インド太平洋関連

韓国航空宇宙産業、初飛行を今月末に控えたKF-21の地上滑走を公開

韓国航空宇宙産業(KAI)は8日、今月末に初飛行を予定しているKF-21が地上滑走を繰り返す様子を公開して注目を集めている。

参考:[공식] KF-21 지상 활주 테스트(Ramp Taxi) 공개! “초도 비행이 임박했습니다!”

KF-21を第5世代化させるより無人戦闘機とのチーミング実現を優先させるのではないかと管理人は予想している

韓国が開発を進めているKF-21は飛行試験向けのプロトタイプ6機(単座4機+複座2機)と構造試験向けの機体が2機製造され、今月末に予定されている初飛行に向け地上滑走試験や静止試験(荷重補正試験、静止荷重試験、耐久性試験等)が進められており、KAIは初めて地上滑走を行うKF-21の様子を公開して注目を集めている。

KF-21は2026年までに2,000回以上の飛行試験を行い設計通りの性能をが発揮できることを実証、2026年中に限定的な能力=空対空戦闘のみに対応したBlockI(開発の進捗具合は約62%)の量産を開始、2028年までに空対地兵器の統合を終えて空対空と空対地に対応したBlockIIの量産に取り掛かる予定で、巷で噂されている「ウェポンベイを組み込んだBlockIII」や「空母運用に対応したKF-21Navy」の開発は予定されていない。

KAIの関係者は「KF-21の設計はウェポンベイを組み込むことを想定している」と証言しているが、有人機とチーミング可能な無人戦闘機の実用化(2025年に初飛行予定)が大幅に前倒しされているので、KF-21を第5世代化させるより無人戦闘機とのチーミング実現を優先させるのではないかと管理人は予想している。

出典:防衛事業庁

どちらにして今月末に初飛行を成功させればKF-21は実用化に向けた試験飛行を本格化させる予定で、輸出に向けたプロモーションにも力を入れてくるだろう。

追記:奈良市で街頭演説中に銃撃された安倍元首相が死亡したと報じられている。

関連記事:韓国防衛事業庁、KF-21と編隊飛行を行うステルス無人機を描いた動画を発表
関連記事:韓国、有人戦闘機とチーミング可能な無人戦闘機を2025年に初飛行させる

 

※アイキャッチ画像の出典:Korea Aerospace Industries Ltd.

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コメント

    • 無印
    • 2022年 7月 08日

    随分早いな
    ずっと待ってたのか?

    3
    • ポロニウム
    • 2022年 7月 08日

    ウェポンベイを搭載しないのなら無駄な多そうな設計だなぁとは思ったけどそれはそうとしてデザインは中々イケてると思う。F-22AとF-35Aをうまく組み合わせた感じで個人的には好きかも。

    あとは輸出がどの程度上手くいくかですなぁ。韓国側としてはKF-21の輸出事例を作るだけでも大きなマイルストーンになる筈だから競合機(グリペン、親中国だとFC-31等)にどういう風に対抗するのか気になる。

    14
      • G
      • 2022年 7月 08日

      競合相手が多い中、韓国は軽攻撃機の製造実績はあってもまともな戦闘機の開発・製造の実績はなく、またエンジンはF414の輸入(アメリカの紐付き)ということも含めて輸出面では困難が予想されますね

      12
        • あばばばば
        • 2022年 7月 08日

        結局T-50系の訓練機/軽攻撃機が様々な国(イラク含め)に販売されており、アルゼンチン以外で輸出ができない事はなかったし、ロシアや中国などよっぽどな国でない限りは売買は難しくないだろう
        それと空対地攻撃能力を持たない初期バッチはともかく、生産的・運用的こなれてきたであろう2030年代には、セールスが活発化するだろう。

        しかし、同じ市場にF-35、F-16、テジャスなどの軽戦闘機がいる中で、4.5世代の双発機がどこまで通用するか……

        22
          • かば
          • 2022年 7月 08日

          T-50をウズベキスタンに輸出しようとしたけど米政府に阻止されました。

          12
            • shkk
            • 2022年 7月 08日

            流石にウズベキスタンは今アメリカと仲悪いから…

            2
              • バーナーキング
              • 2022年 7月 09日

              「アメリカと仲悪いから輸出を阻止された」

              元コメのいう「アメリカの紐付き」ってのはそーゆー意味でしょう。

              13
          • ここん
          • 2022年 7月 09日

          アルゼンチンに輸出できなかったのはマーチンベーカー社製射出座席の対アルゼンチン輸出を英政府が認めなかったため。

          8
          • 匿名
          • 2022年 7月 09日

          T-50系統の内、少なくともT-50の国際マーケッティング活動は、KAIとロッキード・マーティンが協同実施。
          KF-21の場合は、流石にLMの支援を期待出来ないですよね?
          そこもマイナス要素と成り得るでしょうから、T-50系統で足場を固めたいかも。

          2
      •  
      • 2022年 7月 08日

      空軍側は純粋な4.5世代機を求めて計画が走り出したのに、政権がステルスほしいと介入してこんな中途半端なことになった
      政治が軍事に絡んだ悪い例

      21
        •   
        • 2022年 7月 08日

        中途半端って何処が?

        2
          • hiroさん
          • 2022年 7月 08日

          ややこしいから、お二方共空白じゃなくて適当にHNを付けたらいかがですか?

          26
            •  
            • 2022年 7月 08日

            それは規約のどこに書いてあるのですか?

            1
              • HSST8
              • 2022年 7月 08日

              コメント入力欄に「名前(必須)」とあるのが見えませんか?
              一般的に空白は名前とはみなされません。

              22
                • トクミ
                • 2022年 7月 08日

                落ち着けチー牛

                4
                •  
                • 2022年 7月 08日

                あ、はい

                3
                • jje
                • 2022年 7月 10日

                名前の欄が空白か否かより、
                同じ枝で同じ表記﹙空白も含む﹚を使っている事が問題ではないかな?
                第三者からも、議論している者を区別出来れば良いのだから。
                同じコテハンを他者が使うのを避けのと同じ感じで。
                システム上可能なのに同じコテハンを使わないのは、ルールではなくマナーだよね?

                3
              • ゴランノス・ポンサー
              • 2022年 7月 08日

              規約がどうのですって。
              屁理屈を捏ねて噛み付く人って嫌ですねえ。黙ってりゃいいものを。
              法に触れなければ合法だから悪いことしてもいいんだ、くらいの斜め上の論法を真顔で言うやつが時々いるけどそれと同じ。

              11
                • 2022年 7月 08日

                荒らしにいちいち噛み付く人って嫌ですねえ。黙ってりゃいいものを。

                8
                  • defeat
                  • 2022年 7月 08日

                  そして、その言葉そっくりそのまま、あなたにもお返し〜で報復の連鎖。
                  以後、永遠のループ(笑)

                  世の中の真理を表していますね。
                  戦争が起きる理由がよく判ろうと言うものです。

                  13
      • APFS
      • 2022年 7月 08日

      逆に考えれば、あとあとのウェポンベイ搭載を見越した機内スペースがあるで、模索中のチーミングのためのアビオニクスを積み込める発展性があるとも考えることができる。

      8
      • のののの
      • 2022年 7月 08日

      ダイバータレスインテークにできなかったのかな。
      あとドロップタンク前提なのも古さを感じる。
      輸出はマルチロール化ができてからだな。

      2
        • 匿名
        • 2022年 7月 09日

        >ダイバータレスインテークにできなかったのかな。

        要因として思いついたのが
        ①特許の縛りで使えなかった
        ②﹙スキル的な問題から﹚リスク回避で従来型を使用
        ③高AOA機動を重視﹙ヒサシ効果で取り込む気流の角度が機体のAOAより小さくなる事を期待﹚するなどの理由から、従来型を選択
        と言った所です。
        大別すると、消極的理由の①②と、積極的理由の③でしょうか。

        ちなみに③は、夕撃旅団さんが指摘されてたF-35インテークの問題﹙機首下ではなくサイドインテークなのにDSIを採用して、ヒサシ効果が期待出来ない形態を作り込んだ﹚の受け売りですが…、
        F-35自体は高AOAでの機動が出来るみたいで、そこら辺の整合が個人的に出来ていない状態です。
        今の所は、F135がそれだけ凄い、と解釈する事で己を誤魔化しています。

        4
      • 匿名
      • 2022年 7月 08日

      >それはそうとしてデザインは中々イケてると思う。

      正面からの見た目が、個人的には今一な印象です。
      KF-21だけではなく、「S字状ダクト + ウェポンベイ用空間確保」な設計の機体に概ね言えると思うのですが、
      何かこう背中が盛り上がった感じなのが、F-16とか旧来なデザインに比べてどうにも…。
      感性が古いのでしょうが、上記から5世代機﹙含む擬き﹚より生粋な4.x世代機の方が見た目は好みだったりします。

      6
    • 匿名
    • 2022年 7月 08日

    ウェポンベイの組み込みよりもチーミングを優先する場合、しばらくKF-21は武装無しの指揮専用機として運用するんですかね
    あるいはステルス性能を諦めて機外にミサイルをぶら下げることになるのか

    3
      • 2022年 7月 08日

      韓国製作のイメージ動画だと、ミサイルぶら下げた有人機がステルス無人機とチーミングしてるんで、「いや逆だろ」と思いましたね。なぜ有人機の方をステルスにしないのかと。

      4
        • 通りすがり
        • 2022年 7月 08日

        無人機は有人機ではリスクの高い空域に侵入するんだから当然では?

        15
          • 2022年 7月 08日

          高リスク空域に無人機だけで侵入するのはチーミングとは言わないんじゃないか?

          5
            • 牛すじ
            • 2022年 7月 08日

            何で無人機に引っ付いてリスクが高い空域に有人機が一緒に侵入しないとチーミングが成立しないの?

            無人機を使う意味ないじゃん

            20
              • 匿名
              • 2022年 7月 09日

              ネットワークの帯域縛りで遠隔操作だとレスポンスが悪化するので、高リスク空域に有人機も侵入してチーミングするのだと解釈していました。
              ネットワーク帯域とかレスポンスの問題が無いのなら、そもそも無人機のみで良いだろう、とも。

              近距離だと1024QAM出来るものが、遠距離だとノイズの影響で例えば64QAMに落とす場合、1シンボル辺り10bit→6bitと情報量が1/16に低下。
              実際の情報量は、符号化率の影響でもう少し縮まるだろうけど。

              ちなみにノイズの影響云々は、
              IQ空間で64QAMは 8 x 8 で信号点が並ぶのに対して、1024QAMは 32 x 32 で並び各々の信号点の間隔が狭くなる事から、
              ノイズが重畳してぶれる事への許容度が小さくなるため発生、
              といった感じだったかな?

              4
                • 匿名﹙その2﹚
                • 2022年 7月 09日

                あっ。
                枝元が「匿名」使ってたのに、名前を別のにするのを忘れてました。
                ごめんなさい。

                4
              • 浪漫飛行
              • 2022年 7月 09日

              無人機だけで戦闘空域に突入できないのは、有人機(母機)と無人機の間の通信方式に制限があるからだよ。

              現状、無人機だけで自律的に判断し僚機との機動編隊行動ができないので、母機からの指示が必要です。そのため母機との通信が発生するのだけど、衛星を経由すると大編隊の場合、衛星側の通信チャンネルの制限ですべての母機と無人機との間の通信が処理できなくなり、携帯電話でもたびたび問題となる輻輳が発生し通信が途絶してしまう。

              通信が途絶している間は、無人機は何ら指示を受けられないのでただ飛んでいるだけになり、機動編隊行動ができない状態になってしまう。

              それらを防ぐために、母機からの見通し距離内に無人機がいれば直接に通信ができるので、輻輳の問題が起きない。なので、無人機だけ戦闘空域に突入させて母機は何百kmも離れた場所から高みの見物とはできないんです。現状、それはまだまだSFの世界ですよ。

              9
        • 鳥刺
        • 2022年 7月 08日

        有人機を囮にして寄って来た敵をステルス無人機で狩るんでしょう

        ~なんて冗談はともかく、実際チーミング運用上の役割分担もこれから試行錯誤して模索していく段階ですからね…

        7
      • APFS
      • 2022年 7月 08日

      イメージ的にはアメリカが想定していたF-22とF-15EXみたいな関係を想定しているんじゃないかな。
      F-22の役割担当のドローンを先行させて攻撃を担当、F-15EX担当のKF-21は後方からミサイルを撃ったり、レーダー情報を前方のドローンへ送って攻撃指示をするみたいな。

      3
        • samo
        • 2022年 7月 08日

        同感ですが、F-22というよりはF-35とした方がより正確かとおもいます。

        余談ですが、個人的には正面の印象は、既存の第5世代機よりもF/A-18EFぽく見える

        1
          • 原点にして頂点
          • 2022年 7月 09日

          F-35がセンサー役を担い、F-15EXがシューター役を担うというのは、大きな誤解ですよ。

          EoR(Engage on Remote)の実現には、FCPの作成が必須です。
          しかし、F-35とF-15EXを結ぶLink16は数秒単位の更新レートのため、空対空でのFCPを作れません。
          より高速なMADLを用いるF-35含め、在来機でこれを作成できる機体は無いです。
          そのため、EoRはF-35やF-15EXなどの在来機では不可能ですね。

          2
            • samo
            • 2022年 7月 09日

            EoRにこだわっているのが意味不明です。

            では、既存のAWACSの管制を活用した攻撃はどうやってやっているとお思いか?
            ステルス機による探索によって、判明した敵の方位、機種などの情報を受け取ったシューターが
            AHにより攻撃を行うということと同じことをするだけでしょう?
            探索を前でやるか後ろでやるかの違いでしかありません。
            誤解をされているのは、あなただと思われます。

            ついでに言わせていただくと、リンク16を根拠にされていますが、海軍NIFC-CAによるキルチェーンはリンク16ですよ

            1
              • 原点にして頂点
              • 2022年 7月 09日

              センサーとシューターの分離を実現する射撃方法には、前述の EoR と Remote Fire の二種類が挙げられますが、両方ともF-35やF-15EXなどの在来機では不可能です。

              「既存のAWACSの管制を活用した攻撃」とは、どういったものを指しているのでしょうか?

              AWACSではAAMの誘導を行うことなどができないため、AWACSで目標を捜索して、その情報を基にシューター機がAAMで攻撃するなどといったことは不可能です。

              撃ち放し能力を持ったMR-AAMといっても、初期から中間誘導は慣性誘導と発射母機からのデータリンクによる指令誘導、終末誘導にはミサイルに内蔵されたレーダーによるアクティブ・レーダー・ホーミング (ARH) が用いられます。

              つまり、ARHに移行するまでの間は、発射母機からのデータリンクによる指令誘導が必要です。

              日本が開発中の次期戦闘機では、空対空戦闘での EoR や Remote Fire といった射撃方法も実現されますが、これは FCP の作成が可能で、統合火器管制に対応したAAMを装備するからです。

              空対空戦闘でのセンサーとシューターの分離には、目標と自機の動きが高速かつランダムなためFCP(射撃管制が可能な1秒未満のリアルタイム性を有する射撃指揮図)の作成が必要で、従来のCTP(数秒単位の共通戦術状況図)では実現不可能です。

              そして、Link16系を用いるのは、構想中のNIFC-CA FTAですね。
              現在は構想段階のNIFC-CA FTAではF/A-18、E-2D、Link16系、AMRAAMによって統合火器管制を構想していますが、これはLink16系ではありますが、より高速なTTNTを用いる予定です。

              また、米海軍の担当者はFTA(空対空)についてセンサーとシューター間でE-2Dを中継させる構成を中心に回答しています。

              よって戦闘機間ではFCPを作成できず、E-2Dがデータを集約・作成したのを再配布する構成かもしれません。

              この構成では、キルチェーンの結紮点となるE-2Dに機能が集約され脆弱性を抱える問題があります。

              いずれにせよ、NIFC-CA FTAもまだ構想段階でしかありませんから、在来機では空対空戦闘でのセンサーとシューターの分離は不可能です。

              1
                • 匿名
                • 2022年 7月 10日

                この分野には疎いので的外れかもしれないけど、
                情報を受け渡す相手が見通し線内なら、現状でもDDSでCECを実現しているのでは?
                Wiki辺りでも「DDSを通じて受信した目標に対しては、自艦装備のセンサーで再探知せずに攻撃を加えることができる」とあるし。

                日本が開発中の僚機間秘匿データリンクはミリ波利用なので、Cバンド利用のDDSより﹙直線性が高くなる代償で﹚見通し線の範囲が狭くなりますし、
                自由空間伝搬損失は波長の二乗に反比例なので、伝搬距離の面でも不利。
                元々僚機間秘匿データリンクは、ミリ波の上記傾向を逆に利用して、傍受し難いシステムを志向しているようなので、仕方ない部分なのですが。

                横路に逸れましたが、僚機間秘匿データリンクでカバー出来る距離での話しなら、DDSでも問題無いかと。

                  • 原点にして頂点
                  • 2022年 7月 10日

                  仰る通り、DDSはFCP作成に足るレベルのトラック情報を転送可能であり、DDSから転送された航跡情報から、CEPがFCPを作成できます。

                  しかし、上のコメントでは空対空戦闘の話をしています。

                  空対空戦闘において、センサーとシューターの分離は実現していません。

                  また、ミリ波帯の強みとしては、
                  ・利用がまだ少ないので、帯域割り当ての可能性がある
                  ・利用が少ないので、敵からの察知や妨害もまだ少ない
                  ・周波数が高いので、データ通信速度を上げることが可能
                  ・直進性が高いため、AESAアレイとくみあわせれば指向性通信に向く。つまりは秘匿性が高い
                  といった点などが挙げられます。

                  反面、ミリ波帯の弱みとしては、
                  ・利用が少ないのは、まだ長距離高速通信の技術が成熟しきっていないからで、ハードウェアの開発が必要
                  ・直進性が高いため、構造物での回折が期待できず、直接見通せるところにしか通信できない
                  ・周波数が高いので、水分による強度減少の影響大。距離減衰大で通信距離短
                  といった点が挙げられます。

                  しかし、過去の防衛装備庁シンポジウムでは、「秘匿性と確達性を備えたデータリンクを実現」と紹介されていましたので、まあ心配は無用でしょう。

                  ちなみに、過去に試作された飛行実証用データリンク装置の通信距離は、50NM以上(93km以上)ですね。

                  ソースは「戦闘機用統合火器管制システム(その3)の研究試作」の防衛省技術研究本部試作仕様書です。

                    • 匿名
                    • 2022年 7月 10日

                    本筋には関係無いですが、細かい事に対する突っ込みです。

                    >・利用がまだ少ないので、帯域割り当ての可能性がある

                    275GHzまでの帯域は、国際的な周波数割当と、それを元に国内割当が成されています。
                    下記は、総務省の電波利用ページにある周波数割当表の表3です。
                    ﹙RFワールドによく詳細な周波数割当表が載っていたのですが昨年休刊、良い雑誌がまた一つ減りました﹚
                    10GHz~300GHzの周波数割当表
                    リンク

                    大雑把な表ですが、電波天文学や衛星系など、宇宙関連で結局抑えられている事が伺えると思います。

                    その隙間を利用して5G﹙28GHz帯﹚とか車載レーダー﹙24・60・76・79GHz帯﹚が使われている感じかな。

                    >・周波数が高いので、データ通信速度を上げることが可能

                    技術的には、
                    ミリ波と高い周波数の搬送波を利用するので、重畳する信号も広い帯域を確保可能なのですが、
                    コンプライアンス的には、利用可能な帯域が広めに割り当てられているので、となります。

                    通信量は、帯域だけでは決まらす、1シンボル当のbit数と言った形で変調の方式も大きく影響します。
                    同じ装置・同じ周波数を利用しても遠距離通信が近距離通信より通信量が減るのは、
                    信号減衰によるノイズの影響増大の対して、1シンボル当のbit数を落とす事で通信品質確保の対応をしているからです。

                    この手の信号変調は、振幅方向と位相方向との組み合わせで成しています。
                    そして波長が短い信号の場合、同じ物体を通過した際の位相の変化量が大きくなる傾向があります。
                    位相の誤差もより出易い筈です。
                    そのため、周波数が無駄に高いと、1シンボル当たりのbit数を稼ぎ難くなるだろうとも。

                    物事バランスが大事で、その時代その時代で美味しい領域も変わってくるかと思います。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 11日

                      試作された飛行実証用データリンク装置の中心周波数は44.15GHzと44.65GHzです。

                      上記を参考として、45GHz周辺で2チャンネルを設定するとあります。

                      なので、電波天文学は割り当てに含まれておらず、衛星以外にも色々と割り当てに含まれてますね。

                      • 匿名
                      • 2022年 7月 11日

                      >なので、電波天文学は割り当てに含まれておらず、衛星以外にも色々と割り当てに含まれてますね。

                      そのすぐ下の帯域42.5~43.5GHzの後半が電波天文学、要は電波望遠鏡用途でしょうね。
                      43.5~47GHzは仰るように色々と割り当てられていて
                      その中に「移動」や「無線航空」があります。
                      元々類似案件用に割り当てられていた帯域を利用したのでしょうね。
                      電波法上、当然の処置ですが。

                    • 匿名
                    • 2022年 7月 10日

                    >・周波数が高いので、水分による強度減少の影響大。距離減衰大で通信距離短

                    水蒸気による減衰量にも周波数特性があって22GHz辺りがピーク、
                    ちなみに酸素の減衰ピークは60GHz付近です。

                    水蒸気に対しては、T-2/F-1が選択した24GHz帯も弱い領域です。
                    T-2は、当時実現可能な小型レーダーと言うことで仕方ないですが、
                    F-1では、鳥養氏の提案だったかな?、T-2の後席をF-1操縦席・T-2前席を機械室の改造案が通っていたら、と思ってしまいます。
                    より低い周波数のレーダーを採用する余地が生まれ、荒れた海上での探知も史実より良くなる事が期待出来たでしょうから。
                    パルスドップラーレーダーではなくパルスレーダーなので、限界はあるけど。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 11日

                      なるほど、勉強になります。

                      日本によって試作された、飛行実証用データリンク装置の中心周波数は44.15GHzと44.65GHzです。

                      上記を参考として、45GHz周辺で2チャンネルを設定するとあります。

                      ということは、水蒸気や酸素での減衰は少ないということでしょうか?

                      • 匿名
                      • 2022年 7月 11日

                      >ということは、水蒸気や酸素での減衰は少ないということでしょうか?

                      詳しいf特のグラフが手元に無いので、推測で語りますが、
                      すぐ下の42.5~43.5GHzに電波天文学、多分電波望遠鏡用途の帯域が用意されていますので、
                      恐らくそこが一番の谷間だと思います。

                      あちらが先住民で、
                      しかも途轍もなく微弱な信号を扱っていますから。

                      • 匿名
                      • 2022年 7月 11日

                      酸素や水蒸気の減衰量のf特グラフを見つけたので紹介します。
                      グラフの「Total」 は、大気モデルに該当します。
                      ﹙気圧や湿度により変わる筈ですが、幾らでのモデルかは分かりません﹚
                      ﹙標準大気のSLでのグラフだとは思いますが﹚

                      リンク
                      で、予想と異なり30GHz付近が谷間でした。
                      ちなみに横軸が対数表示なので、
                      枠間の真ん中付近は、真数表示だとその枠間の約3割になります。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 12日

                      なるほど、丁寧な返信ありがとうございます。

                  • 匿名
                  • 2022年 7月 10日

                  >しかし、上のコメントでは空対空戦闘の話をしています。

                  失礼しました。

                  ただし、空対空だからLink16ではダメ、との説明には疑問を感じます。
                  艦対空でも、自艦装備のセンサーで再探知が必要か否かの区分けは
                  ・Link16経由:必要
                  ・DDS経由:不要
                  が現状ですよね?

                    • 匿名
                    • 2022年 7月 10日

                    あっ、自身への返信になっちゃった。
                    すぐ上の、原点にして頂点さんへのコメントです。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 10日

                      空対空戦闘と同じく、Link16は数秒単位の更新レートのため、艦対空でのFCPを作れません。

                      そのため、Link16経由のトラック情報ではFCPを作成できず、自艦装備のセンサーでの再探知が必要だと認識しています。

                      DDSはFCP作成に足るレベルのトラック情報を転送可能ではありますが、そのトラック情報や自艦の航跡から統合航跡を生成しFCPを作成する統合処理装置が無いと自艦装備のセンサーでの再探知が必要だという認識です。

                      CECを実現するCETPSでは、データリンクであるDDSと、FCPを作成する処理装置であるCEPを主要なサブシステムとして構成されています。

                      つまりCETPSはFCPを作成できるため、自艦装備のセンサーでの再探知は不要となっています。

                      F-35に装備されているMADLはFCP作成に足るレベルのトラック情報を転送可能ではありますが、F-35に搭載されたAN/ASQ-242というCNIシステムが自機と外部トラックを統合したFCPの作成をする能力を持っていないため、戦闘機間での統合火器管制は不可能です。

                      • 匿名
                      • 2022年 7月 11日

                      詳細な解説ありがとうございます。
                      それはそうと、

                      >空対空戦闘と同じく、Link16は数秒単位の更新レートのため、艦対空でのFCPを作れません。

                      と言うことで、元々の説明で空対空戦闘限定とされてたのは不正確で、対空戦闘と範囲を広げるべきでしたね。

                      「目標と自機の動きが高速かつランダムなため」といった説明も「目標」は兎も角「自機」は不要かと思います。
                      艦対空でも起きている問題なので。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 11日

                      返信ありがとうございます。

                      すいません、あまりうまく伝わっていなかったようですね。

                      「F-35とF-15EXを結ぶLink16は数秒単位の更新レートのため、空対空でのFCPを作れません。」と書いたのは、この場合は空対空戦闘時の話をしているからです。

                      なので、「空対空でのFCPを作れません。」と書きました。

                      空対空限定としたつもりはありませんでした。

                      >「目標と自機の動きが高速かつランダムなため」といった説明も「目標」は兎も角「自機」は不要かと思います。
                      艦対空でも起きている問題なので。

                      空対空戦闘時には、飛行物体ですから敵機も自機も高速に動き回りますが、艦対空戦闘時には目標は(飛行しているので相対的に)高速で動きますが、自艦の動きは(船のため)低速なので、空対空戦闘と艦対空戦闘での表現を区別しました。

                      • 匿名
                      • 2022年 7月 11日

                      空対空限定については、了解しました。

                      それはそれとして
                      艦船の方での説明ですが、DDSだけでなくCEPを必要としているのは、単に観測点が異なるからだと解釈しています。
                      観測点からの相対位置情報なので、違う地点で利用する場合は座標の変換が必須だと。
                      なので、固定の発射母体でも、その手の処置は必須だと考えています。
                      発射母体が移動体の場合、自身の移動ベクトルも変換処置に入るでしょうが、そこは本質では無いとも。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 12日

                      自分のコメントに間違っていたところがあったので訂正します。

                      正しくは、CEPではなくC&DがFCPの作成を行っていました。

                      具体的には、

                      【CEC以前】
                      レーダー側:受信波制御、測定点処理

                      C&D側:識別及び航跡作成→脅威度判定

                      【CEC以後+AN/SPY-1】
                      レーダー側:受信波制御、測定点処理

                      DDS側:測定点情報を共有

                      CEP側:時間/相対位置を同期し僚艦からの測定点情報を融合

                      C&D側:識別及び航跡作成→脅威度判定

                      (CECがトラック判断までやるかはちょっと自信ないです)

                      【CEC以後+AN/SPY-6】
                      レーダー側:受信波制御、測定点処理
                      ↓(DDSは省略)
                      CEP側:他ユニットの測定点融合

                      レーダー側:RSC/RCPSがCEPと連動し同じアルゴリズムでトラック判断

                      C&D側:脅威度判定

                      (上は推測です)(CEP側のトラック判断機能のみをレーダー装置で行う?)

                      ちなみに、CEP側でトラック判断、処理能力の観点からVMEバスで民生計算機を多数接続して計算能力を確保しています。

                      空対空と艦対空に関しては、ただ表現を区別しただけなので、そこまで深く考えてません。

                • 匿名
                • 2022年 7月 10日

                >「既存のAWACSの管制を活用した攻撃」とは、どういったものを指しているのでしょうか?

                単なる予想だけど
                AWACSからの情報を元に、戦闘機側もFCSレーダーで捉え直してMRAAMを撃つケースかな?

                ついでに、AIM-120の場合、中間誘導の指令送信をFCSレーダー波に重畳して行っているので、
                センサーとシューターの分離を仮に行っても、センサー・シューター共にFCSレーダーで敵機体を捉える事になるかも?

                  • 原点にして頂点
                  • 2022年 7月 10日

                  >単なる予想だけど
                  AWACSからの情報を元に、戦闘機側もFCSレーダーで捉え直してMRAAMを撃つケースかな?

                  まあ、それしか考えられませんよね。

                  仰る通り、AWACSの探知情報を基に、シューター役の機体も自機の火器管制レーダー(FCR)で目標を捕捉して発射と誘導を行うということを指しているんでしょう。

                  つまり、Launch on Remote(LoR)ですね。

                  LoRなら、F-35とF-15EXでも行えます。

                  前方のF-35からの目標情報(射撃には使えない精度の目標情報)から、F-15EXはFCRの捜索範囲を絞れるため、より遠くで探知できますし、AIM-120の射程を最大限活かせます。

                    • 匿名
                    • 2022年 7月 10日

                    AAM-4が特にそうですが、
                    命中精度を上げるために、発射前に母機→AAMへと膨大なデータを転送しているとか。

                    極音速標的とか高機動目標相手だと、発射前の情報確度向上より、中間誘導での修正に重きを置いた方が良いと思うので、
                    仮にその方向でミサイルの向上が計られたら、仰るLaunch on Remoteな情報量でも母機側で再捕捉不要な世界が来そうに思えました。

                    日本の場合、対巡航ミサイルへの異常な執念がAAM-4の形態に影響を与えた様ですが、
                    ﹙SRAAMのAAM-5にも巡航ミサイル対処のミサイル追認が行われた程の執念ぶりです﹚
                    極音速ミサイルへも執念燃やしてくれたら、上記処置を追加してくれるのではないかと期待しています。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 11日

                      「Launch on Remoteな情報量」ということは、CTPレベルのトラック情報を転送できるということを指しているのでしょうか?

                      それなら、母機側で再捕捉不要というのは、そもそもデータリンクがボトルネックになっているから、EoRは無理だと思いますよ。

                      センサー機が探知からミサイルの誘導まで行い、シューター機は発射のみを行うRemote Fireに関しては、FCPを作成するより難易度は低いと思われます。

                      こちらはシューターが要請に従いミサイルを発射すれば、センサーは自機が探知し誘導する点では在来機と変わりませんから。

                      しかし、少なくとも現時点ではRemote Fireに対応したFCSやMR-AAMは存在していません。

                      • 匿名
                      • 2022年 7月 11日

                      言いたい事と、ちょっと違うかと思います。

                      AHの場合誘導は、ミサイルからの相対距離が近くから
                      ①自機のレーダーで誘導
                      ②予め与えられた情報を元に慣性誘導
                      ③中間誘導の指令送信で②を補正
                      と言った感じになるかと思います。
                      そして、母機から膨大なデータが必要なのは、直接的には②のためで、③は②の精度から間接的に効いてくると解釈しています。

                      また、極音速ミサイルなど着弾までの移動量及びその変動範囲が大きいターゲットだと、
                      必然的に②の比重が下がり、①と③の比重が大きくなるとも予想しています。

                      言いたかったのは、その流れをより極端にして、
                      母機→MRAAMへの転送データがプアでその影響で②も貧弱となっても、①③の能力による力業で対応出来る様になれば、
                      センサー→発射母機へのデータ転送量も少なくて良いだろう、との妄想です。

                      勿論③を担当するのは、発射母機ではなくセンサー側で、MRAAMはセンサー側からの誘導を受け付ける能力も必要となります。

                      そして、主にMRAAM側の能力向上で対応出来たら、母機側の改修は最小限で済みそうで良いかな?、とも。

                      • 原点にして頂点
                      • 2022年 7月 12日

                      なるほど、そういうことですか。

                      その射撃方法はRemote Fireと呼ばれていますね。

                      Remote Fireとは、シューターはミサイルの発射のみを行い目標の捕捉及びミサイルの誘導を完全に僚機(センサー機)に委託するというものです。

                      こちらはシューターが要請に従いミサイルを発射すれば、センサーは自機が探知し誘導する点では在来機と変わりません。

                      なので、FCPを作成するより難易度は低いと思われます。

                      しかし既述した通り、少なくとも現時点ではRemote Fireに対応したFCSやMR-AAMは存在していません。

                      ただ、空対空ミサイルの誘導を味方機に引継ぎさせる特許情報が発見されていますね。

                      この特許は、三菱重工によって出願されています。

                      そしてこの特許は、次期戦闘機・統合火器管制向けのForward Pass(初期発射/誘導は自機、発射離脱後の誘導は僚機)に適した技術だと思われ、当技術試験用のT-4/F-2改修機とAAM-4改造弾で実証する手筈となっています。

                      特許情報・リンク

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        • 原点にして頂点
        • 2022年 7月 09日

        F-22がセンサー役を担い、F-15EXがシューター役を担うというのは、大きな誤解ですよ。

        F-22にはLink16の送信モジュールが装備されておらず、F-15EXと直接データリンクすることは不可能です。

        また、Link16が近代化改修で装備されたとしても、Link16は数秒単位の更新レートのため、空対空でのFCPを作れません。

        そして、EoR(Engage on Remote)の実現には、FCPの作成が必須です。

        3
      • バーナーキング
      • 2022年 7月 08日

      諦めるも何も、モックアップでも広報CGでもミサイルだけじゃなく増槽までみっちりぶら下げた姿をこれでもかとアピールしてるんだから、アレが少なくともブロック2時点でのKF-21の「誇らしい目指す姿」なんでしょう。

      10
      • 名無し
      • 2022年 7月 09日

      >ステルス性能を諦めて機外にミサイルをぶら下げることになるのか

      MRAAMは、胴体下に4発並列で半埋め込み式です。
      F-4やF-15などが機体の縁辺りに配置に対して、胴体中央部﹙ウェポンベイ予定地の真下﹚配置なのが特徴かな?
      4.5世代機の中では、比較的RCSを抑制した部類の搭載方法だと思います。
      同じ半埋め込み式でも、横に並べるより﹙経国の様に﹚縦に並べた方が、正面RCSをより小さく出来るだろうとも思いますが。

      MRAAM以外のミサイルや爆弾は、主翼下に吊り下げですね。

      1
    • 774545
    • 2022年 7月 08日

    組み立て時の時の写真だと唆るものが無かったけど、滑走路に出てみるとすごくかっこよく見えるな!

    4
    • 1.44スキー
    • 2022年 7月 08日

    何だかんだで仕上げてきそうね。まだ先だけど。

    航空機についてはまだまだにわかの自分だが新しい戦闘機が出てくるのワクワクすっぞ。
    Su-75とかJ-20にKF-21、トルコのTF-X、F-3。
    F/A-18F blockⅢ…。

    F-3頑張ってくれー

    16
      • くらうん
      • 2022年 7月 08日

      挙げた中でいちばん頑張らないと見れなそうなのはSu-75ですね・・。

      8
    • もり
    • 2022年 7月 08日

    結構がっつり先進的な見た目してるねカッコイイわ
    アジア産戦闘機が増えるのはワクワクするぜ

    9
    • ネコ歩き
    • 2022年 7月 08日

    「2026年までに2,000回以上の飛行試験」てのがすごい。
    来月から始めて3年半試験飛行を行うと仮定すると毎日1.5回以上飛ばす計算。複数機で実施するとしてもそんなことが可能なのか。

    9
      • 匿名
      • 2022年 7月 09日

      現在、KF-21の2号機~6号機を組立中、だったかな?
      F-3でも、多少の無理が効くように、ある程度試作機の数を確保して欲しい。

      3
    • makumaku
    • 2022年 7月 08日

    どんな飛行を見せてくれるか楽しみにしている。兵装やレーダーの完備は当分先のことだろうが、完成後にいくらで販売されるかに最も注目している。

    2
    • おわふ
    • 2022年 7月 08日

    さて、日本のF-3はいつ飛びますかね?
    予定通りには行っていないように見えます。

    4
      • ネコ歩き
      • 2022年 7月 08日

      確かに「令和2年末までに、国際協力に係る内容を明確化の上、開発事業の全体計画を策定する。」は達成できてませんね。
      ただし今年度までは「構想検討」というスケジュールなんで、年度内に全体計画策定ができればギリセーフてところでしょうか。

      8
    • 匿名
    • 2022年 7月 08日

    見た目は良い感じ。
    動画の走行シーンはぽんぽんと“軽そう”に跳ねてる印象。
    燃料や装備を積まないと風格がついてこないですかね。

    2
    • anon
    • 2022年 7月 08日

    防衛性の隠蔽体質は圧巻だ。
    この程度の規模の国家プロジェクトで対国民の広報をこんなに無視することは、他の国なら容認できないことだ。

    2
    • HSST8
    • 2022年 7月 08日

    韓国に思うことはいっぱいあるが、技術者の頑張りは応援したい。

    3
      • ゴランノス・ポンサー
      • 2022年 7月 08日

      素直さと向上心が足りないですよね。日本には。
      ただ他人の失敗をみて嘲笑うことしかしない。トライアンドエラーを許さない、一回のミスが致命傷になる風潮。
      我々がパクリだのポンコツだのハリボテだのと嘲笑ってネタにして時間を無駄にしていたあいだに、技術的優位があると信じて胡座をかいていたあいだに、向こうはトライアンドエラーを重ね、段々とまともなモノがつくれるようになっていく。
      いつか、アリとキリギリスの寓話のようになってしまいますよ。

      12
        • ナイトアウル
        • 2022年 7月 09日

         トライアンドエラーを許さないとか言ってかなり前にP-1とC-2を作らせた日本にそれ言っちゃいますか。少なくとも実用化するのにストレートで楽勝でしたって訳でも無い、そこで製造中止って話にもなっていない。

         心神だって寄せ集めの部分があったとは言えその後が微妙で実機作る意味があったのかは今となっては何とも言えないが、あれだってトライアンドエラーの一つでしょ?
         

        4
          • 匿名
          • 2022年 7月 09日

          細かい事をいうと trial and error の和製英語ですね。
          試行錯誤ってやつ。

          試作機の不具合とそれに対する処置についてその用語を用いる状態は、個人的にネガティブな印象です。
          試作機の評価は、設計時点で見落とした問題を洗い出して、量産機に問題が流出するのを防ぐ事が目的です。
          そこで見つかった問題がなかなか終息せず、試行錯誤を強いられる事もありますが、
          見方を変えるとゴールが見えず闇雲に試している面もあるので、試作機評価でその用語を用いるのには個人的にネガティブな印象があります。

          未知な領域に対して試行錯誤するのは、要素開発とか実証実験のイメージかな?
          例えば、F-3関連だと1990年代後半から延々と行われている行為、
          或いは、現れては消えた感のあるUAVの各種研究、
          そういったものに対するものです。
          X-2は、その開発過程で色々試した様で、状況は知りませんが仮にそこで試行錯誤が行われたとしても、個人的にはポジティブに評価したいと思っています。

          その意味では、日本の防衛装備関連でも試行錯誤を許容している分野はある、との印象を自分も持っています。
          その点では、ナイトアウルさんと同意見のつもりです。

          2
    • くらうん
    • 2022年 7月 08日

    まあ4.5世代だから仕方ないんだけど、あのIRSTと機関砲は明らかにRCS大きいでしょう。
    中途半端なステルスっぽい形状にこだわらず割り切ってれば、もう少し早く低コストで開発できたのでは。

    7
    • お腹がポンポコリン
    • 2022年 7月 08日

    正面から見たアングルは非常にカッコいい。
    胴体にもう少しボリュームがあればなお良し。
    インドと組んで開発を進める事ができれば結構面白そうな気がするけど・・・無いか。

      • くらうん
      • 2022年 7月 08日

      個人的には頭でっかちになったF-22か、F-22とX-2とF-35をぼやっと混ぜたみたいで微妙。
      異論は認めますが。

      インドと組んでもエンジン技術がお互い強くないので、さらにもう1か国パートナーが欲しいところですね。

      3
    • Ard
    • 2022年 7月 09日

    イマイチ韓国がこれを作らなきゃいけない理由が分からない
    韓国くらいならF-35買っとけば大体事足りるだろうし
    輸出はまあ成功すると思うけどね
    F-35なんか予算的にも政治的にも買えるかって国は少なくないから

      • 匿名
      • 2022年 7月 09日

      KF-21の技術的な妥当性は横に置いて、
      T-50系統で得た経験などの継承から、
      この時期新規開発する事は悪く無いと思っています。

      日本も、T-4やF-2で得た経験を活かすため、2010年代にT-4後継機辺りを開発して欲しかった、と思ってしまいます。
      リソース的に出来たか否か、などといった実現性は一切考慮しないでの妄想ですが。

      3
      • ここん
      • 2022年 7月 09日

      韓国空軍の戦闘機のクラス分けだと
      High級   F-35、F-15K
      Medium級 KF-16、F-4
      Low級   F-5、FA-50
      となっていて、KF-21はMedium級の更新のための機体になります。

      1
        • 匿名
        • 2022年 7月 09日

        横から失礼します。

        KF-16の更新でしたか。
        Wikiとか見ても、そう記されてますね。

        F-5更新と思い込んでいたのですが、
        我ながら何でそんな勘違いしたのかな?

        • Ard
        • 2022年 7月 09日

        うーん…自分の最新型F-16で良い様な気は拭えないですねぇ
        まあ最新鋭最強戦闘機開発製造なんて金は流石に用意出来ないがこれくらいはという気持ちですか
        多分わーくにJ隊が作りたがるのと同じ感じですね

        3
    • 折口
    • 2022年 7月 09日

    KF-21は開発スケジュール的に韓国の第六世代機開発(独自にせよ国際共同開発にせよ、周辺国がKF-21より1世代先の機体の配備や開発に動いている以上いずれどこかで必要性が提起される)に割きたいリソースをガッツリ食うけどどうするんだろうなあと思っていたんですが、こうして動いているところ見るとどうでもよくなりますね…。
    前政権時代は既定路線みたいに言われていたブロックⅢや艦載機型の構想が棚上げになってる時点で早く開発満了させたいという気持ちがあるのかもしれませんが、領海と防空識別圏の縦深が狭い韓国ならエアチーミング技術を導入したKF-21で第六世代相当の能力になるかもなぁ。

    2
      • バーナーキング
      • 2022年 7月 09日

      ブロックⅢにしろ艦載機型にしろ、前政権時代も公式に明言はされてないよね?

      5
    • 名無し
    • 2022年 7月 09日

    今回のポラメでは第6世代機までは考えてないって
    ウェポンも半埋め込みタイプで行くんだろうって

    ただ2041年までに国産エンジンでの第6世代機を目指してるって
    インターネッツで見た

    1
    • uta
    • 2022年 7月 09日

    x-2に似てる。主翼はあんなに薄い物なの? 燃料タンクになってないの?

    追伸 安倍元首相の冥福を祈る

    3
    • かば
    • 2022年 7月 09日

    地上滑走試験中のKF-21の胴体下にミーティアAAMの模擬弾が4基積まれてますね。

    1
    • 南極1号
    • 2022年 7月 10日

    F-22F-35のカタチを真似ればステルスになるだろうから取り敢えずやってみよう、という感覚なのか?それともまともな理論があってあのカタチになったのが?
    おそらく前者・・
    まぁやらないよりはいいかもしれませんが。

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