ロシアの第5世代戦闘機「Su-57(NATOコードネーム:FELON/フェロン)」に搭載するため開発中の新型エンジン「Izdeliye30」が露メディアに登場して注目を集めている。
参考:Генеральный конструктор объяснил преимущества новых двигателей для Су-57
参考:Russian New Engine for Su-57 Stealth Jet to be classified as 5+ Gen
Su-57Mに搭載が予定されている新型エンジンはF-35が搭載するF135を超える可能性も
第5世代戦闘機Su-57はロシア空軍への量産機引き渡しが正式に始まっており、露国防省は今年3月に公開した動画で空軍パイロットによるSu-57の訓練が順調に進んでいることアピールするなど、着々と戦力化が進んでいる。
ただ現在量産のSu-57はあくまで初期量産型という位置づけで、新しいSu-57の開発が進行中だ。初期量産型のSu-57をベースに大きな改良を施した「Su-57M」を開発中で2022年に初飛行を実施すると言われており、このプログラムの正式名称は「第二段階(セカンドステージ)Su-57」で開発関係者からは「Su-57M スーパースホーイ」と呼ばれているらしい。
特に注目すべき点は開発関係者がSu-57Mのことを第5世代戦闘機よりも進んだ性能を備えている=第5.5世代戦闘機と呼ぶに相応しいと言っている点なのだが、Su-57Mの具体的な性能や数値については明らかにしていないため第5.5世代戦闘機とは何なのか?Su-57Mが第5.5世代戦闘機に相応しいのかは全くの不明だ。
しかしSu-57Mが自ら第5.5世代戦闘機と呼んでいる所にある種の自信が垣間見えるので、初期量産型に比べてSu-57Mの性能は大きく向上しているのだろう。
ロシア国防省が運営している露メディア「ズヴィズダー」は25日、このSu-57Mに搭載が予定されている新型エンジン開発担当者のインタビュー動画を公開、これまで映像や写真で公開されることが殆どなかった「Izdeliye30」をバックに開発担当者が新型エンジンの特性について語っており、燃焼テストシーンや推力変更機構が映り込んでいるため大きな注目を集めている。
ユナイテッド・エンジン・コーポレーションJSC(統一エンジン製造会社)の開発担当者によれば、新型エンジンは特定の特性は第5世代に要求されるものを上回っているので第5.5世代と呼んでも良いと言っており、特定の特性とは比推力、比流量、比重量の3つらしい。
さらに彼は新型エンジンについて「このような特定推力を発生させるエンジンは他になく、このエンジンの寿命は30年~50年だ」と言及、これを報じた海外メディアは「Izdeliye30」の性能を開発関係者が具体的に口にしたのは今回が初めてで、開発担当者は遠回しにIzdeliye30の推力が米国製のF-135(推力125kN/最大191.35kN)よりも強力だと言いたいのだろうと報じている。
果たしてIzdeliye30を搭載したSu-57Mが2年後の2022年に初飛行できるのかは謎だが、これまで出てきた断片的な情報をまとめるとSu-57(Su-57Mを含む)は将来的に以下の能力を備える可能性がある。
- Su-57はAI制御による無人運用が可能になる。
- Su-57はパイロットの操縦をAIが補助するようになる。
- Su-57はAI制御の無人戦闘支援機「S-70オホートニク(ハンターとも呼ばれている )」の制御能力を獲得して共同で任務を遂行するようになる。
- Su-57は開発中の極超音速空対空ミサイルを搭載して早期警戒管制機や輸送機などを超遠距離から狙い撃つことが出来るようになる。
- Su-57はマッハ10で飛翔する極超音速空対地ミサイル「キンジャール(を小型化したもの)」を搭載できるようになる。
どれも断片的な情報なので飽くまで仮定だがAI制御によるSu-57の無人運用は実際にテストが進んでいるため、英国の第6世代戦闘機「テンペスト」よりも先にロシアがAI制御による無人運用能力を確立する可能性が高いのではないかと管理人は思っている。
※アイキャッチ画像の出典:ズヴィズダーが公開した動画のスクリーンショット
でも機体寿命を迎えるまでにエンジン交換が何回も必要になるんでしょう?
その誹りをあらかじめ予期して、
>このエンジンの寿命は30年~50年だ」と言及
と言ってるんだと思うが。(実際にそれだけの寿命あるのかは知らんけど。)
あー、そっちの意味なのかなぁ?
ワイは「このエンジンは今後30~50年、型遅れにはならんで」って意味にとらえてた。
一応原文も確認したけど、管理人さんの翻訳の通りだったからいずれにせよ意味が揺れる余地はあるけど
かつてないパワーのエンジンって文脈だったら、やっぱり個体の寿命じゃなくて製品の寿命(陳腐化するまでの期間)かなぁ
ハイパワーかつ長持ちってことなら「ハイパワーだが
広告のせいで途中で送信されちゃった、スマソ。
以下続き
ハイパワーかつ長持ちってことなら「ハイパワー『だが』30-50年保つ」って言い回しになるんじゃないかなと。ロシア語には全く詳しくないから知らんけど。
“使わなければ”30年もつ
ハッタリを言っているような気がする。
ロシアのことなんで話半分くらいかなと。
当初、ロシアは防空システム「S-400」は極超音速兵器を迎撃できるとアピールしていが、
後になって「S-400」は極超音速兵器を迎撃できないと認めた例がありましたよね。
ロシアはやはりハッタリをカマす癖があるようです。
相手がハッタリを真に受けて逡巡してくれたらシメシメと思っているのでしょう。
エンジン寿命が30〜50年?
盛りすぎだろう。
ド田舎のT34じゃあるまいに。
動画のSu-57、翼下のリベット?の跡がそのままで凸凹してるんだけど、表面の処理甘くないか。
全方位じゃない限定ステルスだからなのか、それとも初期生産機だからと割り切ってるのかな。
ステルスはそれほと追求しない割り切った設計と初めから言ってた
エンジンでかい…
Su-57は全長22mでラプターより大きいからね、やっぱそれ相応の大きさになるね
ハイパワー・ファット・エンジンですな。
「AL-41F1(長さ4990mm、直径932mm)と同じ寸法」だったはずですがどうなんでしょ。
自己レス。
932mmはAL-41F1の内径だな。
「同寸法だから機体側の改修不要」って話だから同寸法なのは外径で1280mmか。
F135と同じで、長さがF135の1割減、ってとこ?
国土が広いからしょうがないけど、貧乏なんだからそれ相応の小型機を作ればよいのに…
経済力がないから、大型高性能機を作っても購入して維持できないだろうし。
ふっふっふ、ロシアの価値観では大きいことこそが良いことですよ
ビンボーだから燃料いっぱい積めて航続距離を稼げる大型機に全力を注いでるんだよ。
小型機を大量配備したって機体整備や飛行場の確保に手間かかるし、
将来はともかく、今はパイロットもそれなりに揃えないといけないから結果的に高く付く。
理想的にはそうなんだろうけれども、今のロシアにアメリカの第五世代戦闘機に対抗できる大型高性能機を開発、配備できるだけの技術力も資金もないから、背伸びしすぎなんじゃないかなと。
T-14の開発が遅延して資金不足で大量調達が難しく、T-72の必要最小限のアップグレードすら遅延している陸軍と同じで、野心的なのは結構だけども、結局いつまでもSu-27やMiG-29の発展型を使ってそう…
使い物にならない機体を作っても仕方ないと思う。
それこそがゴミ。
近ごろ寒い話ばっかりだもんな
この生暖かい北風がトルコまで
届きますように
液体水素の様な水素系燃料もしくは添加物を使っているなら納得。こいつを二基搭載すれば推進力が向上し最大離陸重量が増える。Su57の様な限定型ステルス機なら最大速度より搭載量を優先するのは当然。
それだとエンジン寿命が短くなるんでは?
ぶっ壊れたら交換すりゃ良いのさ!
水素添加ねえ、いよいよ戦闘機が宇宙空間ギリギリまで活動する時代になるのかよ
AIはウォッカを飲まないから、その点けは安心できる
でも整備員が…。
米国も20年代中に5、6世代向け可変サイクルエンジンの量産化を目指してますから
技術競争が止まる事はないですね。
これがF-3ちゃんが相手にしなければならない戦闘機ですか?
日本も以前から2030年代のエンジン推力は20トン級が主流になることを念頭に開発してるから、当然F-3のF9エンジンも今の15トン以上なんてのは軽く上回るものになるはず。
てか別にエンジンで殴り合う訳じゃないんだから、エンジンスペック競争しても仕方ないんだよ。
※ただし技術競争は必要。
量産エンジンなんてのは「やりたい事をできる性能」があればそれでいい。その上で安くて生産性・整備性が良ければなおいい。
もちろん余剰性能もあった方がいいが、そのせいで高額化・複雑化して整備性や安全性に難が出るとかであれば、そんなもん無くていい。
もちろん、エンジンが全てではないのは正しいですが、エンジンパワーや発電量が機体規模に係わるのは事実です。
むしろ、このエンジンでやっとPAC-FAと呼ばれていた頃から計画していたスペックをやっと満たせるようになったってことではないですかね。
各国の進化にF-3は食らいついてくれるかな?
逆、逆。F-3の進化に各国は食らいついてこれるのか?
F-3が格闘性能の向上を目指すなら下方視界を捨てて(全周ヘルメットに任せて)機体の中央部にコクピットを付けるだろう。
スホーイやF-35のように機体の最前部にコクピットを付けると同じ旋回率でもGの影響が強くでる。
F-3は良い戦闘機になるだろう。というか良い戦闘機にしなければならない。
でも、だからといってF-3が各国に追いかけられる側というのは、せめて完成してから言わないと、韓国と同レベルの発言だよ。
特に戦闘機なんて最近は難産じゃない方が珍しくなってきたし。
次期戦闘機(F-3)の構想は英テンペスト計画と近似なんで、目指すところは大よそ同じと思います。明らかに異なる点は恐らくは要求航続力でしょうかね。そこは想定する運用条件の違い。
次期戦闘機は一連の公表CGからみてオーソドックスな配置の機体になります。先進的なのは複合材料技術を駆使したファスナーレス構造等による機体軽量化設計でしょ。そこは簡単には追従できません。
ズヴィズダー…喫煙…世界征服…
ウッ頭が
IHIで開発中のエンジンは小型軽量で推力15トンだからな
大型化したら推力20トン行きそうだけど
交戦距離の延長化→ミサイルの大型化→機体の大型化→エンジンの大型化→小型化していたガンダムが大型化する流れですね。
如何せん
XF9の量産型が出来て仮に20tを叩き出しても 自衛隊のカタログ上17t以上等と表記されるから
実際は分からん。話半分に見なければならず比較も曖昧さが拭えないと思うが。。。
XF9の公式仕様は「最大推力15t以上」で、設計上17tが可能と公表されています。
機体設計上の必要最大推力と燃費との折り合いで15~17tの間に最大推力を設定することになるかと。
結局Izdeliye30とやらの推力はいくつなのよ
自信があるならさっさと発表してよ
確かに推力はどのくらいなんだよ
エンジンがデカすぎて輸送機のかと勘違いしたぞ
日米から色々情報を盗んで来たくせに未だに小型化出来ないのかよ
現用のエンジンでさえ頻繁に交換しているくせに
いきなり半世紀も耐えれるエンジンが作れるわけねーだろバカ
国名が変わってもオレのじいさんをにシベリアに4年も抑留したことを忘れねえからな
クソが!!
気持ちはわからんでもないが一回落ち着け
ロシアって陸空の兵器は本当に先鋭的開発を継続(海はいまいち)しているが、民間の技術がトホホなのは何故だろう?
自動車も工作機械も民生品も、いつまで経っても駄目。
本当は軍民含めてすべての技術がトホホだから。
兵器はハッタリで強く見せているだけ。
あ、核兵器関係だけは本物だと思うが。
ハッタリとかアホやなー
民間の技術が中国以下の癖に
軍事技術がアメリカ越えてるとかありえんだろ
一理ある、民間製品は軍事の鏡
旧日本軍は当時の米国の民間製品から、軍事技術にかなりの格差のあることを察知してたし
いま我が国の防衛産業を下支えしてるのは民需品の質の高さ、そうなるとロシアは(笑)
サムネイルがお化けナマコが二人の男を狙ってる、ようにしか見えない
F-35採用国が増え続けて中東の国まで導入しそうだから
かなり焦ってそうなフカしかな(セールス的な意味でも)