飽くまで噂レベルの話だが、複数のロシアチャンネルは「ムィコラーイウ州のスニフリフカがウクライナ軍に占領された」と報告しており、これが事実ならロシア軍はインガレット川沿いの防衛拠点を失ったことになる。
参考:Российские военные проводят перегруппировку в Херсонской области
流石にスニフリフカを放棄する理由はなく、正面からウクライナ軍がこれを制圧した可能性も低い
ヘルソン民軍行政府のストレムソフ副長官(ロシアに逃亡中)は「ウクライナ軍の前進は大きな損失を被って停止している。我が軍の再編が完了すれば反撃に出る」と明かしているが、複数のロシアチャンネルは「スニフリフカが敵に占領された」と報告しており、これが事実ならロシア軍はインガレット川沿いの防衛拠点を失ったことになる。
ロシア軍によって要塞化されたスニフリフカはインガレット川の対岸地域=ヘルソン北西部と接続する要衝で、ここを失うとインガレット川沿いの拠点(スニフリフカの西にある拠点群)維持が困難になるため、再びロシア軍は占領地域を放棄して撤退を強いられるだろう。
ただスニフリフカはロシア軍が放棄する占領地域に含まれておらず、包囲される危険もないため街から撤退する理由がなく、要塞化されたスニフリフカをウクライナ軍が正面から制圧したというのも考えにくいため、もう暫く様子を見る必要がある。
因みにロシア軍が放棄する占領地域として明示した地域=Novovoskresens’ke周辺の拠点群にウクライナ軍が入ったことが視覚的に確認され、ブラスキンズキー~ボロゼンスキー~マイラブのラインが新たな両軍の接触線になる見込みだ。
追記=要塞化されたとはロシア軍が建設した「防御陣地」などでスニフリフカの守りが強化されているという意味。
関連記事:ロシア国防省、ヘルソン州北西部やハルキウ州北東部からの撤退を明示
※アイキャッチ画像の出典:Telegram Petropavlivkaを解放したウクライナ軍兵士
インガレット川の形見るに、凄まじく平原なんだなぁ
グネグネ蛇行しまくってて個人的に平坦なイメージはあまり感じない…
平坦だから蛇行するのですよ。
傾斜がきついほど河は直進する。
そう言えばセーヌ川もかなり蛇行していて
行き先によっては3回位、橋を渡らないとたどり着けません。
日本の真っ直ぐな河川に慣れていると
はじめはタクシーがわざと遠回りしてる?と疑心暗鬼でした。
地元に住むようになって、それが当たり前なんだと納得した次第。
日本の河川は、特に平野部では安土桃山時代以降の河川の大改良でまっすぐにされただけですよ。
特に江戸時代から明治で一気に改良が進んだ。
関東では多摩川は蛇行していた川を川幅を大きく広げて直線にしたり、荒川のように川そのものをあたらしく作ったり。
関西で言えば淀川が新設した川ですね。
荒川や淀川によって本流ではなくなった元荒川や大川は蛇行しまくりです。
水害が多発するような河川ではそういうこともあったかもしれませんが、陸運よりも水運に頼っていた
昔は、蛇行して流れの緩やかな川の方が水運に都合が良かったのではないかと思います。
ヨーロッパは河川を利用した水運が現在でも盛んですよね。
オランダだの旅すると、鉄道や道路と同じ目線でけっこうな大型船が運河を並走してるのをよく見かける、面白いし、いざ戦時になれば運河が大きな軍事輸送や防御にとても役立つのが予想できる
地理的な状況は真似ができないけど
スニフリフカは鉄道の結節点で、ノーバカホフカ方面とヘルソン方面を繋ぐので、ロシア軍は当然がっちり守っており、本当かなぁと思いますね。
南部のウクライナ軍は、中隊規模の特殊部隊で暗視スコープなどを使いつつ深夜に襲撃、という高度なことをやってるらしいですが、それでも要塞を抜くのは難しそうです。本当ならすごいですが。
ここはすでに突出部になっており、あとでじっくり包囲して攻めたほうが無理なくいけそうです。
自分の考えだと、スニフリフカ防衛ってインガレット川東側を友軍が確保してる前提で
インガレット川東側を抑えられて、スニフリフカ南側も抑えられると陸の孤島になるから
ウクライナ軍はリマンと同じ展開を狙ってる気が
ドニプロ川沿いにヘルソンに向けて攻めていけば、取り残されるので自発的に退却するかもしれませんね
東西南北、どこか一方向だけ開けて、残り3方から攻撃する。
このところ、ウクライナ軍はワンパターンでこれを繰り返しています。
兵力、装備、いずれも優勢だから取り得る作戦でしょう。
攻められる方は、たまったもんじゃありませんね。
一般的に包囲される側は、包囲されないように
側面に回り込もうとする敵の遊軍を抑える必要がありますが、
ロシア軍には「上から降りてきた指示通りに戦う」性質が強いので
そのまま移動せずに包囲が成立してしまうのではないですかね。
ウクライナ軍の攻めもワンパターンですが、ロシア軍の性格も
中々変わりようがないので、面白いように同じパターンが成功し続けているのだと思います。
ヘルソン方面は若干違う動きを示しているようですが。
今のウクライナ軍の戦力なら
例え要塞でも潰せるほどはあるだろ
だから正面からロシアの要塞を潰したと考えるのが自然かと
ウクライナ軍は基本的に要塞化された陣地を無理攻めせず周辺の柔らかい点を探して突破するドクトリンを持っているのは、ウクライナ軍自身の発表でもロシア側のtelegram投稿でも見られるので、正面から潰した可能性はかなり低いと思いますよ。攻勢開始時に数回チャレンジしてますが撃退されており、その後は弾薬庫を砲撃したり周辺部に対する攻撃を仕掛けるのがメインで、日露戦争における日本軍のような陣地への突撃は聞かなかったです。
先に他の方が述べられている通り、ウクライナ軍は正面突破の戦術は用いてはいません。
ハルキウ州から始まった大反抗でも、装輪車を全面に押し出した機動包囲戦術による攻略が基本でした。
スニフリフカを攻略したことが本当だとすれば、
スニフリフカ防衛の虚をついて背後の補給線を遮断した、上位命令に逆らう形での防衛部隊単位で投降があった、などといった正面突破以外での方法や要因の可能性が高いかと思われます。
ロシア軍の視線がへルソン市側にいってる間に、ドニエプル川を少数部隊で奇襲的に渡ったりしそうな予感
ロシア軍ならドニエプル川東岸って防衛部隊とか居ないで少数の警戒網だけとかありそう
その要塞というのがどんなもんなのか、昔のイメージしか無いからなんとも
コンクリートと巨砲の城では無いよな
要塞というものは息が長く、近世のヴォーバン式要塞は第一次大戦でもある程度防衛力を発揮しました
現代戦でも鉄筋コンクリートで強化された陣地は、専用の兵器が必要なので昔の要塞が特に改造なくそのまま使えたりします
スニフリフカって戦前でも1.2万人程度の街だけど、昔の要塞があったということ?
マリウポリほどの規模じゃないけれど、旧ソ連時代建造の秘密要塞というか
ある程度の規模の防空壕か備蓄施設があるかもしれない。
事実は小説より奇なりって言うけど
ここ一ヶ月の戦線の動きは流石に有り得んだろの連続だったから何が起きても俺は驚かないぞ
ウクライナが実力行使で制圧したにせよ、激戦の報もなくあっさり落ちたということは…、
パルチザンの工作で飲料水に遅効性の下剤が盛られて、
みんなで腹を抑えているところを特殊部隊に襲撃されて…とか?!
ところで真面目な話、補給が細ってる前線とかでの食中毒対策とかパンデミック対策とか、
割りと深刻な課題だと思うけどどうやってリスクマネジメントしてるんだろ…?
地図上を見ると北東部の進軍が目立ちますが、ヘルソン市西部でもウクライナ軍が進軍し始めているんですよね。
目先の対処に追われているロシア軍を見ていると、政治的重要拠点であるヘルソン市を死守する為に、余裕のある所から兵力を掻き集めてそうな気がします。
ヘルソン市防衛の為にスニフリフカ駐留部隊を一部引き抜き、それをロシア情報筋が撤退と誤認し、尾鰭が付いて占領されたと話が大きくなったとか、無いですかね。
英は前から ロシアはいずれ戦闘不能になるといってたけど ほんとになってきてるのかも。
兵器の枯渇、兵士の異常な死傷率、補給の途絶 ロシア軍にはこれが全部起きてるわけで。
この戦争見てていつも思うのは ロシア軍は死傷率というものを気にしないことだね。
50%になろうが70%になろうが撤退命令が出ない。 現地の判断での降伏も不可。
負け戦でこんなことをやっていたら 終戦の時 ロシア軍はほぼなくなってしまってるんじゃないかと。
これで 軍事クーデターも起こさず、いくら首を切られても文句も言わず ロシア軍は変。
いつもゲームとかで思う事、
「そんな全滅するまで一本調子で戦うわけ無いやん…」
それが潰走する直前まで現代の戦で起こってる驚き。
なお、退かないだけで士気と戦いぶりに関しては…。
ロシア軍は上から下まで思考回路が原始的なゲームAIレベルなんですかね
戦うか逃げるか反応は原始的な生物でも持っている生態なので、ロシアはどこか生物未満というか、
自滅的な行動を肯定する認知の歪みのようなものを抱えている気がします
これまでもロシアが守りを固めているので時間がかかる、難しいと言われていた都市を奪還していますので、今回も本当の話なのかもしれません。
しかし、本当だとするとロシア軍はどこで立て直しができるのでしょうかね?
散り散りに潰走して何処に撤退したor逃亡したかか分からなくて実際に現場にいる戦力自体まともに把握出来ず戦ってるんじゃないんすかね?
そんでそんな状態のロシア軍に立て直しが出来るかというと…うん…。
本題と直接関係はないのですが、
非常に興味深い分析(ビデオ)がGuardianにありました。
リンク
『戦車がウクライナで失敗しなかったのに、ロシアでは失敗した理由』
兵站のまずさに加えて、戦車に随行する兵員の数が絶対的に不足していたからだと、結論付けられています。
鹵獲されたソ連製の旧式戦車が、ウクライナ軍ではそれなりに役立っているわけが納得できました。
それ、ロシアの大隊戦術軍のそもそもの欠点ですよね。
Wikiで指摘されていました。
対テロなどではいいのかもしれないが、大きな戦いとなるとほころびが出ると。
Snihurivka 居住者との通話したというツイートからみるとまだ交戦中のようですね。
リンク
これがロシア側のメディアからでてるってのがおもしろいな。
国民の厭戦気分が本島に高まってるのか。
ロシアの政権打倒につながってほしいわ。
これもウクライナ側の情報戦でそれに見事にロシアが引っ掛かってるとするとやっぱりソ連軍の後継者はウクライナ軍やんけとなる件。
別の話として、元々スニフリフカには連隊規模の司令部があったんですが(これは9月頭から公然と報じられている情報)、司令部機能を撤収して後方に下げたのが伝言ゲームで「ロシア軍が撤収した」となっている、という説が出てますね。真偽は分かりませんが。
ウクライナ軍はスニフリフカをまだ奪還はしていないが、最初の防衛線を破って戦闘中という噂もありますね。都市に入って部分的に支配しているという噂も。
正面から攻めたとすれば驚きですが。補給の欠乏や砲兵による攻撃などで十分弱ったと考えたのかな。
真に受けてはイケないとは知りつつも、「噂レベルの話」はかなりの信憑性なので、まぁ…きっとそうなんだろうなぁと思ってしまう。
ТРУХА⚡English (@TpyxaNews)にアップされた、ヘルソン戦線でBMP2に乗ったまま投降してくるロシア軍の映像(3連)。砲身の先に白旗を掲げて走って来る。囲い込まれて退路を失ったのか。戦意を失ったのか。
リンク
別の話として、ハルキウ~ドネツク戦線で、これまでに2000名前後のロシア兵が投降したという未確認情報が出ている。
アニメや小説で投降のシーンがでてくる。
何も感じずに流していたけど、この映像は、緊張感がすごい。
ウクライナ兵の拘束行為、周りの兵士の威嚇感。
その他思ったこと。
ウクライナ兵に「止まれ」と言われているのに、それから結構走っている。緊張で?
兵器の部隊マーク等が塗りつぶされている。
自分も見てみましたけど、白旗ってこれ“ステテコ”やんって思ったり、
車体から飛び降りるときもおぼつかない足取りでメタボってる体型とか、
その辺のおっさんやん…って。
再訓練もそこそこに放り込まれた動員組ですかね?
何だか去年まで勤めてた運送会社で、大方の社員が身体能力低い感じで、
トラックの乗り降りも身軽にできないのが多かったのを思い出した。
確保するウクライナ兵士もあの程度の高さで身軽に登れなかったりで、
どちらも平時なら軍人として不適格って言われるレベルでも、
戦わされなきゃならんって不条理を感じさせますね。
まぁ、ウクライナ側はしんどくても向いてなくてもやってやる!って感じなんでしょうが。
精兵どうしよりメタボどうしの方がモチベの差が影響しそうですよね、やってやる!ってメタボおじさんと、帰りたい・・・っていうメタボおじさんじゃ。