ウクライナ戦況

バフムートの戦い、ウクライナ軍がアンドリーフカから線路の東側に前進

クリシェイフカ解放後のバフムート方面では暫く大きな動きがなかったが、ウクライナ軍がアンドリーフカからT0513方向に前進したことが視覚的に確認され「バフムートとホルリウカを結ぶ線路沿いの防衛ライン」は破れた格好だ。

これが一時的なものなのか線路の東側に定着できているのかは不明

クリシェイフカ解放後のバフムート方面では暫く大きな動きがなく、10月中旬に「ウクライナ軍がクリシェイフカから北に向かって前進」し「ウクライナ軍がクロモヴェに再び陣地を構えた」と視覚的に確認されただけだったが、20日~23日に登場した視覚的証拠には決定的な動きが含まれている。

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

  • =ウクライナ軍が自爆型ドローンでロシア軍車輌を攻撃
  • =ウクライナ軍が自爆型ドローンでロシア軍車輌を攻撃
  • =ウクライナ軍が自爆型ドローンでロシア軍の装甲車輌を攻撃

  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍のD-30を破壊
  • =ウクライナ軍が自爆型ドローンでロシア軍車輌を攻撃
  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍陣地を攻撃
  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍陣地を攻撃

  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍陣地を攻撃
  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍陣地を攻撃
  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍陣地を攻撃
  • =ウクライナ軍が砲撃でロシア軍陣地を攻撃

  • =ロシア軍がアンドリーフカを越えてきたウクライナ兵士を砲撃する様子

ウクライナ軍がアンドリーフカからT0513方向に前進したことが視覚的に確認され、バフムートとホルリウカ(ゴルロフカ)を結ぶ線路沿いの防衛ラインは破れた格好だ。

これが一時的なものなのか線路の東側に定着できているのかは不明だが、バフムート奪還を目指すウクライナ軍にとっては重要な意味をもつだろう。

追記:ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「クラスノホリフカ南西の高台は数日前に失われた可能性がある」と言及していたが、ロシア軍が高台を支配していることが視覚的に確認された。

関連記事:シルスキー大将、ロシア軍が再編を完了してクピャンスクで攻勢を開始
関連記事:侵攻587日目、戦場に目立った動きはなくウクライナ支援は変化の兆し
関連記事:ロシアは2025年まで戦いが続くと予想、ウクライナは戦いの長期化に動員強化を示唆

 

※アイキャッチ画像の出典:3-тя окрема штурмова бригада

クピャンスクの戦い、ロシアは消耗前提のストーム部隊を送り込み続けている前のページ

アウディーイウカの戦い、ロシア軍がクラスノホリフカ南西の高台を占領次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ウクライナで防空アプリが登場、ロシア軍の攻撃を防ぐ戦いに市民も参加

    ウクライナではロシア軍の巡航ミサイルや無人航空機の位置を軍に通報できる…

  2. ウクライナ戦況

    前線で生じる戦力差、予備戦力がウクライナ軍とロシア軍の明暗を分ける

    シルスキー大将はクピャンスク方面について「前線のあらゆる地域で激しい戦…

  3. ウクライナ戦況

    イジュームはブチャの悲劇を上回る、ロシア軍は捕虜や民間人を縛ったまま処刑か

    イジュームで見つかった墓地では両手を後ろに縛られた状態で射殺されたウク…

  4. ウクライナ戦況

    アウディーイウカ方面の戦い、ウクライナ軍がラストシュネ撤退を認める

    ウクライナ人が運営するDEEP STATEは26日「どれだけタブリア作…

  5. ウクライナ戦況

    バフムート市内の戦い、ウクライナ軍が保持するアパート密集地の最深部に到達

    ウクライナのマリャル国防次官は「バフムート市内の状況が厳しい」と15日…

  6. ウクライナ戦況

    ゼレンスキー大統領、西側製防空システム「NASAMS」を受け取った

    米CBCが25日に放送した番組の中でゼレンスキー大統領は「NASAMS…

コメント

    • ななし
    • 2023年 10月 24日

    南部からバフムート後方に回り込むような動きが出来ているのは面白い感じ
    しばらくロシアはアウディーイウカに全力だろうし、ここで幹線道路まで進んでバフムート後方を脅かせる位置取りまで進めれば…と考えてしまう

    11
    •  
    • 2023年 10月 24日

    そこから東進してもロシアの補給線ははるか北東で逆にウクライナの補給線からはどんどん遠ざかるのに本当にそこから行くのか

    13
      • カディロフ上級大将
      • 2023年 10月 24日

      あちこちから突っ込んでみて、行けそうな感じがしたから行ってるのかな。
      うまく行けば後方を遮断できるけど、失敗したらそのまま周辺のロシア軍にすり潰されそう。

      5
        •  
        • 2023年 10月 24日

        そりゃあ突出しても不利を背負うだけの正面だからロシアの守りも薄いだろうけど…
        本当にどうするつもりなんだか

        2
    • fusa
    • 2023年 10月 24日

    私の生え際も前進中です

    14
      • TA
      • 2023年 10月 24日

      それ転進って言われてね

      17
      • あばばばば
      • 2023年 10月 24日

      ウクライナ的に言えば、補給と防衛がうまくいかないのであれば後退するしかないし、後方の欧米の関心が遠のく現在、いつ補給の供給が止まるかもわからない前進は持続不可能では

      5
      • のー
      • 2023年 10月 25日

      これが一時的なものなのか定着できているのかは不明

      2
    • 動員
    • 2023年 10月 25日

    アウディーウカでの露軍の損害色々言われてるけど、今回の攻勢での損害だけを数えたサイトとかツイートってありますか?
    いつの損害か分からないのに衛星画像で数えただけのOSINT(笑)とか、宇軍の公式発表の引用とかばかりで見つけられません。

    1
      • zeema4
      • 2023年 10月 25日

      衛星画像で見たらいつの損害かは確実に分かりますよ。
      いつからそこで戦闘が始まって、いつそこに残骸が増えたかは衛星でばっちり見えますし。

      Ukraine Control Mapでも見たらOSINTの方が特定した場所が全部視覚情報付きでマップに記してくれているので、ロシア軍の損害がどれだけ大きいかが分かると思います。

      7
        • hj
        • 2023年 11月 20日

        攻勢に出ているロシア軍の損害が多いのは当たり前だが
        だからと言ってウクライナが無傷で防衛している訳ではない。

    • ポンポコ
    • 2023年 10月 25日

    ウクライナ軍のこのアンドリュウカの攻勢は、バフムト奪還に役に立つのかな?

    コンスタンチノフカ防衛ならまだ納得できるかも、でもロシア軍はそこへ攻勢に出ていない。

    バフムト攻略なら、バフムト北側の03号線や、もっと戦略的にはソルダーの街とかが重要だと思う。

    バフムト市街の一部でウクライナ軍が抵抗していた時も、補給はヤシフ・チャールやイワニスクから来ていたので、もしバフムトを攻めるならその中央からが一番効率がいいはず。

    北か中央だ。しかし、そこはロシア軍側も固めている。

    だから、このアンドリュウカの戦いは、攻めやすかったからとか、戦果の宣伝目的かもしれない?

    つまり、へルソン渡河の攻撃と同じではないか。もちろん、戦果が拡大すれば儲けものであるが。

    1
    • kitty
    • 2023年 10月 25日

    このエントリに限った話ではありませんが、こんなにドローンのセンサーで狩られる時代、主力戦車がお互いの主砲で打ち合えるような交戦距離での機甲戦って復活できるんでしょうか。
    島嶼への艦砲射撃しか仕事が無くなった、太平洋戦争の戦艦と同じ憂き目に。
    まあまだ戦車は市街戦なんかで役には立ちますが。

    2
      • a
      • 2023年 10月 25日

      市街戦も歩兵に隠れる場所がごまんとあるから歩兵に安価な対戦車兵器で狩られる存在にも思える。
      そういう装備を潤沢に配布できないテロ組織には有効なんだろうけど。

      1
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 中東アフリカ関連

    アラブ首長国連邦のEDGE、IDEX2023で無人戦闘機「Jeniah」を披露
  2. 軍事的雑学

    4/28更新|西側諸国がウクライナに提供を約束した重装備のリスト
  3. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  4. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
  5. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
PAGE TOP