ウクライナ戦況

ロシア軍はウクライナ侵攻に動員した約19%の戦術大隊を失う

ポーランドのディフェンス・メディア「Defence24」は14日、ウクライナ侵攻のため動員されたロシア軍は22の戦術大隊(BTG)を失ったと結論づけた。

参考:Russia Losing 22 Battalion Tactical Groups: Is BTG a myth, or is it truly effective in combat?

ロシア軍の戦術大隊は機動的で広範囲に分散した防御戦略を採用してくる敵に不向き

ロシア軍はウクライナを侵攻するため117個の戦術大隊(BTG)を動員、1個のBTGは戦車中隊/10~13輌、機械化大隊(中隊3個)/40~45輌、自走砲中隊/6輌、ロケット砲中隊/6輌で構成されており、3月10日までに確認されたロシア軍の損失(戦車×164輌、歩兵戦闘車×129輌、装甲兵員輸送車×47輌、装甲牽引車×57輌、空挺部隊用車輌×28輌、自走砲×25輌、ロケット砲×19輌)を当てはめると以下の通りになる。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

  • 戦車中隊×12~15個
  • BMP-2/3機械化中隊×5~6個
  • BTR-80/82A機械化中隊×3~4個
  • MTLB機械化中隊×5個
  • BMD-2/4およびBTR-D/MDM空挺中隊×4個
  • 自走砲中隊×4個
  • ロケット砲中隊×4個

つまり5個のBTGは戦車中隊と機械化中隊の70%以上を失い、10個のBTGは戦車中隊を失い戦闘能力が30%以上低下、他の損害も加味して米軍の損害判定の基準を適用すると「ウクライナ軍は22個分に相当するロシア軍のBTGを無力化(戦闘に耐えられないステータスに追い込み戦場からの離脱・再編成に追い込んだという意味)した可能性が高い」とDefence24は結論づけており、これはロシア軍がウクライナに投入した全BTGの約19%に相当する。

出典:Минобороны России

この結果についてDefence24は「ロシア軍全体の勢いを停止させるほどのダメージではないが侵攻作戦を大幅に遅らせるだけの効果はある。さらに局地的な戦闘に敗れたという心理的な要素はロシア軍の潜在的な能力をさらに低下させるだろう」と述べており、物資輸送に使用されるトラックを200輌以上も失ったことはロシア軍の補給に大きな問題をもたらしている可能性が高く「これが戦場で放棄される車輌の多さの要因かもしれない」と指摘。

さらに「ロシア軍のBTGは機動的な攻撃を前提に設計されているため指定された地域を迅速に征服できても、征服した地域の支配権を完璧なものにするためには非効率(随伴する歩兵の数が少ないという意味)で、この欠点は戦車や装甲車両の沼である市街地戦闘を回避する決定に繋がりやすい」と説明、ロシア軍のBTGは防御陣地戦略を採用した敵には火力が集中できるため効果的だが「機動的で広範囲に分散した防御戦略を採用してくる敵には不向きだ」と述べているのが興味深い。

出典:Сухопутні війська ЗС України

因みにロシア軍の損失は視覚的に確認できる唯一の検証可能なOryxのデータを用いているため「実際の損失はこれより多い」と考えるのが妥当で、ゼレンスキー大統領は12日に「敵戦術大隊の31個が戦闘能力を喪失した」と主張、ロシア軍はハバロフスクから大量の装備品を鉄道でウクライナ方面に輸送しているのが確認されている。

追記:ロシア軍の少将(階級章で確認)がアゾフ連隊によって殺害された模様、これでロシア軍の少将戦死は4人目

関連記事:ゼレンスキー大統領、17日間の戦闘でウクライナ軍兵士が約1,300人戦死

 

※アイキャッチ画像の出典:Mvs.gov.ua / CC BY 4.0

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

米欧州陸軍の元司令官、10日以内でロシア軍は積極的な戦闘が不可能に前のページ

ロシア軍がウクライナの森林伐採をプーチンに要請、売却益を軍の資金に?次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ロシア軍のバフムート制圧方針に変更はなく、新たに空挺部隊を市内に投入

    ウクライナ軍の反撃がバフムート周辺で成功したにも関わらず「市内のロシア…

  2. ウクライナ戦況

    スバトボ方面のロシア軍攻勢、ウクライナ軍は複数の拠点を失った可能性

    バフムート方面のクリシェイフカやアンドリーフカはまだ解放されておらず、…

  3. ウクライナ戦況

    セベロドネツクで戦うウクライナ軍、防衛施設を失い後方への後退を示唆

    ハーンシク州知事のガイダイ氏は23日、セベロドネツク郊外に構築したウク…

  4. ウクライナ戦況

    ウクライナとロシアの政治的立場が懸かったセベロドネツクの戦い

    英国のTimes紙は30日、セベロドネツクやルハーンシク州を巡る戦いに…

  5. ウクライナ戦況

    スペイン、防空システムを要求するウクライナに改良ホークを提供

    NATOのストルテンベルグ事務総長は13日「スペインが4つのHAWKシ…

  6. ウクライナ戦況

    暗闇に飲み込まれるウクライナ、新たなインフラ攻撃をロシア軍が準備中

    ロシア軍のインフラ攻撃はウクライナ人から明かり、暖房、通信、水道といっ…

コメント

    • zerotester
    • 2022年 3月 15日

    親衛戦車連隊や空挺部隊に特に被害が大きいという話もあるようですね。こちらの記事にも空挺部隊の車列をウクライナ空軍が攻撃したという記事がありました。
    またスペツナズやチェチェン部隊も大被害を受けてました。精鋭部隊から狙われてやられているとすれば、実際の数以上にダメージがあるのではないでしょうか。

    30
      •   
      • 2022年 3月 15日

      徴兵の連中は役に立たないから精鋭部隊が前衛務めてるんだろう
      待ち伏せでやられまくってる様子

      12
        • 名無し
        • 2022年 3月 15日

        それはまだわかるけど最初も最初の空港で貴重な精鋭のはずの空挺をろくな援護なしで殺させたのはホント謎。
        見通し甘いとかそういう話でもないし何で突っ込ませたんだ。

        44
          • tarota
          • 2022年 3月 15日

          軍隊が非合理的な行動を取る事があるのは我々が一番良く知ってるだろ

          18
            • tofu
            • 2022年 3月 15日

            合理性を欠くというより、単純にヘボいのがなんとも
            最大級の仮想敵と想定してたのがルーキーみたいなミスばっかしてるのは正直困惑しかない

            ウクライナには福音だろうから良いけど

            25
          • hiroさん
          • 2022年 3月 15日

          やはりロシア軍が姿を見せれば、ウクライナ兵は尻尾を巻いて逃げ出すと、プーチン以下軍首脳も本気で信じていたのでは?
          クリミア併合時のイメージが残っていたのでしょうね。
          現代のマーケット·ガーデン作戦を見ているかの様な。

          21
          • おわふ
          • 2022年 3月 15日

          おそらく、充分に空爆していたつもりだったのかと。
          対空車両やSAMを叩いて、よし大丈夫だ!と突っ込んだら、スティンガーが待っていたみたいな。
          たぶんトップダウン(プーチン自身)から作戦を急かされたのでは?

          7
          • AAAA
          • 2022年 3月 15日

          だってソ連時代からの歴史ある作戦ですし?
          アフガンもチェコスロバキアも強襲に対応出来ませんでしたし?

          4
    • 名無し
    • 2022年 3月 15日

    BTG一つにつき3両動けなくなったら再編するって考えたらそんな不思議でもない数字か。
    随伴歩兵なしでつっこんでるなら。

    5
    • K(大文字)
    • 2022年 3月 15日

    >これはロシア軍がウクライナに投入した全BTGの約19%に相当する

    かなり保守的な見積もりでこれ…凄い損失を出している。
    戦後にロシア軍が再建出来るのか?と言われているけど、もう無理だろう。
    損失の大きさもさることながら、この先ロシアの経済破綻はほぼ確実。かなりガチ目で自由貿易体制からのパージも進んでいるし、明るい要素は一切ない。軍再建にかけられるカネなんか、一切ねん出出来ないだろう。

    で、ロシア軍がウクライナ侵攻に「全軍から抽出可能なほぼ全兵力」を投入した事を考えると、未来のロシア軍は望むか望まざるかに関わらず「専守防衛」にならざるを得ないかもね。
    まぁ国際秩序からもそっちの方がいい。少しは世界が静かになる。

    56
      • ヤゾフ
      • 2022年 3月 15日

      ロシア軍のこれまでの装備更新ペースの遅さと強烈な経済制裁も加わって今後ロシアが大国として振る舞うことすら出来なそうですね。

      24
        • おわふ
        • 2022年 3月 15日

        核兵器の維持で手一杯な国になってしまいそうですね。
        経済規模が韓国ぐらいなものですから、核に資金を集中したら後は何も出来なくなりそう。

        これからは、軍事的には中国とインドの時代になるんじゃないですか?

        17
      • 無名のミリオタ
      • 2022年 3月 15日

      その通りなんだが、
      ロシアの弱体化によって中央アジア、シリア等のロシアの子分はどうなるんだろ?

      中国を新しい親分にするのかな?

      特にシリアのアサドどうなんのかな?

      アサドパパは結構バランス感覚あって、もし彼がまだ生きててシリアのリーダーだったら、ロシアという後ろ楯が無くなっても西側とうまくやって乗り越えそうだが、子アサドは西側にめちゃくちゃ嫌われたし、どうなることやら。

      かといって、イスラム圏あるあるで、独裁側=世俗主義、反体制側=イスラム原理主義だから、原理主義政権がシリアに出来るのもなぁ…

      4
        • 無名のミリオタ
        • 2022年 3月 15日

        自レス

        ロシア沈むと、ロシアに出稼ぎに行く中央アジア諸国が経済的に不安定になるのか。

        いやはや、本当に地政学的な大異変が起きそうだな。

        ユーラシア大陸は本当に魔境だ。

        13
          • 戦略眼
          • 2022年 3月 16日

          中華か、ユーラシアの覇者になるな。
          プーチン下手打ち過ぎ!

          2
    • G
    • 2022年 3月 15日

    >ロシア軍の損失は視覚的に確認できる唯一の検証可能なOryxのデータを用いているため「実際の損失はこれより多い」と考えるのが妥当
    など本文中に述べられていることはもちろん、
    ・保有兵器のうち、さらに実戦可能状態の兵器の消耗
    ・ツングースカやパーンツィリなどといった高価値兵器の大量損失
    ・少なくない空てい部隊やスペツナズといった精鋭の損失
    ・大量の兵站消耗

    などといったことを考慮すると、はたしてロシア軍全体にとってどれだけのダメージになっているか図り知れませんね
    今後も経済制裁が続く中、戦闘食など平時でさえ既存の軍をまともに支え切れていなかった現状を見るに、インドや中国経由のルートなどは残るとはいえ再建までの期間どころか、再建可能かどうかさえ疑問を持たずにはいられません

    44
    • 名無しさん。
    • 2022年 3月 15日

    まだ出ていない要素が、兵士の心の問題ですね
    ベトナム帰還兵と同じように、チェチェン帰還兵がソ連では社会問題になったのですが
    おそらくその比では無いロシア兵に深い深い心の傷を追わせていると思われます
    何しろ同胞民族殺し、飢餓と極寒の極限の環境、そして戦死者の数・・・
    たとえ帰国しても、社会復帰は果たして出来るのでしょうか

    40
      •    
      • 2022年 3月 15日

      帰還兵ではかなりまずい問題があるね
      真実を知る兵士が帰還してくる事は大変な社会不安要素

      45
        • くらうん
        • 2022年 3月 16日

        果たしてテレビで洗脳された祖国の親たちは、戦地から帰還してきた息子の言葉さえもフェイクと言うのかね。

        11
          • 匿名
          • 2022年 3月 16日

          考えを改めて貰えると良いのだけど、
          精神を病んで妄言吐いてると見なされた場合、更なる悲劇になるかも。

          12
            • くらうん
            • 2022年 3月 16日

            病人が常人を病人扱いするのか・・。
            それこそ精神病みそう

            16
    • ナナシ
    • 2022年 3月 15日

    > ロシア軍の少将(階級章で確認)がアゾフ連隊によって殺害された模様、これでロシア軍の少将戦死は4人目

    司令官クラスがかなり前線まで出向かなければいけないほど士気が下がっているのでしょうか、チェチェンの首長ラムザン・カディロフもキエフ郊外入りしていると噂されている。こいつを殺れば露軍戦線はかなり崩壊するかもしれませんね。

    39
      •    
      • 2022年 3月 15日

      東部軍管区の司令の場合では、オープンな無線で司令呼び出し、位置を特定してミサイル撃ち込んだって話だ
      真偽は定かではないが

      ウクライナ市民や諜報員の通報とかもあるだろうし

      14
      • あばばばば
      • 2022年 3月 15日

      少将なんてものは、参謀本部の耳と目であり、口だろう。前線部隊からの報告を参謀に受け渡し、参謀本部の指令を現地部隊に伝える中間役職だ。
      言ってしまえば高級使いっ走り、会社でいう部長相当の役職。だから前線に出てなんぼの役職ではある。

      20年物、30年物の将官が失われるというのは、育成費の面だけではなく、故人の経験則や思考を後世に伝えられなくなる痛い被害ではあるし、少将の戦死が少々多い気もするが、所詮値が張る消耗品。戦死した少将の代替が、副官の戦時昇格か、他部隊への合流が行われるくらいで、戦線崩壊というには遠く、行動の遅延がせいぜいなのではないだろうか。

      4
        • 黒丸
        • 2022年 3月 15日

        日本のサラリーマン感覚だと、少将級が現場に出てくるというのは、
        事業本部長・工場長や取締役、子会社社長のような会社経営層が現場に出てくる案件のようなもので
        会社業績につながる受注必須や目標達成必須案件のようなものだと思う。
        それが、会社の主力注力事業で4件連続で未受注・目標未達成なら、社内の雰囲気はものすごく悪化
        若手は転職検討・中間管理職も士気低下しているような状態かと。

        現場は積極的な改善行動よりも、保守保身が優先されるような雰囲気になっている気がする。

        9
          • あばばばば
          • 2022年 3月 16日

          話がずれるが、少将の地位ってそこまで高くないだろう。
          最高級意思決定権を持つ国家元首が最高経営責任者だとしても、役員クラスは大臣や高級官僚であり、高級な社員階級に当てはまるのは、本部長が大将、部長が中将、次長が少将となるのではないだろうか。

          今のロシア軍を例えるなら、CEO指示の仕事がコンプラ的にアウトな上で、十分な道具も給料もない。おまけに定時が9-18時で週休二日制の筈なのに、天辺越え、休日出勤は当たり前。社員は何をどうすればこの仕事が終わるのかも分からない。
          同僚や上司が過労で倒れていくが、経営陣は資金不足を理由に状態の改善を先延ばししている。
          取締役からも外部組織にリークが流れるは、社員も仕事を放棄してバックレや集団退職が頻発している会社。

          2
            • 匿名
            • 2022年 3月 16日

            日本で働くITドカタなら極めて日常的な光景ですね
            命落とす危険が少ないだけマシかな

            1
              • tofu
              • 2022年 3月 16日

              ネタにマジレスするのもなんだけど
              今はもうそういうのほとんど無いよ、IT系では

              別に根絶されてるわけじゃないけど、教師とか広告業界とかにブラックの代名詞を奪われる程度には減ってる

              4
        • くらうん
        • 2022年 3月 16日

        >少将の戦死が少々

        長文の中に紛れ込ませても見逃さないよ?

        27
      • 無無
      • 2022年 3月 16日

      将官の死傷率が高いのはウクライナによる狙い撃ちかと思ってたけど、実は派遣軍全体の死傷率が高いから比例して数値が上がっただけとしたら、
      西側の分析よりも、ロシア軍の損害は甚大な可能性がある

      1
    •  
    • 2022年 3月 15日

    リンク
    こんな調子で主力戦車失ってたら進軍もできなくなるわ。毒の沼で身動き取れなくなるRPGのゲームじゃないんだからさあ……

    17
      • 名無しさん。
      • 2022年 3月 15日

      戦前に散々言われていた氷が溶ければ戦車は動けないと言われてたことが現実になってますね
      基本道路しか動けなくなった戦車部隊ってかなり使い物にならないのでは

      32
      • G
      • 2022年 3月 15日

      一時的に寒くなったので、そのとき無理して行軍しようとしたけど寒波が長続きせず、隊が丸ごと溶けた地面に埋まった感じですね

      9
      • くらうん
      • 2022年 3月 16日

      ここの記事でも、戦争直前に東部国境で泥にはまったT-72の車列が動画にアップされてましたね。

      2
    • トブルク
    • 2022年 3月 15日

    装甲ボーナスがつくけど、都市に攻撃したら攻撃力1/2にされるやつですね。
    他のユニットないのか。

    7
    • gg
    • 2022年 3月 15日

    やはりインドと中国の動きが一番気になる 特にインド
    インドはどんどんロシアに寄っていってるからクワッドは事実上終わったようなものだな
    でも中国(パキスタン)とインドは和解できるのだろうか? プーチンが仲介する?

    7
      • ヤゾフ
      • 2022年 3月 15日

      伝統的にインドは第3極として特定の国家と外交上深く付き合いすぎないてポリシーがあります。
      そのため、政策レベルで意思決定してる人達ならインドを変な言い方ですが頼りとしてはいないと思います。クアッドはまだ経済安全保障レベルのため、日本はAUKUSとの関係強化がベストだと思われます。

      39
      • G
      • 2022年 3月 15日

      インドに関しては西側との協調路線は期待できませんが、今後のロシアを中国に完全に取り込ませない対抗馬としてはそれなりに期待できるかと
      とにかく東側陣営が中国一強でまとめられてしまうのが何よりもまずい事態だと思われますので

      23
      • くらうん
      • 2022年 3月 16日

      そもそもインドがロシアを庇ってるのは対中国を念頭に置いてのもの。
      パキスタンとのつながり、インド洋への進出、国境問題がある限りインドは中国とはくっつかない。特にパキスタン問題は絶望的。
      インドはどのみち勝手に動くから、形式上の制裁としてクアッドから放り出して、今後は水面下で対中国と協調できるところだけ協力すればいい。

      9
    • マモっちゃん
    • 2022年 3月 15日

    陸軍って想定と合わない戦場に遭遇するとかなり脆いのは本邦旧軍でもあったからな。
    (旧軍は見晴らしが良く、くそ広い中国北東部の荒野を想定していたが、ジャングルで見通しが悪く、くそ狭い東南アジアの島嶼で戦って大損害)

    チェチェン等の経験から対テロ、市街地戦想定に切り替えた部隊を送っていると思っていたけど、切り替えが進んでいない部隊を投入していたということなのか。

    8
      • 無能
      • 2022年 3月 15日

      将軍は一つ前の戦争を戦うが文字通りになってしまったな

      6
      • 南無
      • 2022年 3月 16日

      軍事費上げ度に実はここ最近ですし基地や部隊の増設優先で切り替えというより、定数に対して装備更新が恐ろしく間に合ってないのが問題化と…

      新兵器アピールはするわりに正式配備はどんどん先送りになるデジャブあるムーブですし

      4
    • 2022年 3月 15日

    ウクライナ軍のSOGが戦線後方に浸透してSAMを狩ってるとかなんとか
    リンク

    5
    • RM
    • 2022年 3月 15日

    ここの人達にとってアゾフ連隊ってどうなんです?
    ロシアの言うネオナチ云々は彼らの事を指していて、僅かながらの大義を与えているのではと思うんですが…
    まぁ、国連に諮らずいきなり侵略してる時点でロシアがアレっていうのは重々承知ですが

    2
      • tofu
      • 2022年 3月 15日

      その辺判断するに足る知見を持ち合わせてないので自分はイズムィコ先生の見解に全ツッパ
      つまり少々問題があったところで侵攻の口実たり得ないし、やらかしてる客観的証拠も”今の所”ない

      31
      • トーリスガーリン
      • 2022年 3月 15日

      同連隊は国連弁事務所からも戦争犯罪を指摘されているためほぼ真っ黒な組織だけど、元大隊でしかない同部隊が引き起こした犯罪の規模はそれ相応だろうし、陰謀論者が言うようにウクライナを裏から操る組織である筈もない
      もし同部隊を裁きたいなら国連を舞台にやるべきであり、ウクライナごと滅ぼしていい理由にも市民を無差別攻撃していい理由にも大義にもならない
      今まさにプーチンとロシアが遂行中の侵略行為とは度合いが違い過ぎるってところですかね

      45
      • hiroさん
      • 2022年 3月 15日

      ここの住民と言われても大半の人はテロや残虐行為に嫌悪感しか感じないと思うけど、東部ウクライナで親ロシア派住民に酷い行いをしてきたことは容認できないが、ロシア側もイゴール·ガーキンの様な狂信者達が反ロシア派住民の誘拐·拷問·殺害を日常的にやってきたので、どっちもどっちかと。
      ガーキンのマレーシア航空機撃墜は最悪だけどね。

      14
      • マモっちゃん
      • 2022年 3月 15日

      ネオナチとか極右って評判はビレツキーを初めとした創設メンバーの思想が原因なんで、これらメンバーが政治家、公務員に転身してほとんど抜けている今のアゾフ連隊が極右思想をそのまま持ってるかは正直分からない。

      上で別の方も書いてあるように国連から指摘受けてるから確実にやらかしてるとは思うけど、そのまま国連で非をならすのではなく直接侵攻したせいでその辺がうやむやになってるよね。

      10
      • あばばばば
      • 2022年 3月 15日

      赤よりマシだが、危険な組織である事は間違いない。
      しかし、ロシアはロシア人虐殺をわめく前に、自分達が行ってきた虐殺の歴史を顧みるべき。ウクライナ人の一部が、反ロシア人思想の極右的な思想に染まったとしても仕方がない。

      それと、2014年以降、「リトルグリーンメン」なる所属を隠したロシア軍の装備を身に着けた兵士の出現や、停戦協定を無視した戦闘(これにはウクライナ側にも責がある可能性を考慮するべき)を行っている事。ウクライナが行っているとする虐殺や、核兵器製造やバイオ兵器開発の主張に対する論拠の提出の無さ。国際的な信用の無さは、ロシアという国の歴史と事実から出た垢である事は間違いない。

      後、ウクライナを外部から(民主化運動などを)散々煽り立てておいて、梯子を外した欧米が結局一番の歪み。

      12
    • そばうどん
    • 2022年 3月 15日

    アゾフ連隊が欧米からの支援を受けているネオナチ組織なのは勿論ですが
    ウクライナにおける親ロシア派武装勢力もロシアから支援を受けているネオナチ組織のロシア帝国運動のメンバーから構成されているわけで
    ロシアの言うネオナチ云々はウクライナが核武装目論んでいるぐらいの口実じゃないかと

    10
    • 無無
    • 2022年 3月 15日

    噂されていたキエフ攻略の大攻勢もいつになったら始まるのやら、
    このままじり貧で戦線崩壊してロシアに退却してくれないかな
    プーチンの言い訳が聞きたいね、ファシストどもに大打撃を与えたので作戦は成功しただの、笑えそう

    20
    • ヤゾフ
    • 2022年 3月 16日

    ヤゾフ連隊or大隊も周辺国には害与えてないから好きにすればてのが正直なところ。
    ※東部ウクライナは親ロシア派粛清としてもっとやれ
    それよりロシアのファクトチェックの杜撰さが酷すぎてロシア支援するのは諸々ガバガバ国家て烙印きそう

    4
    • 匿名
    • 2022年 3月 16日

    BTGは戦車中隊と砲兵中隊が配属の機械化の歩兵戦闘団ですから一番金かかった編成なのにこれが容易に撃破となると対戦車火力盛々の防御部隊相手だと
    むしろ装甲ATVが残存性高そうでHV化でバッテリー走行して接敵機動時はIRステルスに徹するほうがHMG弾に抗堪するよりニーズ高そうな気がする
    そのHMGも大半でRWS化されるならIR検知されなきゃ撃たれもしないし更には無人機脅威も加味すると尚更に低シルエット低IRの車両が良いなと思う

    3
      • 黒丸
      • 2022年 3月 16日

      人が乗っている限り、今のウクライナの気象条件では低IRやIRステルスは困難かと。
      今ウクライナで必要なのは貯冷材やドライアイスを装備し、外気温に合わせた低IR状態を長期維持できる無人偵察車両かと。
      画像を伝達するため、敵に観測されない大容量データ通信手段が用意できるかも一緒に検討必要。

      2
        • 匿名
        • 2022年 3月 16日

        個人はIRコーティングで車両は外装パネルやIRバラキューダで結構行けるがバカでかいRCSと内燃の排熱でIRシグニチャ撒き散らす戦車はそもそも走行痕跡と音が騒々しく常に居場所がバレバレだ
        装輪になると静かで巻き上げ少なく速度も早いのも96式クラスならともかくIFVと大差ない車格のならお値段的にも装甲ATVで良くねって装輪APCなのに30tあってAPS搭載してるの見て思う
        防衛装備売る側はバケモン装輪装甲にAPSとっつけて売りたいの当たり前だろうが現場考えると装甲ATV(コマツLAV)だろうねと

        1
    • zerotester
    • 2022年 3月 16日

    ロシア自慢のBTGがウクライナ相手に向いてないんじゃないかというのは、あるんだろうなと思いますね。
    そもそも電撃戦に向いた編成ですよね。じっくり都市を落すための編成ではない。
    あと装輪式と装軌式(キャタピラ)の車両が混じってるのですが、それが同じ道を移動するのは無理ありそうだなと。
    泥にはまったパーンツィリが鹵獲されてる写真がいくつもありますが、重くて装輪式でいかにも辛そうだし、無理に同じ道を行軍しようとした結果なのではないでしょうか。

    2
      • 匿名
      • 2022年 3月 16日

      あの手の高機動トラックって鉄道無い舗装道路も無いアフリカの奥地の物流支えてる乗り物で装輪だからって特段に劣らんけどロシアの対空砲塔がローテクなせいか無駄に巨大で車載1両完結するの無理有りげに見える
      ツングースカのシステムを車幅2,5mの高機動トラックに移植するの戦車砲塔のせるのと大差ないが96式に74式のは乗らんでしょっていう

      1
        • zerotester
        • 2022年 3月 16日

        対空砲と対空ミサイルの両方載せてるのは強そうだけれど、あの車体にはデカすぎかもしれないですね。
        対空砲って砲塔を高速回転するために駆動部が重くなりますし。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  2. 日本関連

    防衛装備庁、日英が共同で進めていた新型空対空ミサイルの研究終了を発表
  3. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  4. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  5. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
PAGE TOP