北米最大の防衛機器展示会「AUSA 2021」でジェネラル・ダイナミクスは50基の徘徊型UAV(自爆UAVもしくはカミカゼドローン)を搭載した無人車輌「TRX」のモックアップを公開、大きな注目を集めている。
参考:General Dynamics at AUSA 2021: Transforming America’s Future Fighting Force
無人車輌に50基の徘徊型UAVとクアッドコプターを搭載するジェネラル・ダイナミクスのTRX
ジェネラル・ダイナミクス(GD)が開発を進めている無人車輌「TRX」は米陸軍の無人戦闘車輌プログラム「RCV-M(通称:ロボット戦闘車輌)」から派生した半自立運用が可能な無人車輌で、リスクの高い交戦地域での偵察・監視、直接的な戦闘、前線へ物資補給、カウンタードローン・システムや電子戦システムを搭載した戦闘支援などの行う車輌のプラットフォームとして使用することを想定しており、ストライカーやブラットレーといった米陸軍の装甲戦闘車輌に追従できるだけの機動性も備えている。
TRXはRCV-MプログラムでHowe&Howe Technologiesの提案に敗れたが、米陸軍はGDが開発を続けるTRXに再び興味を示して来年フィールドテストを行うと発表(採用すると言っていない)している。
@GD_LandSystems Tracked Robot 10-ton (TRX) vehicle is featuring integrated AeroVironment Switchblade Loitering Missiles Systems at #AUSA2021. Stop by their booth (6027) and learn how this integration extends the RSTA and precision strike lethality range of tactical ground units. pic.twitter.com/lKo2bhNtid
— AeroVironment (@aerovironment) October 11, 2021
このテストにGDはどのようなタイプのTRXを提供するのかは不明だが、北米最大の防衛機器展示会「AUSA 2021」で同社は50機の徘徊型UAV(自爆UAVもしくはカミカゼドローン)を搭載した無人車輌「TRX」のモックアップを公開して注目を集めており、このTRXはエアロバイロメント製の徘徊型UAV「Switchblade 600」を26基+小型の「Switchblade 300」を24基を搭載することが可能で、用途は不明ながらクアッドコプターも車輌内に搭載するなど非常にユニークな構成だ。
米メディアは徘徊型UAVを大量に搭載するTRXについて「比較的小規模な地上部隊でもTRXを携行させれば、空からの視界と精密攻撃の元で視界外の脅威と交戦することが可能になる」と評価しており、将来の地上戦は例え小規模な部隊でもUAVを用いることで後方支援や空軍に頼ることなる独自の間接攻撃能力を備えるのが一般的になるのかもしれない。
まぁAUSAに展示されたTRXがそのまま実用化されるとは思わないが、類似するコンセプトの無人車輌が何処かで必ず実用化されるような気がするのは管理人だけだろうか?
関連記事:米陸軍がカミカゼドローン導入を本格化、英国も対外有償軍事援助を利用して同一機種を発注
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※アイキャッチ画像の出典:General Dynamics
ターミネーターの世界が近付いている。
人々は、時代の変化に付いていけるのだろうか?
スコップで重機に立ち向かうようなもんだ
多くは別の仕事をする事になる
その昔タイムボカンシリーズというアニメにビックリドッキリメカっちゅう物がありましてたっけなぁ。
おしおきだべぇ(但し即死)。
ハッチが開いてせりあがってくるところは、おだて豚とかどっちらけに似ていなくもない
ついていけないと排除されるの?
辛いな
MLRSが普通科に随伴する感じになるのかな?
何でMLRSだと思ったのかな?クラスターぶちかます訳でもないし、長距離で強力な単弾頭撃つ訳でもない。滑空型誘導式子爆弾がスイッチブレードみたいだと思ったのかな?
スイッチブレードは射程が長くて冗長性のある40mmグレネード/70mmハイドラみたいなイメージの方が近くね?既存の装備で適当な例は無いと思う。
MLRSはもうクラスター爆弾は装備してなくて、精密誘導ロケット弾になっているでしょ。
私の感想は、野戦特科(ミサイル部隊)を重迫や中多(普通科)みたいに使える兵器だなというところ。
300の方は射程が10kmもないから重迫や中多くらい後方から運用するのかな?と予想している
さらに、偵察ドローンまで装備して指揮車に引きこもりながら運用できそうな感じ。
書いて頭が整理されて思ったけど、面制圧するMLRSじゃないねこれ。
スイッチブレード運用するのにTRX使うメリットがどれ位有るんだろう。1両あれば即応レベルで単純に考えれば50回攻撃出来る感じになるとは思うが。配備車両一つ一つに4機ずつとかの方が集中火力や認識力で劣るが柔軟性はあるとおもうんだけど。
ミサイル駆逐艦のVLSがSAM積んだり巡航ミサイル積んだりして使い分けるのと同じノリで複数種のドローンを運用する想定なんじゃないの
中国はすでにドローン搭載管制専用の装甲車両を配備してたよな、
すでに後追い企画になってるのか
そして日本は安定の周回遅れ・・
周回で済めばいいがな
本当にやばいぞ
スナイパー退治に前線少し後方からドローンによる援護に使用されそうだな
今までは偽装して潜んでいるスナイパーを探すの大変だったし
撃たれるまで、居ているかどうかもわからないという恐怖もあったが
ドローンだと音も姿も小さく、偵察されていることも察知されにくいので
スナイパーを狩り出すようなことが、簡単になるのでは
魚雷は自爆って言わない不思議
ミサイルだって自爆とは言わんは(笑)
基本爆発という結論しかない誘導兵器に対して、ドローンは必ずしもそうではないし、偵察や警戒という魚雷やミサイルには無い機能があるからね
ミサイルも自縛って言わないから、ある程度の賢さ(AI)を持った兵器が敵に飛び込むことが重要なのでは
機雷も自爆とは言わんよね
キャプチャー機雷とか上昇機雷とかの知性化機雷は、無人機とも表現できるだろうし
スカイネット「あれ、もう人間いらなくね?」
大量のUAVの運搬手段を考えると、行き着く先は軽戦車(の車体)になるか
関係ないが我が陸軍のような迷彩色だな
飛行機も船も好きだけど、新しい陸上車両が一番心躍る
誘導弾と言っておけば何でも導入出来るでしょ
徘徊するかは秘密だよ
なんだかカメムシみたいな見た目やな
陸上車両に大量の無人機…
エリア88だなこれは(おっさん並感
車体前上部の突起が24あるからこれが Switchblade 300 なんだろうね。
クアッドコプターはシステム直結の索敵用で敵部隊の布陣展開を即応的に探知しその上空に徘徊型UAVを飛ばすてことかな。
現代版ゴリアテかと思ったけれど大きさが違った
まずはAMPVの兵員室にVLSで搭載しろって感じだけど今の流れだとJLTVカーゴがベースかな。
HIMARSみたく装甲キャブのFMTVにVLSで搭載したら100発行けるっしょ。
つべに解説ビデオがあるので、ご参考まで。
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