ウクライナ国防省は「本物のナチズムからウクライナ人を守る」という理由でウクライナ側に移った元ロシア軍部隊による義勇軍「Вільна Росія(自由なロシア)」が訓練を始めたと明かした。
参考:Russian soldiers surrendering to Ukrainian army told to shout codeword ‘million’
参考:Добровольці легіону “Вільна Росія” будуть воювати за Україну: зараз триває їхня підготовка (фото)
参考:«Тепер захищаємо народ від фашистів»: російський офіцер зі своєю ротою перейшов на бік України
独裁者プーチンの尖兵であるカディロフツィと戦うことを望む元ロシア軍部隊による義勇軍
この義勇軍は「本物のナチズムからウクライナ人を守る」という理由でウクライナ側に移った元ロシア軍部隊(中隊規模:100人以上)がベースで、義勇軍を指揮する元ロシア軍将校はウクライナでプーチンのため戦っているロシア人に「まだ破滅と屈辱から祖国を救うチャンスがあるので我々に加わってくれ」と呼びかけているのが興味深い。
元ロシア軍将校は動画の中で「私と私の部隊は独裁者プーチンの命令でウクライナを来たが、ここに来た理由が善意でないこと、私たちを解放者として花束で出迎えるウクライナ人が1人もいないことに気づいた。ここに来たロシア人なら独裁者の命令に従って私たちが酷い過ちを犯したことを知っているはずだ。だから私と私の部隊は2月27日にウクライナ保安庁の助けを借りてウクライナ側に移った。まだウクライナでの戦いを止めるチャンスは残されており、真のロシア人の戦士ならそれができるはずだ」と呼びかけている。
すでに義勇軍の元ロシア軍兵士はウクライナ軍から対戦車ミサイル「NLAW」の使用方法を学び始めており、ウクライナ国防省は「独裁者プーチンの尖兵であるカディロフツィ(チェチェン共和国のカディロフ氏の私兵)と戦うことを義勇軍は望んでいる」と明かしている。
因みにウクライナ国防省は「すでにロシア軍はウクライナで戦う兵士に支払う金が尽きている」とも指摘しており中々興味深い。
ウクライナでの軍事作戦に参加する将校や兵士は全て契約軍人なので「海外作戦への参加に対する手当支給」が必要になり、2月分の手当は支払われたものの3月分の手当、負傷に対する補償、約束した社会保障などが全く支払われておらず、多くの契約軍人が「契約違反」を理由に部隊を離れ帰国しているとウクライナ国防省は説明している。
つまりロシアは「予定された作戦の第一段階が終了したので今後はドンバス解放に集中できる」と余裕ぶっているが、戦いが長期化して膨大な死傷者が発生したことはロシア軍にとって全くの想定外であり、契約軍人に支払う手当や補償の資金が尽きても政府から追加資金が割り当てられておらず、これについてウクライナ国防省は「経済制裁や資金凍結の影響だ」と指摘している。
まぁウクライナ側も情報戦を仕掛けているので全てが真実だとは思わないが、これが全て真実ならロシア軍の崩壊も近い?
※アイキャッチ画像の出典:Головне управління розвідки МО України
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プーチンがナチス呼ばわりするゼレンスキーはユダヤ人で、そのプーチンが送り込んだ兵隊が真のナチスを倒すってもう訳わかんねぇな
流石に手放しには信じられん。
正義がない、物資もない、金も支払われない、カディロフの評判が悪い、とはいえ元ロシア軍兵士(捕虜?)が義勇軍に加わるというのは、一部の例外かウクライナを内側から突き崩すトロイの木馬の疑いを捨てきれないのでは。
本当だとしても、義勇兵として受け入れたウクライナも必死なんだなと。
あとカディロフと戦うとしたらマウリポリの話なんですかね。
ロシア軍人もやってられないでしょ
演習だと聞いてたら戦場に連れてこられて給料は安いは死んでも補償は少ないわレーションは賞味期限切れで車両は故障して航空支援は少なく唯一の仲間であるベラルーシ軍はやる気もなく戦友は一割近く戦死して気が付けば頭上にはジャベリンが降ってくる
トロイの木馬はウクライナも十分警戒はしているだろうけど、不安は払しょくできないよねえ。
それに仮にも同胞に銃を向けることになるから、いざ前線に出たら心情的にどうなるかわからん。
>仮にも同胞に銃を向けることになるから、いざ前線に出たら心情的にどうなるかわからん。
カディロフツィ相手なら躊躇容赦ないと思うよ
北斗の拳のモヒカン軍団みたいなもんだし、まともなロシア軍人からしたら「アイツらが仲間とかやってらんわ」って感じかもよ
ただ皮肉なことにナチスドイツでも武装親衛隊外国人義勇兵師団があって、捕虜でも率先したそれに参加した連中もいたけどな。
元からトロイになる人間もいれば機会主義で勝ち負けで入れ替えあるとか、最初からウクライナに命を懸けてその気がない人と混在しているだろうし、さすがにそれぐらいはお互いに重々承知の話。
結局はすべてが終わってみないとどうだったのかは分からなわな。
それをいうなら国家親衛隊=事実上プーチンの私兵を創設、5年ほど前に国軍の上位に置いた時点で、プーチンの方がSSを模倣した筋金入りのナチス的組織だから。
暗殺されるのを恐れたんだろう。
軍を信用してないから。
身に覚えがあることしかやってないんだな。
国家親衛隊=事実上プーチンの私兵を創設、国軍の上に置いた時点で、やってることはナチのSS創設と同じ。プーチンロシアの方が、よほどナチス化してるよ。
デモ隊をぶん殴ってる部隊の背中に「OMON」と書かれていて、内務省の特殊部隊が何故?と思って調べたら、国家親衛隊に移管されいたんですね…。
たしかにプロパガンダ盛ってる感はあるけど
本当にも思えるのが今のロシアのやばいところなんだよな、常識を覆すことが起こりすぎてて…
すげーw創作みたいな展開ですな
しかしこの部隊が生き残ったら本国には帰れないだろうしウクライナの外国人部隊にでもするのだろうか
っていうか戦後そう処理してくれないとロシアのクーデターを狙う武力組織になりかねない気も
事によっては英雄としての凱旋もあるかも。
大義って大事。
勇ましくて良いのだけど、ロシアに残してきた家族は大丈夫なんだろうか。粛正されないか心配です。。
悲しい話だが、親と子の世代間でまったく会話が成立しないレベルで親世代がプーチンに心酔仕切ってるという話もあるし「こんな親知らんわ!」って半ば自暴自棄的にウクライナの義勇兵になったロシア人も居そうだよなぁ…
ウクライナの発表は過大な部分というより米英の情報収集で公表で立場的にグレーな内容はウクライナ側に発表させてる節があるのでこれは元ロシア軍部隊がそのまま入ってそうではあります。
え?空きビルと戦ってたの?
ロシアの契約軍人の給与は流石にルーブル払いでしょうし、制裁の影響(外貨不足)で支払いが滞ることはないのでは。
>>「独裁者プーチンの尖兵であるカディロフツィ(チェチェン共和国のカディロフ氏の私兵)と戦うことを義勇軍は望んでいる」と明かしている。
なるほど。WW2での米軍の日系人部隊も欧州で戦っていて日本とは戦ってないし。同じロシア兵と戦うのは抵抗あるでしょうね。でもチェチェン人相手ならオーケーと。
空きビルと戦っていた人達やね。
今思ったことはロシアが悪いと言うのは良くないということ。これからはプーチンが悪いと言おう。ロシアにはこの人たちのようないい人も多い。これからは気をつけよう。
彼らに幸運を
ウクライナに栄光あれ
欧米メディアではそのとおりPutins Russiaって表記目立ってきましたね
当然、プロパガンダの可能性を考慮しなければならないのは事実だが、ロシア人にはウクライナに親戚を持つ人々も多いと聞く。
もし、独裁者からロシアの自由を勝ち取りたいと思う人々がいるのであれば、ウクライナとともに戦いたいと考える人々が出てきても不思議ではないだろう。
ロシア人義勇兵を戦場に投入しなかったとしても、彼らがロシアに帰った後、自由を求める活動が活発になるかもしれないしね
このロシア人部隊とやらが実在するかどうかは知らんが
真に受けたロシア兵が投降するなり戦闘停止するなりしたらいいなあ
どうせロシア政府のほうが先にロシア兵を裏切って
演習だって言ってウクライナ侵攻だったり
徴集兵なのに違法な対外戦争に送り込んだりしてるわけだし
命令違反で銃殺するとか言いすやつが居たらどこぞの部隊みたいに戦車で轢き殺してやったらええねん
プーチンがロシア兵士に支払う金はドルでなくルーブルなんだからどうにか捻出できないはずないのに(インフレの懸念無視することになるが)、それができないのはプーチンと周辺のコミュニケーションが崩壊してる証なのかもしれないね。兵士に食料と報酬を保証するのは独裁国家の最低でも必要なわけで、やはりプーチンは終わってますね。
物語は始まったばかり、
戦後になると改めて義勇兵、捕虜、寝返りさん等の取り扱い問題が山積するだろう
ヴラーゾフ軍団みたくロシアに戻されて処刑されないといいが
>多くの契約軍人が「契約違反」を理由に部隊を離れ帰国しているとウクライナ国防省は説明している。
ここにびっくり
契約違反だから簡単に持ち場捨てれるのねっていう
軍隊での敵前逃亡や脱走は重罪だけど、契約違反なら軍人としての地位が無効なので罪にならないということなんですかね。
>契約違反だから簡単に持ち場捨てれるのねっていう
でもって一人残されたあげく戦車に乗って投降ってやつね。
確かにこのサプライズ発表を鵜呑みにはできないですね。
この発表に信憑性があるとするならば、ロシア軍人義勇兵たちは祖国と軍を裏切ったことに。
契約とはいえロシア正規軍人であり、脱走(投降)して敵に寝返った彼らに帰る祖国は無いでしょう。
あるいは、このような事態が起こるほど、ロシア軍の作戦行動は統制が取れておらず、
現場の将兵から観て惨めなほどなのかと(指揮官を戦車で轢き殺した事件もありましたが)。
戦況に影響を与えそうな話なので、なんらかのかたちで続報を期待したいところです。
P.S.昨日、300余名の南オセチア兵(ロシア軍)が、勝手に国へ帰ってしまったというニュース。
リンク
本件が気になっていましたので、検索しながら情報収集していたところ、
①ロシア投降兵たちの身バレ顔バレ記者会見(3月9日)
リンク
②プーチン大統領への反逆宣言(3月29日)
リンク
の2本の動画(いずれも露語)をみつけました。
①では、投降兵のひとりが、大隊長からプーチン大統領の命令によりウクライナへ赴き、
キエフを奪取せよと指示されたと言っていました。
②は、”ロシア自由軍”を名乗る投降兵と思しき男が、今のロシアはソ連のようだ。
我々があなた(プーチン大統領)に本当の非共産化を教えてやると独白していました。
②の人物の服装・いでたちは、引用写真(↑)の中の人々のそれと同じもののようです。
彼ら”ロシア自由軍”が、いずれSNSやニュースに姿を現すのかもしれませんね。
ここに続報を置きます。
元ロシア軍メディックというロシア軍人義勇兵の告白を見つけました(発信者は別人)。
祖国とこの戦争を憎んでいると。”ロシア自由軍”を名乗ってはいませんが、同じ境遇
なのでしょう。
リンク
“ロシア自由軍”が動き出した模様です。
ウクライナ政府がロシア義勇軍大隊の創設を認可したと。
赤線を抜かれたロシア国旗と新しい大隊紋章が見えます。
リンク
”ロシア自由軍”については、続報は今回までにします。
彼らは近々前線に出て来ることでしょうから。
捕虜を戦わせるのは国際法上マズイはず。
志願でもあれこれ考えると良くないんじゃ?