セヴァストポリ、ヴォルナに続きクラスノダール地方イリスキーにある石油精製施設が炎上、ロシア側は「ウクライナ軍のドローン攻撃によって火災が引き起こされた」と主張している。
参考:На Кубани из-за попадания беспилотника загорелся нефтезавод – росСМИ
従来型の防空システムで「低空を低速で飛行する小型ドローン」に対処する難しさを浮き彫りにした恰好だ
4月29日にセヴァストポリのコザチャ湾にある燃料タンクが炎上、5月3日にクリミア大橋に近いクラスノダール地方ヴォルナの燃料タンクが炎上したが、今度はウクライナ支配地域から350km以上も離れたクラスノダール地方イリスキーにある石油精製施設が炎上、ロシア側は「ウクライナ軍のドローン攻撃によって火災が引き起こされた」と主張している。
#Eilmeldung — Ups 😬
Raffinerie in Kuban 🇷🇺 🔥🔥🔥
In der Nähe des Ortes wo die Ukraine 🇺🇦 gestern Nacht das Treibstoff Lager gegenüber der #Krim mit einer Drohne getroffen hat— @BrennpunktUA 🇩🇪🇺🇦 (@BrennpunktUA) May 4, 2023
Another reported Ukrainian drone strike overnight, appears to have hit the Russian Il’skiy oil refinery in Krasnodar Krai. pic.twitter.com/H7XowkfhF1
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) May 4, 2023
ウクライナのウクロボロンプロムは「最大1,000kmの作動範囲と75kgの弾頭重量をもつ無人航空機のテストを2022年末までに終え、2023年初頭に実戦投入が可能になる」と明かしていたので、一連の攻撃は国産無人機を使用したものだろう。
因みに米軍のマコンヴィル大将はウクライナでの結果を受けて「安価でシンプルな技術が戦場でインパクトを残せることを証明した。高度な防空システムを隙間のない壁のようにイメージして『脅威はこれをすり抜けることが出来ない』と考えるかもしれないが、実際にはこれを回避する方法もあるし突破する戦術もある」と述べており、従来型の防空システムで「低空を低速で飛行する小型ドローン」に対処する難しさを浮き彫りにした恰好だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
ここぞとばかりにドローン攻撃を行ってますね。
防空航空戦力を後方に集中させて、反抗作戦を容易にしようとしているのでしょうか。
前線の戦力を後ろに下げようとしてるように見えますね。
相手が下げないのであれば、つばぜり合いを続けるまでだとかなりウクライナが主導権を握ってる印象。
今の段階では前線の兵力を減らすのは難しそう
生産数が多くないだろうし 重要拠点だけをちょろっと攻撃するのが精一杯じゃないかな
将来がっつり数を出せるようになれば撃ち放題撃ってるロシアの砲兵を駆逐出来るかもしれんけど
どうかな〜
始まったか・・・ とか
トラトラトラ とか
言いたくなってしまふ
イランから購入したシャヘドシリーズで行っていた攻撃をやり返されている形だな
アメリカのマコンヴィル大将が言うように従来型の防空システムで対処しきるのが難しいというのが事実としても、先にやっていた側がそれに対してここまで被害出すのは流石にどうなんだ?
敵(ウクライナ)も同じような事をしてくるのは目に見えてるだろうに対策を少なからず立てるのは常識だと思うんだが
ひと頃報道を賑わせたイラン製小型ドローンによる飽和攻撃報道も聞かなくなりましたね
日常的過ぎて報道されていないだけかもしれませんが
我が国の防空コンプレックスはこの新しい徘徊型無人兵器の本土攻撃をまだ想定していません
日本は島国で海が障壁になるとは言え、陸地から飛ばさなくても例えば漁船に擬装した船から
本土の重要インフラへのゲリラ攻撃も、ハービークラスでも500km弱、改良型は1000km飛べ
ますから、さほど陸地に接近しなくても公海上から十分にアウトレンジ攻撃出来て、防ぐ側と
しても、それだけの海域に点在する全ての小型船をモニターして怪しい船を臨検するなんて事
も不可能です
安価で貧者の戦略兵器と言えますが、防空側にとっては対処が難しい時代になったなと思います。
重要施設を霞網で囲うしかないな。
そもそもとして日本の専守防衛+憲法9条の欠点を分析した敵なら
無人大型タンカー+徘徊型無人航空兵力を隠蔽搭載して、それを東京湾に突入させて奇襲攻撃が効果的と気づいてるでしょう
今の日本では開戦してからですら、敵国軍事用と断定できなければ先制攻撃は出来ないですし
日本のあらゆるところを麻痺させる有効戦術になるでしょう
これ以外にも、民間貨物機+無人航空兵力を搭載して空から奇襲攻撃も可能です
やはり先制攻撃は出来ません
これでクリミア大橋にドローンが届くことを実証されたので、クリミアのロシア兵は浮き足立つかもしれない。
現在は燃料タンクや石油精製施設を狙って、ドローン攻撃の有効性を確認している段階
大規模反攻直前にロシア軍の基地や弾薬庫に大量のドローン攻撃を行い後方をかく乱する
もしかしたら、こんな作戦かも
漸減作戦なんでしょうけど、本攻撃が始まった所で大した戦果を上げるかは微妙な気がしますね。ハードルは下げときます。
将来の日本のことも考えないとですね。案外、閉塞気球が復活するのかな。
水素は危ないだろうから、ヘリウムかな。でも高価ですよね。
大きさにより熱気球になったりするのかな。軽くて丈夫な気嚢をを探さないとですね。
ドローンは高度50mほどを飛ぶそうですから、その高さを中心にして壁を作る感じで。
そしてその外側にIRセンサー付きAAGかCIWSでしょうか。
阻塞気球ではすり抜けられる。
霞網で囲うしかないな。
おそらくは、防護すべき被目標の特定と
ランク付けから始めないとですね。
これは平時から行っておけるでしょうね。
交戦相手が決まれば、地上発射の場合、
到達距離から、ある程度発射地域が推測でき、
被目標での防護の方向が決まるのでしょうね。
WIKIによると、WW2のロンドンの場合、
V1(慣性誘導)は8564発が発射され、
6224発が未達となり、内1912発が戦闘機による撃墜、
1578発が対空砲による撃墜、
278発が阻塞気球に衝突とあります。
2456発が墜落ですね。到達は2340発とのこと。
V1は運用がドローンに似ているので参考になるかな。
これを見ると、阻塞気球は役に立たなくはなさそうですが、
飛来途上の警戒レーダーと安価な対空ミサイル
(開発中のハイドラ70ベースなど)に投資した方が
効果的かつ必要な気がしてきました。
ここへ来て、燃料関連の施設への攻撃が増えています
ロシアは資源国であり、燃料が枯渇する事はありませんが
生産計画や物流が乱れ一時的に前線で物資が枯渇する事は考えられます
武器弾薬が足りない、と言っても本国後方の民間人にはあまり関係ありませんが
燃料が足りないとなると軍優先で回される事となり
民間人が不便を強いられる事は考えられますね
ロシアの無差別ドローン攻撃でウクライナの経済はガタガタですけど、ロシアも同じ目にあうんですね
うーんあれもこれも現場ネコ!
ウクライナには後が無いんだからいくら核で脅そうと遠慮なく攻撃してくるよな
プーチンはわかってないかもしれないが
ウクライナに核兵器を使用してしまうとウクライナに対して安全保障をしている中国がロシアに対して報復攻撃をしなくてはいけなくなりますからね。
中国が約束破りをしてしまうと中国を信用する国はなくなってしまいます。
そのリスクを負ってまでロシアを支援するとは思えませんので中国はロシアに対して相当な圧力をかけているはずです。
黒海はロシアの勢力圏表示されるがロシアが全て監視は無理なために黒海近くのロシア領土防衛はロシアは難しいですね。
航空基地に付属する燃料施設や石油コンビナートはこの手の攻撃に対して無防備である割に復旧に時間と手間がかかると日本では予てより指摘されてきましたが、日本に限らずどこの国でも燃料施設なんか格好の標的なんですよね。
偶然続いただけかもしれませんが、連続して南部地域の燃料関連施設が狙われているのは同地域でのロシア軍の航空作戦を制約する目的がある=攻勢に南部方面の活動が含まれる予兆かもしれないですね。産油国ロシアにとって数万バレル程度の燃料であればたいした損失ではないですが、南部という地域で、(今回破壊された場所が復旧するまでの)これから数週間の間に同施設が供給するはずだった燃料は他所から振り替えるしかない訳です。しかしトラック類や油槽船の数には限度がありますから、大なり小なりの制約を航空部隊はうけることになるでしょう。それこそウクライナが意図したサボタージュなんでしょうね。