ウクライナ軍参謀本部は11日「ハルキウ州のロシア軍は地元住民から奪った戦利品とともに本国やルハンシク州に向けて逃げ出している」と明かし、占領者が居なくなった街には続々とウクライナ軍が到着して地元住民が歓喜の声を上げている。
参考:Россияне бегут на Харьковщине, на Херсонщине также отошли – сводка Генштаба
参謀本部はヘルソンでもロシア軍が拠点や陣地を放棄して後退していると言及
参謀本部は「ハルキウ州での反撃が成功した結果、ロシア軍は地元住民から奪った戦利品とともに本国やルハンシク州に向けて逃げ出している。特にArtemivkaとBorshchovaではロシア軍兵士が盗んだ車で逃げ出している」と明かしており、占領者が居なくなった街には続々とウクライナ軍が到着して地元住民と歓喜の声を上げている。
既にゴザチャ・ロパンやボルチャンクスにもウクライナ軍が到着しており、逃げ出したロシア軍を国境まで追いかけているらしい。
もう何処が解放されたのか数を数えるのも地名を確認するのも追いつかないが、州都ハルキウの北部に残っていたロシア軍占領地域は完全に消滅している可能性が高く、ハルキウ州北東部の占領地域が消滅するのも時間の問題だろう。
因みに参謀本部は「ヘルソンでもロシア軍が拠点や陣地を放棄して後退している」とも言及しており、もしかすると兵站に支障をきたしているロシア軍が「ヘルソン戦線の整理・縮小」を考えている可能性もあるが、参謀本部は具体的な部分には触れていないので詳細は謎だ。
Ukrainian defenders have liberated Kozacha Lopan’ in Kharkiv region.
They are at the UA-RU border, chasing the fleeing Russian invaders.
In every settlement Ukrainian soldiers are welcomed with joy by relieved residents. pic.twitter.com/KeoO8u6pvY
— Michael MacKay (@mhmck) September 11, 2022
Crying Ukrainians thank the soldiers of their army for liberating them today after 6 long months of Russian terror.
— Visegrád 24 (@visegrad24) September 11, 2022
Locals in Kozacha Lopan cry of joy when they see Ukrainian retake control of their town after 6 long months of Russian occupation.
The small town is located right at the border with Russia, north of Kharkiv.
— Visegrád 24 (@visegrad24) September 11, 2022
People rush to thank the soldiers that just liberated their village.
After 6 months of occupation, they are finally free.
These are the people who would be under the Russian boot forever if Ukraine would’ve agreed to “trade land for peace” as some “analysts” in the West wanted pic.twitter.com/KRT1sKoLRE
— Visegrád 24 (@visegrad24) September 11, 2022
Demilitirization in the Kharkiv direction is in full swing pic.twitter.com/ml5hYmr9I2
— ТРУХА⚡️English (@TpyxaNews) September 11, 2022
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※アイキャッチ画像の出典:Defense of Ukraine
盗んだ車で走り出す
行き先もわからぬまま~(逃亡兵)
なお、日本人義勇兵のツイートが正しければ軍服を脱いだ挙句、ウクライナの検問に引っかかり逃亡できない模様。Zマーク消した跡がついた民間車両にAKのっけてなぜ逃げれると思ったのか()
馬鹿すぎるだろww
流石にAKは捨てていこうよ…
AK持ってないと地元住人の報復の落ち武者狩りがなぶり殺される可能性が高い(自業自得)だし、
相手がウクライナ軍なら反抗せずに武器を捨てれば、命は助けてもらえる可能性が高い(捕虜は交渉カード)し、
地元住民の目やウクライナ軍の検問を完全に欺ける自信が無い限りAKを持っていたほうが安牌かと。
誰にも縛られたくないと逃げ込んだルハンシク…
自由になれた気がした11日の夜…
逃亡兵のドミノ倒しですなあ。ロシア兵からしたら前線のつもりじゃなくてノンビリしてたら前から潰走してくるわけでそら逃げるわって感じ。
歓喜の声を上げている女性に抱きつかれていた兵隊さんもいたね。でも、ただ泣き崩れていた女性の映像が印象的だ。占領下の生活が、さぞや厭わしいものだったんだろうね。
ロシア軍は満足な野営設備を持っていないので占領した村の民家を徴用して司令部や宿代わりに使っているとNHKの報道特集で知りました(大きな町だとホテル1棟を占拠、司令部兼宿舎代わりに使用していてそこをウクライナ軍のHIMARSに狙い撃ちされたということもありました)。女性には食事の用意や軍服の洗濯を指示し、男性にはスパイ疑惑をかけて徹底的に取り調べを行いその過程で酷い拷問を受けたり監禁されて命を落とされた方も多い様です。
抵抗する男性は殺され
抵抗しない男性は強制徴兵
しかも水食料もは毎日略奪、金目のものも全部略奪
野盗から開放されたのは良いことだけど、その後が大変、、
自由って、良いなあ・・・
うーん
うまく行きすぎていて怖くなってきた
潰走したと見せかけて逆襲してくるんじゃないか
兵装・弾薬を失ったとはいえロシア領に兵士がたどり着きさえすれば、いずれ体制を立て直して再侵攻してくるでしょうね。
ウクライナ軍としてはロシアが慌てふためいているうちにルハンスクとドネツクを落としてしまうのがベスト。
ロシア本土の各地域の国境線からも武器弾薬かき集めてますし
制裁で体制を立て直すどころか、軍事体制は崩れそうという
なんにしてもロシア兵は1人でも多く殺しておくことは良いことですね
(ウクライナ支援国家の最大の利益まである)
以前から指摘されているが、計画的なものだと考えるには露側が支払った犠牲が大きすぎる
加えて、やるならイジュームが健在なうちだった。今では挟撃すら難しい
いまは衛星で敵部隊の動きが逐一監視出来ますからね。
空城の計とか予備戦力による側面強襲とか、なかなか難しいと思いますよ。
んな戦力あったら戦線停滞してないでしょう
しっかし方々でロシアのプロパガンダばっか目にするな
Twitterで有名な日本人義勇兵の方も、ロシア国旗の色にデコレーションされた橋の写真を投稿してるし
勝った気になって宣伝に現を抜かしてるから足元を掬われるんだろと
みんな待ってたんだなっていう…
ロシア国旗はがす人がチラッとカメラ見るのがいいな
ちゃんと撮ってるかと言わんばかりで
朝からグッドニュースで気分も良いです。
嬉し涙だなあ。待っていた時がようやく。
ウクライナの人々にとって、本当に国旗を縫い付けた山賊が襲ってきただけだったんだな。
戦の終わりっていつも切ないね。
ただ長く尾を引く破壊と憎しみをもたらしただけで。
そろそろロシアの民衆もいい加減しろよと思う頃合いだろうが、アメリカだって、アフガンはすっかり元の鞘だし、苦労して掠め取ったはずのイラクの石油利権も、自分の庭でシェールオイルが出たから関心を失くし、今や中国企業に売っ払った。ただ壊しに行っただけだ。戦争はいつも年寄り政治家の功名心のせいではじまる。
よく軍事企業が儲けるための〜って毎度おなじみ紋切り型のアホな陰謀論があるが、棺桶屋・葬儀屋が儲けるための〜って話は聞いたことないな、そういえば。棺桶につかう材木屋も儲かりそうだ。
毎日の更新ありがとうございます。
『大まかな全体の戦況マップ』
これまで見た中で一番わかりやすく、助かりました!
後が怖いけどね
うまくウクライナが防衛態勢に入って後退せずにすんだらいいけど、少しでも後退してロシアの再占領許したら歓迎してた市民がどう扱われるか考えただけで怖い
住民が諸手を挙げて歓迎し、迎え入れる。これこそネオナチからの解放じゃないですかね。
圧制から開放され兵士たちを歓喜の声と共に迎える民衆
プーチンがロシア軍と国民に説明していた通りの光景ですねー
ただし圧制者はロシアで開放者はウクライナ軍だけどな(笑
朝起きたらロシア装備の破壊や鹵獲の画像が大量に。Oryxによれば画像で確認されたロシア軍兵器の破壊は類型で5800、鹵獲は1693になったそうで。1週間前と比べてそれぞれ 385、238増えてて鹵獲の増え方がすごい。「ロシアによるウクライナの非武装化は順調に進んでいるな」と皮肉を言ってる人もいました。兵器だけでなく砲弾も大量に残してくれたようで、ウクライナ軍のfacebookが嬉しそうに載せていました。特に戦車砲弾は助かるのではないでしょうか。
イジュームとクピヤンスクは昨日の発表では戦闘継続中ということでしたが、ウクライナ軍人と市民が穏やかに交流している映像が上がり始めたので、ほぼ落ち着いたのでしょう。だから今後の焦点はルガンスク州ですね。ロシアがハリコフから大幅に撤退した戦況マップを出したことは管理人さんも話題にしていましたが、実際はあれよりさらに狭いはずとISWは言ってます。Svatoveから逃げたという話もあるし、どちらかといえば「ウクライナ軍がどこまで攻めるか」よりも「ロシア軍はどこまで逃げるのか」になっています。
来月は10月、寒気が流れ込むと氷点下の冷え込みになりますからね…
できれば今月中に、可能な限り領土奪回したいというがのウクライナ側の考えかな?
またAirPodsで補足されたりして
今はどうか分からないんですけど、ロシアが「戦略的撤退と戦線の整理(とついでにウクライナ軍に情け容赦ない攻撃を加えて殲滅したという)」大本営発表を出した時点だとイジューム市街中心部ほかで抗戦中のロシア兵が残ってたはずなんですよね。軍服脱いで逃げ出してた兵士はともかく、まだ任務を遂行中だった部隊まであっさり切り捨ててしまうのは…
撤退命令が早期に出ていたとは思えないので、逃げずに戦った真面目なロシア兵もいたと思うのですよ。それなのに一方的に「再配置した」とか言われてなんと思ったのか。そういうのを見てることもあり、前線から離れた位置のロシア兵まで我先に逃げているのかもしれません。
裏崩れという言葉がありまして。
「前線の部隊がやられたんじゃね?俺たちもヤバイかも」
と後方の部隊が我先に逃げてしまうという現象が戦場ではまま有ります。そしてその情報が前線に伝わっちゃうと前線も崩壊するという悪循環。
そういえばヘルソン民軍行政府のストレムソフ副長官とかいう、ロシアに逃げてた人が居ましたねえ。スケープゴートを見つけたよ。やったねたえちゃん。
嘘ついて略奪して味方切り捨てて逃げるとか、まるで型通りの悪党みたいな行動だな
ヘルソン戦線は想像より早く消耗が始まってるという様子ですね。地形観測衛星(ランドサット/センチネル)画像でドニプロ川を監視していたOSINT勢が、ロシア側による架橋やポンツーン設置の努力の痕跡が見られなくなってきたと報告しています。これがアメリカなら即席機材をその場で設計して投入とかやるんですが、今のロシアには……
一応「川向こうの砲兵の支援が受けられる線まで下がるのでは」と言われてますが、配置密度が上がるので逆にウ側砲兵に狙われやすくなるリスクもあると思います。撤退するにしても重装備を放棄して泳ぐか小舟で逃げる必要があるので、その際に鹵獲を妨害するため味方の砲弾で爆破処分でもするのかもしれませんが。
あとヘルソン攻勢初日の陣地突破は相当の損害と見積もられ、ハルキウ攻勢の陽動にしても失ったものが大きくないかと思っていたのですが、徐々にヘルソン戦線で勝ちを確定させるための布石だった気がしてきました。ハルキウの反攻が見事すぎ、ウクライナ軍は深謀遠慮を持っている、みたいな色眼鏡で見てしまいます。
ロシア軍がこれほど崩壊して装備置き去りで撤退するとは
作戦開始と同時にHIMARSや特殊部隊で
前線後方の各種司令部への同時攻撃でもしたのかな?
指揮系統・通信が貧弱だった第二次世界大戦型軍隊までだと、一気に崩壊して潰走は珍しくないので
軍事大国にコソ泥のイメージを植え付けていくところにウクライナ情報部隊のセンスを感じる。
このスパシーバの嵐よ。
実際、野伏みたいなもんだろう。。弱い立場な人ほど辛かったでしょうに
そういえば、ジャクーユ?じゃなくてスパシーバなんだね。ロシア語の人も多いんだなぁ