ウクライナ軍がトルコ製UCAV「バイラクタルTB2」による攻撃シーンを公開して注目を集める中、今度はロシアが国産UCAV「オリオン」を使用した攻撃シーンを公開した。
参考:Уничтожение командно-наблюдательного пункта батальона «Айдар» расчетом БПЛА «Иноходец»
果たしてロシアはオリオンをウクライナ侵攻に本格投入するだろうか?
ロシア国防省の説明によると公開した映像は「ドネツク人民共和国領内のアイダル大隊(ウクライナ内務省管轄の準軍事組織)の拠点をオリオン(ロシア軍での名称はペーサー)の精密誘導爆弾で破壊した」という内容らしい。
因みにロシアの無人航空機開発は小型機と大型機に集中してきたため米国のMQ-1やMQ-9、イスラエルのヘロンTP、中国の翼竜シリーズや彩虹シリーズ、トルコのバイラクタルTB2やバイラクタルAkınciに相当する武装可能で中高度を長時間飛行可能なUCAVが欠けており、このギャップを埋める存在として期待されているのが今回攻撃シーンを公開したオリオンだ。
正し量産工場は完成したばかりでロシア軍もオリオンを少数しか保有しておらず、同機は海外市場で飛ぶように売れるTB2の対抗機としての正確が強いためウクライナ侵攻に本格投入するのかロシア軍にとってもロシア防衛産業界(特に開発元のクロンシュタット)にとっても微妙なところだろう。
つまり本機をアピールする「絶好のチャンス」と捉えて積極投入するのか、防空システムが健在の戦場に投入するリスクを考え「比較的安全なドンバス地域」での運用に留めるのか悩みどころで、下手に撃墜され残骸をウクライナに宣伝されると潜在的な顧客にとってはマイナス評価と映るはずだ。
果たしてロシアはオリオンをウクライナ侵攻に本格投入するだろうか?
関連記事:ロシア、TB2キラーと名付けられた無人航空機「オリオン-E」の海外売り込みを開始
※アイキャッチ画像の出典:Kronshtadt Group オリオンUAV
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中型UAVと小型の自爆ドローンは、確実に評判を上げたかと。
この分野で新興国にも後れをとっているのが自衛隊。
さすがに島国だから使えないとは言えなくなってきたのでは?
カミカゼドローンはその名前で防衛省幹部の受けがよろしくなさそう。
どうも日本は戦術に保守的でこういうマッドなイメージの兵器導入に消極的すぎると思う。
クラスター爆弾や対人地雷の廃止も、紛争地帯でのイメージ先行でされた感があるし。
実際のところ、中型・小型ドローンの運用方針からして難しいかと
日本では上陸阻止のためとしては近くに防空兵装が豊富な戦闘艦や上空掩護機がいて無力化されますし、ドローンで狙えるような敵軍に上陸された後だと制空権がとられた後ということなので有効的に機能するかは難しいところですし
敵のドローンを撃墜するC-UAS(カウンタードローン)がこれから流行ると思いますよ、戦争でも価格は大事だよ。
参考
リンク
日本はこれ待ってたんじゃ?と思います。
購入したのは標的機の方じゃなかったかと。
これから買う可能性はありますね。
それって陸自の装備全否定してるも同然では?
特定の兵器がどこかで活躍してもそれ自体にはさしたら意味はないかと
銀の弾丸は無い、武器の話だけに
想定される戦場と、そこでどう使うかが結局大事なわけで
ベトナム戦争で大活躍しアメリカ兵からも好評で、今も世界中の紛争地域で大人気のAK-47(のコピー品)をなぜ自衛隊は使わないのか
みたいな
ひとまずロシア側からも無人機投入をしてきたか
ただ気になったのは、画像がずいぶんカクついてるというか、フレームレートが低い感じがする
単に公開するから画像の質を落としてあるだけなんだろうか?
それとも、本当に処理能力が低いのか?
まぁ、目的が達成できれば何でもいいんだろうけど
即時に通信回路から入手できるのは低レート画像で、
高レート画像は帰還した機体から取り出す、というパターンが想像されるので
目的は達成したが機体再利用はできなかったということかも
>防空システムが健在の戦場に投入するリスクを考え「比較的安全なドンバス地域」での運用に留めるのか
ロシア軍も防空戦力を伴って侵攻しているのに、それでもバイラクタルに打撃されている。ウクライナがUAVを念頭にした特色ある防空体制を整えているという評価はされていないと思うが、であれば、オリオンもまた活躍できると判断するのが順当な気がする。にもかかわらず、ロシア軍がオリオンの投入を躊躇うというのであれば、要するに、自軍の防空戦力がウクライナの水準にも達していないと自認しているのだろうと推認できると思います。
今のウクライナのTB2運用状況が異常
NATOの世界最高の偵察戦力による総力戦とロシア軍のお粗末さでわずかな隙を見つけ、ピンホールショットをしてる
偵察戦力だけで百億ドル分の兵器が投入される事態がごくまれで奇跡がおきている
今の状況じゃインドですら買わんやろ(というか内製化を加速させそう)
買い手といえばシリア、エリトリア、北朝鮮等のsh◯thole countries、全く金にはならなそうだが。
スペックは知らないがTB2に比べると芋いな。尾翼のデザインと言いなめらかな胴体といいTB2には機能美すら感じる
TB2のなめらかなシェイプはステルス性に寄与しそうですよね
ブレンデッドウイングとして空力的にも良いのかもしれません
直感的にはカクカクデザインの方がレーダー波の反射方向をコントロールしやすそうに思えるんですけど。
でも、今回の戦争での活躍を見ると、やっぱ見つかりにくいデザインなのかな?
だれか詳しい人解説して。
実際どう見えるかは実際にレーダー見る人じゃないと分からないと思うんでそこはもう自衛隊で高射部隊に居ましたって人の降臨を待って欲しい
ので、以下一般論として
球体はどの方向から飛んできた電磁波でも一定レベルで発振元に跳ね返す
多面体は、一定の方向にのみ強く跳ね返す…が、角張ったところは発振元にそこそこ反射させてしまう
なので、何も考えずにカクカクさせたらそれはそれでRCS低減には役に立たない
電波だとイメージつきづらいけど、太陽光と金属球/多面体で想像したらなんとなくわかるんじゃないかと
平面がある場合は角度を揃えるのは有効ですね
ステルス機はたいていブレンデッドウイングボディなので、意味がありそうに思います
ドネツクというあたり、制空権がちゃんと取れてる場所でしか使わないんだろうなぁと
TB2の映像は対空ミサイル車両の撃破とか分かりやすいですが、これは建物なので当たったのかどうかもわからず派手さに欠けますね。見せ方で負けてる
有人のハインド撃墜されまくりなのに無人機を出し惜しむの侵略側としてどうなのっていうか一体何のための無人機なのか意味不明ではある
こういう所で政治判断が自軍の犠牲を容易に超越してしまう所が古臭い上に信用されない理由なの一体いつになったら気がつくのか赤い帝国さん
専制国家の決め事
国民の生命はただ同然に安いから使い捨て感覚、
指導者、支配層の生命のみ限りなく尊い
赤紙1枚で兵隊を使い捨てした皇国の意識をロシアが継承してくれてるとは意外
兵士が畑から収穫できるのはむしろソ連からの伝統では
ロシアの兵士使い捨ては日本よりはるかに伝統あるものだぞ。
クリミア紛争で400人くらいロシア兵の犠牲が出ているのですが、政府はひた隠しにしてたそうで、犠牲は気にしてるようには見えるのですけどね。でも戦果も出せと言われるので現場は板挟みでしょう。
ウクライナへの軍事援助は安価な小型の無人攻撃機を大量に送るのが効果的なのかな
地理的な距離や輸送手段の問題があるので、ウクライナに(兵器購入にも使える)資金援助するか、オーストラリアのようにウクライナ近隣国の兵器や援助物資を買ってそれをウクライナに送ってもらうというのが無難かと
SAM狩りを加速させるためにハーピーが大量にあれば…
別ネタですが、ロシア軍の歴戦の指揮官がウクライナ兵士に狙撃されて戦死したとか
クリミア半島併合にも活躍した人物だったから、ウクライナとしては復讐を遂げたわけだ
末端の兵士はともかく将官なら侵略した以上死ぬくらい覚悟の上だろう
同情の余地もないな
長い滞空時間(省燃費)と離着陸性能を追求して「高アスペクト翼+推進式プロペラ」が無人機のスタンダードだな。
同じ形態を有人機に導入したら高性能な軽飛行機やモーターグライダーを作れそうだけど、無いな。
前方に大きなキャビンがあるとプロペラがその後流に入って推進効率が悪くなるんだろうか。
ピッチ変更時に凄く気持悪そうだし。