国営メディアに寄稿したコラムの中でロシア人アナリストは「特別軍事作戦での誤りを率直に認めて修正しなければウクライナとの戦いに負ける」と主張したが、これらの過ちは全て「1991年以降の生き方に由来するものだ」という謎の言い訳を創造した。
参考:Сила в правде — и в тылу, и на фронте
なぜ「特別軍事作戦での誤りを率直に認める問題」と「4つの地域の再統合を果たしたロシアの話」がリンクするのか良くわからない
露RIAノーボスチにクレムリンや特別軍事作戦を擁護するコラムを寄稿するペトル・アコポフ氏は、戦いが当初予想と異なり長期化の様相を見せると「ウクライナとの戦いはロシアと西側との代理戦争だ」といち早く指摘、動員発表を受けて「我々はウクライナ人を過小評価して自軍の実力を過信した」と認識を改めたが、リマン陥落を受けて国防省や軍の発表が嘘だらけだと批判を受けると再びアコポフ氏は擁護に乗り出した。
チェチェン共和国のカディロフ氏、ロシア軍南部管区の元副司令だったグルリョフ議員、国防委員会の副委員長を務めるサブリン議員、ドネツク人民共和国の親ロ派で当局の軍事分析を担当するガーキン氏などは「国防省や軍が特別軍事作戦で繰り返される誤りを直視せず『順調だ』『問題ない』『勝っている』という嘘だらけの発表で事態を悪化させている」と批判しており、アコポフ氏も「どんなに辛くても真実を語れという要求が大きくなっており、特別軍事作戦での誤りを率直に認めて修正しなければ戦いに負ける」と主張した。
しかしアコポフ氏は「過ちは過ちとして正しく認識されるべきで、罪人は地位に関係なく罰せられるべきで、嘘は遅効性の地雷なようなもので、遅かれ早かれ爆発して嘘の上に築かれた全てを破壊してしまう。このような指摘は全くもって正しいが、怒り出す前に知っておくべきことがある」と述べ、特別軍事作戦における誤りは「1991年以降の生き方に由来するものだ」という謎の言い訳を披露している。
旧ソ連が解体されたあとに誕生したロシア連邦は片足ともいえるウクライナを失ったため『完全なロシア』からは程遠く、90年代の無秩序な時代に頭角を現したエリート達の多くはウクライナの存在を容認=正統なロシアの国土を再統一する問題を半ば放棄し、プーチン大統領のみが再統一の重要を理解していた。
2014年にクリミアを併合した後も『ロシアの再統一』が国の重要問題として認知されることはなく、エリート達は既にルビコン川を渡って後戻りが効かないことも認識していなかった。
ロシアにウクライナを再統合した世界か、ロシアを構成する要素が分裂したままの世界かのどちらかで、プーチン大統領は伝統的な価値、愛国心、真の主権、西側との対決を語ったが、1991年以降の過渡期に浸透した利益の追求、消費文化、快楽の崇拝、西側社会の一部に組み込まれた経済や産業を背景にエリート達は「現状の恒久化」を望み、再統一されたロシアの価値を理解せず、国民を無視して自分達の利益を優先させてしまった。
結局、7ヶ月間の特別軍事作戦で明るみになった武器、弾薬、十分訓練された兵士の不足は、現在の在り方が存続して権力と富を享受できると考えていたエリート達に原因があり、権力側と企業側が結託して国家財政を切り崩した結果だ。
以前のロシアのままなら問題の修正は難しかったが、4つの地域の再統合を果たしたロシアでは私達を形作る経済、文化、社会構造などに大きな変化が生まれ、軍隊でも変化が起きるだろう。
新しい国家(4つの地域の再統合を果たしたロシア)の誕生過程で軍事的な勝利は不可欠であり、現在の私達には真実が必要だが「愚かな者」や「反逆者」を吊るし上げることに夢中になってはならない。
最高司令官の目を覚ましてやれば全ての問題が解決という誘惑に負けないことが重要で、この誘惑に負ければ本当の大惨事が始まってしまう。なぜなら「私の言う通りにしない者は裏切り者である」という発想は1917年の過ちを繰り返すことになるからだ。
要するに「一部の特権階級が国を腐らせ、再統一したロシアの復活も望んでいなかったため軍が弱体化していた」という意味で、特別軍事作戦の具体的な過ちを「曖昧で良くわからない社会問題」にすり替えているだけとも受け取れるが、なぜ「特別軍事作戦での誤りを率直に認める問題」と「4つの地域の再統合を果たしたロシアの話」がリンクするのか良くわからない。
問題の本質(旧ソ連時代から続く硬直した組織文化や制度設計など)に気づいていないふりをしているのか、本当に気づいていないのかは不明だが、このまま権威を守ることだけに執着して「偉大なロシア」の夢を見続けてくれる方が「同じ失敗を繰り返してくれる=付け込む隙が大きい」ため、ウクライナや西側にとって都合が良いとも言える。
勿論、現行のロシアやプーチン政権が存続し続けると安全保障上のリスクになるので「何とかする必要がある」とは思うが、、、
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※アイキャッチ画像の出典:Сили територіальної оборони ЗСУ
これってロシアはウクライナが成り立たない国ってことだよね。
自分たちは無能といってるのと変わらんw
実際無能だと思うけど。
ソ連時代もいろいろな主力はウクライナで、ロシアではなくて権力だけだったな
真面目に読む必要はないと思うけど、
〉なぜなら「私の言う通りにしない者は裏切り者である」という発想は1917年の過ちを繰り返すことになるからだ
この人ってやっぱり帝政時代への回帰を望む層なのかな?
でも帝政時代はロシアは普通に政治的経済的に欧州の一部で
東西対立とかなかったじゃん
その辺から論理の破綻が始まってるんだろうか
今のロシア政治層・国民が望んでるのがロシア帝政時代だから
それを前提にしないとロシアの異常さがわからなくなる
この戦争を見ていると、ロシアの問題の本質はこのコラムの通りでない事は嫌でも気付くんだが
そこから目を逸らすために、ひたすら苦しい言い訳で虚飾して
どんどん自分達の首を自分達で絞めていく
外から見ると自殺志願者にすら見えてくるよ
ペトル・アコポフ氏は自身でロシアの問題を体現してくれている
そのままの君でいて
新生ロシア連邦のエリートたちがどいつもこいつも汚職と不正蓄財に耽って祖国の富を西側に流出させてたせいで行政事業が何一つまともに運ばず、その中に軍も含まれていたという指摘は間違いじゃない気はします。ですが、まず少し落ち着いてと言いたくなるような文章ですね。
というかこれ純粋に疑問なんですが、ロシア人(ロシア系でロシア国籍を持つ狭義のロシア人)ってソ連の事をナチュラルにスラブ民族主義(が勝ち得た成果物)の文脈で引用しますよね。ソ連の国是は社会主義であり民族主義の否定であるはずなんですし、ロシア連邦も建前は多民族国家として全ての民族が協和することを謳っているはずです。ところがロシアでは政府見解ですら一連の戦役やそこに至る歴史的経緯が民族主義的聖戦であったり民族の生存圏の危機であるという主張を隠そうともしていない訳ですよ。
もっとも、元ソ連市民かつ非ロシアが多数派だった中央アジアの人たちに曰くソ連時代から一般雇用でも軍でもロシア人が一等上の扱いだったという証言もありますし、ルーシの領域は常にこんな感じでやってきたのかもしれませんが。でも、自分たちが憎み蔑んで止まないナチズムとロシア国粋主義の道義的な違いについて、一瞬でもいいから考えてほしいなと思うばかりです。
ロシアと西側の隔絶はもう文化の違いとしか言いようが無いんですが、それはご自由にとしておいて、なんで周辺国というだけでロシアの謎論理に巻き込まれてやらなきゃならんのかが説明できない。
またもロシア専門家が、異質なロシアの尊重だのを語り出してたんで、
いやそもそも他国を尊重できない奴が自己の権利のみ語るなと突っ込みしたくなる
イデオロギーが実はしばしば民族主義を覆い隠す建前であるのは、今の中国やアメリカもそうなんではあるが、誰とどうつき合うのか決めるのは自分自身だろう
周辺国と言ってもピンキリで過去に攻めてきた西側との緩衝地帯やして考えたらウクライナは欠く事が出来ない土地としか思えないが。
祖国戦争と大祖国戦争で受けた軍の被害に比べたら今の特別軍事作戦の被害なんてまだまだ小さくてプーチン大統領的には、その被害を超えないレベルであるなら許容範囲内と考えている可能性すらあるだろう。
力を持つ国が無理筋で武力により他国に干渉する事例はロシアを除いてもここ何十年でも幾つかあるんだし、それが西側の国であろうが例外では無い。他国を信頼してかつての祖国/大祖国戦争みたいな事が起きたら受ける損害は甚大だからそれなりの数のロシア人やプーチン大統領的にはそれに対する備えと言う考えがあるんだろう。
ベラルーシもやる気やんこれだと
ロシアという国を腐らせて来たのはプーチンとそのインナーサークルなんだがな?
いやはや、プーチン帝の無謬性を守るのも一苦労だね。
オマケにお仲間も丸ごと守ろうなんて“美徳”を発揮しているばかりに、「この状況を招いた悪いヤツらは居るが、追及してはいけない」みたいな意味不明な主張になっている。
マジで何をどうしたらいいか、指導層自身も分かってないんだろうなぁ。
別にプーチンをそのインナーサークル以外が権力を取っていたとしても、結局は腐敗して終わったと思うけれどね
エリツィン時代のロシアが、目先の金の為にソ連の遺産をオリガルヒに切り売りしていたのを見れば
そもそもロシアという土地は、上が自分に都合の良い「法律」を押し付けてきた歴史により、徹底的な「法ニヒリズム」が蔓延っていますので
生き残る為には「法」を無視する他に手段が無く、故に誰も「法」を破るのに良心の呵責も何も有りませんから
プーチンは民主的な手続きでロシア国民に選ばれて、
今も絶対的に支持されてるわけですが
>なぜ「特別軍事作戦での誤りを率直に認める問題」と「4つの地域の再統合を果たしたロシアの話」がリンクするのか良くわからない
>旧ソ連が解体されたあとに誕生したロシア連邦は片足ともいえるウクライナを失ったため『完全なロシア』からは程遠く
つまり
ウクライナはロシア連邦の片足であり、それが強いのは当たり前で、西側がその強い片足(ウクライナ)をロシアから奪ったからロシアはこんなに苦労している
現状はそのことを受け入れてきた過去のエリート層やそれによる苦労を予想しなかった上層部が問題だ
とはいえ4つの地域の再統合したことによってロシアは完全体()に一歩近づいている
ロシアはこのままウクライナを取り戻して完全体にならなければならず、そのために現状を直視することは必要であっても最高司令官を非難して作戦中止を促すようなことはしてはならない
という主張なのでしょうか
ウクライナを失ったせい、というよりそのロシア式「再統合」のやり方を今まで続けてきたせいでウクライナを失った、という事に気づかないのかね
①ソ連崩壊後、ロシアのプーチンのみが正しく、分裂したウクライナやその他の国の支配者層は堕落した。
②正しきプーチンの下に結集して、ルースキーミールを再興しないと、敵対国が介入した1917ロシア内戦のようになるぞ。
前提として、プーチンは絶対的正義。まあ、この前提自体が間違っているので、改善の見込みはないよな(白目)
国家観や歴史観、価値観の違いなんだろうけど、自分にはこの戦争が「プーチン氏のご乱心」から始まったとしかみえない。
これ 言い訳じゃないんだよ ロシアマジだから
ちなみに当然ベラルーシも併合予定だったがルカシェンコが一応言うこと聞いてるからやめただけ
レオニード・イワショフ退役大将の話
アメリカがやりたかったことは、19世紀のドイツ帝国宰相ビスマルクが望んだように、ウクライナをロシアから切り離しさえすれば、ロシアに勝てる、ということだった。
1948年8月にアメリカの安全保障会議がまとめた「米国の対ソ戦略」の中で、軍事戦略とならんで中央アジアやコーカサス、バルト三国に対する対応が書かれているが、ウクライナについては特に重点が置かれている。
そこには、ウクライナ人とロシア人を分けることは困難だ、彼らは一つの民族である、それゆえに亀裂を作り出す必要がある、さらにこの亀裂を政治的対立や軍事紛争にまで拡大する必要がある――と書かれていた。
まさに今、このアメリカの思惑が実現している。
ブレジンスキー(アメリカの政治学者、元大統領補佐官)が言っていたように、「ロシアはウクライナがあって初めて世界の大国であり、ウクライナを欠いたロシアはただのアジアの一国家にすぎない」のだ。
ウクライナも一緒だったのに冷戦でアメリカに負けたのは無かったことになってるのだろうか?
>勿論、現行のロシアやプーチン政権が存続し続けると安全保障上のリスクになるので「何とかする必要がある」とは思うが
今こそ、大韓民国を見習うべきですね!!
何処となく言い訳の仕方にサムライ8感を感じるのは自分だけだろうか…
あと西側に迎合したエリートのせいで軍の腐敗が云々はプーチンとその取巻き共のせいだろ!
ウクライナ侵略の失敗で高まる国内の不満を
西側に感化されたエリート層という貧富格差の象徴に押し付けて不満のはけ口にする腹積もりなのかな
プーチンはスターリンを理想としているようだし再びロシアに大粛清をもたらすかも知れない
プーチンが理想としているのはピョートル大帝ですね
この際、寝言を言っている奴らにはっきり言ってやろう。
「プーチンが悪い。プーチンを権力の座から排除すれば良いのだ」
プーチンの代わりが出てくるだけだよ
プーチンを選んだのはロシア国民の選挙の選択
実質選択肢がない選挙を、
選択と呼んでもよいのでしょうか。
それはここ最近だけで、プーチンが最初に選ばれたり、次の選挙のときもきちんとした対抗馬がいたのです
でも、ロシア国民は戦争をしまくって強さアピールのプーチンを選んできました
擁護しようがないぐらいロシア国民が原因なのではと
どんな言い訳してもプーチンにブーメラン飛んでくるのは草
プーチンが関わってない建国時代まで遡ったが、20年経っても立て直せないプーチンをdisる結果になってしまった
敗因から目を逸らさず直視しなければ我々は負ける、なぜなら
(と、ここで突然あさっての方を見ながら)
以下略
Twitterとかでたまに見る句読点がない怪文書みたいで面白い
「ロシアが弱いのはウクライナを欠いて完全体ではないからだ。だからウクライナを再統合して完全体になる必要がある」という言い分でしょうか。
ウクライナが元々ロシアの一部というのはロシアの勝手な言い分で、歴史的に正しくないし、当のウクライナ人が再統合とやらを望んでいません。1991年に独立した時も、ロシア人の多いクリミアを除いて8割以上が独立に賛成でした。(クリミアは5割強)
東部は親ロシアだと言われますが、ロシアと経済的な利害が多いので仲良くやりたいという意味であり、ロシアに占領されたいわけじゃないんですよね。でもロシア人はそれが本気で理解できず、西側の陰謀で分離したといったファンタジーの世界にいるのでしょう。
読むのも理解するのも無駄
ネタにしかならない。
あー大変目が滑る内容でしたが遠回しな昔は良かった論ですか。
冷戦後の西側型消費社会文化の中で築いた既得権益を守るためエリートたちが社会体制を硬直させていると。
そういった環境で育ったから軟弱者ばかりでかつての版図を取り戻し独自の広大な文化経済圏を築けていたならば国は富み軍隊は強く軟弱者も生まれない筈だったと。
特別軍事作戦はかつての偉大なソ連なら可能だったという半ば盲信的な仮定から生じる思想のようですので外国人の我々からすれば当然実感ありませんし理解出来ないのも無理ないでしょうねこの辺は。
精神主義思想が現実を侵食するのはドゥーギン以来の流行りか
>以前のロシアのままなら問題の修正は難しかったが、4つの地域の再統合を果たしたロシアでは私達を形作る経済、文化、社会構造などに大きな変化が生まれ、軍隊でも変化が起きるだろう。
ちょっと何を言っているのか分からない。
その言い方では、破滅への変化だって肯んぜる様に受け取れますよね。
歴史を俯瞰しての正しい方向への修正なら、現状からの意図的な破滅もむべなるかな…って?
プーチンが政権から革命以外で降ろされたらどうなるのか考えていた。でロシアの政党について調べた。現在ロシアはプーチン所属の統一ロシアが第一党で、その他公正ロシアなどの野党も体制内野党か、そうでなければ反プーチンなだけの極右か、ソ連復古を掲げる共産党だけらしい
プーチンの後釜がプーチンよりマシである、プーチンエリツィンさえ降りれば、と漠然と思っていたけど、それは希望的観測っぽい
>4つの地域の再統合を果たしたロシア
四つってロシア、ベラルーシ、ウクライナとあとどこ…?
緑ルーシ(シベリア)のことだろうか?
マジレスするとドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャです、
西側を敵視するのは結構だがこんな絶滅戦争続けてたらそれこそウクライナ共々再起不能になるぞ
東側と西側の悪いところかけ合わせたみたいな中途半端な社会主義というか、戦争ふっかけてるより無難な努力をすべきだったなぁ
この妄言で得られる了解って、
ロシアという国家(の体制支持者)はカルト教団(そうでない人も居る事を忘れずに、忘れずに!!)
ってとこに尽きるような気が…、身内の同類以外は誰も相手にしてくれんでしょう。
そもそもロシア社会の精神性に、
【自分達のエゴは何にも優先され、その為なら誰かが(自分以外なら)どんな酷い目に遭っても構わない】
っていう体質が深く深く根付いてることが問題の本質だと思います。
やっぱこの国解体した方がよくない?
それでも国民性が同じだと変わらないから、
1000万人ぐらいひき肉になって、制裁50年ぐらいで世代交代させないと変わらない気が
現在だとプーチン2が現れるだけですね。むしろ今回の第一大戦後のドイツみたいに、世界を逆恨みしてもっとヤバいやつ指導者になるかも。
根本的には、第二次大戦時のドイツや日本みたいに、わが民族はもっとリスペクトされるべき(そして豊かになるべき)、という民衆の願望がベースにあるんで、指導者を変えてもダメなんですよね。ドイツも日本も都市が焼け野原になった”おかげで”、その考え方は通用しないと認識できましたが、ソ連崩壊では焼け野原にはならなかったので、プーチンが支持されたのです。
そしてこれからもロシアを焼け野原にし、さらに勝利を収められる国家は現れないでしょうから、かなり悲観的ですが、これからもロシアやその後継国家は侵略を繰り返すんじゃないでしょうか。
プロパガンダだから自分でも支離滅裂だとわかっててもそれっぽいこと言うしかないんだろう
最高司令官の目を覚ましてやれば全ての問題が解決という誘惑に負けないことが重要で、この誘惑に負ければ本当の大惨事が始まってしまう。なぜなら「私の言う通りにしない者は裏切り者である」という発想は1917年の過ちを繰り返すことになるからだ。
ってのはつまり上層部批判をやめさせたいってことだよ
言いたいのはロシア政府の行動の正当化と誰が悪いのか探しの火消し
わざわざ掲載されてる以上は意図があるわけで否定して叩くよりも何を目的にして語ってるのかを見るのが重要だろう
ウクライナ侵攻は事前の想定が滅茶苦茶で失敗していて、それを認めずに現状を正当化しないといけないからどうあがいても支離滅裂になるんだよ
正直に現状分析のコラムを書くなら、相手が弱いと思って侵攻したら失敗しました、今更引けないので何がなんでも勝たなくてはいけないです、どうしたらいいかわからないけどとにかくやらないと駄目だからやらないとダメなんです、となるんだけどそんなことは書けないわけだよ
この支離滅裂さがロシア上層部の苦しい現状を示してるよ
現状の正当化のための論理を彼らも見つけられていないってことだから
当然多くの人がおかしいと思っていて不満貯め込んでる人だらけだよ
代理戦争も何も、ロシアが西側諸国に一々喧嘩ふっかけなきゃ大した問題もなくやっていけた訳だが
ルースキー・ミールなんて馬鹿げた妄想しなきゃ良かったのに
過ちを認めても罪を償う気がないなら結局何も変わらないロシア人のままだろ
ロシア人が赦されることはないので制裁は解除されず泥船に乗って北朝鮮コース
ああ、なんか既視感があるな?って思ったら「満洲は日本の生命線!!」って我が国のスローガンでした。それに似たものを感じました。
特別軍事作戦開始後にロシアがどんどん変わってきて国としては良い方向に向かいつつあるって話かな。
特別軍事作戦前は堕落した西側文化に毒されたマイナス面があったけど、これからはロシアに即した環境が構築される事で経済、文化、社会構造すべてのものに大きな変化が起こる。この人の考え方だと軍を蝕む膿を出すためにあれだけの将官の犠牲や理由を付けての解任をしている言う話にすらなりそうだ。
>「特別軍事作戦での誤りを率直に認める問題」と「4つの地域の再統合を果たしたロシアの話」
誤りが発生した原因を解決する流れは特別軍事作戦が始まってから進んできて、統一をする前からロシアは新しく素晴らしい国に生まれ変わりつつあった。統一後に国家として劇的に変わった訳では無いとな?なるほどよくわからん。
これ、おそらく筆者本人も書かれている内容を信じていないんじゃないですかね。この論の目的とするところは信念の主張でも国民の啓蒙でもなくて、ただ自身の保身にあるんじゃないでしょうか。およそ現在のロシアの社会環境では、公式に語られることは本人の考えとはかけ離れた保身と利害のための言説のように思えます。つまり論理の破たんや事実の歪曲を指摘しても空しい、なにしろ本人もおかしいと思いながら無理くり言ってる可能性が高いんですから。