米国関連

ウクライナ支援は数週間以内に停止、バイデン大統領は移民問題で譲歩か

ホワイトハウスのカービー報道官は6日、ウクライナ支援を含む緊急予算の上院否決を受けて「あと数週間でウクライナ支援は選択肢がなくなる」と懸念を表明、バイデン大統領は共和党が要求している「移民政策の変更」について譲歩を検討しているらしい。

参考:В Белом Доме обеспокоены, что гарантировать помощь Украине могут еще в течение нескольких недель
参考:White House open to new asylum limits for Ukraine aid -source

バイデン大統領は移民問題で譲歩を検討、緊急予算の採決は来年になる可能性も

ホワイトハウスのカービー報道官は6日、ウクライナ支援について超党派の支持がある上院が緊急予算1,105億ドル(ウクライナ支援600億ドル、イスラエル支援140億ドル、インド太平洋地域の同盟国支援20億ドルを含む)を否決したことを受けて「あと数週間でウクライナ支援は選択肢がなくなる」と懸念を表明し、バイデン大統領は共和党が要求している「移民政策の変更」について譲歩することを検討しているらしい。

出典:pixabay

あと1週間でホワイトハウスと議会はクリスマス休暇に入るため「緊急予算の年内可決」はタイムリミットが迫っており、共和党は記録的な不法移民を制限する追加措置なしに緊急予算の承認は行わない構えで、上院の共和党も「今回の採決は民主党が我々の本気度を認識するに必要なものだった」と述べていたが、ホワイトハウスはロイターに対して「移民に対する亡命審査基準の引き上げ」と「強制送還の適用範囲拡大」で譲歩することを検討していると明かした。

因みに上院も下院も14日に年内の仕事を終える予定で、情報筋は「14日までにホワイトハウスは共和党との大筋合意を成立させ休暇中の法案の詳細を詰めることになるだろう」とも述べているため、緊急予算の採決は来年になるかもしれない。

関連記事:ウクライナ支援の縮小が浮き彫り、8月~10月分の支援額は昨年比で87%減
関連記事:ウクライナ、米国側にC-17、AH-64、F/A-18、MQ-9B、THAADなどを要求
関連記事:民主党上院トップ、ウクライナ支援は感謝祭の休暇から戻ったら取り組む
関連記事:米国防総省、資金不足でウクライナへの武器支援を縮小したと言及
関連記事:米陸軍、議会承認の遅れで155mm砲弾の購入・増産資金が手に入らない
関連記事:バイデン政権、議会にウクライナ向け経済支援として118億ドルを要請
関連記事:米陸軍の155mm砲弾増産、ポーランド、インド、カナダ企業も契約を獲得
関連記事:米下院がイスラエル支援法のみを可決、ウクライナ支援継続は不透明
関連記事:共和党議員が提示した12条件、受け入れるまでウクライナ支援保留を主張
関連記事:バイデン政権、大統領選挙までのウクライナ支援に1,000億ドルを要請か
関連記事:バイデン政権、ウクライナ支援のため国防総省の資金活用を検討か
関連記事:不透明な米国のウクライナ支援、あと2ヶ月で資金不足に陥る可能性
関連記事:侵攻587日目、戦場に目立った動きはなくウクライナ支援は変化の兆し
関連記事:米紙、バイデン政権はウクライナ支援のため52億ドルの資金を持っている
関連記事:国防総省、ウクライナ支援資金をほぼ使い尽くしたと民主党に警告
関連記事:米下院がつなぎ予算を可決、共和党に譲歩してウクライナ支援資金は除外
関連記事:バイデン政権、ウクライナ関連を含む計400億ドルの追加資金を議会に要求
関連記事:1度も使用されなかったウクライナ・レンドリース法、ウクライナ側は延長を要求

 

※アイキャッチ画像の出典:President Biden

米紙、プーチン勝利を許してはならないが西側は手詰まりになっている前のページ

バフムートの戦い、ロシア人は前進を主張するものの視覚的証拠はなし次のページ

関連記事

  1. 米国関連

    米海軍が戦力分散化の概念「ゴースト・フリート」を実演、無人艦から艦対空ミサイルSM-6を試射

    国防総省はミサイルランチャーを搭載した無人艦「USVレンジャー」の様子…

  2. 米国関連

    米空軍とノースロップ・グラマンがステルス爆撃機「B-21」を公開

    米空軍とノースロップ・グラマンは2日、カリフォルニア州パームデールにあ…

  3. 米国関連

    米国が25億ドルのウクライナ支援パッケージを発表、GLSDB提供は見送り

    米国は25億ドル相当のウクライナ支援パッケージを19日に発表、このパッ…

  4. 米国関連

    F-35B運用能力が向上?ウェルドックを取り戻した「アメリカ級強襲揚陸艦」の実力

    米海軍が建造を進めるアメリカ級強襲揚陸艦は、当初、ウェルドックを持たな…

  5. 米国関連

    米クラフト、米空軍研究所が主導するプログラム向けに新型無人プラットフォームを発表

    低コストの無人戦闘機(UCAV)XQ-58Aを開発した米クラフトは最近…

  6. 米国関連

    造船への投資、米海軍長官がハンファオーシャンと現代重工業に米国進出を促す

    韓国を訪問したデル・トロ米海軍長官が「ハンファオーシャンと現代重工業に…

コメント

    • kitty
    • 2023年 12月 08日

    「この戦争はクリスマスまでには終わるだろう」の2023年バージョン。

    16
      • スコーピオンコバートX
      • 2023年 12月 08日

      白人連中の言う「クリスマスまでに…」はだいたい死亡フラグ。

      7
    • 朴秀
    • 2023年 12月 08日

    どうせウクライナは勝てないから死に金を突っ込むなってことかな
    米国が始めたようなものなのに勝手なこって

    まあ反攻作戦があんな結果だし
    これ以上支援しても無駄だって言い分も分かる

    40
      • 無題
      • 2023年 12月 09日

      え、ロシアが始めたんでしょ。

      34
        • パラ
        • 2023年 12月 09日

        マイダン革命がアメリカの陰謀と本気で信じてるようなので…

        28
    • 765
    • 2023年 12月 08日

    支援停止が民意ならしょうが無いと思うが、いつもの牛歩戦術じゃねーか。ここ10年アメリカの議会はどうなってしまったんだ
    台湾有事でも同じことされたらたまらんぞ

    51
      • たら
      • 2023年 12月 08日

      残念ながら台湾の時も程度の差はあれ,同様の問題が起こるでしょうね。日本はどうすべきか待ったなしで考えておかないといけないですね。

      37
      • ケイ
      • 2023年 12月 08日

      自分や家族の生命や尊厳が他国の政局に左右されるって本当に恐ろしいですね。日本で現実を見ずに、理想を掲げて平和を訴えている方達にはそろそろ目を覚まして欲しいです。平時は多様的な社会でもいいのですが、有事においては国民が一致団結しないと危機を乗り越えられないのはウクライナを見れば明白です。

      24
        • 匿名
        • 2023年 12月 09日

        例え有事の際であっても、個々が忌憚なく意見をぶつけ合い分裂出来る事こそ日本が先の大戦で学んだ「教訓」であり、令和時代の「正義」ですよ!😡💢💢💢

        13
    • TKT
    • 2023年 12月 08日

    もはや戦略や戦術を議論できる段階ではなく、ロシア軍、ロシア兵の方々に投降したウクライナ兵の捕虜に対する寛大、寛容な態度や姿勢、お慈悲を乞う、願うしかないフェイズかもしれません。マリウポリの先例もあります。

    交換できる捕虜などもういなさそうですから、国連のような国際機関、中国やインド、イランのようなロシアと仲のいい国にもお願いして、ウクライナ兵捕虜に対する人道的処置を期待したいものです。

    特に強制動員されたウクライナ兵などはかわいそうであり、そういうウクライナ兵を捕虜にして虐待しても何もいいことはありません。外交的な交渉でロシア軍にウクライナ兵捕虜に対する人道的処置を約束させて実行させれば、話はいろいろと早くなるかもしれません。

    22
      • 拓也さん
      • 2023年 12月 08日

      幸い、戦局が優勢になると捕虜への待遇は良くなる傾向があるので、少なくとも動員兵については去年よりはマシな環境に置かれていると思います(ナチスみたいに絶滅計画を立てている訳でも、日本軍みたいに物資が困窮してることもなさそうだし)。まあ捕虜射殺の映像もちょくちょく見られるので運ゲーかもしれないけど。

      25
      • nanashi3
      • 2023年 12月 08日

      物質的に恵まれているはずの米軍も捕虜殺害や拷問虐待を多く行っています。捕虜への待遇は結局は現場兵士のお気持ち次第なんですね。
      ロシア兵はアゾフの様な狂信的な反露組織を除けば、ウクライナの人たちを同胞と思ってますし、動員兵はウクライナの貧困層が強制的に送られているのを知っているので同情的に見ています。
      人道的に捕虜を扱うことを信じるしかないですね。

      28
    • baka
    • 2023年 12月 08日

    ウクライナ兵の投降が増えてるのはロシアが捕虜に対して国際法を守ってるか
    ロシアの攻撃が激しく酷すぎるしかないので、普通に国際法守ってると自分は思いたいですね。
    負け戦で仕方無くも有りますが、戦闘は続いてるので

    11
    • ポレ
    • 2023年 12月 08日

    共和党の政策丸呑みしないと
    ウクライナに利益供与出来ない。
    次の選挙で政権交代は確実やな。

    16兆円やっても勝てない連中に
    これ以上やっても投資回収できないと思うけど
    そこまでして利益供与する理由が謎。

    日本はサハリンの利権の方が大事だし
    先日の支援で最後にして
    戦後を見据えて手打ちに移行して欲しい。

    42
      • たむごん
      • 2023年 12月 08日

      仰る通りです。
      商社などが保有済み・開発中の他の資源権益、JTのたばこ権益などもあります。

      中東の不安定化を見ると、日本から近い石油やLNGの輸入は、貴重ですからね。
      欧米のやる気はないのですから、戦後を見据えた外交関係は重要ですね。

      20
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2023年 12月 08日

    何が問題かというと記事にもあるように「ウクライナ支援について超党派の支持がある上院」が予算案を否決した事です
    バイデン政権の支持母体であるはずの民主党とウクライナ支援に賛成派の議員を足しても可決できない状態になっているので、よほど共和党に譲歩するか、民主党・支援賛成派に対して「支援は有効である事」を明確に示さないとウクライナ支援予算を外さない限り予算案が通らないという見通しになってしまっています
    いまだ超大国であり世界第一位の国家であるアメリカにとっても、兆円単位(100億ドル単位)のリターンがあるか怪しい支援予算というのは少額なものでは無く、これまでの反攻作戦の結果を見てウクライナ支援賛成派も追い銭が無駄金になるリスクをかなり警戒しています

    共和党の要求する微に入り細を穿つような詳細案はともかく、少なくとも「これだけの支援金を供与すると、これだけのリターンが見込める」というのをバイデン大統領は明確に説明できないと話にならないでしょう

    27
      • たむごん
      • 2023年 12月 08日

      仰る通りです。
      日本・岸田首相が間違っていて、アメリカが正しい面もあるんですよね。

      日本は、2兆円近くにウクライナ支援を増額していますが、国会での議論をまともに行っていません。
      日本の世界銀行保証枠は、欧米の経済支援が遅れているため、保証分の肩代わりがほぼ確定します(資金繰りのためですね)。

      岸田政権の恐ろしい所は、ウクライナ向けは保証という名目で積み増していますから、上限設定が何か議論された訳ではない事です…。
      アメリカの方が、国民向けに説明・効果を求めていますから、まともな事をやっている面があります。

      37
        • kitty
        • 2023年 12月 08日

        安全保障委員会
        外務委員会
        本予算委員会

        の議事録見てみましたが、さらっとしか触れられていませんね。
        しかし、昨年度、ウクライナ情勢経済緊急対応予備費に一兆円を計上しておいて、結局、1000円しか使わなかったというのは、お金の使い方としてどうなんだ…。

        12
          • たむごん
          • 2023年 12月 08日

          仰る通りで、ウクライナに特権(議論なしの追加支援)を与えている経緯が、よく分からないんですよね(援助の可否、以前の問題です)。
          アメリカやEU諸国の方が、国内議論をしていてる事がまともであり、日本は異常事態とも言えます。

          日本=ウクライナの関係は、トルコや中東の一部のように、日本と歴史的に友好関係を積み重ねてきたものではないという背景があります(特に何もありません)。
          岸田首相が、世論を背景に強気に出たのか、バイデン大統領・アメリカにATMにされたのか、日本人のほとんどが誰も分からないのでは…。

          21
        • ab
        • 2023年 12月 08日

        日本の場合、国内問題でもまともに議論されてるとは言い難いことに加え、単年度予算の制約が緩いため国際支援関係の支出に反対しづらく言い値での支払いになりやすいという

        2
          • たむごん
          • 2023年 12月 08日

          本当に仰る通りです。
          デフォルト国(ウクライナ)に迂回資金支援を積み増していくのに、日本人には増税・支出を絞り切る体質が理解できないんですよね…

          日本政府が、内エンマ外エビスなんでしょうね。

          9
    • VIVA
    • 2023年 12月 08日

    ウクライナの劣勢の根本的原因は武器不足なのか、人員不足なのか、あるいはその両方か?

    ウクライナにとってのゲームチェンジャーが存在しないと言われる中で、軍資金を新たに積み増ししてもそんな効果があるとは思えないが…

    11
      • 名前を入力してください
      • 2023年 12月 08日

      >>ウクライナの劣勢の根本的原因は武器不足なのか、人員不足なのか、あるいはその両方か?
      単純に国力・生産力・人口が勝るロシア相手だったからでは?

      >>ウクライナにとってのゲームチェンジャーが存在しないと言われる中で、軍資金を新たに積み増ししてもそんな効果があるとは思えないが…
      戦争限らずあらゆることにお金が必要です。
      本戦争ではお金があっても勝てるとは限りませんが、
      お金がなければ勝負以前に心肺停止と同じですね

      7
    • たむごん
    • 2023年 12月 08日

    アメリカ上院が12月6日に、ウクライナ支援・イスラエル台湾の軍事支援を、パッケージ化したものを否決していますね。
    民主党の上院議員も、造反している訳ですから、どうにもならないのでしょう。

    イスラエルや台湾への軍事支援が、遅れる事による影響が、どういう意味を持つのかが少し気になっています。
    日本には、アメリカが先に血を流してくれる・一緒に肩を並べて戦ってくれる、こういう神話がありますがアメリカ議会の動向によって大きく変わる事に留意すべきでしょうね。

    17
      • ras
      • 2023年 12月 08日

      上院構成は共和党49, 民主党48, 無所属3(民主党派)で、今回民主党から離反したのはどういうわけかシューマー上院議員=上院院内総務のようです。(senate.govのvote1181参照) てっきりサンダース以外の一人は無所属に離反した統一会派だと思ってました。
      BBCによると「上院のチャック・シューマー院内総務(民主党)は議決前に気持ちのこもった演説を行い、この投票は重要な「歴史的瞬間」で、ウクライナの「民主主義を守るために急ぐべきだ」と述べた。」とあるのに、相変わらず米上院議員は曲者だらけなのでしょうね。
      余談ですが、大体の報道が51:49で否決と書いてますが、反対票が51なのがわかりづらいと常々思いますね…Y:Nでマスコミ側で統一してほしいのですが…

      8
        • たむごん
        • 2023年 12月 08日

        情報ありがとうございます。
        自分も、BBCの文章を見た限り、賛成したものと思いました。

        チャックシューマーとジョンソン下院議長が、中絶とトランス手術禁止の撤廃・ウクライナ支援(賛成に見えるのですが…)で取引したという指摘もあるようですが、どうなんでしょうかね…(マージョリー・テイラー・グリーン下院議員)
        アメリカは選挙区ごとに、人種・宗教・職種も違いますから、本当に複雑ですね。

        仰る通りで、野球のボール・ストライク、年号の月/日/年のような感じなのでしょうか。
        確かに分かりにくいです…(機械翻訳的な和訳なのでしょうか)。

        2
        • 眠い
        • 2023年 12月 08日

        賛成51 反対49で否決なんすよ。

        1.アメリカ上院は一人の議員が(ただそう宣言するだけで)無制限に本会議の採決を妨害できる。
        2.それをやめさせるには3/5の賛成(要するに60人)が要る。
        3.なので審議入りするかどうかの審議では60人の賛成が必要ってことになった。
        4.で、今回は51人しか賛成しなかった。

        そういう話。
        法案が否決されたってのとはちょっと違うんで、
        バイデンが移民政策で共和党に妥協すれば法案が通る可能性は残ってる。

        11
          • ras
          • 2023年 12月 08日

          アメリカの議員システムのご説明はそのとおりですが、今回は反対票が51ですね。senate.govのvote 118-1をご参照ください。

          1
            • ras
            • 2023年 12月 08日

            すみません、補足ですが12/6のvote118-1のpole332のことです。こちらは延期されている予算案に対する投票で、民主党はシューマー議員以外が賛成、共和党は全員が反対票を投じています。

            1
            • ras
            • 2023年 12月 08日

            上院議員の反対意見が重要で、それが2/3の賛成を得られれば通るというのはアメリカ議会制度のフィリバスター(一人でも意義を唱えれば検討を行う制度)についての解説ですが、
            今回の決議はそのフィリバスターの解決策である closure motion です。こちらは反対意見を押し破るために2/3の賛成で法案を通す制度です。
            つまり予算案に対しての反対意見を黙殺す closure motion を使用したが、51名の反対で否決されてます。

            6
    • lang
    • 2023年 12月 08日

    何気に移民問題もやばいですけどね

    国境が広いもんで連邦軍出せないから州兵借り出してるみたいですが、ただでさえ兵力不足なのに国境警備にリソース割いてるわけです

    しかもなぜこんなにアメリカなんぞにやってくるかといえば、長年米国が中南米に強い勢力を作らせないようにしたり、不平等な仕組みを押し付けたりした結果でもあるので、完全に大失敗してるわけですな

    20
      • Whiskey Dick
      • 2023年 12月 08日

      不法移民が犯罪を持ち込み、不当な低賃金で仕事を奪っていくアメリカ
      近隣諸国が経済発展を遂げ、工業や芸能コンテンツで競争を強いられる日本
      日本は少子高齢化による人口減少が著しく、近隣諸国に職を奪われても失業率が増大することはない。近隣諸国は自国に雇用があるので日本に移民を送り込む必要は無い。この状況は日本や韓国の様な閉鎖的な国民にとって居心地が良い。
      アメリカは人口が増大している状態で移民との職の奪い合いになるのだから、経営者にとって有利かもしれないが失業率は高いまま維持する。但し人口が増大するということは経済規模も大きくなるため技術革新は続きやすい。
      まあアメリカが人道的な方法で中国を締め上げたいのなら生産拠点を中南米に誘致して、南北アメリカを統合した大経済圏を築くべきでしょう。中南米は人口増大が続き、資源も豊富にあるのでユーラシア大陸に頼らない経済体制を構築できる。

      8
      • ASDF
      • 2023年 12月 09日

      中韓台がライバルになり日本が衰退するのは避けようがないと思います。
      技術や産業は周辺に伝播していくものであり、出来るのは遅らせることぐらいです。

      幸いなこと(?)に中韓台は出生率が日本より悲惨であり急速な衰退が確定しています。
      日本の高い高齢化率は人数が多い第2次ベビーブーム世代が氷河期世代に重なってしまっためであり、
      その世代の方々が少なくなり始める2050年頃には好転しているでしょう。

      4
        • Whiskey Dick
        • 2023年 12月 09日

        ある程度経済成長したが少子高齢化が著しく、長期的には衰退が確定している東アジア
        治安の悪化と底辺の競争激化で混乱しているが、人口が増大し経済規模の拡大が見込まれるアメリカ
        アメリカの現状はマルサスが警告した状況だが、技術革新による農業生産力の向上と地下資源の開発拡大によって緩やかな人口増大は許容できるようになった。しかし1人当たりの幸福度はインフレと競争激化によって低下するでしょう。アメリカの自殺率は日本を超え、薬物依存者が街に溢れている。
        東アジアの状況は完全雇用状態とデフレ傾向を生じる。ロボットやAIを駆使すれば労働力不足は乗り切れるだろうが、人口が減るということは内需の減少も意味する。人口増大が続くアメリカとアフリカへの輸出によって経済力は維持できるが、飲食業や芸能文化、技術開発のような若い人材と内需に頼る部門は間違えなく衰退する。どちらの状況を我々は望むか?

        2
    • hage
    • 2023年 12月 08日

    終わりの始まり

    3
    • 名無し太郎
    • 2023年 12月 08日

    ウクライナ支援を支持している人たちは、十年先のことを考え、未来に対して責任をもっている人たち。ウクライナ支援に反対している人たちは、目先の派閥闘争しか考えていない無責任な人たち。
    バルト三国でアメリカ軍が駐留しているのは、ラトビアだけ。残りの二国には、駐留していない。特にカリーニングラードと接しているリトアニアをプーチンが見逃すとは、とても思えない。
    仮にウクライナが降伏し、リトアニア侵攻をプーチンが決断したら、アメリカは難しい判断を強いられることとなる。核の脅しに屈するか、NATOの軍事同盟を守るかの選択を強いられる。
    そんなことになるよりは、今ここでウクライナを支援した方が、はるかに安上がりだと思うけどね。大義に取り付かれた独裁者の行動は、常に最悪を想定して対処すべきだ。

    27
      •  
      • 2023年 12月 08日

      その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。

      24
      • ギャッツビー
      • 2023年 12月 08日

      同感です。
      長くなりますが、ロシアのプロパガンダで正しいことがあるとすればそれは、もうこの戦争はロシアと欧米との代理戦争であることです。ロシアは総力戦体制でウクライナを侵略している。対するウクライナも全力でそれに抵抗している。一番問題なのは欧米の支援が場当たり的で、非常に政治的なこと。確かに各国政府には政治的には負担かもしれない。ですが結局この戦争で各国がやらなくてはいけないのは軍事支援も含めて、「お金」を出すことだけ。財政負担のことがよくメディアなどで言われていますが、ロシアと比較して欧米にそこまで財政に余裕がないのでしょうか。必要なら国債発行も躊躇なく行うべきでしょう。古い話ですが、第2次世界大戦で財政問題など話題にもならなかったでしょう。国家は非常事態では財政規律を緩めて、資金を調達できます。もちろん現代の兵器は数ヶ月で量産とはいかないでしょう。だからこそ早期に、大規模に、計画的な財政支出をするべきでした。
      世界はもう自由主義と専制主義の冷戦の時代に回帰しています。そしてロシアや中国は北朝鮮やイランなどのパートナーと連携して軍事侵攻から世論操作まで我々の社会を脅かしています。強調しておきたいのは彼らは財政負担であるとか国際法であるとかは度外視してでも自分達の勢力を拡大しようとしています。
      ウクライナは確かに完璧な国家とは言えないでしょう。汚職も深刻です。ですが彼らに兵器や資金さえ提供すれば彼らは勇敢に戦い、彼らの領土を守るでしょう。反対にロシアは疲弊し、最悪(私達にとってはこれが最良ですが)ロシアの現在の体制は崩壊します。そうなれば民主化したロシアという地政学的な大転換が起こり得ますし、またアメリカやヨーロッパの情報機関はそこをゴールとすべきでしょう。そうなった時に一番苦々しいのは中国でしょう。
      単純にウクライナが好き嫌いの問題ではなく、支援をする価値があるかどうかです。財政支出をすればこの冷戦に勝てるなら躊躇せずにやるべきです。各国の政府は国債発行も含めてどのように支出をするかという方法とそれを国民に丁寧に真摯に説明する努力をすればいい。
      唯一にして最大の不安は以上のような大局観を持った政治家や国民やメディア関係者がかつてより少なくなったことでしょう。。。今は狭い視点でしか社会を見ていない人が増えました。冷戦後の新自由主義の影響でしょうか。。。そこを彼ら、専制主義的な国家は利用してくるのでしょう。まあ欧米は良いとして日本は。。。まともな国家感を持っている人間などごくわずかでしょう。特に野党系の議員や支持者のレベルの低さには辟易します。。。
      長々と長文失礼いたしました。

      25
        • タラコ
        • 2023年 12月 08日

        お主、本当に大丈夫か?

        20
          • タラコ
          • 2023年 12月 08日

          なぜこうなったのか、ロシアが、西側と協調捨ててまで介入したのはどうしてなんですかね〜

          12
        • 名無し
        • 2023年 12月 08日

        旅行にでも、行ってネットやテレビに触れない時間を作ったほうがいいよ?
        精神面での休息にもなるし。

        13
          • 例のアレ
          • 2023年 12月 09日

          いつからこんなバランスの取れた良コメントにクソリプがつくようになったんだ?
          ちゃんと反論材料持ち出してコメントしなよ

          15
            • 名無し太郎
            • 2023年 12月 09日

            いつからこんなバランスの取れた良コメントにクソリプがつくようになったんだ?
            ちゃんと反論材料持ち出してコメントしなよ

            2
            • T.T
            • 2023年 12月 09日

            クソリプ残当のクソコメでは無いでしょうか。

            >ウクライナを侵略
             ロシアにとっては防衛戦争でしか無い。

            >世界はもう自由主義と専制主義の冷戦の時代に回帰しています
             そうやって世界を敵と味方に二分して分裂させようとしているのはバイデンですよね。国家間はそんな単純な対立をしていません。そもそも、専制主義などと言う主義はありません。

            >ロシアや中国は北朝鮮やイランなどのパートナーと連携して軍事侵攻から世論操作まで我々の社会を脅かしています。強調しておきたいのは彼らは財政負担であるとか国際法であるとかは度外視してでも自分達の勢力を拡大しようとしています。
             実際に他国の政権転覆して勢力拡大してきたのはアメリカです。他国の反政府勢力を援助するのは違法だと国際司法裁判所で負けたのをお忘れですか。そんなこと気にせずに世界中で介入を続けていますけれど。

            狭い視点で社会をどうとかご高説をたれていますが、この戦争を民主主義を守る戦いなどと言うプロパガンダを鵜呑みにした視野狭窄に他なりません。これこそ冷戦後の新自由主義が齎した戦争だというのに。

            13
              • 例のアレ
              • 2023年 12月 09日

              すまん、最初の反論が強力すぎてもう言うことがないですわ

              3
            • qwerty
            • 2023年 12月 09日

            あんな破綻した文書を書ける人間がいるとか恐怖でしか無いんだけど
            せめて改行ぐらいまともにしてほしいわ

            7
        • Whiskey Dick
        • 2023年 12月 09日

        新自由主義と自由貿易を推し進めれば、勤勉で安価な労働力を持つ中国と資源大国であるロシアが有利になるに決まっている。特にブッシュJrはこの2つに加え、対テロ戦争の名のもとに中国・ロシア国内のムスリム弾圧まで認めてしまった。2000年代のアメリカ外交政策の失敗と資源高騰(中国の経済成長→資源価格の上昇のループ)によって中国とロシアは後戻りできないほど強大化したのだ。(国際政治学者ブレジンスキー談)

        1
      • 冬戦争
      • 2023年 12月 09日

      カリーニングラードへの鉄道によるロシア本土からの物資輸送を一方的に止めたのはリトアニアの方です。これは兵糧攻めであり、宣戦布告に等しい。米国はこれに反対していませんのでまあ米国がリトアニアにやらせているんでしょうけどね。米国がリトアニアにカリーニングラードへの鉄道輸送を止めさせたのはロシアにポーランドとバルト三国を攻めさせるためです。米国の本命はポーランドでしょうけどね。ロシアがバルト三国を攻める時には、まずポーランドとリトアニアに掛かるスロヴァキ回廊を制圧する必要が有ります。バルト三国とNATO加盟国を陸路でつなぐのはスロヴァキ回廊だけなので。つまりロシアはポーランドを攻めることになる。それが米国の狙いなわけで。米国の戦略はシンプルです。それは「ロシアとロシアの周辺国を戦争させてロシアを消耗させる」というもの。日中戦争の時、米国は日中の仲介をして日本に中国との戦争を止めさせようとはせず、蒋介石に武器弾薬や資金の援助をした。つまり蒋介石を使って日本を消耗させた。米国のやってることはそれと同じ。米国ホワイトハウスのカービー報道官は記者会見で堂々と「我々の目的はロシアの去勢だ」と公言しています。米国の目的はロシアの去勢(弱体化)であって、そのための戦略として「ロシアとロシア周辺国を戦争させる」戦略を採り、ロシアと戦争させるための捨て駒にするためにウクライナに近づいたと言うこと。ポーランドやバルト三国も同じ。もちろんモルドバやグルジア(現ジョージア)やアルメニアやフィンランドやスウェーデンも同じ。ルーマニアとか旧ワルシャワ条約機構国で現NATO加盟国も同じ。ロシアがポーランドやバルト三国に攻め込んでもNATOがNATO条約第5条を発動することはありません。米国はロシアと戦争をする気は無いので。NATO解体となるでしょう。

      2
    • DEEPBLUE
    • 2023年 12月 08日

    ウクライナの次は台湾や日本への援助も減らそう、になるだろうなあアメリカ・・・

    5
    • 反革命分子
    • 2023年 12月 08日

    後世にはどんな形で紹介されるのだろう。

    「首都周辺の脅威を排除し、東部を奪回したが、南部への攻勢に失敗して停戦となった。」
    こんなふうに書くと優勢に戦っている側が突然降参したように見える。おそらく予備を失って全線で押されているのも、戦線の動き自体が大きくないからさして注目されないだろうし、ただでさえ逐次的だった支援が打ち切られた絶望感はきっと伝わらない。

    1918春季攻勢で突破を果たしたドイツがなぜか(制空権喪失には触れずに)敗戦した理由を背後のひと付きに求めたように、陰謀論じみた解釈も横行するんだろうか。

    3
      • 774
      • 2023年 12月 09日

      きっと同盟国に梯子を外されたと記入されるでしょう

      5
    • れんちゃ
    • 2023年 12月 09日

    ハンガリーやトルコですら一定の支援継続を認めざるを得ないのはロシアが狙ってるのがもっと奥地だからです。
    ウクライナはそもそも落とせてないのがむしろ恥ずかしい話ですので…欧米が支援する前からロシアはウクライナを抜き切れなかった話なのです。
    また、予算については報道や談話みたいな話を鵜呑みしない方が良いです。これは共和党に対する政治宣伝の意味合いもあるでしょう。実際には繋ぎ予算を付ける事が可能であっても、最大限に共和党のせいで失敗するという話に持ち込む意味があるのでしょう。そんなもんに巻き込まれるのもはた迷惑な話でしょうが…
    また、モスクワで共和党が味方してくれるから勝てるなんていう話をやりだしたせいで、共和党側も将来政権を取った時にロシアに対してどういう態度をするのかを改めて考え直す必要が出ているという話にもなってきてます。これは藪蛇という奴かもしれません。民主党アメリカには勝てないので共和党アメリカになら勝てる侵略先を増やせると言ってるにも等しい話になりかねない。
    話し合いでなんとかという交渉話もロシアの大統領選が終わるまでは厳しいと思いますよ。その為にロシア人を死なせてまで無茶をやらせてるまであるので…

    5
    • anker
    • 2023年 12月 09日

    久しぶりに来たら親ロに埋め尽くされてて草
    新自由主義ガーとか言ってるしDEEPSTATE(陰謀のほう)信奉してそう
    ワクチンうってなさそうだから家から出ないでほしい
    まあ規制ゼロでコメントさせてくれる管理者には感謝ですね

    35
      • 匿名
      • 2023年 12月 09日

      親露、ねぇ…(呆れ)

      5
      • T.T
      • 2023年 12月 09日

      ワクチンはきちんと3回打ってます。
      今日も家を出て映画館でナポレオン観てきましたよ。
      でも、個人攻撃するようなコメントは時々削除されますのでご注意くださいね。

      5
      • ( ゚Д゚)
      • 2023年 12月 09日

      毎日来てそう。

      1
      •  
      • 2023年 12月 11日

      顔真っ赤だぞ

    • ウルフリック
    • 2023年 12月 09日

    すげーな
    ウクライナ戦争はロシアの侵略じゃないと言い出す人が軍オタの場にいるのか

    まるでQアノンみたいな連中だな

    ちなみにQアノンはロシアのハイブリット戦術の成果だったりするので、如何にロシアの戦術が成功しているか良くわかりますね

    24
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
  2. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  3. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  4. 米国関連

    米陸軍の2023年調達コスト、AMPVは1,080万ドル、MPFは1,250万ド…
  5. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
PAGE TOP