ウクライナ軍は8日、ジョージアのイラクリー・オクルアシュヴィリ元国防相がロシア軍との戦いに参加していると明かした。
参考:Бывший министр обороны Грузии приехал добровольцем на защиту Украины
祖国と同じ立場に置かれたウクライナに同情して戦いに加わったのかも知れない
ミヘイル・サアカシュヴィリ大統領の下で政府の要職を歴任したイラクリー・オクルアシュヴィリ元国防相は2007年に汚職や不正資金の容疑で拘束、一部の罪を認めることで釈放されフランスに亡命したものの無実を証明するため2011年に帰国して再逮捕、最終的に幾つかの起訴内容で無実を勝ち取ったが違法な反政府運動絡みの罪で実刑判決を受け収監される。
しかし2020年5月にズラビシュヴィリ大統領が恩赦を与えたため現在は自由の身で、このオクルアシュヴィリ元国防相がジョージア人と共にロシア軍との戦いに参加(ウクライナ領土防衛国際部隊)しているとウクライナ軍が明かし注目を集めている。
どういった意図で元国防相がウクライナに向かったのかは不明だが、NATO加盟を目指すジョージアもロシアに中立を保つよう強要されており、ジョージアは侵攻を受けたウクライナを支持しているので元国防相も祖国と同じ立場に置かれたウクライナに同情して戦いに加わったのかも知れない。
因みにゼレンスキー大統領は「NATO加盟をもはや追求していない=加盟を望んでもロシアとの直接対立を恐れるNATOにウクライナを受け入れる準備が出来ていない」と語り、ロシアが承認したドネツクとルガンスクについても「この問題について妥協点を見つけるため協議を行う用意がある」と語ったとAFPは報じている。
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※アイキャッチ画像の出典:ArmedForcesUkr
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いやはや、ウクライナ側も本当に多士済々だなぁ。前職大統領に、近隣国の元大臣に…
有名人でなくても、各国義勇兵とか多分ヤバい奴が混入してると思う。
ロシア軍からしてみたら、街中でエンカウントするのは郷土防衛隊の予備役おじさんかも知れないし、運が悪けりゃSASに当たって瞬殺される。
スゲェやだな…
たとえNATOに加盟したとして、NATO対ロシアの戦争になったら真っ先に焼き払われるのはウクライナなわけで、現状のNATOの対応を見て路線を修正したんでしょうか。
武装中立がウクライナの飲める最低ラインでしょうが、プーチンが受け入れますかね…。
最初の建前からいってネオナチ打倒(ゼレンスキー退任)と親露派保護(ドネツク・ルガンスクの確保)の2つが達成できればプーチンの面子は一応たつはずなんだが……。
それでプーチンが納得するなら、ある意味フィンランドみたいに、交渉の権利を勝ち取ったと言えるしNATOの抑止力に傷がついた、で済むんだけど、それで満足しなかったらヤバイよね。そしてプーチンは満足する気がしないという。
ここまで抵抗しておいて当初の要望だけで済むのかね。賠償位求めてきそうだが。
NATO非加盟だけでロシアが納得するわけがないからドネツク・ルガンスク両共和国の拡大独立・クリミアのロシア領承認が妥協点かね。
責任とってゼレンスキー退任ならロシア側のネオナチ打倒って建前もたつし。
ゼレンスキーとしてはかなりの譲歩ですが、仕方のないところでしょうね。市街戦に雪崩れ込むと市民にも大きな犠牲が出るわけですし。
ロシアとしても開戦前に言っていた目標を達成できるので、面目を保って矛を収めることができます。
合理的に考えてロシアの勝ち筋はこれしかないでしょう。プーチンは合理的ではない判断を続けているのでどうなるか分からないですが。
非武装は論外だが
おそらくウクライナは武装中立なら飲める余地はある
あとは、選挙とかの内政にかかわるなは要求すべき
いまのプーチンの要求が親露地域の独立と傀儡政権の樹立なんで選挙の独立性とか一番飲まないでしょうね。飲んだら今回の侵攻は実質ロシアの敗北になる。
反露感情しかない現状でフェアな選挙なんかやらせたら反露派政権出来かねないからなあ。
そうしたらまた攻め込むしかなくなっちゃう。
他国の政権が意に沿わないからって攻め込むのがおかしいんだろうけどね。
どっちにしてもロシアは経済的に詰んでるよ。
ソビエト時代の貧しい暮らしに国民がどこまで耐えれるか。
報じたAFPの見出しがおかしいとの指摘有り
リンク
NATO加盟申請の権利はいぜんあるが、それはそれとしてロシアも含めてウクライナの安全保障を確保する枠組みを模索するって感じか。
やっぱり断念は断念なんじゃないの実質は。
ゼレンスキーは戦争前から同じこと言ってるから意見変わってないんだよ
波乱万丈な経歴だな
頑張って欲しいし、うちの国も携帯ミサイルくらいは渡すようになって欲しいとは思う
ただ、NATOの点は順番が逆だと思う。保険には何かある前に入らなければならない
そこで密約ですよ。フィンランドだってソ連が攻めてきたらNATOに入るという密約があったわけだから。
逆にそれがありえるから、プーチンは妥協しないんじゃないかなと思うが。
次はジョージアで決定だな
地理的にジョージアはNATO何かにすり寄っても助けてくれないんだからアゼルバイジャンみたいにロシアの顔を立てつつ裏で裏切る立ち回りすればええんや
— 私が1つ心配しているのは「プーチン大統領にどんな報告が行っているのだろうか」ということです。
— 大きな損害を出している戦争では、指導者に正確な情報が届かない(途中の階層を通るごとに戦果は大きく損害はマイルドに言い直される)ことは珍しくないのではないでしょうか。
— 例のFSB職員の手紙にも「上が気に入る報告書を書かないといけない」とかありましたし。
— その場合、こっちが最大限に譲歩(相手もここまで損害を出しているのだから、この辺なら妥協できるだろう)したとしても、相手にはまったく譲歩に見えず(我が軍の損害は軽微なのにここで止める意味があるのか)決裂、という可能性があるのではないかと思いました。
ゼレンスキー大統領「NATOにウクライナ受け入れる覚悟ない」…「安全の保証」条件に加盟断念も
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ゼレンスキー大統領、講和条件については、だいぶ折れて来ましたね
いくらロシア側が攻めあぐねているとは言え、講和条件にクリミア返還や東部2州からの完全撤退とか
盛り込んだらプーチンが呑むわけないですから、諸外国からの加勢と武器弾薬援助でだらだらと戦闘を
続けても国土が荒廃して戦後復興が厳しくなるだけです
クリミア返還を引っ込め、東部親露派地域の独立承認はしないまでも、NATO入り断念での停戦は妥当
なところかもしれません。
とにかくこれ以上、国内戦闘を続けたらロシア軍を追い出せても、残るのは瓦礫になった都市とインフラで
シリア化してしまうだけなので。
軍歴ないし元職は弁護士で検事総長経験者なら多国籍部隊の軍警察で管理職したほうがウクライナにとってもプラスだろうにこういう人もNLAW射手やんのか
NATO諦め発言についてはウクライナの外相がすぐに否定してたはずですよ