS天武作ってATACMSまで自国で生産している韓国さんの出番だと思うんだが。性能はどうか知らないがM30/M31と同じくらいの射程があるロケットもってたよね。

    • 暇人28万号
    • 2022年 7月 29日

    ですよねー。と言わんばかりの弾薬不足なのでもう対策案はあるのかもしれませんね。
    アマゾンが台頭してくる前の物理問題みたいなものを感じますね。無いだろうけど民間の知恵を借りたら良いアイデアがあったりしないのだろうか。

    1
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