ロシアはSu-57の購入に関心を示している東南アジアの国が4~5ヶ国あると明かして注目を集めているが、一体どの国がSu-57購入を検討しているのだろうか?
参考:Несколько стран хотят купить новый российский Су-57
1.3億ドルとも言われているSu-57購入に東南アジアの4~5ヶ国が関心を示す?
ロシア製防衛機器の輸出を担当する国営企業「ロソボロネクスポルト/ROSOBORONEXPORT」でCEOを務めるアレクサンダー・ミケーエフ氏はメディアの取材に対して「Su-57の購入に関心を示して問い合わせをしてきた東南アジアの国が4~5ヶ国ある」と語り、実際に幾つかの国とSu-57購入に関する話し合いが行なわれていると明かした。
今のところSu-57の購入に関心を示す東南アジアの国がどこなのかは不明だが、これまで噂になった話やロシア製戦闘機の導入実績から考えるとマレーシア、ベトナム、インドネシア、ミャンマーあたりがSu-57の購入に動いているのかもしれない。
マレーシアの元首相マハティール氏はカタールメディア「アルジャジーラ」の取材に対して米国製のF/A-18Dとロシア製のSu-30を運用した経験について語っており、同氏によれば米国製戦闘機は性能が良く搭載されているエンジンも強力なのだが「制限が多い」と指摘。
特に米国製戦闘機は常に米国のコントロール下にあるため米国が指定する対象への攻撃にしか使用することができないと語っており、米国が指定する対象以外への軍事作戦にF/A-18Dを使用するならソースコードを書き換える必要があるのだが事実上ソースコードの書き換えは不可能=つまり米国が指定する攻撃可能な対象とマレーシアの安全保障上の脅威はズレている場合F/A-18Dを作戦に使用できないので「航空ショー向き」だと主張したことがある。
これを裏付けるようにマレーシアはSu-35やSu-57の調達を検討していると報じられているのでミケーエフ氏が言及した東南アジアの国にマレーシアが含まれている可能性は十分高い。
ベトナムはSu-57を世界で初めて発注したアルジェリア(2025年までに14機のSu-57が引き渡されると報じられているがロシアの公式発表ではない)に次いで正式発注に近い国だと噂されており、インドネシアとミャンマーは潜在的なロシア製戦闘機の購入国なのでSu-57購入を検討していても不思議ではないが、Su-57は高価なのであくまで検討段階で実際に購入するかは別話だ。
仮にSu-57に関心があったとしても同機の導入は米国の「敵対者に対する制裁措置法(CAATSA)」による制裁を招く可能性(米国はSu-35の導入ですらCAATSAの発動対象になると主張してエジプトとインドネシアのSu-35導入に圧力をかけている)が高いので、対米関係も重視しているマレーシアやインドネシアあたりはSu-57導入を進めるにしてもタイミングを図る必要があるので直ぐにSu-57の東南アジア輸出が実現することはないと管理人は思っている。
関連記事:米国製戦闘機は制限が多く航空ショー向き?Su-35こそインドネシアに最適か
関連記事:北アフリカでF-16Vと対峙? ロシア、アルジェリアへの第5世代戦闘機「SU-57」輸出が決定
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※アイキャッチ画像の出典:ロシア大統領府 / CC BY 4.0
高価って言ってもF-35よりは全然安いんだろうし欲しいとこはそりゃあるよなあ。
日本もイーグルの改装やめてこれ買わない?(無理)
北方領土奪還には、使えない。
だから、純国産兵器が要る。
北方領土奪還するとか現実見ようよ
現実を見る=事を荒立てるなですか?これが同調圧力ちゃんですか。
奪還するためのプロセスを本気で考えてますか?そしてその後を
アメリカが支援するかすら解らないのに
空威張りな威勢のいい話は飽き飽きしてますよ
穂高議員出番です
F-35が7900万ドルで今も下降中ですよ。
イニシャルコストしか見てないのな
むしろ今後10年で百機も生産しないSu-57はイニシャルコスト以外でも高止まりする未来しか無いのでは?
ランニングコスト高めと言われるロシア戦闘機が、イニシャルコストも高いと、コスト的には旨みが無さそう。
この前の記事見たらF-35より高かったので・・・
エンジン寿命は短いままですかね
短いままだとしたら運用コストも高いはずですよね
過去記事で、Su-57M用に開発中の新型エンジン(Izdeliye30)はエンジン寿命が30~50年になると開発担当者が説明している旨が紹介されてます。
リンク
Su-57Mが輸出されるかはまだ分かりませんが、ロシア製エンジンの信頼性が将来も低いままてことはないんでしょう。
> エンジン寿命が30~50年になる
それ文脈的に性能寿命だと思いますよ。
件の過去記事でも議論になってましたが、性能寿命と解釈するなら、米英等に対し30~50年間に渡り技術的優越性を維持できるという意味になりますよ。
それはヤケクソレベルの主張で、言うにことかき過ぎです。
で、私は素直にエンジンの耐久性(勿論運用期間中の定期整備/OH前提)に言及してると解釈しています。
横から失礼します。
やり取りを読んでふと疑問に思ったのですが、
戦闘機用エンジン単体での「性能寿命」って、何が目安になるのですかね?
或いは、第四世代戦闘機群が使用してた様々なエンジンの中で、「性能寿命」が尽きたものがあるのか否か。
同意します。
そもそも「性能寿命」という言葉に疑問を持ちました。
使用状況・環境で極端に変化する戦闘機エンジンの個体寿命を年数で語る事にそもそも違和感を感じるんだけどなぁ。しかも運用形態の言及もなしで30〜50年ってほぼ意味なくない?
それと性能寿命の認識がおかしいと思うよ。
技術的優越性を失ったら即性能寿命切れだとしたらF100辺りはとっくに性能寿命切れって事になるけどそんな事言わないでしょ?
では「性能寿命」を定義してください。
スクランブル発進しなければ、エンジン寿命短くならないから…
どこも資源国だから石油価格が上げ基調の今は贅沢したくなるのでしょう
戦闘機は高性能になるほど購入費はもちろん維持・整備費も相応に高くなるんだけど、正直ライセンス維持に必要な年間飛行時間を確保できるほどこの辺りの国が第5世代戦闘機にそれらの予算を出し続けられるのだろうか
最近のアメリカ製兵器は交渉が頓挫することも多いしロシア製も当然選択肢に入れておくべきだよな
北方領土交渉がこれからも続くから無理だろうね
出来たとしても定価の数倍だろう。
必然的に英国と共同開発やら米国と共同開発だろう
逆だよ、もし日本側からオファーがあればロシアは大喜びでダンピングしてくるよ
そうやって日米関係に揺さぶりをかけるのがロシアの国益だから
安保条約廃棄を覚悟しないとあり得ない話だけど
最近のアメリカ製兵器は交渉が頓挫することも多いしロシア製も選択肢に入れておくべきだよな
F-22やF-35よりもSu-57の方がかっこいいって思ってんの俺だけ?(笑)
ロシア系戦闘機の見た目の人気は高いよ。
いわゆる「素敵性能」ですな
どっちも好き(欲張り)
気持ちすんごい解る。どちらもすこすこ。
アルジェリアとかいうアフリカ屈指の軍事大国すこ
隣国のモロッコと西サハラをめぐって仲が最悪ですし、東隣のリビア内戦でも各国の介入の中カダフィーをかくまった関係上緊張関係となっていてせっせと軍拡してますからね。
元宗主国のフランスとの関係も日本と韓国の間柄ですし国内のイスラム原理種愚者を含めて敵ばかりですね。
アメリカのジャイアン加減に嫌気差してきた国多いな
元々だろ
それでもガチの侵略国家と比べりゃマシだから付き合ってる訳でな
中国がちゃんとした国だったらアジアがとっくの昔に世界覇権とってるよ
いや世界一の侵略国家はアメリカだぞ
逆に人民解放軍が他国軍と正式に開戦した事なんて無いし
チベット併合から始まり朝鮮戦争への全面的介入、ソ連との国境紛争、そしてベトナムへの大規模な侵略
アメリカと何ら変わらないよ、マスコミと議会対策が要らないからいちいち内容を公表しないだけの、まさに侵略的軍事国家だって
中越戦争は戦争ではなかった……?
まぁ主要国の中で1番お行儀良いのは人民解放軍なのは確か
> 人民解放軍が他国軍と正式に開戦した事なんて無い
それむしろタチ悪い奴だ。
中国は大国との全面戦争こそ避けているもののチベット侵略やら南沙諸島虐殺事件やら尖閣諸島領海侵犯やら他国にたいしてたちの悪い領土領海の削り取り政策や、第三国を通じての侵略行為を何十年もし続けているぞ
正気かよ
その理論だとアメリカも宣戦布告したのは一次大戦に参戦した時くらいだろ
噂で聞いたんですが宣戦布告ってどこもやってないらしいですね。知らんけど。
ミャンマーがSu-57…。
ミャンマー軍はSu-30すら運用したことがないのにSu-57は運用できんやろ…。
ミャンマー軍で運用したことがある双発戦闘機はMiG-29だけやぞ…。
もう既にミャンマー空軍のSu-30SMEは空を飛んでるが
日本語Wikiは信頼しないほうがいい
いつ納入されたんですか?
2018年にミャンマーは6機のSu-30を導入することを決定しましたが、今はまだロシアからの納入待ちのはずですが。
去年
2020年1月の段階で未塗装の機体の試験飛行が行われていた
もし本当に導入したらFOIPの向きとズレるなぁ
一帯一路か中立か独自路線を選びそうな国ってどこだろ
やっぱマレーシアかなあ
ソースコードとかよく聞くけど米軍の装備品を採用した国が
米国にそっぽ向かれると具体的に運用にどんな影響が出るの?
イランイラク戦争でイランのアメリカ製装備がどうなったか調べてみよう
Wikipediaには「イランの軍備は長らく親米政権であったため、ほとんどが米国製であった。これらを扱う技術者もアメリカ人であったが、革命の際に全員が国外退去となり、兵器の整備や部品調達が難しくなっていた。」と書かれているので、ソースコードは関係ないのでは。
米国製戦闘機は常に米国のコントロール下にあるため米国が指定する対象への攻撃にしか使用することができないとこの記事では述べられていますが、そうは思えないんですよね。
実際のところ、どうなんでしょうか?
最近のアメリカ製兵器は交渉が頓挫することも多いし、ロシア製も選択肢に入れておくべきだよな
安さが売りのロシア機もステルス機はそうはいかないか。
F-3のおおよその原価を素人推定するとエンジン二基で20億、ウエポンベイを含めてドンガラで20億、AESAを含むアビオで20億、コクピット周りで15憶、その他を合わせて機体単価は80憶~100憶程度になるかな、これがアメリカのエンジンを使っていたらそれだけでも製造原価が50憶は増加する、ボッタクリのアメリカ製を使わず国産エンジン使用は大正解。
自衛隊は運用コストのかかる兵器は大嫌いだから、F-3のステルス塗装は最低限で間に合うように設計するのではないかな。
>F-3のステルス塗装は最低限で間に合うように設計するのではないかな。
F-Xは敵に優越するステルス性を重視してますから、機体のRAM仕上は手を抜かないでしょう。
要は頻繁な補修を必要としない耐久性を有する塗料型及びシート型RAM材を開発できれば良いんで、F-35ではF-22のそれに対し大幅に改善されたと言われています。
独自に塗料型及びシート型RAM材の研究開発を行ってきましたが、実績あるLMに期待する支援の一つかも。
X-2の時は、機体表面の複合材にRAM材としての機能も付与していたから、
F-3でも同じ路線行くのではないかな?
それだと流石に塗布するコーティングには及ばないから、どれだけステルス性能を追求するかですね
どうせ透過経路の電気長がλ/4なのが正義だろうし﹙偏見﹚、それを形成し難い塗料は最後は補助手段になると思います。
C-FRPは電磁波遮断吸収性がありますので電波ステルス性に寄与します。
F-Xでもファスナーレス構造には軽量化と同時に同様の効果を期待しているかと。
F-35では複合材外皮をファイバーマットで被覆しその上にプライマー&トップコートという積層構造仕上らしいです。
金属外皮にならざるを得ない部分はRUMシートライニング、翼前縁等曲率の高い部分はF-22に準じた或いは改良されたRUM塗料コーティングと推定されます。
これらによりF-35はF-22より低RCSであると米空軍将軍等が証言してるそうです。
F-Xでは「敵を凌駕するステルス性」獲得が命題なんで、国内開発を基本とするにしても、その辺のノウハウはLMのアドバイスやヒントが欲しいでしょう。
>これらによりF-35はF-22より低RCSであると米空軍将軍等が証言してるそうです。
世間で流布しているRCSの﹙参考﹚値と真逆な傾向の証言ですね。
>世間で流布しているRCSの﹙参考﹚値と真逆な傾向の証言
ソース元「F-35情報館」(直リンは憚れるので検索してみて下さい)
引用元のURL(2014~2015年英文記事)も貼ってあります。
ホステジ将軍
「F-35のRCSは、F-22よりもはるかに小さい。」
「F-35はF-22のような高度と速度は持っていないが、ステルスのF-22を倒すことが出来る。」
ボグダン中将
「ラプターよりステルス」
「ホステジ将軍が述べた、F-35と他の機体(F-22)の単純なステルス性については、彼の言ったことが事実である。」
ニエミ大佐
「多くの者はF-22とF-35を比較するが、それはフェアな比較ではない。」
「F-35ライトニングがより良いのは、より広い航続範囲を持っており、それら前例機のどれよりもステルスであるところだ。」
考え得るのは開発途中から適用されたという「ファイバーマット技術組み込み」以前(流布されているRCS)と以後(上記コメント)かも。
(追伸)
防衛省がLMに期待してるのは「ファイバーマット」の技術移転かもしれませんね。
あとうろ覚えですが、C-FRPは入力パワーによる誘電率変化が比較的大きい素材だった筈なので、
電波吸収材として設計するのは難い部類の物質になると予想します。
上の「F-35情報館」で引用されている記述ですが
>それから関係者は、重大な秘密を言及し始めた。「コンダクティブ・レイヤー(導電層)…それが魔法が起こる部分である。」
>2010年5月、F-35プログラム執行副社長トム・バーベッジは、「我々はこのプログラムで、最大の技術的ブレイクスルーがあった。」と説明し、「ファイバー・マット」技術の組み込みを明らかにした。
これから「ファイバーマット」なる導電層の採用がF-35のレーダーステルス性を飛躍的に向上させたと受け取れます。
炭素繊維協会サイトにある資料では、炭素繊維含有率が50%で電磁波遮蔽性が最大、比抵抗が最小となる旨が説明されています。
「ファイバーマット」はF-35の複合材外皮を被覆している素材ですが、炭素繊維の含有率を最適化し電磁波遮蔽・吸収性を最大化したものではないかと、私は妄想しています。
構造材としてのC-FRPもある程度の電磁波遮蔽・吸収性を持つと考えて良いと思います。
特に米国製戦闘機は常に米国のコントロール下にあるため米国が指定する対象への攻撃にしか使用することができないと、この記事では述べられていますが、これは本当なのでしょうか?