米軍のミリー統合参謀本部議長はラムシュタイン会議後「ロシア軍の死傷者数は10万人を大幅に上回る」と言及、ウクライナ軍に関しては数字を提示しなかったものの「双方にかなりの死傷者が出ている」と指摘した。
参考:Ukraine Situation Report: Russian Casualties “Significantly Well Over 100k” Says Top U.S. General
ウクライナ軍は「倒しても倒しても補充される大砲の餌」との戦いでジワジワと削られているのだろう
ドイツ連邦情報局は「バフムート方面の戦いでウクライナ軍は毎日3桁台の兵士を失っている」と安全保障関係の連邦議員に報告して注目を集めたが、米軍のミリー統合参謀本部議長も「ロシア軍の死傷者数は10万人を大幅に上回っている」と明かした。
ミリー議長は「ロシアの正規軍、傭兵のワグナー、これと一緒に戦っている複数の軍事組織の死傷者数は『10万人を大幅に上回っている』ため本当に苦しんでいる。一方のウクライナもロシア軍の攻撃で罪のない一般市民が大量に殺され、インフラ攻撃のせいで経済的な損失も大きく、エネルギーインフラにも大きなダメージを受けたためウクライナ軍も苦しい状況だ」と指摘。
ウクライナ軍の死傷者数については具体的な数字の提示を拒否したが「この戦いは非常に血なまぐさい戦争で双方にかなりの死傷者が出ている」と述べ、ロシア軍は20万人~25万人の兵力を動員で確保できたため「人的損耗分はカバー出来ている」と付け加えている。
つまり大砲の餌を供給し続ける「ロシア軍の古典的な攻撃手法」は今後も繰り返されると示唆しており、これに関してドイツ連邦情報局も「バフムート方面で見せるロシア軍の戦術は兵士を大砲の餌にすることで、兵士の膨大な損失はロシア軍の作戦戦術において特に問題視されていない」と言及してるため、ウクライナ軍は「倒しても倒しても補充される大砲の餌」との戦いでジワジワと削られているのだろう。
関連記事:激しさを増すバフムートを巡る戦い、ウクライナ軍も毎日3桁台の兵士を失う
※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр トレーニング中のウクライナ軍兵士
アフガニスタンが10年でソ連兵の死者1万5000人、負傷4万人以上でしたっけ
ロシアはどうなってるんや東欧を植民地として抱えてないから昔より身軽なのか
こんな戦術が通用するとは・・・。
民主主義国家では到底採用できませんが、そうではない国家にとっては安上がりで確実な戦術ですね。
人口がロシアとは比較にならないくらい多く、民主主義ではない国が日本の近くにあるような気がしますが、同じ事をやってくると苦しいかもしれません。
日本は陸続きじゃないのが救い
侵攻当初、私は現代ロシアの20~30代の低い出生率を挙げて「死傷者が出続ければ母の会はじめ世論が黙っておらず、戦争継続はできない」と主張していましたが、それは間違っていたようです。
ロシアという国家は今も昔も畑で獲れた兵士を使いつぶす国家のようで、それを国民も追認している。
徴兵可能な兵士のほとんどがいなくなるまで戦争し続けられるメンタルのようです。
ただそれがロシアという国家にとって良い事かというと、反戦世論で戦争継続できない事よりはるかに悪い事じゃないでしょうか。まあ何が良いかを決めるのもロシア人自身だから仕方ありませんが。
外野として一つ言えるのは、こんな国に生まれなくて心底良かった。
そんなロシアに好きで住んでるyoutuber日本人もいるので、生きた実況系社会実験を見ているようで興味深いです。既に二重国籍者の徴兵もありますし、永住外国人も徴用される事は時間の問題でしょうから、赤紙を受け取った場合の彼らの表情は教科書に記載されるような気がしてなりません。
私は2月ー3月でロシアが侵攻が完全に失敗した時点で、プーチンは今年中に失脚して死ぬ事になるんやろうなあと予想してましたが外れていますね。
外れた理由はロシアがこんだけのしくじりをやらかしながら体制が一向に崩れない事ですね。
マジでXYZさんが仰る通り、「こんな戦術が通用するとは・・・」ですね。
ツイッターやウーバーイーツやMMORPG全盛の時代に「こんな戦術が通用するとは・・・」ですね。
こんなに情報に溢れて個々人が情報を得て賢くなった社会において、こんな大きな失敗が表面化した時点でロシア国民の支持を一気に失い、プーチンは失脚する未来しか無いと思ってました。
ふたを開けたら失脚しないどころか、人海戦術みたいな冗談みたいな事を本気でやり出して何世紀のノリやねんアホちゃうかと見てましたし、ウクライナの夏季反攻もありましてこのままオチがつくかと思ってましたらプーチン政権は安定し、人海戦術は実行し続けてで少なくともバフムート方面では成果が出ましたからね。
ツイッターの時代に祖国が侵攻されたわけでもなく、他国に侵攻する戦争で徴兵されたロシアの若者が人海戦術に参加して何なんこれ?みたいな感覚です。
こういうのはテレビもネットも無く、情報の無い田舎で育った純朴な若者が大量に居る時代でこそ通用する戦術で、田舎でもスマホで大量の情報を得て知れる現代でも成立するとか何なんですかね?w
根本的に作戦立案から全部目論見を外した戦争を、付け焼刃的に素人を追加動員して訓練無しで戦場に放り込んでバフムートが攻略出来てるとか、これじゃあ戦争計画、実行にプロは要らないですわw
私やホテルラウンジさんXYZさん他多くの人が見誤ったのはまさに、「仮にも近代国家が人海戦術で他国の領土を取ろうとなんて思わない」というところですよね。。
ソレダルはここでも最近よく取り上げられ、人海戦術が功を奏してロシアが今奪取してますが、この千代田区程度の面積の、無傷な家ひとつ無いような土地に何千人の兵力溶かしたんでしょう。
局地的戦果のために安全保障を犠牲にしてるとしか思えない。
なんでプーチンが失脚しないのか、はたぶん国民の反発とか価値観云々は関係なくて、プーチンが、
・治安機関・諜報機関を完全に掌握し、忠実な彼らがクーデターや反政府行動を暴力的に防ぐ
・ロシア軍vsワグネルという対立構造を調停し、それによってうまく責任を回避し判定者として振る舞える
からだと思います。
本土攻撃や食糧不足がない状況では戦争に不満はあっても、自分が困るのは先の話だし殺されたくないから、国民も高官や軍人も、様子見るか、となってしまう。プロパガンダの効果もあるでしょうが。
戦争が終わるのは、
・港湾や海運が攻撃され、ロシアが飢餓に追い込まれる。
・軍とワグネルの政治的パワーバランスが著しくどちらかに傾き、勝利者からプーチンが邪魔者と見なされるようになる。
のどちらかしかないと思います。
エスカレーションを避けるためにロシア本国への攻撃を制限する、と言う方法は
結局、本筋を外れてロシアの戦争を長引かせてるだけなんですよね。
欧米の支援は徐々にレベルを引き上げているとはいえ、もっと思い切った支援に踏み切らないと
誰にとってもありがたくない結果にしかならないと思いますがね。
ロシアの「母の会」なる団体、一部情報だとまるで西側にとって良いもののように語られていましたが、私が見たインタビュー内容はとてもまともな主張をしているとは思えないものでした。決して反戦ではありません。かつてはロシアの人権運動で意味のあるものだったのかもしれませんが、民間軍事会社などと言われているワグネル(実際は軍の一組織)とロシア正規軍のいかにも対立しているかのように見せかける構造と同じく、プーチンの宣伝用団体と思います。
そりゃ前回邪魔になったものはさっさと抑え込むでしょ、平時の内に
実際は民主主義国家だから、人命重視、世論重視で長期の消耗戦ができないなどということはなく、そういう認識で戦争に負けたのが、第一次世界大戦のドイツであり、太平洋戦争の日本でした。
第一次世界大戦のドイツ軍は、ヴェルダン要塞でフランス軍を消耗戦に巻き込み、フランス世論の反発を狙いましたが、むしろフランス世論は消耗戦を受けて立つ方向に向かい、結局ドイツ軍の方が先に消耗戦に耐えられなくなりました。
またアメリカはヴェルダン戦を見た上で、1917年にドイツに宣戦布告し、人間の数でドイツ軍を圧倒しようとしたのです。
アメリカ南北戦争でも、人口で優る北軍のグラント将軍は、戦術に長けるが兵力の少ない南軍のリー将軍に対し、長期の消耗戦による勝利を狙い、またジョージア州ではシャーマン将軍は後方での焦土戦術を行い、結局リー将軍は降伏しました。
太平洋戦争でも、真珠湾で大打撃を受けたアメリカ軍は、長期の消耗戦、物量作戦で日本軍に勝利する計画を立て、タラワ、ペリリュー、硫黄島、フィリピン、沖縄などで、多くの戦死者を出しましたが、それでアメリカ国内が反戦機運になることは全くなく、日本に勝利したのです。
もっとも朝鮮戦争の中国軍は、さらにそれ以上の消耗戦、文字通りの人海戦術を行い、アメリカ軍でも勝利はできませんでした。
第二次世界大戦のイギリス軍も、エルアラメインや、ファレーズなどではかなりの消耗戦であり、モンゴメリー将軍が得意としたのは単純な物量作戦だったのです。
まあ、近代民主主義の発端の一つがフランス革命時にフランス革命政府が発令した国民総動員法によって編成した国民軍にあるので、民主主義国家は本来長期の消耗戦・総力戦向きの国家体制だったんですよ(国民の同意さえ得られれば、の話ですが)
しかし、第二次世界大戦後に核兵器が普及した事と社会環境の変化等で軍隊がプロフェッショナル集団へ変貌した事によって事情は変わります
まず核兵器の普及によって先進国において総力戦は過去の物となってそのノウハウも使われなくなり、その結果人海戦術に対して先進国の軍隊は数で対抗する事が出来なくなります(朝鮮戦争で中国軍が介入した後の戦闘はその最初の例です)
更に、1960年代後半のベトナム戦争以降になると社会環境の変化で、例え戦争でも人命重視、世論重視で長期の消耗戦が出来ないと言う認識が先進国では強まって行きました
勿論、中国やロシア等の一部諸国では事情が異なる訳ですが……
と言う訳で手前味噌ですが、上のTKT氏の発言は第二次世界大戦以降の社会や軍事の環境変化を考慮せずに発言している為、鵜呑みにするとアレな事になりますから注意が必要です
以上で、当分の間書き込みを休みます
逆説的に言えば「大砲の餌を大量に放り込んでも大きな成果を出すには至ってない」と言える。人口が3分の1のウクライナと手抜きまくったNATOの支援でようやく互角かそれよりちょっと下。
戦後の悪影響も考えたら緩慢な自殺ですよ。
正気の沙汰じゃない。
人海戦術に対抗する方も人海戦術じみたことをしないと戦えないか、世知辛い。21世紀は退行の世紀だな。
余談だが、今後コメント欄で「作戦術」「バグラチオン作戦」「縦深戦術」等の用語の使用は控えるべきと考える。
人海戦術を用いているのはウクライナ側ですよ。
先に動員を決定して完了していますからね、それが夏の攻勢に繋がりました。
去年の大半の期間ウクライナで展開しているロシア軍なんて20万人程度で終始劣勢でした。
そしてプーチンの戦況軽視によって遅れていた動員の決定がようやく行われて配備完了したのが現在、これでおそらく両軍が同数といった感じです。
みなさん「動員数」ではなく、人命を思いっ切り軽視(無視?)したロシアの戦術を「人海戦術」と呼んでいるのでは?
どういう戦術をとっているのかは現状確認出来る手段がないので私にはどうとも言えませんね。
ウクライナ側が7:1に拘ったり今回のドイツ発の情報の打ち消しであったり「ロシアは人道無視の突撃を繰り返して無様にやられている」という幻想を維持したがっていることはわかりますからその手の話を懐疑的に見てはいますが。
ただ展開している兵力は推計出来ますし、プーチンの無能によって動員が遅れたロシアに対して開戦後速やかに動員をかけたウクライナが数で圧倒していることは確かです。
そして西側の高性能兵器が少数あったとしても平均的な装備の面ではロシアの方が未だ数多く残っているはずですから、想像されるような歩兵突撃を人海戦術と表現するならウクライナ側の方がそれに近い形になるとは思いますよ。
>プーチンの無能によって動員が遅れたロシアに対して開戦後速やかに動員をかけたウクライナが数で圧倒していることは確かです。
「無能で遅れた」とか「速やか」とかじゃなくて、侵攻した側が数ヶ月後に動員して国内の政治も経済もガタガタにしてるの普通に頭おかしいんですよね。
あと「平均的な装備の面ではロシアの方が未だ数多く残っているはず」の根拠が不明ですし、仮にそうだとしても「想像されるような歩兵突撃を人海戦術と表現するならウクライナ側の方がそれに近い形になる」にはつながりませんし、少なくともウクライナ側がそう言う戦術をとって攻勢をかけている戦場は観測されてないかと思います(ロシア側がそれを行なっているらしき証拠は視覚的な物も数値的な物も散見されます)。
すいません、以前からあなたの発言を見てまして相当にバイアスがかかった方のようなので自己完結していただけると助かります。
少なくとも私があなたのその返信に同意できる部分はありません。
こと「人海戦術」の解釈に関する限り「相当にバイアスがかかってて他者の同意を得られない」のは貴方の方だと思いますが。
その自覚もなく反論に対して「自己完結してろ」はわがままが過ぎるかと。
人海戦術というのは、もともと朝鮮戦争で、中国人民志願軍の突撃を
「ヒューマン・ウェーブ」
と呼んだとか、あるいは毛沢東なども、
「人民の波」
などと言って、意図的に人数の多さに期待したのもあり、また日中戦争での日本軍に対する中国軍の攻撃は常にそんな感じだったというのもあり、ソ連軍、ロシア軍というよりは中国軍由来と言えるでしょう。
大隊や中隊のような部隊が、横一列に並んで、あるいは密集して銃剣突撃するようなのは、第一次世界大戦のソンム会戦におけるイギリス軍、フランス軍なども同じであり、日露戦争で旅順要塞に突撃した日本軍も結果的には人海戦術のような形になり、またアメリカ軍でも南北戦争ではまったく同じような感じでした。
これらは、必ずしも最初から人海戦術を狙ったわけでなく、敵の防御、特に火力を甘く見て、銃剣突撃を反復させた結果、結果的に人海戦術的になってしまったわけです。
アメリカ海兵隊などでも、硫黄島や、ペリリュー島などでは、結果的にアメリカ軍の方が人海戦術のような形になりましたが、これは洞窟の地下に生き残った機関銃や、擲弾筒などの火力を甘く見たせいです。
日本軍のバンザイ突撃なども、弾薬が残り少なくなってやったヤケクソの作戦であり、弾薬が十分にあれば、そういう作戦はしなかったのです。
私はこの意見に同意。
人海戦術を取る相手への攻略方法は相手を更に上回る兵力を用意する事。
ウクライナ軍は数ではロシア軍を大きく上回ってるのにソレダールを取られちゃった時点でロシア軍を「単なる人海戦術」と切り捨てるのは間違いだと思ってる。
兵力ではなく、正確には「犠牲にしても良い兵力」です。
ウクライナ軍もロシア軍と同じ戦術を取ればソレダールで勝利できたかもしれません。
「犠牲にしても良い兵力」がロシア軍が遥かに勝っていたからこそ、人海戦術で勝利できたのです。
ソレダルやクリシェイフカの迅速な包囲形勢を見るに犠牲を顧みなければ勝てたというのはあり得ない話ですね。
あの正面の話をするのでしたら、包囲されつつある拠点に拘泥して拠点防御を続けるなんてウクライナの側こそ人命軽視の極みです。
振り返ればマリウポリのアゾフスタリもそうですね。
彼らが犠牲にしてもいい戦力ではなかったならマリウポリ市街での籠城ではなく北への脱出を取るべきでした。
前回と比較するとかなり濁した表現に変わったな。ウクライナ軍の損害はそこまで認められんものなんかね?
大軍に勇敢に立ち向かう小勢という構図が支援を訴えるのに都合がいいのだと思います。
ただここは軍事フォーラムですし、それに付き合う必要もありませんね。
理由がウクライナ軍の精強ではなく純粋に規模による圧倒であるとしても、このロシアの死傷者10万という数字はリアリティのあるものだと思います。
ヘタに数字を出すとそれをロシアの宣伝に使われるという判断なのでしょう。
事実でも誇大でも具体的な数字を出さないことで情報戦で下手を打たないようにしているように見えます。
単に情報をロシアに伝えないためでしょう。
ロシアの方も推計はしているだろうが、敵に答え合わせなりヒントなりくれてやる必要はない。
実に単純かつ明快な理由。
ロシアは90年代の経済混乱の影響で少子化傾向だし、全体の人口も1.4億しかいないので、
人海戦術みたいなことをし続ければ将来へのしわ寄せが洒落にならないと思うんだけど。
まあ権力を維持することしか頭にないプーチンには何言っても通じないんだろうけど。
報道によると、ウクライナの子供達を30万から70万人も拐かしているという話なんだよね。
洗脳教育すればもとはとれるという、人でないようなことを考えているのではないかと恐れています。
どうにかして救出できないものか?シベリア出兵のときのように。
働き盛りの人間を百万人近く戦死や亡命で失って、教育の必要な子供を数十万人拉致したからと言って
埋め合わせが出来るものでもないと思うのですがね。
ロシア国内にも拉致されたウクライナ人を帰還させるための組織があるようなので
戦争が終われば彼らと連携して帰還の協力は出来ると思います。
それがいつになるのかは不明ですが。
他記事のコメントで言及のあったフレシェット弾ですが、ロシア軍は122mm砲用のものをウクライナで使用してるんですよね。
使用が知られた去年の4月頃ウクライナ軍の報道官が、”ウクライナ軍はフレシェット弾を使用しない”と発言してましたが保有はしてるんですかね?
ロシアは動員や死傷者もですが、国外逃亡も70万人を超えるそうで、経済的にはそれも痛い
しかも高度な知識を持つ人材から率先して国を離れてるからなおさら
この数字がまずいなあと思うの、戦争初期の不手際の時期に集中して出てたとかではなく、負けてる時も勝ってる時もじわじわ死傷者が嵩んでることだと思うんです。この先ロシア軍のキルレシオが20:1とかに上がる見込みはもはや無く、この先も続ければ続けただけ一定のペースでロシア兵は死んだり手足を失ったりしていく訳ですから、かなり頭の痛い問題なのでは。
大統領の頭の中ではドンバス2州の領地さえキッチリ取ってしまえば後は満を持してウクライナに停戦を「許可」し一件落着となっているのかもしれませんけど、国際社会の動向を考えてもウクライナが長期的な停戦や和平を飲む訳ないですからね。
復員したロシアの戦傷者だって後々まで負担になるはずなんですよ。障害者年金や傷痍軍人年金の受け取り対象にしない訳にはいかないですし。彼らも自分の人生を国に捧げた代償がずだ袋いっぱいのジャガイモじゃ納得できないしょう。中越戦争に従軍した解放軍の傷痍軍人による北京での大規模な抗議デモ(軍部統制が緩かった00年代とはいえ軍人によるデモは異例だった)のような事例もあるので、戦後保証は陣営を問わず起こる問題です。
プーチンならこうやりそうです。
障害で年金受給者対策
→後送せず見捨てて戦死者対策を実行
戦死で年金受給者対策
→「行方不明」「逃亡」扱いで支給対象外
プーチン大統領は考えていないでしょうね。あと十年もしたら寿命で死にますからね。
>後送せず見捨てて戦死者対策を実行
これは本気でやってそう。負傷兵は現場で、後方で、本国に戻っても、そして戦後まで負担になるからね。
明示的・積極的にまではやらなくても、衛生兵や医療品を少なめにして結果的にトリアージの基準ダダ下がり、くらいのことは平気でやるだろう。
特に動員兵の命は軽く扱われてるだろうなぁ…。
※個人の感想です。
ワグネルから脱走した指揮官が同じことを告発していましたね。
正規軍はどうかわかりませんが、ワグネルはほぼ確定でやってるんでしょうね…
他記事でも散々コメントがあったとおり、負傷兵を救えない・救わない方針なのでしょう
「6か月の任期を終えれば釈放」とか怪しすぎるからな
やっぱ契約とか本人の意思関係なく急に理由も告げずに車に乗せられ動員されてる気がする
政府の機関じゃないから法を守ってなくても政府は言い逃れできるし、動員者が死ねば闇に葬られる
政府が出来ないことをやるためのワグネルなんだろうな
補償もそうですし、労働力不足、経済への悪影響が深刻なことになりそうですね。
それらも十分に深刻ですが、もっとまずいのは人口ピラミッドの崩壊でしょう。
国外脱出と戦死戦傷は20~30代が中心ですから、経済不況と合わせて出生率の劇的な低下が待ち構えています。
思うんですけど、若者が十万人病院送りor死亡って人口減少中のロシアにとって今後数十年尾を引く問題になるのでは?
本当にこの戦争さえ勝てたらУрааааみたいなマインドでやってるんでしょうね
当然大問題ですよ。
ロシアは元々の医療システムに問題が多く、今回の数が加わり完全な治療やリハビリは望めず、後遺症が残る確率はかなり高いものになります
さらに、秋の動員は少数民族中心で、農村や鉱山、工場労働者の比率が高いんです。
そんな肉体労働者層に後遺症が残ると、除隊後の生活にどれだけの悪影響が出るか。
むしろこの世代自体がって通貨危機で出生率ダダ下がりしてた時期だったりしてて
2000年前後はずーっと少子化少子化言ってた日本より少なかったりする(今でも大して高くないのだが)
まぁ日本も先行きは暗いが出生率の減少の波を連続で喰らった20年後がどうなってるか興味深い所ではあるね
興味を持ち続ける前に滅んで欲しいけど
軍の恩賞として病院受診する権利あるはずの人の軍歴が消されていて受診できなかった、なんて話も聞くので戦後に関しては何も考えとらんのでしょう
実際国家にとって危険な人的損害とはどれくらいのものなんでしょうね?
独ソ戦の数百万〜千万単位の損害はソ連崩壊の遠因になったかもしれないが、逆に言えばそれだけ損害を出しても半世紀は国家が崩壊することはない。
これと比較すると、(生活水準の悪化や社会の混乱を度外視すれば)数十万程度の損害で国家が揺らぐというのは考えにくい・・・
大量の戦死者を出してもプーチン政権が揺らがないのなら持久戦やる意味は薄れるだろうし、
西側がどんなアプローチ取っても、ロシアは政権が揺らぐような譲れないラインに差し掛かった時に核の脅しで東西ドイツのような膠着状態に持ち込もうとするのは見えてる
絶滅戦争と特別軍事作戦とでは大義名分の度合いが異なりますし、またソ連とロシアも規模が違いますから、比較対象にするのは難しいでしょう。
仮に国家が崩壊するとしたら、死者数では無く、クレムリンへの不信認に始まり、権力闘争という内部分裂によってじゃないでしょうか。
歴史を振り返れば、大国はその自重によって崩壊するものですし、支える土台の統治機構が腐敗していれば尚更です。
ミリー統合参謀本部議長は去年の時点でロシア兵の死傷者10万以上と言ってましたから、米軍の推計では今はそれ以上になってるという事なんでしょうね。
その時はウクライナ側も同程度の死傷者と発表していたと思います。
後で撤回しましたが欧州委員会の委員長も同じ時期にウクライナの死傷者10万以上と発言していたのが印象に残っています。
政治的意図が絡んでの発言な可能性もありますから、どこまで正確な情報なのかは測り知ることが出来ませんが、双方ものすごい数の命をすり潰しながらの戦争になっているのは間違い無さそうです。
前にも一度書きましたが。
ソ連が崩壊した時期に、ロシア人男性の平均寿命は
’85年に65歳〜’90年に60歳未満〜’95年に55歳
と変動しています。今は67歳程度です。
平均寿命60歳くらいで、先行き見込みなしとなれば、
政変(プーチン氏の除去)が期待できるのでしょうか。
政変なしではこの戦争は終わらないような気がします。
地味にロシア軍人を戦場で削ることでしょうか。
しかも人口比から、一定以上にウクライナに有利な割合で。
’17年の状況は調べようがないのですが、どなたかご存知ですか。
ロシア人にはロシア人の感情があります。
大戦後世界の敵に追いやられ冷戦に敗北したロシア人の西側に対する屈辱感、そしてそこから生まれる憎しみは私たちが想像するよりはるかに根深いです。
アフガンの時とは違って今回の戦争の舞台は彼らが同族と考えるウクライナであり、そのウクライナに西側が入れ込めば入れ込むほど、ロシア人からすると憎い西側が同族を奪おうとしていると捉えますし、なおさら憎しみを深めます。
はっきり言って今回の戦争で政変による終結を期待するのは都合のいい妄想に過ぎません。
ロシア人はウクライナから手を引くつもりもありませんし、それは逆侵攻をかけてモスクワを陥落させたとしても変わらないでしょう。
この戦争をロシアの敗北で終わらせたければ徴兵可能な年齢のロシア人を皆殺しにする以外にありません。
“ロシア人にはロシア人の感情”
そうですね、感情はあって当たり前なので、否定しません。
私達にも、普通にあると思います。
しかし、ロシア人の気持ちは、他所で好かれていない様ですね。
特にもう片方の当事者たるウクライナ人には好かれていませんね。
ウクライナ人にとって同族はウクライナ人のみでロシア人は含まれません。
大元に溯ればこのロシア人の北東スラブの盟主気取りの傲慢な態度がウクライナ問題の根源と言っていいでしょう。
ただ西側諸国に対する嫌悪感というのはかつて第三世界と呼ばれた国々がロシアに同情的になる原動力となっており、ロシアもその利用に積極的です。
それが制裁参加国が西側視点での主要国にしか広がらず未だにロシアが戦争を継続出来る理由にもなっています。
私たち西側市民の見る世界というのは西側メディアの目を通したものですから、世界の敵ロシアに対してならず者国家を除いた世界が一致団結してウクライナを積極的に支持しているように写りますが、単純な世界人口からするとおそらく消極的なロシア支持が最も多いでしょう。
かわいそうだけどたった10万人の死傷者数。
米国のCOVID-19での死者数はその10倍以上だけど医療制度改革だとかの声はない。
民主主義の親玉を標榜する米国ですらこうだし、
『ロシアは権威主義国家だからこのようなひどいことをするのだ』というのも
全面的に正しいとは思わない。
他人の人命なんてのは結局その程度の価値しかないし、
北方四島を不法占拠されていてウクライナと似通った状況にある我が国も
ウクライナ支援には非常に消極的で、武器供与どころか
サハリン2向けに『政府は国内損保会社がロシア海域の船舶戦争保険について
追加的なリスク(海外再保険が撤退)を引き受けることなどを要請した』
ことについて知っている人はどれくらいいるのだろう?