欧州関連

P-8Aの能力を拡張するMQ-9B、ドイツ軍は取得する機体を対潜戦仕様に改修

ドイツ連邦軍は12日「General AtomicsにMQ-9Bを8機発注し、2028年から受け取りを開始する」と発表し、このMQ-9Bは2031年と2032年に対潜戦仕様にアップグレードされる予定で、P-8AとMQ-9Bを組み合わせた恩恵は海上哨戒だけでなく対潜戦分野にも広がるのだろう。

参考:Bundeswehr bestellt Drohnen zur Seefernaufklärung und U-Boot-Jagd
参考:Bundeswehr hat acht Drohnen des Typs MQ-9B für die Marine bestellt

ドイツ海軍が取得するMQ-9BはSkyGuardian仕様ではなくSeaGuardian仕様で間違いない

Northrop GrummanがRQ-4をベースに開発したMQ-4Cは無人海上哨戒機としてP-8Aの認識力を拡張できると期待され、米国、太平洋、地中海など5つの拠点に68機配備される予定だったが、開発遅延、コスト増、技術的問題に直面して調達数が27機まで削減されてしまい、P-8A導入国もオーストラリアを除いて高価なMQ-4Cに興味を示さず、その代わりに浮上してきたのがMQ-4Cよりも安価なMQ-9の活用だ。

出典:U.S. Navy

GA-ASIは米海軍と共同でMQ-9 Block5とソノブイ・ディスペンサーポッドの組み合わせを2020年11月にテストし、MQ-9はソノブイが受信した水中音響信号をカリフォルニア州ユマ試験場に中継することに成功、GA-ASIは「無人航空機を使用した模擬潜水艦を追跡テストは世界初の試みで今回の成功を受けてMQ-9を活用した対潜能力の開発に弾みがつくだろう」と語り、ハドソン研究所のクラーク氏も対潜戦へのMQ-9活用について絶賛したことがある。

“P-8Aによる対潜戦は運用コストが高価だが、これに無人航空機を活用すればミッション全体のコストを引き下げることが可能になる。高価なP-8Aを使用してソノブイを運ぶ必要性は何処にもなく、複数のMQ-9を使用して広い捜索エリアをカバーできれば高価で貴重なP-8Aを安全な後方に留めて置くことができる”

GA-ASIが開発したソノブイ・ディスペンサーポッドはAサイズのソノブイを最大40個(Gサイズなら80個)収納することができ、MQ-9B SeaGuardianは主翼下にソノブイ・ディスペンサーポッド、胴体下部には海上監視用レーダーも搭載できるため、MQ-9Bが敵潜水艦を発見してもP-8Aの役割は攻撃の実行だけになり、Boeingが開発した「Mk.54を高高度から最大40マイル離れた地点まで運搬可能なHAAWCキット」も導入が本格化している。

米海軍も2025年にMQ-9B SeaGuardianの評価を開始し、カナダも海上哨戒機戦力をP-8A×14機とMQ-9B×11機で構成予定(トランプ政権の誕生で調達に踏み切るかは不透明)で、ドイツもP-8A導入に向けてMQ-9Bの調達を検討し、英国でもP-8AへProtector-RG Mk1(MQ-9Bの英国バージョン)を統合する動きが登場し、2025年に入ってP-8AとMQ-9Bの組み合わせに関する動きが増えていたが、ドイツ連邦軍は12日「米国のGeneral AtomicsにMQ-9Bを8機発注した」「2028年からMQ-9Bの受け取りを開始する」と発表。

出典:Bundeswehr/Jana Neumann

ドイツ軍は取得するMQ-9Bについて「海軍が航路や重要インフラを保護するためには海上で何が起きているかを把握する必要があり、これにMQ-9Bを活用する。P-8Aは900km/hに達する速度と、センサーや武器を運搬するペイロードで有利だが、MQ-9Bは30時間以上(公式では最大40時間)に渡って空中に留まることができる。MQ-9BはP-8Aほどセンサーや武器を運搬することはできないが、海軍向けのMQ-9Bには海上を捜索するためのレーダーやカメラなど各種センサーを搭載する予定だ」と説明し、最も重要な言及は以下の部分だ。

“MQ-9Bはソノブイを投下可能なキャニスターも装備可能だ。これにより無人機でありながら潜水艦の動きといった水中の活動も捉えることができるようになる。センサーが収集したデータは地上制御ステーションに送信され、収集されたデータは海軍の他の航空機や艦艇、必要に応じて同盟軍の部隊もアクセス可能だ。つまりMQ-9Bは将来的に対潜戦分野でも運用されることになり、この能力は敵の潜水艦捜索においては極めて有用で、大きな付加価値をもたらすことになる”

出典:GA-ASI

恐らく米軍を含めた正規軍が「ソノブイ・ディスペンサーポッドやMQ-9Bの対潜戦投入」に言及したのは初めてで、独ディフェンスメディアのhartpunktも「MQ-9Bの調達はNATO支援調達庁を通じて行われ、ドイツ政府に代わって企業と契約を管理する」「機体の調達、スペアパーツ、当初2年間の訓練などを含めた費用をカバーするため15.2億ユーロが割り当てられた」「調達したMQ-9Bは2031年と2032年に対潜戦仕様にアップグレードされる」と報じており、ドイツ海軍が取得するMQ-9BはSkyGuardian仕様ではなくSeaGuardian仕様で間違いない。

P-8AはMQ-9Bとデータを直接共有することが可能なので、複数のMQ-9Bで広範囲の海中を捜索し、後方のP-8Aが高高度からHAAWCキットを装着したMk.54を交戦海域に送り込む(最大40マイル離れた地点まで運搬可能)といったことも可能で、P-8AとMQ-9Bを組み合わせた恩恵は海上哨戒だけでなく対潜戦分野にも広がるのだろう。

出典:海上自衛隊

因みに海上自衛隊もMQ-9B SeaGuardianを調達予定(2028年から2038年までに計23機を取得するという報道もある)だが、P-1とMQ-9Bの間でデータを直接共有することは技術的に可能でも「データ主権の問題(F-35が収集したデータを同盟国やパートナー国のC4システムとシームレスなデータ共有が出来ないと同じ)」が絡むため実現性に疑問があり、そもそもP-1には12式魚雷を遠隔の交戦海域に運搬するHAAWC相当のシステムがないため、この辺りの問題をどうするつもりなのだろうか?

関連記事:対潜戦や海上監視にMQ-9BとP-8Aの組み合わせ、カナダ、ドイツ、英国が検討中
関連記事:防衛省、海上自衛隊の滞空型無人機にMQ-9B SeaGuardianを選定
関連記事:ドイツ国防相、周回遅れの無人機調達を強化するため約1.7兆円を投資
関連記事:米海軍、対潜魚雷を40マイル先に運搬するHAAWCの初期作戦能力を宣言

 

※アイキャッチ画像の出典:General Atomics

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コメント

  • コメント (32)

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    • リンゴ
    • 2026年 1月 14日

    >そもそもP-1には12式魚雷を遠隔の交戦海域に運搬するHAAWC相当のシステムがないため、この辺りの問題をどうするつもりなのだろうか?
    予算も増えるし…新しい他の機体を買っちゃいますか?
    冗談では無く本気でそう思う

    11
    • 幽霊
    • 2026年 1月 14日

    P-1も無人機との連携を前提とした運用をしていくんですかね?
    ただ記事には日本にはHAAWCみたいな兵器が無いとあるので、無人機が発見した潜水艦を攻撃するまでにそこそこ時間がかかりそうです。

    7
      • 名無し
      • 2026年 1月 16日

      データリンクによるリアルタイムの敵潜水艦の位置情報が来ない(P-1側もソノブイを落として探知してからになる)から雷撃困難というのはわかるけど
      HAAWCの60kmの射程の有無と無人機連携の関係性とは?(滑空魚雷自体は投下の自由度が上がるのであったほうがいいのは間違いないが)

    • 名無しのPCパーツ
    • 2026年 1月 14日

    これはP-8にとって最悪の展開では?
    この運用の仕方なら有人哨戒機はほぼスクランブル用途に限られ、機体やシステムの調達数が必要最低限に抑えられてしまう
    HAAWCが効果的なら受信ポッドを付けたF-15EXでも代替できそう

    7
      • 航空万能論GF管理人
      • 2026年 1月 14日

      CCAなどの無人戦闘機が有人戦闘機にとって変わるものではなく、有人戦闘機の能力や効果を拡張する補完関係であるように、P-8とMQ-9Bの関係も補完関係なので「最悪の展開」と極端な見方をするのは違うと思いますよ。

      13
        • 名無しのPCパーツ
        • 2026年 1月 14日

        自分は無人・有人戦闘機との関係とは違うと思います
        Mq-9がデータを地上送信するのであればいよいよ地上での対戦指揮所の設置が可能となり、有人哨戒機の役割はなくならないにしても大きな変化を求められるでしょう
        少なくともボーイングが当初想定していた有人機が無人機を操作する補完関係とは違って若干有人機不利な関係になるんじゃないでしょうか

        4
          • 中村
          • 2026年 1月 14日

           反撃手段の無い潜水艦に対してスタンドオフ兵器が必要なのか疑問です。真上まで飛んで行った方が話が早いし速いでしょうに。

           地上制御ステーションにしてもASWOCの事なら80年代から既にそうですし、今更何の事やらです。

           コチラの対潜情報はアチラに丸見えですし、向こうの情報も概ね見れます。

          5
        • あまつ
        • 2026年 1月 14日

        無人戦闘機は刻々と変化する高速3次元での空中戦闘にまだ単独では対応出来ない故に有人機を補完する役割にならざるを得ませんが、相手が(飛行機から見れば)鈍足で単独の潜水艦であるなら対処時間に余裕があり衛星を介した通信でのタイムラグがあっても許容されるでしょうから本体たる有人機は必ずしも必要では無くなる可能性はあるでしょう。
        情報処理や指揮は地上や艦上からでも出来るわけで、USVやUUVとの組み合わせも含めて有人対潜哨戒機は存在価値を失うかも知れません。

        9
    • YF
    • 2026年 1月 14日

    データリンクについては自衛隊の弱点の一つですよね。中途半端にあれとはリンク出来るけどこれとは出来ないとかそんな話が多くて。
    HAAWC自体新しい物なので自衛隊が持っていなくてもしょうがないですが、JDAMみたいなものなので12式魚雷とうまくマッチング出来れば導入するのでは。
    素人考えで申し訳ないですが07式垂直発射魚雷投射ロケットを空中発射式に改良出来ないですかね。
    P-1の対艦ミサイルのパイロンに装着出来れば最大8発搭載出来ますし少なくとも日本のシステムとのデータリンクも問題ないでので。

    4
      • バーナーキング
      • 2026年 1月 14日

      07VLA空発化、できそうな気はしますけど話聞きませんね。
      大き過ぎる、数積みたいなら空発な分ブースターを小型化するか、いっそ廃止して翼つけて滑空弾化だってできるでしょうし。

      戦闘支援型多目的USVに07式そのまま載せる手はあるだろうけど航空機の展開力には遠く及ばないしなぁ。

      4
    • 能力向上型P-1
    • 2026年 1月 14日

    そもそもMQ-4CはソノブイやMADといった海中捜索手段がなく、MQ-9Bは進出速度が固定翼MPAとしては非常に遅い。(ヘリよりちょっと速い程度。MH-60Rは180kt、MQ-9Bは210kt)

    そもそも両方とも衛星通信、衛星航法への依存度も高く、高強度環境で活動できない。

    CCAは戦闘機から直接遠隔操作できるけど、P-8はMQ-4CやMQ-9Bを直接遠隔操作することはできないし。

    MQ-4CやMQ-9Bは距離の離れた地上の施設から遠隔操作されるからね。

    そして仮にMQ-9Bが敵潜を見つけたとしてもMQ-9Bには攻撃オプションがないし、MQ-9Bの速度はヘリよりはマシ程度なので、当然ながらP-8は遥か彼方。

    だから攻撃のためにP-8は全速力で敵潜が発見された遥か彼方の海域に毎回毎回向かわなきゃいけない。

    むしろHAAWCはこのアホみたいな状況を改善するために開発されたんじゃないかな?

    12
      • バーナーキング
      • 2026年 1月 14日

      滞空時間が長いので、ローテ組めば展開速度は問題にならんでしょう。
      同じエリアをP-8だけでカバーするよりは圧倒的に低コストですし、潜水艦を探知・追尾できてることはそれだけで大きな価値があり、「攻撃できないから間抜け」なんてことはないかと。

      4
        • 能力向上型P-1
        • 2026年 1月 15日

        いや、展開速度が遅いと単位時間当たりの捜索面積は確実に小さくなるので、有効性は間違いなく低下するでしょ。対潜哨戒の基本は、広大な海をスキャンして潜水艦を見つけることで、母機の速度が速ければ、単位時間あたりに捜索できる面積が段違いに広くなります。速度が遅い無人機では、広大な海域をカバーするのに時間がかかりすぎ、潜水艦を見逃すリスクが高まります。また、味方の艦艇やSOSUSが潜水艦を探知した場合、哨戒機は現場へ急行し、ソノブイを投下して精密な位置を特定する必要があります。潜水艦は移動しているため、現場到着が遅れると「不確実なエリア」が時間の三乗で拡大してしまい、再探知が困難になります。高速機はこの「時間との勝負」に勝てます。また仮にMQ-9Bが敵潜を探知して、通報を受けたP-8が実際に魚雷を投下する位置まで移動する際に時間がかかりすぎると潜水艦に深く潜られ、回避される可能性も高まると思います。やはり対潜戦(ASW)において、速度は単なる移動の速さ以上の意味を持つと考えます。P-8と同等の捜索スピードをMQ-9Bで実現するには同一面積あたりに投入する機体の数を大幅に増やす必要がありますけど、そうなってくるとコスト的な優位性があるのかも怪しくなってきますし。やはり滞空時間の長さという長所が発揮できるのはチョークポイントの封鎖(海峡や特定の航路など、潜水艦が通らざるを得ない場所を長時間監視し続ける任務)や探知後の「追尾」(既に潜水艦を捕捉した後の、静かに追跡し続けるフェーズ)などの限られた条件下であって、広大な海のどこにいるかもわからないような敵潜を捜索する任務には速度は重要でしょう。

        2
        • 能力向上型P-1
        • 2026年 1月 16日

        なぜか以前に投稿したコメントが反映されないので、再度投稿します。

        あなたの指摘する「滞空時間が長いのでローテを組めば展開速度は問題ない」という点ですが、それはあくまでもあらかじめ設定された特定の海域(チョークポイントなど)に張り付く「バリア哨戒」においてのみ有効な理屈ではないでしょうか。SOSUSや水上艦、あるいは他の航空機からの突発的な探知情報に基づいて急行するような「時間的制約のある目標」への対処においては、やはり最高速度ですら210ktしか出せないというMQ-9Bの鈍足さは致命的です。潜水艦は移動するため、現場到着が遅れれば遅れるほど捜索すべき不確実性海域(潜水艦が潜んでいるかもしれない海域)は二次関数的に拡大します。さらに潜水艦は深度変更による3次元機動も行うため、鈍足なMQ-9Bが到着する頃には、広大な面積と深度をカバーするためのソノブイ数が幾何級数的に跳ね上がり、事実上再探知は困難になります。

        また、「探知・追尾できているだけで価値がある」とのことですが、現代の静粛な潜水艦を「追尾(継続的なコンタクトを維持)」し続けるには、パッシブ・アクティブ問わずソノブイを頻繁に投下・更新して音響コンタクトを維持する必要があります。この記事にも書かれている通り、MQ-9Bは最大でもソノブイ搭載数が40発程度(Aサイズ)しかなく、P-8(129発)と比較して継戦能力(ペイロード)が圧倒的に不足しています。機体の燃料が余っていても、本格的な追尾を始めれば数時間でソノブイが尽きてしまい、「空を飛んでいるだけのただのセンサー(海中が見えない監視カメラ)」になりかねません。「滞空時間が長い」ことと「対潜戦闘を継続できる」ことはイコールではないのです。

        さらに、「攻撃能力がない」というのは対潜戦において単に間抜けなだけでなく、戦術的な隙を生みます。
        敵潜水艦がアクティブソナー(ソノブイ)による探知を察知した際、即座に攻撃(魚雷投下)が来なければ、敵は「近くに攻撃機がいない」と判断してデコイなどの欺瞞手段の大胆な使用や大胆な回避機動、高速離脱などを選択することが可能になります。「見つけた瞬間に叩けない」ことは、敵に逃走の主導権を渡すことと同義であり、P-8が到着するまでの時間的猶予は、敵にとって十分すぎる逃走時間となります。HAAWCが開発された背景には、そうした「探知から攻撃までのタイムラグ」が許容できないレベルにあるという、現場の切実な課題があるからだと考えられます。

        やはり米海軍が高価なHAAWC(高高度滑空魚雷)を開発・導入しようとしている背景には、まさにこの「MQ-9Bの足の遅さ・ペイロード不足・攻撃能力の欠如」と「P-8到着までのタイムラグ」を埋める必要性があるからに他なりません。ドイツ等がこのシステムを採用するのも、MQ-9B単体では完結できないキルチェーンを、HAAWCによる遠距離即応攻撃で補完するためだと考えるのが自然ではないでしょうか。

        4
          • バーナーキング
          • 2026年 1月 17日

          哨戒行動時ならP-3Cでも必要に応じてロイター飛行してた訳で、固定翼機で速度が不足するとは思えません。
          そして面積、ソノブイ数、全てに共通しますがUAVと大型有人機を同じかそれ以下のコストで複数機、あるいは複数機種を運用して役割分担もできますので、1機の能力を単純に比較しても意味ないでしょう。

    • 能力向上型P-1
    • 2026年 1月 14日

    よく誤解されているけど、P-8には無人機を直接遠隔操作できるような連携機能は存在せず、その点で戦闘機が直接遠隔操作して連携できるCCAとは大きく異なる。

    MQ-4CやMQ-9BはP-8ではなく遠方の地上施設から遠隔操作されており、P-8とUAV間の連携というのは一般的なデータリンク(=Link 16)を介した情報共有にとどまるため、P-8と同レベルのUAVとの連携はP-1でも十分に実現可能だと思う。

    P-8ってなぜかよく持ち上げられるけど、設計思想などを見てもP-1とP-8は同世代の機体だよ。

    むしろ探知性能などに始まる機体そのものの性能ではP-1の方が優れていると思う。

    さらには能力向上型P-1ではレーダーで海水の動きを観察してレーダーで潜水艦を探知できたり、戦闘指揮システムに搭載されているAIや情報融合技術なども新型になっていたり…etc.というようにその他の各種システムも新型に置き換わっているので、P-8よりも機体の能力的には優れていると思う。

    4
    • 匿名希望係
    • 2026年 1月 14日

    むしろMQ-9Bだけでよくね?>ドイツ

    1
      • SB
      • 2026年 1月 14日

      直ぐ上の人も書いてるけどコイツヘリ並みの速力しかでないし、ソノブイもCG見る限り20発くらいしか搭載出来ないからそれは無理(P-1やP-8クラスは100発以上積める)

      2
      • 名無し
      • 2026年 1月 16日

      洋上哨戒と対潜哨戒はこれでいいけど、魚雷が併用できないなら何らかの対潜攻撃手段が必要そうな…
      まあ滑空魚雷が使えるならキラー側が滞空しててポロリでもいいだろうが

    • 名無し
    • 2026年 1月 14日

    日本で想定してるエリアで考えると、こんな低速の機体でどこまでやれるんだろうか?

    8
    • たむごん
    • 2026年 1月 14日

    P-1は、稼働率30%台という厳しい問題もあるなあと…。

    (ミサイルですが)貨物機にラピッドドラゴン積み込んだみたいに、何か魔改造できればいいけど、どうなんでしょうかね?

    3
      • ネコ歩き
      • 2026年 1月 14日

      HAAWCは高空飛行が前提のP-8のために開発された対潜魚雷兵器ですが、P-1は敵潜攻撃段階では超低空飛行が基本で、現在の運用構想を転換しない限りは必要性が無いものかと。
      よって、来年度中の見直しが予定される安全保障三文書でP-8同様の運用への転換が示唆されない限り、HAAWCないし同相当品の導入予定は無いと思われます。令和7年度予算概要及び令和8年度予算案概要から、今のところMQ-9Bは海上における情報収集・警戒監視・偵察・ターゲティング(ISRT)機能を担う装備としての構想では。

      9
        • たむごん
        • 2026年 1月 14日

        情報ありがとうございます、勉強になります。

        日本周辺海域ややこしくなったり、南鳥島・レアアースの試掘もありますから、自衛隊の能力が向上していく事を期待しています。

        1
      • 能力向上型P-1
      • 2026年 1月 15日

      稼働率30%台というのはいまいち信憑性に乏しい清谷氏が主張している数値で、正直なところ眉唾物。会計検査院が公開した報告書を読めばわかる通り、初期型P-1の不具合を解決するための対処もかなり進行しているので、現在の稼働率は間違いなく改善されているし、2020年から調達が始まった能力向上型P-1に関しては最初から対策が盛り込まれている。というか新規設計の機体に不具合は付き物で、そもそもP-8の方も稼働率が低いんだよね。米国会計検査院(GAO)が指摘していた通り、P-8の稼働率は41%(2021年時点)で、P-8の稼働率も低迷していることがわかる。

      10
        • kitty
        • 2026年 1月 15日

        米軍と違って、なんでも防秘で非公開だから言われるんですよ。

        5
          • たむごん
          • 2026年 1月 15日

          その点に関しては、仰る通りですね。

          この機体に関しては、極めて深刻な問題だなあと感じています。

          2
        • たむごん
        • 2026年 1月 15日

        仰る点も、理解できます。
        その会計検査院に、指摘されたということは、とんでもなく深刻なことなのよ。

        『税金の無駄遣い(!)』という公的なお墨付きがついたということになるので、騒然となったという背景がありまして…
        海上自衛隊を信頼して、そのうち改善すればいいなというところから、ちょっとステージは変わったなあと思っています。

        自分も期待感(性善説)が先行してたけど、ちょっとそれだけでは厳しいということで、本件については改善について情報発信を期待したいかなあ。

        1
    • SB
    • 2026年 1月 14日

    導入するMQ-9Bが海保と同じ洋上監視型の仕様ならあんまり気にしなくていいのでは>>データリンク問題

    3
    • ハシュマル
    • 2026年 1月 14日

    P1哨戒機と無人機との連携を語る前にP1の絶望的な稼働率と対潜能力とエンジンの信頼性はP3以下という深刻な欠陥をなんとかしないとな。
    改善が不可能ならばさっさと手放してP8を導入すべき。
    懸念点はいつ納入されるか分からんが。

    8
      • 能力向上型P-1
      • 2026年 1月 15日

      初期型P-1の時点でP-8などの最新鋭機も参加していたシードラゴン2023およびシードラゴン2024で2年連続優勝を果たしているんだから、対潜能力は優秀だよ。しかも前述のシードラゴンで2年連続優勝した機体は初期型P-1だったけど、現在はシステムの多くが刷新された能力向上型P-1の調達へと切り替わっているから、性能的には間違いなく優秀。初期型P-1の稼働率に関する問題も対策が既に進んでいるし、そのうちに解決するでしょ。能力向上型P-1に関しては最初から対策済みだし。というか新規設計の機体に不具合は付き物で、そもそもP-8の方も稼働率が低いんだよね。米国会計検査院(GAO)が指摘していた通り、P-8の稼働率は41%(2021年時点)で、P-8の稼働率も低迷していることがわかる。

      9
    • 名無し
    • 2026年 1月 14日

    P-1は調達数を見直すという話も出てるし無人機に一部肩代わりさせる方向性は日本も同じかな
    しかし記事にもあるようにアメリカがアメリカ製無人機と日本製兵器、日本のC4Iシステムとのリアルタイム情報共有を認めてくれる可能性は低いからタイムラグが出るのは受け入れて運用しなければならない感じかな

    しかしF35が運用国のC4Iシステムとシームレスに情報共有できないというのは、相当数のミリオタが勘違いしてそうな話だな
    大多数のミリオタはF-35が収集した情報を元にリアルタイムで共有できると思ってそう

    10
    • 中村
    • 2026年 1月 14日

     対潜と要撃に関しては昔から地上管制でやっていたので、無人機になって「有人機との連携」って話になるのかが今一分からない。

     ソノブイの生データを地上に中継して処理するなら、無人機同士のハンターキラーチームで足りるんじゃ無いだろうか?

     前世紀の通信速度だと機上で的の位置を特定して送る必要が有ったが現代の通信環境なら問題ないだろう。

    4

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