露メディアは8日、国営企業「ロスコスモス」の顧問を務めるイワン・サフロノフ氏がNATO加盟国チェコの諜報機関に、第5世代戦闘機Su-57に関する機密情報を提供していたと報じている。
ロシアがスパイ容疑で慌てて逮捕した人物は、チェコの諜報機関に第5世代戦闘機Su-57の軍事機密を流していた?
ロシアの宇宙開発を担う国営企業「ロスコスモス」の顧問を務めるイワン・サフロノフ氏がスパイ行為を働いたとして逮捕され、ロシアと敵対関係にあるNATOに軍事機密を流していたと報じられているが、露系メディアによればサフロノフ氏はNATO加盟国チェコの諜報機関と結びつきがあり、まだ輸出されていないロシアの第5世代戦闘機Su-57に関する機密情報を提供していた疑惑が掛けられているらしい。
果たして宇宙開発を担当する国営企業の人間が、軍事機密に分類されるSu-57のデーターにアクセスすることが出来たのかについてはロシアでも意見が分かれているが、サフロノフ氏がロシア国内で確保した情報提供者からSu-57のデーターを受け取っていた可能性は排除できないと指摘されており、ロシア当局による捜査の行方に注目が集まる。

出典:Baranov / stock.adobe.com
因みに、NATOに加盟した直後のチェコでは共産主義を掲げる政党がNATOの「コソボ空爆」に反対して、ロシアや中国にNATOの機密情報を積極的に流していたため、東側に諜報機関にとってNATOの軍事情報を入手するのに「世界で最も容易な場所」だと言われていた。
現在は「一つの中国」を徹底的に掲げる中国との関係を重視するチェコ政府とは異なり、チェコ議長やプラハ市長等は公然と中国批判を繰り返しているため中国の諜報機関が入り込みチェコと台湾の関係弱体化を画策中で、ロシアにとっても旧共産主義勢力が少なからず残存するチェコはNATOやEUの情報を入手するのに絶好の場所だと重視(格下扱い)していたのに、そのチェコに第5世代戦闘機「Su-57」に関する軍事機密を奪われNATOに流されていたとすれば、ロシアの諜報機関にとっては面目丸つぶれだろう。
果たして、Su-57に関するどのような情報が流れたのか注目される。
※アイキャッチ画像の出典:ロシア大統領 / CC BY 4.0
チェコの諜報機関ですか、旧東側国家の方が諜報機関が未だにしっかり活動しているのかも。
要は「してやられた」ってことか。
まあロシアも色々引っ掻き回してた感はあるのでこの結末は割と見えていたことなのかもしれない。
チェコは旧東側の中で露骨な反露じゃないから、その分ロシアも油断してたんだろうね
今表立ってロシアと事を構える国はないと思うので、中身はブラフだと思う
せいぜい自分で偽情報を流して外貨獲得するくらい?
ロ当局、国家反逆罪で元記者逮捕
軍事機密の特ダネに報復か
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>コメルサント紙をはじめ多くのメディアは容疑に疑問を呈し、サフロノフ氏への支持を表明。同氏が暴いた軍事機密に関する記事に対する当局の報復との見方を強めている。
ロシア当局のでっち上げの可能性が濃厚です
いつものメディア・ジャーナリスト弾圧にしか見えんわな。
国外に逃げられたらまたポロニウム案件だったはず。