Kyiv Independentの取材に応じたジェイド・マクグリン博士は「プーチン大統領は国民を団結させる記憶の構築にしか興味がない」「政権関係者は修正された歴史やウクライナ人に対する見方を疑わず、ロシア人は解放者や英雄として迎えられると本気で信じていた」と指摘した。
参考:Historian Jade McGlynn: Putin 100% believes Russia’s distorted history
プーチンの見解によればロシアは大国なのでウクライナは「ロシアの植民地」になるか「西側の植民地」になるかのどちらか
プーチン政権の歴史修正について何年も研究・分析を行ってきたジェイド・マクグリン博士は「ロシア人の国家に対する根本的な考え方は『国民』ではなく『国家』で、この国が暮らしていくのに素晴らしい国ではないとも理解しているが、ロシアにおける権力や力はそういった点で評価を受けない」「この戦争はロシアの概念で問題が解決されるまで続く」など興味深い見解を披露しており、これを要約すると以下のようになる。
Kyiv Independent:プーチン大統領とカールソン氏のインタビューについてどう感じたか?
殆どの歴史家とってフラストレーションが溜まるものだったに違いない。私はロシアが専門なので特に驚くような内容とは思わなかった。このインタビューでプーチンが語ったのは政治的な歴史であり「公的な国家の記憶」だが、私が話をしている歴史とは「文化的記憶」だ。歴史とは「何が起こったのかを正確に解明すること」を意味するが、プーチンは自身の政権を正当化するため「他国に対して国民を団結させる記憶の構築に過去を利用すること」ということにしか興味がない。
Kyiv Independent:プーチン大統領はロシアの歴史について1000年以上前、現在のウクライナ、ロシア、ベラルーシの一部に勢力を持っていたヴァイキングのキエフ・ルーシから始まったと主張している。これらの領土に対してロシアは領有権を主張しているのだろうか?
仮にロシアがキエフ・ルーシの後継者だったとしても国際法、領土主権、国際的に認められた国境など「不都合なもの」が存在するため、ウクライナやベラルーシに対して何らかの権利を有しているということはない。但し、ロシアがキエフ・ルーシの後継者であるという考え方はプーチンにとって非常に重要だ。これは2022年に憲法にも書き込まれており、もはやプーチン個人ではなく政権全体におけるイデオロギーのコアになっている。
ロシアが本質的に大国で優れた文明を持つ国であるという考え方は、ロシアがキエフ・ルーシの後継者であるという考え方に繋がり、その源流はビュザンティオンとの繋がりにまで遡ることができる。何故ならウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人が本質的に一つの民族だったということになり、このアイデアが我々を何処に導いたのかも知っている。
これは「ロシアの存在が非常に独特で歴史的本質に由来する代替文化である」という考え方に導かれ、これらの要素をプーチンが発明したわけではないという点が興味深い。例えばイヴァン4世はツァーリに即位中、モンゴル帽(恐らくモノマフの冠のこと)を被ることでキエフ・ルーシの正当な後継者であると主張していた。動乱後のロマノフ朝でも「リューリクの子孫である」という考え方は、彼らが皇位につく正当性を担保する上で非常に重要だった。
ソ連時代を除くロシアの指導者達は一貫してウラジーミル、デンマーク人に言わせればヴァルデマーを支配の正当性のため利用してきたのだ。重要なのは「なぜロシアは自らをキエフ・ルーシの後継者」と示す必要があるのかで、ロシアがヴァイキングの後継者として振る舞いたいだけなら「歴史的に不正確」と片付けることが出来る。問題はキエフ・ルーシの後継者と示すことで何がしたいかだ。
Kyiv Independent:では、ロシアの歴史はいつから始まったのか?
非常に難しい問題だが、現在のロシアについて語るのなら「1991年」と答えるのが一番簡単だ。もっと概念的な話がしたいのならモンゴル帝国時代のモスクワ大公国の台頭まで遡って、国家としての歴史的起源を見るけるほうが簡単だと思う。そうすればモスクワ大公国から歴史的に微かな繋がりをもつキエフ・ルーシまで遡ることができる。
ロシアが1000年もの歴史をもつ国だという考え方は、多くのロシア人に「魅力的な不変性」と「歴史的本質主義」をもたらす。なぜならロシアは100年間の間に自由であったはずの国家崩壊(2月革命などのこと?)を2回も目撃しているためだ。そのため永続的に続くものがロシアにあると示す必要があり、プーチンはそのロシアにとって最も新しい指導者に過ぎない。
Kyiv Independent:プーチンの主な主張の1つに「ウクライナは人工的に作られた国家」とあるが、人工的ではない国家は存在するのか?
全ての国家は人工的なものだ。ベネディクト・アンダーソンの著書(想像の共同体)によれば「国家は想像の産物」に過ぎないが、それでも国家という現実味が失われる訳では無い。人々は一定以上の要素によって団結することが出来るものの、その要素は国によって様々だ。
英国では伝統や歴史によって人々が結びついているのかもしれない。米国はもっと思想的なもので、ドイツのように伝統的な民族性を重視する国もある。ロシアにとって問題なのは、このような想像上の共同体が存在しないことだ。ウクライナは19世紀に中東欧で見られた一般的なナショナリズムを経験したがロシアにはそれがない。
つまりロシア人の国家に対する根本的な考え方は「国民」ではなく「国家」なのだ。多くの人が「本当に多くロシア人が犠牲になっている。この事は『ロシアが偉大な国家である』いう考え方に何の影響も与えないのか」と尋ねるが、偉大な国家が必ずしも住みやすい国であるとは限らない。ロシア人は馬鹿でないため「この国が暮らしていくのに素晴らしい国ではない」と理解しており、ロシアにおける権力や力はそういった点で評価を受けることもないのだ。
Kyiv Independent:プーチンがウクライナの人工性を語る際、ウクライナ人の意思や意見は決して取り上げられない。では、彼の歴史修正にはウクライナ国民は勿論、ロシア国民も無関係なのか?
正直に言えば大きな影響を及ぼさない。ロシアでは歴史を書き換えることで大衆文化を作り変える大規模な取り組みがあった。ロシア人が放送する戦争映画で描かれるウクライナ人はとても興味深い。自分たちの立場を弁えている兄弟は「善良なウクライナ人」として、ヴィシヴァンカを着てウクライナ語を話し、伝統的なオセレーデツィの髭を生やすウクライナ人は「ナチの協力者」として描かれ、ロシアは2014年以降、一貫してウクライナ人を善と悪に分けて描写してきた。
そのため政権内部や治安当局者の多くは「善良なウクライナ人」が「西側諸国から資金援助を受ける過激派の悪いウクライナ人」によって苦しめられており、ロシア人は解放者や英雄として迎えられると本気で信じていた。つまり歴史の活用は単なる正当化要素や説明要素ではなく、現実に影響を及ぼす要素なのだ。
この手のプロパガンダが過激になればなるほど国際社会におけるロシアの立場、あるいは欧州に対するロシアの立場が不安定になり、歴史的優劣におけるコンプレックスも強くなり、人々はそれにしがみつくようになるだろう。
Kyiv Independent:プーチンは自身の言っていることを信じていると思うか?本当の歴史というものがあるのなら、プーチンはロシアやウクライナの本当の歴史を知らないのか?
彼は自分の言っていることを100%信じているだろう。欧米の指導者が犯した過ちの1つは「プーチンは本気で言っている訳では無い」と受け取ったことだ。ロシアの政治体制は米国と同じ合理性の尺度に従っておらず、例えばロシアの安全保障戦略を見ると歴史的記憶について38回、文化について40回も言及している。一方の米国の戦略には歴史的記憶について言及がなく文化への言及は1回だけだ。
この事は安全保障に対する考え方の違い、こういった歴史的物語がロシアの存在にとって如何に重要であるかを示唆している。だからと言ってロシアの考え方を尊重する必要はないが、これを理解すればウクライナにおけるロシアの動機解明に役立つだろう。
プーチンがウクライナに関して発言した内容を見れば、2014年にウクライナの土地をもっと与えていたとしても問題は解決しないという証拠が沢山見つかる。ウクライナとの戦争は世界秩序を再構築するためもので、ロシアにはそれを行う権利も必要性もあり、ロシアは大国でウクライナは植民地なので「ロシアの植民地」になるか「西側の植民地」になるかのどちらかしかないというのがプーチンの見解だ。
Kyiv Independent:多くの独裁者が歴史修正を試みて武器化したが、ロシアの歴史修正はどのような特徴があるのか?
1つ目は歴史修正の激しさで単純に激しいだけだ。2つ目は私が歴史的枠組みと呼ぶもので、これは歴史の類似性を利用して過去から現在を理解することを意味する。これ自体は我々も使用するが、ロシア人はこれをアンカーとして打ち込んでくるためプロパガンダとして非常に効果的だ。
Kyiv Independent:プーチンの歴史修正は成功していると思うか?
残念ながら一部の歴史修正は成功している。この効果は国によって異なるが、米国では「ロシアは大国なのでウクライナを支配する権利がある」という考え方に共感が集まっている。英国では「キーウやクリミアがロシアの最初の首都だった」という考え方が存在する。
Kyiv Independent:国家のアイデンティティを構築するため、多くの国でも神話化された歴史を利用していると思う。しかしロシアの歴史に対する執着はいつから暴力や侵略に変化したのか?
これはウクライナがロシアの一部ではなくウクライナとして存在したと考え始めた時点で始まっていた。この酷い戦争は「誰がキエフ・ルーシの後継者なのか」という議論では解決せず、ロシアの概念で自国と世界における役割を解決するまで続くだろう。それまではロシアが欲望のまま行動するのを阻止する努力が必要だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Президента России
ロシアの歴史観の考察から一歩進んで(あるいはもっと単純に考えて)ウクライナの立ち位置で対露敵対や西側への接近を続けると何が起こるのか、という思考がクチマ政権より後のウクライナで急速に失われてしまったのは少々怖く感じる部分ではあります。元凶の一人とも言えるクラフチュク元大統領も自身では理解していた部分なのでしょうが。
理不尽ですし侵略を肯定する気は一切ありませんが、この戦争が復興まで含めてウクライナの成功で終わったとしても忘れてはならない事例でしょう。
2004年2014年と民主主義革命が2回起きてる点が面白い。
親ロシアが選挙で勝つと革命が起きて親欧米反ロシア政権ができる。
ウクライナ人の半分くらいは既存外交方針の危険性は認識していたと思う。
やっぱりなと思う人はウクライナ人に結構多いと思う。
西側はズデーデン地方を例に出して、ロシアに妥協すれば戦争が起きる。妥協しなければ将来の戦争を抑止できると情報を流していた。
戦争が起きたのでロシアへの憎しみも大きいが、戦争が終われば、西側への不信やウクライナ政府への不信が出ると思う。
>歴史ではなく国民を団結させる記憶の構築
裏を返せば、語られる歴史が1991年以後であろうが、語るロシア人が本気で信じ込んでいようが、その主張については鵜呑みにしてはいけないということですよねえ。ロシア文学並みに多弁かつ複雑に積み上げられていても、結局は(ロシアにとっては)強者が弱者を呑み込むための方便としての主張の枕詞に過ぎないのだから、むしろ理解しようとするだけ時間と労力の無駄ですな。
自分にとってどんな与太話に聞こえようが、相手の話をちゃんと聞くのは大切なことですよ。
特に国家や政治の話では、その概念の中に相手の行動原理が含まれており、そのシグナルを見落とすことは、外交の失敗にも繋がります。違った価値観を持っている民族、集団に対して、「どうせ~だから」みたいな考え方は短絡的、かつ危険だと私は思います。
あなたの言うことは正しいと思うけど。
流行でもなければ多数派でもない。他のサイトだと良いねは貰えないよ。
>流行でもなければ多数派でもない。他のサイトだと良いねは貰えない
はて、それに何の価値があるのですか?
>プーチンに必要なもの、歴史ではなく国民を団結させる記憶の構築
その時々に都合の良いように変わる、(ロシアの主観から見た)弱小国を呑み込む煙幕かつ方便としての仰々しい前置きに過ぎないのだから、ロシア以外の国の人間からすればちゃんと聞くだけ時間と脳味噌の労力の無駄というものです。
まあ、よほど時間を持て余していて、頭の体操と割り切るなら取り組むのいいんじゃないですか。
その時々で変わろうが、真面目に聞く必要はあると思いますよ。
なんの影響力もない一般人ならいざ知らず、相手は主権国家で、しかも核保有国ですから。
北朝鮮だって同じですよ。あんな国だからといって、関係を持とうとしなければ、拉致被害者だってかえってこないのです。あなたの言ってること、おかしいですよ?
全くお勧めできませんな
>プーチンに必要なもの、歴史ではなく国民を団結させる記憶の構築
苦労して理解をしようとたところで、他国を武力で呑み込む方便にされるだけというなら、ロシア人を除けばただの徒労にしかなりませんよ。
方便だしても、聞く必要があるのです。
もし、その主張の中に隠された意図を読み間違えなければ、今回の戦争も起きなかった可能性もあります。
どうしても、あなたは聞きたくないようですが、まあ、それもいいでしょう。あなたのようなスタンスの短絡的な人間が増えれば、むしろ戦争のリスクは増えるのですから。それはそれで人間の歩む道だったということです。お疲れ様です。
ロシア人以外の人間の多くにとって、侵略のための方便でしかなく、かつ、マクグリン氏のようなロシア史に造詣が深い歴史家でなければ理解ができない難解なロシアン歴史ファンタジーを、知らないよりは知った方がいいという程度の理由で時間を消費するには、プーチンを人生の中心には置いてないということです。
信仰を強制されても迷惑ですな。
プーチンはロシアの政治家では例外的に文化・経済そして政治と講演会で良く話をする。
これに対抗できるNATOとアメリカの指導者はいない。
ウラジオストックの東方経済フォーラムの講演内容はプーチンの努力を示す内容だった。
これからは休戦に向けての努力だろう。
プーチンが今北朝鮮に理由は何であれ大量の食糧援助を開始した。
正確にはプーチンのロシアは北に食糧援助を送ることに成功したと言っていい。
金正恩が初めてプーチンには心を開いた。
北とはそういう体制の国でしかない。
多くの北の住民が救われるだろう。
これはいずれ東アジアに大きな変化をもたらすだろう。
ロシア人の行動原理の「タタールのくびき」の影響には触れられていないのですね。
そこに触れると、ポーランド支配が続いたヨーロッパ側のウクライナ。
モンゴルに支配され、トルコに支配されてたアジア臭がするウクライナ。
ウクライナの2面性、ウクライナの一体性のなさを直撃するからね。
個人的には歴史を理由にして、ドイツとオーストラリア、スイスが別の国なんだから。ウクライナも別の国で良いような気もするが。
ウクライナが分裂したら緩衝地帯を無くしたいNATOの戦略と合わないからね。
ドイツとオーストリアとスイスは隣国に侵攻されて強制的に分断されたわけではないからね。
強制的に分割するのはよくないでしょう。
正直、素人がアカデミックな議論に首を突っ込むべきでは無いと思いますし、この学者先生の主張も理解できます
しかし、本質的にはウクライナ紛争は「弱小国が自身の立場を忘れて無謀な外交・内政を行った結果」だと言えるので、歴史的正当性を主張されても「それがどうしました?」としか感じません
理想論かつ結果論ですが、ゼレンスキー大統領はひたすら面従腹背の姿勢を取り、時間を掛けて水面下でNATO加盟国と協議して電撃的なNATO加盟を果たすぐらいの事をすべきだったと思います
>本質的にはウクライナ紛争は「弱小国が自身の立場を忘れて無謀な外交・内政を行った結果」
弱小国は強国に叩頭し続けなければならない、という意見は弱小国の主権を無視していると思います。
ドンバス戦争が続いている間はNATOに加盟ができませんし、面従腹背の姿勢を取り続けていても何も変わらないでしょう。
本当に理想論かつ結果論な意見です。
また台湾は日米と関係を深化させていますが、台湾(弱小国)も自身の立場を忘れて無謀な外交・内政を行っているのでしょうか。
我々日本は弱小国としてアメリカに叩頭し続けておりますよ,戦後70年ぐらい連続で。
主権国家として在日米軍を叩き出したいのは山々ですが、それをやってしまうとウクライナのような目に遭うわけです。
弱小国の悲哀ですね。
>弱小国は強国に叩頭し続けなければならない、という意見は弱小国の主権を無視していると思います。
「立場を弁えた外交内政=弱小国は強国に叩頭し続ける事」ではないですが場合によってはそれも必要でしょう?
少なくとも我が国も米中露の顔色を伺っている立場にあるわけですし、それら3国を相手取って独自路線を貫く力も無い。
侵略をしたのはロシアですが、それを招いたのはゼレンスキーと言われてもおかしくはないです。
弱小国の主権は大国から見てそれを踏みにじるための政治的、経済的、軍事的コストがそうしないコストより大きいから表向き尊重されているだけに過ぎない、
そんなにウクライナの主権が重要なら戦時中だろうが何だろうがNATOへの加盟を即時承認して核戦争のリスクも冒して直接参戦すればいいだけのこと。
そうしない時点ですでにウクライナの主権と直接参戦のコストを天秤にかけて後者の方が重いという判断を下してしまっている。
西側は口だけ「主権を尊重」とはいうが、イスタンブール交渉を邪魔した挙句に兵器もロクに送らずウクライナ人を無駄死にさせている(建前はウクライナ人の決断ということにしている)。ロシアが強盗なら西側は詐欺師。どちらにせよウクライナは財産を奪われていることに変わりはないわけで、どちらの犯罪が高尚なのかという議論は無意味。
台湾にせよウクライナにせよ緩衝国家はどちらにもつかないか、どちらかにつくならケツ持ちをしっかりしてから旗幟鮮明にしないといけない。ウクライナはそれに失敗した(詐欺師の口車に乗ってしまい強盗に押し入られた)ということ。
子供の頃から何で大国に潰されず弱小国が存在し続けるかが不思議だった。
現時点での私の答え。
・外交
大国の間のバランス外交か、大国の子分になるか。
大国無視外交、単独での完全自立は非常に難しい。
・軍事
攻撃3倍の法則じゃないけど、要塞化、地形や補給などで守備側が有利だったりする。
流石に10分の1とかだと苦しいけど。
スイスとかは、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリアの緩衝国で永世中立。戦略・戦術的に価値がなかったわけではなく、バランス外交の産物と思っています。
>また台湾は日米と関係を深化させていますが、台湾(弱小国)も自身の立場を忘れて無謀な外交・内政を行っているのでしょうか。
現状だと、15年前とそんなに変わらないと思う。
30年前?だと台湾・中国直通便はなかったけど、今ですら普通にあるからね。
独立、米軍基地設置、米軍と同盟だと、戦争まっしぐらだけど。
中国・台湾の外交が変化したというよりも、アメリカ・日本の国民・外交が変化してしまって、台湾外交がその影響を受けている可能性もある。
仰られる事は非常によく理解できますし、本来そうあるべきだとは思います
しかし、歴史が証明しているように弱小国は弱小国としての立ち回りをしないと何らかの切っ掛けで潰されますし、それを善意の第三国が救ってくれるなんて事は無くて、あくまで利害が絡んだ国が利害の範囲で救おうとするだけです
ご指摘の台湾ですが、こちらはこちらで常に中国共産党を刺激しすぎないように慎重に立ち回っていますし、無茶な政策(台湾独立を真正面から強行)などは決してぶちあげたりはしていません
日米との関係の深化も、実にゆっくりと時間を掛けて行っており表面的にいきなり軍事同盟組みました!みたいな事もしていません
アメリカもアメリカで、中国に対してどのような対応を取るかを明確にしない「あいまい戦略」を取っていたのですが、2022年のペロシ下院議長の訪台に伴う緊張の激化と、バイデン大統領が明確に「軍事支援をする」と発言をするなど、近年は台湾側ではなくアメリカ側が積極的な姿勢を見せるようになりました
地理的な重要度や半導体産業などもありますが、こういった点でウクライナよりは遥かに上手く台湾は立ち回っていると感じています
ibtpm3様
台湾の例をあげておられますが、そういうところを考えると、今回のプーチンの記事の民族の記憶とは何かや歴史や思想を考える方向ですね。
一つの中国なのか?しかし、私は現地の住民の意志をでこるだけ尊重すべこだと思うのです。台湾の多くの人々が中国共産党支配下に入りたいのなら、民族がどうあれ何ら問題はないのです。しかし、台湾の多くの人々が本音ではそれを嫌っているなら、統一は良くないと思うのです。
ウクライナにあてはめると、東部の人々は死に物狂いでウクライナ軍と戦っておるし、クリミアの人々はそこまでいかないこどウクライナでなくロシア支持です。ウクライナ戦争でも、こういう面も尊重すべきだと思います。
これは、台湾の例を出されたことでの、私の個人的な感想に過ぎません。人それぞれ意見や思いは違います。ibtpm3様の問いにもなるほどとそういう考えもえるかと思う部分もあります。
最近のナゴルノ・カラバフ紛争も、セルビア・コソボ紛争の継続も、国境と民族の問題は難しいですね。記事を参考に色々と違う意見を知るのも楽しいですね。
戦争前、ウクライナ国民は東部南部を中心に親欧米親ロシアのバランス派が多数派だと思う。
ゼレンスキーの対立候補は親欧米反ロシアのマイダン革命を起こした勢力。ゼレンスキー当初支持したのはバランス派。
でもマイダン体制は欧米とウクライナ民族主義者と親欧米派が作った親欧米反ロシア体制なので、それ以外の選択肢が取れない。
ゼレンスキーは裏切った。
NATO加盟志向こそが自殺行為。
同じ東スラヴ語圏のベラルーシと同様に中立政策を続けて緩衝国やってる方が西欧にとってもロシアにとってもすみわけが出来て幸せだったのは確かでしょうね
ウクライナ国内の親EUと親露の比率考えてもそうとしか思えない
ほんとうに。
せめてプーチンが死ぬか、ロシア周辺の状況が変わるまで日和見を続けていればこんなことにはなっていなかったかもしれません。
まあ、焚きつけた誰かがいたんでしょうが、今となってはそれが誰だったとしても(真実は知る由もない)、この戦争の結果は皆が等しく受け入れるしかないでしょうね。
>ゼレンスキーの対立候補は親欧米反ロシアのマイダン革命を起こした勢力。ゼレンスキー当初支持したのはバランス派。
ひとつ言えることはバランス派はゼレンスキーに失望したけど、ロシアの侵攻によりプーチンにはもっと失望しただろう。
どうせ次の選挙で支持率の低いゼレンスキーが落選することなんか目に見えてたのに無理に侵攻して政権倒す必要あったのだろうか?
ウクライナ軍はバイデン 政権下支援を受けて強くなっていた。
2021年後半からドンバス紛争が激化していたし、クリミア奪還が叫ばれていた。
ロシア軍が進行しなかったら、ドンバス紛争はウクライナの勝利で終わっていた可能性がある。
2023年あたりにクリミア戦争が起きていたかも。2024年にはロシアに勝利して、バイデン もゼレンスキーも選挙に大勝利。
なんていうのは、妄想ですが。
ロシアとロシア国民のアイデンティティはスラブ主義と正教会抜きには成り立たないんだからそんなこと言ってもねという感じがする。歴史修正とか文化的記憶といった概念自体が西ヨーロッパ的だし。
プーチンが語っているのは「公的な国家の記憶」ではなく「ロシアの大地の記憶」なのだから、(あくまでも)彼らに言わせれば、それこそが文化を支えてるものに他ならない。ロシア内の右であれ左であれ(ドストエフスキーであれトルストイであれ)、彼らはスラヴ精神に基づいて生きているのだから、そこへの理解がないと話は平行線にしかならない。ロシアも西の精神には耳を傾けないし、まあだから挟まれてるウクライナを舞台に戦争になってしまったのは自然な流れではあると思ってしまうけど。
自己レス
これはつまりロシア大地と国家と神と人間が切り離せないということ。カールソン氏とのインタビューで面白かったところだけど、プーチン大統領が「実用性を重視する西洋に対してロシアは道徳的なものや永遠的なものについてもっと考えてる」といった時、この言葉を欧米精神で捉えてしまうカールソン氏は「超自然的なものがそこに働いているということですか?」なんていう神秘主義を念頭にして返答をしてしまう。ロシアからすれば、それらは自然を超えているところにあるのではなくて、自然の根本にあるのだから全く話が合わない。
ご意見、大変参考になりました。私も同感です。
私見ですが、プーチンにはロシアが憑依しているっていってもいいのかもしれませんね。習近平にも同じようなものを感じます。そのため、彼らの言動は西欧文明のロジックからみれば「理解できないゲームをする人」という評価に繋がるのかと。しかし、中央アジア的なロジックから見れば、強制力を伴う力の行使は至極当然で、それを理解しない西欧は、彼らの目には文化的な脅威と映っていたとしてもおかしくはないでしょうね。。
カールソンのインタビューでもプーチンはまずロシアの歴史を説明する長い話から入っていましたね。
カールソンがそれは重要なのですか?と聞き返していたのが印象的です。
プーチンが自らのロシア史観を重要なものだと位置づけて居て、それを構築しようとしてるのはその通りだと思うんですがロシアにナショナリズムが無いというのはどうなんでしょう。
ロシア正教等の宗教文化もありますし、独自の食文化や民族文化もあり「想像の共同体」を持つに至るには十分な蓄積があると思います。
ウクライナにはあって、ロシアにはそれが無いと言われても首を傾げてしまいますね。
まあキエフ大公国からロシア、ウクライナ、ベラルーシが誕生し何れもリューリク朝の人間が君主を務めていたのでこの三国ともキエフ・ルーシが祖であること自体は間違いなく、これを含めるとロシアの歴史は1000年以上というのも正直間違いではありませんからね(イギリスでウェセックス王国やフランスでフランク王国が自分たちの歴史の一部であると共に起源と見なしていたり、王朝や国名が変化しても同様に同じ国であり、歴史を共有していると認識しているように)
とはいえ、プーチンがウクライナに望んでいるのは完全な植民地化ではなく、恐らくベラルーシのようにロシア寄りの親露派政権を維持した状態での中立化(西側との緩衝地帯化)という感じなのではないかと個人的には思っていますな
時計の針をマイダン前に巻き戻したいだけだと思うね。
ウクライナの民族文化を破壊してロシア化したいとは思ってないでしょ。
普通にモスクワにウクライナ料理店がありウクライナの民族衣装着て営業してるし。
プーチンはウクライナ人は存在していないと明言していますし、RIAノーボスチ(国営、検閲有)には非ナチ化は非ウクライナ化という論説も載りましたから、このインタビューにもあるようにロシアの目的はウクライナ文化の抹消という解釈のほうが依り良く開戦動機を説明できてると思います。
同じく開戦3日後にRIAノーボスチが誤配信した勝利宣言記事にも同様の趣旨が記載されていますし、ブチャの虐殺も上記の解釈で説明できると思います。
ロシア側のプロカバンダによれば2014年政変でユーロマイダン派が実権を掌握
キエフ新政権はロシア語の地位を取り消すなど反露政策、ハリコフ、ドネツク、
ドニプロ、オデッサ、ルガンスク、セバストポリなどで反政府派の大規模デモ発生
キエフ新政権が対テロ作戦を開始しオデッサで労組会館に閉じ込められた反政府派
50人以上が生きたまま焼き殺されるか惨殺され後戻りできない分岐点となった。
今のウクライナ戦争状況から上に挙げた残りの都市すべてがロシア政権の攻略対象で
ありキエフ(キーウ)政権の打倒が目的、もしもNATO軍が派兵すれば戦術核兵器を
使う可能性が高いだろう
歴史修正主義という言葉自体、ナチス云々よりもホワイトギルト(白人自虐史観)から誕生した実に西洋的価値観な上に、今や学術用語というよりも相手をイデオロギーに染まった知識不足の間抜け扱いするためのただの誹謗中傷のレッテルになりつつあるからなぁ(だからと言って他国への侵攻の正当性にはならないけど)
まあキエフ大公国からロシア、ウクライナ、ベラルーシが誕生し何れもリューリク朝の人間が君主を務めていたのでこの三国ともキエフ・ルーシが祖であること自体は間違いなく、これを含めるとロシアの歴史は1000年以上というのも正直間違いではありませんからね(イギリスでウェセックス王国やフランスでフランク王国が自分たちの歴史の一部であると共に起源と見なしていたり、王朝や国名が変化しても同様に同じ国であり、歴史を共有していると認識しているように)
とはいえ、プーチンがウクライナに望んでいるのは完全な植民地化ではなく、恐らくベラルーシのようにロシア寄りの親露派政権を維持した状態での中立化(西側との緩衝地帯化)という感じなのではないかと個人的には思っていますな
こちら連投になってしまっていたので削除お願いいたします
「元々一つの民族だった」を言い出すともう世界を統一するまで終わらないんですよね…
私の個人的な意見では、プーチンは歴史や思想に詳しいし、興味を持っている。しかし、
しかし、このウクライナ戦争の決断は思想からではなく、
第1には、ウクライナのNATO加盟阻止という具体的なものだと思う。
また、これも反感を持たれると思うが、思想面の歴史の修正とかについては、ウクライナ西部の方が激しいと思う。
西部のウクライナ語圏のことは他民族と思ってるし勝手にやれと思ってるでしょう。
いちばん許せないのがロシア語話者なのに敵対するゼレンスキーやアゾフだったり。
欧米やウクライナ西部の反露主義に迎合する裏切り者の「ロシア人」と見ていると思います。
彼らのような「ロシア人」を放置しておくといずれロシア国内にもそういう者が出てくるかもしれないという疑心暗鬼もあるかと。
大量の核を持ち他国から侵略される可能性は低いが、国内の反乱には核抑止力が機能しないのでプーチンの最大の脅威。
目的がNATO加盟阻止であるならばドンバス紛争を固定化すれば済む話で、そもそも戦争以前はNATO諸国もウクライナの加盟に否定的で、「NATOに加盟し『そう』だから開戦」という理由は説得力にかけると思います。
思想や歴史修正主義についても2010年代よりプーチン大統領は「ロシア歴史協会」や「ロシア軍事史協会」などの御用歴史協会を多数設立し「偉大なるロシア」のイデオロギー的理論づけを行ってきていますね。
合理主義に基づけば起こるはずのない戦争が起きてしまったのは、やはりこの記事にもあるようなロシアの精神主義的な姿勢があると思います。
ロシア軍事専門家の小泉氏もこのような分析を行っていますね。
社会主義イデオロギーはソビエトの崩壊と共に消滅し心の拠り所を喪失した。西側への淡い期待も資本主義経済化の混乱の中で不信へと変わった。失業者はアルコールに逃避し自殺率は急上昇した。犯罪組織が国中を買い物にし、軍はチェチェンゲリラの掃討すら出来ず、モラルなきオリガルヒが隆盛を極めた。ソ連時代の科学も死んだ。
僅か30年前のことである。
ソ連崩壊を知らない若い世代はプーチンのナラティブに同調しづらいが、中高年の記憶に刻まれた「混乱の時代を立て直したプーチン」という物語は強固である。
ロシアがそこまで経験済みなのは知りませんでした。
この話を当てはめるのが適切かどうかわかりませんが
スタンフォード監獄実験を徹底的に反省して始めたBBC監獄実験によると
前者でヤラセや仕込みと言われた、囚人への演技指導や看守に対する役割を後者には与えず実験を始めたら
囚人と看守の隔たりのない穏やかで平和な空気で始まるものの、次第に看守への嫌がらせが始まり、看守役の辞退が続いて
囚人役から「こんな無秩序な状態では実験は続けられない、俺たちが作ったルールで仕切らせろ」と言い出す集団が現れ、スタンフォード監獄実験のような深刻な人権侵害が起きることが危惧され1週間ほどで実験は終了したそうです。
この実験を取り扱った番組によると「自由や平等により規律やモラルが失われると、逆に規律やモラルによる秩序を求める独裁者が生まれる」というような結論で纏めていましたが
現在の自由と平等を謳歌しながら無秩序な社会や、少子化による社会の危機へと向かう不安を抱えている日本や他国を見るに、概ねこの傾向は当てはまるものと考えています。
ウクライナ人だと思う人は川より西
ロシア人だと思う人は川より東
これで国会分割しとけばよかったのです、チェコとスロバキアみたいにね
正直なところ、プーチンの目的としてはEUの加盟自体には反対しないと明言していたように、ウクライナの植民地化ではなくベラルーシのように親露派政権を樹立させた上でのロシア寄りの中立化ではないかと思いますね
キエフ大公国がロシア・ウクライナ・ベラルーシ共通の祖であることは間違いないですし、3者ともリューリク朝の君主を担いでいた上に、国名や王朝が変わっても自国の歴史の一部であり国家としては連続性があると見なすのも一般的であるため、それを踏まえるとロシアには1000年を超える歴史があるというのも間違っていませんし
>正直なところ、プーチンの目的としてはEUの加盟自体には反対しないと明言していたように、
未だにロシアの発言なんかを信用するのか。戦争前にウクライナ侵攻しないと言ってた国だぞ。
ナチスドイツやロシアや中国などの独裁国家の発言なんて聞く価値ないのよ。彼らは嘘つきだから。
ロシアの目標はウクライナの併合だよ。
西側だけ信用しろですか?
中立的に考えられませんか?
西側の主張云々以前に、ロシアの主張は天秤にかけられんでしょう。現在進行形の侵略国なんだから。
国家のベースとなる、ルーツの物語を作るのはご自由にしていいと思うけど、それをベースに現代の権利を主張するのはおかしいでしょ。
キエフルーシーの領土とロシアの領土になんの関係があるのさ。
民族の最大領土(しかも半ば神話)をベースに話し合いしたら、絶対収拾が付かなくなる
それを突き詰めると、そもそもクリミアとウクライナに何の関係もないだろ、という地雷を踏み抜いてしまうので・・・
うんまぁクリミアはそうかもしれん
>民族の最大領土(しかも半ば神話)をベースに話し合いしたら、絶対収拾が付かなくなる
イスラエルの建国はシオニズムですよ、だからパレスチナ紛争は終わらない
歴史根拠にウクライナは自分の物と言うくせにシベリアをモンゴルに返還しない2枚下のクズ
まぁ、この戦争もトランプが政権取ったら変わるかもね。
トランプ、プーチンで勝手に話して領土割譲と停戦とかしそうで怖い。
第二次世界大戦でナチスドイツから最も大きな被害を受けたロシアとユダヤ人という2者が70年後にそれぞれ侵略と虐殺というドイツが彼らに行った加害行為と内容が同じ行為を行ってるという安っぽい小説みたいな展開が凄いですよね。
で、ロシアは侵略先を「ナチスだ」と言い、イスラエルはパレスチナ人はハマスのテロ行為を「ホロコーストだ」とナチスに引っ掛けて国際社会にアピールしている。
そして両者の国際社会へのアピールは効いていません。
特にプーチンの場合、ソ連崩壊でKGB職員からタクシー運転手まで落ちぶれて、偉大なロシアの復興を妄想してルシズムに引っ掛けて今に至るという流れが、ヒトラーが第一次世界大戦で負けて混乱するドイツを目の当たりにしてから偉大なドイツの復興を妄想してゲルマン民族を肴に暴走するという流れに良く似ていると感じます。
記事ではプーチンの歴史観について色々分析していますが、分析についてはプーチンの他に比類のない独特な個性ではなく、ヒトラーやローマ帝国の復活を国民に夢見させたムッソリーニ、更に過去の歴史上の独裁者でも多数居たであろう「独裁者あるあるの歴史観の持ち方」で、こういうタイプの人間、又は独裁的なポジションに就いた人間の多くが至る思考偏りの分析という見方をした方が良いでしょう。
また、今の事態を俯瞰的に見ると、これは第二次世界大戦で得たロシア・イスラエルが得た外交カードの賞味期限が切れる瞬間を見てるのかもしれません。
逆に我々旧枢軸側から見ると、贖罪外交をしなければならない不利な外交カードも賞味期限が切れるという事になりますので、政府な省庁内に居る贖罪外交しか知らないし、何ならそれでキャリアパス等々で利得を得てる外交スタッフを入れ替えて国益に繋げる事が出来る有能な人間を外交スタッフに交代させていかないといけないと思いますね。
>ロシアは侵略先を「ナチスだ」と言い、イスラエルはパレスチナ人はハマスのテロ行為を「ホロコーストだ」と
言い方は悪いですが、もはや喜劇ですよね。
>贖罪外交をしなければならない不利な外交カードも賞味期限が切れる
しかし、こちらのほうはまだまだ賞味期限が切れるには時間がかかるかもしれませんね。朝鮮半島や中国の人は、、、白目
ヒトラー「ナチズムは壊滅した、もう終わりだ。その思想は私と共に消滅する。だが100年後には新たな思想が生まれるだろう。宗教のように新たなナチズムが誕生するだろう。」
100年後の2045年って中華人民共和国建国100周年近くなんですよね不吉だ。
ナチスは強権国家の統治のテンプレのようなものだからいつの時代もあるんでしょうね。ロシア中国イスラエルインドトルコイランがナチス予備軍だと思う。
いやいや、第二次世界大戦でのソ連の被害は、内ゲバみたいなものでしょ。
ユダヤ人がうけたものと並べるのはおこがましい。
フィンランドやポーランドからすれば、第二次世界大戦でのソ連は侵略者以外の何者でもない。おまけで日本にも。
>ロシアは侵略先を「ナチスだ」と言い、イスラエルはパレスチナ人はハマスのテロ行為を「ホロコーストだ」と
言い方は悪いですが、もはや喜劇ですよね。
>贖罪外交をしなければならない不利な外交カードも賞味期限が切れる
しかし、こちらのほうはまだまだ賞味期限が切れるには時間がかかるかもしれませんね。朝鮮半島や中国の人は、、、白目
管理人様
レスの場所を間違えてしまいました。申し訳ありません。
お手数ですが、消去していただけますでしょうか。
歴史の解釈は、国ごとに異なっており、事実は1つでも解釈は複数あったりするため非常に厄介な問題ですね。
日本では『海外援助』はいいことのように言われてきましたが、『寄付』は義務という考え方の国があるだけでなく、『喜捨』になれば受け取ってあげたになります(少し本筋からズレますが…)。
中国は、中国共産党以降の歴史、1921年以降を中心に教えているという指摘もあります(党側の都合もあるでしょう)。
(2024.3.9 元寇をどう思う? 中国人に聞いたら誰もが見せた意外な反応 JBpress)
いまのウクライナはロシア革命の時期にレーニンが作ったもので西ウクライナとドンバスを一緒にした。ウクライナ建国の父はバンデラなどでは全くなくキエフ政権が大嫌いな共産主義者のレーニンだ。フルシチョフはウクライナ共産党で頭角を現したため親ウクライナで土産にクリミヤをウクライナに編入した。長らく書記長を務めてソ連を停滞に追い込んだブレジネフがウクライナ人という事は良く知られておりソ連共産党ではウクライナ閥は有力派閥だった。建国の父レーニンを否定してバンデラを仰ぐ以上ドンバスやクリミヤの領有を主張するのは虫がよすぎる。今後ウクライナを復興できるのはロシア以外にはなくウクライナはロシア連邦の共和国としてのみ存在可能だ。
プロパガンダキッツ
ウクライナ人民共和国も知らないのかな?
ここまでテンプレコピペのプロパガンダを恥ずかしげもなくコメントできるとは呆れた。
原口一博とか馬渕睦夫とか鈴木宗男とか信じてそう
>いまのウクライナはロシア革命の時期にレーニンが作ったもので西ウクライナとドンバスを一緒にした。
キエフ政権が主張するウクライナ(ウクライナ語話者)の本体は西ウクライナであり、西ウクライナのアイデンティティーを辿るならコサックの棟梁フメリニツキー(17世紀頃)辺りでしょう。当時ポーランドの支配下であった西ウクライナに武装農民コサックが住み着き、ポーランドに対し反乱を起こしたのがフメリニツキーだ。反乱の後半でポーランドに劣勢になると帝政ロシアに協力を仰ぎ、結果として西ウクライナは帝政に併合されてしまう。
第一次世界大戦ではドイツがウクライナに傀儡国家を作り、忘れ去られていたウクライナ語の普及に努めた。第二次世界大戦では再びドイツが西ウクライナを占領し、共産主義に苦しめられていた住民はドイツに協力した。この時バンデラ率いるウクライナ蜂起軍も占領に協力しており(後に対立)、ポーランド人、ロシア人、ユダヤ人の大量虐殺を行っている。プーチンがウクライナをネオナチ呼ばわりするのはこれが原因です。
さて、ドンバス地方とクリミア半島には元々ロシア語話者が住んでおり、ウクライナの工業の中心となっている。クリミアはウクライナ政府の腐敗に辟易しており、独立する構想があったようだ。マイダン革命時にロシアによるクリミア占領が上手く行ったのは、クリミアがウクライナから離れるための渡りに船だったからです。ドンバス地方も同時に離脱を宣言したがロシアは併合しなかった。多分この時点ではロシアは西側と完全対立する気は無かった。ここでドイツから引き継いだ排外的ナショナリズムに染まらず、ドンバスのロシア語話者との妥協が出来なかったのが悔やまれる。
米欧日は(国際)法による秩序を根拠に民主主義の正当性を主張し続けていますが
経済力と軍事力で圧倒的だったアメリカに経済力の西欧日本が乗った秩序なのです
アメリカNATOの世界秩序を覆し独立した体制を目指すのがロシア、中共、イラン
北朝鮮などによる第三次世界大戦のゴールです、さらにBRICSによってアフリカ、
中南米、東南アジアなどの米欧嫌悪国に支持を広げるかもしれません
米欧の民主主義に対してロシア、中共、イラン、北朝鮮が民族歴史観、宗教観で対抗
し戦い続けるでしょう
中国共産党の台湾制圧は不可避であり結果は民主国家か専制同盟が勝つか核戦争か
日本民族が生き残るために日本政府は高度な政治軍事的判断が必要になるでしょう
これから世界中で人口減少始まるから先進国で唯一人口増えるアメリカの優位は揺るがないと思います。太平洋と大西洋に守られて地の利も最高で資源も食料もある。ナチスやソ連が持て囃された時代もあったが結局アメリカが勝利した。バフェット曰くアメリカが負ける方に賭けるな。
そういう人口面ではなく、アメリカは世界中から優秀な人材を集めて研究開発をさせている。こんなことを行なっている国は、アメリカだけだ。
アメリカ以外の国は、国内の天才が富を生み出している。しかしアメリカだけは、世界中から天才が集まって、富を生み出している。
この状況が変わらない限り、アメリカの優位性は揺るがない。世界中から人材が集まるアメリカとは、世界そのものだ。
その天才が世界中から集まった世界のリーダーと呼んでも差し支えのないアメリカ大統領が、記者への受け答えも怪しいおじいちゃんですからねぇ、有力な対立候補とされるトランプ氏も結構な歳ですし
限界を感じざるを得ないと言えばウソになるでしょう。
政治が足を引っ張っているのは事実だ。だが、あの底力は侮れない。
政治では解決できない事柄が世の中にはたくさんあるし、むしろ解決できないことの方が多い。だから政府が強い国よりも、民間が強い国の方が伸びる。
仮にアメリカが崩壊すれば、今の文明も崩壊するはず。増えすぎた人口を支えきれなくなり、土地と資源を巡る争奪戦の時代になる。
私も戦後日本の環境で育ち民主主義的な教育を受けて育ってる身なので
民間が強い国が強いのは同意ですが
本質的に民間は個人的な利益を求めるものであって大義は求めてない物と思っていました。
しかし改めて考えてみると、我々も個人の権利や財産を保証する民主主義という大義に乗っかっているのかもしれません。
まぁどう解釈しても結局は大義と大義の争いになるので、どちらに付くかというだけでどちらが正義ということもないですね。
今の日本はアメリカ西欧側に附き続ける以外に選択肢はないでしょうが
アメリカは富が偏在し底辺人口増加で内部対立が激化している、トランプ
人気はその表れで益々自国ファーストの政治家政権で内向きになり日本は
兵器輸出先と不沈空母役にされてしまうかもしれません。
同盟国としてイギリス、オーストラリア、カナダとの経済軍事協力が必要
なのです
そこに加えて大陸欧州+台湾韓国との関係強化や協力も不可欠ですね
アメリカが全部投げ出す前に可能な限り日欧豪加台韓での安全保障環境を構築すべきです
韓国、台湾には北朝鮮、中共に併合されたい親北親中派が常に何割かおり
政権が不安定で近い将来ウクライナのようになる可能性が大きいでしょう
今日は日本と同盟関係でも明日は敵対関係になる可能性があり英豪加との
ような長期的な経済軍事同盟は北朝鮮、中共が崩壊しない限り無理でしょう
歴史というのはアカデミーかファンタジーの領域であり、現実と結び付けるべきだとは思わない。政治と歴史を結び付ける発想は、どうしても狂ってるとしか思えない。
人間は百年も生きれない。だから百年前の事柄なんて、御伽話だ。千年前なんて、御伽話の十倍の現実離れした事柄だ。
本文に出て来たイワン四世なんて、Fateのキャラだ。なぜアニメのキャラのために戦争を行うなどという狂った発想が生じるのだろうか?
>他国に対して国民を団結させる記憶の構築に過去を利用すること
それで国民が動くのなら、それで構わないだろう。政治家なら、利用できるものはなんても利用したいだろうから。
しかし、そんなファンタジーを本気で信じる人間なんて、正気とは思えない。そういう人間が一定数を占める国が隣にあれば、それは怖い。
>ロシアが本質的に大国で優れた文明を持つ国であるという考え方
私の感覚では、偉大な大国とは優れた科学技術を持つ国だ。そういう考え方をしないから、プーチンは経済制裁で国力がボロボロになったとしても、一向に構わないと考えるのだろう。
プーチンは世界を、地図と数字と年表でしか見ていないのだ。
>一貫してウクライナ人を善と悪に分けて描写してきた。
私はウクライナを正義だとは思っていないし、ロシアを悪だとは思っていない。ただ単にプーチンを常軌を逸脱した狂人だと思っているだけで。
そして専制国家や宗教国家の力が強まることは、欧米側に与する人間にとっては、非常に都合が悪いと思っている。親露派が言う通り専制国家や宗教国家の方が安定しているとしても、そこには個人の自由と幸福は存在しない。
>欧米の指導者が犯した過ちの1つは
人間なら同じところがあるはずだと考えるのは、欧米人の悪い癖だ。他者との差異を無視するのは、愚かなことだ。
同じ日本人でも、これだけ雑多な考え方をする人間がいる。違う環境で生まれ育てば、相互理解が完全に不可能なエイリアン以上に異質なメンタリティを持った人間もいるはず。
外交とは、そのことを念頭に入れて行うべきだ。差異を理解した上で、融和政策を行なうか強硬策を取るかは、その時の状況次第だ。
ローマが欲しい神聖ローマ皇帝みたいなものか
思い入れだけ先行しすぎて失敗してるなぁ
プーチン氏は長ったらしい演説を好みますが、彼の理想とする国家を平たく言えば帝国だと思うんですよね。ソ連時代の軍事力と版図、ツァーリズム時代の暴力と抑圧、ロシア国家伝統の大ロシア主義と(非白人の隣人に対する)ロシア人優生思想…ロシア人にとって馴染みがあって古くて伝統的な価値観をより合わせて作った国家なんか戦後の価値観に合致する訳がないですよね。
少数のゲルマン民族がマジャル人や南スラブ諸民族を支配していたハプスブルク帝国は時代が下るごとに弱く、停滞した国家に変わっていきました。今ハプスブルク帝国があった地域には無数の民族国家が林立していますが、ロシアという大帝国も将来的にはそのようになるんでしょうね。プーチン大統領閣下のお好きな歴史の話をすれば、伝統的に東スラブ人のテリトリーと呼べるのはヴォルガ河畔かせいぜいウラル山脈以西までで、それより先の大地は多くがテュルク系やモンゴル系やツングース系の諸民族の領域ですからね。まぁそれを言うと今のウクライナも大部分がキプチャク人やタタール人やハザール人の土地ですが…
実際に構築されたのはウクライナ国民の反ロシア感情でしたね。
これはロシアが今後融和政策をとったとしても100年は消えない。
ウクライナでロシアへの抵抗の歴史が作られることになる。
人の感情は変わり易いのです、戦後ドイツはヒトラーとナチスに押し付けて成功し
日本はアメリカの占領政策で無差別爆撃も原爆投下も日本の軍事政権の侵略が原因
と殆どの日本人を洗脳することに成功したのです
ロシアは不倶戴天の敵ウクライナ現政権を倒すまで戦争をやめないし戦後は傀儡政
権を使い膨大な犠牲はユーロマイダン派にが引き起こした結果だと洗脳するでしょう