米国のニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は16日、最も保守的な推計によるロシア軍の戦死者数は7,000人以上だと報じており、想定される負傷者と合わせると2万3,000人~2万9,000人もの戦力を喪失した計算だ。
参考:As Russian Troop Deaths Climb, Morale Becomes an Issue, Officials Say
参考:Daring Ukrainian ambushes bring Russia’s war machine to standstill
ウクライナ軍は敵司令官の通話を傍受、これで司令部の位置を特定して攻撃を行い司令官を含むスタッフの殺害に成功している
米諜報機関は最も保守的な推計=破壊された戦車や車輌に通常何人の兵士が乗っているかを基準に「ロシア軍の戦死者数を7,000人以上」と算出しており、想定される負傷者と合わせると最低でもロシア軍は2万3,000人~2万9,000人の兵士が戦闘行為に参加できなくなった可能性が高く、国防総省の基準に照らし合わせるとロシア軍の地上部隊は効果的な戦闘が難しくなっているとNYT紙は報じている。
国防総省は部隊の死傷者が10%に達すると「その部隊は戦闘関連の任務を遂行できなくなる(米軍基準)」と述べており、米諜報機関の推計に基づくロシア軍の死傷者は国防総省の指摘した「10%」に近いという意味で「これだけの死傷者が発生すると戦闘継続への意識が失われる可能性がある」と国防総省は指摘、この変化はバイデン政権の高官が毎日目を通す報告書の内容にも表れているらしい。
最近の報告書の内容はロシア軍の士気低下に焦点が当てられており「ロシア人兵士が車輌を捨てて森の中に消えていく様子が報告されている」とNYT紙は報じているが、最も興味深いのはロシア軍の指揮官クラスが次々と殺害されている点に関する言及だ。
※キエフ方面の森の中に設置されたロシア軍の指揮所を攻撃するウクライナ軍
以前、衛星画像の取得や分析を行う英企業のShadowBreak Intlは「ロシア軍は暗号化通信に非対応のアナログ通信機を用いて交信を行っており、誰でも周波数を合わせればロシア軍の通信を傍受可能だ。この発見はロシア軍と交戦してウクライナ軍が押収した資料や捕虜になったロシア兵の証言とも一致している」と発表していたが、NYT紙も米軍関係者の発言を引用して「多くのロシア軍将兵は安全ではない電話や無線を使用してコミニュケーションをとっている」と指摘している。
さらに米軍関係者は「ウクライナ軍は敵司令官の通話を傍受、これで司令部の位置を特定して攻撃を行い司令官を含むスタッフの殺害に成功している」と述べているため、英企業の指摘は「概ね正しい」と言っていいのだろう。
因みに英国のThe Times紙も中々興味深い話を報じている。
※Skybynでウクライナ軍の攻撃されるロシア軍の装甲車輌部隊
首都防衛を担当するウクライナ軍関係者はTimes紙に対して「イルピンで破壊されたロシア軍の装甲車輌部隊は敵がこの地域に保持していた最後の作戦部隊(キエフ北で動けない部隊のことではなく首都包囲に動いているロシア軍部隊の中でまとまった最後の戦力という意味)だった」と明かしたらしい。
これを受けて同紙も「ウクライナ軍は予想に反してキエフ包囲を試みるロシア軍を押し戻すことに成功した」と報じており、キエフ北に留まり続けるロシア軍部隊についても「軍事的に前進することもできず、政治的に後退することも許されず、全てのオプションを使い果たした状態だ」と表現しているのが面白い。
仮に食料や燃料の確保に成功してもキエフへの最短ルートはドニエプル川の水門を破壊され水浸し、起伏がある地形や泥濘んだ土地のせいで開散して進軍することも難しく、そもそもキエフに向かうルート上の橋は全て破壊されているため限られた幹線道路頼みで首都に向かわなければならず、恐怖の待ち伏せ攻撃を空から排除するか空挺部隊で進軍ルートを確保できれば良いのに制空権の問題と地対空ミサイルやMANPADSで封じられ「軍事的に前進することが現実的ではない」という意味だ。
※包囲されるマリウポリで侵入してくるロシア軍を撃退するウクライナ軍
それなら後退して兵站にかかる負担を減らすか、他の戦線に部隊を再配置するのが合理的なのに「勝者としてのイメージ」を必要とする政治的な要求から後退することも許されず、キエフを西側から包囲して首都への補給を断つという最後のオプションすらイルピンでの交戦で断たれてしまいお手上げ=状況が改善しないかぎり同じ攻撃をしても結果は一緒だと言いたいのだろう。
追記:ウクライナ軍は各方面で攻勢に出ており戦いの流れたが変わったと米CNNが報じているが攻勢の規模については不明で、恐らくロシア軍を大きく押し戻すのではなく「足が止まって攻めて来なくなった地上部隊をウクライナ側から攻撃している」のではないだろうか?
あとヘルソン国際空港に駐留するロシア軍へのウクライナ軍の反撃は中々のダメージ(航空機だけでなく損傷した車輌も多い)を与えている。
追記:動画紹介の地名が間違ってました。
関連記事:ウクライナ発表に近づくロシア軍の戦死者数、米国は最大9,000人と推定
関連記事:米欧州陸軍の元司令官、10日以内でロシア軍は積極的な戦闘が不可能に
関連記事:ロシア軍はウクライナ侵攻に動員した約19%の戦術大隊を失う
関連記事:英メディア、キエフに向かうロシア軍は軍事的に最悪でカモにされるだけ
関連記事:制圧を宣言されたヘルソン州でウクライナ軍が反撃、ロシア軍機に被害
※アイキャッチ画像の出典:Polk_Azov
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
軍事的にどう考えてもやばいよね
戦力の1〜2割を喪失して(まあ、補充もあるだろうけど)戦線は全然狭まらないどころか、突出部を考えるとむしろ伸びてるし
開戦時より歩兵戦力は相当厚みを失ってるっていう
砲兵戦力で更地を増やすことはできるしそれでじわじわ進む事はできるけど、そんな悠長な戦争をしてる暇がないから戦争としては完全に詰んでる
あとはもう政治側がなんとか落とし所を調整して軍を引き上げる以外に方向がなさそう
あくまでも軍事的にはね
そう言えば、ここ数日ロシア軍がウクライナの民間人を虐殺しまくっている状況が報道されていますが、これは軍事的にロシア軍が詰んでいる状況なので攻撃目標をウクライナ軍から抵抗出来ない民間人へシフトしたと見るべきかも知れません。
既にロシア軍の砲兵部隊はキエフ市内を射程距離に収めていると言われているので、今後のロシア軍は砲兵や航空兵力で民間人の避難場所を狙い撃ちする事によってウクライナ側の譲歩を引き出す心算かも…但し、これは逆効果だと思うのですが。
ロシア軍はもう後退戦に入ってきているというのであれば、包囲して優位なはずのマリウポリで病院400人を人質にとっているというのも頷ける。
ミリオタの猫さんの言うように、地元民を殺されたウクライナ兵の殺意はマシマシでしょうね。
戦車を執拗に撃破する動画からもそれが感じられる。
>イルピンでウクライナ軍の攻撃されるロシア軍の装甲車輌部隊
こちらの動画はイルピンではないですよ。
キエフ東部にあるブロバルイに隣接する村での動画です。掲載元の説明欄にもブロバルイ隣接のスキピン(Скибин)集落と書いています。
E95ルートをキエフ方面に侵攻してきたロシア軍を迎撃している動画ですね
実際に得るもの自体はともかく国内向けに「勝者としてのイメージ」が必要ってのはそうなんだろうなあ、と。
とはいえ在りし日の日露戦争みたいに国民が「勝ったはずなのに何も得られてない」って考えたらプーチン政権自体怪しいと思いますが。
もはや動けないロシヤ軍は、いにしえの兵糧責め状態で放置して、自ずと投降するように仕向けるのが上策
多数の捕虜を得ればプーチンは敗戦を隠すことも出来ず、ロシア国民の厭戦気運を高めるのに効果的でしょう
潮目が変わったのかな?
ウクライナ軍も各方面に兵力を分散しているし、相当の損害も受けているだろうから一気に殲滅は難しいだろが、和平交渉が有利になる様踏ん張り所だね。
>ウクライナ軍は各方面で攻勢に出ており
こんな状態だったらゼレンスキー大統領は強気になりますよね。
というか、ウクライナ軍に逆襲されるロシア軍って、誰も想定できていなかった事象が起きている。
状況打開のために化学兵器を使用する可能性もありそうですね。
もはやロシアは外面を全く気にしていない。全てウクライナ軍が自国民にやった事だ。といえばロシア国民は納得すると思っている。
ロシアはシリアで政府軍に化学兵器を使わせて、「反政府軍の備蓄が漏れたものだ」とシレっと言ってましたからね。
でもこれだけ衛星やらドローンやらで監視されている中でその作戦が通用するかどうか。
これロシアキエフ取るにはもう戦略核使うんしかないんじゃないかな?
もちろんそんなことしたら終わりだけどな
前にもどっかに書かれてたけど、ロシアの原点たるキエフ大公国の遺産を灰にする度胸は、少なくともロシア政府には無いと思うけどね。
わりかし復古主義的なプーチン政権が、原点を破壊したら何に復古するのかわからなくなる。
戦略核使うは第一撃想定=米国から確実に第二撃の報復でロシア消滅です。
だからこそ、欧米諸国はプーチンが核兵器を恫喝に使った時点で戦術レベルで使うつもり&交渉にあまり意味ないなてなってます。
開戦から3週間経たずに最低でも7000人、ウクライナ側の発表で13500人のロシア兵が戦死し、戦力の10%を失い、損失した兵器の4割強を鹵獲され、補給すらおぼつかず、制空権すら奪えず、主要都市は一つも落とせてない。
開戦前に書き込んだら間違いなく「何言ってんだこいつは」と思われただろうことが現実に起きるとはね
プーチンが戦術核を使う誘惑に負けなければいいのだが。
核戦争後の世界に備えて鋲打ちジャケットを買った。
バギーも買った。後はいつモヒカンにするか・・・だけ。
オレ、自分の血を見たらね・・・・
筋トレとアーチェリーを始めるのも良いですね。
お裁縫と靴の修繕は必須の技術。
筋トレとアーチェリーを始めるのも良いですね。
お裁縫と靴の修繕は必須の技術。
>イルピンで破壊されたロシア軍の装甲車輌部隊は敵がこの地域に保持していた最後の作戦部隊
シレッとコメントしてるけど、凄い話だよなぁ。なんで特定方面の敵戦力の払底を的確に把握してるのかと。
NATOの偵察アセットがフル稼働で情報流しまくって、ウクライナ軍はロシア軍部隊の配置から動向から全て把握してるんだろうな。
今さらながら、情報の大切さを再確認できる話だ。もちろん、その情報を活かしきるウクライナ軍の練度と軍事援助も欠くべからざる要素だけど。
ロシア側の戦況は今のところズタボロだけど、開戦前にコレを予測するのは確かに難しかったろう。ただまぁ、核恫喝でNATOの直接介入さえ封じれば…という読みが雑過ぎたのは間違いない。
おおむねISWが言ったとおりになってますね。キエフでのロシアの攻勢は8日~9日が最後であって以後は再編してるだけと。そして少なくとも来週中は動けないだろうと。
ただマリウポリは完全に包囲されており、弾薬にも限りがあるだろうから占領されるかもしれないと。実際ロシアがなにか勝利を得ようと思ったらマリウポリくらいしか無さそうに思えます。でも動画を見る限りロシア側の攻撃にやる気を感じませんね。あの戦車は何がしたかったのだろう。
昨日津軽海峡を通過したロシア海軍の輸送艦はカムチャツカや北方領土(あとひょっとしたらマガダン?)に駐屯していた車両と人員すら引き抜いてウクライナ戦線に投入するためのものだそうです。オホーツク海沿岸地域は仮にも最前線で、開戦直後の予想ではカリーニングラードと並んで「動員出来ない兵力」に数えられていたのですが…。
他にもナゴルノ・カラバフ戦争の停戦監視目的でアルメニアに駐屯していたロシア正規兵部隊も本国に戻しているらしいので、南ロシア方面に準備させていた予備兵力を使い切ったのは間違い無さそうですね。さすがにNATO正面であり物理的に陸路が断絶してるカリーニングラードからは引き抜けないでしょうが。
しかしロシアが苦境になればなるほど、通常戦力が漸減すればするほど彼らが核に頼る比率が増す訳で、プーチンが敗北と間違いを認めない限りにおいて核使用のハードルがどんどん下がっていくのが怖いですね。しかもこの損失は物資や弾薬だけでなく人員と車両の損失です。ロシアはこの通常戦力に開いた大穴を埋めきるのに何年かかるのかを考えると(そしてその間彼らの存続を保証するものが核だけであることを思うと)恐ろしいですね。自称世界の半分の支配者が、国土の大きい北朝鮮に転落する瞬間を我々は見ているんですね。
厄介なのはすでに強大な核戦力を持ち、技術も資源も人口規模もあるので、世界的に孤立してもかなりの程度やっていけてしまうことですね。
まさに地政学におけるランドパワーの中でも最強の国家ロシアの強みですね。
自壊する以外に政変は見込めない以上、北朝鮮5.0ぐらいの劇ヤバ国家相手にどう相手すれば良いのだか。
>北朝鮮5.0ぐらいの劇ヤバ国家
こうなると中国にある意味同情しますね。
小型狂犬(北朝鮮)と大型狂犬(ロシア)の飼育員になっちゃう中国。
餌を与えているうちは大人しいけど餌が切れたら噛み付きそう。
なんでプーチンは攻勢側なのに、二次大戦末期のベルリン防衛線のヒトラーみたいな状況になっているのだろうか
親衛隊も軍部もみんな嘘つきだ。士官は学校でナイフとフォークの扱いしか学んでない。こんなことなら私もスターリンの様に粛清しておけば良かったと喚いているだろう…。
ところでロシア兵は停戦になってもロシアに復員できるのだろうか。
不都合な事実を知る20万の帰還兵どうするんですかね…。
それと親のもとに永遠に帰ってこない現時点で1万人前後の兵士の問題も揉み消せるレベルではない気もします。
まだモスクワが攻められてないからセーフ(震え声).
実際、ロシア民衆はともかくプーチンはまだ命の危機にまでは瀕してないから、まだ好き放題やれるのよね。ロシアの伝統的にどうせデモ隊が制御できなくなるくらい増えたら発砲すりゃ良いし。
資源動員論の観点からいうと、
今のロシアは失業率が低いので、デモもそれほどではないのです。
これから経済制裁が効いてきて失業率が上がってからが社会運動の本番です。
とは言え、ウクライナ軍も西部にいた正規軍部隊はすべて前線に投入済み。
チェルニーヒウを守る第1戦車旅団は開戦以来ずっと休む間もなく防戦中。
ウクライナ軍の編成表で前線投入が確認できないのは第17戦車旅団のみ。
ウクライナ軍も全く余裕はない。
編成表上は予備軍団があるはずだけれど、練成は進んでいるのだろうか?
?「欧州各国軍の装備してますけどただの傭兵です」
傭兵いるとしても根本的に人員リソースの不足はあるから反撃能力としてどれだけいけるかは今後の戦線次第となりそう。
泥縄式に集められた部隊って、また「訓練」とかいって放りこまれるんだろうか?
士気も練度も変わらないと思うが。
もしかしたら、シリア傭兵の方がやる気あるかも。
内戦を経験してるから、ためらいないはず。
さすがに彼らも支払いが怪しい相手の言うことは聞かないでしょう。
欧州への不法移民のチャンスと捉えている…て話もある
根こそぎ寝返ったら面白いんだが
朝鮮戦争で、北朝鮮は10万の戦力で釜山を包囲したのだけど、補給が続かず北朝鮮軍は、崩壊というより消滅したという史実がある。補給と兵員の補充かうまくいってないみたいだし、このままだと一週間未満で進行したロシア軍の前線が崩壊するなんて事はあり得るかもしれないともうな。どうやらロシア軍の死傷率は本当に深刻なレベルのようだしそもそも戦意が全く無いみたいだし。
侵攻してるロシアのウィークポイントを的確に突く奇襲作戦入ったら瓦解しそうですね。
元山上陸作戦みたいなターニングポイントになる勝利をウクライナ軍が掴み取れるかとなりそうです、
※キエフ方面の森の中に設置されたロシア軍の指揮所を攻撃するウクライナ軍
これが酷すぎて、なんかロシア軍って半分は素人なのかなって思ってるんだが
指揮所なのに丸見えの場所にあって、隠蔽もしてない
UAVの脅威を分かってるだろうに、対UAV警戒も皆無
攻撃受けてからもなんら対応もしてない
攻撃がUAVの小型爆弾ぽいから被害少ないけど、
まともな砲爆撃能力がウクライナ軍に残ってたら全滅するやつ
G7クラスの軍隊と戦争したら、3日で指揮系統を狩り尽くされるのでは
防空あると偽装で手抜きぶっこいてこの戦域にTB2いねえと思ってるなら攻撃されてもTB2の仕業とは分からず浸透ゲリラ襲撃とでも思ってるはず
航空部隊無くとも最低でも戦術ミサイルあると警戒度も違うけどそういう気がないのつまりウ軍の戦術ミサイルはもう無いって事なんだろうな
例のキエフ北にいた40マイルのコンボイがどうなったのかという一連のスレッド
リンク
銀英伝でもあるまいし、こんなに将兵がやられるとは。
しかも暗号化なしの無線のせい?
作戦も何もかも筒抜けじゃ大軍の意味がない。
本来ならドニエプル川挟んで遅滞戦続ける予定が一向に露軍は進んで来ずむしろ部分的に逆襲しかけてるの停滞してる今に戦果拡張が得策と見たんだろうね
攻撃するも先遣ぶつけるばかりで防御展開も穴だらけで土地勘ある側がやりたい放題だがウ軍にしろ機械化率低く砲兵火力は歴然差あるに何これ思ってそう
これだけロシア軍が弱いことを知っているから
プーチンはロシアの国境にNATOを近づけるな、と言っていたのかな?
まさかとは思うが。
おそらくプーチンは開戦まで偉大なロシア軍だとずっと思ってた思うぞ。
ロシアで上層部の首切りが相次いでいるから、耳に優しいことしか誰も言えなくなってたんでしょう。
逆に軍の実情を把握してて渋滞する兵站やバレバレの偽旗作戦といった戦略的無能を晒しているとすると、それこそ指導部は未就学児しかいないのかって話になる。
なんか進退の具合がマジで将棋やチェスみたいだな。
古来の諜報員の方々は工夫をして暗号、のろし、手旗信号、伝書鳩 etc を駆使してやってたので
まさか2020年代になって筒抜け状態だったとは!
私は全く素人!そのうえでの感想ですが、
今回宇軍は、戦車隊に関しては、あえてウクライナの奥まで露軍を侵攻させて
(目の前の敵を今すぐ撃退したいのを抑えさせて)
そこで燃料・食料輸送のトラックばかり狙ったのでしょうか?
補給プリーズ!露軍が要請
でもでも補給トラックも足りないから民間の活用という始末。
ということは・・・その補給部隊を護衛する部隊も露軍は不足してるのでしょうか?
地の利で有利な宇軍の待ち伏せvs
土地勘が無い急遽雇われのほぼ無防備の民間トラックで補給の露軍
高度なハイテクも泥臭いローテクも、どっちもダメだったということですか?露軍は?
ベトナム戦争でアメリカが敗退した話と比べたくなる
設定も背景もかなり異なるから同一視は無理だけど、ハイテクの超大国アメリカを泥まみれのベトコン兵士が追い払ったという、戦争における歴史的転換
そして21世紀、ウクライナは新たなヒーローになるか
補給部隊の護衛に重装備を随伴させたら、燃料がいくら合っても足らないし
しかも路外にでて広い範囲の警戒が出来ない状態の所では、護衛の効果が威圧ぐらいになってしまう
ルートが主要道路って分かってればUAVで24時監視すらできてしまい、
来るの分かってから奇襲準備して間に合うという状態かもしれない
(これだと奇襲側は長時間の待機しなくてよくて、心身の消耗が最低限で済む)
いくら考えても、根本的な戦略から変えるように
UAVを飛ばさせない制空権、地形情報の把握、部隊間通信の構築、点ではなく線による警戒網
ぐらいは最低限ないと、匙を投げるしか無いな
雨さんの、例のキエフ北にいた40マイルのコンボイがどうなったのかという一連のスレッド
の日本語訳です。
キエフ北方の「40マイルの車列」についての分析(和訳)
リンク