ロシア軍によるウクライナ侵攻から726日が経過、シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、ロボーティネ方面でロシア軍の前進が報告されており、相変わらずウクライナは苦しい状況が続いている。
参考:Мапу оновлено!
参考:Хроника специальной военной операции за 19 февраля 2024 года
参考:Южнодонецкое направление: выход российских войск на восточную окраину Победы обстановка по состоянию на 00.00 20 февраля 2024 года
シヴェルシク方面
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは11日「「ロシア軍がビロホリウカに向けて500m以上前進した」「ロシア軍がビロホリウカの南西にある浄水施設を奪った」と報告、ロシア国防省が主張する「ヴェセレ解放」も周辺地域で視覚的証拠が登場したため「ほぼ事実である」と確認されたが、今度はヴァシュキフカ方向と線路沿いでロシア軍の前進を裏付ける視覚的証拠が登場。
ウクライナ軍がⒶにあるロシア軍陣地を砲撃しているためヴァシュキフカ方向にロシア軍支配地域が広がっている格好で、シヴェルシクに繋がる線路沿い=Ⓑでもロシア軍がウクライナ軍陣地を襲撃しており、じりじりとシヴェルシクに向けて北上している。
他の戦線に比べて穏やかだったシヴェルシク方面でもロシア軍が3km以上の前進を見せており、ロシア軍はシヴェルシクまで約10kmの位置までやって来た。
バフムート方面
DEEP STATEは10日「ロシア軍が墓地を占領した」「ロシア軍は墓地の先にある森林地帯を占領した」「この成功を更に拡張するためロシア軍は新たな戦力を移動中だ」と、13日「ロシア軍が墓場や森林地帯の南を占領した」「イワニフスキーの北までグレーゾーンが広がった」と、19日「ロシア軍がイワニフスキー方向に前進した」と報告。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも19日「ロシア軍がイワニフスキー方向に攻撃を続けている」「戦闘は集落西郊外で発生している」「ボダニフカ方向でも前進することでポジションを幾らか改善できた」と報告しており、もうイワニフスキーを巡る戦いが始まっていると見ていいだろう。
因みにDEEP STATEは「ロシア軍がチャシブ・ヤールに前進してくると予想していなかったためウクライナ軍は陣地強化を怠っていた」と指摘し、空からの災難(ロシア軍が大量投入してきたFPVドローン)が兵士の頭上に降り掛かっていると述べている。
アウディーイウカ方面
アウディーイウカを巡る戦いは「ウクライナ軍の撤退」という形で決着がついたが、ロシア軍はアウディーイウカ西郊外のラストシュネキ方向に緩衝地帯を広げるつもりで、DEEP STATEとRYBARも「ロシア軍がラストシュネキ方向に前進した」と報告。
DEEP STATEは「ロシア軍が集落東郊外まで前進した」と、RYBARは「ロシア軍が集落内に侵入した」と主張しているが、ロシア軍の多くは市内の掃討(RYBARは第3強襲旅団の兵士がコークス工場の敷地内に存在すると主張)や地雷の除去に従事しているため、ラストシュネキ方向に投入されている戦力は多くないらしい。
但し、ラストシュネキはアウディーイウカに陣取るロシア軍の砲撃圏内に位置し、RYBARは「ここでの抵抗は長く持たない」と見ている。
ドネツク西郊外方面
DEEP STATEは11日「ロシア軍がポブジェダ方向に前進してウクライナ軍が陣地を失った」「ノボミハイリフカ南郊外の状況が悪化した」「ノボミハイリフカ集落内のロシア軍をノックアウト出来ていない」「ノボミハイリフカの南西=ソロドキーからヴォーダインに向かってロシア軍が前進した」と主張、13日にウクライナ軍がポブジェダ方向の森林地帯から後退したのを視覚的に確認していたが、RYBARは「ロシア軍がポブジェダ東郊外に到達した」と報告した。
RYBARは19日「第20自動車化狙撃師団は数日間の激しい戦闘の末、ポブジェダの東位置する集落の一部(倉庫)を占領して集落東郊外に到達することができた」「ウクライナ軍も倉庫付近のロシア軍を押し返すためコスティアンティ二フカ方向から戦車を投入して反撃を試みている」「この地域で少なくとも1輌のレオパルトが破壊された」と主張。
これが事実なら「クラホヴェへの前進を阻止してきたヘオリフカ~ポブジェダラインの一角が危機に直面している」という意味で、ここを取られるとノボミハイリフカ方向の状況も不安定になるしかない。
ロボーティネ方面
ロシア軍はアウディーイウカ陥落直後にロボーティネ方面で攻勢を開始、DEEP STATEは「ベルベーヴ南西の防衛ラインが突破された」と、RYBARは「ロシア軍がロボーティネ郊外に到達した」と報告したが、正直なところロボーティネの正確な状況は良く分かっていない。
ウクライナ軍やDEEP STATEは「ロボーティネに迫ってきたロシア軍を撃退した」と、ロシア人らは「戦闘はロボーティネ集落内で行われている」と主張、RYBARはロボーティネ郊外の戦闘にしか言及しておらず、誰が正しいことを言っているのか判断する材料もない。
一つだけ確かなのは「ロボーティネ方面でロシア軍の攻勢が行われている」という点で、外野の我々は視覚的証拠が出てくるまで辛抱強く待つしか無い。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ロシアは止まらんのか。
どこまで行く気なんだろ?
弾切れに喘ぐ今が好機と見て行けるとこまで行くんだろうな。
いくら防衛線を敷いても満足な反撃ができなければ止められない。
やっぱり砲弾きれたんですかね。囚人部隊で球の消耗狙って、あとは正規の軍で進行していく。ウクライナの弱点をよく突いており、西側国家には真似できない命の選別ですよね。それぞれの価値観に基づくものなので善悪は判断出来ませんが、我々に出来ないことをやってしまえる点でロシアはやはり強く怖い国です。
シルスキー大将はロシア式教育を受けているので、ロシア式の縦深防御ドクトリンが本来の得意分野のはずです。
従って、ずるずる後退しながら敵の補給戦を引き伸ばし。後方の縦深防御陣地に誘い込んで地雷と対戦車ミサイルで敵を削っていくのが狙いでしょう。
泥濘期にむけて1ヶ月くらいかけて20−30キロ後退して敵の指揮所や弾薬集積地を前方に移動させ。泥濘で脚が止まったところにドローンや精密砲撃でカウンターをかける。という方針を取るのが自然ですね。
ただ、問題はそれにゼレンスキー大統領が耐えられるか、ですね。
ジリジリ領土を失っていく展開と沸き起こる批判に耐えられず、後退を禁じて死守命令を乱発したりシルスキー大将を更迭するかもしれません。そのあたりが見どころですね。
普通は攻撃側の方が損害出ますからね
相手を引き込んで損害を与えつつ防衛ラインで叩くのは常識的な作戦です
攻撃側と防御側の兵力が1対1だったら攻撃側が一方的に損害が増える。1対3だと損害だしつつも切り崩せる。
一方的な砲爆撃と圧倒的なドローン、兵力7倍のアウディーウカのような状態だとワンサイドゲームなのでは?
誰が言い出したレトリックか知りませんが、全くそんなことはありません
ヴェルダンの戦いでも損害は協商側の方が大きいです
敵を引き込んで、というのはわかりますが、この場合ウクライナにはそれを実現する兵力と火力が足りているか気になります。
現状、ウクライナ側に利点があるとすれば、迎え撃つ場所(それも選べないかも?)を選べるくらいで、その他には何も有効なカードが見えないのですが、逆転を狙えるような要素があるとお考えでしょうか。
ロシアの兵站能力がよく分からないけどアウディーイウカ方面は長年の懸念事項も何とかなったし榴弾砲の射程ぐらいは緩衝地帯広げて陣地構築に勤しんで落ち着くべきだとは思う。
昔と違い少しでも効率良く輸送しようとしたら攻撃される環境が出来てしまった以上は欲張ってウクライナ内陸に侵攻すれば防御が強力になって距離が伸びた分航空機支援もハードルが高くなり兵站線も伸びると言う悪循環しかない。
しかし、時間をかければウクライナ側は陣地構築を進めて砲弾備蓄も動員兵もふやすことでしょう。
すなわち,去年とは攻守を入れ替えてロシアはウクライナと同じ立場なんですね。
素早く攻撃するべきか,準備が整うのを待つか。
ここでの判断がこの先の戦局を決めることになりますね。
ただ、選択権はほぼ全てロシアにあり,ウクライナ側はロシアが間違ってくれることに賭けるしかない、というところが辛いところです。
>すなわち,去年とは攻守を入れ替えてロシアはウクライナと同じ立場なんですね。
立場はまさしくその通りなので、結果に違いが出そうな要素と言えば
①動員能力
②兵站能力
③兵器製造能力(ウクライナはNATOからの援助次第)
④航空支援
⑤防衛ラインの有無
といったあたりでしょうか。ウクライナは南部に2か所とバフムートに攻め口を設けましたが、①~③が追い付かず、④が皆無に等しかったため、ロシアの⑤を突破できず失敗しました。
ロシアは既に①~②ではウクライナを上回り、アメリカの支援が停止中では③は時間をかけても進展せず、対空兵器とドローンの備蓄次第でロシアの④をどの程度まで無力化できるか。
個人的に一番の差は⑤だと思っているのですが、スロヴィキンラインとゼレンスキーライン(仮称)が、明暗を分けるのではと。
スロヴィキンラインは攻勢の始まる数カ月以上前から人員と物資を投入して作られたものでありますし、それに比べると人・物・時間が圧倒的に少なかったゼレンスキーラインがスロヴィキンライン程の強固さを見せるかは怪しいですね。
まさにご指摘の通りと思うのですが、仮に防衛ラインが適切に設定されていたとして、現状では動員しないといけないほど兵力に余裕がなく、侵攻を遮る砲弾もなく、航空支援は当然まだまだ期待できない、防空ミサイルについては3月で枯渇するという話もまた出てきていますし、ドローン等の電子戦は現在ロシア側が有利という情報もありました。
開戦当初ほどの進撃速度は見込めないにしても、ウ軍は防衛線らしい防衛線が用意できずこのままズルズルいくのではないかと思っていますね。
なんかもう、既にロシア軍の育成にしかなってない状態だし、擦り減らすとか何かのジョークですし、色々とやめた方がいいと思います。ウクライナのお山の大将が更に育成方向に動いて世界をかき回す未来しか想像できませんが・・
更新お疲れ様です。
一方に肩入れせず中立的に情報を整理し伝えてくれることに敬意と感謝を申し上げます。
やはりバフムートから北上する動きが活発化しているみたいですが、シヴェルシクをロシア軍に落とされると森林地帯を始め周辺のウクライナ軍への補給の大半が遮断される上に後方も脅かされ、さらに幹線道路沿いに再びヤムピリやリマンを狙えるようになりますからね
あとオレホボに対してロシア空軍が激しい空爆を浴びせているという話も出てきていますし、やはり策源地となっているオレホボを叩いて補給などを混乱させている間に突出部を潰したい感じでしょうな
それに、線路がバフムトまでつながってしまうという大問題もありますもんね。
ウクライナにとって現在構築中のゼレンスキーラインまで下がって防衛が既定路線になってると思われますので、後退は問題ないと思ってます。
そこで今年は防衛に徹して追加動員と西側にさらなる支援を要請。
来年に反抗開始っていう流れですかね。
さすがに次に反抗は覚悟を決めて相手を見くびらず真っ当な計画を見せてくれると信じています。
もう一度取られたら反抗は無理だと思う
去年みたいに防衛ライン突破するのに何万って兵を失うことになる
現状で流れてくる情報から判断できる限りだと、ウクライナの路線というか流れについては同意です。(個人的には今すぐ停戦に舵を切るべきと思いますが)
懸念要素としては
・現在構築中のゼレンスキーライン ⇒ 方面軍ごとに完成度がまちまちになる可能性
・今年は防衛に徹して追加動員 ⇒ 動員が進まない可能性、5月で任期の切れるゼレンスキーの立場の法的根拠
・西側にさらなる支援 ⇒ 11月のアメリカ選挙まで結論が出しにくい
あたりでしょうが、『国内経済の疲弊』『農作物輸出問題』『国外難民の帰還問題』と、戦争が長引くほどに悪化する課題もウクライナは抱えています。正直、2025年の反抗作戦が、2023年よりも良い条件で行われる可能性が限りなく低く、その間にロシアはより多くの軍備増強が可能という問題があります。
多分、「真っ当な計画」はより酷くなるのではないかと。
これまで、要塞に張り付いていた戦力が自由になるわけで、侵攻が加速するのは当然そうでしょうね。更には、兵の熟練度は上がっている事は間違いないでしょうし、ここからは、しばらく更に速くなると予想します。食い止めるには、ウクライナの新しい要塞線の出来がどうかでしょうかね。それも弾薬あってのものだとは思いますが。
ウクライナ劣勢の状況なので、しばらくは、ロシア軍の戦車か航空機か軍艦かの撃破ニュースが一般には流されることでしょう。
ただあのフォーブスですら滑空爆弾無双説を唱え対抗できるのはパトリオットのみと言っているので状況は絶望的でしょう。
アウディーイウカ市内は取り残された小集団との戦闘が散発的に発生してるようだ。
彼らがゲリラ的に戦闘をするためにロシア軍が兵力を喰われるので、郊外のウクライナ軍は追撃を免れ防御態勢を構築する時間は稼げる。
ただし取り残された彼らを回収することは絶望的なので弾薬と食料が尽きたら終了だろう。
捕虜殺害のニュースは彼らの耳に入ってるだろうから降伏を選択する者は少ないかもしれない。
ウクライナは弾ももちろん足りないんでしょうが何よりも「人」が足りないんでしょうね。
100万人の動員兵が消えた、70万人の動員兵が行方知れず、少なくとも50万人の追加動員が必要…。
ひたすら隠し続けていますがもはや壊滅状態なのは明らかです。
どれだけ戦闘で敗北しても自軍の損害を言わず敵軍の損害だけを過剰に報道すれば、「勝利」を演出できると言うのが戦時プロパガンダの恐ろしさですね。
ネットのニュースを今ざざっと見ても、たったの数機とか数台の損害をいちいちニュースにして盛り上げているのが何とも痛々しいというか、読者を馬鹿にしているというか、それでロシアはもうおしまいとか思えるのが正直怖いですよ。アウディーイウカ陥落は「象徴的」で大きな意味は無い的なのもどこかにありましたし。
それだけ人が足りないって時点で、どれだけ軍人がこの世から消えたんでしょうね。
確かウクライナから海外へ逃げた人数が600万とかで、そのうちロシア側へは121万も行ってるそうなんで、人口的に2500万ももう無さそうな…。
そういえば勇ましい戦果を公表するけど、映像内容とテキストの情報が違ったりとかもありますよね。
砲弾不足は戦況に響いているのでしょうね。
支えられる所まで下がるしかないでしょうが、損害が少ないと良いですね。
損害と言えば、先日の揚陸艦爆沈ですが、他所の記事によると、積荷は
北朝鮮から送られたKN23/24であったとか。
射程からすると、南部/中央部の都市が目標であったのでしょう。
ノーコンと悪口も書いてありました。撃たれないに越したことはないのでは。
都市の被害が減りそうで良いですね。弾頭は1tとのこと。V2同等ですね。
本日、また、ロシア機を墜としたとか。
こう連日だと東部戦域に長距離SAMが継続配備されたのかな。
良い方にに考えれば、フランケンSAMが活動を始めたのかな。
S-300でパトリオットを撃つ形で。弾切れのS-300はたくさんあるだろうし。
パトリオットのランチャーが、キーウを長期間留守にするとは考えにくいし。
>損害が少ないと良いですね。
>都市の被害が減りそうで良いですね。
>良い方にに考えれば、フランケンSAMが活動を始めたのかな。
そろそろ、現ウクライナ政権は民の損害など考えていない性質だという現実を見たほうがよいかと。
本当に国民のことを考える政権は、勝ち目のなくなった戦争をずるずると続ける方針は取りません。(その点では、フィンランドの冬戦争などが一番参考になります)
>本日、また、ロシア機を墜としたとか。
戦線が膠着してると、戦線の後ろから攻撃するから撃墜されないけど、
ロシア軍地上部隊の進撃速度が速いと、戦線より前に出て攻撃するから、それで撃墜されるみたいですね。
射程から考えて、元々、ぎりぎりセーフな撃墜でしょう。
ロシア軍の行動をよく見(予測し)て準備をしたことは、
容易に想像できるものと思います。
または、地上軍とよく連携して、ロシア機を罠にかけたか。
おそらくは、撃墜後の退避行動もセットで作戦を立てたものと。
HIMARSの運用もそうですが、良く計画されているように思えます。
ロシア側は、モグラ叩きが大変でしょう。きっと。
ウクライナが暫く押され続ける期間は長引くだろうな
ズタボロに終わった過去の反攻作戦の時と比べるとウクライナにとってあまりにも暗い要素が多過ぎる…何よりも人員が足りないっぽいのが致命的
趨勢は決まったと思うから後はロシア軍がどれだけ犠牲を抑えつつ目的を達成する段階かな?まぁ、ここから事態が大きく動く可能性もあるけど…
もう、ロシア軍がキエフを占領するかゼレンスキーが退陣するまで戦争は終わらないでしょうね。一体何万何十万の軍人・民間人が犠牲になるのやら。やっぱり戦争ってロクなもんじゃない。
今のペースじゃあキーウまで最低でも数十年はかかるんじゃない?
今のペースじゃあキーウまで数十年はかかるんじゃないの?冗談抜きで
その手のコメントには既に何人かの方が答えていますけど、前線からキーウまでずっと陣地が続いているとかでないと「今のペース」という前提条件が成り立たないです。
あっそ じゃあ数年で落ちるといいね
そもそもロシアは開幕3日でキーウ落とす予定だったらしいけど
痛々しい捨て台詞吐いて逃げるくらいなら、はじめからコメントしないでほしい
ウクライナも数年耐えれるといいね
去年ウクライナは反転攻勢でアゾフ海に到達する予定だったらしいけどね
1943年7月のクルスクの戦いの後、ソ連軍は8月にハリコフを奪還し、11月にキエフを奪還しました。キエフまで何十年も掛かることはありません。
なんで荒れているんですかね・・・
滑空爆弾を落としまくっているみたいですね。
大きいもので3000ポンドと強力。元々在庫は大量にあるみたいです。
射程は50km程度なので攻撃機の損失も増えているようですが、この戦果は大きいですね
正直,この戦争での真のゲームチェンジャーは滑空爆弾なんじゃないかと思いますね。
無誘導砲撃では数百万発撃ち尽くしてもウクライナ軍を撃破出来なかったのが、KABを1日何十発と撃ち込むようになってアウディーウカすら落とせるようになりました。
動画で見てみたら、一つの街区に3発連続で叩き込んでたりするんですね。歩兵にとっては悪夢の兵器です。
新兵があれでことごとく精神をやられてしまうそうですが,さもありなんという威力ですね。
500kg爆弾はどんな堅牢な建物も一発で粉砕するそうです。
1500kg爆弾だと地下シェルターでさえ壊滅でしょう。
この様な爆弾が日に何十発と降り注いでくるんですから、士気が崩壊し防御陣地から逃げ出すのも当然ですね。
戦場は空を制したものが勝つと改めて思います。
滑空爆弾キット、仰る通り、安価に量産できるのは厄介ですね。
大量の無誘導爆弾(在庫)が、大量の誘導兵器に変わるというのは、実用的なイノベーションだと感じます。
フォーブスの記事ではUMPKは射程40キロ(JDAMと同じ)になっているがココの記事では50〜70キロ、他の記事では70〜100キロになっていてフォーブスが意図的に低く見積りロシア製の兵器を侮った可能性が高い。
フォーブスは元々親ウクライナですよ、あからさまなプロパカンダでもウクライナの主張なら積極的に取り入れてるところです。
ロシア軍が、武器・弾薬・兵士の消耗が激しければ、攻勢終了~集積~次の攻勢まで、時間を稼げるとは思うのですが…
ロシア軍が、各地で攻勢を継続・南部で攻勢開始しているのを見ると、弾薬の集積を進めてきたと考えるべきなのかもしれませんね。
全域でロシア軍が攻勢に出てるとして、噂のゼレンスキーラインは一体どこにあるんでしょうか?
スロヴィキンラインはザポリージャ方面からクリミア半島への打通を防ぐという戦略的意図の元に構築されていましたが、現状でウクライナ軍側がそういった戦略的意図をもって防衛線を構築しようとすると全域をカバーせざるを得ないのでは?
逆に、特定地域を重点的に防衛しようとしても回り込まれてしまうのでは?
話だけは出ているのに具体的な位置と形が見えてこないので何がどうなっているやらという感じです
豊富な航空戦力を有するロシア軍としては
戦略爆撃で防空網を散らしながら
前線は滑空爆弾で火点を潰していけば良いので
固定化された陣地はむしろウェルカムでしょう
500kgや1tの爆弾を目前に降らされると
守ってる兵士は精神に異常を来たすレベルらしいです
これ、私も気になっていました。
正直、ウクライナにはスロヴィキンラインを模倣することはコスト面で難しいでしょうし、だとしたらポイントを絞って防御することになるとは思うのですが、どうも地図を見ている限りにおいてはそんな場所は見当たらないですよね。。。
都市にしても、簡単に迂回を許してしまいそうだし。
そう考えれば考えるほど、改めてスロヴィキンラインが戦略的にも戦術的にも優れていたのだと感慨深くなりますね。
(スロヴィキンラインさん今も元気でしょうか)
現代戦の教科書がごそっと書き換わりそうな戦いです。