ウクライナ戦況

前線から200km以上離れたクリミアのロシア軍基地で爆発、ウクライナ軍の攻撃?

ロシア軍占領下にあるクリミア半島のサキ空軍基地で爆発が確認されており、ウクライナ軍支配地域から200km以上離れた拠点で何故爆発が発生したのか注目を集めている。

基地に備蓄された弾薬や燃料がミスで爆発した可能性もあるが、観測されたキノコ雲は相当大きい

爆発が確認された場所は海軍第43航空連隊が駐屯するサキ空軍基地で、ウクライナ軍支配地域から200km以上離れたクリミア半島ノヴォフェドロフカに位置するため「何故爆発が発生したのか?」と注目を集めており、もしこれがHIMARSによる攻撃ならATACMSを使用しない限り手が届かない位置だ。

基地に備蓄された弾薬や燃料がミスで爆発した可能性もあるため「今のところウクライナ軍による攻撃かは不明」だが、観測されたキノコ雲は相当大きい。

米国が公表しないままウクライナにAGM-88HARMを提供していた例もあるので、何となく期待してしまう。

関連記事:米国が18番目のウクライナ支援パッケージを発表、対レーダーミサイル提供も認める

 

※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由の画像のGoogleMap

ロシア人の相反する心理、ウクライナ侵攻継続と和平条約締結を支持前のページ

ロシア空軍基地の爆発は事故、NYT紙はウクライナ軍による攻撃だと主張次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ

    ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏やDEEP STATEは「兵士…

  2. ウクライナ戦況

    東部戦線の後退が止まらない、ロシア軍がシヴェルシクとドネツク西郊外で前進

    ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「シヴェルシク方面で状況が…

  3. ウクライナ戦況

    ロシア軍がセベロドネツク市の大部分を支配、戦闘は市中心部で発生

    ルハーンシク州政府のロマン・ヴラセンコ氏は31日、ロシア軍がセベロドネ…

  4. ウクライナ戦況

    ベラルーシ軍がウクライナに侵入か? 現地メディアが第一報

    ウクライナのパブリック・チェルニーヒウは1日午前、ベラルーシ軍がウクラ…

  5. ウクライナ戦況

    アウディーイウカの戦い、ロシア軍は圧倒的なマンパワーでステポヴェ方向に前進

    アウディーイウカについてロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも、ウ…

  6. ウクライナ戦況

    チェコがウクライナに戦車、歩兵戦闘車、榴弾砲、MLRS、対空兵器を供給か

    チェコの国防当局者はロイターに対して「数週間前から地上戦闘用の重装備を…

コメント

    • おわふ
    • 2022年 8月 09日

    本当なら朗報
    少ない攻撃でも、対処しなければならない範囲が大きいので相当な兵站圧力

    個人的にはロシアの弾道ミサイル迎撃能力を見てみたい

    15
    •  
    • 2022年 8月 09日

    ロシアだから、現場猫案件だろ。

    40
      • くらうん
      • 2022年 8月 10日

      飛翔体目撃の複数情報
      元顧問の長距離打撃力保有の匂わせ
      宇軍高官「これはウォーミングアップにすぎない」

      明らかにやってますわ。

      10
      • 2022年 8月 10日

      だとしたら流石にwに草生やすわ。

      4
    • くらうん
    • 2022年 8月 09日

    空軍基地であることを考えると一時的に航空優勢を奪うつもりか。
    明らかにドニエプル川北岸の補給路を潰したことと連動してるんだろうな。
    それにしても飛翔体を4つ見たという情報もあるけど、一体なんて言うATACMSで攻撃したのか。
    いや、そんなものウクライナには無いはずだな。

    20
      • けい2020
      • 2022年 8月 10日

      大型の燃料気化爆弾を使ったみたいな、キノコ雲が同時に数個も発生してるから
      一時的どころか空軍基地と周囲が壊滅してそうな感じ

      最低でも燃料設備は全滅じゃないかな(再建に月単位が必要なやつ)

      2
    • 黒丸
    • 2022年 8月 09日

    個人的な考えですが、ATACMSが供与されたのなら
    十分に備蓄してクリミア大橋を含む多くの戦線後方の重要目標を可能な限り同時攻撃し
    その後一気に機動部隊による攻勢をかけるのではと考えます。
    今回はウクライナ側の対地ミサイルかウクライナ空軍かパルチザンによる成果かもしれません

    でも刑務所出身兵士によるロシア現場猫案件のほうがもっと嬉しいです。
    これからもロシアはそのリスクに向き合うのですから。

    30
    • NHG
    • 2022年 8月 09日

    ロシア軍にはいっそ開き直って「昨日破壊したと発表した4万トンの弾薬というのは実はこれのことだ。ウクライナ軍がクリミア侵略に向けて密輸した兵器を破壊した」ぐらい言ってほしい

    28
    • 無題
    • 2022年 8月 09日

    ロシアだと数カ所同時現場猫もありえない話じゃないから攻撃かどうか判断に困るな

    18
    • 折口
    • 2022年 8月 09日

    戦争始まってこっちロシア軍は北極圏や極東でも謎の爆発事故を起こしてますからね。人手不足と業務激増で安全規則なんか吹っ飛んでてもおかしくないですし、事故でも驚きはしないですね…

    6
    • tarota
    • 2022年 8月 09日

    朝のナパームの匂いは格別だ

    7
    • ななし
    • 2022年 8月 10日

    現場猫説、ATACMS説、破壊工作説などが出てますが、ネプチューン対艦ミサイルによる対地攻撃説も出てるみたいですね。

    8
    • バクー油田
    • 2022年 8月 10日

    参考:レバノンのベイルートの爆発事故の画像(約1キロトンと言われてる)
    リンク
    今回のも結構デカそうではあるけど、ベイルートの方がレベルが2段ぐらい上ですね。
    という事で喪失した弾薬は5000トン未満でしょうかね
    あと、記事の2つ目の動画ではきのこ雲が2つ出てるからやはりATACMSか分かりませんがウクライナ側の攻撃でしょうね。
    こんだけ大きい爆発であれば、空港施設や空軍機に損傷が入ってませんかね?

    1
      • けい2020
      • 2022年 8月 10日

      キノコ雲の色からすると燃料ぽいですし、燃料関係が連鎖爆発したのかも
      (誘爆対策とか安全対策どうなってるんだとかいう、不思議が多数ですが)

    • タイヤキ
    • 2022年 8月 10日

    モスクワでの石油施設炎上と同じで現場猫でしょうね。
    ロシアは元々日本以上に高齢者労働者がサボり、若い労働者に仕事押しつけして、高齢者が早死に多いから数少ないので問題なかったのが今フル稼働で働いている実際の人数少ないでしょ。

    1
    • ふぇふぇふぇ
    • 2022年 8月 10日

    それよりも、コロナと戦争のダブルパンチなのに平気で海水浴を楽しんでる人がいることに驚いた。

    強引に併合されたクリミア半島に住んでる人は、この戦争中も普通に普通の暮らししてるのかな。 そのうち戦場になるかもしれないみたいな緊張感はないのだろうか…。 つかクリミア住民って今どんな気分なんだろ?ウクライナに戻りたいのか、もうロシアでいいや…って感じなのか。

    2
      • samo
      • 2022年 8月 10日

      WW2の日本ですら、国民生活が逼迫したのは戦争末期ぐらいで、
      中期ごろまでは普通に余暇をたのしんでいましたよ。
      旅行なども特に制限されていなかったので、戦争後期にさしかかろうという1943年まで普通に就学旅行も行われていたりしました。

      日常と戦争、以外なほどに近い

      23
        • 7743
        • 2022年 8月 10日

        まだまれにミサイルの飛んでくるキーウでも普通に社会生活は送っていますからね。
        日本も戦争になったとしても、沖縄近海が戦場だった場合、東京や大阪では今と変わらない生活が送られる可能性が高いとみています。

        10
          • 暇人28万号
          • 2022年 8月 10日

          ドネツクの一般のお店やってる人のsnsとかみると、結構近目の爆発音とカメラが揺れる振動があるけど、普通に買い物してますね。生活するしかないよね。雷の反応に似てるなって印象

          4
    • samo
    • 2022年 8月 10日

    ATACMSか、ハープーンといった対艦ミサイルで攻撃したか。
    連鎖爆発が起こっているところをみると、破壊工作はちょっと考え辛い

    本当にATACMSだったとしたら、ロシア側にかかるプレッシャーは今までの非じゃないでしょうね
    先日の南西方面へのロシア戦力展開だけとってみても、ATACMSによるクリミア大橋の破壊とマリウオポリ連絡路を抑えられると
    南西に展開した部隊は一気に孤立化してしまう。
    大部隊であればあるほど物資をバカ食いするわけだから、戦力を増やしたことが逆に仇となりかねない

    後退するにしても、マリウポリを絶対に通らないといけないので、
    移動する部隊が「寄せて」通貨しないといけないから、少量の砲撃でも甚大な被害に繋がりやすい

    4
    • 匿名
    • 2022年 8月 10日

    ATACMSの歌も作らないとな

    7
    • 無能
    • 2022年 8月 10日

    現場猫案件にしてもロシアの場合、戦術核でやらかす可能性があるのが怖い

    2
      • 無無
      • 2022年 8月 10日

      そもそもロシアはウクライナ戦闘区域に核を持ち込んでいるのだろうか、西側よりも運用ハードルの低いことは知られているが、パルチザンや現場猫に奪われるリスクもある
      起爆するにはそれなりの手順が必要だから単純な誘爆なんぞはあまり心配しないが、敗け始めた軍隊には想定外があるからね

      2
      • きっど
      • 2022年 8月 10日

      戦術核で済めばまだマシだが、戦略核で現場猫案件をかまされたら、ガチで現代文明が終わるぞ
      「1発なら誤射かもしれない」じゃ済まねーからな……
      願わくば、ロシアの全ての核と運搬手段が、現場猫の連鎖で腐っていて欲しいものだ

      2
    • 名無し
    • 2022年 8月 10日

    後背の空軍基地なんてミサイル攻撃しても2日で仮復旧するから、ミサイル攻撃なら、同時に大攻勢掛けてないとおかしい、というか攻撃掛ける意味がない。

    3
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  2. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  3. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  4. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  5. 日本関連

    防衛装備庁、日英が共同で進めていた新型空対空ミサイルの研究終了を発表
PAGE TOP