ウクライナ戦況

ドネツク西郊外の戦い、ウクライナ軍が1km以上もロシア軍を押し戻す

ドネツク西郊外方面で新たに登場した視覚的証拠は「マリカンを制圧したロシア軍がヘオリフカ方向に前進している」と裏付けているが、状況が緊迫していたノボミハイリフカではウクライナ軍がロシア軍を1km以上も押し戻すことに成功したらしい。

参考:Мапу оновлено!

ドネツク西郊外のマリンカ方向でロシア軍が前進、ノボミハイリフカ方向でウクライナ軍が敵を押し戻す

ドネツク西郊外方面ではヘオリフカ郊外のロシア軍陣地=をウクライナ軍がFPVドローンで攻撃する様子が登場、これによって「マリカンを制圧したロシア軍がヘオリフカ方向に前進している」と裏付けられた格好だが、状況が緊迫していたノボミハイリフカではウクライナ軍がロシア軍を大きく押し戻すことに成功したらしい。

出典:GoogleMap ドネツク西郊外周辺の戦況(クリックで拡大可能)

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは昨年末「(ノボミハイリフカの状況は)穏やかではないものの安定してきた」と報告していたが、8日に更新した戦況マップの中で「ノボミハイリフカ郊外に迫っていたロシア軍を1km以上も押し返した」と報告しており、これが事実ならノボミハイリフカに対する一連に攻勢は失敗に終わったと言える。

但し、DEEP STATEは10日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がノボミハイリフカ南郊外で西に前進した(黄色矢印の部分)」とも報告している。

出典:GoogleMap リマン周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みにリマン方面のウクライナ軍は「増援を得てシロカ・バルカ渓谷方向でロシア軍を押し戻した」という報告があるものの、今のところ詳しい状況は分かっていない。

関連記事:ドネツク西郊外の戦い、ノボミハイリフカを守るウクライナ軍の状況が悪化
関連記事:リマン方面の戦い、ゼレベツ川右岸のウクライナ軍は厳しい状況に直面

 

※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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コメント

    • 名無し
    • 2024年 1月 10日

    ニコニコとかに上がってるマスター戦況図(ロシアより)のだと反撃にでたウクライナ軍を撃退したとあるけどどっちなんだろ 

    どっちにしろまだ反抗する余力は残されてるようだね

    6
      • 歴史と貧困
      • 2024年 1月 10日

      大日本帝国の太平洋戦争末期でも、中国大陸の軍は十分に作戦可能な部隊もいたとのことで、開戦前はクリミアを除いても3800万人程度は人口があったウクライナですから、開戦から2年で消耗はあっても残っている戦力はあるはず(士気やローテーションは別儀として)。

      いずれにせよ防衛ラインを敷かねばならないなら、東部戦線で反撃や遅滞戦術が必要になりますが、ロボティネ周辺やドニエプル東岸の「橋頭保」のクリンキーを維持し続けている部隊などは連動できずに出血するだけになってますから、戦線整理と『余力をどこに費やすか』の判断はこれまで以上に厳しくなりそうです。

      個人的には、反転攻勢で進んだ部分は早めに切り捨てて後退し、重要拠点の集中的な防御が必要になると思うのですが。

      17
        • nachteule
        • 2024年 1月 10日

         コンコルド効果と言って良いのかはあるけど、ロシアが前進すればそこを取り返すための犠牲はより大きくなるような気がする。かと言って身の丈にあった戦線縮小したら防御が堅固になるがロシア弱体化してウクライナが攻勢前以上に戦力を持つか他国が本格的に介入しない事には失われた領土の奪還なんて夢のまた夢。
         下げたら下げた分だけSー300とかの長距離攻撃兵器に晒される残された国土が増える事も考えると何を残して何を捨てるかの判断は難しくないかね?

        7
        • 帝国
        • 2024年 1月 10日

        >開戦前はクリミアを除いても3800万人程度は人口があったウクライナ
         ウクライナは2009年ぐらいで国勢調査をやめてしまったそうで、以降の人口は推計値&”公式発表”なんだそうだ。
         IMFの数字が上がっていたけど、IMFは数字を盛らないと物凄くマズイ事情があるためか結構大きな数字と感じた(内規で(1)返済可能な額しか貸さない(2)出資した額までしか貸せない、なんだが6倍もの金額を”日本に保証させるからよォ”で貸し込んでる。そんな露骨で無理筋な無茶が可能なのは、国際機関面してるが米国が支配してるから。本来は株式総会方式でGDPシェアで出資義務額が決まり出資額で自分の票数が決まるのだが、米国は中国他に負けたくないので歪め決定力を譲らない)。すでに事実上のデフォルト状態で下血は止まらないが、鼻血も出ないウクライナ相手には貸し剥がしはしても内規を踏み倒しての追い貸しはあり得ないんだけど。
         ではどうなのということになるが、22年頭時点でキエフ政権下の人口は2800万程度。開戦後、ロシアと欧米日に避難した数が800万で22年春の人口は2000万、その後も行きつ戻りつはあったが流出が続いて(22年冬の電力不足時に”出て行ってくれたら国が楽になるなあ”というニュアンスでアナウンスされたんで更に出たようだ)今の人口は千数百万程度。このくらいの規模になると戦死者の数も人口に響いてくる。ロシア連邦は流出よりも避難者とDPR、LPRや南部の加盟が相当多いので人口自体は増えた。つまり、ウクライナの人口はロシアの1/10かつ、ジジババと障碍者とオバさん主体ぽい。だから、NATOに「援助が欲しくば”覚悟”を見せろ!学徒動員だ!戦後復興を心配するのは甘え!(1試合完全燃焼、一億総特攻!真っ白に燃え尽きろ)」だの「兵器を上げるにしても、もう使う人がいなそう」とか言われるし、国内でも50万人動員を巡ってグジュグジュしているのは、50万人動員が(すでに重荷を背負わされている)ロバの背骨をへし折る追加の1本の藁になりそうだからでしょう。徴兵にしても、すでに前線兵士の平均年齢が50代(平均なんだから60過ぎもが塹壕に?)、おばさん兵士もママいる始末。少年兵の話も聞かないことはない。さらに徴兵令をいじって手足や目、耳が1つや2つなくても体や心が痛んでいても仕事は沢山あるし機械もあるから、右手の人差し指がないだけで兵隊さんになれず悲しい思い、悔しい思い、惨めな思いをした昔と違って皆さん、お国のために立派な兵隊さんになれますよ、だれ一人取り残しません、とってもうれしいでしょ?としたそうだ。ま、足や手が足りなくても運転できる身障者対応の車は珍しくない。というわけで、日本のむやみに勇ましいネット安楽椅子軍師なオXXやXXXXなら一兵卒として参戦できるぞと喜びの潮が止まらない状況になってる。要するに「根こそぎ動員」。こんな状況にはそれなりの人口があったらならないわけで、相当追い込まれてると読むのが直接のかかわりを持たない第3者だろう。
         ルーデルは「急降下爆撃」の敗戦間際の項で”戦略的勝利は戦術的勝利の積み重ねでは決して得られない”旨を書いていた。東部戦線のルーデルの部隊は毎日、繰り返し出撃し毎回大戦果を挙げていたけれど、自身は”こうした戦術的勝利をいくら積み上げようとも、けして戦略的勝利(第3帝国の勝利、揺ぎ無き千年王国)には結びつかない”と醒めていた。「戦略的勝利」は大きな構造と大きな状況によって齎される。さて、米欧日らは大正義で気前のいい「連合国」と見られているのか、それとも邪悪で強欲な「枢軸国」と見られているのか?米欧日らの支援で実は数十年続いきたパレスチナ虐殺を見つめる地球の79億人の判定はどっちだだろう?さてこの内の「85%」は米欧日らによって大なり小なりパレスチナ人と同じような目にあわされ、それに対しアルジェリアやベトナムのような死屍累々の植民地独立闘争や(ピノチェトに象徴されるように実は多くの独裁者は米欧らが作り支えた。ポルポトでさえそうだ)民主化闘争をしてきた歴史がある。それを助けてくれたのはソ連中国キューバ、北朝鮮!といった国々だった。ちなみに、ウクライナは英米らによるイラク侵略に本朝と轡を並べて派兵/参戦してるんで彼らには「南側」ではなく「北側の国」と見えてるだろう。

        11
          • シニアマネージャー(31)
          • 2024年 1月 11日

          長い
          3行にまとめて

          30
    •  
    • 2024年 1月 10日

    各正面でウクライナ軍の反撃が協調的に行われているようですね
    記事にある場所の他にアウディーイウカを包囲するロシア軍左翼などに対しても反撃があったようです
    正面レベルでの反撃なら防御戦闘の中でよくあることですが、このように複数正面で協調的に行われたとなるとそれ以上の意味があるように思われます
    もしかしてウクライナ軍は攻勢転換による主導権の奪取を企図しているのでしょうか?
    素人目にはさすがに兵員不足に加えてまだ夏の傷も癒えておらず無謀に感じますが、それ以上にロシア軍が消耗したという判断なのでしょうか

    13
      • 歴史と貧困
      • 2024年 1月 10日

      >もしかしてウクライナ軍は攻勢転換による主導権の奪取を企図しているのでしょうか?
      流石にそこまでは望んでいないのではと思います。
      ザルジニー総司令官が作戦を決定しているなら、危険な攻勢よりも今ある領土を守り通すほうに注力するのではと。防衛ライン構築が必要という点では、ゼレンスキー大統領とも見解が一致しているはずですし。

      ただ、キエフで政争が激化し、ザルジニー総司令官を追い落とそうとする勢力が主導権を握ってしまった場合は、どうなるか分かりません。

      4
      • MarkⅡ
      • 2024年 1月 10日

      失敗したら報道されないだけでウクライナ側も反撃自体は結構やってますよ
      ロシア側も大した損害が出てないので、一旦引いた上で砲兵の集積を待ってるのだと思います。
      進撃速度を上げると砲兵が追いつかなくなって、先日撃墜が相次いだスホイ34を前進させなければ
      なりません、撃墜されるぐらいなら一旦後退するのがベターかと

      ロシア側も進撃速度が上がって、陣地構築が雑になってるのでそこを突いたのでしょう、
      場所によっては地雷どころか塹壕も無いみたいですから

      25
        •  
        • 2024年 1月 10日

        うーんただの防御戦闘の中の反撃であればそれで説明がつくのですが、今回のようにそれなりの規模の反撃が多正面で同時にとなると、それだけでは蓋然性に乏しいように感じます

        14
    • たむごん
    • 2024年 1月 10日

    ウクライナ軍にとって、明るいニュースですね。

    ゼレンスキー大統領が、防衛線の整備に言及していましたが、攻撃と防御のバランスに注目したいと思います。

    18
    • Easy
    • 2024年 1月 10日

    冬季の攻勢がいつまでも続けられる訳は無いので。
    年が明けてからはどの戦線でも息切れしていますね。
    久しぶりにウクライナのターンが来たという感じですが、問題はここで押し返しても次のロシアの攻勢に耐えられるかどうか。
    1ヶ月ほどでロシア側は部隊のローテーションが終わるので、2月中頃には再び攻勢を仕掛けてきます。
    押し返すだけではダメで,防御陣地を構築しなければなりませんが。どこの線に作るかが悩みどころでしょう。

    20
      • kame
      • 2024年 1月 10日

       それまでに大規模な支援が来れば、まだまだウクライナは戦えるでしょうね。
       ゼレンスキー大統領の発言通り、今年は一進一退が続いて、大きな戦況の変化はないのかも知れませんし、とりあえずはアメリカ大統領選が終わるまで戦争は続くと考えておくのが現在では妥当かもしれません。勿論、不確定要素が多いのでどうなるかは分かりませんが。

      7
    •  
    • 2024年 1月 10日

    増援があれば追い返せるのかもしれないがその戦略予備はどこから持ってきたのか?まだ余力があるのかが問題。予備戦力のなくなった状態が一番良くない。無理やり捻り出したのか、そうでないのかがきになるところ。

    16
      • 無名
      • 2024年 1月 10日

      今までの例から考えると他所から捻出したのでは?
      人が足りないってさらなる徴兵の話が出るほどですし。

      13
        • 歴史と貧困
        • 2024年 1月 10日

        同意です。マリンカの隣のヘオリフカ郊外にはロシア軍が進んでいるという情報と合わせると、近い戦線で激化していないところ、あるいは後退して再布陣可能な集落や都市があるところから捻出した可能性が高いかと思っています。(キエフが遠方なのと、追加動員が進んでいないこと、既に南部からはアウディーイウカへ引き抜いていることから)

        ただ、上の方がおっしゃっているように、他が手薄にならないかという懸念は残ります。とはいえ、全体の兵力が乏しく砲弾などの支援も途絶えている現状では、他に可能な手段も見当たらないので致し方ないのではと。

        12
          • 無名
          • 2024年 1月 10日

          ただウクライナ軍って必要なとこから抜いて、そうでもない所に行かせるみたいなよく分からない事をすることがあるので、そうではないといいんですけどね。

          まあ、最早ウクライナに取れる選択肢が限られるから、出来る事をするしかないでしょうしね。
          全ての戦線で勝つなんて最早無理なので、兵器も弾薬、砲弾も遥かに負けてる現状、唯一上回る総兵力を使って一時的に優位な状況を作ってそこで勝つしかないでしょう。
          後はその勝利を活用して交渉して、妥協してでも停戦ってのが妥当なんですけど。

          18
    • kitty
    • 2024年 1月 10日

    まさに寸土を争う戦いですね。
    この戦線の戦闘は21世紀のベルダンの戦いのような。

    11
    • 765
    • 2024年 1月 10日

    兵器や規模は違えどWW1もこんな感じだったんだろうな
    それを考えると戦後にフランスがブチギレた理由もなんとなく理解できる…

    19
      • 伊怜
      • 2024年 1月 10日

      この状況で仮にロシアが撤退してウクライナが勝利しても、それこそ第一次世界大戦のフランスドイツのような状況になるんですよね。
      戦後処理を間違えばその後のヒトラー台頭のようにさらなる戦争に繋がりかねないので、ロシアを徹底的に叩きのめせないのなら(欧米が歴史を忘れていなければ)戦後の賠償だのなんだのは諦めざるを得ないかもしれません。

      8
        • 歴史と貧困
        • 2024年 1月 10日

        >この状況で仮にロシアが撤退してウクライナが勝利しても
        この状況からロシアが撤退する理由がちょっと思いつかないのですが

        9
          • 忘れた
          • 2024年 1月 12日

          だからこそ、「仮に」なのでは?

          それよりは、「戦後賠償なんて端っからアテになんないでしょ」かと。
          「仮に」ロシア軍を徹底して叩いて蹴り出す事に成功し、全土を取り返したとしても。

    • MarkⅡ
    • 2024年 1月 10日

    コロジャン周辺に大規模なウクライナ砲兵が展開してるようで、ロシア軍側は
    砲兵の援護が追いつかず後退したようです。

    ここ1年位のロシア軍は人的損害に結構敏感で、不味いポジションになると速攻で
    撤退してるんですが、他所の動画サイトの解説者はこぞってロシア軍は損害に
    構わず突撃で死体の山みたいな解説するんですよね、あれってどこのソースなんでしょうか。

    IWSやらOSINTでも人的損害に関しては、具体的な数を言及したことないですし、
    写真なんか見ても精々10数人程度しか映っておらず、ウクライナ兵でも同じようなモンが
    出回ってます。
    (インドネシアとか東南アジア系のメディアだとウクライナ側の人的損害も普通に出してる)

    解説動画は結構ためになって重宝するんですが、ウクライナ関連になると途端に
    無能になるのはなんなんでしょうかね

    43
      • baka
      • 2024年 1月 10日

      自分も不思議に思ってるんですが、一日に千もの遺体を誰が交戦中に片付けてるのか?
      ウクライナ側は侵攻されてる方なのでロシア軍の攻撃が止めば、対応が出来ると思うんですが
      ロシア側は侵攻上に放置してるはずですし、安全にならないと片付けてる兵は格好の的に
      なりますよね、それで増えてるなら衛星写真で確認出来るんじゃないかと
      何はともあれ、地上戦での久々のウクライナ側の嬉しいニュースで良かったです。

      5
        • MarkⅡ
        • 2024年 1月 10日

        >それで増えてるなら衛星写真で確認出来るんじゃないかと
        民間に公開されてる衛星画像だとその辺はあまり分からない、てのが一般的かと
        確か日本でも地上分解能30cmぐらいのが最高なんで、車両の識別がやっとですよ
        ちなみに高解像度の衛星画像はかなりお高いです、300キロ四方で100万以上します。
        そして解析に途方もない時間がかかる。

        米軍とかが具体的な数字を出せれば信用出来ますが、他の国、ましてやメディアが
        一般公開されてる画像を使って人的損害を計算するのは不可能ですよ
        (人はともかく、ウクライナ軍の識別章までは絶対みれません)

        11
          • BAKA
          • 2024年 1月 10日

          確認できてる所もあるみたいなんで疑問に思っただけですよ、素人の考えですみません
          しかし、そんな大戦果があるならウクライナ側は今までだとすぐに画像付きで
          発表してたと思いましたので、衛星で確認できなくてもドローン撮影で映っても良いはずなんですよね

          3
          • TKT
          • 2024年 1月 10日

          いや米軍、アメリカ軍が出した数字でも信用なんかできないでしょう。

          太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争・・、敵に戦死者の人数を推測して、戦力比を分析する試みは常に行われていますが、ほとんど当たった試しはありません。東京大空襲の死亡者でも、広島長崎への原爆投下の犠牲者でも、正確な人数は今でもよくわからないのです。

          たとえば今年の正月に起きた能登半島の地震の犠牲者の人数は一週間以上たった今でもよくわかっていないのです。倒壊した建物の下敷きになった死亡者は衛星写真でもドローンの空撮でもわかりません。現場に行っても簡単にはわからないのです。

          塹壕戦、砲撃戦になれば、当然地中に埋まったまま死ぬ兵士も多いわけですが、そういう戦死者の人数を数えるには、地震と同じで遺体を土の中から掘り起こす以外にないのです。

          You Tubeの解説動画はウクライナ以外の話でも、話半分くらいの気持ちで見といた方が無難でしょう。

          23
        • 帝国
        • 2024年 1月 11日

        >千もの遺体を誰が交戦中に片付けてるのか?

         露軍側の情報を見ていると、勝っていることもあって戦闘が一段落し”大丈夫そう”と踏むと、自軍側を掃除しているとわかります。つまり、不発弾やら遺棄された両軍火器やらブービートラップやら両軍の死体やら解放を待ち望み戦場に残っていたロシア語を母語とするウクライナ国籍者の発見(フランスのTV局が前線のウクライナ側にてその集団を発見、取材しちゃえるくらいはいる)と救援やら修理や部品取りに使えそうな遺棄兵器の回収、道などの整備などなどを行っています。次の戦闘への前提ですから事実かつ一般的でしょう。
         また、露軍発表で全戦線での1日のウクライナ軍損耗は1日700人前後です。一つの局所での1日の戦闘の死者は両軍で数十人前後でしょうか。露軍側の死者は処置手続きの上、後送。ウ軍の死者は引き渡している様子(たぶん赤十字とか介して)。ただし、プリゴジンが”ウ軍は戦死者をほったらかしにしている。お前らには人間の心つうもんがないのか!”と激昂し、棺に納めてトラック何台分かをウ軍側に送り付けるという動画がありましたし、他にも”ウクライナは戦友の遺体を放置している。ロシア軍ではありえない”と嘆いたり怒ったり呆れている話はいくつか見た。負けが込んで回収する余裕がない、戦場がどんどんロシア支配に変わるので回収できないといった事情はあるでしょうね。ドニエプル川南岸のクリンキでは遺体はそのままで、次と次と送り込まれるウ軍兵士がそこに加わるという話がウクライナ筋から出ていました。ウ軍の大砲の射程範囲なので露軍も入域はせずドローンで腐乱していく様を見る以上はできないと(動画出してます)。
         また、ウクライナ国内では”キエフ政権は遺体を遺族に引き渡すのを送らせて戦死数を小さく見せかけている””遺体は援助でもらった多数の冷凍貨車の中にぎっちりと積みあがってんじゃないの””戦死とせずに行方不明に分類しておけば政権は恩給を払わずに済み安上がりだからだ””生きていることにして上官がが戦死者の給料を毎月着服してる”なんていう話が漂っているとか。それでも、ウクライナの無数の軍旗はためく真新しい戦死者の墓で埋め尽くされた巨大墓地の動画や”墓の拡張が行き詰ったのでWW1の戦死者の墓を片付け新たな戦死者の墓のために場所を空けた”といったニュースもありました。あの墓には”戦場の石ころが一つ入ってる”という皇軍方式はないでしょうから、それでも相当な数の遺体が後送されているでしょう。ロシア国内からのその種の情報は見ないので数も”濃度”も(爆発炎上中のウ側と違って、少なくとも抑え込める程度に)小さいのでしょうし、遺族への扱いはちゃんとしてるんでしょうね。実際、プーチンが直接遺族たちをクレムリンに招いてガチに話を聞き具体的に応える動画もありました。プーチンはそいうの本当に得意で(今は戦時中だから制限してるが)米欧らのメディアも入れて毎年、記者会見千人組手大会をやるので有名。、具体的でまとまった回答と再質問が繰り返されるので数時間続く。米欧らの標的にされながら超大国のトップを張るということはこれほどの力量が必要なのかと内外に見せつけてる。

        9
        •     
        • 2024年 1月 11日

        攻撃に失敗すれば攻撃側の、防衛に失敗すれば防衛側の遺体が放置され、ある程度落ち着いてから勝ち残った側が後始末をすることになるのでしょう。
        激戦地では互いに遺体の回収が出来ず、悪臭が漂っていることもあるようです。互いに「相手の軍は味方の遺体も回収しない」などと言い合っているのはそういう戦場だと思います。
        捕虜や遺体交換のため、回収を専門に行っている部隊もあるようです。

        6
      • 歴史と貧困
      • 2024年 1月 10日

      >コロジャン周辺に大規模なウクライナ砲兵が展開してるようで、ロシア軍側は砲兵の援護が追いつかず後退
      徘徊型ドローンが跋扈し、それを無効化する電子戦が繰り広げられる広い戦場であっても、砲兵の援護が追い付かねば歩兵の前進は難しい、という事実を改めて認識させられます。

      管理人様がノボミハイリフカ周辺の展開が早すぎると以前に記述くださってましたが、テルニー方面にしても「ロシアの前進が想定より早い」箇所でウクライナが迎撃を行っているという情報ですから、『装甲車や歩兵は前進したが、砲兵や重砲がついてこれなかったので、一旦後退』というのは流れとして筋が通るかなと。

      ただそうなると、6月の反転攻勢で1日に30㎞進むという計画が、いかに無謀であったかも分かるというか・・・

      19
        • MarkⅡ
        • 2024年 1月 10日

        >6月の反転攻勢で1日に30㎞進むという計画が、いかに無謀であったかも分かるというか・・・
        供与された機甲戦力も相当だったので、まあ最大の予測としてはありかもしれない・・・

        供与された戦力は何処で溶けたんでしょうかね、探してますが殆どソースも無いので何とも

        14
          • タチコマァ
          • 2024年 1月 10日

          人的資源は兎も角、重装備は普通に残ってるだけでしょう
          提供装備の大多数は撃破された映像はなくて、ウクライナ側も三日目には重装備から歩兵中心の戦闘に転換したと発表してます
          ここの記事でも確かドイツ人将校が西側提供装備の大半は残存しているって発言してますし

          10
          • Easy
          • 2024年 1月 10日

          >供与された戦力は何処で溶けたんでしょうかね
          ロシア側の噂では,「西側装備は壊れやすい上に部品が無くてニコイチ修理せざるを得ず。1年で供与された半数が稼動不能になっており、ウクライナ西部の倉庫で朽ち果てている」とのこと。
          両軍とも自軍に都合のいい話しか流さないので話半分に聞かねばなりませんが、ウクライナ側からは整備の現状や問題には一切触れられることがないので、触れられるとマズイ何かがあるのだろうなとは思いますね。

          19
            • 琥珀
            • 2024年 1月 11日

            ドイツの戦車レオパルドが戦闘での消耗や整備不良などで現在戦闘に使用可能なのは2両だとかで、ウクライナ軍は自力で修理を試みたが、ダメージを拡大させただけで、リトアニアの修理工場に任せても部品が足りないとかで、パレードのために作られた戦車と揶揄されたりしてるとか。
            エイブラムスなんかは燃費が悪くフィルターが地面に近く、戦闘中でも掃除しないといけないとし、エイブラムスに乗りたらがない理由を言ってたり、西側の榴弾砲の消耗が早く、砲身を何度も交換させられ、弾があっても撃てないとかいろんな不満が兵士から出てるようですよ。

            西側の兵器はデリケートで整備して長く使う想定なんで、ウクライナではそれが出来ないのと、兵器は壊れたりでの使い捨てでの大量消費前提の戦いは想定してないからって気がしますね。

            7
            • 帝国
            • 2024年 1月 11日

             昔、「エリア88」というマンガがあって、登場する外人部隊の基地に様々な国の兵士と様々な軍用機が集められていた。で、口さがないマニアは”補給と整備はどうなってんだ?担当は毎日地獄、すぐに部品がなくなって使えなくなるぞ。リアリティのかけらもない”と批判していた。ま、そこはPCゲーム的演出とサービスだし、補給は魔法的なコネと調達力を持つ「マッコイ爺さん」の力で埋め合わせているという説明だった。
             で、今のウクライナはリアル「エリア88」だがご都合主義なマッコイ爺さんも何でも整備できる黒服もいないんで、ただの地獄と化してる模様。
            ・米製榴弾砲を貰ったが、牽引車量の供与が少なかったために故障や対砲兵戦の反撃で損傷した砲を後送・修理できず次々と消耗。また、WW2のドイツ兵器並みにデリケートで頻繁な整備と定期部品交換が必要なのも稼働率の低下と放棄を招いたそうな。
            ・様々な国からもらった各種車両は部品の互換性がないし、操作も整備は専門教育が必要なので互いに転用できないし、兵站が恐ろしく複雑で部品供給が不安定なため稼働率を下げ放棄につながっている。
            ・ウクライナの交通規格は小型軽量なロシアAFVに合わせている。大きくて重い米欧AFVを通すとなると橋や道自体が壊れることが。鉄道輸送でも橋やトンネルの通貨に支障が起きたのでは。泥にもハマるし、東部戦線のティーガーの苦闘を追体験。
            ・徴集兵を国内では訓練できないのでいくつかの国に分かれNATO式訓練をしてもらった。本来、似たり寄ったりの規格兵になって戻ってきてるはずだったが、軍と言えばナショナリズムの象徴だし経験と戦訓には大きな開きがある。亡国のドイツと銃剣突撃は戦場の華のイギリスと遠すぎた橋のオランダとディエップのカナダと騎兵突撃のポーランドで教育して同じになるわけがないのだ。だから同じ戦場で轡を並べて戦ったり、あるいは旅団間で人員や部隊を交換すると大きな齟齬が出て「バベルの塔」状態だったそうな。
            ・”使っていた米兵”によるとパトリオットシステムは移動式だが陣地を変え、何十両もある車両間の通信コードや電源コードを繋ぎ直し稼働させると大概まともに動かず、ムキーとなる。支障の解決に偉く手間と時間がかかるのでほぼ固定式の運用の由。ま、米軍で使ってきた分にはアイアンハンドに来る敵はいなかったのだから重大な問題とは捉えなかったんだろう。露軍のアイアンハンドぶりを見ると、確かに1撃またはレーダー使用即移動という自走砲式運用をしてはいなそう。

             ロシアでも互換性と兵站の問題は深刻に感じているがカラシニコフ式設計哲学なんで、米欧側に比して悪条件でも作動確実、整備簡単で頻度少なく、壊れにくい模様。今は製造即戦場だろうが、かつては部隊配備後にオーバーホール(工場は毎日が月曜日なんで組み立てが適当)し個々の車両の初期不良と整備が尽きるまで動かしその後は”モスボール”して倉庫に納め新車がまた来てとやっていたんだそうな。こうしてすぐ使えるこなれた車両や飛行機を大量にストックしておいて開戦時には爆発的大量投入で消耗を埋めるという戦略だったと。軍艦の稼働率の低さ1/4とか1/5も有名だったが、あれも実はこの種の配慮だそうな。稼働中の船は開戦時には整備が必要になっている頃だろうから、港で整備している3,4隻を出すというプランだったそうです。

            7
      • 帝国
      • 2024年 1月 10日

      >ここ1年位のロシア軍は人的損害に結構敏感で、不味いポジションになると速攻で撤退

       プーチンが議会から”特別軍事作戦”のお許しをもらった時に付けられた条件が”軍に支障が出ない範囲ならやっていいよ”。また、第1次チェチェン戦争の時に出征兵士の母と妻が激しく怒り出しロシア本土と戦地で広範で大きく、影響力のデカい運動をブチ続け、第1次チェチェン戦争の手仕舞いに繋がった痛い痛い教訓を彼はよく覚えてるそうな。開戦時の兵力が小さめだった理由は議会の縛りのせいだし、苦戦が伝えられても動員を渋り続けたのも一部動員に留めたのはチェチェンの教訓から動員規模が大きくなると抑えきれないくらいの反対運動と支持の低下が起きることがわかっているから。本朝民に「独裁者」と罵倒され続けているプーチンだが、現実にはここ30年かそれ以上の政府自民党の総理大臣よりも遥かに”国民の声が怖い、気にしてる、恐れている”というのが皮肉。言い換えれば、民主主義を喋々する政府自民党&本朝の方が「実態のしての民主度」が低いかもね。中国などもそうだが結局のところ、内ゲバ込みで死屍累々の革命や植民地独立闘争、民主化闘争で人民が建国したという経験と歴史があれば法制度云々以前のところで根本としての民主主義が前提化するし、それがなければ法的な民主制度も”魂のない仏像”、機能しないデカいだけのただの物体にしかならなかったというのが実像なんだろう。

       というわけで、プーチンは最初から兵士の損耗に非常に気にしてる。ワグナーが損耗の多い強襲を繰り返したのは、戦術や戦略的要請による必然ではなく軍隊経験ゼロで自己顕示欲の強いプリゴジンの悪趣味のためだろう。正規軍は仰る通り、黒帯プーチンの軍らしく”押さば引き、引かば押せ”の柔道式でやってるね。アルテモフスク周辺で正規軍が押されて撤退しプリゴジンが「ワグナーが脅かされる」と激怒していたが、ロシア軍から見ると”あんたも撤退しろよ”なのだろう。ハリコフ地方での大撤退戦もそんな感じで、かつマンシュタイン仕込みの「バックハンドブロウ」を度々叩き込んでいた模様。つまるところ、露軍は”土地は気にするな。損耗を抑えかつ敵兵をできる限り削れ”ということ。だから、大火力比と撤退も含め機動を生かした「蝶のように舞い、スズメ蜂のように刺す」という方針なのでしょう。この辺もウ軍と違って教育と経験が豊富で優秀な下士官と尉官らが豊富かつ大量生産中ということと数多の敗北を含む過去の膨大な戦訓とその研究他を生かす優秀な佐官と将官が豊富というところにあるのでしょう。要するに藤井翔太君が束でいるようなもの。現実でもチェスの名人と言ったらロシアの特産物です。

       ウクライナは人口が遥かに少なく制空権を取られているのに愚鈍な203高地式突撃やら餓島式突撃、インパール式突撃に落ち込み、露軍は”黒石で盤面に石灯篭を作らせるにはどうしたものか?ああ、石燈籠の最後の1手がわからない”式の余裕な横綱相撲、富豪的戦争にますますなってきてる感じ。ランチェスターの第2法則と作戦術(クープマンの「分割戦略」)でタコ殴りにすればそりゃあ勝つよねと。
       ランチェスターの第2法則を使い、それぞれ1000人、性能差を火力とするとウクライナ1、露軍10として単純計算すると、ウクライナ全滅(KIA1000人)に対し露軍はKIA51人で949人が生き残る由。地形効果が∼とかウクライナ軍の方が数が多い∼、そもそもこの法則を当て嵌めてはいけない∼とか言いたい向きもあるでしょうが、算術的な話(1+1=2のようなもん)なんでどうにもならんでしょう。ロシア側やら”中立系”からはウ軍の死者50万(和平交渉にも嚙んでウクライナに詳しいイスラエル軍・情報筋からのリークだそうだ)+十数万(ロシア公式筋による反抗での損耗)とか行方不明も併せて112万(ゼレンスキーが追放したウクライナTV局「1+1」の記事。もう消されたという)とか露軍の損耗はウ軍の1割程(数万から10万以上※))といった数字が滲みだしています。リアルの火力比は一方的な爆撃とか1:10じゃ済まないから、十分あり得るというよりもそうなんだろうなという感じ。
       ※大変な数字だが分母が1億数千万人となると0コンマ数%だから国民一般では心理的に大分薄まりそう。人口の近い本朝のバブル後に激増した自殺は年3万数千人。露軍の年損耗に匹敵しイラク戦争の同期間よりも死に、総計は40万近いだろうが大して気にされなかった。政府自民党のPCRや医療の抑制などが増やしたコロナ死は一桁多そうだがこの自殺並みに気にされていない。

      6
      • 帝国
      • 2024年 1月 10日

      >ためになって重宝するんですが、ウクライナ関連になると途端に無能になるのはなんなんでしょうかね

       2,3年前だったか、政府自民党が防衛省に予算をつけ、コメンテーターやインフルエンサーなどに色々と教育し(お金も払って)、都合のいいことを上手にステルスに広報してもらうという話が話題に。
       政府自民党がやることなんで「要するにDappiだよ」と言えばメイクセンスでしょ?
       早い話、「ためになってる」部分さえもどうなんですかね。
       
       バレンタインだのクリスマスだのの諸々が常識化してますが、歴史的には最近、広告代理店がでっち上げた「常識」なわけです。ありもしない常識をでっちあげたり、昨日までは当然だった歴史をフェイクで置き換えるなんてことは連中には十分可能だし日常的にやってきたことです。私はウクライナなどについて独立前から横目で見ていたので22年2月から事実と評価がみるみるフェイクで塗り潰され、億兆にとってフェイクが事実になること、当然わかっている人たちが御用として、あるいは無意識な偏見に負けて唱和するのを見て愕然としました。ガスライティング(周り全部が言ってると「そうだ」と思うようになってしまうこと)や御用、いじめられたくない、偏見(レイシズム)があるといった理由で、フェイクの事実化を進めてしまう。事実を知り抜いている研究者たちは”事実を言ったら炎上し、嫌な目にあった。職もアレだが教え子の就職に影響が出そうだから言えないよね。沈黙せざる得ない。”とリモートでの研究会後の雑談で話していました。また清沢洌「暗黒日記」に”日本人は心にもないことを情勢に阿ね真顔でべらべらとしゃべる連中が多い”という話が出てきます。ウクライナ戦争でメディアに多々露出し、出世した人々の中にその種の人がいるような。

      5
    • マダコ
    • 2024年 1月 10日

    年末だったか、ウクライナ軍の誰かが、年始のこの時期にロシアが息切れするような事を言っていましたが、そういうことでしょうかね?ただ、ロシア軍の修正は早いので、油断はできませんが。

    9
      • 歴史と貧困
      • 2024年 1月 10日

      息切れというのも一つの事実で、1月7日の正教会のクリスマスを機に休暇に入る兵士がいて、ローテーションの時期である可能性は高いかと(上でそのようにコメントくださった方が)。アウディーイウカ周辺も、10月から戦っていましたから一旦部隊の再編はあるでしょうが、その間に押し返すほどの余力が長年籠城している兵士らにあるかは厳しそうです。

      18
        • マダコ
        • 2024年 1月 10日

        なるほど、その後にまた攻勢が始まる可能性が高そうですね。
        ありがとうございます。

        5
        • Easy
        • 2024年 1月 10日

        去年もクリスマスの時期にロシア軍は大きく戦線を後退させています。
        これはロシア軍の体質なんだそうですが。
        彼らは、「部隊に設定された前線の担当任期が完了すると、戦線をほっぽり出して部隊ごと撤退してしまう」という行動を平気でするそうです。それで他の部隊に迷惑がかかるとか,ここまで押し上げた味方の兵士の気持ちとか、その地点の戦略的価値がどうこうとか、そういうのは一切無視で。「はい、俺たちの仕事はここまで!あとは知ったこっちゃねえよ!!」で、休暇に入ってウォッカを飲みに行ってしまう,と。それで戦線が崩壊してもそれは次の担当部隊の責任だ、と。
        なので、ノボミハイリフカもそのパターンじゃないかと思いますね。
        我々には理解し難いのですが、仲間が何百人も死んでものすごく苦労して陥落させた街を「あ、今日はクリスマスだ!これで休暇だ!」となるとほっぽり出して撤退してしまうんですね。彼らにとっては,休暇でウォッカを飲む方がはるかに優先順位が高いのです。
        そういう文化なんだ、と考えるしかないのですが、そういう民族が彼らなんですね。

        23
    • Artillery
    • 2024年 1月 10日

    ノボミハイリフカは早々に落ちると思っていましたが、なかなか手強いですね。
    全体としてロシア軍有利なのは変わらないでしょうが、ここまで遅々とした戦線の動きが続くとロシア国内でも停戦の声が高まりそうです。
    先月にもロシアから停戦についての観測気球が出てましたしね。

    3
      • 歴史と貧困
      • 2024年 1月 11日

      逆に言えば、現状ラインで停戦でもロシアとしては構わないから、ゆっくり安全に進めることが出来ているのでしょう。スロヴィキンラインが完成した今、ロシアは戦争継続状態でも守勢に徹するだけで朝鮮半島と同じ状況に持ち込むことができます。

      全土奪還を掲げてしまったウクライナは、攻撃をかけなければならない理由を自ら背負った形ですので、停戦を模索する勢力も内部にはいるでしょうが、今は継戦派と停戦派はどんな力関係なのでしょうね。

      11
    • 拓也さん
    • 2024年 1月 10日

    1ヶ月くらい前に、ロシア軍がステポヴェ周辺から線路沿いに撤退したという情報がありましたがその後直ぐに奪い返したので、今回もそのような計画的な戦術なのか気になります。どうも最近はロシア軍がより柔軟に対応できている感があるので不安です。

    9
    • 暇な人
    • 2024年 1月 10日

    ロシアがクリスマス休暇(ロシアはユリウス暦なので少し遅れてクリスマスがくる)
    兵士の多くが帰郷して進軍やめてるだけなのでは?

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