MC-130Jに着陸装置を内蔵したフロートを取り付け水陸両用機として利用する計画を進めている米空軍特殊作戦コマンドはエリック・ヒル少将を日本へ派遣、海上自衛隊からUS-2の運用経験や教訓を学んでいると報じられている。
参考:USAF meets with Japanese Navy to learn about amphibious aircraft operations
機体の改造費用と着陸装置を内蔵したフロートシステムの取得費が安価なら興味を示すC-130運用国も出てくるかもしれない
米空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)はインド太平洋地域で分散戦術を実行するため第二次大戦後廃れてしまった水陸両用タイプの飛行艇活用に着目、MC-130Jに着陸装置を内蔵したフロートを取り付け水陸両用機として利用する計画(2023年までに実用化させる予定)を進めているのだが、水陸両用タイプのMC-130J開発が「優先事項」であることを示す兆候としてAFSOCがエリック・ヒル少将(特殊作戦コマンド副司令)を日本に派遣したと報じられている。
日本への派遣目的は格納式の着陸装置を備えた水陸両用機「US-2」の運用経験をもつ海上自衛隊から「同タイプ機の運用経験や教訓を学び今後の戦術や技術の構築に活かすため」だと報じられており、PS-1→US-1→US-2で培われた水陸両用機の運用経験に米軍が注目しているというわけだ。
因みに米空軍特殊作戦コマンドが開発を進めている水陸両用タイプのMC-130Jはフロートを簡単に取り外して同機を陸上機に戻すことが可能で、このシステムは通常型のC-130やC-130Jにわずかの改造を加えるだけで使用可能になり「プロトタイプの初飛行は2022年末までに実施される」とAFSOCは説明している。
もし機体の改造費用と着陸装置を内蔵したフロートシステムの取得費が安価なら、これに興味を示すC-130運用国も出てくるかもしれないので中々面白い取り組みだ。
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force Photo by 1st Lt Rachael Parks
US-2の輸出は絶望的に・・
ありがとうございました
それどころか、US-2の後継機はフロート付きC-130Jとなるだろう
防衛省がNOといっても、財務省がさせるだろう
とはいえ、波高3メートルの中を離陸できる能力というのはフロートだけなく、機体にも工夫がないとそうした能力は生まれないと思います。
要は運用思想の違いですね。
何に使うかが重要かと。
日本だと荒れた海にも対応できる救難艇としてますし。 <辛坊さんの件がいい例
その辺は、C-130では難しいのでは?
荒れる外洋での人命救助に用いるUS-2と静かな沿岸か内水面で用いるMC−130Jは全く別物。
とはいえ、飛行艇を求める国のほとんどは、MC−130Jで事足りるかなあ。
MC-130Jのフロート付を導入する位なら、V-22をUS-2の後継機にした方がマシだわ。
実際、海自は90年代にV-22をUS-1Aの後継機にしようとしたが、V-22の開発が遅れた為にキャンセルされ、それが元になってUS-1Aの追加調達&US-2の開発へと繋がって行ったからね。
まあ、US-2の後継機が必要になる頃にはV-22の生産が終わっているけどね。
それと、MC-130Jのフロート付仕様だが、あれは下手をするとYMC-130H(イーグルクロー作戦の失敗に伴い、米空軍がイラン大使館人質救出の為に、離着陸・降下速度減速時の逆噴射用のブースターロケットを増設した魔改造機)みたいに、試験中に事故を起こして実用化されないんじゃないかと疑っている。
とは言え、この解像案がそんな簡単に実現するとは思えないんだけど
難しいとすればC-130規模の大型4発ターボプロップ輸送機に下駄を履かせて
水上機とした例が無いぐらいで、陸上輸送機にフロートを装着して水上輸送機
とするオプションなら過去にも実用機で運用例があるし、あのC-47でもフロート
装着型が試作試験されている
べつだん、これ自体は突拍子も無い発案では無い
一応ヒル少将もC-130にするか既存機を買うか何も決まってないって言ってるけどね
一応
大戦中に専用機をあれこれ作って兵站悪化させた旧軍に対して通常機を用途ごとに改造してた連合軍のことを思い出すな。
そら改造で済むんならみんなそうするよね。
内蔵…その手があったか
ちょっとした水場に降りるなら十分だな
C-130にフロートを付けても外洋ではほとんど使えないだろう、少しの波でも離着水を躊躇することになる、無理すれば墜落や破損などが増大する。専用の水陸両用機にはかなうはずもない。
特殊部隊の隊員も、戦う前にまず命がけで往復しなければならない、海をなめてはダメだろう。
これを機に、訓練を受けた要員が逆にUS2こそ必要だのアピールやってくれたら
米軍は荒れた海の真ん中に下りるなんて想定してないw
米軍はインド太平洋海域の諸島に兵力や装備を送りこむため標準パレットの積み下ろしができるC-130ベースの水陸両用機が欲しいんだよ。
想定している運用環境が違いすぎるからUS-2をゴリ押ししても無駄だよ。
陸自の長距離展開なんて想定してない日本にC-17(もう製造してないけど)を買えというようなもんだぞ。
だったら何故C-130にフロートを付ける必要があるんだよ、水上に降りる必要があるからフロートの論議をしてるんだよ。
上のコメントはフロートがいらないとは書いてないのでは?
C-130ベースの水陸両用機→フロートの取り付けでしょ?
何をいってるんだ?
> 米軍は【荒れた海】の真ん中に下りるなんて想定してないw
フロートの必要性自体は否定してないだろ。
もしかしてUS-2の性能を把握してないのか。
水上でパレットの積み卸しができるかな?
C-130にフロートを付けても、波の穏やかな環礁でつかえるかも?といったところだろう。
どうしても、共用部品を使いたいなら、胴体のみ再設計かな?
物資の搬入搬出はふつうに陸上でやるんじゃないかな
離着陸するだけ海面に移動してやるんだと思う
MC-130にゲタ履かせるのはいいんだが、ゲタ履かせた状態(+4~5m)で貨物の積み下ろしは結構きつそう
載せるのはまぁ設備が整ってるだろうからなんとかするとして展開先の島で標準パレットなり下せるのかな?
>米軍は荒れた海の真ん中に下りるなんて想定してないw
しかし想定外は起きるものでして…
その時強引に運用するか、オプション新たに作るか、US-2出動を依頼するかとか
色々わくわく
波の静かな内海や入り江、又は河川などへ特殊部隊を送り込んだり、逆にそんな場所を
利用して部隊を撤収させる為の言わばオプション装備だから、気象条件が運用に適さな
ければ中止するだけの話しだ
米側の隠密任務での運用が主体なんだから、そもそも日本側の出る幕はない
MC-130Jのコンセプト図を見ると、こんなの本当に着水できるのか不安になってくる
USシリーズは水上離着陸に特化した機体形状だから、目的に合致した性能を発揮するけど、C-130Jに水上離着陸機能を後付けする技術があるのだろうか。技術的に不可能じゃないか?
フロートを付けるだけならそこまで難しく無いのでは?
元々フロート付きは陸上機からの改造も多いですし。
ただ求める輸送性能を発揮できるかは別ですが。
対腐食性の問題も改造で対応するのかな?
フロートだけだと1回運用すると洗浄その他整備が元々の水上機より大変そう
あくまでオプション装備であって、慣熟訓練と実戦以外では日常的に
水上運用される飛行艇と違って、何度も頻繁に使うもんでもないでしょうに
まあ正直言ってどうなるかわからん展開
水上のC-130(イメージ)
リンク
いやいや。w
ちゃうやろ。
洪水で水没したC-130がイメージかよ。
水に浸かるアヒルのように見えるね
One of the most heartbreaking photo of my aviation photography hobby.
撮影者の心痛お察しいたします…
絵面的にはこんな感じになるのか。
ACVでも上陸後にパージ可能な外装フローターで水上航行性能を飛躍的に高める研究しててACV2でEFV並の高速化とか別に要らなくね状態だと聞く
というか太平洋方面の現状が三菱やハンファのそれや空想の存在でしかないACV2を悠長に待ってられる状況にない
イラク戦間期の大量のMRAP導入のようにACV用の外装フローターも急遽導入かもしれないしこの事例もそういう急激なニーズの結果に思う故にUS2導入という話にはなりそうもない
なーんか宝の持ち腐れのような
ソノブイばら撒くより、これに曳航ソナーじゃダメなのかね?
フロート付けたドローンでもいいんだけど
離島に特殊部隊とかならオスプレイ並みのスペックだが
リンク
↑が着水後ソノブイ装備で20機展開
RWS程度じゃ止められない
PS-1っていう機体がそのまんまやったような気がするんやけど・・・
ここでUS-2売り込まないの流石に無能過ぎるんだけど
ひょっとして既に製造能力喪失してんのか?
他のコメントにもある通り輸送機が欲しいので殆ど人しか運べないUS-2は不適合なのでは?
要求される性能が違うんだから売り込んでも仕方ないだろ
アメリカが欲しいのは水上機じゃなくて着水もできる陸上機って感じだな
>MC-130Jに着陸装置を内蔵したフロートを取り付け水陸両用機として利用する計画を進めている米空軍特殊作戦コマンドは
海難救助や限られた数の人しか載せられない用途が限定されたUS-2そのものは最初からむこうにとって眼中にもないんだから、むしろここに商機があると思うほうがおかしいとしか
失ってはいませんが失いつつは
まあUS-2だけの問題でもありませんので憂鬱ですが
防衛産業はつらいよ 海自向け航空機の予算ひっ迫、ほころぶ供給網
リンク
面白い取り組みねぇ。
US-2の輸出は鼻から考えてないと。
防衛省はこんなチャンスに売り込みもできないのか。
もう作れなくなるって企業が言ってるのに。
どうせ募集されなきゃ提案する気すらねぇんだろうな。
いずれ新明和も撤退するだろうね。
もうどうでもいいけど。
どうでもいいなんて言えばそこで試合終了だ。
まぁ自分も含めての話だが、優秀な国産兵器の海外輸出が解禁されれば多少は売れるだろうと多くの人が期待していたけど、蓋を開けてみればフィリピンへのレーダー輸出だけで韓国やトルコがバンバン輸出を成功させているを見ると惨めな気持ちになるのも十分理解できる。
でも武器ビジネスがここまで複雑で技術移転や現地生産と言ったオフセットの提案ができないと交渉のスタートにも立てないなんて想像していなかったし、こっちが頭を下げて買ってくれという立場だなんて知らなかったんだよ。
そこまでして売らなくていいと諦めて自衛隊需要でほそぼそやっていけば其内産業基盤が維持できなくなるのも何となく気づいているからこそ、諦めるじゃなくて歯を食いしばってでも前進しないと何十年化後に韓国製の装備品を購入するハメになるぞ。
USシリーズを元に離島交通に使えない時点で、構想力か何か問題があるかも。
こうしてみると自衛隊の装備で諸外国がどうしても導入したい装備なんて殆どないってことがよく分かりますよね。
問題は費用対効果だよ。
どうしても欲しい武器を作るのは難しいが、市場に合わせた価格設定やオフセットぐらいしなきゃ。
そもそも離島の奪還作戦なんて、日本ぐらいしか予定がないのでは?
他のアジア圏じゃ、コストが悪すぎてやれんでしょうし
日本も海外派兵して現地で圧倒的な力のご自慢の国産兵器を見せつければ良いだろ
憲法がとかグダグダ言ってないで普通の国になれって話
現状でさえ自衛隊員の定数満たすことができないほど予算足りてないのに、弾薬を消費したり兵器の修理に補修パーツ使ったら継戦能力が足りないどころか肝心な時に国防のための弾がない、なんてことになりかねない
米空軍が欲しいのは水陸両用の部隊展開用「輸送機」だからUS-2は適合しないという大前提。
勘違いで売り込んだら丁重に断られるか鼻で笑われる。
爆弾イパーイ積める飛行機だからといってB-52とストライクイーグルを同種の機体と見るか?
宇宙にペイロードを運べるからピースキーパーとイプシロンは同じか? ・・・似てるかもしれん。
ま、まあ、そういうことだ。(汗)
US2の次期型は無いね
後継機はオスプレイか現存機を改良したものになるだろう
性能はいいが、高すぎるし、用途が限られて機数も少なて
他国も買わないし
ここはコストダウンと貨物も少し輸送できるUS-3を開発して、アメリカとインドに売り込むタイミングだな!
アメリカも必要ならアイアンドームみたいに購入することもある。
対中国戦で必要になるタイミングも必ずあるだろう。
知らんけど。
US-2がそのままアメリカが求めるものに合致しないことは分かったけど、US-2のパーツや設計、要素技術を売り込むとか、次期US-2のベース機を共同開発するとか、日本の資産を有効活用してほしいな。このままだと本当にUS-2の次が怪しくなる
US-2を輸送機やガンシップに魔改造できるようにすればいいんじゃね?
重量物積載対応にしたら着水可能制限が厳しくなって、救助機としての性能が落ちてしまう
空軍州兵士官が投稿した「米国はUS-2を導入すべき」って例の記事に対する返答なんですかね。
AFSOCやJSOCの要求する離着水性能って多分、先の大戦で日本軍が運用してた二式水戦や強風みたいな水上戦闘機と同程度、つまり原則として波の穏やかな内海や浅い海の沿岸部を想定したものだと思う(日本軍がそうしたようにそれでも充分活動領域は広がる)。そういう意味では大洋のど真ん中の大時化の海に着水して人を拾って離陸できるUS-2は着水性能が過剰かつ輸送力が不足だ。
ただ、いくら穏やかと言っても南シナ海周辺や東南アジアの周辺海洋はアラスカの湖とは違うし、季節的に波浪状態が悪化することもある。当の人民解放軍がAG600っていう本格的なスタイルの水上飛行機を汎用輸送機として導入しているのもまた事実で、米軍の決断がどこまで適切かは10年後20年後に証明されるんじゃないんですかね。
え!C-2を水陸両用機に?
良い眼科を紹介しましょう。さぁ、こちらへ
C-130は給油機になったり、民間貨物機になったり、ガンシップになったり、早期警戒機になったり、電子偵察機になったり、フォークランドでは爆撃機になったり、海兵隊ではハーベストホークになったりして、今度は水上機ですか?
この先、潜水機になったり、宇宙に行ったりしそうですね。なんでもありの世界です。
ステルスハーキュリーズは?
兵器は柔軟に運用されてこそ存在価値があるという端的な一例ですね
それだけC-130は基本設計に優れているか、それを使う人間たちが優れている
ということでしょうね
キャンパー仕様、キッチンカー仕様、マジックミラー号仕様も出そう。
C-130って、海水環境下での運用(塩害)は無理では。
すると、湖等の淡水環境下だろうから、US-2とは競合しないと思う。
おそらくc130は形はできるが、予定した性能に満たず、かえってUS-2の優秀さが評価されると思う。
US-2ベースに魔改造するんじゃない?
US-2ってかなり特殊な機体だからなんちゃって水上機のMC-130の参考になるのか甚だ疑問。せいぜいが水上機の塩害対策とか波の読み方とか水上機の寿命は短いとかそんなもんじゃないだろうか。
素人考えだと
・軽量時つんのめった時を考えると機首側のフロートに長さは欲しい。
・想像図だとエンジンを守る為か海面から機体が高すぎてトップヘビーに見えるが積載MAXだと海面に機体が近くなり普通にエンジンに飛沫喰らうと思う。
・エンジンを多少なりとも水上運用を考慮したAE2100Jに交換する気はあるのか。
・水上運用に極振りするか飛行性能に降るのかフロート付きによる全体的ば性能低下が不明。
・MC-130の着陸速度と機体/積載重量、マリナイズされていない機体は潮風レベルですら塩害をかなり受ける。機体寿命は15年と言われるUS-2以下の可能性。
・どれ位のシーステートの運用まで想定しているのか不明、最低ラインは既存水上機の平均レベルだと思うがそれ以下なのか。
短期間で開発の低リスクを目指して半端で使い物になるか微妙な物を作ろうとしている気がする。カレムの重ティルトローターTR36TD辺り作った方がまだ潰しがきくんじゃ無いだろうか。
C-130 の自重+荷重を支えられるフロートの重さや体積
それをぶら下げながら飛ぶ事での航続距離の減少や速度の低下
そもそもフロート重量分の荷重減少…
機体自体を浮体として使う飛行艇と比べて水面の荒れ方での制約もだが…
輸送機としての荷重減少や航続距離減少などから
作ってみたけど使えない… の結果になりそうな……