欧州関連

再び「水漏れ」トラブル、英空母「クイーン・エリザベス」緊急帰投

英海軍が誇る最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が「水漏れ」のため、予定されていた海上試験を切り上げ、ポーツマス海軍基地に帰投した。

参考:HMS Queen Elizabeth Returns To Port After Leak

英海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を襲撃したのは「水」

英海軍が建造した艦艇の中で、最も巨大なクイーン・エリザベス級空母の1番艦「クイーン・エリザベス」は6月17日、海上試験と訓練を兼ねた5週間の航海のため、ポーツマス海軍基地を後にしたが、艦内に「水漏れ」が発生したため、予定を切り上げて再びポーツマス海軍基地に戻ってきた。

英国の国防省によれば「クイーン・エリザベスの船体自体に損傷はないが、艦内に溜まった少量の水を除去する必要に迫られた」と状況を明らかにし、溜まった水の排水を行った後、予防的措置の次元で、予定を切り上げポーツマス海軍基地へ帰投した。

水漏れの原因について、英国防省は現在「調査中」だと話した。

このような「水」にまつわるトラブルは、空母「クイーン・エリザベス」にとって初めてではなく、2017年12月には、スクリューのシャフトからの漏水(毎時200リットル)が見つかり、2019年1月には、スプリンクラーシステムの誤作動により、艦載機を収納する格納庫が水浸しになり軽度のダメージを残した。

因みに最近、空母「クイーン・エリザベス」の艦長が艦に搭載されている公用車をプライベートに使用し、軍の規定に違反したとして解任され、クイーン・エリザベス級空母の2番艦「プリンス・オブ・ウェールズ」の艦長が、新しく空母「クイーン・エリザベス」の艦長として着任するという不祥事が起きたばかりだ。

今回の「水漏れ」は、艦内で製造された真水が漏れたのか、再びスクリューのシャフトから海水が漏水したのかさえも不明だが、ポーツマス海軍基地へ予定を切り上げ、緊急帰投した事を考えると、後者の可能性が高い。

出典:public domain 米海兵隊 F-35B

英海軍の空母「クイーン・エリザベス」は2018年の大半を米国の東海岸で過ごし、2019年初頭に英国に戻ってきたばかりで、今後、海上試験や定期検査を受けたあと、秋頃には再び米東海岸に戻り、米国で訓練を受けている英空軍のF-35B部隊と空母「クイーン・エリザベス」での運用試験を行うことになっており、順調に試験が進めば2021年までに空母「クイーン・エリザベス」でのF-35B運用体制が整う予定だ。

もし、今回の「水漏れ」問題が長引くようなことになれば、今後のスケジュールにも影響が出る可能性がある。

果たして、英海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を襲撃した水は、一体、何処からやって来たのだろうか?

 

7/11 11:00追記:艦内の高圧海水ポンプが破裂し、200トン以上の海水が艦内に流れ込んだという未確認の情報が報道されている。

 

※アイキャッチ画像の出典:Attribution: Dave Jenkins / CC BY-SA 2.0 空母クイーン・エリザベス

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 7月 11日

    その高圧海水ポンプは何のために運転してたんでしょうね

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