マリウポリを防衛するアゾフ連隊がロシア軍部隊との戦闘シーンを公開、ドローンを使用した市街戦の戦闘シーンとして中々興味深い。
参考:Захисники Маріуполя атакували та закидали гранатами окупантів
生き残ったロシア兵が恨めしそうにドローンを見上げる姿が非常に印象的だ
マリウポリを防衛するアゾフ連隊は18日、Telegramにロシア軍部隊との戦闘シーンを投稿して「マリウポリの防衛は継続中で圧倒的なロシア軍を前にアゾフ連隊は反撃を行っている」と主張しているが、撮影されたロシア軍部隊との戦闘がいつ行われたのかは不明だ。
しかしアゾフ連隊がドローンを使用してロシア軍部隊と交戦するシーンは中々興味深いものがある。
ロシア軍兵士は装甲車両ではなく一般車輌に分乗して目的地に到着するのだが既にドローンに捕捉されており、アゾフ連隊の兵士がこれを襲撃して車輌を破壊、生き残ったロシア軍兵士は車輌の下や倒れた仲間の中に隠れるものの上空からの監視で何をしているかがバレており、アゾフ連隊の兵士は壁越しに手榴弾を放り込んで生き残ったロシア軍兵士を無力化している。
つまりアゾフ連隊はドローンを使用して戦場認識力を拡張 → 敵よりも先に攻撃を開始 → 敵が壁や車の下に隠れても効果的に戦いを進めることができたという意味(投げ込んだ手榴弾の位置は微妙)だが、生き残ったロシア兵が恨めしそうにドローンを見上げる姿が非常に印象的だ。
※アイキャッチ画像の出典:АЗОВ Маріуполь
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
この場合のUAVは、滑走路なんて用意できない以上市販のプロペラタイプだとは思うのですが、ロシア兵側が目視しても反撃してないということは、相応に遠くで当たらないと思ってるのか、反撃の余裕が無いと悟ったということなのかは気になる所。
ロシアって電波妨害システムを自慢していた気がしますが、それでもこの手の小型ドローンを蔓延らせてるのは、自分たちの無線通信ができなくなるためとはいえ無策だなと。
まあ人の命が軽いので、そんな対策をしなくても力押しで制圧できると考えてるかもしれませんが。
今まさに自分らに手榴弾投げ込んでくる敵と対峙している時に上向いて三次元機動できる小型UAV相手に無駄撃ちするような余裕は歩兵には無いでしょうな。
飛行高度に関してはカメラのズームアップ機能も当然あるでしょうから何とも。
最近のFPSのようですねえ
FPSゲームでドローンを使用すると敵の兵士の位置がマップ上に表示されますが
戦場認識力の向上というのはつまるところゲームみたいな機能を現実に実装していく事なんですね
今はまだ現場が民生品をそのまま使って試行錯誤をしてる状態ですが
そのうち改造されて手榴弾を投下するドローンが出てくるでしょうね
(中東ではすでに民間用ドローンのアームにコップをつけて爆弾を落とせるように改造されたドローンがありました)
そうですね
自走砲等でも小型ドローンが敵を補足、位置情報を共有、正確に十字砲火を浴びせるといった砲戦力におけるゲームチェンジが本来敵の位置を把握しづらい市街地戦闘でも見られてるけど、今時のFPSだと当たり前の戦法なんですよね
遮蔽物に隠れ敵の射線を完全に切って位置が分かろうはずもないのにグレや火砲を的確にぶち込まれ、蓋をあけてみるとドローンでスポットされていて丸見えだった、という感じで
人民解放軍の上陸演習で、小型ドローンに爆発物をぶら下げて投下する映像を見ました。
もう、あちこちで研究·導入されているかも。
この映像を見てて何故だか日米の島嶼戦が頭に浮かんできて、ふと「農業用の農薬散布ドローンで敵にガソリンを散布する軍隊が現れるのでは?」と思ってしまいました😱
それ火がつかなくても無力化出来ますね
掛けられた方は発砲はもちろんのこと、静電気ですらアウトなので動くことも出来ない
まあ、散布中に曳光弾打ち込まれるとドローン側も被害でそうですが
このウクライナ軍による市街地戦でのドローン活用ですが、ただ空撮して
いるだけではなくて、リアルタイムで地上部隊に上空映像を送って連携
してるんでしょうか?
ウクライナは腐ってもIT大国と呼ばれた時代もありましたから工学系に
明るい招集兵も大勢いて、民生品を駆使してこの様な戦術が取れるので
しょうかね
対してロシア軍ですが、彼等もこの様なドローンを活用して周辺警戒
すれば平坦な地形の多いウクライナでジェベリン担いだ対戦車チーム
が容易にはロシア軍の車列に接近は出来ないわけで、その辺りがウ軍
の様に出来ないのは兵士の教育レベルが押し並べて低くてハイテク兵器
の活用が出来ないのか、そもそも予算不足でその様なハイテク装備が普及
していないのか。
この記事にある戦闘だと空撮しているだけのように見えますが、別の夜間市街地戦闘ではドローンで補足したロシア軍装甲車を複数の方向から同時かつ正確にタコ殴りにする映像が出ていたので、野戦通信システムを介して高度に情報共有が出来ていると思われます
去年ウクライナ軍が鹵獲したロシアのOrlan-10で斎藤製作所のエンジンとかキヤノンのデジ一眼とかが使われていたと話題になっていましたけど、民生品フル活用の小型UAVの製造原価は30万円以下ですよね
下手すると89式1丁より安いかも
Orlan-10の分解で出てきたのが、キャノンの通常カメラだけだったのが驚いた
あのカメラの性能だと晴れてる昼間以外は解像度がかなり落ちるし、
もちろん暗視機能なんてない、赤外線画像も取れないので、
そこそこの大きさなのに、監視用としても低性能すぎてやっつけ感がすごかった
ハイテクとかドローンの前に、通信手段が確保出来てないので
運用自体が出来ない、後方で運用しても連絡できないではないかと
民間車両では通信機は無いでしょうし、出てきた兵士も通信担当らしきは見当たりませんし
アゾフ連隊はじめとした、民間系パラミリタリーを起源とした部隊またはパラミリタリーは、
ウクライナ系オリガルヒの豊富な資金と、イラクやアフガンでの戦場を多数経験した欧米の元軍人を教官に迎えたことで、
量と質を兼ね備えた訓練を積み重ねてられていて、練度が半端ない。
それがこの映像でもよくわかりますね
動きにも無駄がなく、洗練されており、機動的に戦えていることが見て取れます。
対するロシア側は、補給部隊、つまりは訓練を積めていない兵士や兵役についた若い兵ということもあって、ほぼ芋状態の練度の低い動きをしている
トラックが不足していることもあって、ロクな護衛 装備がつけられてないことも拍車を掛けているのでしょうが。
ロシア側は各「自称人民共和国」から人員を徴集して、この手の戦闘の先兵にしています。そして、この様に一方的ともいえるほどに擦り潰されます(だからこそ、いくら攻撃してもドネツクの防衛戦は破れない)
つまり、降伏してかつ虐殺から逃れられても、結局身内との殺し合いを強制されるだけなのです
であるが以上、やはり降伏など出来ないという事です
車両がZマークの盗難車なのも待遇が悪い証でしょうか?
侵攻側とはいえ、ろくに訓練も受けてなさそうな兵士が一方的にやられてるところを見るのは胸が痛む…と思ったら自称人民共和国からの徴集なんですね。身内との戦闘に駆りだされて無為に死んでいくなんて悲しすぎます。八方塞がりでも降伏するより最後まで戦って死ぬ方がまだマシという判断もうなずけます。
そもそもBTGは歩兵が足りないので、現地民兵や準軍事組織を周辺警戒に充てるという地域紛争介入に特化した編成なので、ある意味BTGの正しい運用だとも言えるのがなんとも…
なんか安価なドローンで認識拡張しながら戦うスタイルはアメリカ軍ポイ感じがするけど
ウクライナ軍もものにしてきてるんだなぁ
自衛隊?どうなってるんでしょ
自衛隊もスカイレンジャー等のマルチコプターを導入していますし、それからの映像をコータムに送れば同様のことは可能だと思いますがね
今回のウクライナ支援でも、化学防護服などと共に、それらのUVAも送られるようです
陸自も災害時用名目で各種ドローンを購入して活用法を模索してるみたいですね
アメリカがこうなので日本も同じようになるのではないかと思いますよ。
参考
リンク
記事に貼られてる動画、1:16のとこ、ウクライナ兵から投げ込まれた手榴弾
車両下にいたロシア兵が自分とこに来たもんだから
→壁際のロシア兵溜まりに投げ返して爆発という地獄絵図になってるね・・
装甲車も用意してもらえずロシア兵も悲惨だわ
補足、再生の画質を1080HDに設定すると
手榴弾が車の下→壁へ転がっていくのが見える、、
自衛隊も早くしないと負けるぞ
そうか旧ソ連とウクライナの戦いだな
旧ソ連とウクライナの戦いだな
日本もウクライナにドローンを支援で送るみたいですね
送る機種は10式戦車車載のやつがいいな~
ロシアとしては、いかに単純な火力戦にするかに注力していそうですね
複雑な戦術では、相手にならないかと
複雑な戦術には通信網と指揮系統の構築が必須ですしね
ロシア軍がやってるのは、ボイスチャット無しでFPSやってるのと同じで
出来るのは個人の判断だけで集団としては何も機能してない見本かな
これからの時代、小銃にドローンへ攻撃するための高射表尺が必要になるかもしれない
一丁の機関銃より二十丁の小銃で一斉射撃したほうが命中率が上がるだろう
過去の記事
リンク
そして自動で避けるUAVが出てきて、イタチごっこになりそう
マリウポリは制圧したとか言ってたのになんでウクライナのドローンが野放しになってるんですかね
本文> 撮影されたロシア軍部隊との戦闘がいつ行われたのかは不明だ。
これの抜粋ZDFで流れててNHK同時通訳で日付を言ってたと思うんだが録画は消しちゃったから探してきた。ドイツ語わからなくてスマホで音声認識させたが午後としか言っていないかもしれない。
ZDFが言ったから正しいとは限らないけど放映する内容はファクトチェックしてると前言っていた。
もし知りたい人でNHKプラス入ってる人がいたらちょっと調べてほしい。
50秒くらいから
リンク
偵察用ドローン大活躍しとるな
日本も自衛隊の装備品の中からParrot社の ANAFI USAを送ると話題になってるな
一応兵器ではなく民生品なのでセーフと言う扱いか
ウクライナでも活躍するとええのう
とうとうドローンやUAV無しでも現代の戦争ができるって言い張る人もいなくなったか、
これをすり替えて、ドローンやUAVだけで戦争できるはずがないとか批判する輩もまた然り
時代の変化を受け入れない者から滅んでいくんだよ、ソ連時代に固執するプーチンもそうなる、必ず滅ぶ
そりゃあドローンやUAVを使えば敵の様子が丸見えに出来ると知れば、誰だって使いたくなりますよ。
多分、ドローンやUAVだけで戦争出来るはずが無いと言う人は本当の意味での「実戦」を知らないんでしょうね…古今東西の戦史でも偵察さえしっかりやっていれば防げた敗北例は星の数ほどありますから、これからドローンやUAVの重要性は(対抗策も含めて)増す一方でしょう。
さすが”本当の意味での「実戦」”とやらにお詳しい。
コメントを以て示すのがミリオタの所以ですが、これがハンドルで自称する感性の有り様ですね。
あなたのコメントのほうが意味わからないですよ
2022年 3月 23日
TB2の軽火力は防空と対砲レーダーに狙い絞りFOで本領発揮が当然だろし結局戦場破壊してんの野戦砲兵だから無人機でゲームチェンジなどやはり幻想だ
戦車なんぞ今や個人ATMでどうにでもなるしそんなん相手に無人機の限定火力を繰り返し投入するの非効率だし砲兵用の精密誘導火力が戦局決めるの明らか
オスロ案件で廃止のICM代替スマート誘導子弾ないと勝てる戦いも負けるぞ
なにがあって兵士が団子状態で倒れてるの? 手榴弾も炎でてないし、投げられた時動いてた兵士は亡くなったのかな?
素人だとどんな状態なのか全然わからない
逆にこのブログで何を知りたいの?
手榴弾は爆発の瞬間は炎が出ているし、倒れている兵士は映っていない攻撃で無力化されていること位分かるでしょう?
手榴弾が炎がでないのは榴散弾、破片手榴弾だから。
グレネードランチャーのもそうだけど、映画みたいにズバゴーンと派手に爆発はしませんのよ。
爆発するもんだと思い込んでて調べもしませんでした、申し訳ありません(^_^;)
中の金属が飛び散る種類があるのですね! ありがとうございました、勉強になりました。
民生車の車列で乗り付けて瞬時に火だるまになってるのつまりアゾフの火力が衰えてないんだけど一方で露軍はATもLMGも誰も持ってないの意味不明
日中から襲撃に来る側とは思えんザコ感だが民生車なら秘匿性高いってもZ書いてるし車列にいらっしゃるとそりゃ撃たれるよねって子供でも分かる
この連中あの製鉄所の地下迷宮を攻略しに行かされると思うがこりゃガス使うしかなくねっての分かるし残るはチェチェン人部隊だから双方地獄だね
軍用車輛では無く民間から挑発した車輌で乗り付けて、しかもATやLMGを持っていないと言う事は、このロシア軍の歩兵部隊は「員数稼ぎで急遽編成された応急的な歩兵部隊」に過ぎないのだと思います。
大抵、軍用車輛や重火器を操作する兵士はそう言う特技を持っていてそれ相応の訓練を受けているのですが、それが用意されていない(あるいは不足している)と言う時点でロシア軍の内情がマリウポリで籠城中のウクライナ軍と五十歩百歩だと言うのが伺えます…通りで製鉄所で包囲出来ているのにウクライナ軍を中々撃破出来ない訳だと納得出来ました。
電話線、飛行機、レーダーときて、今は無人偵察機。巨大なミサイルや戦車に目が行きがちだけど、やっぱり索敵と通信に優れた方が勝率が上がるんよな
歩兵同士の戦闘は潜在斥候次第でどうも転ぶの実に恐ろしいが斥候とかただの隠れんぼじゃん言うてた口が今じゃドロンドロンなの謎すぎる
例えばこの手の範囲こなす個人ドローンとNVにそんな違いあんのかだがNVで夜間戦場認識の拡張ってのほうが実務上は革新的だろうなと
だがNV指してあえてそんな事言うヤツどこにもいねえだろっていう
30年近く昔のこち亀でサバゲにカメラ着きラジコンヘリを偵察機で投入してるネタがあった。
その10年前にはラジコンカーにエアガンつけた物をちょいネタで出していた。
あの先生は妙に時間を越えたネタをだす。
こういう動きは遊びの中から生まれると思うので戦前にサバゲみたいな形で訓練していたかも。
湾岸戦争の時にアイオワ級がドローンを使って砲撃をしていたけどな。
さらに元はと言えば1970年代末期にイスラエルが開発・使用して有効性が確認され、アメリカと共同開発したのが湾岸戦争時で使用したし、武装している小型車両はFoster-Miller TALONは2003年末からクウェートでテストをして、2007年にイラクで実戦配備されている。
フィクションの話になれば『ガンダムF91』(1991年公開)のアニメ上、余剰人口抹殺計画の実行兵器としてのメカ、バグは円盤型の自律型対人感応殺傷兵器で「誰の良心も痛めることがないいい作戦」と言っている。
能力やサイズととかを別にすれば実際にはそれほど物珍しい話ではない。
歩兵でも高台に登って見通しを良くしたいし、古くは気球で観測を行ったなんて話もありますから戦場を鳥瞰して把握したいというのは昔から普遍的な欲求だったのでしょうね。
また、今のウクライナでも屋内のサバゲフィールドで新兵の訓練を行っているという報道もありましたよ。
イスラム国やHTS(シャーム解放委員会)の動画で似たようなのを散々みましたよ。
イラク軍がモスル市の戦いでコレやられて酷い目に遭わされたのです。
音はすれども姿が見えず、物陰から神出鬼没で現れては小型爆薬を落とす民生用改造ドローンにやられ、上空で滞空して着弾観測するドローンとの連携で迫撃砲の精度もどんどん良くなり……と、中東ではテロ屋さん達が時代を先取りしてました。
4/19マリウポリのアゾフスタル製鉄所に対して、露軍が多数の重砲弾を撃ち込みました。
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アゾフスタル製鉄所には、戦争前に準備された36か所に及ぶ、厚さ4mのコンクリートで造られた対爆地下シェルターがあり、アゾフ連隊や第36旅団の兵士たちだけでなく、多数の一般市民もその中で生活しています。Z大統領の政治アドバイザーのミハイロ・ポドリャク氏は、マリウポリ市民の避難の必要性を訴えています(露軍が市民を露国内へ連れ去るため、宇政府は市民を脱出させることが出来ない状態)。
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アゾフ連隊のスヴャトスラフ副司令官も、何度も市民と負傷者の救出を政府に訴えています。
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始めのリンクの動画ですが、それ、2017年の武器庫爆発の映像ですよ・・・。