トルコのエルドアン大統領は18日、西アフリカのニジェール共和国に無人戦闘機「バイラクタルTB2」と近接支援任務にも使用できるトルコ製軽攻撃機「ヒュルクシュC」を輸出すると明かして注目を集めている。
参考:President Erdoğan voices his belief that Niger will maintain its close cooperation in fight against FETO
参考:Niger becomes first foreign customer of Turkey’s Hurkus aircraft
攻撃ヘリや各種無人航空機に加え、国産のCOIN機まで売れ始めたトルコ航空産業界
TB2の開発企業であるBaykarは10月末「新たにTB2の輸出契約が完了して同機が輸出された国の数が13ヶ国になった」と明かしたが、何処の国がTB2を発注したのかについては口を閉ざしていた。
しかしトルコ政府はエルドアン大統領がニジェール共和国のバゾウム大統領と電話会談を行ったと発表したプレスリリースの中で「エルドアン大統領はトルコから調達するバイラクタルTB2、ヒュルクシュC、装甲車がニジェール軍や治安維持部隊を強化するのに役立つだろうと語った」と明かしており、複数の海外メディアが「TB2に加えてトルコが開発したヒュルクシュCが初めて海外の顧客に売れた」と大きく報じている。

出典:Turkish Aerospace Industries ヒュルクシュC
トルコが開発したヒュルクシュCは練習機/軽攻撃機(COIN機)で、国産の対戦車ミサイル、レーザー誘導爆弾、2.75インチロケット弾、UAV向けの小型精密誘導兵器「MAM」シリーズなどを1.5トンまで携行することが可能でトルコ空軍が採用したものの海外輸出には結びついていなかった機体で、ニジェール共和国への輸出は同機にとって海外からの初受注という訳だ。
補足:ヒュルクシュCと競合関係にある製品は米国のAT-6BやブラジルのA-29などが該当する
ただしニジェール共和国への輸出規模や契約額などについては不明で、TB2の輸出先として判明しているカタール、リビア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モロッコ、ポーランド、イラク、エチオピア、キルギスにニジェールを加えても計10ヶ国(開発国のトルコを除く)しかないためTB2の輸出契約が完了した残り3ヶ国は一体どこなのだろうか?
余談だがトルコとスペインがトルコ海軍向け大型空母の建造で協力すると合意したニュースについてギリシャ政府は「EUがトルコの一方的な行動や挑発行為を強く非難(2020年12月)しているにも関わらずスペインはEUの決定を無視してトルコとの防衛協力を強化した」とスペインを強く非難しているが、どうやらトルコはスペインが2022年から建造を開始する予定のAN/SPY-7を搭載したF-110型フリゲート、スペイン製のAIP機関を採用したS-80型潜水艦にも関心を寄せているらしい。
ただ現時点でトルコとスペインの合意を批判している欧州の国はギリシャ以外におらず、どうやら「EUの決定を無視した行動」という主張には支持が集まっていない様子だ。
関連記事:トルコとスペインがトルコ海軍向け大型空母の建造で協力すると合意、無人機分野でも協力
関連記事:どこまで売れるのか? 新たなバイラクタルTB2輸出契約が成立して運用国は計14ヶ国に
※アイキャッチ画像の出典:Turkish Aerospace Industries ヒュルクシュC
isへの攻撃に使われそうですねこの2機種
トルコ覚醒したかな、70年代の日本と同じで輸出が急増する可能性がありそう。
トルコリラをレバレッジを低くして長期保有が正解かな?
全然責任は持てんけど。
最低でもエルドアンが辞めるまで上がる可能性はないかな…
こんなもん幾ら輸出出来ても、日本の民生品輸出に比べたらゴミ程度の金額だけどね
アメリカがハイエンドすぎるし、中華は信頼性が問題ありすぎるし、ロシアのやつも・・・となればね
マーケットの要請がトルコにうまくはまった結果でしょう
コツコツ頑張ってきた成果ですね
アメリカもスカイレイダーの生産ライン再開すればいいのに
流星はどうかな?
設計図残ってないだろうけれど。
こんなこと言っちゃいかんのだろうが、他国の輸出成功話は聞きたくないね。
それってプライドが傷つく的な話?それとも輸出に関する情報自体に興味がないって意味?
日本の悲惨な現状を嘆いているのでは?
日本が悲惨?どこがです?
日本とトルコの貿易輸出額でも比較してみたらいかがか?
日本が羨ましくて仕方がないのはトルコの方でしょう
単純に他人の不幸は蜜の味の逆なだけじゃないかな。
メジャー以外で成功する国が出てきてるってことは、チャンスがあるってことでもあるんだけど
トルコや韓国といった優れた環境が日本にはないので、輸出できないのは仕方ない。
もはや国内防衛産業は、自然淘汰を待つだけか。
ここで経済や為替の話をするのは場違いだが、トルコは将来有望に思える。
人口構成比に若者が多く人口は毎年1%以上増加している、つまり人口ボーナスをこれから享受する国だ、こういう国は労働力が安価であり輸出産業が伸びる。
先端兵器輸出が出来るということは基礎的な工業力がを持っているわけで、一度回転が始まれば加速が付く。
韓国は出生率が0.7という世界で唯一の1.0以下の国で土地バブル崩壊も始まっている、将来有望な輸出産業もない。
ブラックホールの事象の地平線に突入し始めているわけで未来は絶望しかない。
どちらの国も東西の間で活動しているが国力と指導者の能力差が絶望的に大きすぎる。
日本は日本の得意分野でやればいいのでは?
フィリピンに国産レーダーを輸出出来たのだから全くもってダメと言うわけじゃないだろう。
レーダーって得意分野なの?
三菱電機のレーダー4台分の値段で、他の企業は5台提案したって聞いてるけど。
5台必要なレーダー範囲を4台でカバー出来てるのなら得意分野と言えるのでは?
5台より4台の方がメンテナンスの負担は1台分軽いし
カバー出来てるんですか?
必要な領域をカバーできていないのであれば、
購入しないのでは?
今回フィリピンへ輸出が決まったJ/FPS-3をはじめとして、現在軍用レーダの主流となりつつあるAESAレーダーを地上用・艦艇用・戦闘機用の何れも世界に先駆けて実用化したのは日本なんだから、そりゃ得意分野でしょうよ。
同じくフィリピンへ輸出される移動用のJTPS-P14はPESAだけど、枯れた技術で信頼性が高く、TWTも国産なので、今後も継続して高額な定期交換部品を買って貰えるという利点もある。
日本もCOIN機欲しいなぁ。
離陸距離200mくらいで離島の空港やいずも型から発進できて、不審船監視出来ればなあ。
尖閣なんかの警備なら、ヘリやジェット機よりランニングコスト安そうだし。
こんなの感じの機体で出来れば良さそうですよね。
リンク
これでステルス機になったら革命的ですけれど(素人考え)
すごい紡錘形!
堀越二郎が草葉の陰から狂喜乱舞してそう。
それならドローンで良くない?
貴重なパイロットを投入するには少し勿体ない任務な気がする
経済オンチのポンコツ大統領の失政でトルコリラ最安値絶賛更新中だからなw
そりゃ安けりゃ売れる
そうなの?
安けりゃ売れるかはどうかはともかく上段に関してはインフレが加速してるのに利上げしようとする中銀総裁を次々更迭して利下げさせるっていう常識に反した行為をやってる
国産化率の高い装備であれば、自国通貨が下がればコストが下がるから輸出に有利なのは確かだろうね。
全く売れない日本製兵器とは大違いだな
そりゃ、輸出まで考慮しだしたのはつい最近だもの
初めからうまく言ったら苦労しないわな
今は頑張って顔見世興行しないといけない段階でしょ
SM-3ミサイルの事をお忘れですね、日米共同開発なのですよ、既に輸出もしてる。
それはアメリカがけつ持ちだからでしょ
スーパーツカノもそうだけど、こういうプロペラ機にガンポッドやロケットポッド装備で
武装マシマシしたの本当に好き
パイパー PA-48(P-51の最終発展型)がコケたのが本当に残念だった。
COIN機って複座型が多いし、TB2とのチーミング用にオペレーター乗っけれるようになったら、低強度紛争とかで結構需要ありそうな気がする
ヒュルクシュC1.5トンまで積めるのめちゃめちゃ優秀では?
今安定感のある新車のCOIN機ちょうどいい値段で買えるのこのあたりになると思うな
普通に新型練習機として自衛隊に欲しいでしょう