いよいよ今年の夏、映画「トップガン マーヴェリック」が公開される予定だが、1986年に公開され大ヒットした映画「トップガン」の続編が、これほど長い間、作られなかったのだろうか?
参考:Why Paramount Pictures Took 34 Years To Make Top Gun 2 Movie
何度も企画されていた映画「トップガン」の続編を不幸が襲う
2020年7月に日本でも公開が予定されている映画「トップガン2」だが、1986年に公開された映画「トップガン」を見た世代なら、何故、あれだけ大ヒットしたトップガンの続編を、もっと早く制作しなかったのか疑問に思ったのではないか?
管理人もその一人であり、映画「トップガン」公開から続編の公開までに、約34年も掛かった理由について言及した興味深い記事を見つけてしまった。
その記事によれば、米海軍は映画「トップガン」のヒットで、ベトナム戦争で傷ついた軍のイメージ回復が出来たと考えていたため、続編制作にも全面的に協力する姿勢を示していたが、1991年に発生したスキャンダルの影響で態度を一変させた。
1991年9月、ラスベガスで開催されたテールフック協会のシンポジュームで、海軍と海兵隊のパイロット100人以上が、女性83人と男性7人に対して嫌がらせや性的暴行を加えるという事件が発生、海軍省傘下の海軍捜査局(現在は海軍犯罪捜査局)による大規模な捜査の結果、14人の将官を含む300人以上のパイロットが海軍から追放されるか、軍歴に大きな傷を受けるという大事件に発展した。
補足:テールフック協会とは、空母に艦載機が着艦する際にアレスティングフックを使用することから名付けられた米海軍や米海兵隊の艦載機パイロット(現役、予備役、退役を含む)による親睦団体
補足:テールフックスキャンダルが発生した当時、ラスベガスのヒルトンホテルには約4,000人もの関係者が集まり、シンポジュームに参加した多くの現役海軍将官は性的暴行が行われていたことに気づいていたにも関わらず、それを止めるための行動を起こさなかった。当時の海軍長官や海軍作戦部長(海軍の最先任士官であり海軍の実質的トップ)も同シンポジュームに参加していたため辞任に追い込まれた。
米海軍は、映画「トップガン」の内容がテールフックスキャンダルで起こった行動を助長させたという理由で、話が進んでいた映画「トップガン2」制作への協力を打ち切ってしまったらしい。
その後、テールフックスキャンダルの影響が少なくなった2010年、前作でも監督を務めたトニー・スコット氏が映画「トップガン2」制作のため動き出し、当初の構想では有人戦闘機同士によるドックファイトではなく、時代に合わせて無人機が戦闘に登場する予定だったらしいが、2012年にトニー・スコット氏がカリフォルニア州サンペドロのヴィンセント・トーマス橋から飛び降り自殺してしまったため、映画「トップガン2」制作は無期限延期となってしまった。
結局、2年後の2014年にジョセフ・コシンスキー氏を新しい監督に迎え、映画「トップガン マーヴェリック」は2019年の公開を目指し制作が進められたが、複雑な空中戦闘シーンのクオリティを向上させるため2020年へ公開を延期した。
恐らく、これ以上の公開延期は無いだろうと管理人は勝手に思っているので、1986年に公開された映画「トップガン」から数えて34年後の今年、ようやくトム・クルーズが演じるマーヴェリックに、映画館のスクリーンで再会できるはずだ。
米海軍や国防総省はパイロット不足に頭を悩ませているので、映画「トップガン マーヴェリック」がヒットし、再び、多くの若者が戦闘機パイロットに憧れを抱いて入隊してくることを願っている。
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy photo by Photographer’s Mate Airman Apprentice Nathan Laird
エースコンバットがあるから続編いらないです
トレイラー見た時になんだCGか~って思ったらメイキングで思いっきり実写だった
カメラの性能上がりすぎて実機がCGに見えるとかすごい変な気分だったわ
それはそれとして革ジャンの日章旗と青天白日旗消したのは許さんけどな
トップガンの撮影に協力した教官の本に映画がヒットしてる中
胸にトップガンの刺繍がしてある青いシャツを着てたら
子供が母親にあの人トップガンだよって言ってるのが聞こえてきて喜んでたら
母親の今は町中に沢山いるのよってのが聞こえて苦笑って感じのことがあって笑った
絶対観る!
リンク
「but not today」
あぁ、なんてかっこいーんだ。
今どき映画に影響されて進路決める様な抜け作がいるとも思えないが…