韓国の防衛事業庁が国産の自爆型UAV、小銃で武装した攻撃型UAV、偵察・攻撃型UAVを導入するため約25億ドル(約2,600億円)投資すると報じられている。
参考:South Korea accerlates deployment of unmanned systems
韓国軍が自爆型UAVを含む攻撃用UAV導入に着手、しかも導入プロセス見直しで迅速導入を目指す
韓国は防衛事業庁が今月2日、国産のクアッドローター式自爆型ドローン、オクトローター式で小銃で武装した攻撃型ドローン、垂直離着陸が可能なティルトローター式の偵察・攻撃型UAVを導入するため約25億ドル(約2,600億円※)投資すると米国のDefense Newsが報じている。
※補足:韓国メディアは導入にかかる費用について報じていないため約25億ドルという数字が何処から出てきたのか不明だが、恐らく今年9月に韓国の防衛事業庁が国内の無人機開発に今後10年で2兆7,000億ウォン(約2,600億円)を投資すると発表した数字をそのまま持ってきた可能性が高い。
国産のクアッドローター式自爆型ドローンは折り畳み可能で兵士のバックパックに4機収納することができ「密かに敵地へ浸透して重要な標的を破壊するために使用される」と防衛事業庁は説明しており、マニュアルモードで操縦も可能だが座標さえ指定すればオートモードで4機を連続発射、標的に着弾するのを待つことなく即時離脱が可能で兵士の生存性にも配慮しているらしい。
国産のオクトローター式で小銃で武装した攻撃型ドローンは5.56mmのK2小銃を搭載しておりドローン本体に備えられた高倍率の光学センサーで目標を自動識別して追尾を開始、小銃で目標を攻撃するというシロモノだ。このドローンは小銃発砲時の反動を吸収する装置と2軸ジンバルのお陰で飛行姿勢を崩すことなく常に安定した射撃姿勢を保つことができるため標的への命中が高いらしい。
国産の垂直離着陸が可能なティルトローター式の偵察・攻撃型UAVはIR/EOセンサーやレーザー距離計を備えているので物陰に隠れた目標を昼夜を問わず視認することができ、搭載された成形炸薬弾や高性能爆弾で目標を破壊することが可能(照準指示装置を搭載とは書いていないので精密誘導兵器の運用は不可能だと思う)だ。
もう一つ興味深いは韓国軍の装備品調達プロセスに関する改革だ。
通常なら調達計画立案~軍による評価試験~結果に基づく検討の後に購入契約が行われるため軍の装備品調達には3年~4年ほどかかるのだが、民間主導で開発が進む第4次産業革命技術を素早く軍に取り入れるため設けられたのが今回初適用された「迅速試験・獲得プロセス」で、今回調達が予定されている3種類の無人航空機は「調達計画立案から5ヶ月で軍による評価試験実施に必要な契約を行うことが出来た」と防衛事業庁が説明しており、今後3ヶ月~6ヶ月以内に軍による評価試験が開始されるらしい。
装備品の調達プロセスを短縮することには賛否が分かれるだろうが、第4次産業革命に関連した技術開発は日進月歩なので導入にまでに時間を掛けすぎると陳腐化するため時代にマッチした調達方法とも言える。
因みに韓国軍として公式に攻撃可能なUAV導入を行うのは今回が初めてだ。
※アイキャッチ画像の出典:대한민국 국군 Republic of Korea Armed Forces / CC BY-SA 2.0
この分野でも日本は韓国に遅れを取ったな
ぶっちゃけ軍事的な分野で日本が韓国に勝る点って、数える程しかない
韓国が勝ってる分野を数えるのも楽だけどな(笑)
というか、お互いに勝ち負け競う相手が違うだろ
陸軍国のくせに開発おそスギィ!それはそうと玄武とか言うミサイルで日本を焼土にできるらしいですが本当なら被害半径がでかすぎじゃないですかねぇ
承認欲求のために開発しているのかな?
ってくらい意味のないアピールしてきますね
良いものであれば勝手に評価されますよ
そういう構ってアピールするからバカにされるのです
そうはいっても、軍事や宇宙分野って広報が命だと思うよ
いつもの方ですね。
炎上目的で的外れなコメントを書かれているのでしょうか?
UAVはこれから格段の発展を遂げていくのでしょうが、韓国製については実物が出来てみないと何とも言い様が無いですね。
装備品調達プロセスの短縮も素晴らしい試みですが、過去の実例から重要なホールドポイントを省略しただけとならないことを祈っています。
銃で攻撃とはまた微妙なものを開発するな。
五月蝿くてまる見えじゃあ撃ち合いにすらならなそうだが?
弾が切れたら帰ってくるから自爆するより安上がりニダ!!
特殊部隊に配備すれば暗殺ドローンとして使えそう?
正直モノにならなかったとしても、特殊部隊に配備しましたーって宣伝するだけで黒電話が震え上がりそう。
陸軍国なんだからもっと早くから取り組んでると思ってたわ
北が相手なら高価格高性能な兵器を揃えるよりもずっと効果的だろうな
これは、まさに⚪︎国向けだよね。なんせソウルの隣の山に広がるのが北なんだから。
UAVの接敵の手段を心配をする必要がないくらい接敵してる。完全autoで、10万台くらい作った方が良い。
GPSあるいは風景のみ気にして、敵味方識別しないのを開戦と同時に北に放った方が良い。
>敵味方識別しない
民間人殺害を意に介さないわけで無差別テロ兵器に認定確実ですね。
敵味方識別って人が操縦しないと無理そうな気がする。それだと人が逃げれないし。
開戦と同時にGPSで、38度線の非武装地帯の北側を自動パトロール。見つけ次第、人にも車にも銃撃、最後は特攻自爆。
距離を東京で例えると、都庁が韓国大統領府で、高尾山に北の自走砲と歩兵が待機って、無理ゲーを覆すんだから、そんくらいやらないと。
カラバフ紛争の紛争見てたら開発速度を否が応でもあげなきゃならんからな
実践での使い方もある程度見れたし
やっぱりこういう分野では、韓国の方が進んでるね。
個人的には、前翼ステルス無人機を飛ばしてたってことの方が驚いたけど。
日本に前翼機を作る技術ってあるのかな?
記事と関係ない話だけど、次期戦闘機は日米で作るみたいですね。
日米英での分野ごとの連携はどこへ行ったのか。
こんな風に決めてしまったら、結局は主導権持ってかれそう。
2017年メリーランド州で行われたAirSpaceCyber expoにて川崎重工が2008年に防衛省予算を使った実験事業で飛ばした全翼を採用した無人機を公表してますね。
リンク
これガセネタだと思ってたんですけど、本当なんですかね?
メタルギアソリッド2で見た
サイファーですね。小銃を抱えていないのは実在してますね。
そのうち普通科部隊の戦闘主役が歩兵携行自動小銃からバックパックから発射した対人ドローンに移る日とか来ません? 陸上戦闘もマンパワーより工業力の優劣で勝敗決まる、とか
……在韓米軍基地縮小の動きはアチソンライン再現の伏線かなぁ
偵察用のUAVは配備されているはずですが、あまりよい噂は無かった様な、そっちは今どーなっているのやら。
実弾積んだUAVがポコポコ落ちてくるとか‥無いよね?
やっぱりマルチローターのドローンかな?
きっと弾ばらまくのには有効だろうけど、照準の正確性は低くなりそう。
弾を大量に積んだら積んだで銃身が熱くなりそうだし、使い途や将来性には疑問が残るな。
まめたんの開発が加速するな。
小銃攻撃ドローンが、着陸して無音状態から攻撃可能なのか気になる。
うまく使えば、待ち伏せの時なんかに奇襲効果が得られて便利かも
さすが韓国軍
使おうとすると自爆するのですね誇らしいですね、サ、サ、サ
日本がドローン遅れているって言う奴は農薬散布の無人ヘリが数十年前から日本で飛んでいるのを知らないのか。
遅れているのは軍事転用
そしてその足を引っ張っているのは言わずもがな
韓国軍がドローンをどうこうの議論と日本の国防議論は別だ。
海岸線やEEZ線の長大な日本は、ドローンによる海岸、海域の監視システムが絶対に必要。
ドローンは必ずしも飛ぶ必要はない、ブイのように位置固定していても良いし、
流木のように波間を漂っていてもいい。人件費をかけず、”眼”を増やすには最適な素材。
監視カメラみたいに、実は中国製でしたとかないだろうな?
反動の吸収処理ははどうするんだ?
ドローンのプロペラ・重量程度じゃ処理しきれないだろ