ウクライナ政府機関のwebサイトを標的にしたサイバー攻撃(DDoS攻撃)が確認されており、今のところ一部サイトで読み込みの遅延が発生しているらしい。
本格的なロシア軍の侵攻に合わせたサイバー攻撃?まだ詳細は不明
ウクライナへのサイバー攻撃は午後4時頃(現地時間)に始まり、外務省、国防省、内務省、保安庁、閣僚のwebサイトで読み込みの遅延などの被害が発生しているらしい。
この攻撃は今月15日のものと同じDDoS攻撃で当局が現在対応中。
SEVERAL UKRAINIAN GOVERNMENT WEBSITES DOWN FACING DDOS ATTACK
— First Squawk (@FirstSquawk) February 23, 2022
Reports of new DDoS attack targeting Ukrainian government websites(Some checked, at least, slow loading). Advise: do not check yourself, help them to cope with an attack
— Liveuamap (@Liveuamap) February 23, 2022
現時点でこれ以上の情報はないが、本格的なロシア軍の侵攻に合わせたものなら今後攻撃量と攻撃範囲が時間の経過と共に増加していくはずなので直ぐに答えがわかるだろう。
因みに今月15日に発生したウクライナ国防省と銀行2行(PrivatとOshchadbank)へのサイバー攻撃について米国は「ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)かGRUに協力するハッカーによるものだ。15日の限定的な攻撃は情報収集と今後実施される可能性が高い大規模サイバー攻撃の土台作りでウクライナ政府のネットワークを標的にしている」と明かしている。
追記:ウクライナのデジタル・トランスフォーメーション省トップがDDoS攻撃について言及。
追記:現地メディアもDDoS攻撃について報じ始めた。
追加情報があれば追記予定。
関連記事:ウクライナ国防省や銀行に対するサイバー攻撃が始まる、当局はロシア関与を示唆
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by J.M. Eddins Jr. 攻撃の発信元、種類、標的、攻撃者のIPアドレス、地理的位置、使用されているポートに関する情報を監視する米空軍
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
現代社会が産み出したイヤな攻撃だよね、サイバー攻撃
正にbloodless attackってやつ、
殺傷されないってだけで非軍人への攻撃、情報化社会においては民間人に爆弾落とすようなもんだわ