インドのモディ首相は13日にフランスを訪問予定で、印メディアは「首相がフランス訪問時にラファールM×26機の契約に加え、6隻建造したスコルペヌ型潜水艦の追加発注も行う予定だ」と報じている。
参考:Indian Navy to get 26 Rafale-M fighters and three attack submarines from France
プロジェクト75-Iのつなぎとしてスコルペヌ型潜水艦を追加発注、国産AIP機関を搭載予定
インドのマザゴン・ドック造船所(MDL)はNavalGroupから技術移転を受けてスコルペヌ型潜水艦(カルヴァリ級)を6隻建造中で、1番艦から5番艦までが就役済み、6番艦のヴァグシーアも就役に向けて艤装工事とテストが進められている最中だが、インドは新たに3隻の追加発注(建造自体はMDLで行われる)を行うらしい。
追加発注されるスコルペヌ型潜水艦について印メディアは「国内で開発を進めてきたAIP機関(設計はインドの防衛研究開発機構=DRDOでテストや検証作業はNavalGroupが担当)が搭載される予定だ」と報じられており、中国海軍の拡張に取り組むインド海軍の強化だけでなく「次期潜水艦=プロジェクト75-I(AIP機関を備えた通常動力型潜水艦の受注をドイツと韓国が競っている)が決まるまでの潜水艦建造能力維持にも役立つ」と指摘している。
因みに空母ヴィクラント向けの戦闘機部隊は18機で編成され、残りの機体=8機はローテーションの予備としてゴアの基地で運用される予定だ。
関連記事:印メディア、海軍は艦載戦闘機にF/A-18E/FではなくラファールMを選択
関連記事:印海軍の潜水艦調達、52億ドルの契約を巡りドイツと韓国が真っ向勝負
※アイキャッチ画像の出典:Indian Navy/GODL-India カルヴァリ級潜水艦
インドは歴史的に外国の政治的影響力が強まるのを激しく嫌うから
非効率を承知で兵器の供給元を敢えて分散させてきたんだけど
最近は随分とフランスに偏ってきたねぇ
まあロシア製の兵器がこの先どうなるか分からんからしょうがないんだろうけど
潜水艦に関しては通常動力の時点で米国は除外されるし、自国建造とか設計変更とかへの対応。エンジンを除けばセンサー類、搭載兵器が自国の物を用意出来るとかあるから選ばれてるんだろうなとは思う。
今回の話は時期潜水艦へのつなぎの話で速やかな戦力化が求められて全くの別物を作るって話じゃない。既存の延長線上だからフランスに偏っているっていって良い物なのかね。これで次期潜水艦もフランスですって言うなら偏ってきているとは思うけど。
まあフランスは、つい数年前まで、ロシアにも軍需品を売ってたくらいだからね
イスラエルにも核開発の援助をしたし
誰にでも兵器を売るフランスはインドにとってある意味信頼出来る相手なんだろう
アメリカやドイツなどは購入国の人権問題など内政問題次第で売却が白紙になったりパーツを含めた供給を打ち切られるなどの心配がありますからね。
韓国が兵器市場でシェアを伸ばしているのもライセンス生産を広く認めるなどに加え、フランスの様に相手国の内政には干渉しない姿勢も大きい様です。
アメリカはジャイアン呼ばわりされてるけど兵器売る国の中ではまだまともなんですね
記事にある”国内で開発を進めてきたAIP機関(設計はインドの防衛研究開発機構
=DRDOでテストや検証作業はNavalGroupが担当)”
一体どうゆうものだろう。フランスのそれをもとにしているのかな。
気になります。
インドもずいぶん景気のいい話っすねぇ
まあインドの計画が予定通りの期間とコストで済んだ事もあまりない。多国調達の代償として
最近、S5級原潜の話を聞かないな。まだトラブってるのか。