オーストラリア軍は22日「タリスマン・セイバーの一環として陸上自衛隊が12式地対艦誘導弾の実弾射撃をジャービス湾で行った」と発表、この実弾射撃は陸自のスキャンイーグルIIが収集した標的データに基づいて行われたものらしい。
参考:Talisman Sabre hosts military first with Japan
12式対艦ミサイルの射撃訓練もオーストラリアと日本の信頼性を高めるために寄与すると信じている
オーストラリアで開催されるタリスマン・セイバーは豪州と米国の二ヶ国間演習で、今回は13ヶ国(豪州、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、日本、韓国、インドネシア、ニュージランド、フィジー、パプアニューギニア、トンガ)から3万人上の兵士が参加し、7月22日~8月4日まで広大な豪州北部(クイーンズランド州、西オーストラリア州、ノーザンテリトリー州)で演習を繰り広げる予定だ。

出典:Defence Australia SGT Andrew Sleeman 12式対艦ミサイルの発射シーン
オーストラリア軍は22日「タリスマン・セイバーの一環として陸上自衛隊が12式地対艦誘導弾の実弾射撃をジャービス湾で行った」と発表、陸上自衛隊は持ち込んだスキャンイーグルIIで標的データを収集し、演習海域に設置された無人標的へミサイルを命中させたらしい。
演習の責任者を務めるオーストラリア軍のヒル准将は「タリスマン・セイバーに参加する日本の規模は過去最大で、これは両軍の相互運用性を高めることに繋がり、豪日のパートナーシップが発展・深化し続けていることを示すものだ。我々は日本を含むパートナー国と定期的に軍事演習を実施しているが、タリスマン・セイバーはミサイル発射のような複雑な訓練を共同で行うのに最適だ」と言及。

出典:Defence Australia SGT Andrew Sleeman 12式地対艦誘導弾のランチャー
陸自の森下陸上幕僚長も「タリスマン・セイバーへの参加はオーストラリアと米国との関係強化に重要で、これは『自由で開かれたインド太平洋戦略』の維持と強化に役立つだろう。12式地対艦誘導弾の射撃訓練もオーストラリアと日本の信頼性を高めるために寄与すると信じている」と述べている。
因みに陸自は03式中距離地対空誘導弾の実弾射撃も予定しており、今回のタリスマン・セイバーに自衛隊は1,090名(陸自480名+海自610名)の人員を派遣中だ。

出典:Defence Australia LAC Adam Abela タリスマン・セイバーで実施された03式中距離地対空誘導弾の実弾射撃
追記:オーストラリア軍はタリスマン・セイバーで実施された03式中距離地対空誘導弾の実弾射撃シーンを公開した。
※アイキャッチ画像の出典:出典:Defence Australia SGT Andrew Sleeman
国産ミサイルは戦時に弾薬不足になること間違いなしなんで、キャン
すいません、途切れました。
国産ミサイルは戦時に弾薬不足になるのが確実なんで、日本の金でオーストラリアにも工場作って生産し、一部は共同運用としてオーストラリア軍に格安でレンタルして、日本の戦時には返してもらうぐらいでもいいんじゃないかと思う。
ウクライナの戦争を見てて、継戦能力を国内だけでなんとかするのは無理じゃないかと。
オーストラリアが日本のミサイルをほしいと思うかは、まあ別として。
オーストラリアは米国と共同で地上発射型の対艦ミサイルや長距離攻撃兵器を生産予定だから日本のミサイル兵器に興味はないよ。
日本が全額負担でオーストラリアに工事を建設して雇用を生み出してくれるってとこまで大喜びだけど、これを格安でも金を払って導入しろと言われればNOだろうね。
兵器の導入コストは取得費用よりも運用維持費用の方が高額なんで、そこを含めて日本が負担するなら可能性はあるかもしれん。
通信系まで独自規格の日本のミサイルを豪に導入させるのは難しいですよね。
ASMでもSSMでもプラットフォーム側の改修までやらないといけないし、同型機(艦)を保有していないから改修部の設計から始めないと。
ハープーンやJSMのような西側スタンダードのミサイルを保有国同士で融通し合える枠組みを構築するのが現実的に思えます。
一応ASM1/2はハープンの後方互換はもっとるぞ・・・。
なんでハープン対応機種なら互換で詰めるし撃てる。
そこまでするなら米国に頭下げてミサイル撃ってくださいじゃねぇかな豪の陸上発射型対艦ミサイルはPrecision Strike Missileで済ませそうだし、飛翔プロファイルが違うが日本の対艦ミサイルまで面倒見流記は無いだろう、普通の対艦ミサイルならLRASMがあるし。弾薬不足なのは分かるが、本当にそんな事態になる場合何のための安保だよって感じで米軍に払う予算を兵器購入と保管に充てた方がマシだよなぁ。
仮の話オーストラリアに避難させたって有事に都合良く国内にどうやって戻すのかの問題があるし、国としてまともな弾薬庫に量産した対艦ミサイルを保管しておく方が何倍もマシだと思うけど。
計算違うかもしれんが陸自ですら新旧で1両当たり6発だけしか搭載してなくても400発位有る計算になると思うし、ここに予備弾含めれば更に増えて海自と空自もそれぞれ対艦ミサイル持っているから中国人民解放軍海軍が全力振り向けない限りは1艦辺り4発以上撃てる計算にならんかな。
対艦ミサイルだけが攻撃手段でもないので現状レベルで不足なら、何発必要なんだよと。
別の掲示板を漁った結果ですが、今回の演習で実射予定だった03式中SAMはミサイルコンテナの装填作業を展示したのみで実射は中止となった様です
中止の原因は不明ですが、掲示板での発言によると、今回の演習地域の沖合には中国軍の情報収集艦2隻が展開しており、その件が影響しているのではとの推察が有りました(SSMは設定次第ではLo-Lo-Loで飛翔出来る為、諸元を情報収集される危険性は低いが、SAMは基本的には一旦高々度へ上昇してから目標めがけて落下すると言う飛翔コースを取るので、秘匿が難しいのではとの事)
元から国際海域に展開する中国人民解放軍海軍の艦艇の話はあったし、むしろ空中標的の問題とかの方が大きいと思うし、ミサイル機材トラブルもあり得る話。12カ国含めて情報収集上等で古い03式中SAM持っていった可能性もあるわけだし真実はどうなのかね、システム故障に関しては整備中隊も行っているはずだから余程の事が無い限りは対処出来るはずなんだけどな。
全体スケジュール分からないけどタリスマンセイバーって後2週間ほど有るし米軍のマクレガーみたいにキツキツのスケジュールじゃないだろうし本当に中止なのか。それでも最低ラインの模擬実射だけはやっているだろうし異国に展開して環境が違う中で他国の軍に見られながら訓練すると言うのは得がたい経験だと思うので最低ラインはクリアしたと考えても良い。
03式中SAMの実射してるじゃん。
ほんま掲示板の情報って当てにならんな。
ありましたか?
こっちはググったけど実射の画像は出て来ませんでした
本文追記に載ってます。
文章で調べても出てこなかったが発射の視覚的証拠は国防省のタリスマンセイバー 2023演習の写真でしか確認できんね。
タリスマンセイバーのtwitter公式垢に発射シーンの動画上がってますね
日本と台湾では状況と求められているドローンが全く違うって話だと思います。
スキャンイーグルIIと12SSMで捜索攻撃したんですね
ということは何年か前に洋上でスキャンイーグルをロストしたのはSSM部隊と連携して対艦攻撃を行う訓練中だったってことなのかな…
運用開始から数年経ってるし普通にフルスペックで気兼ねなく飛ばせるのがそこだっただけでは?
統合対艦攻撃訓練で88式が種子島に展開訓練だけしていたのは事実だし連接までしていたかは分からない。別に対艦用だけの用途でもないので海上目標の監視精度とか陸上偽装の有効性確認とか展開回収の訓練とかやるべき事は山ほどある。
こういう任務をきちんと自衛隊は広報するべきだろうね。
やる気のある若い人を集めるなら、カレーよりもこっちでしょ。
90式戦車の試作車をスクープした新聞みたいに批判的な人達もあまり目を向けないのがまた不思議。