台湾の国家中山科学研究院は15日、次世代戦闘機の開発に取り組んでいることを初めて明かして注目を集めている。
台湾が開発に取り組んでいる次世代戦闘機はどの様なクラスを想定しているのだろうか?
台湾は1980年代に複数の米企業と協力して国産戦闘機「F-CK-1経国」を実用化、初飛行から31年が経過した現在でもアップグレードを施したF-CK-1C/Dや同機をベースにした高等練習機「T-5勇鷹」の開発を進めており、2019年頃にT-5をベースにした軽戦闘機の開発計画があると報じられたことがある。
実際、開発を進めている高等練習機「T-5勇鷹」は戦闘機に必要なアビオニクスや武器を搭載するスペースが予め確保されており実戦任務に対応した戦闘機にいつもで転換可能だと現地メディアは主張しているが、今回明かされた次世代戦闘機がT-5ベースの軽戦闘機のことを指しているのか分かっていない。

出典:總統府 / CC BY 2.0 T-5勇鷹
特に国家中山科学研究院が明かした次世代戦闘機の開発計画は機体とエンジンの開発をカバーしているため、ハネウェル製エンジン「F124」に依存したF-CK-1やT-5ベースではない可能性=つまり国産エンジンを搭載した完全な国産戦闘機の開発を示唆しているかもしれないという意味だ。
国家中山科学研究院の説明を引用した台湾メディアの報道によればエンジン開発には約88億台湾ドル、戦闘機全体の設計にも17億台湾ドルの資金が割り当てられ2024年まで第1フェーズの開発が完了する見込みで、24の主要技術を含む開発は予定よりも早く進捗しているらしい。
まだ次世代戦闘機に関する具体的な内容は伏せられているが台湾は戦闘機用の各種搭載品(空対空ミサイルや巡航ミサイルなど)を国産化済みで、半導体素子に窒化ガリウムを使用した航空機用のAESAレーダー開発にも取り組んでおり、戦闘機用エンジンの国産化に目処がつけば本当に台湾単独で戦闘機を開発することも視野に入ってくるだろう。
果たして台湾が開発に取り組んでいる次世代戦闘機はどの様なクラスを想定しているのだろうか?
※アイキャッチ画像の出典:總統府 / CC BY 2.0 T-5勇鷹
東アジアは自国開発ブーム到来っすね
各航空メーカーも物凄く注視していそう
いっちょ噛み出来るかどうかで入ってくる金の量が変わるしさ
台湾が!?
全く想像もしていなかったニュースだ
台湾はこの前のから出ている潜水艦や揚陸艦とか国産化を頑張っている。
ただ、貧弱な技術で国産するくらいなら、完成品輸入しろという意見との対立は結構ある。
買えるもんなら買ってるでしょう。
売ってくれないからこういう路線にならざるを得ない。
F-3とまでは言わないけどXF9-1単体の輸出とか出来たりしないかな?
台湾とは尖閣のこと以外では対立してないし、小型大推力のエンジンって需要あると思うんだけどなぁ…
自身のエンジンを管理するのが先。
エンジンなんて売ったら終わりじゃなくて永久にサポートしなきゃならんパーツだし、今のIHIにそんな余剰人員はいませんよ。
F-3へ人員は全力投入しているんですからね。
エンジンを永久にサポートしてるメーカーなんぞないだろ
揚げ足ばっか取る人って電車とか好きそう
石播は昭和の後期まで日本各地の工場や発電所に残ってた艦本式タービン(艦船に搭載してたのとほぼ同じ物の地上設置型)のメンテやってたよ
台湾は政治的な問題で輸入できないっていうのは何度も何度も繰り返してる
それを避けるためにもエンジンも開発してるんだろうし
それに日本も中国に遠慮して台湾にはって言う事はあり得るから、台湾は断ると思うよ
XF9-1は現状単独でどこまでできるか確認するための職人仕上げの1品もので、製造ラインもないので大量には作れない。コアが共通のF7の製造ラインを使えば、XF5なら量産できるかもだけど、現状P1への供給で手一杯だし。
ライセンス問題はほぼクリアみたいなので、実証エンジンの「X」F-9でない商用エンジンを作ってからですね、そういう話は。
なんで「商」用?
XF9-1の販売とかX-2を販売するようなものなんだけど・・・大丈夫?
そこは「『X』でない」だけで十分だよ。
あえて言うなら「実用」か「量産」辺りか。
「商用エンジン」つーたら普通「軍用」に対しての「商用」でしょ。
少なくともF3やF7を商用エンジンの呼ぶ人を見た事ないよ?
ググってもかすりもしない。
蔡英文も沖縄の領有を主張してるのに(せざるを得ないのに)。ついでに、持ってるF-16をVにアップデートもできるので、国産は国産って意味だろ。
潜水艦の時に噂になったみたいに、
OB送り込んで技術を提供するとかなら出来るんじゃないかな。
下の方で書かれてるみたいにF125相当+αを作りたいってレベルなら
F3の技術でもかなり役に立つだろ。
XF9-1の情報が中国に漏れる可能性があるけど、それを承知のうえで輸出するの?
まだ漏れてもそこまで痛い段階にない
XF9-1をベースにしてF-3の搭載エンジンを製造する計画なんだから、現状のXF9-1でも中国に情報が漏れたらヤバいと思いますが。
漏れて痛くないなら渡されてもありがたくない。
台湾も一枚岩じゃない。詳しくは深田萌絵で検索してね。としかいえないけど。多分志那に直通で抜かれる。
やりたいが止めた方が無難だね。
台湾は親日というだけで味方かと言われると
違うと思うぞ
そんな国に先端技術は渡せんぞ
【予言】
このあとコメ欄で
・Fー3と協力できるんじゃね
→地続きの対中国を見据えた機体だろうから航続距離重視の自衛隊機と噛み合わないだろ
→要素研究ならいけるんじゃね
の流れになる
>地続きの対中国を見据えた
んんん?
自国の最新鋭をいきなり出すわけないわなぁ。
F125がドライ27kN、アフターバーナー42kNだし、置き換えなら今の大型ドローン用エンジンくらいの技術が用意できれば何とかなるかな。韓国がドローン用に国産を目指しているエンジンもドライ約22トンくらいだし。
ドライ22tってF135をも超える化け物エンジンじゃねーか
2.2tの間違えかな?
22kNの間違いでした。5000ポンドを変換するとき間違えた。
ご指摘ありがとうございます。
織姫星計画で国産エンジンの開発が目標とされてたから多分その関連かな
2017年3月の時点で織姫星計画の初期段階が6〜8年だったから2023〜2025年。
この記事の計画の第1フェーズが2024年だから少なくともスケジュールはピッタリだね。
台湾がやってるとなると、手堅く地道に進みそうだなぁ。
KFX(ポメラ)、追い抜かされるかも。(笑)
なんでみんな犬にしたがるのwww KFXはポラメだよPO・RA・ME!
もうポメラでいいよ
俺もポメラニアンだと、思ってた。
やはり危機が迫ると人間は強くなるんだな。台湾は電子部品とか強いしどんなコンセプトの戦闘機になるか楽しみ。
そう考えるとグリペンみたいに電子戦でステルスに対抗するかもしれないな。
無尾翼デルタ版経国が、エッジマネージメントを取り入れ「FB-22風経国」な印象もあるので、その路線を希望です。
台湾のモノ作りは大したもんだからなぁ
流石にエンジンは今日明日とは行かんだろうがまず無難で堅実なものを作ってきそう
AMDもインテルもアップルも世界中の完成車メーカーも今や台湾の半導体頼みだしね
今はどこの国だろうがヘッドハンティングやらの(半)合法的手段で重要技術に近づくことも可能だし、いちから基盤すべては作れないとしても設備に金さえかければ先進国並みの開発は出来得るんだよな
得た技術の応用には経験と蓄積が必要だろうけど
国際分業のおかげで、少なくとも製造業における先進国の優位性は過去のものとなった感がある
軍事への応用という点ではまだまだ差があるけど、それもいつどうなるか
航空機エンジンは作れるかどうか以前に一番問題となるのはライセンスですからね。
IHIもどれだけ苦労したことか。
ひとこと
台湾加油!
中国共産党軍の侵攻前に間に合うか、侵攻が無ければ良いが……
なんとなれば、まず侵攻を予防するのが台湾の第一義方針、そのための軍備でしょ?
間に合うとかどうとかは、また別の次元の話だよ
そうだけど、でも有った方が良いだろ。
愛称はどうなるのかね。
「登輝」だったらそれだけで応援せずにはいられない。
KF21を持つ韓国が、FA50の時の借りを返すようなことがあれば面白いんだけど。
…あいつら、中国には露骨に媚びまくるからな…
なんの話?
韓国はT-50練習機を作る時にロッキードマーチンの技術提供の他に、台湾のF-CK-1の元技術者(漢翔航空工業)とゲストに招いて開発している
ご想像の通り逆でした
台湾の潜水艦建造から韓国人技術者が離脱している
何を仰ってるのか意味不明だが傾国が負けるのは否定しがたい事実だ。つまりざまぁwww。
経国と同じような流れなのかね?
今更F-16クラスの代替とは考えづらいしジェネリックF-35でも作るんだろうか
アメリカがf-35を売ってくれるかは分からないから国産第5世代で間違いないと思う、前からステルスに関する議論や研究をしてるって話だし、ただステルス機なら経国と違って技術的な支援は難しいだろうからここら辺は台湾の技術者の腕の見せ所。
世界中からクレクレした技術とアメリカのジェットエンジンで作り上げるKF-21とほぼ自国技術だけで作る台湾機、どちらの機体が最後に勝利するか実に楽しみな話だ。
ドンガラ(と言っても技術は必要だが)の双発のC-2がエンジンガ4つあり電子機器が満載のP-1より大幅に高価なのはたぶんエンジン価格が響いているのだと思う、F9-1をコアエンジンにした高バイパス比の大型機用エンジンを国産化出来ればC-2はかなり安く作れると思う。
エンジンを他国に頼るのは首根っこを掴まれているのと同じこと。
戦車にしても戦闘機にしてもエンジンの国産化は回り道だが、最後にはそれが出来る国が勝利するだろう。
どんな機体になるのか純粋に楽しみ。
F-16は売ってもらえたけどF-35はダメだったからな
やっぱステルス戦闘機なんやろなあ
ステルス戦闘機かな
中国に対抗する為に今更、4.5世代機はツクラナイだろうし
ステルスを目指すなら大型戦闘機向けのエンジンが必要だけど、ロシアですら大型戦闘機用のエンジン単体では輸出してなかった筈。
だから中国はコピーして、トルコはウクライナに、韓国は出来ないと言い出せずに妄想に耽ってるからな。
順当には小型か中型のエンジンを開発生産してからステルス向けのエンジン開発が順当ではなかろうか。
経国の度重なる改修計画案の中で、当初からの目的のはずの
エンジン強化・国産化案は結局試作すらされてないからね。
予算不足?と言ってはいるけど実際は技術不足だろう。
F125の置き換えが出来ないとこから一足飛びに
F119やF135クラスのエンジンを作れるとは思えないし
まずは今度こそのF125の国産強化版を目指すんじゃないかなぁ。
それなら少なくとも2024年の時点で経国の強化、って形で
暫定成果出せるしエンジンの実運用テストも出来る。
シングルエンジンの第五世代ステルス軽戦やろな
エンジン出力が足りなければ双発になるかもだが
ちょっと間に合わないんじゃないかなあ
でもやらなきゃ100%間に合わないし、今後F-16V以上の戦闘機は手に入らないかもよ
つまり「やるしかない」
開発ノウハウ的にも製造能力的にも第4世代のスクランブル特化機体じゃなかろうか
それと独自開発のミサイルを搭載したミサイルキャリアー役で
ついこの間無人機で対応すると発表したしわざわざスクランブル用戦闘機は作らないんじゃない?
((そのニュースは知らないしググっても出てこなかった)
その無人気に積むAIのハードルが非常に高いのと既存ドローンのような鈍足では役立たずだから、将来的に無人スクランブルを視野に入れた有人スクランブル機という可能性はどうだろうか
というのも今運用してるF-16と同等かそれ以上のものが理想だけど、今までの積み重ねなしでポンと作れるかって言ったら「無理」だと思うからの消去法で残るのがそれぐらいかと
無人機じゃなくて地対空ミサイルで対応、じゃないかな。
で、台湾は数年前にステルス戦闘機の開発は公言していて
リーパーもどきとかも作ってるし韓国よりははるかにまともに
ステルス研究してるはず。
ウェポンベイは難しくても半埋め込み+ステルスフェアリング(使い捨て)で
中・短×2はステルス維持して装備可、とかなら十分できそう。
ステルス以外は経国の近代化改修でちゃんと積み重ねてるしね。
F125サイズの推力7t級エンジンが作れれば、
経国にそれ積むだけで運用中のF-16A/B以上は確実かな。
導入中のF-16Vとだと、意見の分かれるところだろうけど。
日本
韓国
中国
台湾
アジアは熱いな!!!楽しみになってきた!!!
まぁ普通に考えると経国のバージョンアップレベルで能力的にはF16V未満のもんだろね。
そうですよね。
T-5で使われてるエンジンや複合素材利用して経国の正常進化(少し大型化、アビオニクス最新)の4.5世代機とかですよね。
F-CK-1 経国
↓
AIDC T-5 勇鷹
↓
F-CK-2 経国2【予想】
台湾版FC-31を作りたいのかな?
F-16 Block20のF100-PW-200ですらライセンス生産してない感じだし、V用のF110-GE-132ですら恐らくライセンスはしない。ある程度新しい高出力エンジンのノウハウ無しでどこまで行けるのか。クラス的にはF-16以下の軽戦では無かろうか今までF-15クラスの重量級なんて使ってこなったし大陸侵攻しなければコスト的には持て余す機体じゃ無いかな。
あり得ない話だけど対艦ミサイル4発搭載とか考えているなら、双発F-2とか構造強化しない軽量型F/A-18E/Fクラスの機体は作りそうだよな。
>「織姫星計画」、次世代戦闘機のプロトタイプは10年後 リンク
>「織姫星計画」は段階的に執行する予定で、初期段階は6年から8年、中期は10年以上を想定。10年後には次世代戦闘機のプロトタイプが出来上がるという。
>「織姫星計画」の主要な目的は、現役のIDF(経国号)戦闘機で使用しているTFE-1042-70エンジンを基礎に、次世代の戦闘機に必要なジェットエンジン及び推進系統を研究開発すること。
TFE-1042-70(F125)を基礎に、だとF404並みも難しそうだなぁ。
台湾としては双発で考えているか単発で考えているのかでエンジン出力やサイズが変わってくるのでは無いか?F125と同サイズでは無く大きくしたり、同じサイズでもF404~414みたいに出力上げるのは不可能では無いと思うけど、実績のあるエンジンメーカじゃ無いと難しいよな。
AIDC T-5 勇鷹ベースにした小型無人機開発の方が現実的な気もする
日本以上に人員の確保とか大変そうだし、頻発する中国に対するスクランブルで疲弊する現在を考えると、スクランブル対応無人機とかが現実的だと思うけどね